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【ばふり】蓮實重彦 X+4【P ◆.uKag/vUmY】

1 :吾輩は名無しである:2020/06/30(火) 12:22:09.46 ID:c9PcqUZv.net
非正規新聞配達でブルマが好きで
睡眠障害で元薬中親不孝のちんぱんP
長男の癖に薬中とか親が可哀想
愛知に住んでいる
今は彼女はいなく
学生時代はぼっちで過ごして
サークルの飲み会の時誰にも馴染めず
隅っこで飲んでいた

Pのツイッター、https://twitter.com/bungeishi
【まあ文学板用に作ったアカウントでメインアカウントじゃないから鬼の首とったようにはしゃぐ必要はないんだろうけど】
しかもやたらからんできて
選挙板議員板に誘導してこようとする
アフィまとめ厨、宣伝目的のカスP

挑発する→議員選挙板のURL貼る→議員選挙板に来させる→集客して盛り上げる
アクセスの為に人を挑発するカスジジイ

おまけ
きっこ 

山本太郎さんの支持者が宇都宮健児さんのことを「高齢なので転んで大ケガしそう」などと揶揄したツイートを見て悲しくなった。
敵は「自分ファースト」の小池百合子だということを忘れないでほしい。

https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1273583899923234816?s=21
(deleted an unsolicited ad)

2 :吾輩は名無しである:2020/06/30(火) 18:00:47 ID:t2+zjTw+.net
いちおつ

3 :P ◆.uKag/vUmY :2020/07/01(水) 00:26:54 ID:yuyxaw9d.net
>>1
クソスレ立てんなバカ!

4 :吾輩は名無しである:2020/12/05(土) 09:11:45.22 ID:tbgP946u.net
純文学5誌総合スレ嵐のP ◆.uKag/vUmY情報スレ2
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1607127039/

5 :吾輩は名無しである:2021/03/25(木) 08:25:27.31 ID:wZMDPgy3.net
独居老人なのか?

6 :吾輩は名無しである:2021/03/25(木) 23:23:09.27 ID:qnLJJXmP.net
蓮實)これは当り前のことなんだけど、僕には、伝記的な事実に基づいた十九世紀のフランス文学史が書けますよ。資料を徹底的に調べたアメリカ映画史を書けますよ。しかし、それはあえて括弧に括って作品のレクチュールをやっているのは、何もテクスト論とやらを信仰しているからではなく、
映画史や文学史を書くという厄介を回避しているからでも、意味と出会うのを排しているからでもなく、そうしたいっさいをあえて括弧に括ることで始まる読みの方が絶対に困難かつ魅力的なものに思えるからです。

たとえば、四方田犬彦が、あるところで、『カサブランカ』という映画を、プロパガンダ映画だといっている。一見正しい見解に見えるけど、この種の言説が意味を持つのは、あれを本気で恋愛メロドラマだと思っている連中に対してだけであり、実は映画史的には嘘なんですよ。

あそこには、欧州の自由の戦士たちを救えといったメッセージがこめられてはいるけれど、それは当時のアメリカ政治の見解でも何でもない。むしろ、そうしたメッセージは、政府にとってみれば、出すぎた迷惑な話だったんです。
『カサブランカ』を製作したワーナー・ブラザースという会社は、亡命者と共産党員の巣であって、昔から政府に目をつけられていたわけで、欧州での大戦勃発直後にアメリカの参戦をうながすような映画を撮って、愛国者たちの反撥さえかっていたのです。
対独プロパガンダ映画といま思われている映画の半数は、実は、政府の参戦をうながすための映画人たちの意志表明にすぎなかった。『カサブランカ』も、そうした流れの中に位置している作品だから、政府の意向を反映したプロパガンダ映画ではない。
プロパガンダというなら、ハリウッドに隠れていた左翼系知識人による政府および国民へのプロパガンダがこめられているわけです。(……)

だから、『カサブランカ』は対独プロパガンダ映画というより、反米プロパガンダ映画なんです。そして、アメリカ映画史をちょっとでも本気で勉強していれば、四方田のような視点は出てこないんですよ。それでも、映画批評家になれるんです。
若手の批評家でも最初の部分に属する四方田犬彦でさえ、ハリウッド映画を基本的な知識を身につけていない。だから、括弧に括る部分が弱いんです。

7 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 01:05:56.88 ID:H5nIUXYw.net
蓮實重彦って言えば映画批評家としてのほうが文学系統より有名なのに、何故か蓮實スレで映画の話する人少ないよね
映画はあまり見ないのかな?
自分は映画関係から蓮實を知ったんだけど

8 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 01:05:57.35 ID:ykwx0URw.net
上は、おそらく「闘争のエチカ」からの引用だろう。

9 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 01:07:08.86 ID:ykwx0URw.net
文学板ですから、文学関係の話をするのが当たり前ではないですか。

10 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 01:08:35.19 ID:ykwx0URw.net
映画関係の板で蓮実重彦の話をしようにも、文学板でするほどには、
突っ込んだ話にはならないでしょう。

11 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 01:23:58.76 ID:ykwx0URw.net
わたしは、この数年間、雑事に忙殺されていて、
文学・思想関係の本を読んでいなかったのですが、蓮実スレのおかげで、
忘れていた基本的なことを思い出して、たいへんよかったです。
とくに、ダンカンさんがドゥルーズの「シネマ」の「時間と運動」の話をしてくれたことで、
ネットで「シネマ」の関係論文を読み、フッサール、コーエン、田辺元、これらの「多様体の哲学」のことを、少々(もともと大して知らないので)
思い出しました。

12 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 03:03:04.87 ID:ykwx0URw.net
×田辺元
〇田邊元+澤口昭聿

13 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 03:32:51.53 ID:ykwx0URw.net
「実はドゥルーズ・ガタリの「多様体」の議論には「力」と呼べるようなものがないのである。」
(林晋)

目からうろことはこのことだ。林先生が言うのだから、ぜったい間違いない。
浅田彰やその他大勢のいいかげんな理解をうのみにして、
自分がドゥルーズの本を、いかにちゃんと読んでいいなかったか、
痛感しました。
といっても、ドゥルーズ的時間性=頽落的時間性という理解は変わらない。

14 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 12:17:35.10 ID:5WBKTY0r.net
Koichiro Sukegawa
@Teika27
蓮實重彦先生の新刊『見るレッスン』を読む。いろいろと面白いが、『シンゴジラ』を「肝心のゴジラの存在感がない」とディスってるのは、蓮實先生の感性の限界を感じた。たぶん庵野は、完璧にワガママにあの映画を作ることを許されたなら、ゴジラを案山子かダミー人形で撮ったと思う。(つづく)

Koichiro Sukegawa
@Teika27
(承前)「在来線爆弾」とかをくり出し、「子どもののゴジラごっこ」を再現したのがあの映画。1stゴジラのごとき存在感のない「フェイク・ゴジラ」に、ある瞬間、崇高性が宿るのが魅力なのだ。『シンゴジラ』なんだから、ゴジラに存在感があるべきと考えるのは蓮實先生の誤解(この項、了)

15 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 15:53:51.36 ID:BUa+d3JR.net
この役者では弱いとか、この人が主演なんておかしいとか
女性が映ったらやはり大写しで輝くように撮らなければならない(それだけのタマでなくても?)とか
蓮實は昔から古いと言えば古い。
しかし「存在感のないゴジラ」がそれはそれで作品に何かを与えていれば(耄碌しているとは言え)そこには気づく。
庵野にカカシをゴジラにしたい願望があるとは思えないが、昔の前衛やアングラ演劇みたいな「見立て」を映画に導入することが蓮實の古さより「新しい」とは思えない。

16 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 19:08:43.77 ID:AEyL4x/U.net
>>14
どうやれば存在感でるのか。
そもそもどんな存在感なのか尋ねたら
ネチネチと長い無意味な文章を書いて逃げるんだろうな。

17 :吾輩は名無しである:2021/03/26(金) 22:06:13.57 ID:39YjCrBJ.net
蓮實も自作品にネットでフリーアクセスできるようにしろよ。
欧米のライターはそうしてる人が多いが、日本では殆どがやってない。
そしたら、俺が蓮實を思う存分批判してやるから。

18 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 00:02:21.05 ID:HUHChB4j.net
>>17
ここのHPである程度本人が公開してるよ
https://mube2.jp/menu

19 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 09:47:08.41 ID:VMG36v68.net
浅田彰
映画『シン・ゴジラ』で、小池百合子をモデルにしたと思しき女性の防衛大臣が極端なタカ派として描かれているのは、その点では先見の明があると言うべきかもしれません。
ただ、政治的アレゴリーを主軸とする映画にするなら、アーロン・ソーキンのレヴェルは無理としても、もう少しまともな脚本を用意し、一応それらしく演技のできる俳優を選ぶべきなので、防衛大臣役のみならず、
いずれは大統領を目指すというアメリカ人エリート女性を演ずる石原さとみなどはヤンキーが駅前留学でバイリンギャルになったつもりにしか見えない、これではまともな映画としては通用しません。
放射能怪獣ゴジラは、暴走した原子力発電所のアレゴリーであり、福島第一原子力発電所では注水による冷温停止に失敗して大事後を起こしたのに対し、映画では冷却剤注入によるゴジラの冷温停止に成功する。
ただ、動かなくなったゴジラは、東京駅の廃墟の傍らに立ち尽くしたままであり、日本はこの問題に直面し続けなければならない…。このストーリーは単純ながら効果的と言っていいでしょう。
ただ、左右の政治的対立による停滞を超えたプラグマティックなテクノクラート集団が、例外的事態に際して非常識とも思える大胆な決断を行い、事態の収拾に成功するという政治的ファンタジーこそは、
ファシズムなどを生み出した「維新」のイデオロギーであるということを、忘れるわけにはいきません。

20 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 12:24:54.40 ID:3WgH1Ibh.net
>>19
論文をまったく書いてないくせに偉そうだな。

浅田の文章から映画愛を感じたことはない。
すべての言葉が過去に読んだことがあるからだ。

21 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 15:03:59.35 ID:rps01wP+.net
「シン・コジラ」は見ていない。
原発反対もいいんだけれど、
太陽光発電問題のほうも、ちゃんと見てもらいたいです。
日本という国は、特別法はザル法化しやすいんだけれど(多くの場合は、裁判所が骨抜きにする)、
電気事業法なんてのも、かなりのザル法で、
再エネ特措法のほうは、もっとひどくて、ないも同然の条項が多いのです。
同法関係にことで、経済産業省の関係部局にちょっとした質問をしたら、
誰も答えられなくて、たらいまわしになって、大臣官房までいったことがありました。
また、そういう問題をさらにひどくしているのは、
中央官庁の役人が質問に答えないようになってしまったことです。
むかしは、ああだこうだと屁理屈こねても、いちおう答えなければならない、
という義務感だけはもっていたものですが、
いまは、答えに窮すると、キレてプツンと電話を切ってしまうような輩もいるような、
異常なことになってしまいました。

22 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 15:06:42.12 ID:Sh9/+j7W.net
>>21
映画をぜひご覧なれば。
実学でまったく役に立たない御用学者がでてきます。

23 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 15:57:35.89 ID:rps01wP+.net
浅田彰「疫病の年の手紙」

3月10日、京都で久しぶりに坂本龍一・高谷史郎・池田亮司らと食事をして(念のために言えば、白川沿いの小さな和食レストランの2階を借り切り、窓をすべて開け放って;そのあと4月になって坂本はニューヨーク、池田はパリの自宅に帰った)、「パンデミックは恐ろしい災厄で一刻も早い終息を願うが、オーヴァートゥーリズムから解放された静かな京都は悪くない、グローバル資本主義が一時的にスローダウンしたこと自体はむしろいいことだ、アーティストまでビジネスマンのように飛行機で世界を飛び回っていたのがおかしいので、環境のためにも健康のためにも飛行機旅行は最小限にしたい、vegan(徹底した菜食主義)は行き過ぎかと思っていたが、肉の生産は大量の二酸化炭素を排出することになるし、健康のためとあわせ肉食もほどほどにしたい」というような話になりました。

24 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 16:01:07.83 ID:rps01wP+.net
[NEWS|太陽光発電の顔に坂本龍一氏を起用 ギャラリー
 CMでは昇る太陽を背にした坂本氏が自然エネルギーの活用を呼びかける]

なにしろ↑ですからね。
この先生も、利権あさりは、たいがいにしてもらいたい、と思うのは、わたくしだけではないでしょう。

25 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 16:08:56.79 ID:rps01wP+.net
数千件におよぶ太陽光発電設備に係る地域住民の苦情(資源エネルギー庁に受付窓口はあった)をうけて、
事業者に対し再エネ特措法にもとづく行政処分がなされたのは、
(1年半前までのことしかしらないが)、ゼロ件だったのです。
行政指導でさえ、10件とか20件とか、数えるほでした。
苦情の内容は、法令に照らしてもっともなものが大半なのにもかかわらず、
このように、おそるべき出鱈目さがまかり通っているわけです。

26 :吾輩は名無しである:2021/03/27(土) 16:15:44.94 ID:rps01wP+.net
資源エネルギー庁のお役人が、本音トークでは、太陽光は、原発よりもひどい、
といったこともあるのです。

27 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 01:52:27.21 ID:JNqbecHQ.net
>>19
>もう少しまともな脚本を用意し、一応それらしく演技のできる俳優を選ぶべきなので、

こういう5ちゃんねに溢れている紋切り型な感想は本当にウンザリする。
お前ならどういう脚本を書いて、どういうキャスティングをするのか。

28 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 10:11:34.42 ID:6rNG4WxX.net
庵野:「一番好きな映画監督はどなたか」と聞かれたら、考える間もなく「岡本喜八」と言ってしまうほどでして…

逆に、『日本のいちばん長い日』とか『沖縄決戦』は何度も何度も観てるんですよ。一時期、絵コンテをやってる時のBGVにしてまして、BGVのつもりがついそっちの方を観てしまい、「ああ、3時間つぶしてしまった」ということになるんですが(笑)。『沖縄決戦』は、僕が生涯で一番何度も観た映画なんです。のべ100回以上観てますね。

29 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 16:26:05.42 ID:XuYtnfiy.net
ハスミンは岡本喜八にまったく言及してないな。

30 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:05:39.20 ID:+0OXOpQR.net
黄金期でも日本映画はテンポが遅いと言われていた(今も?)が
喜八、中平康、沢島忠、増村あたりがデビューし、細かいカット割りと早口のセリフ回しで「テンポの良い」作品を連発した。
批評家蓮實はそういうのを好まない(特に中平にはやたらキツい)が、それでもウエスタンカーニバルで上映された「結婚のすべて」には学生だった当時「驚いた」と語る。
蓮實系でも決して一枚岩ではなく、山根は岡本喜八を好むし
上野も山根ほどではないが評価していた。

岡本喜八の個性を箇条書きして考えてみると、憎むべき要素はないのだが鈍臭いというか、それも味だと思えるほど好きでもないというか…

31 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:15:36.71 ID:+0OXOpQR.net
三軒茶屋で上映してたような「埋もれた職人」監督らと比べ優れているとは思えない。
映画に興味持つようになってから観たリアルタイムの作品は「大誘拐」だけど、ダサいサブタイトルはご愛敬にせよキャスティングからして違和感あったし
批評家たちの「これぞ活劇」「久々の喜八節」という持ち上げ方も「日本映画は悲惨だなぁ」と思い納得いかなかった。
同じ原作の前田陽一「喜劇・大誘拐」にはぬけぬけとした面白いカットがあったが、これも全体的には大した作品ではない。
ドラマ版は未見。
この原作が3度も映像化されてる事も解せない。

32 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:26:36.98 ID:+0OXOpQR.net
オタク第一世代と名乗る輩が岡本喜八を持て囃してた印象も強い。
庵野もその一人(代表格)だが、さすがに「オタク第一世代」などと名乗って利権を主張したりはしないしその必要もない。

あとはロック誌時代の宝島が「あぁ爆弾」「殺人狂時代」「斬る」などを「日本にもこんな狂っててアナーキーな映画があるんだぜ?」と言わんばかりにピックアップしてた。
岡本喜八本人にはそんな意図がなかったのにオタクとサブカルの両方から支持されてたわけだ。

33 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:28:57.42 ID:+0OXOpQR.net
宝島が取り上げてたのは三隅版の「斬る」でした。堪忍。

34 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:41:15.80 ID:hEfXf76j.net
岡本監督作品にも「斬る」があるのですか。
それは知りませんでした。
「大菩薩峠」は、大映のよりも、岡本監督作品のほうがいいと思うので、
「斬る」のほうも見たいものです。
そういえば、おとといだったか、
時代劇専門チャンネルか日本映画専門チャンネルかで
「座頭市と用心棒」をやっておりました。
おもえば、わたしがさいしょにみた岡本監督作品なのですが、
そのときは監督の名前など意識しませんでした。

35 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 17:46:42.52 ID:hEfXf76j.net
岡本監督の「斬る」は、柴田錬三郎原作ではないのですか。
予告編を見たらば、ちがう筋のようですが。

36 :吾輩は名無しである:2021/03/28(日) 20:46:01.21 ID:z+WovM+9.net
対談 岡本喜八×庵野秀明 1996
https://youtube.com/watch?v=bNawRixeen0

37 :独り言\(^o^)/ :2021/03/30(火) 03:46:41.95 ID:GtSpcYNY.net
>>30
中平康はキャリアの後期になるほど作品がテキトーになるが(田山力哉が書く様に
濫作とアルコールのせいだろう)、初期〜中期は冴え渡っている。

『夏の嵐』『誘惑』『街燈』あたりは本当にビックリする。
特に『誘惑』で銀座の一角の通りを挟んだこちらの画廊と向こう側の喫茶店の双方を
丸ごと作り込んだ壮大なスタジオ美術(松山崇)など本当に信じ難い。
そしてその空間の広がりを見事に捉えた撮影(山崎善弘)照明(岩木保夫)の凄さ。

日本映画にもこんな画が撮れる時代があったんだなあ、、

蓮實は美術監督・カメラマンに取材する割には意外と映画の技術面に冷淡だよね。
「映画としては感心しませんが美術や撮影は素晴らしいです」みたいな評価も有り得る
のに、それはやらない。

だからフォロワーが勘違いする。大仰に全肯定するか全否定するか、どっちかしか
ない感じ。
まあこれは蓮實だけじゃないね。評論家・研究者・映画通はみんなそんな感じ。

みな結局は「映画の好悪をバッサリと裁断できる神としての自分」にしか興味がないん
だろう。

38 :独り言\(^o^)/ :2021/03/30(火) 03:47:21.99 ID:GtSpcYNY.net
>>31
岡本喜八の『大誘拐』はつまらないですが、但し「昔ながらの細かいカット割のテンポ」
「サスペンスに見せ掛けたコメディファンタジーと国家批判」と岡本のやりたい事だけ
は伝わってくる。でもつまらないのはその通り。

この隔靴搔痒感は80年代以降の日本映画はみなそうですが。
ベテランから新人まで「やりたい事は分かるけど積極的に面白くはない」、、

そこをどう突破できるか、でも結局は誰も出来ないままにあっという間に2021年に
なってしまったねえ、、

ちなみに前田陽一の『喜劇 大誘拐』76は原作は天藤真ではないですね。
天藤の原作は78刊の様なので、、
公に刊行される前に何らかの形で出た原案が松竹に買われた可能性もありますが、
映画のクレジットに天藤の名前はない。

39 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 08:23:03.24 ID:q+MOavXS.net
脚本はいいけどとか悪いけどとか美術がどうとかキャメラがどうとか夾雑物入れると一貫した批評が成り立たないからね
蓮實王国の王としては信者を統治するためには断定的な一貫性が大事

40 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 10:23:09.75 ID:LvdKgB0B.net
>>39
いい悪い、ランク付けがちゃんとしてあって信者にはわかりやすい。
文章が面倒くさいだけでわかりやすい。

嫌いだけど好きとかたまに言うけどほとんど言わない。
黒澤明、ベルイマン、ヴィスコンティ、大島渚。

本当に嫌いなのは無視。パゾリーニとか。
豚小屋、メディア王なんていいと思うけどな。

41 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 12:26:11.73 ID:zcbEhjns.net
BBC「女性映画監督による優れた映画100」
2019/11

蓮實重彥
ヒッチハイカー(アイダ・ルピノ,1953)
長い見送り(キラ・ムラートワ,1971)
ウェンディ&ルーシー(ケリー・ライヒャルト,2008)
クール・ワールド(シャーリー・クラーク,1963)
恋文(田中絹代,1953)
子猫をお願い(チョン・ジェウン,2001)
息の跡(小森はるか,2017)
鉱 ARAGANE(小田香,2015)
ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン(シャンタル・アケルマン,1975)
ラ・ポワント・ クールト(アニエス・ヴァルダ,1955)

42 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 12:32:16.11 ID:zcbEhjns.net
>>40
まず蓮實先生は黒澤を評価していないわけでなくあまりにも過大評価されすぎてると指摘しただけ
日本ではある一時期まで海外の黒澤評価も手伝って黒澤史上主義になっていて黒澤以前の過去の名匠や巨匠がある時期まで黙殺されていた
実際先生は黒澤の蜘蛛巣城は一定の評価もしてるし、ベルイマンの初期作品も評価してる

43 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 13:35:32.19 ID:ZPkMLfPp.net
ヴィスコンティでもベルイマンでも初期の何本かは評価してる。
大島についてもちょくちょく言ってるけど、ひとつの作品を集中的に語った事はほとんどない。
マックスモンアムールの時にインタビューしたのが最もまとまった仕事かもしれない。
パゾリーニについてはちょくちょく否定的な事を言っていた。

44 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 13:48:43.64 ID:zcbEhjns.net
蓮實先生はパゾリーニよりレオーネのほうが好きそう レオーネのイーストウッドとの仕事には批判的だけど、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウエストとかは絶賛してたし

45 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 15:14:07.06 ID:ZPkMLfPp.net
ウエストじゃなくてアメリカ。
「ウエスタン」も褒めてた。
でもそれはわりと最近のこと。
(持ち上げ過ぎた)ヴェンダースやや下げレオーネやや上げという感じで評価の軌道修正しているのか。

松本人志が高須との会話で「ワンスアポンナタイムインアメリカみたいやな」と(ウケ狙いでなく)言ってたのが忘れられない。

46 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 15:35:27.84 ID:q+MOavXS.net
浅田と四方田がパゾリーニで盛り上がってた時は蓮實はフンって軽蔑してたのかな?w

47 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 17:56:33.94 ID:LvdKgB0B.net
レオーネは嫌う要素がないからな。

黒沢清が夕陽のギャング達に言及していたな。

48 :吾輩は名無しである:2021/03/30(火) 18:17:28.33 ID:LvdKgB0B.net
山の稜線について蓮實はよく取り上げるけど、
稜線を舐めるように撮るなら、やっぱパゾリーニじゃないのかな。

49 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 00:10:39.05 ID:9YMBYi8H.net
ウエスタンような執拗なクローズアップがないからワンスはいいし
ワイルドバンチのようにはスローモーションがないから昼下がりがいいわけで
レオーネもペキンパーも条件付き肯定の監督で、両者よりドンシーゲルの方が上だと思うけどね

50 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 00:40:54.27 ID:VA1ZhjR4.net
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ「」は、くだらないでしょう。
レオーネ監督もヤキが回っていとしか思えない作品だ。
「ウエスタン」は傑作でしょう。
しかし、どちらも、テーマ音楽の使い方が、執拗すぎて、
非常によくない。音楽によって情感を盛り上げようという意図が、べたべたな感じである。
これは思えば、イタリアの巨匠の何人かに共通する欠点のようなかんじもする。
たとえば、、ビスコンティ(とくに「ベニスに死す」のマーラー)、ベルトルッチ、フェリーニは少々。
なお、パゾリーニ監督作品には、抒情性そのものがないようなところがあるので、
逆にそういう欠点はまったくないだろう。

51 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 01:08:03.67 ID:hIHMzW3P.net
蓮實:これは、過去の作品ですが、
それを映画の現在として論じたいのは、イタリア映画において、セルジオ・レオーネと
ピエル・パオロ・パゾリーニのどちらを
選ぶかという問題です。すでにいったように、
そのどちらかを否定することが問題では
ありません。ただ、私は、セルジオ・レオーネの方が、パゾリーニとは比較しようもない
ほど重要な映画作家だと思っています。
パゾリーニの評価って、どこかガス・ヴァン・サントの評価と同じようなものに思えてならない。勿論、初期の『マンマ・ローマ』(1962)
ほか何本かのパゾリーニは大好きです。
また、イーストウッドと一緒に仕事をしていた時期のレオーネには疑問もあるし、
批判もしてきました。しかし、
彼の晩年の3本は、映画に対してきわめて貴重な貢献をしている。とくに、『ウエスタン』(1968)と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)は、その自己破壊性において素晴らしい作品です。ことによると、
ヴェンダースの『パリ、テキサス』(1984)
以上の強い意志で「最後のアメリカ映画」
を撮ろうとしている。それにくらべると、
パゾリーニの後期の作品は、どこかで
映画を甘く見ている。というより、ひとりの
個性ある芸術家が、映画を使って自分を
表現しているとしか見えない。
ですから、私は、いまこそ、映画の現在
として、パゾリーニに対してセルジオ・レオーネを擁護すべきだと思うのです。

52 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 01:33:59.39 ID:G4c4VOW0.net
>>51
パゾリーニの晩年は映画を自分のものにして芸術家となった。映画をなめていたんじゃなくて、そういう適性だった。映画をアートにできる才能があったんだ。

王女メディアもソドムの市も、戦艦ポチョムキンと同列に位置する完全なアート作品だ。

芸術家の主題も理念も十全に映画の中に込めることができた。

53 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 01:46:13.71 ID:VA1ZhjR4.net
「デカメロン」、「カンタベリー物語」、「アラビアンナイト」、これは大変に好きだ。
とくに「アラビアンナイト」。
「ソドムの市」は、最高傑作だろう。
わたしは、サドの小説の翻訳を読む前に、「ソドムの市」を見ており、そのせいか、
サド文学の理解から、パゾリーニ監督映画の影響を除くことができない。
ちなみに、パゾリーニ監督は、「ソドムの市」を製作する上での参考文献として、
バルト「サド・フーリエ・ロヨラ」、ドゥルーズ「マゾッホとサド」を揚げていたはずだ。
いまは、「奇跡の丘」は、メル・ギブソン監督「パッション」と並べてみるのが、
面白いのではないか。
なお、両方とも福音書に忠実に作っているのだが、
いうまでもなく、印象は全然違う。

54 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 01:52:10.50 ID:VA1ZhjR4.net
「ソドムの市」にバルトの影響がはっきり出ていると思われるのは、
サディズム=立法主義というところでしょう。
映画の中でも、規則を決めると、
支配者の四人も例外でなく定言命法的に守るというところが描かれている。
これはパゾリーニ監督が参考文献として挙げていたかどうかは定かでないが、
ラカンの「カントとサド」もおなじ理解でしょう。

55 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 02:03:54.71 ID:VA1ZhjR4.net
蓮實「伯爵夫人」には、サド、アポリネールの作品からの影響、というか、
確信犯的な利用というべきか、それははっきりあると思う。
ついでにいえば、「バタイユ」からのそれもありそうです。

56 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 02:59:30.74 ID:OX4JPJVM.net
ソドムの市は、映画的なものを求める者からも、スキャンダラスな内容やゲスな映像に好奇心を持って観た者からも「大したことがない」と言われたが
そうした期待など破産させる不毛さや退廃をこそパゾニーニは望んでいたのだ
なんて言えばそれらしく聞こえる。

57 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 04:58:24.85 ID:VA1ZhjR4.net
たしか「豚小屋」も、「去年マリエンバードで」とおなじく、
ルードィヒ2世の建てさせたバイエルンの宮殿でロケをしているでしょう。
アンヌ・ビアゼムスキーは、シャネルではなくとも、サンローランとかディオールとか、
そのあたりの服を着ていたのではないですか。
しかし、「マリエンバード」と違って「優雅」やら「エレガント」やらという感想はなさそうです。

58 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 05:14:42.37 ID:VA1ZhjR4.net
×ルードィヒ
〇ルードウィヒ

59 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:46:04.49 ID:hIHMzW3P.net
蓮實御大の2006年のベスト10

『ブロークン・フラワーズ』ジム・ジャームッシュ
『カルメン』ジャン・ピエール・リモザン
『こおろぎ』青山真治
『父親たちの星条旗』クリント・イーストウッド
『ミュンヘン』スティーブン・スピルバーグ
『叫』黒沢清
『Still Life』ジャ・ジャンクー
『太陽』アレクサンドル・ソクーロフ
『These Encounters of Theirs』ストローブ=ユイレ
『百年恋歌』ホウ・シャオシェン

60 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:48:19.58 ID:hIHMzW3P.net
蓮實御大の2007年ベスト
『コロッサル・ユース』(ペドロ・コスタ)
『カイマーノ』(ナンニ・モレッティ)
『デス・プルーフ』(クエンティン・タランティーノ)
『デ・ジャブ』(トニー・スコット)
『鳳鳴』(王兵)
『接吻』(万田敏邦)
『恋人たちの失われた革命』(フィリップ・ガレル)
『サッド ヴァケイション』(青山真治)
『州議会』(フレデリック・ワイズマン)
『ゾディアック』(デビッド・フィンチャー)

61 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:50:14.41 ID:hIHMzW3P.net
蓮實御大の2008年ベスト10
『チェチェンへ アレクサンドラの旅』(アレクサンドル・ソクーロフ)
『我が至上の愛 〜アストレとセラドン〜』(エリック・ロメール)
『ダージリン急行』(ウェス・アンダーソン)
『アンダーカヴァー』(ジェームズ・グレイ)
『シルビアのいる街で』(ホセ・ルイス・ゲリン)
『アンナと過ごした4日間』(イエジー・スコリモフスキ)
『ジャン・ブリカールの道程』(ストローブ=ユイレ)
『スウィーニー・トッド』(ティム・バートン)
『トウキョウソナタ』(黒沢清)
『コッポラの胡蝶の夢』(フランシス・コッポラ)

62 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:51:01.72 ID:hIHMzW3P.net
蓮實重彦2009年ベスト
『チェンジリング』(クリント・イーストウッド)
『コロンブス 永遠の海』(マノエル・ド・オリヴェイラ)
『谷中暮色』(舩橋敦)
『スペル』(サム・ライミ)
『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド)
『私は猫ストーカー』(鈴木卓爾)
『イングロリアス・バスターズ』(クエンティン・タランティーノ)
『パブリック・エネミーズ』(マイケル・マン)
『サブウェイ123 激突』(トニー・スコット)
『ユキとニナ』(諏訪敦彦&イポリット・ジラルド)

63 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:51:31.32 ID:hIHMzW3P.net
蓮實重彦2000〜2009年
トップ10
『ヤンヤン 夏の思い出』(エドワード・ヤン)
『ミスティック・リバー』(クリント・イーストウッド)
『アワーミュージック』(ジャン=リュック・ゴダール)
『チェチェンへ アレクサンドラの旅』(アレクサンドル・ソクーロフ)
『労働者たち、農民たち』(ストローブ/ユイレ)
『我が至上の愛〜アストレとセラドン〜』(エリック・ロメール)
『家路』(マノエル・ド・オリヴェイラ)
『アンナと過ごした4日間』(イエジー・スコリモフスキ)
『石の微笑』(クロード・シャブロル)
『コラテラル』(マイケル・マン)

64 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:54:01.74 ID:hIHMzW3P.net
蓮實御大2010年ベスト10
『刑事ベラミー』 (クロード・シャブロル)
『第9地区』(ニール・ブロムカンプ)
『ゴダール・ソシアリスム』(ジャン=リュック・ゴダール)
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(ジョニー・トー)
『ゲスト』(ホセ・ルイス・ゲリン)
『ナイト&デイ』(ジェームズ・マンゴールド)
『アウトレイジ』(北野武)
『テトロ』(フランシス・フォード・コッポラ)
『ブンミおじさんの森』(アピチャッポン・ウィーラセタクン)
『アンストッパブル』(トニー・スコット)

65 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:55:29.19 ID:hIHMzW3P.net
蓮實御大の2011年ベスト10
『ボクシング・ジム』(フレデリック・ワイズマン)Boxing Gym
『無言歌』(ワン・ビン)The Ditch
『エッセンシャル・キリング』(イエジー・スコリモフスキ)Essential Killing
『ファンタスティック Mr.FOX』(ウェス・アンダーソン)Fantastic Mr. Fox
『奇跡』(是枝裕和)I Wish
『果てなき路』(モンテ・ヘルマン)Road to Nowhere
『SUPER 8/スーパーエイト』(J・J・エイブラムス)Super 8
『東京公園』(青山真治)Tokyo Koen
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(マルコ・ベロッキオ)Vincere
『ザ・ウォード/監禁病棟』(ジョン・カーペンター)

66 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 09:56:50.92 ID:hIHMzW3P.net
2012年蓮實重彦ベスト10
『灼熱の肌』フィリップ・ガレル
『メカス×ゲリン 往復書簡』ジョナス・メカス&ホセ・ルイス・ゲリン
『ホーリー・モーターズ』レオス・カラックス
『J・エドガー』クリント・イーストウッド
『ムーンライズ・キングダム』ウェス・アンダーソン
『アウトレイジ ビヨンド』北野武
『贖罪』黒沢清
『Playback』三宅唱
『Virginia/ヴァージニア』フランシス・フォード・コッポラ
『戦火の馬』スティーヴン・スピルバーグ

67 :吾輩は名無しである:2021/03/31(水) 23:29:36.63 ID:9YMBYi8H.net
イタリア人監督の音楽の使い方は非ハリウッドを強調するかのようでもったり重たい

パゾリーニ好きはホドロフスキーや寺山修司あたりも好き?
見てると恥ずかしくなってきてダメだったな
暗黒舞踏とかもダメだったな演劇が苦手なのかも『異国の丘』は好きだったけど

68 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 00:35:49.96 ID:aEoV3Rs4.net
「ホーリーマウンテン」はホドロフスキー監督作品だったろうか。
それしかみていないが、あの映画は嫌いですね。独りよがりなかんじで嫌だ。
美術的にもさえないし。
寺山監督映画も何本かはみているけれど、いやだね。
「上海異人娼館」なんてくだらなすぎるでしょう。原作のほう「o嬢の物語」は好きだけれどね。
暗黒舞踏なんてのは、たんなる芸無しのこけおどしだと思いますよ。
だから、好き嫌い以前ですね。

69 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 00:38:47.33 ID:aEoV3Rs4.net
「エル・トポ」もみていた。しかし、どういう映画だったか思い出せない。

70 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 00:42:59.48 ID:aEoV3Rs4.net
パゾリーニ監督作品は「ヨーロッパ文学」的だけれど、
ホドロフスキー監督作品というのは、よく知らんけれど、
ヒッピーカルチャー的ではないですか。

71 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 01:19:19.19 ID:zZgF+5tn.net
>>67
寺山修司は映画がヘタクソだと思う。
映画を見続けることがつらい。

ホドロフスキーは感性にまったく共感できない。
マルドロールの歌の作者の国の出身だからだろうか。
だからつまらないのではなく、
それゆえ新鮮だったりする。

72 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 01:23:34.90 ID:zZgF+5tn.net
ホドロフスキーの映画には、必ずキリスト教に似たパチモノ宗教団体がでてくるけど、あれは何が狙いなのか。

自分は仏教徒だが、まがまがしい集団に見えてかなり不快である。
だからキリスト教信者ならなおさらではないか。

単純におちょくっているのか。

73 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 08:25:28.38 ID:BMXGlHTN.net
ヌーベルバーグが評価した中平康
ヌーベルバーグを酷評した中平康
ヌーベルバーグは好きだけど中平康は全く認めない蓮實重彦

ややこしいですねえ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

74 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 09:11:15.23 ID:Kx3LRJSf.net
ソドムの市は見なおさないとダメだな
スカトロジーに目眩されたかホドロフスキー寺山修司系のエログロアングラ映画と片付けてしまってた
ハスミも相対的に軽視してたからなおさら
ここのレス読んでるとどうやらそこに収まる映画じゃないようだし

75 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 09:32:18.41 ID:mIsvxAwc.net
>>73
蓮實重彦はカイエの作家主義と言う評論方法を輸入しただけで必ずしもカイエと映像作家の評価が全て一致するわけではない むしろ今のカイエには否定的だし

76 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 16:47:03.57 ID:v1Hi61dq.net
ばふりばふり

77 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 17:00:04.14 ID:Kx3LRJSf.net
エリックロメールが中平推しだったのもカイエ内での政治的なものからだった的なことも言ってたね

78 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 18:17:29.06 ID:BMXGlHTN.net
仏ヌーヴェル・ヴァーグへも影響を

〜ところで、中平作品が仏・ヌーヴェル・ヴァーグの誕生に影響を与えたという話もあるそうですが?

斉藤 ええ、個人的にはそう言っても構わないと思います。ただ、影響というより何らかの芸術的なインスピレーションを与えたという意味で。
ヌーヴェール・ヴァーグの父といわれるアンリ・ラングロウが主宰するシネマテークがパリにあるんですが、ここに57年、日本映画として初めて「狂った果実」が収蔵されたんです。
 トリュフォーもゴダールもこのシネマテークから巣立ってヌーヴェル・ヴァークが生まれました。「狂った果実」を見たトリュフォーは、ある雑誌の中で非常な共感を示していますし、
ゴダールにいたっては、「勝手にしやがれ」の製作直前に、わざわざフィルムを持ち帰って何度も参考試写していたようなんです。
旧態然とした映画の改革に闘志をみなぎらせていた若き批評家トリュフォーやゴダールたちにして、ヌーヴェール・ヴァーグへ疾走させた映画が「狂った果実」だった、少なくとも霊感を与えた一本であったのは間違いないでしょう。

79 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:23:47.12 ID:aEoV3Rs4.net
原作・脚本 石原慎太郎
主演 石原裕次郎

このような映画がヌーヴェル・ヴァーグ映画の生みの親というのは、
すごいことです。

80 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:37:22.97 ID:aEoV3Rs4.net
「気狂いピエロ」にもあるような太陽と海と死のモチーフというのは、
わがほうでは、三島由紀夫→石原慎太郎、こういう影響関係でしょう。
あちらでは、カミュ→サガンとか、そんなのに似ているでしょうか。

81 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:37:30.32 ID:Kx3LRJSf.net
石原兄弟というか慎太郎が評価されないのは
椿三十郎が評価されないのと同じ文脈かな

椿三十郎がマッチョ過ぎるってのはわかるけど
名前をもた/てないって、ジョンフォードイーストウッドが描く傷とは、また違うスティグマでしょ

82 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:43:05.43 ID:aEoV3Rs4.net
ところで、山本周五郎の原作では、あの浪人は、あんなに三船が演じたように精悍ではなかったはずだ。
ほんと、うらぶれている、と感じを受けた記憶がある。

83 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:46:38.01 ID:aEoV3Rs4.net
×感じを受けた
〇感じた

84 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 19:59:35.67 ID:J0r+Rtvg.net
慎太郎は東宝に就職内定していたが撮影所を見学してすぐにケツをまくり
その前に発表していた作品が芥川賞を獲ってから異業種監督としてデビュー。
トリュフォーワイダと並ぶオムニバス作品まで日本代表として監督。
華々しくもあるが結果はショボいという意味で村上龍に先駆けている。

85 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 20:03:10.78 ID:J0r+Rtvg.net
異業種監督と言えば青島幸男もカンヌで審査員特別賞を獲っており、こちらは蓮實もちょっと言及して褒めてた。

86 :吾輩は名無しである:2021/04/01(木) 20:23:37.54 ID:sV5z2EY4.net
蓮實教の白痴共が蠢いてやがるなw

87 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 10:29:57.62 ID:d8on0bwZ.net
映画の裁量権が一番あるから作家主義評論も機能するんだな。

88 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 13:25:51.57 ID:Tnszhgv5.net
蓮實はゴダールやトリュフォーやロメールが感受した中平康の新しさを理解出来なかったの?

89 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 16:43:05.75 ID:d8on0bwZ.net
蓮實が革新的であったことあるかな。
そんな使命を持ったことは一度もないはず。

結局は映画好きなおじさんと総括できるんじゃないかな。

90 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 16:51:27.55 ID:0VZSE/JB.net
蓮実重彦が「革新」的なところは、
思想・批評が、「革新」的だということはありえない、「革新」的だと思っても、
それは一時の錯覚に過ぎない、ということを知っており、
それゆえ自ら「革新」的であろうとしなかった、ということであろう。

91 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 16:56:00.65 ID:iuI0+mh+.net
岩井俊二に一定の評価を与えながら似たようなこと言ってたな

92 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 16:59:57.84 ID:d8on0bwZ.net
>>90
そんな考えをして安全圏にいて、
そこからモノを見るという姿勢は
良くも悪くも蓮實にはある。

理想はないが欲望はある。

93 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 18:16:06.01 ID:Tnszhgv5.net
そんな中平康はゴダールを酷評して古典的な技法を踏まえたトリュフォーは認めた
ロブ=グリエは全く逆の評価をした

94 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 18:57:20.22 ID:0VZSE/JB.net
志紀島啓「ドゥルーズと法」

今考えなければならないことは、マゾヒズムの戦略を権力サイドが取ったならばどういうことが
起こるか、ではないだろうか? そして何よりも悪いことに権力側がマゾヒズムの戦略を取るならば、その
力は強大であるため、彼らのファンタスムは単なるファンタスムに留まらないで、近代的法体系が実際に根
本からねじ曲げられてしまうのだ。
近代的な国家制度は憲法によって国家権力の行使に一定の歯止めを掛けている。これを立憲主義という。
国家機関や政党や政治家が憲法の規定を超えて政治を行うことは基本的に許されていない。憲法と国家権力
との関係において、国家権力の側がマゾヒズムの戦略を取ったならばどうなるのか? 憲法違反が罷り通り、
憲法は有名無実となる。国家の根幹となる構造がなし崩し的に解体されてしまう。これは今我々の眼前に繰
り広げられている光景ではないだろうか

95 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 19:09:38.98 ID:0VZSE/JB.net
カント「実践理性批判」
法が善に依拠するのではなく、善が法に依拠する

サディズムは、「善」とされていたものに基づく法を否定し、
あらたに「自然」(「多型倒錯的」欲望)に基づく法を立て、
それを定言命法的に遵守することによって「超越」を試みる。
ドゥルーズの理解では、マゾヒズムには、サディズムとちがって、否定がない。そのかわり否認がある。
法の「超越」は目指さず、法からずれることを択ぶ。

蓮實話法は、「東大話法」だという批判が、このスレッドでは何度かあったが、
「東大話法」といわれるものが、志紀島氏のいう、権力や財力や知名度を有する側のマゾヒズム戦略のひとつ
だとすれば、たしかに、類似点もあるかもしれない。

96 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 19:18:59.09 ID:0VZSE/JB.net
サディズムとマゾヒズムの根本的な違いは、
一方では否定性と否定、他方では否認と宙づり
という対応関係にある二つの過程としてあらわ
れている。所与ではけっしてありえない死の本
能を把握する思弁的で分析的な方法を前者が代
理=表象するなら、後者は神話的で弁証法的で、
かつ想像的なまったく別の方法を代理=表象し
ているのである
(ドゥルーズ「マゾッホとサド」)

97 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 19:25:24.95 ID:0VZSE/JB.net
ナチス時代のドイツの裁判官の最重要な仕事というのは、ナチ党の定めた法が合憲であること、
ナチス政府の政令や施策が適法であること、
そのような解釈をひねり出すことだったそうだ。
ちょっと「ディコンストラクション」みたいですな。
「東大話法」を極めるとナチスドイツ裁判所話法になるでしょうか。

98 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 19:29:21.23 ID:iuI0+mh+.net
ハッスは高い城の男だったのか

99 :独り言\(^o^)/ :2021/04/02(金) 22:09:00.57 ID:zGa96Kfs.net
>>73 >>93
実際に観れば分かるが、中平康の映画は一貫して50〜60年代当時の日活撮影所の「撮影照明」
「美術」の制作力に最大限に依存している。

初期の掌編(公開は遅れたが確か撮影は『狂った果実』より先)『狙われた男』56の
時点で舞台となる銀座の街の一角をセット美術(松山崇)で創作。
『狂った果実』56も実際に作品を観ればあくまで「撮影所」の機構あっての映画だよ。

後の『月曜日のユカ』64などもそうだね。

「ヌーベルバーグの開祖」と賞賛されはしたが、当の本人はあくまで「撮影所」あっての
商業映画を作っていたのだから、それはいざ向こうのヌーベルバーグを観ても「でもこういうのは
違うな」という事だったのでは?

蓮實重彦の中平康嫌いは別にいいが、シネフィルまでが観もしないで中平康を腐すみたいなのは
滑稽だよね。それも上辺は「自分は蓮實なんかに影響されてないよ」風でね(わらい)

どうせ「狂った果実を実際に観たら言われてるほど大した事なかった」ということなんだろうが、
50〜60年代頃の中平映画はむしろそれ以外の作品の方が凄かったりするんだけどな。
自分も全て観たわけではないし、「でもこの程度なら往年の日本の撮影所映画の水準
なのでは?」と言われればそれまでではあるんだが、、

100 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 23:15:26.52 ID:d8on0bwZ.net
>>75
映画は全部監督のものではないし。
全然監督のものでなかったのもある。

だから映画を全部作家のものとしてもるのは無理があるし。
現在読むと、あの頃は熱くなっていたと昔のプロレスを見るような
気持ちになる。これもガチじゃなくてショーだったのだと。

101 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 23:38:33.21 ID:d8on0bwZ.net
表層批評は従来の批評のアンチテーゼであるが、
何も目指さす、何も生まないことを志向していたゆえ。
弁証法的な成長とは無関係であり、
ひたすら横穴を掘り続けることに終始し、やがて止まり、
朽ち果てていった。

102 :吾輩は名無しである:2021/04/02(金) 23:48:33.46 ID:Tnszhgv5.net
蓮實は映画も小説ももちろんお好きなんだろうけど一番好きなのはヌーヴェルクリティックなんだろうなというのはある

103 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 00:48:53.15 ID:vUGh+aGT.net
黒澤と共同脚本書いてた人だって「手柄はぜんぶ黒澤のもの」だと気づいてやる気を無くし組まなくなったし
黒澤だけで書いた脚本の作品はあんなもの。
ヒッチコックも他人の手柄まで自分の事にしてしまうようだし
清順に脚本を無断でいじられて、それを現場で目撃した取材中の評論家が「さすが清順」と感激してるのを見てしらけたのは田中陽造。「面白く改変してるのならともかく」

104 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 01:29:14.40 ID:vUGh+aGT.net
中平康レトロスペクティブもすっかり昔のこと。
渋谷系的な評価(月曜日のユカ)も、宝島→秘宝的な評価(危いことなら銭になる)もあった。
蓮實が評価していないからこそ、アンチ蓮實は中平康を盛り上げれば良いのでは?
「映画をメッセージやテーマで評価するのではなく、どう演出したかで評価すべき」というのは、求めてるものこそ違えど蓮實の主張と遠いわけではない。

105 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 01:37:30.61 ID:vUGh+aGT.net
蓮實は家族ゲームを年間ベストテンに入れたり
竹中直人「無能の人」を褒めたりしていたけど
蓮實系の批評家は森田芳光や竹中直人を嫌う。
なんでも褒める為にとりあげるような高橋源一郎が森田芳光(あと武田鉄矢と暗夜行路)の事はボロカスに貶していた。

106 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 02:00:18.22 ID:HRlbcgfr.net
黒沢監督作品は、小国脚本、三船主演、これがなければ何もないのと一緒でしょう。
鈴木清純は、共同でも脚本を書いていないでしょう。書いていましたか。
蓮実映画批評の最大の問題は、よくいわれるように、脚本軽視でしょうが、
動機は何なのでしょうか。
外国映画を理解するためには、語学ができないとダメ、みたいな欧米文学者らのエリート主義を解体しようとか、
そういう意図でもあったのでしょうか。
くわえて、日本の歴史劇・時代劇を理解するには、古典語や能。歌舞伎やあるいは有職故実がわからないとダメ、みたいなエリート主義も解体し語ったとか。
自分がヨーロッパ文学者で初等科から学習院ということの反動でしょうか。

107 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 02:01:48.38 ID:HRlbcgfr.net
×し語った
〇したかった

108 :P :2021/04/03(土) 02:26:41.05 ID:rF+DhKjo.net
よく考えたら俺の名前が入ってるな。この嫌がらせ異常だよね。

109 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 07:17:05.36 ID:9V+TBJ42.net
シネマヴェーラのボギー特集
マイケルカーチスもジョンヒューストンも悪くないじゃないと観てたらウォルシュの初見の夜までドライブがなんかやはり際立ってた
なんでかわからんがワンショット、ワンショットが全然違うんだよなあ脚本はまあデタラメだなと思ったけどそれはそれで面白い
女優はあれはみんなアイダルピノ言うんだろうけど個人的にはアンシェリダンの魅力にやられた何であんま売れなかったのかなあ
ハードボイルドスターになる前のボギーは微妙な役どころだけどそれはそれで興味深く観賞

110 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 08:11:12.72 ID:kZTqrv6g.net
ボギーは内面を持った役者の第一人者になるのかなディーンチブルスキー裕次郎の先駆けというか
ボギー作品だとハイシエラ三つ数えろカサブランカを見てて三つ数えろはかなり好き
しかしクサい演技だよね

111 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 08:48:58.42 ID:vUGh+aGT.net
マイケルカーティスは特権的には扱わないにせよ肯定的に語ってるだろう。
ヒューストンだって「身体(ガラ)ばかりデカい虚弱児」と貶してもいるが「勇者の赤いバッジ」「ファットシティ」など評価してるし、「男と女の名誉」ですらそれなりに楽しんでいる。
キーラーゴは悪くない(ただしエドワードGロビンソンのメイクは失敗と指摘)とか。

112 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 08:51:05.51 ID:vUGh+aGT.net
ボギーは顔がウザい。
中谷美紀はボギー嫌い。

113 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 08:53:45.38 ID:vUGh+aGT.net
エドワードGロビンソンのメイクがあれなのはホークス「バーバリーコースト」だったかも。

114 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:06:42.53 ID:vUGh+aGT.net
鈴木清順は日活時代に裕次郎作品を任せられなかった事に不満を抱いていたので、テレビCMで裕次郎を撮れて嬉しかったそうだ。
しかし、中平だけでなく舛田や蔵原らの作品を観てがっかりする最大の理由は石原裕次郎の顔だったりする。
蓮實に言わせると「自分の見せ方をよく知ってはいる」そうな。

115 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:11:18.51 ID:vUGh+aGT.net
「裕次郎現象」がいろんな事を動かしたのは認めるが、下膨れで歯並びの悪い面だけは受け入れがたい。
それが長身で(当時の日本人として)足長というのも腹が立つ。
顔色の悪いブルドッグ風になる前からそう。

116 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:17:34.01 ID:9V+TBJ42.net
ボギー好きだなあw
原作のマーロウはボギーじゃねーだろと思うがボギーの映画として楽しんじゃうw

117 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:21:52.56 ID:4wkfkbIw.net
>>106
表層批評するゆえか。脚本はなおざりになる。
物語という紋切り型から自由になりたいからだろうか。

118 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:26:30.31 ID:9V+TBJ42.net
大好きなホークスですらモンキービジネスは途中ギャグがやり過ぎ感ありすぎて観てて白けちゃった

119 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:33:01.27 ID:kZTqrv6g.net
裕次郎を初めて見たのは幼少期に見た西部警察の再放送だったけど
こんなデブのどこがいい男なのかさっぱりわからなかった
後に見た白黒映像の裕次郎はスラっとはしてるが
猫背気味で滑舌悪くてリアルな若者ではあったのだろうと思う
いわゆる二枚目役者とは雰囲気が全く違う
宍戸錠勝新太郎小林旭の語る裕次郎は兄貴とは正反対の気遣いと配慮の人で
そういう人は早逝しがちね

120 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:36:56.20 ID:kZTqrv6g.net
エドワードGロビンソンは深夜の告白が好きだけどみんなワイルダーに厳しいからなw
サンセット大通りも好きだな

121 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:41:13.19 ID:9V+TBJ42.net
>>120
俺も深夜の告白のエドワードGロビンソンは大好き
キーラーゴのギャングのボスはなんかなあw

122 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 09:50:06.56 ID:4wkfkbIw.net
>>106
当時はそうかもしれないが。
今は橋本忍以外は忘れられているんじゃないか。

小国英雄も菊島隆三も久坂栄次郎も
井出雅人、植草圭之助も名前を目にするのは
黒澤明の共同脚本家としてだけだ。

これは皮肉と言わざるを得ない。

123 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 10:34:33.17 ID:Ed06d61A.net
蓮實はワイルダーのコメディの野暮ったさと地獄の英雄や第十七捕虜収容所などを貶していたけど
サンセットは認めている(イヤな言い方だけど)し深夜の告白も好きなのではないか?
情婦辺りはどうなのか?

アルドリッチの事も最初(おそらく処女作から順番に観てたわけではない)はなかなか受け入れられなかったと言っていた。

124 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 12:04:51.78 ID:HRlbcgfr.net
蓮実重彦は、英仏伊語は(世間並みの尺度では)堪能、独西を理解でき、
その他、オランダ,デンマーク、スウェーデン語なども、読む分にはさほど苦労しないだろう、
という人です。欧米映画を語るうえで、原語で理解できる、というその自分の能力を封印しているのですから、
なにか自らに課した命法があるのではないですか。
また、むかしの学習院の出ですから、古典語や有職故実については、並よりはずっとわかっていたはずだ。
しかし、日本の歴史・時代劇を論じるにあたって、その能力も封印している。

125 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 12:35:22.77 ID:Ed06d61A.net
「でもあの人は外国語が出来ないから」と、蓮實が自分のことを評していたのを知って激怒した自称スーパーエディター。
鈴木清順も「カタコトなら、フランス語はまったく喋れないという事にしておいた方が良い」と蓮實からアドバイスされた事があると本人に言い
蓮實はそれを否定。

126 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 13:30:39.99 ID:HRlbcgfr.net
「自称スーパーエディター」というのは、安原顯
この人ですか。それとも別の人ですか。

127 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 15:44:24.24 ID:Ed06d61A.net
ヤスケン。
蓮實がアイドル文化人となるきっかけを作った一人だが、晩年は蓮實の悪口ばかり。
「蕎麦を食べに行ったら勘定は俺持ちで、しかも夫婦して礼のひとつも言わない」

128 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 16:31:13.78 ID:z/fHMtrb.net
>>124
自分のスタイル、好き嫌いをハッキリさせているよね。
読む側が読みやすくしている。

129 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 16:35:31.76 ID:z/fHMtrb.net
>>127
やっぱヤスケンだけど、
外国の映画祭とかでみんなで会食した際も、食事が終わると何も言わずに立ち去っていった。

東急の映画関係者の女の子だけが残された。
その子が領収書もらって払ったらしい。

そういうたかり癖がついてる人でもあるんだろうね。
みんなが忖度してくれる。

130 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 17:09:38.20 ID:HRlbcgfr.net
むかしから、芸能人(古典芸人はとくに)、文化人、知識人、将棋指し、碁打ち、等々は、
ご馳走さま、というくらいで、お金は払いません。
水商売感覚ですから。
官僚体質、文壇体質、映画村体質の三つ併せ持っている方でしょうから、払いっこないでしょう。

131 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:39:26.76 ID:M3wqsbZC.net
>>125
たけしがアキカウリマスキをボロクソ言った評論が入ってる映画評論本が
文庫化するとき外させたハスミらしい

132 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:42:43.47 ID:M3wqsbZC.net
プライベートじゃないなら映画会社や出版社が持つのは当たり前でしょ
北方謙三は接待される店のランクで出版社にとっての自分のランクをはかってて
銀座に呼ばれたときは出世したと喜んだと言ってた

133 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:47:00.01 ID:Ed06d61A.net
カウリスマキとパラジャーノフを批判したのを単行本化にあたって「外させた」のではなく、森あたりが勝手に削ったのではないかと思う。

134 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:51:39.28 ID:HRlbcgfr.net
むかしのマスコミ商売の関係者は、私的な飲食であっても、ごちそうになろうとすることが多い。

135 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:52:41.48 ID:Ed06d61A.net
ゴダールからも昼飯を奢ってもらい車代まで貰っていたけど、それは遠慮したり(断ったりお礼言ったり?)するタイミングも与えないほどスムーズで自然な振る舞いだったようだ。

そのゴダールに対して「今のゴダールは金で動く事は間違いない。『03』が村上龍でやったでしょう?でも僕はゴダールでも誰でもタダで(インタビュー)とりましたよ」

136 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:53:00.82 ID:HRlbcgfr.net
河原乞食根性、戯作者根性、そういうものが根強かったわけですよ。

137 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 18:56:39.38 ID:Ed06d61A.net
海外の映画祭でノルマをこなすのに必死で食事を取る暇もなく、山根か誰かに
「いいところが見つかりましたよ!」
と言ってマックに向かって駆け出す蓮實。

138 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:05:44.05 ID:HRlbcgfr.net
俳優なんか、本人を飲食に招待すると、取り巻きを連れてくるような人がザラでしょう。
とくに歌舞伎俳優。
なんとか犯科帳の方なんか、わたくしの知り合いのおばさん(正確にはおばあさん)が、
舞踊の会が終わってから本人を招待したら、弟子までぞろぞろ連れてきていました。
そのしゅの経験は、ほかにも少なからずあります。

139 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:08:21.61 ID:M3wqsbZC.net
モリだったか

北野・森・蓮實のようなトリオは今後もなかなかでないだろうな
松本・大崎のようなコンビはいてもハスミのポジションを担える活動家がいない

140 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:15:57.84 ID:M3wqsbZC.net
ベストセラーになると懇意の出版関係者を連れて海外旅行がてら悪所で遊蕩してきた団鬼六先生は特殊例外か

141 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:25:08.32 ID:Ed06d61A.net
相撲上がりではない長州力にしても、高い食事に招待されて数十万の小遣い貰うのが当たり前だった。
小遣いが予想より少なかったり無かったりすると関係者に不平をもらす。

K-1旗揚げの人柱にされたお調子者の佐竹雅昭も、タイ行って練習して来いと言われたら、食事の時にジムのタイ人が家族や親戚やその知り合い(らしき連中)までみんな連れて平気な顔して毎回佐竹に奢らせていたという。

142 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:25:11.85 ID:HRlbcgfr.net
欧州人に金をばらまいたのは、北野、蓮實、森、ではなく
なんとか父子の息子さんのほうではないでしょうか。

143 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:26:44.75 ID:HRlbcgfr.net
もちろん、その父子のお金ではなく、私物化?していたという会社のお金でしょうけれど。

144 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:38:38.45 ID:Ed06d61A.net
「(金獅子賞は)林加奈子さんたちの尽力もあってその成果と言えます。もちろん作品そのものが良いので受賞に至ったわけですが」

145 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:39:02.39 ID:M3wqsbZC.net
金ばらまいてたの?
もちろん映画祭でパーティ打ったりのお金はかかるのだけど
それ以外にもタケシには大きなタニマチがいたってこと?

となるとトリオですら足りないのか

146 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:45:36.79 ID:HRlbcgfr.net
ある映画会社の社長とその子息のプロデュ―サーが解任された事件についてのうわさですよ。
真相は知りません。ただし、クビにした側のトップ責任者、つまり、父の上司は、
縁戚のおじさんですが。

147 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 19:53:02.17 ID:HRlbcgfr.net
盛大なパ―ティーを催して飲ませる食わせろその他の接待をするのも、
ばらまきの一つではないですか。
どっかの役所など、何人もが某社から数万円ほどの飲食をふるまわれた、とかで問題になっているではないですか。

148 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 20:25:11.70 ID:M3wqsbZC.net
バラマキの一つではあるね
線引きが難しいところだけど映画祭中にする作品のイベントとそれ以外での接待はまた違うのかなと
カンヌ映画祭は松本人志の大日本人を招待作として歓迎したのに吉本は映画祭中に何のイベントもしてない
映画評論家に売り込みもしないし映画評論家の推し監督作品の配給をするわけでもない
吉本興業は興業が苦手なのかと揶揄されたくらいで

最近なら麻雀をした官僚も賭博はけしからんと怒られてました
確かにカケゴトの一つではある

149 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 20:36:36.19 ID:HRlbcgfr.net
社長と専務兼プロデュ―サーが、自己満足的に映画を作り
その広義の宣伝のために金を使うが、採算ははなから度外視、というのでは、
創業者一族と会長以下の役員も我慢できない、とうことになるのではないですか。
なお、私の縁戚(血縁はない)のおじさんというのが、その会長です。

150 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 20:37:12.02 ID:Ed06d61A.net
奥山和由と関係あったのはソナチネまでなのでHANA―BIの受賞とは関係ない。
その男〜はアメリカの小さな映画祭、あの夏〜はイタリアの小さな映画祭、ソナチネがカンヌ「ある視点」部門。

日本のミニシアターに相手にされなかった塚本晋也が、海外の小規模な映画祭にどんどん出品し賞を獲るなどして「逆輸入」的に凱旋し「鉄男」を成功させた。
塚本はHANA―BIが出品された時にはコンペ部門審査員として招かれており、「もちろんたけしさんに入れました」と語る。

151 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 20:41:33.66 ID:Ed06d61A.net
塚本作品は苦手だが、海外のミュージシャン(たとえばミックハリス、ナインインチの人かマリリンマンソンのどちらか)からカルト的な支持をされていた。
現代日本映画としてはこうしたリアクションを受けた先駆者ではないか。

152 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 20:51:52.89 ID:zwgrBDzh.net
>>145
タケシの受賞は金と蓮實の力じゃないのかな。
どっちが欠けてもだめ。
もちろん、あの作品はグランプリとる力はあった。

153 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 21:10:55.94 ID:M3wqsbZC.net
ID:HRlbcgfr 氏は広義の意味で業界人なんだね
通りで詳しいはずだ
あなたにとっては当たり前のことでもどんどんレスしてね
こちらは知らないことばかりだから

ビョークが北野作品を好いてたみたいな話もあったね
dollsは確かにある種の女性アーティストには刺さる作品だった

154 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 21:19:39.60 ID:HRlbcgfr.net
このスレッドの面々の中で、映画に関しては、わたしが、もっとも詳しくないと思いますけれどね。

155 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 21:26:21.05 ID:HRlbcgfr.net
金獅子賞を受賞する前から、ヨーロッパでは、北野監督映画について、
一定の評価があったでしょう。それが受賞に結びついたとはいえるでしょう。
その点では、奥山氏の貢献は大きいのではないですか。
しかし、株主や同僚の役員・社員に対しては、おそらく良くはなかったのでしょう。

156 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 21:43:19.02 ID:HRlbcgfr.net
ビョークは三島由紀夫作品の愛読者ですよ。
来日した時に、そう言っています。

157 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 21:48:24.35 ID:HRlbcgfr.net
ビョーク 金沢21世紀美術館での作品展示で来日した際の三島由紀夫についてのコメント

「すばらしい作家だけれど、10代の頃に読むものでしょう」

リップサービスの部分を除けば、子供の読み物ということでしょうか。
子供向けというのは、当たっていると思います。

158 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 22:16:07.88 ID:4wkfkbIw.net
ヨーロッパはコネ社会だから実力だけじゃダメなんだよ。

159 :吾輩は名無しである:2021/04/03(土) 23:59:23.71 ID:M3wqsbZC.net
ユルスナールも三島を好いてた
ビョークの言う耽美な作家としてではなく
アンガージュマンとしての三島を好いてた感じ

なんとなくパゾリーニと三島って似たイメージ

160 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 00:44:10.24 ID:mlNutFHK.net
映画は戦争(サミュエル・フラー)

一将功成りて万骨枯る(曹松)

161 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 00:53:07.92 ID:mlNutFHK.net
松竹自社製作部門の縮小、
松竹邦画系のブロックブッキング制の廃止とフリーブッキング制への移行、
洋画配給部門である松竹富士の解散及び松竹本社との統合、
大船撮影所の売却、旧本社&松竹セントラル跡地を東京都に委託し再開発

この費用が掛かって、ほぼ唯一の成果は、

北野武氏国際的な映画監督になる

日本映画は、産業として成立していない、
どころか、そもそも産業として成立させようとしていない、一部の人たちの名誉や自己満足のためのもの
ということの証左ではないでしょうか。

162 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 05:24:41.95 ID:BZjDC2lx.net
中平康を持ち上げるとアンチ蓮實になるのか
とするとアンチ中平康はアンチゴダール、アンチトリュフォー、アンチロメール?
しかし言うまでもなく蓮實よりゴダールやロメールのほうが大事だからなあ
信者は逆なんだろけど

163 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 06:00:18.15 ID:iIQb8YIV.net
中平康の映画にショットがあるなら言ってみろ。まずはそれからだ。『月曜日のユカ』は雰囲気映画にすぎないし、薄っぺらで空間が表象できていない。

164 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 13:42:53.67 ID:mlNutFHK.net
内田樹
@levinassien
·
2019年3月29日
車内の読書はミチコ・カクタニ『真実の終わり』。面白いです。トランプの思想的基盤が頽落したポストモダニズムであるという指摘にびっくりしました。ポール・ド・マンがどれほど脱構築という営みの知的・倫理的威信を傷つけたかは日本ではよく分かりませんでしたが。
内田樹
@levinassien
·
2019年3月29日
自らの親ナチス知識人としての過去を隠蔽しておきながら「作家について伝記的事実を探るのは時間の無駄だ」と言い切ったのはやっぱり人としてまずかったですね。ソーカル事件とポール・ド・マンのせいでアメリカのポストモダニズムは致命傷を負い、その破壊的なウェポンは右派の手に渡った。

165 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 14:34:58.97 ID:mlNutFHK.net
ギルバート・アデア「作者の死」についての猫額洞さんの書評

主人公のモデルは、ポール・ド・マン

第二次大戦中に青年期を過ごしたフランス人が主人公だ。作家・
批評家になろうという意志と才能のある、若い男だったが、彼には
対独協力の過去がある。戦後のフランスで知識人として存在する
道は閉ざされた。
 彼は過去を隠してアメリカに渡り、生き直そうとする。書店の店員
から始まり、書いたものが認められて大学に招かれ、少しずつ評価が
上がり、遂には新批評の権威としてアメリカ文学界に君臨してしまう。
 アラモードな、ファッショナブルな新思考の文芸批評家として有名に
なったことは、彼が怖れていた過去の汚点にスポットライトが当たる
可能性も高まることだ。
 伝記を書きたいという女子大生が彼の前に登場してきたとき、彼は
自分の文学理論を援用して、若書きとはいえ彼が書いたことには
違いない、ナチズム擁護のテクスト及び作者である彼自身を救おう
と試みる

166 :独り言\(^o^)/ :2021/04/04(日) 19:00:45.42 ID:H+BZ6+kL.net
>>163
「ショット」とは具体的に何の事ですか?
「空間」を「表象」とは具体的に何がどうなっている事なんですか?

それ、実際に中平の現場にいた峰重義・中尾駿一郎・横山実・姫田真左久・間宮義雄・
山崎善弘、、この人たちに聞いてきてよ。
あるいは美術の松山崇や佐谷晃能などでも可。
助監督だった蔵原惟繕や松尾昭典でも可。

「中平さんの映画は画が撮れてない、空間の広がりもない、つまらないですよね?」と。

みんな「なにこのインテリぶってる馬鹿はアタマでっかちな事を言ってるの?」と( ゚д゚)ポカーン
とするだろうけど。

、、もちろんいま存命なのはたぶん山崎さんだけだろうから、どうせ聞けないけどね。

あれだけセットとロケを駆使して東京の都市空間を大胆に再創造した『街燈』『殺したの誰だ』
『誘惑』57を観てなお「ここにはショットもない、空間の表象(ってなんだそれ?)もない、
何もない、凡庸!」とか言いきれる根拠とは何だろう?

個人的には近年だと例えば東京藝大の黒沢清の弟子(わらい)が監督した『寝ても覚めても』18
などいかにもイマドキの日本映画らしい低予算の凡庸な画と単調な(それでいて監督だけが
オレすげ〜とご満悦の)シナリオ・演出の繰り返しにウンザリしたけど、ハスミ大先生とフォロワー
たちにはあれが現代日本映画を代表する屈指の傑作に見えるらしいしね。

そんな日本映画なんか要らんわ。はよ滅びてくれや\(^o^)/オワタ

167 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 19:57:27.17 ID:mlNutFHK.net
蓮実重彦本人は、自分の趣味で評価をしているのだろう、
義理褒め・仲間褒めや教え子筋を褒めるなどのことを除けば。
しかし、その「フオロワー」は、自分の趣味を
蓮実重彦と同一化してしまうことによって、失ってしまっているかのように見える。
これが問題。
それから、「ショット」にこだわるのもいいけれど、
映画はもっと多角的に見ないと面白くないのではないでしょうか。
場合によっては、映画そのものから離れて、
歴史や社会や経済やその他もろもろとの関係を見ることが
面白いことだってあるでしょう。

それとわたしとしては、蓮実重彦は資質的に、思想の人、または文学の人だと思う。
映画の人ではないですね。映画はたんに好きなだけでしょう。

168 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 20:04:40.97 ID:mlNutFHK.net
とにかく意味から離れたがるという、ド・マンの批評スタイルには、私的な理由があるように見える。
新ナチだった過去を忘れたい、という秘められた切実な理由。
蓮実重彦のほうは、わたしとしては、理由がよくわからない。むかしからわからないのです。

169 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 20:06:03.05 ID:mlNutFHK.net
上の「意味」は、「真意」のこと。

170 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 22:11:29.24 ID:cabeYILx.net
>>164

トランプの思想的基盤が頽落したポストモダニズムであるという指摘に

これが2019年のツイートなのかw
ポモは対ソビエトに機能する言説でしょ
ソビエトへの緊張の欠けたポモって資本主義を礼賛するだけじゃん

171 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 22:29:31.78 ID:mlNutFHK.net
それを今活躍中の50歳以下の日本の現代思想家に言ってあげてください。

172 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 22:33:39.18 ID:cabeYILx.net
蓮實重彦は天皇が好きなんでしょ
それを隠したい

真や善に執着(漢心)しないで、美や知を愛でる(やまとごころ)って
源氏物語の紫式部っぽい女性原理で、そのまま天皇制への回路になってる

篠沢教授以上に天皇が好きで横恋慕してる人がハスミ

173 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 22:37:20.64 ID:mlNutFHK.net
しかし、ミチコ・カクタニ、内田両氏は、
右派であるはずのトランピストがポストモダニストだ、というのではないですか。
資本主義を礼賛する、ないし、少なくとも是認する、というのは、たいがいの左派も同じことだが、
両氏は、それをポストモダニズム的だとはいっていないでしょう。

174 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 22:47:18.66 ID:mlNutFHK.net
たしかに、蓮實重彦は、本心では天皇が好きだ、というのは、
むかしから、ちらちら見えていたところはありますね。

最近の熱心なトランピストの行動は、リバタリアンというよりも、
右のアナキストみたいなのですよね。
じっさい、アナキストと呼んでいるアメリカの「識者」も多いようです。

175 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 23:24:45.19 ID:2Ofqe9vP.net
おそらく、日本にはもはや語の「ヨーロッパ的」或いは「歴史的」な意味での宗教も道徳も政治もないのであろう。だが、生のままのスノビズムがそこでは「自然的」或いは「動物的」な所与を否定する規律を創り出していた。
これは、その効力において、日本や他の国々において「歴史的」行動から生まれたそれ、すなわち戦争と革命の闘争や強制労働から生まれた規律を遙かに凌駕していた。
なるほど、能楽や茶道や華道などの日本特有のスノビスムの頂点(これに匹敵するものはどこにもない)は上層富裕階級の専有物だったし今もなおそうである。
だが、執拗な社会的経済的な不平等にもかかわらず、日本人はすべて例外なくすっかり形式化された価値に基づき、すなわち「歴史的」という意味での「人間的」な内容をすべて失った価値に基づき、現に生きている。
このようなわけで、究極的にはどの日本人も原理的には、純粋なスノビスムにより、まったく「無償の」自殺を行うことができる(古典的な武士の刀は飛行機や魚雷に取り替えることができる)。
この自殺は、社会的政治的な内容をもった「歴史的」価値に基づいて遂行される闘争の中で冒される生命の危険とは何の関係もない。最近日本と西洋世界との間に始まった相互交流は、結局、日本人を再び野蛮にするのではなく、(ロシア人をも含めた)西洋人を「日本化する」ことに帰着するであろう。
『ヘーゲル読解入門』アレクサンドル・コジェーヴ、上妻精・今野雅方訳、国文社、1987年 246-247頁

176 :吾輩は名無しである:2021/04/04(日) 23:28:33.94 ID:2Ofqe9vP.net
というのは、一九八〇年代において高度情報・消費社会に入った日本にあらわれたポストモダン的な傾向は、ある意味で江戸時代の三百年の平和において洗練されたスノビズムの再現でもあったからである。
それまで、日本の近代文学や思想は、基本的に西洋的な理念や意味を規範とし、いわば「人間的な主体」たらんとするものだったといってよい。
 八〇年代に顕著になってきたのは、逆に「主体」や「意味」を嘲笑し、言語の形式的な戯れに耽ることである。むろんそれはアメリカ的なポストモダニズムと無縁ではないが、コジェーブが見抜いたように、こうした生の形態にかんして日本人には「伝統」がある。
少数の例外をのぞけば、現在の日本文学においてドミナントな傾向は、何一つ達成すべき理念や意味をもたない生を肯定すること、そして差異の戯れの結果としての無=関心(差異)にいたることである。
 一九七〇年の三島由紀夫の自殺は、コジェーブがいう意味での「自殺」であった。つまりそれは切腹や特攻隊を想起させるものだ。だが、八〇年代においては、三島の行為は、政治的な意味や伝統的なものと切り離されて、ポストモダニズムの先駆者として評価されてしまう始末なのである。だが、それこそが「伝統的」なのだといってよい。
 いうまでもなく、近代日本は「歴史的な」闘争や労働なしにありえなかった。それがないかのように見える時期には、いわば「江戸時代」的なスノビズムが復活する。西洋に追いつこうとしてきた日本人がなんらかの達成感や自己充足感をもったときには、そうなるのだ。
それは八〇年代においては最も顕著になる。「世界と自己を理解する」思弁的必要性をもたないがゆえに、哲学も批評もスノビズムと化している。つまり、何をいおうと、装飾的な言葉の戯れでしかない。
ポストモダン=ポスト歴史的な状態は、ある意味で、八〇年代の日本に実現されたのである。(柄谷行人『終焉をめぐって』p148-149)

177 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 01:10:30.64 ID:XYSGiOd9.net
蓮實に軽蔑されるの怖くて過去の教養だけで良く出来た映画なんて作ってて面白いのかね
蓮實に囚われると全く冒険出来なくなるんだろうな
しかしここまで自分の趣味を読者に強要するのに長けた批評家も珍しいのかもしれない

178 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 01:14:54.25 ID:zscCiGU0.net
>>177
蓮實に軽蔑されるのがお洒落という時代になりつつある。

テレンスマリックのツリー・オブ・ライフは面白かったぞ。

179 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 01:51:07.96 ID:SF6d9OkF.net
蓮實重彦の映画評論は、エンターテインメントであって、どう考えても、
実用書ではないでしょう。
そもそも脚本を軽視して、まともな映画が作れるはずがありません。
ある頃からの日本の映画監督の問題点というのは、
娯楽産業の商品制作の現場監督だということを忘れてしまって、
みょうな「自己表現」型の芸術家意識で凝り固まってしまったことにつきるでしょう。
映画作家とか、映像作家とか、肩書も普通に映画監督といいたがらない人が、
いつごろからか増えました。そして、そういう人は、原作ものよりも、
自分の書いたオリジナル脚本で映画を作りたがる。

180 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:36:51.85 ID:3agz93YU.net
そうやって名高い職人の名前を列挙するのは蓮實重彦譲りの権威主義なんだろうなー

181 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:38:33.87 ID:4hjNoQQm.net
>>20
浅田さんは「豊富な常識」に基づいてごく妥当なことを言ってるだけ
それすら日本では希少

182 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:41:59.35 ID:4hjNoQQm.net
>>40
天皇は毒味してランクをつけるのが仕事だからな

183 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:47:56.99 ID:4hjNoQQm.net
>>87
映画評論って独裁者の品評会がおおっぴらに出来る場所なんだね
政治家を「こいつは素晴らしい独裁者」と称賛したら問題になる

184 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:49:03.34 ID:4hjNoQQm.net
>>90
保身に長けた東大官僚の一人

185 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 04:52:17.18 ID:4hjNoQQm.net
>>97
だから志紀島啓は愚かで、憲法なんか何の歯止めにもならない。

186 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 05:13:42.59 ID:4hjNoQQm.net
最近のゲームアニメではいろんなものが擬人化されているが、シネマ娘を作ろうとしたのが蓮実

187 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 05:15:20.72 ID:4hjNoQQm.net
寝ぼけて間違えた
シネマ娘として蓮実評論を捉えてもよいかもしれない

188 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 08:27:47.48 ID:XYSGiOd9.net
庵野なんかは過去のアニメ、特撮の膨大な教養を駆使すれば技術的に簡単に作れちゃうんだろうけどそれには飽き飽きしてて他人にいろいろやらせたり新しいこと探究してるわけだ
出来に関しては賛否あるだろうけどそっちのほうが生産的じゃないかな?
批評家の目を気にしてほどよく出来た映画なんて作ってもしょうがない
北野さんなんて褒めてくれるから愛想良くしてるけど貶されたら一転蓮實のヤロー、バカヤローってなるんじゃないかな?
アーティストならそうじゃなきゃw

189 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 08:50:13.83 ID:/3OLq6Dc.net
映画を撮る前のビートたけしにもちょくちょく言及してたけど、吉本隆明とか浅田彰とは違って余計な感情移入などすることなく距離を置いて語っていた。
相対的には優れているけど彼の発言が正しいから支持されているわけではない。「面白い」人物かもしれないが自分にとってはあまり興味を持てる存在ではないといったニュアンス。
だから、仮にたけしが蓮實の言ってる事を読んでいたとしても吉本や浅田に対して吼えた(もちろん著書で)ような真似はしなかったと思う。
中野翠なんて、同世代人たけしに共感し過ぎてるために「たけしのためを思っての苦言」を呈して「大きなお世話だ。てめえの心配しろ」と舐められてしまった典型だろう。

北野武監督作品が蓮實にとってつまらなかったとしてもほとんど(たけしの気に障るような事は)何も発言しなかっただろう。

柄谷行人も蓮實とは違った意味でたけしにほとんど興味がなく「なんでビートたけしが社会時評をしているんだ?」と、野暮だがストレートな発言をしている。

190 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 08:56:49.45 ID:/3OLq6Dc.net
たけしも映画批評における記号論(らしきもの)に対する胡散臭さを指摘したり
「教祖誕生」の続きを書かなかった(ゴーストがいたにせよ)理由も、今の小説は内容ではなく形式重視になっているようだとでも嗅ぎ取ったのか「数学みたいになってる」からと語っていた。

191 :P :2021/04/05(月) 20:38:20.35 ID:A+oLhEAv.net
>>178
でも正直あれはわかんないな個人的に。難しすぎる。

192 :P :2021/04/05(月) 20:38:50.15 ID:A+oLhEAv.net
>>181
超わかるわー

193 :吾輩は名無しである:2021/04/05(月) 23:19:26.77 ID:D2h50pxk.net
柄谷行人は真っ当なポモ批判してるんだね
ポスコロ・カルスタに厳しく言ってるのは知ってたけど

「今活躍中の50歳以下の日本の現代思想家」は柄谷行人をスルーしてるのかな
しかし、じゃあ今の柄谷が面白いか?というと岩波文化人みたいで退屈なのは否めない

アメリカの右派はアナーキストといえど
労働組合を嫌うからサンディカリストにはならないだろうけど
ミリシアから果てはアーリアンブラザーフッドまで多様な連帯はある

194 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 00:06:11.53 ID:6JdQiw1j.net
「芥川君の説に依ると、私はなにか奇抜な筋と云うことに囚われ過ぎる、変てこなもの、奇想天外的なもの、大向こうをアッと云わせるようなものばかりを書きたがる。それがよくない。小説はそう云うものではない。
筋の面白さに芸術的価値はない。と、大体そんな趣旨かと思う。しかし私は不幸にして意見を異にするものである。筋の面白さは、云い換えれば物の組み立てかた、構造の面白さ、建築的の美しさである。此れに芸術的価値がないとは云えない。
勿論此ればかりが唯一の価値ではないけれども、凡そ文学に於いて構造的美観を最も多量に持ち得るものは小説であると私は信じる。筋の面白さを除外するのは、小説と云う形式が持つ特権を捨ててしまうのである」(谷崎潤一郎『饒舌録』)

物語形式の表現である映画や小説から物語を抹消する批評を書く蓮實重彦は反谷崎的な存在

195 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 01:41:35.54 ID:7IKtFuO4.net
谷崎の言ってることなんて支離滅裂というのが蓮實のスタンスだと思う。
「谷崎が言う『芸術』って何を指しているのでしょう?」
谷崎のそうした部分を否定しているわけでもなく、蓮實の言う「愚鈍さ」に当て嵌めて飼い殺しにしてるようにも思えるけれど。

196 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 14:01:18.15 ID:9MWeUHZw.net
>>167
蓮實の表層批評は当時は目新しかったのかもしれないが、今となってはそれこそ凡庸なものに成り下がったよね
なにより映画制作の現場も知らずに、ショットがどうとか画面がどうとか言うのがもう終わってる
今やデジタルやソフトで画面なんていくらでも加工できるというのに
蓮實が「これは素晴らしいショット」と思ったショット、実はパソコンで補正されまくった画面かも知れないぞw

197 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 14:41:13.95 ID:vgEsRK16.net
橋田壽賀子先生が亡くなりました。
橋田氏は、松竹の若手脚本家時代に、セリフが長い、映画は画面で説明するんだ、
とある巨匠に言われたウラミがずっとあったようです。
しかし、橋田氏は、日本のテレビドラマ史上最高視聴率の記録保持者で、テレビ屋さんたちからみれば
神様です。いまやそのテレビ屋さんたちに仕切られている日本映画界というのはどんなもんなんでしょう。

198 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 14:59:42.43 ID:vgEsRK16.net
いまや日本映画は、セリフで説明するどころか、画面に表示される文字で説明しています。
「シン・ゴジラ」は、その文字による説明がやたらと多かったらしいですね。
極端を言えば、日本映画における表現とは文字である、といった傾向は、いったいどんなもんなんでしょうか。

199 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 15:26:50.89 ID:WAhZOyL2.net
蓮實がありがたがっている映画よりもバットマンやトム・クルーズのアクション映画のほうが面白いからな
そこを無視しできないと思うな

200 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 22:23:33.38 ID:xld7E/TQ.net
いやノーランはつまらんわ…
トムの映画は蓮實も認めてるの多くね?

201 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 22:46:48.52 ID:jgKsDdAw.net
ランキングだけ見て評論を読んでないか読めない人なんだろ

ハスミはトムクルーズが出てるだけで喜んでる人だろ
むしろ映画評論家がほめないような大衆作品をほめたのがハスミなのに
ALWAYS 三丁目の夕日やアメリカンアウトローに嬉々としてるわけで
ラストサムライも要はトムクルーズのキスシーンが良かったから褒めてる

ノーランのバットマンが好きならアメリカンニューシネマあたりが好きなのかな
映画秘宝と町山智浩が喜びそうな映画だ

202 :吾輩は名無しである:2021/04/06(火) 23:53:12.51 ID:ThXLUu+/.net
ジョン・フォードやハワード・ホークスの映画もゴダールやストローヴ=ユイレよりはスターウォーズやゴジラ対コング側だからな

203 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 00:44:03.16 ID:y0pyQtKv.net
>>176
これは蓮實批判だね
浅田彰も蓮實を日本的スノビズムの法王とか言って馬鹿にしてたっけ

204 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 01:52:38.88 ID:oD3Lq+ga.net
バットマンでもバートンのリターンズには言及しており
精神を病んだキャラクターばかりを「エンターテインメント大作」風の作品にしれっと出すぬけぬけとしたところは面白いと。
柳下のような社会のはみ出し者への過剰な(感傷的な)思い入れというのではなく。

205 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 02:09:41.39 ID:40QgZdTM.net
≫精神を病んだキャラクターばかりを「エンターテインメント大作」風の作品に
≫しれっと出すぬけぬけとしたところは面白い

こういう斜に構えた批評が、とうに時代錯誤だというのが大方の見方なのでしょう。
蓮実重彦が「しれっと」「ぬけぬけと」と感じるようなことが、なんのインパクトもなくなっていて、
あまりにありふれていて、いまさら「面白い」わけでもない、ということに気づいていないと思う人は多いだろう。
けっきょくは、70年代、80年代のある種の知識青年層の、平凡な俗物根性に過ぎないシニシズムを、
「自分のセンスは独特だ」と思い込みたがっている心理には受けたスタイルのまま、という感を強く持つ。

206 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 02:13:27.86 ID:40QgZdTM.net
蓮實重彦自身は、至極まっとうな、ぜんぜん「はみ出さない」知識人であって、「しれっと」も「ぬけぬけ」もしていないのが、
わかられているのです。

207 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 02:20:55.68 ID:40QgZdTM.net
蓮實訳のドゥルーズのマゾッホ論にある「否認と宙吊り」の「上昇」を望まず横にずれる「戦略」が、
上でどなたかおっしゃったように「ソビエト(正統的マルクス主義の意味だろう)に対するもの」でなければ、大した意味がないのとおなじで、
ハイカルチャーやプロレタリア芸術思想な「真面目さ」がなくなると、蓮実的な斜に構えた批評スタイルも、
対すべきものがなく、大した意味をなさない。

208 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 02:34:10.61 ID:40QgZdTM.net
福田和也の、若いころの横紙破りだったころの気分のいまだ抜けない、
体制内で功なり名をとげた老人、というかのような蓮実重彦についての評は、およそ当たっている。

209 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 02:49:00.36 ID:oD3Lq+ga.net
福田は蓮實でも江藤でも柄谷でも中上でもバカにするのは良い(効果はある)けど
では誰を毎回持ち上げてるかと言えば慎太郎とか村上春樹だったりするので結局ダメ。

210 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 03:04:23.54 ID:40QgZdTM.net
福田和也は、自分のことを棚に上げた外野からのちょっと面白いヤジのごとき批評スタイルだし、
存在感にも差があるので、蓮実重彦と同列には扱えません。

211 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 08:58:34.92 ID:dRGsriWR.net
福田和也が江藤淳をバカにしたことなどありましたか?
無いでしょう、愛弟子なのに

212 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 09:16:34.48 ID:mztavYdQ.net
芸人が師匠のおかしい話をネタにするのは良くあること

213 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 09:17:10.26 ID:oD3Lq+ga.net
尊敬してるとは言ってるけど、チラチラと馬鹿にしてた。
同じく評価はしてる柄谷に対してもプライベートの冴えなさを具体的に挙げたりして。
ただひたすら嫌われてその上でボロカスに言われてる蓮實の方がダメージなさそう。

214 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 09:24:12.31 ID:oD3Lq+ga.net
村上龍を「流行を7年遅れで追いかける田舎者」とし、最高傑作は「テニスボーイの憂鬱」というのも…
テニスボーイは本宮ひろ志のマンガのナンパ路線よりはずっと面白い(愛と幻想のファシズムは「お勉強」した本宮ひろ志みたい)けど。

あまりにも調子づいてる時の罵詈雑言には、いくら冷酷さを装っても福田自身のコンプレックスが滲み出てるような気もする。

215 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 09:48:26.91 ID:mztavYdQ.net
>>214
田舎者だから良い小説は書けない、ということはない。

216 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 10:13:35.18 ID:oD3Lq+ga.net
大江が妹と結婚するのに大反対したと言われる伊丹十三。
宮本信子が持ち込んだ嫁入り道具をすべて捨てたスタイリッシュな男。

217 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 10:15:18.85 ID:oD3Lq+ga.net
福田が「あらゆる遊びに飽き果てた」だの慶應ボーイだの元パンクスだの言っても…

218 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 10:57:55.62 ID:7WDCpmtN.net
デブは何言ってもデブ。

219 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 11:02:06.91 ID:oD3Lq+ga.net
デブですらなくなって、どこかへ消えてった。

220 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 21:36:36.88 ID:y0pyQtKv.net
奇妙な廃墟とボヴァリー夫人論てどっちが凄いの?

221 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 23:09:08.82 ID:RGk8rcQx.net
『子猫をお願い』の映画評は『ボヴァリー夫人論』を応用したように読めた

222 :吾輩は名無しである:2021/04/07(水) 23:37:19.65 ID:dRGsriWR.net
福田先生って離婚したんですか?

223 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 01:44:50.03 ID:6jbzpFkr.net
死んだぜ?

224 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 02:58:03.32 ID:chugXC72.net
>>201
ニューシネマは好きだけどノーランは嫌い
アクションの殺陣もカット割りもくそじゃん
アクションコーディネーターが悪いのかも知れんが、どっちにしろそれを監督する立場にあるんだからノーランの責任だわな

225 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 07:31:42.32 ID:To82/QrS.net
福田和也は図書新聞でイキってるデブだったな。

226 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 14:39:17.54 ID:lhFxlLwO.net
蓮実重彦はかつて、蓮実重彦を受取人として振り出された小切手を
近所の銀行に持参して、そこにある蓮実重彦名義の口座に記載の金額を振り込むよう手続きをしてほしいとの旨を行員にいった時のことを日経新聞に書いた。
蓮實氏は、行員から身分証明書類の提示を求められ、わたしは運転もしないので免許証もない、などのことをいったところ、それでは手続きできない決まりです、云々ということになり、そこから少々押し問答になったというのである。
その件について蓮實が言うに、蓮實重彦その人を受取人とする小切手に記載の金額をその蓮實重彦その人の名義の口座に振り込むよう手続きするに、際して、小切手を持参した者の身分証明はいらないだろう、ということだ。たしかにそのとおりだろう。たとえ、小切手を持参した人間が、別人であっても、何の問題も生じない。
そして、蓮実氏は、こういうわけのわからない決まりを、なにも疑わずにいる様な不合理的な心性がはびこっているから、本州四国間に橋が3本もかかるようなおかしなことになるのだろう、といったことを書いて締めくくっている。

わたしとしては、蓮実重彦が書いた内容は、一般論としてもっともだと思うが、一方で、その応対をした銀行員がかわいそうだ、とも思うのだ。
銀行員は、決まりどおりにやらないと上司に怒られるとかというような目に合うのだろう。
その客である蓮実重彦は、当時、東京大学総長である。
東大総長のお客の要望(クレーム?)と会社の決まり事との間に挟まれて、行員は困った立場になっている。このように地位の高い客の正論にもとづく「強硬」な態度は、広義のパワハラになりかねないのである。
蓮実重彦は正論よりも、その銀行員にたいする世間並みの思いやりを優先すべきだったのではないか。

227 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 20:09:04.42 ID:UwJ5Hhtc.net
個人商店じゃなく一応銀行だからねー
文章で銀行自体にケチつけるのはいいとして受付係も個人の裁量で勝手なことは出来ないからな

しかし蓮實先生、車も運転出来ないで映画を語ってたのか

228 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 20:59:33.24 ID:FYcxKEtv.net
フランスのTVシリーズ「現代の映画作家」でたけしの回にインタビュアーで
出たときの、蓮実のハイヤーの運転手に対する態度はドン引きするレベルだよな

229 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 22:41:12.91 ID:XYS4QeMg.net
吉本隆明「彼は伯爵か何かなんですか?」

230 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:04:08.00 ID:lhFxlLwO.net
「伯爵夫人」は、さすがに傑作ですよ。
蓮実重彦が書いたすべてのもののなかで、ベストです。
とにかく完成度が高い。思想の水準はもちろん、構成の巧みさ、パロディの秀逸さ、文章、どれもぴったりはまっている。
それと作品の背景、あの雰囲気をだせる人が、
もういないでしょう。
マネできる人は、まずいない。
日本のポストモダン文学史上の最高作なのはまちがいないです。
21世紀の日本文学で、同等の作品というと、笙野頼子の「だいにっほん三部作」くらいしか思いつかない。

231 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:05:27.57 ID:lhFxlLwO.net
×思いつかない
〇思い浮かばない

232 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:21:47.38 ID:XYS4QeMg.net
蓮實重彦「わたしは無爵である」

233 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:24:04.50 ID:PNQ/zxG7.net
>>230
あのエロ小説よくできてるよね本当に
太平洋戦争開戦前夜という時代設定も秀逸

234 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:24:28.10 ID:lhFxlLwO.net
母方の祖父が男爵ではなかったですか。

235 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:34:10.46 ID:UwJ5Hhtc.net
 私自身は、文学賞の候補になったりする以前、文芸誌に掲載された時点で当の『伯爵夫人』を読み始めたものの、その惨憺たる内容に呆れ果て、半ばほどで読み進めることを放棄したのであった。
 とはいえ、これは、『伯爵夫人』という小説が完全に無価値であることを意味しない。むしろ、ある程度の価値が担保されてしまっているということにこそ、この小説のタチの悪さがあるのだ。……
『伯爵夫人』という作品を構成する言語を技術的に分析する限り、どこがどのようになりどのようなことがなされどの程度の技術的水準にあるのかということは、どの点から見てもそこそこ高い評価を下さざるをえない。
しかし、そこで駆使されている技術は、既存の文学研究において提出された技術面での理論的言説において、既に明確に定式化されているようなことばかりなのである。
ここにあるのは既知の技術の組み合わせでしかなく、小説家としての蓮實重彦自身の取り組みによって従来の理論的研究からはみ出した部分は、全くない(とりあえず、私が読んだ前半までの範疇では)。
 言ってみれば、これはリヴァース・エンジニアリング小説とでもいうべきものであって、文学研究・文学理論の成果をそのまま適用しさえすれば誰にでも書けるはずのものなのである。
その意味では、プロの書き手でも批評家・研究者の類でも、この小説から学べることは何一つない。『伯爵夫人』より低水準の小説しか書けない実作者などというものは単に不勉強でトレーニングが足りないのだからプロ失格だし、批評家・研究者がこの小説の読解を通して新たに生み出しえる知見などというものも存在しない。
 にもかかわらず、ここに何か語るべきことがあるかのように振る舞ってあれやこれやの論外の駄弁を労する連中の醜態を鼻で笑っていたりもしたのだが、さすがにこんな茶番が文学の名の元に行なわれるのはあんまりなのではないかとも思い、
『伯爵夫人』を最後まで読み切ってその技術的成り立ちを全て明確に示した上で「この小説に何か取り立てて語るべきことがあるかのように考えている者は、全員、単なる馬鹿である」という結論に至る文章を書こうかなどとも考えたりしたのだが、後半を読むのは完全に時間の無駄であろうと判断して結局やめておいたのであった。

236 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:38:22.62 ID:UwJ5Hhtc.net
 そんなことがあるうち、なんだかこの小説が文学賞の候補になって大きな話題になりつつあったのだが、そんな中、ただ一人、この小説に関して非常に的確であり私にも妥当であると思える評価を下した人物がいた。
これまでも、それなりに信頼に足る業績を積み上げてきており、その仕事にも一定の評価を下している批評家……そう、蓮實重彦である。この小説に対して述べる機会がなぜかあった批評家・蓮實重彦は、
この程度の作品であれば文学研究者であれば大した労力もかけずに誰でも書ける程度のものでしかなく取り立てて価値もないことを、辛辣ながらも的確に評していたのであった。……いやー蓮實先生、やっぱりさすがですね〜。

 さて、やや脱線が長くなってしまったが、セリーヌやジュネやベルンハルトの手になる小説は、文学研究のリヴァース・エンジニアリングによって完全に説明がついてしまい正当な手続きさえ踏めば誰にでも構築できてしまうようなしょうもない小説とは、まさに対極にあるものである。
 既存の文学理論の方法論なりそこで積み上げられた分析方法なりをセリーヌなりジュネなりベルンハルトなりに適用してみて明らかになるのは、むしろ、なぜそのような文章をそのように長大に書き連ね連結することによって長篇小説を構成することができるのか、全く理解不能であるということだろう。
 むしろ、セリーヌやジュネの場合、純粋に技術的な見地からのみ見ると、そこにそれまでの文学史で登場していなかった高度な達成があるとも思えない。にもかかわらず、作品全体としては、高度な達成がなされていると評価せざるをえない。
……以上のような、明確な分析を拒む異様な散文を改めて丁寧に読み続けることによって私が改めて実感するようになったのは、セリーヌとジュネがあれだけの分量を持つ長篇小説を平然と何作も書くことができたのは、全くわけがわからないということだ。

237 :吾輩は名無しである:2021/04/08(木) 23:46:06.49 ID:XYS4QeMg.net
確か戦前戦中の映画鑑賞についての話でかな

吉本)戦前戦中に映画を見てる人なんていなかった
蓮實)いやいや普通に見てた、『モロッコ』が売れると『トロッコ』が出てきたりしてた
吉本)そんな文化豊かな生活ができたなんて、あの方は伯爵か何かですか?
蓮實)何か言ってる方がいるけど、わたしは無爵である

こんなヤリトリがあったのよ(もちろん直接の対談ではないよ)

238 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:06:09.48 ID:bJQokckT.net
「伯爵夫人」の文学理論や文章技巧やポストモダン的な構成などのことばかりいう人が多いが、
それは一面的だ、と私は思う。
あの作品は、おそらく蓮実重彦のお祖母さんへの思いが書かせたものではないですか。
「伯爵夫人」の底にあるものを一言でいえば、愛だと思いますよ。

239 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:10:25.90 ID:vTnBvD+i.net
新垣隆「私は、お金とか名声が欲しいのではありませんでした。佐村河内の依頼は現代音楽ではなく、調性音楽でしたから、私の仕事の本流ではありません」、「彼の申し出は一種の息抜きでした。あの程度の楽曲だったら、現代音楽の勉強をしている者だったら誰でもできる。どうせ売れるわけはない、という思いもありました」

この発言を真似したかったとしか思えない

240 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:11:52.95 ID:bJQokckT.net
≫『伯爵夫人』より低水準の小説しか書けない実作者(中略)はプロ失格

職業作家では、一人もいないから、日本の文学界は全滅でしょう。

241 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:13:28.01 ID:bJQokckT.net
ところで、235,236は、いったい誰が書いたものですか。

242 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:17:54.22 ID:c1ou19yg.net
238、蓮實重彦が最も忌み嫌った評価で絶賛するってなかなか意地悪ですね

243 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 00:27:34.53 ID:bJQokckT.net
≫文学文学研究・文学理論の成果をそのまま適用しさえすれば誰にでも書ける

すぐにこういうことを言う人が出るけれども、
書けませんよ。
だいたい、あの時代のあの階級の女性たちに特有の言葉遣いが、文壇の現役では、
もはや蓮実重彦くらいしかわからないでしょう。
生きていいたら100歳以上の太宰の「斜陽」でさえ、三島由紀夫に言葉遣いが変だ、とか言われたんだから。

244 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 08:17:26.15 ID:JkhaIUJ6.net
戦場の描写なんてうまいけど、全体的にチープなのは通俗的な文学性を回避したわけなのか?
性器の名を連呼するのは「やんちゃ」がしたかったのか?
あの短さ(長さ)にこだわったのかもしれないが、細部が膨張して収拾がつかない状態になる事を夢見たりしないのか?
それは「批評家としての自分の倫理」が許さなかったのか?

245 :吾輩は名無しである:2021/04/09(金) 19:16:27.10 ID:vTnBvD+i.net
蓮實:いや、黒田さんは、これは傑作であり、私の書いたものは到底傑作と言えるものではありません。あの程度のものなら、私のように散文のフィクションを研究してる者にとってはもういつでも書けるものであるわけですが。あの程度の作品というのは、すなわち相対的に優れたものでしかない、ということだと思っております。


蓮實:いや、情熱やパッションはまったくありませんでした。もっぱら知的な操作によるものです。

蓮實:評価については先ほど申し上げたとおりです。相対的に優れたものであり、あんなものはいつでも書けるということです。それから、最初の質問はなんでしたっけ?

蓮實:いや、まったくなにも書いてません。お読みになってくださったんでしょうか? そしたらなにが書かれていましたか?

246 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 00:29:08.06 ID:ez1w/iVa.net
235,236の方は、The Red Diptychの方でしょう。
ちらちら拝読したところ、ひじょうに優れた批評が多くて、
ただ感心しました。

247 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 00:53:36.35 ID:yacoVYpO.net
アメコミの評論もやってた人かな
アルファビル、惑星ソラリスを並べて「見立てる」ことについて語ってたり
今見たら見れなくなってた

蓮實重彦等のコピペを接続して文章を完成させていくブログも好きだった
書きたいことはすでに書かれているってノリのね
評論DJみたいで面白かった
こちらも見当たらないな

248 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 07:12:02.40 ID:26PwdZtN.net
蓮實さんは細部が膨張して収拾がつかない状態になるフリしか出来ないでしょ
どこまでも相対的な聡明さの人であって愚鈍なる野蛮な知性からは徹底的に見放されてる人ですから
批評ではその聡明さが威力を発揮するけど小説ではその限界が激しく露呈する
伯爵夫人は読んでないけど陥没地帯をそれなりに期待して読んだ時のガッカリ感は忘れられないな

249 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 08:40:32.42 ID:T5KPGYr+.net
>>233
大東亜戦争な

250 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 12:01:18.74 ID:ez1w/iVa.net
僧正遍照『古今集』『小倉百人一首』
天津風(あまつかぜ)雲の通ひ路(かよひじ)吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむきのつらゆき

紀貫之の評は、絵にかける女を見ていたづらに心をうごかす、ようである、というもの。

こぬひとをまつほのうらのゆふなぎにやくや藻塩の身もこがれつつ

後鳥羽院の定家評は、定家は生得の上手にてこそ、こことなにとなけれども、うつくしく言ひつづけたれば
殊勝のものにてあれ

「伯爵夫人」についての蓮実重彦本人の評も含めた世の大方の評は、
こういうのに似ているのです。
日本ポストモダニズム=「伝統」・プレモダニズムという批評は正当だろうが、
そういうものへの批判にしても同じくらい古くから「伝統」的にあるのです。

251 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 12:02:25.81 ID:ez1w/iVa.net
引用の藤原の定家の歌は、「新古今集」「小倉百人一首」に自選

252 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 12:04:51.60 ID:ez1w/iVa.net
×天津風(あまつかぜ)雲の通ひ路(かよひじ)吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむきのつらゆき
〇天津風(あまつかぜ)雲の通ひ路(かよひじ)吹き閉ぢよ をとめ(乙女)の姿 しばしとどめむ

253 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 12:50:10.12 ID:ez1w/iVa.net
かかるものを幽玄というならば、幽玄の冒涜だと思っている。
屏風に向うて歌をつくり白氏文集の句を唱して歌をつくるは、尊からざるごとく
(斎藤茂吉「定家の歌一首」)

紀貫之の僧正遍照の歌への批判とおそらく同趣旨でしょう。
なにも近代になってはじめて日本ポストモダン的「伝統」が批判されたわけではなく、
批判のほうもおなじく「伝統」的なのです。

254 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 12:58:21.84 ID:ez1w/iVa.net
後鳥羽院は承久の乱を引き起こしました。
しかし、その寵臣の藤原定家は、「紅旗征戎吾事(わがこと)に非ず」といって、
関わりませんでした。そして、鎌倉幕府よりだった義弟が乱ののちに太政大臣になったおかげで、
破格の正二位にまでなりました。
なお、三島由紀夫は晩年、定家のように「紅旗征戎吾事(わがこと)に非ず」といった「政治」に対する諦念を自分は持てない、といっていました。

255 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 14:02:25.29 ID:ez1w/iVa.net
ちなみに、後鳥羽院の西行評
「こころ殊に深し」
定家評とは逆です。

256 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 14:04:59.37 ID:cFfQIylI.net
ICレコーダーに西落合1-18-18 更生施設けやき荘にたった数日入居していた間偶々偶然に録音したのをみつけその内容の酷さに公表する事を決意しました、文字起こしします。
西落合1-18-18 更生施設けやき荘勤務の柳沢は、職員に対して「ここの入居者に対してはどれだけ酷い事をしても、第三者委員会も設置してあるだけ、施設の苦情にここの入居者の「人間以下」が訴えたら「事実と異なる」と本当の被害であったとしても、そのように言い切れば「こちらの言い分」を裏付けも取らずに鵜呑みにするよ「世間」は・・・職員が「ここの人間以下のゴミクズ以下の入居者」を殴ってごらん・・・殴られた入居者が警察に訴えたら「こんなところに入居している「人間じゃあない生き物の言い分」を信用するのか」と言えばいい・・・土下座して謝罪してくれるよ「警察が」
そう言って柳沢は近くに居た入居者の女性の髪を引っ張り平手打ちした(平手打ちをした音声が入っていた)
「これを世間に訴えても「映像証拠」でもない限り「こちらの言い分」を世間は鵜呑みにする・・・ここに入居している人間は生活困窮者でもあるからスマートフォンは所有していない・・・「映像証拠」等撮れない」
そう言うと柳沢は、平手打ちをした入居者に対して馬乗りになり激しく殴打した(殴打していると思われる音声が入っていた

257 :吾輩は名無しである:2021/04/10(土) 14:09:25.34 ID:ez1w/iVa.net
紀貫之 古今集仮名序

やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける 
世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、
心に思ふ事を、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり 
花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける 
力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、
男女のなかをもやはらげ、猛き武士の心をも慰むるは、歌なり・・

258 :吾輩は名無しである:2021/04/11(日) 08:44:14.89 ID:UIaYFQWI.net
蓮實重彦の趣味にどこまで同一化出来るかを競うシネフィルの不毛なゲームの規則なんか無視する浅田彰や福田和也のほうがマトモ

金井美恵子が柄谷行人に小説が読めないとか浅田彰は映画のセンスが悪いとか言うのも蓮實に染まってない!ってことだからな
恥ずかしい奴

259 :吾輩は名無しである:2021/04/11(日) 18:04:44.37 ID:7xof1ruR.net
とはいえ、浅田彰は、本を書かない。
福田和也は、書きまくっているが、その実は、雑文を書き散らかしていただけで
ちゃんとしたものは書かない。
これでは、迫力がないでしょう。
金井美恵子という人は、精神的に蓮実映画批評に依存しすぎな感じです。

260 :吾輩は名無しである:2021/04/11(日) 18:08:25.94 ID:7xof1ruR.net
しかし、浅田、福田両氏がそうなっている理由も、すこしわかるような気がします。
日本の思想や文学について、とうに諦めてしまっているのではないでしょうか。

261 :吾輩は名無しである:2021/04/11(日) 22:26:05.53 ID:jXdSx36x.net
>>226
ゴダールの映画には日本車がよく出てくるけど、
重ちゃんは、ゴダールは日本車は個性がないを引用してるだけ。

この人車のこと知らないんだと思ったよ。

262 :吾輩は名無しである:2021/04/12(月) 01:05:31.52 ID:Eg700YOR.net
蓮實は画面の中にどういう形の存在がどう位置しどんな光が当たりどのくらい映っているかなどを問題にしてれば良い。
「車好きから見たゴダール作品」とかそういうのは誰かにやって貰えば充分。
ガンマニアが見たら名作だっていい加減極まりないと唾棄される事もよくあるのだし、そういう角度から蓮實批判するのは良いけど、勝ち誇る事などできない。

263 :吾輩は名無しである:2021/04/12(月) 05:30:54.91 ID:rCGLYVLN.net
>>262
批判は勝ち負けじゃない

264 :吾輩は名無しである:2021/04/12(月) 08:41:48.77 ID:gtnNYUSm.net
Howard Hoaxさんの書くもの面白いね
変な人のことなど気にせず書いたほうがいいと思うなあ勿体ない
徒労感が凄いのかもしれないけど・・・

265 :吾輩は名無しである:2021/04/12(月) 12:36:36.50 ID:+oVp0TZD.net
しかし、蓮實スレの住民は、さすがに優秀です。
それも蓮實先生のおかげではないですか。
やはり、何について語るか、あるいは、誰について語るか、
といったことが議論の性質をきめていまうところがある。
これが現在活躍中の50歳以下の思想家や作家について語るスレッドだったら、
はっきり言ってどうでもいい連中だからまともな話のタネもないし、
たとえ、話が成立しても、へんなステマみたいなのが出てきて、荒れて終わりになるでしょう。
あるいは、ずっとうえの、四方田犬彦や松浦寿輝について語るスレッドであっても、
こうはいかないでしょう。
けっきょくのところ、さすがは蓮実重彦、ということなのです。

266 :吾輩は名無しである:2021/04/12(月) 21:52:28.83 ID:gtnNYUSm.net
何をいかにして語るかは両方大事なのに、いかにして語るかだけを問題にする蓮實はやはり問題だと思うという素朴な正論をやはりぶつけたいw

267 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 08:05:30.40 ID:rk4QOIvj.net
>>259
すでにご存知と思うが知ってる範囲では田中康夫との対談が唯一定期的に
行ってる仕事かな
https://sotokoto-online.jp/feature/29

268 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 14:30:08.49 ID:TXDzz3Hr.net
福田和也の東浩紀評は、
久しぶりに会った。むかしよりは大人になっていたが、相変わらず、教養がない、
漫画とアニメしか知らない、というようなものです。

若いころは横紙やぶりで、出世してからは清濁併せ呑む、
という福田氏の蓮実評は、遥かかなた上のレベルでの批判でしょう。

このように福田氏にしても、ちゃんと相手を見て、
しかるべき批判をしているのではないでしょうか。

269 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 14:36:05.53 ID:H2iDGBhz.net
>>268
福田より哲学は知ってるんじゃないですかね、東は

270 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 14:52:24.97 ID:TXDzz3Hr.net
東浩紀の哲学の「わかり方」というのは、解説書的なものですからね。
お勉強的には、間違ってはいない。ただたんにそれだけ、というものでしょう。
もっと若い千葉雅也さんには、むかしからすこし「過剰」なところがあって、
東氏が「郵便的」みたいな図式で分かった気になっているところを、
マラブーとかを援用したうえで、
もっとモヤモヤっとした領域に踏み込むような面があります。
雑に言えば、「郵便的」は、存在者の存在を、
けっきょくは存在者として扱う議論の一種なのです。
千葉氏は、それでは元も木阿弥ではないか、ということにかなり若いころから気づいていた感じだ。
しかし、千葉市が、それをうまく言えているとは思えませんが。
とはいえ、ハイデガーでさえ、うまく言うどころか、
うわ言みたいなのを繰り返すことに終始していた問題ですから、
しょうがないでしょう。
おもうに、福田和也はむかしから、千葉さんがひかかっかようなことは、
はわかっていました。福田氏は、勉強しなくても第一観でわかる人なのです。
福田・浅田の共通点は、地の頭が極端にいい坊ちゃん育ちところでしょう。だから気が合うのです。

271 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 15:11:54.87 ID:TXDzz3Hr.net
柄谷行人の東評は、倫理的衝迫がぜんぜんない、ただ有名になりたいだけの子供、
というものです。
倫理的衝迫のない人が哲学をやっても、それは単なるお勉強です。
「お勉強」ですから、画一的教育制度に順応した人ならば、
それなりに上手くやれるでしょうが、しかし、それだけのこと、ではないですか。

272 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 21:54:32.26 ID:/Mi/28eX.net
ID:TXDzz3Hrは自分が東より物を見る眼があると勘違いしている

273 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 22:26:42.19 ID:TXDzz3Hr.net
ゲンロン 批評家養成講座 蓮実重彦の功罪
高橋秀明

蓮實は最近、『ユリイカ』の中で「あるとき見ることをやめてしまうことこそが最大の映画批評であるという可能性もあるのではないか?」と述べているが*3、これはいったいどういうことなのだろうか?あれほどまでに見ることにこだわり続けていた批評家が、見ることをやめてしまうことを肯定するかの発言をするとは、どういう意図なのだろうか?文字通り受け取っていいものだろうか?そのことの真意を問うために。そもそも私たちは何を「見ている」のかについて考察していく。

 脳機能学者の苫米地英人によれば、私たちの脳は自分にとって関係がないと思っていることは、脳幹にあるRAS(網様体賦活系)と呼ばれるフィルターが遮断し、情報を情報として受け取れていないという*4。つまり、我々はRASによるフィルターを通して、現実世界を認識しているのである。その結果、我々はしばしば、目の前にあるものが見えなかったり、ないものが見えたりすることが起きる。このような、認識できていない部分のことを苫米地は「スコトーマ」(盲点)とする。これは宮台のいう「見たいものしか見ない」ということ繋がるのではないだろうか。『世界はそもそもデタラメである』の中でも、宮台は安定した世界像の方こそが主観性による世界の体験加工なのだとして、体験加工以前の世界が描かれている映画を擁護する*5。
 このように考えると蓮實の映画批評における徹底して、「画面」=「表層」を「見る」とは、苫米地のいうような「スコトーマ」を失くし、現実世界そのものを認識しようとする試みであったといえる。ただ、全てを見ようとしても、人間の脳には限界があり、全てを見ることが出来ない。また、メディアなどの変化により、DVDなどで自分が見えていたと思っていたものを検証することが可能となった。その結果が、さきほど挙げた『ユリイカ』の中での蓮實の発言だったのではないだろうか。

274 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 22:34:33.16 ID:TXDzz3Hr.net
前に、「認知限界」云々ということを書いていた別の人の批評を引用しましたが、
↑もおなじ線の理解です。
こういうのが、蓮実映画批評についての東氏系の理解なのです。
浅田彰の一見しては頭よさげに見える悪いところ(浅田氏の良いところは別にある)からばかり影響された東氏の「理系っぽくする」、
あるいは、ブルーバックスふうに「理系っぽく」しないと頭に入らないので物がいえない、という面を
そのまま引き継いでしまっているのです。
蓮實重彦は、文学でしかいえないことを文学の言葉で語っているのに、
サイエンスの言葉に翻訳してしか理解していない、ということです。

275 :吾輩は名無しである:2021/04/13(火) 22:45:38.23 ID:/Mi/28eX.net
>>274
いい加減自分は物を分かってると自惚れるのをやめなさい

276 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 01:33:55.68 ID:62TuJ23c.net
キルケゴール 遺構から

混乱していること、それは、学問として伝えられるべきものが、芸術として伝え
られる場合であるが(・・・)、同様に、芸術として伝えられるべきものが、学問
として伝えられる場合もそうである。そして、現代における混乱は、ここに、す
なわち、倫理的なものが、学問として伝えられている、というところにある。

277 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 01:34:26.64 ID:62TuJ23c.net
×遺構
〇遺稿

278 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 08:27:25.05 ID:Ug655eRD.net
教養かあ・・・厄介なもんだね
教養あったほうがいいんだろうけどさ教養のマウンティングばっかりで実際の仕事は大したことないってことばかりじゃないか
浅田や福田はマトモな仕事出来ないし蓮實はあんな程度の小説しか書けないし
結局才能と言ったら身も蓋もないが

279 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 08:29:06.16 ID:Ug655eRD.net
変なオタク的な教養の煽りは無視していいんじゃないかなあ

280 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 13:20:01.28 ID:SUQRxxYP.net
教養あったからって仕事ができるわけではない。

281 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 14:36:41.05 ID:62TuJ23c.net
「感情教育』(L'Éducation sentimentale)は、情操教育でもいいわけでしょう。
蓮實映画批評は、学問として知識を伝達するものではなく
芸術として伝えるべきものである情操の伝達なのです。
蓮実重彦が感得したものをほかの人にも伝えたい、
趣味判断において普遍性を主張したい
(そのためには語学力や出身階級などにとらわれず万人にたいして開かれていなければならない)、
これは倫理的要求です。
そのためにあのようなスタイルになっているのでしょう。

282 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 16:04:46.56 ID:62TuJ23c.net
浅田・福田両氏には、美の判断を崇高の判断に近い形で理解するような
ハイデガー、リオタール、ドゥルーズなどの系統の解釈を
安易に受け入れてしまう軽薄なところがある。
これは、天変地異や大乱の待望、サド・マゾヒズム、ファシズム・ナチズム、
公理論的(公理主義的)方法の過度の肯定、といった考え方に至りやすい。
國分巧一郎氏などは見たかんじ普通っぽいから、浅田・福田両氏ほどのつよい嗜好に基づくわけでもなかろうに
ドゥルーズがそうだから、というだけの理由で、美=崇高判断賞賛みたいなことを書いている。
蓮實重彦には、「マゾッホとサド」の訳者であるにもかかわらず、そういうことには陥らないような節度もある。
後期のパゾリーニにダメ出するのも、リンチ監督やら大勢のその種の人を無視するのも、
そういう節度が働いているからではないですか。

283 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 16:07:58.26 ID:62TuJ23c.net
たぶん、蓮実重彦は、フランシス・ベーコン(画家のほう)も無視しているでしょう。

284 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 16:55:12.20 ID:GLZizTwf.net
>>282
あんたはどうなの?

285 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 17:00:56.54 ID:62TuJ23c.net
わたしは、あまり節度もないし、その種の嗜好が強烈で、抑えきれない。
しかし、公理論的方法はきらい、というか、わからないから、
なんとなく気分的にきらい、ですか。

286 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 17:24:16.16 ID:62TuJ23c.net
そういえば、公理論的方法は、ハイデガーも嫌ってましたね。
形而上学の執拗な支配、と言っていました。
福田氏は、ハイデガーを援用したはずの「日本の家郷」では、空無である日本の歴史における生成のメカニズム、
みたいなことで、公理論のアナロジーみたいなことを言っていましたから、
案外と好きなんでしょう。
いがいに、福田氏は、じつはドゥルーズ寄りなんではないでしょうか。

287 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 17:43:46.07 ID:62TuJ23c.net
福田氏がじつはドゥルーズ寄りで、千葉雅也氏はじつはハイデガー寄り、
といえそうです。

千葉雅也『ツイッター哲学』発売
@masayachiba
·
2019年4月3日
ドゥルーズ+ガタリによれば、資本主義の脱領土化する速度は「公理系」に制約される。公理系とは、一国家には収まらない普遍的な原則のことで、諸々の人権とか、弱者保護、福祉とかがそう。ポリコレは資本主義の公理系と言える。
千葉雅也『ツイッター哲学』発売
@masayachiba
·
2019年4月3日
アンチ・オイディプスは、資本主義を制約する公理系をぶっ飛ばして脱領土化を加速するのが革命だと言っていて、これがニック・ランド。ポリコレは公理系なので、ランドの加速主義は必然、ポリコレ不要のダーク・エンライトメントになる。
千葉雅也『ツイッター哲学』発売
@masayachiba
·
2019年4月3日
僕はある種の加速主義批判かつ減速主義批判を展開する。ダーク・エンライトメントに対し、人権だ、ポリコレだ、と批判する啓蒙主義=減速主義者が資本主義と共犯関係にあることを指摘しつつ、ランドとも啓蒙主義とも違う線、別の速度について論じる。

288 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 18:27:15.95 ID:GLZizTwf.net
イスラム圏に欧米的ポリコレはないよ

289 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 18:37:14.37 ID:FJcM+kxR.net
ドゥルーズなんてわからんし、読んでなくてもいいんだよね。

290 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 18:58:01.12 ID:62TuJ23c.net
「資本主義社会は,数多の利害の表出に耐えるが,欲望の表出にはいっさい耐えられない。資本主義社会の下
部諸構造を吹き飛ばすには欲望の表出があれば十分なのだ )」(アンチ・オイディプス)

広瀬純

利害の表出は,それがどんなに革命的なものであっても,すなわち,それがどんなに甚大な危機を資本主義に突き付けよう
とも,資本主義の歯車を吹き飛ばすようなものにはならない,つまり,それによってもたらさ
れる危機を,資本主義は,おのれ自身の内的限界として処理し,そうした内的限界の拡大によっ
て乗り越えることができる。ドゥルーズ=ガタリは,内在的体系としての資本主義を「公理系」
と呼んでもいますが,新たな利害の表出に対しては,資本主義は,新たな「公理」を追加する
ことで,それをおのれの内部で処理してしまう。要するに,どんな利害の表出も「資本の平面」
上にとどまる現象でしかないということです。

291 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:03:32.34 ID:Ug655eRD.net
蓮實さん美術について語ったことあったっけ?
やはりひたすら描かれてるもの、造形されたものの表面を見るのが大事なんかね?w

292 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:03:56.08 ID:62TuJ23c.net
ちゃんと読んだら、千葉さんの「公理系」の理解が、従来のものと違うことに気づいた。
ドゥルーズ・ガタリの「公理系」というのは、
資本主義社会の法律その他のルールの総体のことでしょう。
なにもポリコレとかに限定されるようなものではない。

千葉さんが「公理系をぶっ飛ばして」というのは、
無視するというような意味なのかな。
それだとおかしい。
資本の運動をがんがん加速すると、それにつれて公理系もどんどん変わる、
というのが従来の理解だった。

293 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:09:47.18 ID:40Iucu3H.net
蓮實はとっくにオワコンのはずだが。
まだ、しつこくつきまとってうろついてる奴がいるんだなw

294 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:12:46.33 ID:62TuJ23c.net
ポリコレが、資本主義を加速したおかげで、現在盛んになった、という話なら分かるが、
どうも逆だな。

暗黒啓蒙主義のランドは「加速主義」だというのだが、
「加速主義」だと「構造と力」のころの浅田彰とおなじですよ。
どんどん資本の運動を加速していけば、いずれ器官なき身体になる、ということを、
「ちびくろサンボ」の三匹の虎がすごいスピードで、
サンボが登って天辺に逃げた木の周りをぐるぐる回った挙句バターになるたとえを出して説明したのは、
ひじょうに有名なことです。
その浅田の喩えを、中上健次が、柄谷行人、村上龍との鼎談でバカにしたものです。

295 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:32:40.61 ID:40Iucu3H.net
>>294
浅田も下らない例え話をしてたのかw
馬鹿にするのも馬鹿らしいようなw
ポスト構造主義の全盛時代には世界中でその類の例え話が流行ったろ。
それに釘を刺したのがソーカル事件であって。

296 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 19:53:19.44 ID:62TuJ23c.net
思えば現代思想ブームのピークの1980年代後半はいい時代だった。
日本はバブル経済のころで、
好景気が永遠に続くかのような錯覚に浸っていられたものだった。
その好景気の奇跡的な持続のムードのまま、
資本の運動を加速しまくれば、
いずれは差別やら抑圧やら搾取やらのない社会が来るかのような夢想をしていることができた。

297 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 20:07:10.06 ID:40Iucu3H.net
>>296
中上の文体はフィジカル、つまり物理的な
表現が多いんだが、そういう特質を彼の文
体は失って行ったのではないかな。
ミケランジェロの彫刻に顕著なんだが、彼
は奴隷の肉体を自由民の肉体と区別してい
た。中上にはそういう区別はついてなかった
と俺は思う。つまり中上は奴隷の肉体=被差別
民の肉体を分かってなかった。

298 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 20:07:25.48 ID:62TuJ23c.net
超越論的金融哲学論考 / 藤崎 達哉【著】

すばらしい題名の本を見つけた。
スレチかもしれないが、ぜひ皆さんにも知っていただきたいので、コピーしました。

299 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 21:28:30.65 ID:62TuJ23c.net
wiki
上部構造は政治的・法制的な諸関係や社会的意識の諸形態、たとえば道徳・宗教・芸術などのことである[3]。これらは生産関係の総体を土台としており、
その土台に依存しかつ土台が変化するに応じて変化することから上層建造物の比喩として「上部」構造と名付けられている[3][6]。

ドゥルーズ・ガタリの「公理系」というのは、およそ
↑の「上部構造」をいわば機能主義的に言い換えたものだと考えれば、別にわかりにくいものでもないのだが、
そういう説明をする人をあまり見かけなくなりましたね。
千葉さんみたいに、公理系=ポリコレとか言う人も出てくるし。
ポリコレもイデオロギーだから、たしかに「公理系」の一部とはいえるでしょうけれど。

300 :吾輩は名無しである:2021/04/14(水) 21:38:27.51 ID:62TuJ23c.net
書き落としたが、「公理系」は、グローバルな「政治的・法制的な諸関係や社会的意識の諸形態
たとえば道徳・宗教・芸術」の総体、でしょうね。
そして、経済システムも、
相対的には強いものでしょうが、土台ではなく「公理系」を構成する一つということでしょうか。

301 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 07:56:18.27 ID:fWKu5rO6.net
下のようなのが、ドゥルーズ・ガタリ公理論の元ネタです。
こういうものは、むかし批評空間グループなどが、ネタばらしをしたんですが、
最近は忘れられていますね。
ヒルベルト→ブルバキの流れから出てきた数学的アイデアの一つ、
それをカントの崇高論の中の数学的崇高についての論説を拡大解釈したものでもって料理した、
ということではないでしょうか。

数学における概念拡張の二つの様式
八杉満利子

第二にブルバキ構造理論における概念拡張の仕組みを『建築術』に沿って
考察する。『建築術』は、異なる諸数学理論間に存在する共通項の系統的研究
という内的進化が、我々を公理的方法へと導いた、と言う。ブルバキの数学
論の核心は ”構造 ”概念である。構造とは個別の数学理論から個別性を捨象
して得られる、多くの理論に共通な性質の公理的規定と言える。公理を増や
すにしたがって下部構造が定義される。
構造理論における概念拡張の同質性は次のように述べることができる。初
期理論が、ある構造に属し、その上の演算あるいは関係(性質)に関して理
論の拡張という内的必要性が生じたとする。それに応じて定義される新理論
が初期理論の所属する構造に公理を付加した下部構造に所属するとき、この
拡張は同質的、と見なしてよい。内的必要性は当然成り立っており、理論の
法則は構造の法則として形式的に継承されるとともに、初期理論の要素も演
算も新理論の中に同じ形で埋め込まれる。したがって形式保存も実質保存も
成り立っている。

302 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 08:02:34.80 ID:fWKu5rO6.net
なお、ドゥルーズ・ガタリ公理論のねらいは、
最近は言いたがりませんが、
硬直化していたマルクス・エンゲルス主義構造論の改変だったのは、
あきらかです。

303 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 13:34:23.87 ID:fWKu5rO6.net
ドゥルーズ・ガタリによれば、
資本主義は、既存の共同体を破壊してあらゆる商品を「脱領土化」する一方で、
所有権という形でそれを「再領土化」して秩序の中に回収する制度、ですから、
ランドの「加速主義」(浅田彰「逃走論」と同趣旨)の結果は、なにか秩序だった違う地平がひらける、
ということなはずなので、ドゥルーズが正しければ、
千葉雅也氏が心配するようなこともないでしょう。

つまり、ドゥルーズは無政府資本主義のイデオローグ、フーコーはそれにくわえて少年虐待魔でもある、
というような一面を見せないようにして、いまどきのソーシャルリベラリズムに反しないようにあく抜きして
解説しているから、↑の引用のように、突っ込まれるようなことをいわなければならなくなるではないでしょうか。

304 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 14:53:32.77 ID:fWKu5rO6.net
IMさんのよる小泉小泉義之「ドゥルーズの哲学」の書評

私はドゥルーズより数年遅れて生まれました。彼が活動的であった60年代から70年代にかけて、私も数年間をパリで過ごしました。国立の研究所でしたし、付き合う人も理系とは言え、教養の高い人たちでした。相当突っ込んだ話が出来るようにもなっていました。例のパリ騒動も現地で体験しました。でも、ドゥルーズについて彼らと会話したことは一度もありません。その後も親密な付き合いが続いていますが、今になっても、話題には登って来ません。日本での、ある層に限られていたかもしれませんが、あの「知識人」たちの熱狂ぶりは何であったのでしょう。
この書で題材に取り上げられている、複雑系の問題は、私の専門ではありませんが、関わり合いはあり、多分私も日本では最初に着目した人たちの中に入ります。ほとんどローレンツと同じ時期に、同様な性質を持つ現象に着目して論文を書いたこともあります。それもあり、かつは何年か前にソーカルの批判を面白く読んだこと、もう実験に携われなくなったので、もっぱら科学哲学の書を読み始めたことなどもあって、この書を通読しました。
レビューを見て、なるほどと思いました。見事に、評価が分かれています。私も少し、厳密というほどでなくても、いくらかは詳細に分析してみようと思いましたが、断念しました。理由は他の方のご意見でもお分かりになると思います。とても分析にかかるような代物ではありません。確かに、単なるドゥルーズの解説書ではなく、著者が彼を下敷きにして自分の書きたいことを書いたという書なのですが、ソーカルの意見は、この書にも当てはまります。数学的概念の使い方など、変に初歩的なこと、いきなり「哲学」的な意味をくっつけるところ、全く「教祖のご託宣」調の、批判を許さない断定、等々、解説者の調子がこれに輪をかけて、まるで「哲学村」の同人紙みたいですね。

305 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 15:01:17.17 ID:fWKu5rO6.net
ローレンツと同じ時期に云々という記述からして、上の書評を書いた方は、
京都大学理学部(当時、カオス・非線形物理学・非平衡統計力学研究の世界の最先端)
にいた先生のどなたかの可能性がおおきい。

306 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 15:19:46.28 ID:1ayVTDLI.net
ドゥルーズを引き合いにして蓮實を延命させるのかw
どんだけせこいんやw

307 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 16:11:45.00 ID:fWKu5rO6.net
ハイデガー ナチ党員 女子学生との淫行の常習者
ウィトゲンシュタイン 青年買春の常習犯
フーコー ホモセクハラ少年買春魔
ドゥルーズ オルタナ右翼の元祖
ネグリ 赤い旅団の幹部?
蓮實重彦 髭男爵

308 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 16:32:31.41 ID:kugWqSB8.net
ドゥルーズがオルトライトってのはどんな意味で?
千葉雅也が硬直したポリコレリベラル連中に批判的なのは知ってる
ハスミは生活保守って感じかな

309 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 16:44:22.63 ID:fWKu5rO6.net
shiki02

ニック・ランドは、もともと大陸哲学とフランス現代思想の研究からスタートしており、初期にはジョルジュ・バタイユに関する著書もあるが、90年代中頃になると、のちに「加速主義(accelerationism)」と呼ばれることになる思想を展開するようになる。加速主義とは、ざっくり言えば、資本主義のプロセスを際限なく加速させることで、あらゆる既存の体制や価値観を転倒させる技術的特異点=シンギュラリティを志向する思想的立場を指す。
 
 この思想は、フランスの現代思想家ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリによる共著『アンチ・オイディプス』から多大な影響を受けている。1972年、パリの五月革命の余韻醒めやらぬなか書かれたこの大著は、「資本主義と分裂症」という副題が付されているが、その中で「脱領土化」という概念が出てくる。これは一言でいえば「解体」のプロセスであり、土地や貨幣がグローバルに流動化していく資本主義、そして自我が解体していく分裂症患者に見られるプロセスであるとされる。

310 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 17:12:30.08 ID:fWKu5rO6.net
アルチュセールを忘れていた。

アルチュセール 妻を絞殺

311 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 17:34:07.91 ID:fWKu5rO6.net
広瀬純

「服従集団には革命的集団と反動的集団とがあるとドゥルーズ=ガタリは考えています。新た
な利害を表出させ,資本主義を危機に晒すのが革命的な服従集団ですが,この革命的服従集団 ・・・・
は,おのれの生じさせる危機が,資本主義にとって同化可能なものでしかないという現実に直
面した瞬間から,主体集団へと転じる可能性に開かれる。」

上にあるように、欲望を表出させて資本主義を「解体」する「主体集団」になりうるのは、
なにも「革命的集団」つまり左だけではないのです。
反動的集団であってもよい、つまり右であってもいいのです。

312 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 17:35:13.83 ID:kugWqSB8.net
その辺はオルトライトより
マッキノンやバトラーのような価値擾乱タイプのフェミニスト等に近いイメージ
しかしなぜ日本のフェミは矯風会のような権威主義的保守タイプばかりなのだろう

313 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 17:35:26.11 ID:kugWqSB8.net
ラカン ネトリ好き

314 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 17:42:35.32 ID:fWKu5rO6.net
[上にあるように、]
は削除。
広瀬氏は、反動的な右の「服従集団」でも「主体集団」になりうるとは考えていないようなので。

315 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 18:58:27.72 ID:fWKu5rO6.net
三つの革命・ドゥルーズ・ガタリの政治哲学
佐藤喜幸/廣瀬純

イエローケーキさんの書評

ドゥルーズ=ガタリによる「アンチ・オイディプス」「千のプラトー」「哲学とは何か」の三著作から、革命という共通概念を抽出し組み立てた本である。それは、利害と欲望の切断から分子的多様性をもった主体集団に横断結合する革命戦略といえる。近代を上書き保存する限り、革命は資本順応の袋小路へ入り込み、民衆は固有の利害に従って分裂し国家階層秩序の下部と周縁部に組み込まれる。この背理を乗り越えるのは、市民、労働者、マイノリティに分裂した各々が所属集団の利害を切断し反近代、反賃労働を求め、他のマイノリティの中に自己を見出す逸脱的欲望を通じて分裂主体となる出会いだ。近代の嫡子たる産業資本が人類の生存を脅かす存在に転じ、秩序との一体感が失われる時代の中で、逸脱的欲望への分裂者的備給が生成され切断と接続を繰り返す。そこから、権力に服従化されない世界市民へと変容した民衆による、新たな生の創造過程を再領土化する革命が開始される。巻末の日本社会への戦略適応を読む時、じつは日本こそが革命の最前線であると認識を新たにさせられる。

316 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 18:59:55.65 ID:aW6yMD8B.net
消費の拡大がなんで資本主義の消滅に繋がるのかさっぱりわかんない
金融資本の拡大は資本主義を消滅させるか?

317 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 19:23:04.99 ID:+//pUBtw.net
それにしても、この手の人は欲望という言葉が好きだよな。
情報量が多いならスッキリ明快に書けw

318 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 19:41:48.66 ID:fWKu5rO6.net
消費を拡大しても景気が良くなるだけで資本主義は消滅しませんから、
つまりデタラメですから、
理解できないのは当然です。

319 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 20:47:49.47 ID:+//pUBtw.net
この手の人は専門用語の理解に欠けている。
イメージだけでものを語りがち。

320 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 21:21:40.36 ID:+//pUBtw.net
>利害と欲望の切断から分子的多様性をもった主体集団に横断結合する革命戦略

>反近代、反賃労働を求め、他のマイノリティの中に自己を見出す逸脱的欲望を通じて分裂主体となる出会いだ。

好き勝手なことするってこと?

321 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 21:38:12.88 ID:fWKu5rO6.net
前々から言っているのですが、ドゥルーズ・ガタリ政治哲学というのは、
新左翼主義の一種なのですよ。68年五月革命、日本の全共闘運動、こういうものの雰囲気が残っているときには、
錯覚かもしれないがいちおう意味ありげだったので、言わんとするところが、それなりに伝わったのです。
しかし、日本のドゥルージアンみたいなのは、このことを、とにかく認めたがらない。
いまはそうではないけれど、何年か前は、それをいうと、
5ちゃんねるでも、すごく攻撃されましたからね。

322 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 21:41:01.98 ID:fWKu5rO6.net
中島浩壽

この方はドゥルーズの教え子だそうです。

私は 1972 年 3 月に行われたフーコーとドゥルーズの『知識人と権力』という対談を読んで受けた衝撃を
忘れられない(Michel Foucault 1994)。
 二人の対話を読んで、衝撃を受けたのは、もちろん論理展開の面白さがあるが、それよりも、私たちが
全共闘運動の中で考えてきたものと通底した内容だったからである。そして、そのテーマこそが、68 年 5 月
と全共闘運動が提起した大きな問題の一つと感じられたからである。
 その対談の大きなテーマの一つは全体化と特異性についてである。

323 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 21:58:58.00 ID:fWKu5rO6.net
蓮實重彦は、ドゥルーズは美の人、哲学の人ではない、ドゥルーズは、思考、思考、といいながら、
ぜんぜん思考していない、
言い切っていますよ。こうして日本における「ドゥルーズ」を守ったわけですが、
いまどきの日本ドゥルージアンは、親の心子知らず、というべきか、
ドゥルーズの思考、哲学ばかり問題にしているでしょう。

324 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 22:21:24.93 ID:fWKu5rO6.net
ドゥルーズ、フーコー、デリダ、らの思想を、
カルチュラル・レフトは、それなりに受け継いだでしょう。
しかし、文化左翼主義というのは、けっきょく、ソーシャル・リベラリズムに吸収されて終わり、
ということがはなから予想できたし、実際そうだったでしょう。
今やそこから先の展望がないのです。

325 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 22:24:19.98 ID:aW6yMD8B.net
蓮實)浅田さんが「偉大な哲学者」とおっしゃることが全否定に近いということを理解したうえでならばいいけれども、その発言はやはりポスト・モダンな身ぶりであって、いまでははっきり否定しないと一般の読者にはわからないんですよ。

浅田)いや、一般の読者の反応を想定するというのがポスト・モダンな身ぶりなのであって、ぼくは全否定に限りなく近い全肯定として「ドゥルーズは偉大な哲学者だった」と断言するまでです。

ただ、たとえばこういうことはありますね。さっき言われたように、ドゥルーズとゴダールは、言葉のレヴェルにおいては非常によく対応する。ただ出来事だけがある(eventum tantum)というのは、たんにイマージュがある(juste une image)ということですよ。
しかし、ドゥルーズは、ゴダールがそのイマージュを生きているようには、出来事を生きていない。ぼくはゴダールは絶対的に肯定しますけれど、ドゥルーズは哲学者として肯定するだけです。

蓮實)うん、そこを言わせたいのよ(笑)。

浅田)そんなの自分で言ってくださいよ(笑)。

蓮實)だから浅田さんにとっては、ドゥルーズは一般的に偉いけれども、特異なものとして見た場合はやはりゴダールを取るでしょう。

浅田)絶対にゴダールを取ります。

蓮實)そうしたらば、ドゥルーズに対してもう少し強い否定のニュアンスがあってもいいと思う。

浅田)でも「偉大な哲学者」というのは最高に強い否定のニュアンスでもあるわけですよ。たとえばニーチェは哲学者ではないが、ハイデガーは哲学者である。それで、ゴダールがニーチェだとしたら、ドゥルーズはしいてどちらかといえばハイデガーなんです。

326 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 22:28:22.68 ID:aW6yMD8B.net
蓮實)ただし、ドゥルーズにとっての美というのは、ハイデガーのそれと全く違いますけれどもね。それともうひとつ、やはり彼は20世紀の両対戦間からその終わりまでに至って哲学は負けたと思っているのは明らかです。
何に負けたかというと、実はゴダールではなくて、ジャン・ルノワールに負けている。ジャン・ルノワールが、風の潜在性からこれを顕在化することをやってしまっている、と。

浅田)ベルグソンを超えてしまったんですね。

蓮實)そう、超えてしまった。ぼくがいちばんドゥルーズに惹かれるのは、そこまで見た人はいなかったということです。不意にルノワールが出てくるでしょう。それでルノワールに負けているんですよ。おれの言ったことをもう全部やってしまている、と。

浅田)『物質と記憶』とほとんど同時に映画が生まれた。で、映画が哲学を完成してしまったんですね。

蓮實)そうです。それも、だれが完成したかというと、ゴダールではなくて、ルノワールなんです。それでもなお「偉大」ですか。

浅田)だから、たかだがそんな哲学だといえばそれまででしょう。でも、ほかにそんな哲学者がいます?(笑) フーコーは、自分は歴史家だと言わねばならなず、デリダだって、自分は物書きだと言わねばならない。
しかし、ドゥルーズは単純に、私は哲学者であると言ってしまうんですからね。そして現にハイデガー以後はドゥルーズしかいないでしょう。

327 :吾輩は名無しである:2021/04/15(木) 23:25:35.03 ID:fWKu5rO6.net
とはいえ、展望がないのはしょうがない、というのはあるから、
それはそれなのだけれども、なんか意義ありげに見せようとしますしね。

328 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 11:36:54.45 ID:g1zUrS3e.net
ドゥルーズは構造主義者でありながらサルトル的な実存的な何かを抱えて生きて自死に至る壮絶な人生
そういう部分はオミットして美的に消費するのがハスミ浅田

西部邁の死を弱さを認められない弱さと言った上野千鶴子の方がまだマシかもな

329 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 12:28:06.03 ID:jmyyMEGa.net
あんた同じような死に方できんのか?

330 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 12:41:15.73 ID:g1zUrS3e.net
https://i.imgur.com/YfICh89.jpg

331 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 12:47:44.67 ID:g1zUrS3e.net
同じような死に方ってのは?

332 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 14:30:26.44 ID:sn+qa29t.net
死体は窓から投げ棄てよ

333 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 14:37:37.29 ID:fvalvT/0.net
>>328
上野には頑健な肉体を持った人特有の残酷さがある。

334 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 14:45:19.45 ID:jmyyMEGa.net
特に意味は無いですよ
やっぱり自死は苦しく痛い思いをしてるでわけしょう
その人たちの死を弱いだのなんだの他人は言えないですよ

335 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 14:52:08.23 ID:fvalvT/0.net
>>334
西部は知人に殺してもらうという形だった

336 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 15:51:00.59 ID:g1zUrS3e.net
確かに上野は西部邁の死をフェミニズムの文脈で糾弾してて野蛮だ
しかし厄介な問題はスルーして趣味に勤しむ御二方もシニカル過ぎる

337 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 15:52:55.97 ID:0j5qiTgb.net
蓮實の東大表象文化論が日本のフェミニズムの進歩を妨げてる現実は大きい。
日本のフェミニズムは表象文化論に一辺倒に依存してる。
だが、世界のフェミニズムにおいては反表象のフェミニズムが台頭している。

ドゥルーズを質にとって蓮實の延命を図るとか、醜いことをするな。
ドゥルーズは蓮實と関係なく生き残る。
ドゥルーズの話をしたければ、哲学板に来いよ。

338 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:29:55.79 ID:WmLhWicl.net
wiki
フィロゾーフ (philosophe) は、フランス語で「哲学者」を意味する言葉であるが、特に18世紀の啓蒙時代において、啓蒙思想の担い手であった知識人を指す[1]。実際に哲学者であった者は少なく、哲学のみならず、歴史、科学、政治、経済、社会問題などの多くの領域において、理性を主張して公的な活動をおこなった知識人たちがフィロゾーフと称された。

ドゥルーズは、文芸評論家ですよ。

339 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:35:50.20 ID:WmLhWicl.net
だいたいドゥルーズが、自分の本に文学や映画や美術などのことを書くのではないですか。
↑で出てきた「器官なき身体」なんてのも、アルトーの言葉でしょう。
だいたい日本の教授科目としての「哲学」なんてのは、単純な図式をいじっているだけで、
ラノベみたいなもんですよ。

340 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:37:56.49 ID:0j5qiTgb.net
>>338
哲学者で文芸評論家だろう。

お前はどうせ、新潮か岩波の編集者だろうが、蓮實を守るなど下らないことを
止めろ。
蓮實を早く退場させて新しいものに目を向けろ。

341 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:40:34.14 ID:WmLhWicl.net
ドゥルーズが、これからも「生き残る」とすれば、
それは暗黒啓蒙加速主義のニック・ランドのおかげでしょう。

342 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:53:30.44 ID:0j5qiTgb.net
>>341
磯崎新よりずっと若い現代の建築家でドゥルーズに言及する奴は多いだろ。
蓮實はただ死ぬだけで何も残らんだろうが。

343 :吾輩は名無しである:2021/04/16(金) 16:55:20.59 ID:0j5qiTgb.net
>>341
お前はジャネットか。
お前は変態だから、嘘を吐くのも、他人を
裏切るのもやりたい放題だな。

344 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 02:38:52.19 ID:1NHZuPlx.net
瀧本由美子
90 年代、建築界においてはドゥルーズの「襞」概念が大きな流行となり、ピーター・アイゼンマン、磯
崎新ら建築家が主催した、建築と哲学を交差させる国際会議「Any」においても、その理論を実践へと結
びつける動きが見られた。

345 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 02:52:17.06 ID:1NHZuPlx.net
「襞」というのも、もとはハイデガーです。

増田靖彦

存在者と存在の相依相属性を二襞と 捉 え る ハ イ デ ガ ー は 、 こ の 二 襞 と し て の 存 在 論 的 差 異 が 隠 蔽 さ れ つ つ 開 蔵 す る
(entbergen)さまを開襞(Entfaltung)と呼び、そこに思考の出現をみてとっている(GA7,
245-259)。これに対してドゥルーズは、ハイデガーの襞の思考が「先行的な無差異に」で
はなく「絶えず襞を拡げて(se déplier)は折り返す(replier)ひとつの〈差異〉に」向けら
れていることを評価しながらも(P42)、「ハイデガーはあまりに急ぎ過ぎてしまった。彼
はあまりにも性急に折り畳み過ぎたのである」(F121)と批判する。

346 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 03:23:40.14 ID:1NHZuPlx.net
土建屋の図面書きが、自分たちの仕事を、
知的っぽくお芸術っぽく見せかけるための宣伝に
ハイデガー、ドゥルーズ両先生のアイデアが使われたんでしょう。
ファツション関係でも、ひだひだの服地を流行らせるのに、ドゥルーズがー、とか使われることもありそうです。
あるいは、もうすでにそういうこともあったのかも。

347 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 03:32:31.08 ID:1NHZuPlx.net
そもそも「襞」というのは、存在論の考え方の一つなのに、
じっさいの建築にどうやって適用するんですか。宣伝文句以外の使い方なんかあるわけないでしょう。

348 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 03:42:40.00 ID:1NHZuPlx.net
有名建築家の誰それ先生の「作品」で「襞」がテーマです、
なんてことで、美術館やら博物館やラ文化センターやらの公共の建物をたてるのに
血税から無駄金つかわれる口実にしかならないですよ。

349 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 03:50:00.89 ID:1NHZuPlx.net
ある文化センターの建物の醜さと無駄さ加減について浅田彰がぼろくそいったときに、
蓮實重彦は、あの建物はそう悪くない、案外良い、みたいなことをいったことがある。
蓮實先生自身、黒沢、青山など配下の監督さんや教え子筋の映画評論家が,上映会などの折に講演などをよくする文化センターだし、
加えて、そのときは元大阪大学総長の鷲田清一氏が館長をしていたものだから、
そういったのでしょう。

350 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 06:24:36.76 ID:S0Lxpe17.net
蓮實は保身のために平気で嘘をつけるが
そうでない場合もある。

351 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 08:19:16.03 ID:ZwSmmH8G.net
映画愛とかヌルい言葉が大嫌い、粉砕したいね
小説愛とか美術愛とか言わないじゃない(たまにいるかもしれないけどw)
結局ゴダールとか一部を除いてソレルス的な意味で映画は「芸術」じゃなく「文化」なんかね

352 :吾輩は名無しである:2021/04/17(土) 08:46:28.82 ID:v03WQU49.net
ソレルス的な意味で映画は「芸術」じゃなく「文化」なんかね

詳しく教えてください
フィリップ・ソレルスはベーコン論くらいしか知らないものです

353 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 16:28:32.48 ID:fTGTVrRq.net
“フランシス・ベーコンはピカソとならんで、20世紀、この大量虐殺と拷問と恐怖とで他に例をみない世紀最大の画家である。この根源的な試練を経験した後にも絵画は可能だろうか?無益な装飾に、抽象に、イラストになりさがってしまうのではないだろうか?
芸術のこのとどまるところをしらない地盤沈下にたいして、ベイコンは「ノー」と答える。彼は真っ向から反撃する。そのエネルギーの源は、ひとえにギリシャ悲劇とシェイクスピアの偉大な詩。まったく思いがけないことに、第二次世界大戦の後にふたたび松明をかかげるのは、ひとりのイギリス人画家である。

世間の「文化」愛好熱に浮かされて、忘れられてはいるが、芸術とは、なによりもまず闘いなのだ。彼には説教や希望はなにひとついらない。自分は「無にたいして楽天的だ」とベイコンは言う。この自由な賭博師の天才はそれを立証する。―フィリップ・ソレルス”

354 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 16:46:46.84 ID:K72DjMCU.net
>>349
長年に渡って、柄谷や蓮實、鷲田らの影響下に群像新人評論賞があったことは歴然だな。そりゃ、日本に元気が出ないのも当然。

>>353
ベーコンは良い。酒のつまみにもかなり良いがw
フランシス・ベーコンはマジで良い。

355 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 17:15:36.95 ID:K72DjMCU.net
>>349
具体的にその建物の名前を言わないことには調べようがなくて、
その建物をネットで見ることも出来ないよ。

襞とは、ドゥルーズにおいてはバロックのfolds折りのことだろうが、
ゴシックからバロックに移る過程において、緩衝的なショック・アブ
ソーバーとしての「折り」が必要だったということではないか?

356 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 17:27:29.87 ID:K72DjMCU.net
要はルネサンス後期の芸術家にとっては、世界は相当なresilience弾力性を
秘していると思われていたのでは?
ミケランジェロ、ジアンボローナ然。

357 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 17:41:01.04 ID:K72DjMCU.net
>>356
そのresilience弾力性がマンネリスムに多分、繋がった。

358 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 18:47:35.02 ID:6GDGhFim.net
浅田彰が腐し、蓮實重彦が擁護した建物は、
「襞」というコンセプトとは、たぶん関係がない。

wiki

せんだいメディアテークは建築物として高い評価を受けている。 伊東豊雄の代表作となっているこの建築は、6枚の床(プレート)と、揺れる海草のような形状の13本のチューブと呼ばれる鉄骨独立シャフトのみの単純な構造によって、地下2階、地上7階の空間のすべてが作られている。

359 :吾輩は名無しである:2021/04/18(日) 19:01:58.56 ID:6GDGhFim.net
合田正人

ドゥルーズ/ガタリの信奉者たちはハイデガーから彼らへの影響が云々されるのを極度に嫌っているけれど
『も、ドゥンス・スコトゥスと存在の一義性に関しても、図式論から時空の力動的ドラマへの展開に関しても、
更には「カオスモー一一ズ」といった観念に関しても、ハイデガーとの係りが語られてしかるべきだろう。

パディウ、浅田、なども合田氏と同意見ですね。最近は、國分、千葉など中年の「ドゥルーズ信奉者」も、
かつてのドゥルージアンのようには拒絶的でないです。

360 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 12:32:14.82 ID:tUGEdH+v.net
蓮實ってもしかしてラディカルそうに見せかけて実は単なる無意味なスノッブに過ぎないんじゃないの?

361 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 12:51:06.63 ID:cK17eI77.net
「若い人たちはみなサドを目指しますが、そこへ至らないうちに勝手にバタバタ倒れてゆく」

362 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 13:55:27.79 ID:6Svn+uWZ.net
↑は蓮實権現のご託宣でしょうか?

363 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 18:30:58.35 ID:cK17eI77.net
正確な引用ではないが。

364 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 18:50:14.45 ID:++ZuqP4G.net
>>359
バディウは合田と反対意見だろ。
浅田がどうかは俺は知らない。
大体が合田の何時の文章をコピペしたのか、書かないとしょうがないだろ。

365 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 18:53:46.91 ID:6Svn+uWZ.net
 翻訳と裏切り一フランスのハイデガー
 合田 正人
2008年3月

366 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 18:56:19.65 ID:6Svn+uWZ.net
パディウ「ドゥルーズ―存在の喧騒」

サークルクラットさんの書評

ドゥルーズに関するいろいろな解説本を読んだなかで、この本が一番面白かったです。それは、ドゥルーズが使う個々の概念用語一つ一つについて語るのではなく、彼の思考の軌跡を「存在の一義性」というひとつのキーワードから語りつくそうとしているからだと思います。その手腕は実に鮮やかで巧みで、ドゥルーズの思考の図式的イメージができそうです。また、ドゥルーズを絶対視せず、「ハイデッガーからそれほど遠くない」とさらりと語っているところも印象的でした。

367 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 18:59:22.56 ID:++ZuqP4G.net
>>364
続きだが、これに関して俺はバディウの書いた文章を2つ読んだから。

368 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 19:06:16.78 ID:6Svn+uWZ.net
では、適当なところをパディウの本から引用してください。

369 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 19:15:08.93 ID:6Svn+uWZ.net
ハイデガーの教授資格取得論文

Die Kategorien- und Bedeutungslehre des Duns Scotus (1915)『ドゥンス・スコトゥスの範疇論と意義論』

370 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 19:17:15.22 ID:++ZuqP4G.net
>>368
そこまで熱意ないね。
俺が読んだのは仏語じゃなくて英訳だけどすぐに見つかるから。

371 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 19:25:40.56 ID:++ZuqP4G.net
>>368
良い情報を提供した者がそこまで下手に出ることは出来んだろ。

372 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 19:30:23.28 ID:6Svn+uWZ.net
↓はドゥルーズがそういっている、というだけのことだからね。
受け売りで代り映えのないこと言ってます、と自分でいう人はいないでしょう。
先人を超えた、というポーズをとるのがオリジネーターを自認する思想家の常ですから。

パディウ著・鈴木創士訳 河出書房新社
「ドゥルーズー存在の喧騒」

ドゥルーズとハイデガーの間のコントラストの真のモチーフは、哲学はただ「存在」への問いだけによって支えられる、という彼らに共通の確信の内部においては次のとおりである。すなわち、ドゥルーズにとって、ハイデガーは「一」者としての「存在」の根本的なテーゼをとことんまでつかんではいない。ハイデガーはそれをつかんではいない、なぜなら彼は「存在」の一義性の諸々の帰結を引き受けてはいないからである。ハイデガーはアリストテレスの方針を絶えず蒸し返してやまない。すなわち、幾つものカテゴリーにおいて、《幾つもの意味において「存在」は言われる》。この《幾つもの》に、ドゥルーズは同意できないのである。(p. 38)

373 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 23:15:35.55 ID:1Kgy+R6b.net
>>372
ですます調を忘れている。
感情的になって書いたんだね

374 :吾輩は名無しである:2021/04/19(月) 23:27:35.80 ID:6Svn+uWZ.net
もともとまぜこぜです。

375 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 09:16:54.81 ID:041mbsbo.net
>>353
d

ソレルスの芸術、サミュエルフラーの映画みたいな感じか

376 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 11:22:10.51 ID:041mbsbo.net
アール・ヌーヴォーがスペイン風邪でバウハウスに移っていったように
ポストモダンはコロナで何かに移っていくのかもね
バブル崩壊で終わって良かったのかも知れないけど

377 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 11:32:23.33 ID:041mbsbo.net
ソ連崩壊か

ソ連崩壊が91年だから、バブル崩壊を正確に何年とするか難しいけどほぼ同時期なんだね

378 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 13:54:54.28 ID:SA547WaE.net
「闘争のエチカ」

「われわれの闘争は、「天使」になろうとする「人間」たちに対するものです。つまり、外部を消去しようとする者たちです。彼らは天使ではありえないし、天使の無力も知らない、たんに人間を支配しようとする人間(魔女)でしかありません。」(柄谷行人)

「小説を擁護したい」、という言葉で二人が指し示そうとしていたものは、闘争そのものの擁護である。すなわち、本来が闘争としてあったはずの小説が、闘争とは別の何かに変質しはじめていることへの反省、苛立ちであった。(蓮實重彦)

379 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 15:14:16.60 ID:SA547WaE.net
神学の知識がないので、確かなことは言えないが、「存在の一義性」についての考え方が、
おそらく、ハイデガーはカント的で、ジジェクの言うように、ドゥルーズはヘーゲル的なのだろう。
ドゥルージアンは、ヘーゲル的なのではなく、スピノザ的なのだ、というであろうけれど、
しかし、じつは(というか、かつての定説だが)ヘーゲルがスピノザ的なのだ。
ハイデガーは、存在は一義的であるが、「存在・神・目的」(それはハイデガー、ドゥルーズともに「一つの差異」雑に換言すれば純粋差異であって、「無差異」ではないが)
そこには有限者は到達しえない、
というトマス・アキナスの線をカテゴリー云々というかたちで蒸し返すが、
それは中途半端、「物自体」に立ち戻っている、ということなのだろう。
かくして、柄谷のいう「天使」にちかいのは、ドゥルーズのほうであろう、といえる。

380 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 15:49:11.18 ID:SA547WaE.net
存在者の存在は、自由度0即自由度∞
ドゥルーズ的「存在の一義性」の帰結は、たぶん↑でしょう。

381 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 18:08:02.67 ID:e8YAVQPT.net
>>378
柄谷はこれ蓮實批判でしょw

382 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 22:14:07.20 ID:041mbsbo.net
柄谷自身にも刺さってる気がする
フランス現代思想ってvs実存主義でしょ
そういう外部についての知的手続きを怠ったよね
広松渉の方がまともな仕事してる

383 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 22:44:04.30 ID:e8YAVQPT.net
小説は闘争として映画は何なのかねえー?

384 :吾輩は名無しである:2021/04/20(火) 23:56:19.12 ID:yBLYr4OP.net
所詮文学部なんだよなあ。
文学部だって東大のうちか。
蓮實もそう思われてただろう。

385 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 03:25:41.58 ID:HLO1NUJ8.net
去年などは、「実体経済」は大恐慌に近かったが、
いまのところ「公理系」は、たいして揺らいでいるようには見えない。
「異端の経済学」のいう「財政赤字は怖くない」式の新たな公理を加えて乗り切れる、
という気分が濃厚である。
こういうときこそ「牧人司祭権力の批判」や「アンチ・オイディプス」「千のプラトー」的な考え方に立ち戻るべきだ、
というような声もきこえてこない(ただし、右にはすこしあるようだが)。
現代思想をやっている連中自身が、その思想を本気にしておらず、
たんに商売小売の飯のタネだとしてしか思っていないものを、いったい誰が真に受けますか。

386 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 03:38:26.10 ID:HLO1NUJ8.net
警察官によるフロイドさん殺害の事件(明日には評決だろう)に端を発する騒動や
議事堂乱入事件、あるいは、ヨーロッパでは「コロナ対策」への結構な規模の抗議行動などはあったが、
そういうことについても、わがくにの現代思想系知識人は、
外野的なコメントを出すのみである。
もともと何かやるような気もなく、たんにスノッブなだけ、というのは昔からわかりきっていた。
じっさいには、いまや、「部外者」にとっては、スノビズムとしてさえ成立していない(バカだと思われているので)のだが、
「知の観客をつくる」などと宣って、自分たちのやっていることを
疑念も抱かずに「知」だといって憚らないような人たちもいまだにいる。

387 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 03:55:16.05 ID:HLO1NUJ8.net
「伯爵夫人」は、蓮實重彦の置き土産ですよ。
東大総長だった現代思想家、
しかも初等科から学習院の「たたき上げ」とは無縁の人が、
知的操作だけで書いた小説以上のスノビズム文学というものは、
ちょっと今後は出ないだろう。
だとすれば、生活実感みたいなものではない「知」に立脚した文学がそれを「超える」何かを示したいならば、
なんらかの「闘争」に戻るしかないでしょう。

388 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 04:13:05.61 ID:apQ7hAs9.net
利権争いもセクハラ揉み消しも闘争

389 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 04:32:32.25 ID:HLO1NUJ8.net
ただし、ゲンロンのロシア現代思想の特集はよかった。
東氏は、その持ち前の嗅覚と活動家的根性で、どんどん行けばいいと思うのだが、
「スノッブ」にふるまいたい人たち(お客)に対し、気遣いすぎなのではないでしょうか。

390 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 05:59:39.88 ID:HLO1NUJ8.net
ライプニッツの自由論

神の自由を雛形とした不完全な人間の自由。

カントの自由論

有限な理性的存在者としての人間の自己意識に依拠した自由(自由の演繹)。

ライプニッツのほうは、形而上学としては完全無欠のように思われるが、
半ば中世人だったといえるライプニッツ大先生とちがって、
近代人としては、ちょっと取れないかんじである。

391 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 06:22:16.98 ID:HLO1NUJ8.net
みなさんには説明不要だとは思われるが、一応書いておくと、
「闘争のエチカ」で、柄谷氏の言う「天使」は、「ベルリン天使の歌」
「魔女」は、「マクベス」(=「蜘蛛の巣城」)からきている。

392 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 06:33:43.92 ID:HLO1NUJ8.net
×ベルリン天使の歌
〇ベルリン天使の詩

393 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 09:45:13.55 ID:yDHFvM5I.net
蓮實と浅田によるベル天の布教活動はハスミ虫でも違和感を抱いていた。
パリテキサスのきわどさにはまだ擁護の姿勢を見せていた黒沢清も、ベル天は「これは違う」と。

394 :吾輩は名無しである:2021/04/21(水) 22:32:00.65 ID:Cd746/j7.net
脚本の無視を歴史=現実という外部を抹消して映画の内部に閉じ込める
プロ野球の勝敗の無視は人間的な出来事という外部を抹消する
と解釈するわけですね

395 :独り言\(^o^)/ :2021/04/22(木) 01:09:12.14 ID:QGkGZBU2.net
>>360
スレチだが最近、BS朝日再放送『暴れん坊将軍VIII』98に「監督=村川透 脚本=鈴木
則文」という豪華回がありチェックしたのだが(第14話「箱根湯けむりに浮かぶ陰謀」)、
当たり前だが内容じたいはどうという事もない何時もの『暴れん坊将軍』でしかなかった。

既にこの頃は鈴木則文も本編の監督から離れTV映画のシナリオをメインにした活動しか
しなくなっていたし、村川透も映画・Vシネ・TVと何でも御座れの量産監督の1人に過ぎなく
なってはいたが、、余りに普通の『暴れん坊将軍』でしかなく寂しくは感じた。

80〜90年代の日本の映画TV業界は「才能ある監督たちをTVメインで遊ばせておいていいのか?」
と本来ならシネフィルは切歯扼腕すべき状況だったのだがなあ、、
今更ですがそういう怒りは結局はみな薄かった様には思う。更にその怒りの先には「なぜそんな
業界なのか?」という日本の映画産業の構造に対する疑問が立ち上げるべきだったのだが、、

「監督=村川透 脚本=鈴木則文」とは本当はビックリするような並びですよ。
でも実際の中身は余りに普通の『暴れん坊将軍』でしかなかったからね、、

蓮實センセイもこの辺はもっとちゃんと怒って欲しかったな、、それでも80年代頃は
「プロデューサーはなんでも深作欣二に撮らせるな!」「取り敢えず有名監督にお任せして
丸投げはプロデューサー不在」みたいに怒ってた様な気がするんだが、、
徳間大映の『敦煌』が延々と企画が停滞してて確か小林正樹が降りて深作という報道が
出たころ、、結局はこれも何でも屋の佐藤純彌が拾う事になるが、、

蓮實センセイも結局は日本の映画状況には何の影響も与えていない。どんなに蓮實たち
シネフィルが礼賛しても村川透も鈴木則文も「何時もの暴れん坊将軍」の仕事で取り敢えずは
稼ぐ(暇潰しする)程度しか出来なかった。批評は実作に何の影響も与え得ない。

その確認の為だけにわざわざ『暴れん坊将軍』なんか観ちまったよ(´・ω・`)

396 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 08:05:14.54 ID:v/u+jZYN.net
渡辺守章さん死去

397 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 09:15:26.46 ID:a4ZSofDt.net
蓮實が「屋内は凡庸だがロケの青空は素晴らしい」と評価された牧口雄二でも、暴れん坊将軍でその資質は活きなかった。

398 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 09:43:32.20 ID:IRJ2LMq5.net
そろそろハスミンには究極の日本映画ベスト100を発表してほしい

399 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 10:19:59.05 ID:5/74gEn7.net
蓮實信者ではないが。
やっぱり参考にしてしまう。
パゾリーニもテレンス・マリックも好きだがね。

400 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 13:36:47.93 ID:uffN5XrS.net
>>398
東京物語
西鶴一代女は確実に入りそう

401 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 13:46:34.24 ID:pe5L2il1.net
渡邊守章R.I.P.

ピナ・バウシュがオシャレに消費されていくことや
センス無きナンセンスに厳しかった人だよね

402 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 13:48:12.45 ID:pe5L2il1.net
天使だと浅田彰と島田雅彦の対談本タイトルの天使が通るも思い出す

403 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 14:50:12.16 ID:eOlLbLvi.net
蓮實映画論は映画にとって功罪が半々だとしても、
渡辺守章の演劇論は、じつは芝居好きな文学役人がくちばしを挟んでいただけ、
といったもので、演劇にとって迷惑なだけだっただろう。
とくに能楽の理解にたいする害悪ははなはだしいように思う。
現実の歌舞伎などの制作の経営側などの本音には、
文学役人が自分の思い入れであれこれいっているが、
上っ方に話を通すことに役立つこともあるし、逆に、
「泣く子と地頭」の喩えのようにへそを曲げらても困る、
だから、とりあえず相槌は打っておこう、
というのが少なからずあったのではないか。

渡辺氏の真摯そうなところは、フーコー来日に際の対談(「哲学の舞台」)で、
三里塚(成田)闘争を二人して「そうそう」などと支持していたようなことにありそうだが、
実際の活動には、渡辺氏の思想のそういう面は、全然反映されなかったように思う。

404 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 14:55:34.56 ID:jX2JRQ7X.net
>>403
まともな日本語が書けない奴が何を言っても無駄

405 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 16:28:00.12 ID:eOlLbLvi.net
日本の演劇にとって、渡辺守章と同じほどの害悪は、小田島雄志ではないか。
とにかく、この手合いがよってたかって、因習含みでもなんとかかんとかやってきたものを、
改革主義的なポーズをとったインテリ役人根性でもって食い散らかし、
ゴミ捨て場のようにしてしまったという感を持つ。
ただし、演劇人(特に古典演劇人)は、がいして一見しては西洋風にみえる屁理屈に対する批判的知性がとぼしく、
文学役人の口車にのりやすいのも、その原因ではあろう。

406 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 16:36:33.85 ID:eOlLbLvi.net
上に東大文学部云々というレスがあったが、
文学部出は高尚で、法学部出は世俗的、というのがおもしろいです。

松竹広報

[山田洋次が監督した映画「家族はつらいよ」を、劇団新派が舞台化する本企画。山田自身が脚本・演出を手がけ、明治21年(1888年)に旗揚げした新派の、130年の幕明けを飾る作品となる]


407 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 16:43:38.25 ID:jX2JRQ7X.net
インテリ役人根性と言えば蓮実重彦

408 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 17:17:30.77 ID:eOlLbLvi.net
蓮實重彦にもインテリ役人根性は多分にあるだろうが、
渡辺守章とちがって、知識人=公権力による指導、にたいしては批判的な
いわば民間活力重視路線ですから、大きなちがいがある。

409 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 18:10:18.45 ID:7e7ick0Q.net
蓮実はより狡猾ということだな

410 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 19:58:27.63 ID:eOlLbLvi.net
浅田彰 渡邉守章  表象文化研究 「表象とその臨界」

カントとサドからはじまって、映画(「24時間の情事」など)、ブロードウエイミュージカル(「キャバレー」)、バリ島の演劇、
などとみなさんが関心のありそうなことをしゃべっていました。
しかし、浅田彰のいうことは、蓮實語でいえば、ほんとに「凡庸」だ。

411 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 20:33:26.37 ID:lFirsWfg.net
>>410
蓮實の腹話人形のお前が人間面するなw

412 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 20:56:16.82 ID:lFirsWfg.net
>>410
お前はジャネットだろうが、お前のやってるのは
全部、わざとコンテクストを分からないようにし
た文章の抜き取りであって、しかもお前には前後
関係を説明する気も全くなく、ただ蓮實を持ち上
げるように機能させてる。
既に死んでいる蓮實や柄谷を維持することがどれ
だけ有害なことか分からんのか。

413 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 21:20:14.54 ID:eOlLbLvi.net
検索すれば動画が出てくるから、みたらいいのではないですか。

414 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 21:32:30.00 ID:jX2JRQ7X.net
>>413
つまりお前の書き込みは要らないということ

415 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:29:43.92 ID:iChXe2/D.net
浅田 本居宣長に対して上田秋成が、オランダわたりの世界地図を見て、日本というこんな極東の島国に太陽神が降臨したなんてありえないとか、子どもみたいにストレートな議論をする。
それに対して宣長が、いや、そういう言い方そのものが漢意なので、素直に古事記と向き合うということが君にはわかっていない、などと言う。橋本さんの言われるように、すごく屈折したディフェンスというか……。

橋本 それ以前に、宣長に人に説明しようという気がないんだと思う。だって、あれで分かれというのは無理ですよ。

浅田 小林秀雄と坂口安吾に「伝統と反逆」という有名な対談がある、あれも同じような構図でしょう。安吾は子どもみたいにストレートなことを言う。小林の骨董趣味を批判する一方、小林の評価する梅原龍三郎なんて「奇型児」じゃないか、と。
それに対して小林は、「奇型児」と言えば「奇型児」かもしれない、しかし、それは日本で洋画を描くことからくる宿命なので、その意味では「奇型児」でいいじゃないか、と。それで「奇型児だって遂に天道を極める時が来るのかも知れない」なんて強弁するわけです。
僕自身は、上田秋成や坂口安吾のように突っ張るべきだと思う。だけど、彼らが相手にしている本居宣長的あるいは小林秀雄的な構造というのがすごく強力なものだし、いまも持続しているということは、きちんと見なければいけないと思うんです。

416 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:32:01.17 ID:pe5L2il1.net
アウシュビッツを
ハリウッド(『シンドラーのリスト』)とディズニーランド(ホロコースト記念館)で一般化し馴致してしまうアメリカと
あくまで表象不可能な悲劇として描くフランス(『ショア』)とドイツ(ベルリンユダヤ博物館)の対比はたしかに凡庸だな

浅田彰は交通整理がお上手だ

417 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:42:30.58 ID:eOlLbLvi.net
「極東」に太陽神が降臨するのは、そうおかしくないのではないか。
東の極みから太陽が昇る、というのだろうから。
梅原龍三郎は、近代日本の画家としては、最高だろう。

ベルリンユダヤ博物館は、「不在」やらを表現した?というあのデザインでは、建てるのに随分お金がかかったでしょう。
その建築費用はとうぜん、ドイツ国民の血税から出ているのでしょう。

418 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:42:41.63 ID:jX2JRQ7X.net
蓮実の言う凡庸は、独自性を出したつもりで、ちっとも独自でない振る舞いを言ってるので、
浅田のその意見はごくごく妥当なことを言っているから凡庸とは違う。

419 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:52:47.17 ID:eOlLbLvi.net
「シンドラーのリスト」では、アウシュビッツの場面があるが、ガス室はでてこない。
出てくるのはシャワー室である。
それと、「ライアン」もそうだが「シンドラー」は、
「数」が最大のテーマだろう。「一人の命を救うことが、十人、二十人の命を救うことだ」
というスピルバーグ監督作品では難読繰り返されるテーマだ。
「幸不幸は数えられる,量れる」わたしとしては、これはひじょうにユダヤ教的な考え方だと思う。
「ヨブ記」などはその代表ではないヨブヨブは、試練によって、妻子を失い、家畜もすべて失うが、
最後には、その揺るがぬ信仰の賜物として、失ったものよりも多くの子と家畜を得る。
ここには、最初の妻子や家畜の「実存」は、数量化できないので、考慮されていない。
かくて、わたしは、「シンドラーのリスト」のほうが、「ショア―」よりも、「ユダヤ的」だと思う。

420 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:53:48.41 ID:eOlLbLvi.net
×難読
〇何度も

421 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:54:48.30 ID:eOlLbLvi.net
×ヨブヨブ
〇か

422 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 22:56:10.49 ID:jX2JRQ7X.net
>>419
まともな入力が出来なくなってるな。
煽り抜きに心配になってきた。

423 :吾輩は名無しである:2021/04/22(木) 23:14:58.63 ID:eOlLbLvi.net
スピルバーグ監督は、子供のころ、近所のクリスチャンの家の子たちに同化したかったのだそうだ。
ある日、みるからにユダヤ人だとわかる格好の祖父が、家に来た。
そのとき外で近所の子たちと遊んでいたスティ―ブン少年を見つけて、
ユダヤ風の名で呼んだのだそうだ。
友達に、お前を呼んでいるのじゃないか、といわれたスティ―ブン少年は、
知らない、と答え、祖父の呼びかけにも知らんふりをしていたのだそうである。
それを巨匠スピルバーグは、あんなことをしたのを、いまは本当に恥じている、と語っている。
そういったときには、涙ぐんでいたようにみえた。
このスピルバーグの告白のほうが、「不在」がなんたらとかいう話よりも、わたしには、迫るものがある。

424 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 13:43:47.21 ID:uq9jypxF.net
さかしらな言挙げを慎み、漢意を捨て、ただ虚心にスクリーンに映る光と影の画面を愛でることが映画の道なり

425 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 13:58:33.30 ID:v1X0uMyT.net
ヨブ記について記憶違いがあったので訂正する。

ヨブは、妻は失っていなかった。
試練ののちにヨブは、子を得るが、男七人、女三人と、失った子と同数だった。

426 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 14:13:09.70 ID:v1X0uMyT.net
ベルリン。ユダヤ博物館の建物の画像を見て、
「映画は監督の作品」の作家主義よりも、
「建築物は建築家の作品」の作家主義のほうが、なおひどいという思いを
あらたにした。
一将功成りて万骨枯る、そのもので、
しかも、ベルリン・ユダヤ博物館の場合は、ホロコーストの被害者である死者まで出汁にしている。
ひどすぎるでしょう。

427 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 14:18:06.00 ID:v1X0uMyT.net
職業知識人、職業文化人といった輩は、
死んだ人たちを、素直に悼むというふつうのことが、
どうしてできないのでしょうか。

428 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 18:48:44.70 ID:WZ/RMM+h.net
素直に悼むと
アウシュビッツは詩なのだと福田和也になってしまうのでは?

429 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 19:30:37.76 ID:v1X0uMyT.net
アドルノの「アウシュビッツの後に詩を詠むことができるか」というような言葉が、
そもそも出来の悪い「詩」なのではないですか。
人が大勢死んだようなことについて何か言うのに、
知識人とかいう輩は、とにかく気取りすぎなんです。

430 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 19:36:09.00 ID:v1X0uMyT.net
wiki
1991年7月、ベルリン市議会上院は、ドイツ再統一後の東西統一にかかる費用や将来のベルリン・オリンピック誘致にかかる費用が巨額になるとしてユダヤ博物館建設案を取りやめる決議を行った。
しかしリベスキンドは世界の報道機関や文化人らに危機を訴え、ベンヤミン・ネタニヤフをはじめとする各国のユダヤ系政治家らからの支持も得た。
こうした圧力から1991年10月にベルリン市は上院決議を覆しユダヤ博物館建設を進める決定を行った

ネタニヤフに加勢してもらうなんて、パレスチナ人の命には何の重みもないのでしょうか。
なお、リべスキンドという人は、世界貿易センタービルの跡地に建てるビルの設計もするそうです。

431 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 19:41:14.24 ID:v1X0uMyT.net
蓮實重彦は、「歴史的悲劇」のようなことを、まず話のたねにしません。
蓮實重彦はスノッブなのかもしれないが、
アドルノのようなスノッブを非難してみせるスノッブ、
最低最悪のスノッブではないのではないでしょうか。

432 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 21:06:24.55 ID:Cc+uKpTV.net
>>427
伊丹十三を素直に悼めない蓮実のことだな

433 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 21:23:46.90 ID:1Kr2/njh.net
普通の暴れ棒将軍

434 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 22:56:24.05 ID:m04a5pOv.net
筑摩書房のPR誌「ちくま」5月号「些事にこだわり」始まったぞ
金井美恵子と隔月連載のようだ

435 :吾輩は名無しである:2021/04/23(金) 23:02:20.31 ID:WZ/RMM+h.net
ハッスはドゥルーズへの追悼は何かあったのかな?

漢心、上田秋成、坂口安吾のラインが、科学的主知主義的な正統左翼でしょ

浅田彰もハッスも左翼ぶって
やまとごころ本居宣長小林秀雄を批判はするけどポーズだけなんだよな
実は日本的な自然(ジネン)に則ってるだけ

浅田のレンブラントよりフェルメール推しもそれでしょ

436 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 18:17:09.39 ID:2rIoXqRn.net
>>432
伊丹十三のお葬式は蓮実にボロクソけなされたというのは本当ですか?

437 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 18:40:12.08 ID:J70a/6x5.net
「最低です」って言い放ったんだよ

438 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 18:47:07.80 ID:W0TguKeM.net
>>429
>>アドルノの「アウシュビッツの後に詩を詠むことができるか」というような言葉が、
そもそも出来の悪い「詩」なのではないですか。

アウシュヴィッツは物質的現実であり、それを表象的言語の極致である「詩」で
代替はできないとアドルノが主張したのは至当であって、田舎の痴呆の卑怯者の
オカマのお前がイチャモンをつけるようなものじゃないw

439 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 19:07:32.95 ID:oMi07jYG.net
戦後の芸術家はベケット、ツェラン、ジャコメッティ、ベーコン、ゴダールくらいかなあ

440 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 19:32:24.57 ID:WeqhXNUk.net
「物質的現実」は、前からあるので、アウシュビッツが初めではないだろう。
すると、「表彰言語」であるような「詩」は、アウシュビッツの前々から詠めなかったということになるので、
だったらアウシュビッツ云々というのは余計ではないか。

441 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 19:42:56.58 ID:W0TguKeM.net
>>440
表象言語というのは20世紀後半の見解なんだ。
流れがあるんだよ。
お前如き無才の阿保が何で浮かれ出てるの?

442 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 19:46:04.39 ID:2rIoXqRn.net
>>437
最低ですと言い放った割には両者はその後も仲良く対談なんかやってますけど
人間関係に亀裂が入るほどじゃなかったってことですかね?

443 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 19:52:34.75 ID:W0TguKeM.net
>>442
ずっと昔の女子高生の「最低!」は複雑だよなw
蓮實が女子高生の格好で「最低!」、有り得ますw

444 :吾輩は名無しである:2021/04/24(土) 21:09:54.80 ID:2rIoXqRn.net
なんか一人で冗談っぽいこと言って笑ってるけど
全く面白くないところが凄いね

445 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 01:35:50.40 ID:cnPXBx/V.net
アドルノはちゃんと引用すると、
「アウシュビッツの後に詩を書くことは野蛮」
といっていたようだ。あまりに昔読んだので、正確なことを忘れていた。
ようするに、これは詩を書くという従来は文明的とされたことが、
近代文明による未曾有の規模の殺戮や破壊の後では、かつてのようなものと思うことができない。
というような意味だろう。
ようは、理性の暴力,啓蒙の悪夢、といったポストモダニズムの先駆け的な考え方だ。
「物自体」がどうこうというのは、あるころから流行ったこじつけだろう。
「物自体」云々というのは、認識論の問題であって、文明批判みたいなものとは、本来あまり関連性がない。

446 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 01:40:31.04 ID:cnPXBx/V.net
また、物自体を「物質的現実」であるかのように考える人がいるが、
それでは、元の木阿弥、素朴な二元論に知らず知らず立ちかえっているのであって、
つまらないもの、あえて言えば、「間違い」であろう。

447 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 01:47:27.74 ID:ZjKcwjXs.net
エドマンド・バークは『フランス革命の省察』で理性の暴力を指摘したのが1790年だけど

448 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 02:32:17.02 ID:cnPXBx/V.net
「理性の暴力」への批判というのは、考え方そのものは、それはむかしからあるでしょう。
わが国でも、上で話題になっていた
本居宣長の「漢意」の批判にしても、その一種といえる。
ようは、ポストモダニズムの直の先駆けという意味で、
フランクフルト学派あたりは、その一つということです。
アドルノからフーコーへの影響、というのは、今村仁司などがさかんに言っていました。

449 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 02:45:29.14 ID:cnPXBx/V.net
カントのことでは、大雑把に、直観に根拠を置かない理性(的推論)の使用は暴走しやすい、
というふうには、理性の暴力云々と関りがある、と拡大解釈的にいえるかもしれない。

450 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 04:18:56.99 ID:hBRsy2G5.net
蓮實は見栄っ張りなので、伊丹に面と向かって「最低です」と言ったという話(もちろん伊丹の死後に発言)は眉唾。
四方田が「伊丹は蓮實重彦(名指しはしてない)に影響されている」と繰り返すのが我慢ならなかったのだろうか。

蓮實系はこぞって伊丹作品を貶すが、四方田は「お葬式」「タンポポ」あたりにはシンパシーを表明して支持していたし
四方田よりも身近にいた黒沢清も無理矢理っぽくはあるがそれらの作品を肯定していた。

お葬式について蓮實は「まともなプロデューサーがいたら、これは長過ぎるとカットさせてた」と言い、具体的に不要な場面を挙げていたので、リアルタイムで批判してなかったわけではない。

451 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 04:50:14.22 ID:M+Bmbz0a.net
批判が的を得てないんだよな。
まず業務で高校数学が応用として使える時点で、世の中の上側1%以上なのよ。
アク界隈はお受験からのエリート教育で育ってるから、世の平均以下がちゃんと認識できていない。
残念ながら需要が存在してしまうわけですわ。高校数学の範囲だろうが何だろうが知らんがな。

あと、純粋な高等な数学になればなるほど、応用が狭まっていく。平たく言うと役に立たない。
なんでそんなものと比較するのか意味が分からない。好きなら勝手に博士課程でも行ってろ。

そして、哀れにもアク候補生として入社して、想像以上に日本社会の企業文化に揉まれ疲弊し、
自分は東京一工のエリートなのにこんな試験にも受からないクヤシイ!!みたいな人が、
5chで見えない敵をたたいて必死にもがいているんだな。憎むべきはその選択の損切りができない自分自身なのに。

だから、嫌ならやめろよと。クソ試験と思うなら今すぐやめて転職なりしろ。何事も中途半端が一番良くない。

452 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 09:20:37.69 ID:pzTWK+Y5.net
蓮實重彦と近代美術って相性悪そうだなあ

453 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 13:22:00.36 ID:cnPXBx/V.net
蓮實重康は、雪舟研究の権威なのですね。

454 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 13:43:52.11 ID:cnPXBx/V.net
蓮實重康博士旧蔵美術史資料

これすごいです。しかし、蓮實重康は京大の教授だったのに、
所蔵資料の寄贈先が東大なのは、重彦氏の意向だったのでしょうか。
あるいは、ほかの理由があるのでしょうか。

455 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 15:09:12.33 ID:WeKMNa0d.net
>>446
素朴な考えを叩くのは、蓮実の意味で凡庸そのもの。

456 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 15:22:38.13 ID:cnPXBx/V.net
wiki
「ヌーメノン」(希: νοούμενoν、noumenon)、あるいは、その複数形の「ヌーメナ」(希: νοούμενα、noumena)とは、ギリシャ語の「ヌース」(希: νους, nous、精神)に由来する、「考えられたもの」「仮想物」を意味する語。「フェノメノン」(phenomenon)や「フェノメナ」(phenomena)、すなわち「現象」と対照を成す語であり、ちょうどプラトンが言うところの「イデア」に相当する[1]。

イマヌエル・カントの哲学においては、「物自体」とほぼ同義で用いられる。

上のようなことが忘れられて、「素朴二元論」的理解が当たり前になると、
ヘーゲル以降の観念論的一元論の展開、
さらには、今日の「構成主義」にまで至る流れが、何のことやらわからなくなるでしょう。

457 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 15:35:42.31 ID:WeKMNa0d.net
二元論の忌避には問題はないの?

458 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 15:48:11.99 ID:cnPXBx/V.net
浅田彰と渡辺守章の話が、カント→アドルノの話だったから、そう書いただけで、
ときには二元論のほうが良い場合もあるでしょう。。

459 :名無し募集中。。。:2021/04/25(日) 16:41:23.60 ID:pzTWK+Y5.net
浅田彰×井浦新
https://m.youtube.com/watch?v=Rwdub0SyB4U

460 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 18:00:55.62 ID:pzTWK+Y5.net
同調して無難な服装、元気ない女性たち 川久保玲の怒り
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN9R2T0MN9PUCVL00M.html?oai=ASP4N6HXYP4FPTFC00W&ref=yahoo

461 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 21:09:52.66 ID:11LqQ4LU.net
コム デ ギャルソンの川久保玲が今、思う「服のちから」。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.vogue.co.jp/fashion/article/truth-to-power-rei-kawakubo-interview%3famp

462 :吾輩は名無しである:2021/04/25(日) 21:23:35.66 ID:ZjKcwjXs.net
三宅をサブカルチャーにしてしまったギャルソンやヨウジに服語られたくないな

463 :吾輩は名無しである:2021/04/26(月) 00:06:40.00 ID:WxIO1/FV.net
浅田の実は正統な批評なら美術、音楽、文学、演劇、映画と論じられるけど蓮實の偏った批評じゃ映画と一部の小説しか論じられないでしょ

464 :吾輩は名無しである:2021/04/26(月) 12:44:27.96 ID:sGOYHkyt.net
浅田なんて薄っぺらい。
本業もおろそかなくせして。

465 :吾輩は名無しである:2021/04/27(火) 16:03:18.54 ID:QCXlRwaV.net
このスレは共産党&朝日新聞の信者が持ち上げてる不毛なスレだ。
なぜ、共産党や朝日新聞が嫌われるのか、それは彼等がクリエイ
ティヴじゃないから。
左翼は常にクリエイティヴであるべきなんだが、共産や朝日はそう
じゃない。

466 :吾輩は名無しである:2021/04/27(火) 18:02:14.29 ID:B9ZjT4HX.net
百田尚樹が語る、東京五輪中止するべきと言う奴は中国の工作員だ!
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1619497494/

467 :吾輩は名無しである:2021/04/27(火) 22:41:08.35 ID:W+mf6hk9.net
蓮實ヲタ的には周防正行はどうなん?

468 :吾輩は名無しである:2021/04/28(水) 11:20:08.11 ID:CG2U8NGT.net
自分の意見は書かない。
蓮實「変態家族以外は公式でもプライベートでも褒めた事はありません」
ファンシィダンスも、鈴木保奈美の後ろ姿の全身カットを挿入する卑猥さだかなんだかを評価していた。
黒沢清は「ああいう原理と欲望を一致させる人がいると思うと、僕も考えてしまいます」
青山真治は事あるごとに否定コメント。
アレックスコックスは「この人は小津の影響受けているのだろう。しかしバンド(スカパラ)の場面はダサい」

469 :吾輩は名無しである:2021/04/29(木) 20:24:00.00 ID:UHRHtAu7.net
ここ哲学者や思想家の話が出てくるので、
ちょっとマジで聞きたいことがあるんですがよろしいですか?
キリスト教と古代ギリシア哲学が土台となって成立している西洋哲学、フランスを中心とする
現代思想を、仏教徒で神社とお寺と墓参りしか知らない自分のような生粋の日本人が勉強して
何か役にたつことありますか?

470 :吾輩は名無しである:2021/04/29(木) 20:33:31.24 ID:lP8icRyT.net
役に立つことはないでしょう。
暇つぶしにはなります。

471 :吾輩は名無しである:2021/05/01(土) 09:14:52.95 ID:RNsTmbHM.net
蓮實ヲタになると映画は全方位見るように仕向けられるけど小説は凄い狭い範囲に閉じ込められるんだよな

472 :吾輩は名無しである:2021/05/01(土) 14:12:02.22 ID:Klyop/GC.net
熱心な読者ではないけど(文体が難しいからw)、確かに映画についてはいろいろ
見るようになりますよね

473 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 19:13:27.96 ID:zHtSdSmU.net
>>469
役に立つよ。
フランス人のbernard faureは日本の仏教や神道の研究者だが、
色々と鋭いことを言ってるよ。

474 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 20:30:17.84 ID:7QBgNI6z.net
『ビーチ・バム まじめに不真面目』

浅田 彰
批評家
自己規制(自粛)と相互監視を逃れ、しかも「自由という名の野蛮」を振りかざして「死に至る悦楽」へと暴走することがない。軽やかに快楽の波に乗りながら、他者とともにあくまでも明るく生き続ける。
これはそんな真の自由人の姿を描く美しい映画――パンデミックと自粛で窒息しそうな私たちの社会に吹き込む一陣の涼風だ。

475 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 21:30:47.29 ID:cOAwGJhu.net
同一性=物権
差異性=債権
同一性は差異性の「凝集」=物権的債権

ごく一部の人しか言わないが(法律家でも知らない人が多い)、
物権的債権という考え方は、ことに日本のような英米法と異なる大陸法系の法体系の国では、
金融派生商品引の法理(そのじつは、民商法との齟齬のごまかし)として有効で、
その概念について考えたことがなくとも、実務上は、考えなしにそのようにやっている、
というものだ。
イーグルトンは、ポストモダニズムは現代金融資本主義のイデオロギーである、というようなことをいっている。
(「ポストモダニズムの幻想」)
「役に立つ」といえば、たしかに役に立っている、
が、ウォール街やらのろくでもない奴らにとってそうだ、ということかもしれない。

476 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 21:46:01.40 ID:cOAwGJhu.net
植田浮 著 — イギリス担保物権法の特質について*

477 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 21:47:27.35 ID:cOAwGJhu.net
王涌

今日に至り英米法系および民法の法体系は,
異なる歴史的過程を経て変遷を成している。そ
の基本的概念および規則は完全に異なっている。
英国のエクイティーローの純粋な産物として信
託法を民法の法体系に移植すると,いうまでも
なく多くの理論問題に直面する。
 欧州大陸の多くの民法法系の国は信託法を取
り入れるのを拒んできていた。

478 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 23:18:24.80 ID:cOAwGJhu.net
金融システムと法系論
藤倉高行

法的思考方法の相違
シビル・ローでは,所有権概念が統一化され,権利の体系が構築され,
物権と債権の区別,実体法と手続法の分離が進んでいる。これに対し,コ
モン・ローでは多様な所有権概念や不法行為の類型,訴権的な救済方法が
併存している結果,手続法から実体法の分離が完全ではなく,物権と債権
の区別も明確でない。

479 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 23:25:37.76 ID:cOAwGJhu.net
柄谷行人は、コモンローは、生成的で、セミラティス的(リゾーム的)なのものだ、
といっていた。

480 :吾輩は名無しである:2021/05/02(日) 23:29:11.22 ID:cOAwGJhu.net
↓建築屋さんたちが、陳腐化したはずの議論を、また蒸し返してやっています。

10+1 website|〈建築理論研究 07〉 クリストファー ...https://www.10plus1.jp › monthly › 2015/02
... の行動を縛っていく方向に進むとか、コモン・ローとしての憲法をつくっていく方向と重なって見えるのではないか。 ... ただ、美学の欠落はあるにしても、アレグザンダーには--──柄谷行人さんが『隠喩としての建築』(『定本 柄谷行人 ...

481 :吾輩は名無しである:2021/05/03(月) 20:44:10.24 ID:98zqQJUw.net
>>480
かなり古い話だろ。

482 :吾輩は名無しである:2021/05/03(月) 22:20:44.18 ID:4bJMV0/5.net
2015年だから、そう古くもないでしょう。

483 :吾輩は名無しである:2021/05/05(水) 00:37:30.99 ID:14ZyZBmF.net
1970 : Être en couple avec un japonais | Archive INA
https://youtube.com/watch?v=kalWxz9Z7zk&feature=youtu.be

484 :吾輩は名無しである:2021/05/06(木) 23:51:26.85 ID:bSrpQ+Yl.net
この小さい男の子が夫妻より先に亡くなっていることに心が痛む

485 :吾輩は名無しである:2021/05/07(金) 21:07:49.17 ID:b38+32hu.net
猫ストーカーのうた
https://youtube.com/watch?v=2XQnSSiRu-o

486 :吾輩は名無しである:2021/05/07(金) 21:18:29.23 ID:b38+32hu.net
西友火曜得の市
https://youtube.com/watch?v=zr0o_QgAS8U

487 :吾輩は名無しである:2021/05/08(土) 21:12:32.47 ID:TdcZhn8M.net
>>483
再生数とかコメ数がおかしい
この人フランスで有名なの?

488 :吾輩は名無しである:2021/05/11(火) 20:35:24.72 ID:wGENSeLo.net
町山智浩氏 日米のコロナ経済対策の違い指摘 米は「ガンガン給付」、日本は「出す方向間違ってる」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc50e241d8a164f40106adfb8e2fd59f7cde8292

 米国在住の映画評論家・町山智浩氏(58)が11日、TBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」(月〜木曜後1・00)に電話出演し、日米のワクチン接種状況や政府の対策の違いについて語った。

 既にワクチンの接種を終えたという町山氏は「何の手続きも、何の会話もない。車からすっと打ってもらって。ドライブスルーで。おしまいです。スマホの予約も1分です」と、予約電話のパンクなど混乱が起きている日本とは対照的な状況を伝えた。

 米国では成人のワクチン接種率が58%を超え、昨年3月から完全休演しているブロードウェーでの劇場公演が、9月にも再開される見通しであると報告。「日本はズルズルいろんなことをあいまいに続けてたじゃないですか?メリハリがなかったけど、アメリカはメリハリがあった」と違いを説明した。

 町山氏によると、米国が思い切った策に出られた理由は、経済支援の手厚さだという。「ものすごいお金をガンガン給付したりしてますから。失業保険で週にもらえるのが1人3万円なんですよね。バイデンさんが法案にサインしたんですけど」。今後は、子供を含む国民全員への20万円ずつの給付など、計207兆円のコロナ経済刺激策が動くとも話した。

 対照的に町山氏は、日本について「日本もGoToトラベルで2・7兆円出してるんですけどね。出すものが違う、出す方向を間違ってるという」と痛烈に指摘。「ワクチン予算が日本が3000億円くらいらしいですね、接種の予算が。全然ケタが違いますね。でもオリンピックは1兆6000億円も出すんで、よく分からないですよ、日本って」と、予算の行方に疑問符を付けた。

 町山氏の指摘に、「南海キャンディーズ」山里亮太(44)は「よく分からない状態のところに、誰も分かる説明をしてくれないという、一番つらい状況です」とこぼしていた。

 町山氏はさらに、トランプ前大統領の失脚について、コロナ対策の失敗が主な理由だったと分析。「普通、そういう失敗したら落選するでしょう?(日本が)なぜしないのか、よく分からない。なぜ政権が維持され続けるのか分からないですけど。すごく不思議で、日本のコロナ状況」と付け加えた。

489 :吾輩は名無しである:2021/05/21(金) 01:32:54.97 ID:y/yHuLYP.net
深層批評宣言

490 :吾輩は名無しである:2021/05/21(金) 23:42:37.11 ID:wSkntScf.net
>>395
東映のテレビ時代劇はどうしようもないよ
映画村の余興みたいなもんだから
松竹の方が撮影所が貧乏な分スタッフが映画的表現を工夫して頑張ってるw
BS朝日で放送中の「新必殺仕事人」は田中徳三とか前田陽一とか色んな監督の一丁上がりっ的な職人芸だが
プログラムピクチャー的活力あり
蓮實先生の弟子の素人芸とは雲泥の差w

491 :独り言\(^o^)/ :2021/05/22(土) 03:46:57.05 ID:sHo66rAL.net
>>490
スレチだけど東映京都のTV映画も観慣れたら「まあこんなもんか」とまあまあ楽しめる
事は楽しめるんですがね、、よく観ると密かに凝った事をしている場合もある。

(基本は手抜きなんだけど)山下耕作なども画面内の人物や細部の配置にさすがに冴えを感じる場合はある。
牧口雄二なども往年の加藤泰や山下の様な凝った画面を作っている事があったり。ただ牧口も
とっくの昔に監督業は引退してますが。
ここ20年程も山下耕作の息子の山下兄弟(耕一郎・智彦)などもまあまあ頑張ってるみたい。ただ
耕一郎は深酒が祟り早死にしたらしい。

東映は本編もTV映画も「予算は可能な限り切り詰める」岡田茂イズムの影響か昔から画
が「安く」て気の毒ではあった。その中で工藤栄一などはよく頑張ったと思う。

『新必殺仕事人』はたぶん大体は観てますよ(苦笑) 田中徳三はTV映画だとシナリオに
乗ってる時はいいものを撮りますね。他の多作監督と同じく単純な「お仕事」に流れている
時は全然駄目ですが。
田中はたぶん実質引退作の『御家人斬九郎』「冬木町の女」が大変に良い出来で驚きます。
本人も「たぶんこれで最期」と思っていたんでしょう。

>蓮實先生の弟子の素人芸とは雲泥の差w

結局、どんなに理屈こねたって日本映画にはもうロクなスタッフも撮影環境も予算もない
ですからね。所詮は机上の理屈だけでは映像作品は撮れません。
だから『スパイの妻』とかもどうも観る気になれず、、黒沢清は90年代にVシネ(系
低予算映画)撮ってた頃が予算と黒沢の狙う世界観がちょうどマッチしてピークだった
んじゃないですかね? あとは『CURE』『降霊』『回路』ぐらいかな?
、、正直、ここ20年程の作品は余り観る気になれない。すみません。

492 :吾輩は名無しである:2021/05/22(土) 04:21:33.09 ID:UdY7B4Ak.net
誰のコピペ?

しょーもない文章だけど

493 :吾輩は名無しである:2021/05/22(土) 19:02:45.41 ID:o4qB0Zuk.net
松竹はセットの貧弱さを誤魔化すために
光と影のコントラストが強い照明技術で
苦し紛れに江戸の闇を表現した必殺シリーズが大当たりw
貧すれば鈍するの逆を行った京都撮影所
名監督を輩出した大船が潰れて
ろくな監督がいなかった京都が生き残ったのは必殺と鬼平のお蔭だけど
フィルム映像の質感が失われた時代劇は薄汚い感じでキビシイよね

494 :吾輩は名無しである:2021/05/22(土) 19:20:25.09 ID:mNMlmRvx.net
>>492
田舎の映画通の文章だ。

495 :吾輩は名無しである:2021/05/22(土) 20:00:29.31 ID:o4qB0Zuk.net
必殺シリーズの確立には工藤栄一監督の功績が大きいのだが
その昔、蓮實重彦の講演会で「今の日本で闇を描ける映画作家は誰と思いますか?」と質問した人がいて
・・・工藤栄一かな?と思っていたら
答は「小沼勝」だったんだよね
その後ロマンポルノはアダルトビデオに駆逐され
AVは「淫乱暴力文化」と他国から蔑まれるイメージの公害を広めたが
テレビ時代劇で食いつないだ松竹京都は映画撮影所を残した・・・

496 :吾輩は名無しである:2021/05/23(日) 16:58:26.29 ID:W+LLVXmL.net
>>494
都会の映画通といえば
蓮實重彦か

497 :吾輩は名無しである:2021/05/24(月) 09:23:45.88 ID:ZRZg+57M.net
>>496
都会の映画通というより、過去の遺物でさえもない、地層に吸収される灰。
映画評なんて、そう残るもんじゃないだろ。

498 :吾輩は名無しである:2021/05/24(月) 21:24:21.12 ID:rRpJAo6O.net
>>491
「スパイの妻」見たけど、ナントモカントモ
コスモポリタンを自認する日本人が満州の人体実験に激怒して
その証拠をアメリカ世論に告発するという、おせっかいな正義感に唖然w
このようなメンタリティは戦前の日本人では
敗戦革命を狙った共産主義者以外ありえないのだが
主人公の男が隠れ共産主義者のスパイという設定にしても
731部隊の報復がヒロシマ・ナガサキの人体実験とはこれいかにw
しかも今や、満州を日本から奪還した共産主義者が、現在進行形で、壮大な人体実験を敢行中!!

これひょっとして反共映画なの??
とはいえ周防の「カツベン」に比べたら一応見るに耐える戦前モノではあるなw

499 :吾輩は名無しである:2021/05/25(火) 19:18:19.24 ID:lQqmR32n.net
ヒロインの美人度が低いので反戦悲劇になっていない。ホラーみたい。

500 :吾輩は名無しである:2021/05/27(木) 21:39:34.29 ID:uXRxsvt4.net
 あるとき、蓮實重彦は、「黒沢清の『カリスマ』または植物的な暴力について」という短い文章を書いたことがある(『映画狂人、神出鬼没』所収)。黒沢清の『カリスマ』を論じた短文に関してむしろ私が呆れたのは、蓮實門下の映画研究者が、蓮實の文章のキレのなさ、その弛緩したありさまに驚いたことを表明している文章を別のところで読んだときのことだった。
 この文章における蓮實重彦は、黒沢清の映画の特徴として「およそ時間の厚みを欠いたぶっきらぼうな空間」というものを挙げ、『カリスマ』の空間的な特徴とそれにまつわる演出面の問題ばかりを集中的に取り上げている。……これはもちろん、「黒沢清の映画を、時間性とそれに関わる脚本の面で論じたら救いようがない」ということでもある。
 なるほど、『カリスマ』における黒沢の演出は、黒沢の多くの作品におけるのと同じく、非常に優れたものであることは疑いようがない。しかし一方で、日本を代表する映画監督が、日本の戦後史を総括するような脚本を自ら執筆するに際して、似たような題材を先行して扱った日本文学に関しては全く無知であるとともに無頓着であることを露呈してしまっているのである。
 有り体に言ってしまえば、『カリスマ』の脚本を書いた時点での黒沢が『万延元年のフットボール』も『地の果て 至上の時』も読んでいなかったことは明らかだし、読んでいないからこそ、それらの作品と類似しつつもはるかに下回ったテーマを扱った脚本を、およそ幼稚な水準で展開していることは明らかだ。
 極めて高度な演出と幼稚な脚本とがアンバランスに同居する作品に対する蓮實の歯切れの悪い態度は、「擁護」と言うよりは、むしろ「保護」と言う方が適切なものなのではなかろうか。おそらく蓮實は、そのようなチグハグさの責任の一端が自分にあることなど、百も承知なのだろう。

501 :吾輩は名無しである:2021/05/27(木) 21:40:21.81 ID:uXRxsvt4.net
 「シネフィルであること」という保護膜によって、黒沢清を始めとする多くの(演出家としての才能を欠いているわけではない)映画作家が、映画の自明性を全く疑わずにそのキャリアを築くことができた。黒沢を含め、彼らの多くが性や暴力を搾取し利用する映画に携わることでそのキャリアを始めたことは、偶然ではない。たとえ表面上で語られていることがポルノややくざであろうとも、映画の演出の価値は、それらの単純な内容とは別の面に見いだすことができるからである。
 もちろん、「シネフィルであること」によって撮影所システム崩壊後の状況を生き延びたのは、彼らが最初ではない。ヌーヴェルヴァーグこそが、初めてシネフィルになった人々である。しかし彼らは、いつまでもその立場に固執することはなかった……やがて、彼らの共同体は解体された。その後のゴダールにせよ、あるいは、それとはまた異なるギリシャの状況でのアンゲロプロスにせよ、映画の自明性を前提することなどできず、映画以外の様々な芸術なり文学なり思想なり哲学なり歴史なりを不断に学び続けることによって、かろうじて映画の継続的な製作を可能にしてきたわけだ。
 そのような厳しさ、困難な状況を回避する保護膜を後進のために形成しつつも、自分がしていることが何であるのかを明らかにすることもなく、演出とは別の側面で露呈してしまう無惨な有様をも、密かに保護し隠蔽を計ってきたこと……これは、映画批評家としての蓮實重彦の罪の一つであるだろう。

502 :吾輩は名無しである:2021/05/27(木) 23:40:29.41 ID:ganpLBR0.net
>>500
>黒沢清の『カリスマ』を論じた短文に関してむしろ私が呆れたのは、蓮實門下の映画研究者が、蓮實の文章のキレのなさ、その弛緩したありさまに驚いたことを表明している文章を別のところで読んだときのことだった。

このくだりは全く不要
推敲していて削り忘れたか?

503 :吾輩は名無しである:2021/05/28(金) 01:29:14.38 ID:sGP5kFYr.net
黒沢の数打ちゃ当たるのB級精神はそれなりに評価できるが
周防は美人女優と結婚した往年の巨匠気取りか?
数年に一本の新作が「カツベン」・・・
昔の東映京都なら岡田茂にシバキ倒されるレベルw

504 :吾輩は名無しである:2021/05/28(金) 10:25:15.51 ID:ddGiD9tA.net
蓮實さん文芸批評だと文学の自明性への批判、文学批判を言うが映画に関しては一切言わないね
その違いは何なんだろう?

505 :吾輩は名無しである:2021/05/28(金) 22:28:20.17 ID:lNpb3d6C.net
自分が文学のプロで映画のプロじゃないからだろう
知らんけど

506 :P :2021/05/28(金) 23:24:10.06 ID:MTINHAYq.net
>>503
「数打ちゃ当たる」ってもしかしてCUREだけが傑作だと思ってる人?

507 :吾輩は名無しである:2021/05/29(土) 00:59:08.34 ID:f+kilJwL.net
学歴詐称して賢くなったって勘違いしちゃってる人?

508 :吾輩は名無しである:2021/05/29(土) 02:44:45.99 ID:FVCA0SE1.net
蓮實スレで自分語りする知障うぜぇ

509 :吾輩は名無しである:2021/05/29(土) 08:14:27.74 ID:bf38T5pk.net
性差別映画だろうが人種差別映画だろうが極右映画だろうが演出が優れていればそれで良しなのが蓮實映画批評だからねえ

510 :吾輩は名無しである:2021/05/30(日) 04:01:40.55 ID:52IKbpt/.net
カリスマは「富士」を連想させた。

511 :吾輩は名無しである:2021/05/30(日) 05:55:51.71 ID:6hQj+lpO.net
>>509
テーマばっかり論じて如何に表現するかを軽視する評論へのカウンターだから

512 :吾輩は名無しである:2021/05/30(日) 06:46:45.24 ID:UbGKPTkM.net
ハスミンの世代にはそれがラディカルだったんだろうけどカッコに括っていたことを忘却すると悲惨な光景にしかならないな

513 :吾輩は名無しである:2021/05/30(日) 08:14:40.30 ID:qP4M0o17.net
>>506
百田尚樹が激怒「さざ波がダメなら第二波とか大きな山場もあかんやろ!死者を山や波に例えて侮辱してる!」
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1622278557/

514 :吾輩は名無しである:2021/05/31(月) 01:06:13.29 ID:kLb+AxyU.net
蓮實の批評は映画を十全に批評するのは不可能だとしても唯物論的に「ある」はずのストーリーをハナからカッコに括ったフィクショナルな映画評論であることを忘れてはならない

515 :吾輩は名無しである:2021/05/31(月) 21:41:06.78 ID:iiEQcln4.net
子供を動物園に連れていったら動物以外の物を夢中になって見ていた、というのはちゃんとした経験だからな。
そういう観点からすると蓮実の評論はおかしくない。

516 :吾輩は名無しである:2021/06/01(火) 15:07:53.14 ID:/fu6Dt6z.net
ヲタは蓮實の見方が真の、正しい映画の見方って思い込んでんじゃないの?

517 :吾輩は名無しである:2021/06/04(金) 19:19:10.29 ID:au5WLQKc.net
佐久間良子は1960年代後半に入り、岡田茂の指揮するヤクザとエロ・グロ中心の"不良性感度"映画が東映で幅を利かせるに連れ、「女性映画を作って欲しい」と訴え、文芸作品しか出演に応じず、ヤクザやエログロものの出演を拒否し会社と揉めた。
1966年3月で契約切れした後は契約更新に応じず。岡田映画本部長は「佐久間の"善良性映画"にはお客は入らない」という考えを持っていたから、1966年以降は映画出演が減った。 

1968年に起きた東映のお家騒動の煽りで、岡田茂は1968年9月1日付けで、東映の製作・配給・興行までを完全に自身が統轄する映画本部長兼企画製作部長に就任し、大川博東映社長から全権委任され、
映画の製作・配給・興行に関しては、自分の作りたい映画だけ作り、売りたい映画だけ売ってもよいという、一つの映画会社の社長の立場に匹敵する強い権限を持たされていた。

本作は映画の内容そのものより、タイトル変更をめぐる逸話の多い映画である。公開前までタイトルは『喜劇あかさたな ホルモン男』と告知されていた。
ところが今日「東映ポルノ」と称される"エログロ路線"を当時推進していた岡田茂が、タイトルを『妾二十一人 ど助平一代』に変更した。当時の東映のほとんどの映画の題名は岡田が命名していた。

今日ではあり得ない本作のタイトルも、岡田命名タイトルの中で最もえげつないものの一つとされ、「これが本当に映画人のセンスなのか?」と呆れられた。
本作の助監督・内藤誠が、岡田の使いで改題を伝えると佐久間良子は号泣したという。
佐久間は映画の宣伝のため出演した『スター千一夜』でも、この題名を口にできなかったといわれ、各メディアからの取材に対しても「恥ずかしくて題名を言えない」と口をつぐんだ。
芸能記者の間では「東映の女優たちには、あなたいま何に出演してる?と聞かないのが思いやり」というのが合言葉だった。
佐久間にとって岡田は、自身をスターダムに押し上げてくれた恩人で、恩師からの酷い仕打ちに自身の将来に不安を感じた佐久間は、東映から気持ちが離れ、退社を決意し、以降、テレビドラマや舞台に活動の場を移した。

518 :吾輩は名無しである:2021/06/04(金) 19:33:28.00 ID:au5WLQKc.net
東映の劇場に押し寄せた深夜(オールナイト)族は、本作のタイトルがスクリーンに映し出されるとドッと失笑の渦が沸き起こった。おちょくって「ドジョヒライチダイ」と読む学生もいた。
映画評論家は「『異常性愛』とか『妊娠中絶』とか、酷い題名が多いが、考えてみると、これらは科学用語でもある。語感が配置されているものだが"ド助平"はあまりに日本語として汚い。
ピンク映画でもこんな題名はつけないよ。『半処女』とか新造語を題にしているのはユーモアがあっていいけど」などと評した。
本作製作と同時期に東映は、鹿島建設の企業PR映画『超高層のあけぼの』に製作協力していたが、同社の鹿島守之助会長が「東映とは、どんな映画をやっとる会社だね」と心配して東映の映画館に出かけたら、悪いことにちょうど掛かっていたのが本作で、そのタイトルに絶句。
危機感を持った鹿島会長が『超高層のあけぼの』の前売り券150万枚を自社で引き受けることに決めた。

519 :吾輩は名無しである:2021/06/04(金) 19:35:16.70 ID:au5WLQKc.net
1968年暮れに1969年の東映新路線"性愛もの"シリーズ"性愛路線"として岡田が製作発表した際は、本作は"性愛路線"に入れられていなかったため、公開直前にタイトルを変更したものと見られる。
1968年夏の映画誌のインタビューで岡田は「東映は清潔ムードやアチャラカ喜劇はどうもウケないから、艶笑ものの不良性感度の高いものを出すつもりだ。オレとしては東映でなくては出来ない特色を持った全く新しい発想のドラマ作りをやってみたい」と話していたが、
1969年に自身が命名したエログロ路線のタイトルが、かなり振り切ったものになったため、このラインナップの流れでは『あかさたな』ではタイトルが弱いと判断した。
本作が公開された1969年は正月明けから『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』『謝国権「愛(ラブ)」より ㊙性と生活』『異常性愛記録 ハレンチ』、本作『妾二十一人 ど助平一代』『㊙女子大生 妊娠中絶』『徳川いれずみ師 責め地獄』と、
メジャー映画会社とは思えない振り切ったエログロ満載の文字づらを並べて売りまくり、当時の東映のピンク映画(東映ポルノ)は、ピンクプロダクション製作のピンク映画顔負けどころか、遥かに凌駕するドギつさといわれた。
これらは東映の番線映画で、全国ロードショーされたが、特に本作は成人映画ではなく一般映画のため、各都道府県の条例の規制にも掛からず、当時はこのえげつない字面のポスターが全国の街の目抜き通り等に貼り出された。
本作の題名が大きく書かれた立て看板が、新宿中央通りに突き出て、その下を通る女子学生がそっと見上げて、笑いながら足早に駆けて行った。 

520 :吾輩は名無しである:2021/06/04(金) 21:19:22.59 ID:onG9ye08.net
岡田茂、東大卒
蓮實重彦、東大卒

521 :吾輩は名無しである:2021/06/05(土) 00:12:35.62 ID:kkmNpSWE.net
>>520
共にエロ将軍

522 :吾輩は名無しである:2021/06/05(土) 06:45:58.05 ID:bC9Jp2Lx.net
作家がテーマを追求するのを軽蔑し珍プレー好プレーを演ずればそれでいいという日本の焼け野原の光景の中でピンチョンのブリーディングエッジを読むこと

523 :吾輩は名無しである:2021/06/06(日) 08:16:37.49 ID:cV0aW9Fq.net
映画くらいしか娯楽がない時代からテレビの登場で映画からライト層が離れて日活と大映は倒産寸前、東宝と松竹だってドツボの時代に映画を守り収益を上げるため岡田茂は死に物狂いだったんだろう
エログロヴァイオレンスをやり尽くして岡田茂も燃え尽きた感あるが

524 :吾輩は名無しである:2021/06/06(日) 14:23:24.91 ID:cV0aW9Fq.net
しかし68年以降の日本映画や蓮實批評の登場等日本映画界全体の批判的再検討は必要ではないかな
テマティックな批評なんてやってる場合じゃない

525 :吾輩は名無しである:2021/06/07(月) 13:21:37.52 ID:r0gIBgcu.net
映画会社経営者論というのは、重要だと思うが、
いがいと軽視されているようなので、このスレッドでそれがあったのは、
たいへん良かった。
ほかの映画会社経営者についても論じてもらいたいものです。

526 :吾輩は名無しである:2021/06/07(月) 19:47:59.21 ID:Uq4Q1YsJ.net
企業の利益追求、観客の欲望、作り手の野心を三つ巴として語ってはいた。

527 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 20:02:29.05 ID:/KzRTKSQ.net
岡田茂全盛期の東映ラインナップ

1974年
6月29日封切り 実録路線
「仁義なき戦い・完結篇」
「極悪拳法」

7月17日封切り ポルノ路線
「従軍慰安婦」(原作・千田夏光)
「処女・若妻・未亡人 貞操強盗」
「女子大生失踪事件・熟れた匂い」

7月25日封切り まんがまつり
「マジンガーZ対暗黒大将軍」
「フィンガー5の大冒険」
「魔女っ子メグちゃん」ほか

528 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 21:20:06.14 ID:q4z0NYc0.net
任侠映画、東映ポルノ、実録路線、殺人拳、トラック野郎、大型時代劇、戦争映画、ビーバップハイスクール、極妻と世間に映画の存在感を見せつけてきたのが東映だけど見事にシネフィルには無視された映画ばっかw

529 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 22:35:00.78 ID:t+uv2XAk.net
>>528
シネフィルの法王がヨイショヨイショ
『鈴木則文 いい加減さ故に我信ず(蓮実重彦)』
映画芸術1978年8月号特集 現代中堅監督11人を斬る

530 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 22:50:01.66 ID:q4z0NYc0.net
笠原和夫のインタビュー本昭和の劇が復刻されたみたいだけど高いなあ
蓮實さん的にはどうでもいい人なんだろうけど

531 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 22:52:39.31 ID:YmWZtrbO.net
ビーバップだってまだハスミ虫だった頃の四方田が年間ベストテンの2位に挙げていたし
映画マニアにはそっぽを向かれた極妻シリーズでも関本郁夫のは(片方だけだが)評価する者が何人かいた。

532 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 22:55:17.36 ID:YmWZtrbO.net
蓮實は笠原についてはほとんど言及してない。
「昭和の劇」を読んだ金井美恵子は一定の評価をしつつ、自分とは全く相入れない考え方の人物と評していた。

533 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 22:57:32.50 ID:q4z0NYc0.net
蓮實さんトラック野郎やドカベンも観に行ったのかな

534 :吾輩は名無しである:2021/06/08(火) 23:06:43.94 ID:YmWZtrbO.net
トラック野郎についてはたびたび触れているが、ドカベンには全く言及していない。
蓮實にとっての則文の最高傑作はエロ将軍と二十一人の愛妾なのだ。

武田鉄矢の主演作を観るのが倒錯した楽しみとさえ言っていた。

535 :吾輩は名無しである:2021/06/09(水) 12:27:34.78 ID:h+tLecku.net
東映の振り切った商業主義つっても笠原和夫みたいな脚本家が活躍してたわけで今時のテレビやチマチマした日本映画と比べたら言うまでもないけど遥かに質は高いし面白いよな

536 :吾輩は名無しである:2021/06/10(木) 19:01:19.52 ID:l4tYXd8u.net
「従軍慰安婦」見たい見たいw

537 :吾輩は名無しである:2021/06/10(木) 21:23:05.58 ID:4Fu8Vb1G.net
70年代の少年時代田舎の街に一つだけあった映画館は普段はポルノ中心で春休みや夏休みは子供向けの映画もやってたけどポルノ映画のポスターが街中の目立つところに当たり前のように貼られ映画館は禍々しい見世物小屋感を醸し出してたあの頃

538 :吾輩は名無しである:2021/06/10(木) 21:25:30.60 ID:4Fu8Vb1G.net
あの映画館も80年代後半AVの隆盛の前にあえなく

539 :吾輩は名無しである:2021/06/11(金) 00:10:22.53 ID:XTgF4VqM.net
>>537
大阪ではスピーカーで外にポルノ映画の音声流してたわ

540 :吾輩は名無しである:2021/06/11(金) 00:27:13.65 ID:6ges+RvA.net
≫倒錯した楽しみ

こういうつまらない言葉遣いをするのが、蓮實重彦のダメなところだ。

541 :吾輩は名無しである:2021/06/12(土) 18:57:44.61 ID:GtouJhWa.net
68年以降の蓮實映画批評の影響受けた日本映画はいかにして何を描くかの「何を」の部分を徹底的に等閑にしてきたのは大失敗だったんじゃないかな
プログラムピクチャーの中で監督が演出に徹せれた時代が終わり最後の足掻きのエログロバイオレンスも終わった後にでは何を描くかを真剣に考えずに時代に拮抗する表現を作れなかったのではないか
観客はともかく作り手が蓮實を大真面目に真に受けちゃうと非常におかしなことになる

542 :吾輩は名無しである:2021/06/14(月) 18:38:21.61 ID:e8U0Gp7C.net
【映画】ヒトラー・東条英機の姿でチラシ配り 映画プロモーションで配給会社が謝罪「不適切な行為であった」 [muffin★]
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1623652383/

543 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 07:37:25.42 ID:AMEtOlKj.net
オリンピックなどやりたい奴が勝手にやればよろしい
蓮實 重彦
http://www.webchikuma.jp/articles/-/2427

544 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 12:32:39.00 ID:iwD1ITxb.net
こんなつまらん文章ダラダラ書くようになったのか?

545 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 15:31:43.78 ID:HucgQlUv.net
>>543
これは笑うとなの?

(渡辺直美を豚と呼んで問題となった事件に関して)
豚は思いのほか可愛らしい動物なのである。
だから、そんな動物に女性を譬えるとは何ごとだといった風潮がかたちづくる無責任な豚=排除の風潮に、動物愛護協会は警鐘を鳴らすべきではなかったか。

546 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 18:19:59.19 ID:iwD1ITxb.net
ちょっと劣化が酷すぎない?

547 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 18:32:39.22 ID:BRnpNpzN.net
竹田会長の疑惑がマスコミに追及されないのは
電通の汚職スキャンダルに拡大するとヤバイからだろ
明治天皇の威光にひれ伏してるわけじゃないよw

548 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 19:02:37.72 ID:iwD1ITxb.net
オリンピックを無視する権利は当然保証されてるから無視すりゃいいんだけどこういう物欲しげな文章書くのがダサいよなあ

ラジオによるベルリンオリンピックの日本中の喧騒を自身の日記で完全無視して後世の一部の知ってる人があれ?この時期ベルリンオリンピックじゃんとならなかったら気付くことすらない荷風の気高さの爪の垢を煎じて飲んだほうがいい

549 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 19:23:56.83 ID:w+GBTPZv.net
気高い人は、そもそも、売文など稼業にしないでしょう。
だから、そういう人が、オリムピックを無視しようが何しようが、
後に日記や手紙などがひろく読まれるようなことがなければ、
世に知られることも、おそらくないでしょう。

550 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 19:41:18.23 ID:iwD1ITxb.net
オリンピックに反対なら明確に書けばいい
どうでもいいなら単に無視すりゃいい
しょうもない自意識だけ見せつけたい文章に何の意味あんの?

551 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 19:45:34.55 ID:w+GBTPZv.net
蓮實重彦は、とくに自意識を見せつけたいのではなく、
世相に対する不平不満や、嫌みを言いたかっただけなのではないでしょうか。
後期高齢者ですから、そういう心持も、ふつうのことでしょう。

552 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 19:53:08.53 ID:iwD1ITxb.net
売文稼業する奴はそもそもとか後期高齢者はそもそもとかそんな一般性で裁断していいのか?w

553 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 20:59:10.64 ID:w+GBTPZv.net
オリンピックなどの国際スポーツ大会はくだらないかもしれないですが、
国際映画祭だってくだらないのではないでしょうか。

554 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 21:22:06.24 ID:w+GBTPZv.net
国が文化事業にお金をつかうのは、
一切やめたほうがよい。
例外なくひとつ残らず全部やめるのが良い。

555 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 22:23:43.27 ID:iwD1ITxb.net
64年の東京オリンピック後の東京の景観だの隈研吾の建築だのその他あまりに紋切型の意見の数々事実だからしょうがないだろと言われりゃそれまでだが蓮實さんがわざわざ言うまでもあるまい
紋切型の正論にさらなるひねくれたアクロバティックな嫌味を言うのが蓮實さんの芸だったのに本当に老いちゃったのか

556 :独り言\(^o^)/ :2021/06/15(火) 23:24:12.66 ID:SkVBzo1D.net
>>555
そもそも蓮實の言ってる事じたいが昔から小難しい修辞を剥ぎ取ってみれば案外に凡庸な
「普通のこと」が多かった。
もちろん「普通」が悪いわけではないが、敢えてそこに奇を衒って小難し気に自己神格化を
行ってきた蓮實ももはや修辞のネタも尽きてきたのだろう。

ネタが尽きてみればただの「普通」の何処にでもいる老人がいるだけだった。

そこで愚直に「普通」に徹して真っ向から「コロナ禍での五輪など日本人と人類を危機に晒す
愚行!」と批判してみせるのも今さら照れくさく、そこで中途半端な修辞を弄するうちに
回りくどいだけのスカスカの衒学駄文が出来上がってしまったのだろう。

自分は日本には単なる「受験エリート」的知性と(学歴とは別に)衒学的なだけのスノッブ的
知性の2極しかいないと思っているが、日本のアカデミズムの頂点たる東大の元総長が
もはやこのような衒学駄文しか書けない処にまさにそうした日本の知性の行き詰まりを見てしまう(マジ)

>>528
シネフィルは東映映画を無視してないでしょう。
或る種のお上品な「名作」しか観ませんというタイプの人は別として、昔から或る種の映画
インテリたちこそが東映映画や日活ロマンポルノなどのマージナルを評価してきた。
松竹でも山田洋次よりその周辺の森崎東・前田陽一・瀬川昌治を評価するみたいなね。

今となっては個人的にはむしろそこに「インテリがマージナルなカルチャーを過大に評価する
スノビズム」を見るけどね。
ここ10年程も(映画秘宝あたりを真に受ける様な)或る種のオタクたちが東映映画や
岡田茂を過大評価し過ぎという気はする。

557 :独り言\(^o^)/ :2021/06/15(火) 23:25:09.56 ID:SkVBzo1D.net
>>541
70年代以降の日本映画は何を間違ったのか?、、これも書き出すと長くなるけど、、

単純な話、70年代以降は日本の映画興行・国産映画は本道の「興行」がおざなりだったから。
70年代以降〜現在まで、日本人の映画館利用回数は1年1回でしかない。
コロナ前は「増えた!」と大本営発表していたが、それでもいまだに「1年2回」にも
達してないのよ。
※アメリカ人・韓国人=4回 他の先進国=2〜4回

、、まずは全体の「市場」をちゃんと拡大して、その商業的活況の中で(アート・社会派など)
多様な冒険を行う、、こういう段取りでいかないとどうにもならなかったと思うよ。
「誰も観てない」処で作家性・社会派ごっこを繰り返しても意味ない。

それは岡田茂だって角川春樹だって大枠の市場の拡大は結局は出来なかったんだよ。
日本の映画言論など、個々の映画の当たった外れた、(作品的に)良い悪い、それを現在
まで延々と論じ続けているだけ。ここ10年程も大仰にTV局出資日本映画や「洋画興行・ミニシ
アター興行の不振」を批判したりね(既に批判それ自体が紋切型化している)

もっと大局を見ないと駄目だったんだよ。でも結局は誰もそれをやらない。

具体的には、メジャー三社(東宝・東映・松竹)が制作・配給・興行を寡占している様な
業界構造でいいのか?
(特に80年代〜バブル期に多かった)出資企業の前売買取付興行の罪。実際の劇場がガラガラ
でも構わない興行がいかに日本映画の制作者の「勘」を鈍らせてしまったか?

そもそも日本の映画館の封切興行は高いのでは?(これは既に70〜80年代には指摘)
「高い」としてなぜ「高く」なってしまうのか?、、やはりメジャー三社の本社が上から
トップダウンで興行の価格まで実質決めてしまう様な構造に問題があるのでは?

、、でもこういうの、誰も語らない(語る人は少ない)
それで映画人は「日本も外国並に映画に税金出せ」だの、タカリばかり要求する(呆)

558 :吾輩は名無しである:2021/06/15(火) 23:50:39.10 ID:iwD1ITxb.net
戦後の焼け野原からの復興から東京オリンピックの間の東京ってはっぴいえんどの松本隆も美化してるけど少年時代のノスタルジーと結び付いてるんでしょうがそんなに美しいもんだったのか眉唾だなあ

559 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 03:20:12.28 ID:Zputf7D5.net
はいはい、ドヤ顔で駄文お疲れ様

560 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 03:54:21.66 ID:dYw+kK6B.net
ノスタルジーというよりも、
蓮實重彦はいまや、高度経済成長期以降の、日本の風俗や景観の画一化がいやなんでしょう。
あえてノスタルジーというならば、
階級や地域ごとに「異質さ」があったことが懐かしいのでしょう。
その同質化への転換点として象徴的なのが
64年東京オリンピックということではないでしょうか。
しかし、そういう蓮実重彦の思いというのは、東京の知的上層階級の出身者の無自覚な特権意識にもとづくものだと思います。
質的な階級差別が弱まり、都市の生活環境が整備される、というのは、下層階級だけでなく、
中間層の市民にとっても、
やはりおおむねよいことなのです。

561 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 04:29:12.11 ID:dYw+kK6B.net
高度経済成長の各種の成果をおおむね肯定するというのは、
ニーチェ的には畜群道徳で、奴隷根性でしょう。
しかし、そういうことに本当に身をもって反対して、
知識人として生き延びた人もいないでしょう。
本当に反対する気なら三島由紀夫みたいに死ぬとかしないといけません。

562 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 05:14:31.85 ID:dYw+kK6B.net
蓮實重彦は、日本の高度経済成長の成果といえる「上部構造」、
消費主義、大衆文化主義のイデオローグとして存在感のある知識人・文化人では、
三島由紀夫、吉本隆明、石原慎太郎などに次ぐような人でしょう。
また、それがあれこれとその種の世の風潮に対し不平不満をいったところで、
なんなの、先生、あなたは知識人としては最大の受益者の一人ではないですか、といいたくなります。

563 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 05:26:05.08 ID:dYw+kK6B.net
559吾輩は名無しである2021/06/16(水) 03:20:12.28ID:Zputf7D5
はいはい、ドヤ顔で駄文お疲れ様

話はずれるけれど、
日本の文化体制というのは、↑のような工作員的な言説によって、
「意見」を言う者を揶揄中傷することで、なんとかもっている、といえる。
5ちゃんねるは、その点、縮図的だ。

564 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 06:06:32.03 ID:y+fQyOqy.net
ID:w+GBTPZvとID:dYw+kK6Bのレスは駄文で間違いない

565 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 17:48:46.96 ID:NKiCYZ0u.net
>>557
コイツ10年以上前から2ch(5ch)で同じことを言ってるんだけどさ、
モロ経済畑の人の発想じゃねえか。
「で、いつ黒字化するの?」ってさ。
リベはリベでもネオリベだろ、コイツ。

あと、

>日本映画の制作者の「勘」を鈍らせてしまった

なんて、所詮アンタの主観だろ?
アンタの価値観が社会で絶対じゃねえんだよ。

566 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 18:13:27.28 ID:dYw+kK6B.net
東京オリンピックと日本人のアイデンティティー
1964年東京大会と首都美化運動,マナーキャンペーン
斗鬼正 一・

この論文が、64東京五輪に関わる社会政策がどういうものだったのか、
すべてわかるくらいにすごくよくまとめてある。
本当に、これを読めば足りる、という感じです。

567 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 18:32:15.67 ID:dYw+kK6B.net
[彼女について私が知っている二、三の事柄]

首都再開発→首都拡張計画、ということから、これを思い出した。

568 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 19:21:17.70 ID:JgdR4QCB.net
昭和30年代の東京がまるで凡庸さから逃れてたような口ぶりは単に馬鹿だろう。
オリンピック以後のデタラメな「サイバーパンク」な東京と五十歩百歩だろう。
実家は戦前の日本家屋で郷愁とは無縁に江戸、明治〜戦前が存在してしまう街に端なくも生まれてしまった者の視線とは関係無く。

569 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 19:27:49.62 ID:dYw+kK6B.net
日本国民の多くは、一部の映画関係者のために、
血税からお金をだしてあげたいとは思わないでしょう。
劇映画に税金を遣うなんてのは、オリンピックにつかうよりも、
もっと無駄だと思う人が多いのではないですか。

しかし、日本銀行やGPIFは、映画会社の株も持っているのですから、
アベノミクスのおかげで公共の機関が映画製作に直接金融をつけるようになった、
ありがたや、ともいえるかもしれません。

570 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 20:23:36.55 ID:dYw+kK6B.net
[衛生,清潔,美化,秩序,マナー,
すなわち食,排泄,廃棄,行列といった人々の行
動を統制する行動規範であるマナーの統制](斗鬼)

蓮實重彦は、東京オリンピックを契機になされた、
上のようなことがむしろ嫌いでしょう。
フーコーのいう規律訓練型権力の作用ですから。
また、サイバーパンク的というか、「ブレードランナー」的な混沌的、雑踏的な雰囲気は、
べつに嫌いではなくて、手塚漫画的、「2001年宇宙の旅」的な整然とした雰囲気ほうが嫌いなんではないですか。

571 :吾輩は名無しである:2021/06/16(水) 23:53:52.52 ID:R2daTMpo.net
>>560
面白い意見だと思う。
蓮實重彦は画一化が嫌だ、と。
画一化するな、だが俺は上の階級で都心で豊かに暮らすぞ、前のように、と。

どこまでも独善的で、残忍な最大の受益者。
特権階級老人。

572 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 07:51:46.13 ID:5CUKmnif.net
「パンデミックは恐ろしい災厄で一刻も早い終息を願うが、オーヴァートゥーリズムから解放された静かな京都は悪くない、
グローバル資本主義が一時的にスローダウンしたこと自体はむしろいいことだ」(浅田彰「疫病の年の手紙」から)

京都の環境産業に携わる人たち、たとえば、板前さんだとか、旅館の仲居さんだとか、
バスの運転手さんやガイドさんだとか、そういう人たちの苦境などは、
ついつい忘れて、こういう無神経なことを書くようなことが、
これがブルジョワ知識人というものの無自覚的な心持でしょう。
浅田彰がさんざん悪口言っている自民党の政治家などのほうが、むしろ、
旅館やバス会社のの経営者なんかが後援会のメンバーだったりするので、
こういう無神経さというのはないのですよ。

573 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 08:10:02.09 ID:5CUKmnif.net
×環境産業
〇観光産業

574 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 09:01:30.37 ID:EGxdkqjH.net
>>572
それはけしからん警察的な言説だな

575 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 09:11:22.13 ID:5CUKmnif.net
↓は、浅田氏の「手紙」の公表されたのの2,3週間後、昨年の5月半ばの記事です。

宿泊業の倒産ラッシュ本格化、もう訪日客には頼れない

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宿泊業の倒産ラッシュが本格化してきた。訪日外国人観光客の減少に日本人の外出自粛が追い打ちをかけ、経営体力の乏しい企業から順に破綻に追い込まれている。緊急事態宣言が全国で解除されたが、訪日客減少の長期化で宿泊業者の資金繰りは日増しに悪化を続けたまま。関西大社会安全学部の亀井克之教授(リスクマネジメント論)は「倒産する企業は今後さらに増える可能性がある。訪日客をあてにした宿泊施設はもう持たないのではないか」とみている。

政治ジャーナリスト 高田 泰(たかだ たい)

576 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 11:50:59.82 ID:5CUKmnif.net
とにかく、わが国には都市行政が不在だとしか思えぬほど、新しい道路のほとんどは、人びとの生活を抑圧していた
(蓮實)。

これは元をただせば、江戸の開発がただただ場当たり的だった、ということに起因しているのではないか。
なお幕府の統治形態も、陣屋仕立て、と初期の老中の誰かがいったように、戦国大名の家政組織に毛の生えたようなものだった。
いうなれば、リゾーム的に発達した最大の城下町とその周辺地帯を、
近代行政がツリー的に再開発しようとする、ということにもとより無理がある、ということではないか。
同じような無理は、法体系のようなものにもあるだろう。
大宝律令が一回も改正されないで、綸旨、摂関の「御教書」、院宣、その後は各種の武家法と各種の慣習法、
等々、そういうものの積み重ねでやってきたものを、きゅうに欧州大陸風のシビル・ローでやろうとしても木に竹を接ぐ様なものになる。
あるいは、近代文学も似たようなものかもしれない。
明治になって、西洋の文学を訳すのに使った日本文学の言葉は、
和歌、漢詩、謡曲、歌舞伎狂言、などなどに用いられていたものだ。
そもそも蓮實重彦の文章が、翻訳調雅文というか雅文的翻訳調というか、そういうものではないのか。
それも、ある意味、木に竹を接いだようなものだろう。

577 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 11:56:59.36 ID:5CUKmnif.net
土地収用法

第一章 総則
(この法律の目的)
第一条 この法律は、公共の利益となる事業に必要な土地等の収用又は使用に関し、その要件、手続及び効果並びにこれに伴う損失の補償等について規定し、公共の利益の増進と私有財産との調整を図り、もつて国土の適正且つ合理的な利用に寄与することを目的とする。
(土地の収用又は使用)
第二条 公共の利益となる事業の用に供するため土地を必要とする場合において、その土地を当該事業の用に供することが土地の利用上適正且つ合理的であるときは、この法律の定めるところにより、これを収用し、又は使用することができる。

それと、↑の法律は、なかなか政治的につかいにくいものだったのは、
蓮實先生はよくよくご存じのはずである。
お若い方でも、三里塚闘争などの例についてちょっと考えてみればわかるだろう。

578 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 12:51:33.06 ID:5CUKmnif.net
甲州街道と交わる大原の交差点の近辺は四六時中渋滞が続き、その部分の甲州街道が地下に潜るまで、あたりに漂う排気ガスのせいで喘息患者が大量に発生するほどだった。
だから、オリンピックはからだにも悪いのである。(蓮實)

その「地下に潜る」工事には、どうやら468億円かかったようだ。
住民にお金をあげて、重機をもってきて強制的に道路の周辺を空き地にしたほうが、ずっと安あがりでしょう。
しかし、日本政府の感覚では、それは乱暴だからダメ、ということではないですか。

579 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 13:01:15.65 ID:EGxdkqjH.net
蓮実は、庶民の味方でデビューした文筆家が偉くなって庶民とかけはなれた生活をして表現がダメになる陥穽を、最初から上級アピールをすることで上手くかわした。

580 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 14:29:45.71 ID:5CUKmnif.net
訂正

576で、陣屋仕立て、と書きましたが、
記憶違いで、正しくは、庄屋仕立て、でした。

581 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 14:36:50.50 ID:5CUKmnif.net
幕政中枢部の機構が整ったの
は寛永の10年代(寛永10年は1633年)のことで
ある。幕府の行政機構も=庄屋仕立て=の簡
素な時代はここで終って,以降は封建社会段
階としては著るしく複雑かつ整備された,む
しろ官僚国家的な行政機構の時代に移行す
る。この機構は時代とともに整備改変されつ
つほとんど全江戸時代を通じてつづくのであ
る。(大石慎三郎)

ということなので、江戸幕府の統治機構が、戦国大名の家政組織に毛の生えたようなもの、
と書いたのは、完全な誤りでした。

582 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 15:40:55.42 ID:5CUKmnif.net
また、公共交通に対する依存度が、世界の他の大都市と比べて格段に高いのも東京の特徴です。例えば鉄道ですが、戦後70年は、アメリカも鉄道発祥の地であるイギリスも、鉄道を衰退させた70年でした。

これに対し日本は真逆の政策を選択します。新幹線を整備し、東京の地下鉄も一貫して整備してきましたが、その間に世界の大都市は地下鉄を駄目にしてきました。これが、ある意味では東京の快適性につながっています。CO2削減や環境にやさしい都市づくりです。日本は新幹線ネットワークによって、国土構造も変えた。欧米とは真逆の都市・街づくりをしてきた代表例が「鉄道」といえるかもしれません。

もう一つの特徴は、1964年東京五輪を契機にした「道路」です。都市内に連続立体交差道路を整備しました。首都高などが代表例ですが、欧米にはない発想です。自動車交通に依存しているのに、ロンドンやニューヨークの都市内道路はすべて平面交差です。だから東京都内も道路渋滞はありますが、ロンドンやニューヨークのような絶望的渋滞はありません。都市内に連続立体交差道路を整備したからです。これが1964年からの50年間です。欧米と真逆の発想と政策が効を奏したわけです。これは日本独特の発想です。

583 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 15:42:04.77 ID:5CUKmnif.net
――日本には都市政策、都市計画の視点がないとの指摘もありますが

それは、無知からの指摘です。

584 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 15:43:26.97 ID:5CUKmnif.net
一般社団法人都市調査会代表 元東京都副知事
青山 佾

なのだそうだ。

585 :吾輩は名無しである:2021/06/17(木) 18:17:24.60 ID:zBCBX5eU.net
>>543
ノスタル爺のわりにはえげつないエロ小説書いちゃって
オリンピック前の谷崎エロスみたいな格調高い作品で谷崎賞狙えばカッコ良かったのに
みっともない三島賞騒動で晩節を汚してしまって
ご本人もアレで新潮に懲りたのか?
ところでジョン・フォード論は文春から出るのか筑摩から出るのか?

586 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 08:32:16.40 ID:HBwkchwv.net
21世紀美術館の元館長によると金沢なんか茶会があると未だに前田宗家、家老家、県知事、市長の順の席次なんだってねw地方はまだ階級が残ってるんかな
東京はどれだけ画一化したって真ん中に皇居があるからな
蓮實は戦前の自身も所属した東京の都市プチブル層に郷愁があるんだろうけどそんな大したもんかいなって気もするな

587 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 09:39:58.70 ID:1//zbGFg.net
人間が作った階級なんてそれこそ幻想そのものだと思うけどな
天皇制度含めて

588 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 10:41:55.01 ID:2SPAusj2.net
令和の蓮実重彦としてのひろゆき

589 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 11:17:19.44 ID:1//zbGFg.net
ひろゆきなんてただの無知で思い込み激しいだけの普通の人だよ
蓮實重彦もそうだけどw

590 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 12:06:31.88 ID:PbzrrXd/.net
蓮實重彦は、官学のトップだったのだから、
一般国民からみれば、「官」の側の人なのですが、
本人には自分が「官」の側の人だ、という自覚が希薄なのです。
しかし、官学のトップだったという権威は、しっかり有効活用している。
石原慎太郎は、政権与党の国会議員を長くやり閣僚も務め、首都の知事になった。
しかし、へんに「反体制」みたいなことを言って
人気とりをするようなところがあったでしょう。
両先生は、体制側の重要な地位にいながら、その自らの属する体制を批判して見せることで、
ポピュリズム的に受けを狙う、という芸風が共通しているのです。

591 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 12:32:29.24 ID:2SPAusj2.net
>>590
> 本人には自分が「官」の側の人だ、という自覚が希薄なのです。

何を馬鹿なことを

592 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 12:40:27.36 ID:2SPAusj2.net
【論破王】西村博之「これ僕の主観なんですけど 芦田愛菜ってそんなに可愛くないんすよ」 [爆笑ゴリラ★]
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1623985745/

まさに令和の蓮実重彦だな

593 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 12:45:54.74 ID:PbzrrXd/.net
かつて、日本のアイドル文化を「白痴の天国」といった浅田彰は、
AKB大学の学長?か何かしました。
ようするに、どうせ知識人なんぞというもののいうことを、真に受けるやつがバカなんだから、
という割り切りのなせるわざでしょう。

594 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 13:16:31.27 ID:1//zbGFg.net
>>593
その通りやね

595 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 13:50:50.39 ID:2SPAusj2.net
ID:PbzrrXd/は死ね

596 :吾輩は名無しである:2021/06/18(金) 14:27:56.18 ID:PS/YfJBI.net
>>593
>>594
お前らが白痴やw

597 :吾輩は名無しである:2021/06/19(土) 05:14:00.56 ID:VPK4Oi5Q.net
コロナが蔓延しようがオリンピックなどやりたい奴が勝手にやればよろしい

ということになるよな文章の中ではその辺ボカしてるけどw
御用学者の尾身のほうがマトモやんけなんて言いたくなかったw

598 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 04:59:12.34 ID:DoN3xVLE.net
wiki 養老律令

養老律令は、大宝律令と大きな相違点はないため、養老律令施行後もそれ以前と変わらない政治運営が行われたと見られ、律令制史上の大きな意義は特にないとされている。(中略)
一方、大宝律令の施行から半世紀が経過して律令国家の定着していく中で、より日本の実情に合わせた律令制への再構築の一環として行われたとして積極的評価をする説(春名宏昭説)もある

どうも新説のほうが正しそうなので、576で「大宝律令」としたところは、たんに「律令」に訂正します。

599 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 10:07:34.66 ID:2zOfmcqe.net
タムリントミタ

600 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 13:58:28.58 ID:2p1Pc3gL.net
>>598
どうでもいいことを訂正する前に根本的間違いを改めろ

601 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 16:24:22.23 ID:Y3vGd5Eo.net
蓮實さんの戦前の東京プチブルへのノスタルジーはモダニズム=アメリカニズム=30年代の洒落たハリウッド映画でしょう多分
あれは戦後日本でもアメリカでも消えたものだから
それなら俺個人だと英国パンク/ニューウェイヴを基調とした80年代前半の日本のサブカル文化へのノスタルジーはあるし、
最近はなんか世間では英国インディーポップと60年代フランス映画が奇妙に融合した90年代渋谷系的文化へのノスタルジーがちょろちょろ垣間見える
移ろいやすくあっさり消滅する軽薄な大衆文化へのノスタルジーはどの世代にもあるんじゃないかな?

602 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 17:20:24.18 ID:DoN3xVLE.net
ノスタルジーはどの世代にもある、というのはそのとおりでしょう。
しかし、イギリスの老貴族院議員が今日、若かりし日の植民地南アフリカやインドでの駐在時代の暮らし向きを
無批判的に美化し、懐かしんだ文章を書いて、たんなる「ノスタルジーです」ですむか、
といいうようなことはあるでしょう。

たとえば、黒人の知識人からさんざん攻撃されている「風と共に去りぬ」だって、
作者のノスタルジーの産物だといえば、そういえるんではないですか。

ただ、深読みすれば、蓮實重彦は、ポスコロ嫌い、カルスタ嫌いだから、
嫌味にあえてやってみた、ということもあるかもしれない。

603 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 17:29:00.83 ID:DoN3xVLE.net
[もう一つの特徴は、1964年東京五輪を契機にした「道路」です。都市内に連続立体交差道路を整備しました。首都高などが代表例ですが、欧米にはない発想です。自動車交通に依存しているのに、ロンドンやニューヨークの都市内道路はすべて平面交差です。
だから東京都内も道路渋滞はありますが、ロンドンやニューヨークのような絶望的渋滞はありません。都市内に連続立体交差道路を整備したからです。これが1964年からの50年間です。]

一般社団法人都市調査会代表 元東京都副知事
青山 佾

蓮實重彦が耐えがたいものを、
青山氏は、みんなのためになることだ、と信じている。
このお二方は、年齢もちかいのに、
過去への想い、が真逆になるのはなぜでしょう。

604 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 17:47:08.53 ID:DoN3xVLE.net
風と共に去りぬ -01- Gone with the Wind '39

1939年の公開時に、ここに写っている景色を見、
懐かしくて涙したアメリカ南部のお嬢さん育ちのおばあさんがいたかもしれない。

605 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 17:56:00.89 ID:Y3vGd5Eo.net
蓮實さんは車運転出来ないから、それだけじゃないの?w

606 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 18:06:14.08 ID:DoN3xVLE.net
運転する人と運転しない人の違い、それはわたしも考えた。

607 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 18:11:47.23 ID:DoN3xVLE.net
とにかく、わが国には都市行政が不在だとしか思えぬほど、
新しい道路のほとんどは、人びとの生活を抑圧していた。(蓮實)

とはいえ、蓮實先生は、「人々」に成り代わって言っていますからね。
しかし、「人々」とかとつい書いてしまうところは、かつてないうかつさのように思えます。

608 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 20:22:02.37 ID:b3Ckwvc1.net
首都高の取り壊しが現実化してるんだろ。

609 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 20:40:34.68 ID:DoN3xVLE.net
日本橋川上空の首都高速は1964年の東京オリンピック前に建設され、半世紀以上が経過。1日約10万台の自動車が走行して損傷が激しいため、
神田橋JCT(ジャンクション)付近(千代田区内神田2丁目)から、江戸橋JCT付近(中央区日本橋小網町)にかけての延長約1.8kmの構造物を更新、地下化する事業を進める。
(首都高 宮田社長)

↑のようなことだったら、「人びとの生活を抑圧していた」(蓮實)ことが理由ではないでしょう。

610 :吾輩は名無しである:2021/06/20(日) 22:46:13.31 ID:Y3vGd5Eo.net
そもそも東京及び日本に景観なんか求めてもしょうがないw
古くは永井荷風なんかからしたら江戸=東京を薩長が近代化した時点でアウトだし関東大震災で灰燼に帰した時点で完全に唾棄すべきもんだし
京都や金沢にしたって相対的にはマシとしてもやっぱり「日本の醜さ」(井上章一)でしかない
東アジア的醜い猥雑都市(サイバーパンク?)から帰る場所なんてないよ高速道路もサイバーパンク感あるじゃないw

611 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 13:27:15.72 ID:6ILOVKA6.net
蓮實重彦は「抑圧」が嫌だ、といっているのだから、
秩序 あるいは、秩序立てることの手際の悪さのほうを貶していて、
猥雑さやそれを放っておくことについては、とくに文句を言っていないのではないですか。

612 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 13:37:13.92 ID:6ILOVKA6.net
マルクーゼ著
ソビエト・マルクス主義―抑圧的工業社会のイデオロギー批判 (1969年)
(サイマル双書)

蓮實重彦の「抑圧」という言葉の使い方は、もともと、
反正統派マルクス主義(スターリン主義)、
反正統派フロイト主義的なものでしょう。

先生が気に食わないのは、官民で革新官僚上がりが主導したような日本の混合経済計画主義体制による「高度経済成長」
のもたらした首都の「景観」なのではないですか。

613 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 13:45:26.61 ID:6ILOVKA6.net
ケインズ主義の「福祉国家」が「welfare-warfare state」だったことを忘れてはいけないけれど、資本の目指す効率化のためには人が死んでもかまわないという新自由主義+新保守主義よりはまし。
柄谷行人が指摘したように、日本も冷戦期は自民が社会民主主義右派、社共が社会民主主義左派だったと言ったほうがいい。(浅田「疫病の年の手紙」)

つまり、蓮實重彦は、
ナチスドイツ、ソ連、アメリカのニューディール、
このいいとこ取りをしてそれなりに成功したと評価される(ゴルバチョフ元ソ連大統領いわく「もっともも成功した社会主義国日本」)こともあった「社会民主主義右派」と「社会民主主義左派」の妥協(55年体制)の産物がいやなのでしょう。

614 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 14:06:41.19 ID:6ILOVKA6.net
國分巧一朗によれば、
マルクスは共産主義社会 を一回だけ明確に定義したことがあるのだそうだ。
それは、「朝は狩りをして、午後は魚釣りをして、あとは、牧畜をして、夜はルームチェアに座っ て文学作品を鑑賞する」
というような社会なのだそうだ。
「昭和のお父さんたちは、(仕事が終わってから)野球中継を見て野野球評論をしていた」
それは共産主義社会だったのではないか、と國分氏はいうのである。
冷戦期の日本社会についてのゴルバチョフ元ソ連大統領の認識と
だいたいおなじでしょう。
ちなみに、野球評論は、蓮實重彦の映画評論に次ぐ「ライフワーク」?ではないか。

615 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 14:48:12.81 ID:6ILOVKA6.net
冷戦終了のちょっと前は、政府自民党の出した法案について、平均して、民社党はなんと八割、
社会党は五割、共産党ですら三割賛成していたのです。

616 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 16:37:48.50 ID:6ILOVKA6.net
高橋是清と MMT
経済産業省 中野剛志1
はじめに
本稿の目的は、MMT(現代貨幣理論)の観点から高橋是清に関する研究に貢献すること
にある。

617 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 16:45:18.99 ID:6ILOVKA6.net
wiki

時局匡救事業(じきょくきょうきゅうじぎょう)は、1932年(昭和7年)から1934年(昭和9年)にかけて、日本で実施された景気対策を目的とする公共事業である。
国家財政から総額5億5,629万円、地方財政から総額3億858万円、合計8億6,487万円が投入され、各地で土木工事などが行われた。

「財政赤字は怖くない」のMMTの観点からアベノミクスの模範たる高橋是清の主導した時局匡救事業について考察する論文を、
経済産業省のエリート官僚が書いていますよ。
次なる手立ての準備でしょうか。

618 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 16:54:45.39 ID:KAIpqvFI.net
>>614
國分の威を借る狐

619 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 16:55:18.22 ID:faqHGLpT.net
小林礼奈、誹謗中傷が続き「いいですか!サンドバッグにしていい人間などこの世に1人もいません!」
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1624261416/

ブログが炎上したタレント・小林礼奈が20日、自身のツイッターを更新し、いまだに続く誹謗(ひぼう)中傷に改めて心境をつづった。

20日のブログで

「直接の知り合いでもなく、直接話したこともない名前も住所も顔も明かしてない知らない人達に叩かれて良い人間ではありません 
叩かれて良い人間もこの世に1人もいません。サンドバッグにしていい人間も1人もいません」と訴えた。

 「私は 苦しいし、嫌だとハッキリ伝えました。きっとこんな事を発信しても止まらないのだろうなとも思います」と弱音を吐いたが
「でも、諦めずに同じような思いをしている人の助けになりたい。ネットいじめがが無くなるような活動も今後していきたい」とつづった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc1a9304f4d262e7efa49e07fa547984de4eb3c

620 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 16:58:08.26 ID:6ILOVKA6.net
>>61

國分さんの論説に対して、嫌みを書いたつもりなのですが。

621 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 19:08:11.18 ID:7dYiKzRn.net
>>616
中野剛志w
いたなーそんなアホw
TPPはアメリカの陰謀!って大騒ぎしてたけどトランプが「TPPはアメリカに不利だから脱退する」って言われて恥ずかしくなって消えた中野剛志w

622 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 19:15:07.02 ID:6ILOVKA6.net
wiki
「くたばれグローバル資本主義」が座右の銘であり[34]、
海外からの需要取り込みや国際分業の伸展により経済活性化を目指すグローバル成長戦略論には
否定的である[3

中野氏は↑のような考えのようだから、いまどきの日本の現代思想家と意見が合うでしょう。

623 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 23:48:44.40 ID:O7yuK2cW.net
日本の醜さについて 都市とエゴイズム 井上章一

個人主義で自己主張の強い欧米人とくらべ、日本人は集団主義的で協調性があり、「和をもって貴し」とする民族だと言われてきた。しかし、ひとたび街に目をむければ、それはまちがいだと気づく。
利権まみれで雑多な東京。くいだおれ太郎やかに道楽など人形だらけで幼稚な大阪。“千年の都”と称されながらスクラップ・アンド・ビルドをくりかえす京都。
ローマと東京、ヴェネツィアと大阪、フィレンツェと京都――街並をくらべるかぎり、近代化に成功し、本物の自由を勝ちとったのは欧米ではなく日本なのだ。都市景観と歴史が物語る、真の日本人の精神とは?

この本は、「小説幻冬」に」連載された、「結局、日本人とは何なのか?」を改題し、加筆修正したものです。

目次
まえがき 誰も言わなかった日本の姿
第1章 日本人の協調性?
第2章 靴をはいたまま、ベッドに横たわれるか
第3章 ホテルにならない日本の城
第4章 カーネルおじさん、ペコちゃん、くいだおれ太郎・・・
店頭におかれる人形の謎
第5章 安全か景観か
第6章 スクラップ・アンド・ビルドの國
第7章 東京の戦争、ローマの戦争
第8章 戦争と建築
第9章 坂口安吾の「日本文化私観」を批判する
第10章 利権まみれの街
あとがき

624 :吾輩は名無しである:2021/06/21(月) 23:57:28.53 ID:KAIpqvFI.net
井上章一は横山由依の出身地(奈良に近い木津川市出身)を馬鹿にするネタを書いていた時代錯誤の老害

625 :吾輩は名無しである:2021/06/26(土) 11:58:30.80 ID:zeBLQbgU.net
東京五輪には反対しない、映画館の苦境にも発言しない、元東大総長という立場を善用しない、それが蓮實重彦流のダンディズムだよ

626 :吾輩は名無しである:2021/06/26(土) 17:14:01.11 ID:Ti44yuSe.net
ケセラセラですな

627 :吾輩は名無しである:2021/06/26(土) 19:34:47.68 ID:zeBLQbgU.net
人間的苦悩だの社会問題だの資本主義による階級格差だの勝負事の勝ち負けだの愚かしい人間的営みから遠く離れて運動、例えばこの手の動きの一瞬の煌めきにどこまでも敏感であること、それが蓮實重彦が僕たちに教えてくれたこと

628 :吾輩は名無しである:2021/06/26(土) 21:42:49.19 ID:7LBj1GhM.net
福田和也はコロナの犠牲者か?

629 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 01:20:19.69 ID:3p4hLGIQ.net
>>626
丘みどりファン発見

630 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 10:47:08.97 ID:nc4BTCtx.net
永井荷風の最後の随筆として名高き「向島」(昭和34年)

https://www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/49665_38495.html

明治の美しくも哀切な記憶と共に戦後の東京が静かに否定される
しかし昭和三十年代どころか東京五輪以降のさらに醜悪な東京に育った者にも美しいノスタルジーはあるのではなかろうか

631 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 10:52:47.25 ID:b+S7Kjj4.net
≫東京五輪には反対しない、映画館の苦境にも発言しない、元東大総長という立場を善用しない

紅旗征戎吾が事に非ず(正二位黄門藤原定家)

632 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 11:35:42.97 ID:nc4BTCtx.net
現代に藤原定家の歌を継ぐ「冷泉家」当主夫人語る邸宅売却危機
https://www.google.co.jp/amp/s/jisin.jp/domestic/1709839/amp/

冷泉家すらこの有様だからね
五反田のあの海喜館も去年あっさり更地になってマンションになっちまう
あそこの横で煙草吸うのが習慣だったんだがなあ

633 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 12:52:24.09 ID:b+S7Kjj4.net
「紅旗征戎吾が事に非ず」と、
政治的な事に背を向けて生きる定家は本当に芸術家として幸福だったのかを追求したい
(三島由紀夫)

634 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 13:10:57.03 ID:b+S7Kjj4.net
紅旗征戎非吾事(藤原定家『明月記』)

大義名分をもった戦争であろうと(所詮野蛮なことで、芸術を職業とする身の)自分には関係のないことである,
というのが、通説的な理解でしょう。
いちおう流れから、たとえ紅旗を掲げた大義のあるものであっても、戦争は自分には関係ない、と定家は考えたとはいえるだろうが、
三島由紀夫など多くの人がいうように、政治は関係ない、とまで考えたかどうかは疑問である。
定家は、中納言として朝議に参加する身であって、現実政治については、
高官として実際にかかわっていたからである。
蓮實重彦は、政治といっても学術政治に限ってではあろうが、それでも官学の長として、
実際にかかわっていたのである。
政治向けのことに関して発言する、ということは、しょせん狭い意味の「言説」のレベルの政治であって、
公的組織の長として現実政治に実際にかかわることとよりも、
それが「政治的」であるとはいえないのではないか。
違いがあるだろう。

635 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 13:14:29.26 ID:b+S7Kjj4.net
×違いがあるだろう。
〇三島の「政治」と定家の「政治」には、
だいぶ違いがあるだろう。

636 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 14:08:57.21 ID:44ybmI21.net
政治と関係があるからこそ政治と無関係な場所が欲しくなるのだろう

637 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 15:56:08.92 ID:b+S7Kjj4.net
「紅旗征戎非吾事」は、一回目は、関東で挙兵した源頼朝にたいする討伐令の宣旨(院宣だったかもしれない)が出た際に明月記に記された。
二回目は、承久の乱の際である。
これは、三島由紀夫などの理解に反して、定家が非政治的なのではなく、たんに政治的に、親鎌倉方、親武家勢力側、だけのことだったから、
とも考えられるのである。
じじつ、二回目に記されたほうであるが、承久の乱の後、鎌倉幕府寄りだった定家の義弟は太政大臣になり、
そのおかげもあって、定家は正二位になった。
蓮實重彦にしても、べつに非政治的なのではなく、政治的に何かの側、なのではないか、
とも考えられるのである。しかし、その何かが何であるかは、はっきりとはわからない。

638 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 16:16:54.92 ID:b+S7Kjj4.net
訂正 

承久の乱のころの定家は、中納言ではなく、参議だった。
また、最高位も、権中納言で、中納言ではなかった。

639 :吾輩は名無しである:2021/06/27(日) 16:45:30.86 ID:44ybmI21.net
そういう細かいことではなくて主張自体が間違っている

640 :吾輩は名無しである:2021/06/28(月) 22:35:17.51 ID:S3odaS4m.net
テレヴィの野球中継を軽蔑し球場主義だった蓮實も今はテレヴィ中継で欧州サッカー楽しんでるんかな

641 :吾輩は名無しである:2021/06/28(月) 23:28:01.38 ID:es7TaUm6.net
ブルーレイやDVDで映画を所有する事に喜びを感じている人は、
映画は映画館での一期一会の体験であり、やがて滅びて行くと考えている蓮實と相いれないだろう

642 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 13:11:27.31 ID:jkP5lRnv.net
人がスポーツをしているのを見るなんてことは不健康だ、スポーツは自分でするものだ(岡本太郎)

「伯爵夫人」には、主人公とその友達がルー・ゲーリッグのサインボールでもって
キャッチボールをする様子が描かれている。
主人公は、「お宝」のゲーリッグのサインボールをつかってキャッチボールをする自分たちを
特別だと思い、普通のボールをつかって群れて野球をする野球部などの連中をばかにしてる。
二郎は、野球を野球場で見る連中、どころか、自ら野球を野球場でする連中をバカにしている。
蓮實重彦の本音は、「伯爵夫人」の主人公にちかいのではないか。

643 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 17:45:30.62 ID:RBuAw00p.net
俺が来ないと、こいつらは馬鹿ばかりやってるなw
古代のギリシャやエトルスカンの美術品で重要なジャンルの
一つに、円盤を投げる青年のフィギュリン小さな像がある。
蓮實も学生時代に円盤投げをやってたそうだが、何も考えてな
かったような。
伯爵夫人を書くよりも、今すぐに死ぬことが文学の為だ。

644 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 19:19:32.92 ID:Otm+4l1d.net
だって蓮實は作家にしろ映画監督にしろ余計な自意識持たず技術に特化した動物あるいはマシーンになれって言ってるようなもんでしょw

馬鹿になれ!w

645 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 21:41:55.16 ID:kP4xa4uR.net
猪木とかビートたけしとか甲本ヒロトとは違うよ。

646 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 22:15:02.72 ID:Otm+4l1d.net
もちろん猪木とは意味が違いますw

647 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 22:15:59.40 ID:Otm+4l1d.net
むしろ逆かも

648 :吾輩は名無しである:2021/06/29(火) 23:40:03.80 ID:Otm+4l1d.net
誤認しない蓮實重彦、間違わない蓮實重彦

649 :吾輩は名無しである:2021/06/30(水) 12:10:27.30 ID:C4f9Plis.net
国を背負って優劣を競いあう競技などと、選手たちがそれを意識した瞬間にスポーツであることをやめてしまう。
(蓮實)

蓮實重彦はかつて、ドイツの国立大教員は国家公務員の身分だ、
日本もそれに倣うのがいいのでは、などということを言ったことがある。
学者が国家公務員になるのはよくて、スポーツ選手が「国を背負う」意識を持つことがよくない、
というのは、いったいどういうことか。
わたくしには、先生の言い草は、無定見にみえ、
ひじょうにいい加減な感じがするわけである。

蓮實重彦は、知識人の頂点の地位にあったものが、いかにも無定見だというあり方を示すことで、
知識人などというもののいうことなど、まともなおつむの人間がまじめに聞くに値しない、ということを
身をもって示したのではないかと思うのである。
先生のやったことは、みずからいい加減さに徹することによる、
一種の啓もう活動だったのではないだろうか。

650 :吾輩は名無しである:2021/06/30(水) 20:26:57.66 ID:wH4JfVaE.net
「学生たちとの団交の席で、教師たちがつぎつぎと野次り倒されたが、蓮實重彥だけは、ほとんどポーカーフェースで、静かに、学生たちと討論した。私は蓮實の説得術を見て、いままでとはまったく異なるパラダイムで物を読み出す方法があるのに驚嘆した。もちろん学生たちは誰一人として蓮實重彥に太刀打できず、団交はいつも学生たちの空振りに終った。」辻邦生『ある思い出に』

「教師たちが壇上に立たされ、ずらりと椅子をならべてね、学生がガンガンやる。教師の方は歳もいっているし、頭もまわらないし、舌もまわらないしで、たじたじとなる。それが午後の三時頃からはじまって夜の八時頃まで、どうかすると九時頃まで続く。
【中略】蓮實重彥が、立教にいたんですよ。これが口八丁、手はだしませんでしたけど、とにかく口達者なんですね。学生とガンガンやりあう、一歩もひけをとらずに。最後に学生が引き下がっちまう。まさしく獅子奮迅の活躍でした。」古井由吉『ドイツ文学から作家へ』

651 :吾輩は名無しである:2021/07/03(土) 13:14:28.52 ID:1EMLjQiR.net
>>640
女子アナの弘中綾香に注目してるようだな
エロ爺さん、シャンタルが嫉妬するよ

652 :吾輩は名無しである:2021/07/04(日) 06:25:08.47 ID:HY+Ihf+j.net
反ナショナリズムは蓮實の最後の節操なんかね?w

653 :吾輩は名無しである:2021/07/04(日) 15:12:49.91 ID:22+3w1ZR.net
>>652
他人のコンテクストに頼ったレスですかw

654 :吾輩は名無しである:2021/07/05(月) 08:35:01.47 ID:f36Ja2cT.net
>>653
どういう意味?

655 :吾輩は名無しである:2021/07/05(月) 09:35:08.27 ID:mVoD1n7h.net
自民都議選で33議席にとどまる衆院選へ危機感勝敗ライン過半数届かず一方共産立憲は議席増
自民党は第1党となったものの、公明と合わせ目標の過半数には届かず過去2番目に少ない33議席に
立憲民主党は15議席共産党は19議席いずれも選挙前の議席を上回りました
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210705/k10013120041000.html
なお都ファは議席減、維新は1議席勢力拡大ならず。国民民主れいわN国は0、その他アホウヨ諸派も0
ざまあw 

656 :吾輩は名無しである:2021/07/05(月) 20:50:38.42 ID:GzuP0AI8.net
「私、こんなことやりたいのかな」さとう珠緒48歳が振り返る“幻の地下アイドル時代”
さとう珠緒さんインタビュー #1
https://bunshun.jp/articles/-/46226?device=smartphone&page=4

都会への憧れとカルチャー系女子

「部活は帰宅部みたいな感じでした。でも、当時、タルコフスキーとか、フランソワ・トリュフォーとか、エリック・ロメールだとか、そういう難解な映画を見に行ったり、ちょっとわかりづらい文学を読んでいるのが大人っぽくてカッコいいんじゃないかみたいな、自分の中で背伸びしているところがあったんです。

 そしたら、気の合う国語の先生が『そういうのが好きなら、ポストモダンアートクラブを作ろうよ』って。それで何人かメンバーを集めて、ちょっと小難しい映画を見ながら、みんなでお菓子を食べるというのを、週に1回ぐらいやっていました」

 ポストモダンアートクラブとは、タレント・さとう珠緒のイメージからは新鮮である。「オリーブ少女とかが流行っていたんですよね。船橋というのが微妙に田舎だったので、そういうお姉さんとか、都会への憧れみたいなものがあったんです」。
オリーブ少女だったさとうは、ファッションにもこだわりがあった。もちろん古着も着た。「『CanCam』『JJ』とは全然違う世界観で、かわいくて、おしゃれで……あと、わかぎゑふさんのエッセイのファンでした」

657 :吾輩は名無しである:2021/07/05(月) 20:55:53.20 ID:sz5M8gJY.net
マリ・クレールじゃないのか

658 :吾輩は名無しである:2021/07/06(火) 12:25:00.10 ID:mlu+w1Uf.net
高校生がマリクレールなんか読まんだろ
オリーヴ少女とロメールとかのフランス映画はなんとなく分かるがオリーヴ少女がゼルダ聴いたかなあw

659 :吾輩は名無しである:2021/07/10(土) 06:48:31.91 ID:/6sZzzdx.net
蓮實は川島雄三について言及したことある?

660 :吾輩は名無しである:2021/07/10(土) 19:51:52.43 ID:FbW9g6vm.net
ほとんど無い。
淀川は川島をわりと贔屓にしてたし、金井も「人も歩けば」が面白かったと書いてるし
中原は「わが町」に感動し、青山は「もう川島雄三は観る気がしない」などと語っていた。

ビートたけしを喜劇人と思っていた頃の小林信彦が、たけしをどういう風に使えば良いのか実例として挙げていた場面と
ウィッキーさんのワンポイント英会話や火薬田ドン(これはつまらないけど)などのたけしが酷似しているのは偶然だろう。

661 :吾輩は名無しである:2021/07/10(土) 19:55:21.56 ID:FbW9g6vm.net
蓮實は清水宏にもシビアな評価(ルノワールに比べたら不徹底)下していたけど、勿論それを鵜呑みにする必要はない。

662 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 12:51:23.75 ID:lUIZq4A+.net
最初に見た幕末太陽伝はあんまピンとこなかったけど洲崎パラダイス赤信号は好きだなあ。
赤線廃止前の洲崎周辺の記録はなかなか興味深いし。映画とか関係ないって言われそうだけど。

663 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 15:00:45.23 ID:b9mdd2H1.net
現代思想の特集が、蓮實スレッドの問題提起に答えています。

現代思想2021年6月号 特集 いまなぜポストモダンか

現代思想といえばポストモダンだった時代があった
かつての最先端の思想が時とともに通俗化し、アカデミズムの外で詭弁の道具として悪用されるようになった。意図しなかった帰結を前にポストモダンとは何だったのかがあらためて問われている。
単なる批判に終始するのではなく、私たちはポストモダンに未知の可能性を見出しうるのだろうか。

664 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 18:41:51.33 ID:zGFsD6vi.net
>>663
思想地図と言うと東浩紀だったが、最近の彼には地図が描けてない。
無論?現代思想の編集
者如きには何も分かってないw
俺には分かってるけどw
俺ほどわかってるのは世界にも多分いない。

665 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 21:59:44.21 ID:catLxh8v.net
川島も清水も、小津のように「東京人」などで特集されてもおかしくない。さらに言えば石田民三なども。
蓮實は映画のそういう部分にはあまり関心を持たないというか、積極的に語る事は少ない。
川本三郎だの中野翠だのが喜んでやるだろうし。

666 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 22:49:42.88 ID:b9mdd2H1.net
≫現代思想の編集者如きには何も分かってないw

「かつての最先端の思想が時とともに通俗化し、アカデミズムの外で詭弁の道具として悪用されるようになった」

「最先端の思想」「通俗化」「アカデミズムの外」、
たしかに、むかしの現代思想の編集部だったら、こういう安直な言葉は使わなかったような気がしますね。
なんだかゲンロンみたいだ。

20年くらい前に、当時の現代思想の編集長と一度だけ電話でしゃべったことがある。
軽い感じの人で、執筆者をその社会的地位でもって値踏みするようなところがあって、
(笙野頼子氏が後に、筋の通った思想家・活動家と評した人を、当時の編集長は「チンピラ」といったのです)良い印象は受けなかったが、
はあったが、キレ者なのはわかった。
もしかして現代思想の編集長の能力も、「劣化」しているのでしょうか。

667 :吾輩は名無しである:2021/07/11(日) 23:28:00.62 ID:x73KX4Fm.net
蓮実重彦は普通の人がまず観ないようなヨーロッパ系の映画を狙って批評するからずるいよな

668 :独り言\(^o^)/ :2021/07/12(月) 03:40:54.62 ID:+N1ln7Sg.net
>>665
つか『東京人』ってまだあんのか? 粕谷一希も亡くなったし、とっくに休刊かと思っていた。

『東京人』は発行は都市出版となっているが、まだ「東京都文化振興会(東京都歴史文化財団」」
がスポンサーなの? 要するに東京都がカネ出してるわけ?
仮にそうだとして、東京都がカネ出す限りは休刊にはならないんだろうね。

サイトを見るとかなり前から企業・自治体・大学とタイアップして「増刊」とか作ってるんだなあ。

昔からいっけんセンスは良いが何処か「保守的」で気色悪いスノビズムが漂ってるなあと
は感じていたが、そら企業や大学からカネもらってチョーチン本を作ってるんではねえ、、

東京ノスタルジーならそれに徹すればいいのに、東京を(悪い方向にも)改造してしまう
大資本と手を組んでそのカネで延命とはなあ、、

あの辺の『東京人』系文化人(ってのがいるのかよく分からんが)の底の浅さ・うさんくささ
の正体がやっと分かったように思う。
多分に美化された東京ノスタルジーを謳い上げつつ、傍らでそれを(悪い方向にも)
変えてしまう大資本とも手を組む。
街の通人を気取っていても所詮は商売なんよ。「でもこっちも生活あるからカネは要る」
と言われりゃそれまでだが、それで一方で「分かってない」田舎者をバカにするんだからなあ、、

創業者の右翼出版人・粕谷一希の死去と共に消え去るべきだったね。
要するに粕谷としては東京都からカネを引き出す為の言い訳にいっけん「知的」「都会的」
なスノッブな装いが必要だったわけだ。
都市型知的カルチャーを気取っても所詮は右翼は右翼、エセはエセなんだよ。

669 :独り言\(^o^)/ :2021/07/12(月) 03:41:53.33 ID:+N1ln7Sg.net
>>665
>川島も清水も、小津のように「東京人」などで特集されてもおかしくない。さらに言えば石田民三なども。

さすがに川島や清水や石田の特集は出せないだろw どうせ売れない。

それこそ川本三郎辺りを使って「懐かしの東京映画・昭和映画の粋!」とかそういう
特集ならやれるかもしれないが、、川本ももうトシだろ、、

川島雄三は(たぶん井上靖の原作や菊島隆三の脚本も良いのだろうが)『あした来る人』55
の透徹した人間観に驚嘆したことがある。
今の日本映画の監督にここまで達観して人間を描ける人はいませんね。

石田民三は前に『花火の街』37『花ちりぬ』38『むかしの歌』39と観てその世界観の
透明さの完成度の高さに驚いた覚え。石田はあと何本か現存作品があると思う。
こういう人を「忘れられた」まぼろしの巨匠というのだろう。

、、まあこの辺の映画の迷宮に入り込むとキリがないけどねえ、、
私は途中で引き返したが、それにしても実人生としては膨大に「損」しちゃったな、、
正直、悔やんでばかり、、止めときゃよかった、、\(^o^)/オワタ

670 :吾輩は名無しである:2021/07/12(月) 08:23:48.07 ID:zkFzzDi2.net
大井のような劇場はシネフィルとは限らない物好きな若者を確実に動員できてた(特集によってはガラガラ)し
その一方で千葉泰樹や鈴木英夫など地味な実力派をコツコツと上映していた三軒茶屋のような劇場もあり
もちろん正統派の銀座なども存在した。
新宿や浅草や川崎で安い三本立て、池袋だけでハシゴなんてこともできた。
高田馬場で年会費払って好きでもない今井や山薩らをコンプリートしたり。
かつての日本映画は層が厚く豊かだったと無理なく実感できた。

671 :吾輩は名無しである:2021/07/12(月) 13:06:02.49 ID:E5+GJwHV.net
学者でも小説書いて賞を獲ってしまう人もいる
この人とか弟子の松浦とか

672 :吾輩は名無しである:2021/07/12(月) 16:58:31.35 ID:xlnh68VA.net
柴田翔や古井由吉も
蓮実は賞を貰ったのは退官後の作品

673 :吾輩は名無しである:2021/07/12(月) 20:51:51.42 ID:xlnh68VA.net
最近のひろゆきは令和の蓮実重彦ぶりに磨きがかかっている

674 :吾輩は名無しである:2021/07/13(火) 00:13:28.12 ID:RES+8ULK.net
蓮實重彦が翻訳した『フーコーそして/あるいはドゥルーズ』の数十箇所に及ぶ誤訳訂正リストを蓮實本人に送りつけた高校生の浅田彰を彷彿とさせるパリ在住ひろゆき氏

675 :吾輩は名無しである:2021/07/13(火) 08:03:10.14 ID:zqK+VcmF.net
いや、ひろゆきは蓮実の立場
いま、現在進行形でひろゆきの書いたフランス語の誤りがレスバ相手に添削されている。

676 :吾輩は名無しである:2021/07/13(火) 20:59:15.46 ID:X3dAaEdZ.net
やっぱり蓮實より浅田のほうが頭はいいのかねえ?

677 :吾輩は名無しである:2021/07/13(火) 23:35:39.43 ID:zqK+VcmF.net
浅田の方が頭が良いだろうそりゃ

678 :吾輩は名無しである:2021/07/14(水) 00:00:35.81 ID:V0Nz5d7v.net
その頭の良い浅田はなぜ一発屋みたいにして終わったんだろう

679 :吾輩は名無しである:2021/07/16(金) 15:14:08.84 ID:k3elbgvA.net
ガキンチョしかいないんだね、このスレ

680 :吾輩は名無しである:2021/07/16(金) 20:04:10.18 ID:IAs78d3Z.net
あんた映画みないだろ絶対

681 :吾輩は名無しである:2021/07/17(土) 07:39:26.76 ID:hu4BBg0U.net
この映像をハスミストが批評するとしたら?

https://youtube.com/watch?v=mMHbMMqWiVw

オシャレ気取ってても画が全然なってないって感じか

682 :吾輩は名無しである:2021/07/17(土) 10:51:33.15 ID:qQPtezbB.net
おれは別に信者ではないが「映画誘惑のエクリチュール」の斜め読みと目次(文章が難解でよくわからん)と伊丹十三や北野武や村上龍の対談なんかでヨーロッパ映画や古い日本映画を観るようになりましたけどね

683 :吾輩は名無しである:2021/07/18(日) 16:55:30.63 ID:PVqozWWY.net
東京プチブル文化人の系譜

三島由紀夫、吉本隆明

石原慎太郎、江藤淳、蓮實重彦

細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一、四方田犬彦

小沢健二、小山田圭吾、東浩紀

684 :吾輩は名無しである:2021/07/20(火) 01:34:56.67 ID:F1mEDIzR.net
蓮實批評の観点から言うと障害者差別の男がパラリンピックの音楽制作するのは問題あり?

685 :吾輩は名無しである:2021/07/20(火) 06:03:08.84 ID:uzguFCQV.net
蓮實とはわずかに、四方田とはある程度の交流があったのはフランクチキンズ。

686 :吾輩は名無しである:2021/07/21(水) 22:00:35.41 ID:grogN0vc.net
68年以降の東映・日活を中心とする日本映画の総括なんて言ってたら思わぬところから90年代の悪趣味・鬼畜カルチャーの総括なんて話が出てきてワロタw

しかし渡部直己にしろ小山田にしろ人権が復讐してるのを見るにつけ蓮實批評の総括も必要なんじゃないかな?

687 :吾輩は名無しである:2021/07/22(木) 15:23:02.38 ID:KOrth788.net
相次ぐトラブルや辞任は
まるでトロイの木馬だよ

アメリカがまだTPPに乗り気だったとき
対日交渉では
農業、自動車、金融・保険業界以外にも
放送、広告業界も市場が閉鎖的で
関税障壁があると槍玉に挙がっていたという

その間、米大統領が来日する度に
代理店や芸能人の不祥事が浮上
まだ攻撃が続いているのかもしれない

エンブレムの佐野とラーメンズは多摩美大の人脈

688 :吾輩は名無しである:2021/07/23(金) 06:03:47.79 ID:4PcuQEVO.net
蓮實にこの作品評価したら人権その他諸々でさすがに不味いだろってのはある?

案外そこは周到に避けてるのかな

689 :吾輩は名無しである:2021/07/23(金) 13:13:10.42 ID:u51oHmDD.net
蓮實の表象文化論が電通を通じた小山田や小林問題の背景だろ。
蓮實の表象文化論こそが諸悪の根源で日本の失われた30年余りの
原因だと言ってはほんの少し、言い過ぎかもしれないw
蓮實は呑気に書いてる場合じゃない。
蓮實は絞首刑でも手ぬるい。

690 :吾輩は名無しである:2021/07/23(金) 21:07:39.64 ID:4PcuQEVO.net
蓮實はカッコに括っただけだと言うかもしれないが70年代初頭に正義無し倫理無しの面白主義の蓋を開けた張本人の一人なのは事実なんだ

それが80年代の基調の一つを哲学・批評の側から作ったのは間違いない

90年代の露悪的な悪趣味鬼畜系にまで繋がるとまでは言うつもりは無いけど蓮實の批評だとそれは批判出来ない

691 :吾輩は名無しである:2021/07/23(金) 21:31:15.71 ID:PFQQd7vH.net
オリンピック開会式の出し物の芸術性やテーマ性のなさ、
演出の拙さ、にもかかわらず、関係者のお仲間内でだけは、どうも出来ばえに満足していそうな雰囲気、
などは、さすがに文化果てる国だと思うばかりです。
それには、大手広告代理店的無芸無教養「マスコミ官僚」的談合内輪主義のステマ的世論誘導の支配のせいもあるのだととすれば、
上でそのようなレスがあったように、
そのイデオローグたる蓮實先生にも少なからず責任があるのかもしれません。

692 :吾輩は名無しである:2021/07/23(金) 21:50:39.84 ID:4PcuQEVO.net
シネフィルが馬鹿でテーマだの正義だの人権だのそんな面倒臭い野暮なことは言うなよと冷笑的になったのは完全に蓮實の責任だけどね

693 :吾輩は名無しである:2021/07/24(土) 00:55:30.11 ID:CpxxcZ2R.net
浅田彰が割と早々とモダンな正論家に転向したのは80年代ポストモダンのヤバさに気付いたからかもしれない
蓮實と追随者は何の反省もなく今も相変わらず変わらないままだが

694 :吾輩は名無しである:2021/07/24(土) 02:19:19.54 ID:GaYHkaSS.net
開会式では、競技ピクトグラムのパフォーマンスと宙空にドローンで地球を描くアイデアだけが
創意をかんじて、わりとよかった。
暫とジャズピアノは、相も変わらぬ発想の貧しさというべきか。バカらしくてどうしようもなく、
聖火台への点火の方法にも、まるで何の工夫もなかった。

695 :吾輩は名無しである:2021/07/24(土) 03:06:37.78 ID:GaYHkaSS.net
浅田彰は、文化左翼的なところもあるのだけれど、
もともと、レーニン主義、あるいは、カウツキー主義みたいなところもあって、
ポストモダニスト1的な評価にもかかわらず、
地の思考がごく若いころから、あんがいモダンっぽかった。
システムの基底にある「暴力」にたいするこだわりも強いのではないか。
「差異と反復」「シネマ」ではなく、「アンチ・オイディプス」「千のプラトー」のほうでしょう。
その点は、蓮實重彦はもちろん、柄谷行人とも違い、じつは、今村仁司に近いと思う。

696 :吾輩は名無しである:2021/07/25(日) 16:34:31.07 ID:7jRBAo40.net
>>691
「○○だとすれば、蓮實先生にも責任があるのかもしれません。」
こういう自分に責が及ばない東大話法には吐き気がする。

697 :吾輩は名無しである:2021/07/25(日) 19:51:45.43 ID:7qJDVrlZ.net
90年代カルチャーが焦点みたいになってるけど70年代、80年代の帰結としてあるわけで総点検しないといけないと思います

蓮實さんも相当に罪深い人だと思います

698 :吾輩は名無しである:2021/07/25(日) 21:02:04.37 ID:4+Tzw3yG.net
誰が誰に近いとかマジどうでもいいよね
何十年と生きてきてそんなことしか思い浮かばないなんて惨めな人生よな

699 :吾輩は名無しである:2021/07/25(日) 22:17:03.41 ID:7jRBAo40.net
長年観察していても、きちんとした分析が出来てないということだもんね

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