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ちょっと評価してほしんですが

1 :吾輩は名無しである:2019/02/10(日) 17:16:29.43 ID:Fa2EyvUt.net
短い物語を書いたので評価してください。

2 ::2019/02/10(日) 17:21:49.66 ID:Fa2EyvUt.net
明日世界が終わるらしい。僕がそれを知ったのはつい今朝のことである。いつものように母親に起こされ、眠気眼でテレビを見ながら朝ごはんをかきこんでいたときだ。ニュースを伝えるアナウンサーが大事だと騒ぎ立てるのを特に感情もなく見ていた。明日世界が終わるらしい。

 学校についても、話題になっていたのは世界が終わるか否かについてだった。正直そんなことよりも昨日見たドラマの感想を話したかった俺は、行き場のない感情を窓の外の景色を見て紛らわせていた。

 

3 :吾輩は名無しである:2019/02/10(日) 17:22:02.00 ID:Fa2EyvUt.net
「貴方ってほんと面白みもないのね」
 僕の話を一通り聞き終わった彼女は、いつもの調子でため息をついた。心外だ、と言おうを思ったがどうせ反論されるだけだろう。黙っていよう。何も言い返さない僕を見て彼女はもう一度、貴方ってほんと面白みもないのね。と言って話しだす。
 「なぜそこで世界の終わりについて考えないのかしら。私はたくさん考えたわよ」
 例えば? と聞いてみるとそうねと考えこみ、こう言った。
 「世界の終わりってきっととっても綺麗だと思うの。だって夕暮れ時ってとっても綺麗でしょう? 毎日それだけ綺麗なら、終わるときはきっともっと綺麗なはずよ。今まで見てきたどんなものよりも綺麗だと思うわ」
 綺麗か。僕より感性が鋭い彼女がそういうのならそうなのかもしれない。今まで見てきたどんなものよりも綺麗なものか。と呟いてみると、頭に電流が走った。
 「ねぇ、世界っていつ終わると思う?」
 僕の真意を探るように彼女が答える。
 「明日...ということではないのよね。時間を聞きたいのかしら。それなら、えっと...夜明けとともにじゃないかしら」
 「夜が明けた瞬間に滅亡するの? それとも徐々に滅亡するの?」
 間髪入れずに聞き返す僕に彼女は一生懸命答えようとする。
 「えっと、明日って言っていたから徐々にじゃないかしら。突然滅亡するのはおかしいと思うわ」
 でもどうしてそんなこと聞くの? と不思議そうな彼女を無視して歩を早める。今とっても良いことを思いついて早く実現させたいからだ。
 「どうしたの急に、用事でも思い出した?」
 「まぁね」
 小走りで追いついてきた彼女に短く応える。あぁどうしよう今すごくわくわくしてる。
 「嬉しそうね、いったいどんな用事?」
 彼女が優しく微笑む。
 「今夜、世界の終わりを見ようと思う」
 彼女が口を開き言葉を発する前に遮るように続ける。
 「君と一緒に」
 ポカンと口を開けたままの彼女を置いて家に走る。今日はきっと今まで生きてきた中で最高の日だ。

4 :学術:2019/02/10(日) 19:36:31.28 ID:7Mn7Pagq.net
なかなかの快作。

5 :学術:2019/02/10(日) 19:37:43.79 ID:7Mn7Pagq.net
世界の終わりなんて信じられないなあ。何かが終わってその後続かない気もしない。
その世界は層であってそれで完結しているならいいけど。

6 :吾輩は名無しである:2019/02/11(月) 02:38:27.65 ID:K9QEIF5K.net
まんまセカイ系じゃん
面白い面白くない以前に紋切り型
そして、面白くなかった

7 :吾輩は名無しである:2019/02/11(月) 14:48:16.19 ID:tmU38MmX.net
新興宗教の宣伝ビラですか?

総レス数 7
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