ﾏｲｸﾛｿﾌﾄ、WindowsタイルUI で特許侵害訴訟に直面

名無し~3.EXE

http://www.computerworld.jp/topics/577/205367

　米国Microsoftが、リリースしたばかりのPCおよびタブレットOS「Windows 8」やスマートフォンOS「Windows Phone 8」など、Windowsに
おけるライブ・タイル・アイコンの使用を巡って特許侵害訴訟を起こされた。

　米国SurfCastが10月30日に米国メイン州連邦地方裁判所にMicrosoftを提訴し、損害賠償と弁護士費用の支払いを求めている。

　SurfCastは、2004年に取得した「複数の情報源を同時に表示するシステムと方法」の特許（米国特許番号6,724,403）をMicrosoftが侵害
していると訴えている。

　SurfCastが問題視しているのは、Windowsにおけるライブ・タイルの使用だ。ライブ・タイルは、Windowsの新しいバージョンのスタート
画面に表示される長方形または正方形のアイコン。アプリケーション、Webサイト、連絡先といった要素へのリンクを提供する機能を果た
す。

　SurfCastは自社のWebサイトで、自社の業務内容をOS技術の設計と説明しており、1990年代にライブ・タイル技術を開発したと主張し
ている。

　ライブ・タイルは従来のアイコンとは異なり、リンク先要素に関する動的に変化するデータを表示する。
こうしたデータの例には、ユーザーの電子メール・インボックスの未読メール数や、ソーシャル・ネットワーキング・アカウントからの通知
などがある。

　ライブ・タイルはWindowsの新しいバージョンで主要なユーザー・インタフェース機能として提供されている。これらのWindowsには、
Windows 8、Windows 8 Pro、Windows Phone 8、Windows RT（ARMプロセッサ搭載デバイス用のWindows 8）などがある。Microsoftは
Windows Phone 7でタイルを初めて採用した。

　Windowsは、タブレットやスマートフォン向けのOSとしてはマイナーな存在にとどまっている。タブレットやスマートフォンはここ3年間、
大きく販売が伸びており、米国Googleの「Android」と米国Appleの「iOS」が、これらのデバイスの主流のOSとなっている。

　Microsoftにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。