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シベリアにラノベ含む読書の話その8

1 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2015/11/01(日) 16:05:36.22 発信元:58.89.31.218 .net
があってもいいじゃないか。

前スレ
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1405230772/

2 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/01(日) 16:08:50.22 発信元:115.39.231.103 .net
シベリアがトラぶってておかしいな。

シベリアにラノベ含む読書の話その7
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446358086/

1057タイトル。
1295冊+α。
の、
記憶喪失した男の千冊順位付け 読んだ小説1000冊の面白かった順位ランキング

3 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/01(日) 16:09:21.14 発信元:115.39.231.103 .net
読書の話をするスレです。

4 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/01(日) 16:17:50.53 発信元:115.39.231.103 .net
>>1はその6スレで、

こっちが前スレね。シベリアのトラブルとスレスト荒らしの影響で。

シベリアにラノベ含む読書の話その7
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446358086/

5 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/02(月) 14:36:25.77 発信元:133.204.235.98 .net
おつかれさまです

6 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/02(月) 14:39:49.07 発信元:133.204.235.98 .net
カール・マルクス『資本論草稿集2 1857−58年の経済学草稿』大月書店

7 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/02(月) 16:25:55.72 発信元:115.39.231.103 .net
「死にいたる病」 キルケゴール
172位/234作品。翻訳小説SF以外。
絶望について語った書であるが、絶望についての記述はぬるいといわざるを得ない。
題名のために過大評価された一冊だと思う。ちくま文庫の方で読んだ。
キルケゴールが実存主義を提唱したのはこの書ではなく、別の小原稿であるようである。
「不安の概念」をすすめられたのでそっち読もうと思うが、この本は絶望についてはあまい。
おすすめではない。

8 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/07(土) 20:31:02.27 発信元:115.39.231.103 .net
新しく買った。

不安の概念、袋小路の男、

9 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/07(土) 22:54:06.55 発信元:133.204.235.98 .net
菅田正昭『よくわかる祝詞』創土社(2010)

10 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/09(月) 17:15:10.40 発信元:115.39.231.103 .net
「袋小路の男」 絲山秋子
366位/546作品。日本語小説。
純文学の短編集である。けっこう人気があるようなので試しに読んでみた。
短く読みやすいが、話がつまらない。二浪して大学へ行き、就職しないで純文学作家を
目指している男に恋した女の話である。男女はジャズ喫茶で出会うが、
こんな男はクズであり、そんな男に思いを寄せるこの女はバカであり、
物語はゴミだとしかいいようがない。2004年の純文学だが、
今はもっと純文学はつまらなくなってるだろうか。

11 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/11(水) 02:57:57.42 発信元:115.39.231.103 .net
「不安の概念」 セーレン・キルケゴール
200位/235作品。翻訳小説SF以外。
有名な哲学書であるが、ただの狂信者の戯言だと思われる。内容はさっぱりわからなかったが、
特に大切な概念が書いてあったとは思わない。
霊は永遠で、肉体は一時的で、精神が第三者となって存在するという世界観らしい。
不安は罪に先行するものであって、不安の段階でアダムが罪を犯さなければ、
アダムはそのまま永遠を得たであろう。知るように、
アダムは不安でとどまらず蛇に誘惑され知恵の実を食べたのだが。
天才は運命の中にいる。天才は不安に対して非常に敏感で、危機に果然と対処する。
宗教的な天才について考える。天才はより多くの咎を見い出す。
天才が真に偉大な時というのは、祝祭の時ではなく、どこまでも罪の深淵に沈み込んだ時である。
と、書いてあった。あと、悪魔の悪口いってたけど、ただのキリスト教狂信者の書である。

12 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/12(木) 05:04:28.43 発信元:115.39.231.103 .net
新しく買った。

太陽の季節

13 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/13(金) 07:00:30.22 発信元:115.39.231.103 .net
「一九八四年」 ジョージ・オーウェル
37位/163作品
名作だった。全体主義を皮肉る第一部。恋愛模様を描く第二部。拷問を描く第三部。
新訳は大成功なのではないだろうか。旧訳で70ページくらい読んで投げ出した記憶があるが、
新訳で今回読んだ時は、その辺りは二分間憎悪がとても刺激的に描かれ、とても楽しかった。
SFで久しぶりに名作が読めた。

14 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/13(金) 09:31:18.88 発信元:115.39.231.103 .net
「ショートショートの花束6」 アンソロジー
394位/547作品。日本語小説。
相変わらず、水準は低く、下手くそな凡庸な掌編ばかりが並んでいる。
が、面白いのもあった。「吾輩はカモではない」が面白い。
あと、「オリジナリティ」を読んで思いついたが、結婚式の挨拶で、
「人生には大切な袋が三つあります。胃袋、寝袋、堪忍袋。
胃袋は食べものはとにかく大事。寝袋は妻から非難するため。堪忍袋はどうでもよくなったらやけくそで」
というのは使えるかもしれない。

15 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/13(金) 13:08:47.36 発信元:115.39.231.103 .net
「氷」 アンナ・カヴァン
51位/164作品。翻訳小説SF長編。
まあ、たいしたSFではないのだが、氷漬けの美女というのはひとつの美女の理想像のひとつだろう。
眠れる森の美女、灰かぶり姫、などが有名だが、ぼくの小学生時代の美少女のイメージは塔の上の美女で、
高ければ高いほどよく、それなら、天空の城ラピュタが結局、正解であることになってしまい、空想は破綻していた。
氷漬けの美女も、実際に美女を氷漬けにすればすぐに死んで血液が青白く濁り、見れた肌にはならないが、
そういう幻想とお付き合いするのがこういう類いの小説だろうか。明らかにバラードの「結晶世界」の二番煎じだが、
「猫のゆりかご」の影響もあるかもしれない。結晶世界は文章は下手くそな退屈な作品だったので、
それに比べて、新訳「氷」は文章がうまく退屈せずに読ませる重厚な小説といえる。
だが、内容はない。

16 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/14(土) 01:10:38.87 発信元:133.204.235.98 .net
>>14
堪忍袋の緒が切れてもいいのかw
笑ったw

17 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/14(土) 02:28:42.43 発信元:133.204.235.98 .net
出口和明著『増補 スサノオと出口王仁三郎』八幡書店(2012)

18 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/14(土) 13:17:21.77 発信元:115.39.231.103 .net
2015年ベスト10は、

グノーシス(筒井賢治)
国家(プラトン)
社会契約論
増補・夢の遠近法
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
眠れる美女(川端康成)
伊豆の踊子(角川文庫)
道徳の系譜
氷(カヴァン)
一九八四年

19 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/15(日) 15:03:45.27 発信元:115.39.231.103 .net
「パトレイバー2」今、見終わったあ。

安保法案が成立した今、このアニメを見るのはいい気分だなあ。
パトレイバーは警察なのである。自衛隊ではない。そのことだけから、
警察と戦争というテーマで深く掘り進んでいくこのアニメはすごく面白い。
傑作だった。押井はビューティフルドリーマーも好きだが。
この映画も好きだわ。パトレイバーが出動することなく戦闘ヘリに破壊されるのは
最高に面白かった。傑作だ。

20 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/16(月) 10:08:33.31 発信元:115.39.231.103 .net
新しく買った。

「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか

21 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/17(火) 02:06:50.91 発信元:115.39.231.103 .net
「深夜特急」(一巻だけ) 沢木耕太郎
204位/548作品。日本語小説。
紀行文の代表作だろうか。1986年に発刊されたというから、今から29年前になる。
まだアジアの物価が安く、日本人観光客はぼったくられてるといわれてた頃だ。
軍資金40万円でパリまでのバス旅行を試みる無茶な企画である。
宿に泊まり、大小の賭け事をしているが、どう考えてもイカサマカジノにはまってるので、
何にも参考にすべき紀行文ではない。

22 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/18(水) 19:13:11.37 発信元:115.39.231.103 .net
あうあうあうあうあうああー

::::::::: へ( ^q^')ノ        おれにまかせろおおお!
:::::::::   (┐ノ         
:::::::::: /           
::::::::::::::::::::::::::::::::::
村上春樹:二十二歳で学生結婚。二十九歳に作家デビュー。
綾辻行人:二十六歳で大学院で学生結婚。二十七歳で作家デビュー。このデータは怪しい。
京極夏彦:十九歳に結婚。三十一歳で作家デビュー。
舞城王太郎:推定二十三歳、大学卒業後高校から付き合ってた彼女とすぐ結婚。のち作家デビュー。

この三人、つええ。

対抗馬。
南方熊楠:三十六歳まで恋愛経験なく、「南方マンダラ」を書く。
小谷野敦:三十七歳でおそらく恋愛経験もなく「もてない男」を書く。
笙野頼子:四十八歳でおそらく恋愛経験もなく「金毘羅」を書く。

これが正式なデータだ。やってられるかあ。リア充作家どもがああ。

23 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/19(木) 04:17:32.07 発信元:115.39.231.103 .net
「鍵のかかった部屋」を解体するには 中俣暁生
217位/549作品。日本語小説。
舞城の短編と評論「ぼくのお腹の中からはたぶん「金閣寺」が出てくる」と
「いいかが皆密室本とかJDCとか書いてみろって」とか、
「僕たちは素晴らしい愛の愛の愛の愛の愛の愛の愛の中に生きている」を収録した評論。

「僕のお腹の中からはたぶん「金閣寺」が出てくる。」より
 謎といえば大学を卒業して結婚して二年後に膨らんできた、リコの大きなお腹の中身だ。

「いいから皆密室本とかJDCとか書いてみろって」より。
 まあ俺なんかそれに気付いただけでまあ何となくつまらん小説を一本でっちあげたった。
嘘や。ムチャクチャ面白い小説書いたんや。っていうても三文推理小説には変わりないけど。
ううん。傑作や。クソ、俺は嘘を言うのになれ過ぎて、ホントの自分の気持ちを素直に言葉にできん。
まあほやで小説書いてるんやけど。

24 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/19(木) 06:25:46.28 発信元:115.39.231.103 .net
村上春樹:二十二歳で学生結婚。二十九歳に作家デビュー。
綾辻行人:二十六歳で大学院で学生結婚。二十七歳で作家デビュー。このデータは怪しい。
京極夏彦:十九歳に結婚。三十一歳で作家デビュー。
舞城王太郎:推定二十三歳、大学卒業後高校から付き合ってた彼女とすぐ結婚。二十八歳で作家デビュー。

この四人、つええ。

対抗馬。
南方熊楠:三十六歳まで恋愛経験なく、「南方マンダラ」を書く。
小谷野敦:三十七歳でおそらく恋愛経験もなく「もてない男」を書く。
笙野頼子:四十八歳でおそらく恋愛経験もなく「金毘羅」を書く。

これが正式なデータだ。やってられるかあ。リア充作家どもがああ。

ソープに行けなんかで文学が書けるか、クソが。死ね。

森鴎外:二十一歳で初体験。二十五歳で結婚。二十七歳で作家デビュー。
三島由紀夫:十七歳で作家デビュー。二十九歳で初体験。二十九歳で結婚。
森見登美彦:二十四歳で作家デビュー。三十歳で結婚。

25 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/19(木) 22:17:05.08 発信元:133.204.235.98 .net
ショーペンハウアー『幸福について 人生論』新潮文庫(昭和33年)

26 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/20(金) 02:25:59.30 発信元:115.39.231.103 .net
新しく買った。

ユートロニカのこちら側、世界の涯ての夏、マッカンドルー航宙記、
銃、加賀のかかった部屋、五分後の世界、美しさと哀しみと、ラピスラズリ、

27 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/20(金) 18:55:27.91 発信元:115.39.231.103 .net
「鍵のかかった部屋」 オースター
89位/236作品。翻訳小説SF以外。
面白かった。ファイトクラブの元ネタなんだろうか。
作家というものについてうまく表現できていると思う。
探偵小説要素はなかった。つまり、宣伝文句で使われる「密室が哲学の対象となる探偵小説」ではない。

28 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/21(土) 09:50:04.48 発信元:115.39.231.103 .net
「折り鶴衛星の伝説」 アンソロジー
453位/550作品。日本語小説。
年間SF傑作選なのだが、つまらなすぎる。よっぽど今の日本SFはつまらないのだろう。
宮内悠介の量子結晶という記述が印象的。第六回創元SF短編賞もひどい出来である。
なんでも、斬新なアイデアのSF短編は大量に送られてくるのだそうだが、
どれも物語として下手だという。だが、受賞作がこのつまらなさではちょっと選考に問題があるとしかいいようがない。

29 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/21(土) 18:13:49.10 発信元:115.39.231.103 .net
「ユートロニカのこちら側」 小川哲
148位/551作品。日本語小説。
情報が完全に管理された都市にまつわる六個の話。
オチが伊藤計劃の「ハーモニー」と一緒なんだけど、人が考える必要もないくらい
コンピュータに補助されると、意識が消えるというのは東大大学院ではそんなに本気で信じられているのかい?
ちょっとそれはありえないだろう。文章は刺激に富み、全体の造形も巧みだが、
物語に決め手となるオチがない。オチが伊藤計劃の「ハーモニー」と同じなのはちょっと弱いといわざるをえない。
だが、伊藤計劃の「ハーモニー」を読むよりは、小川哲の「ユートロニカのこちら側」を読んだ方がいいだろう。

30 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/21(土) 19:05:41.54 発信元:115.39.231.103 .net
訂正。

コンピュータに判断を補助させると意識が消えるというのは、

31 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/22(日) 09:22:15.28 発信元:115.39.231.103 .net
「利己的な遺伝子」 リチャード・ドーキンス
202位/237作品。翻訳小説SF以外。
利己と利他を生物学から解説する本だが、試みは面白いが内容はつまらない。
何の斬新さもなく、本当にいやあつまらない本だったなあ。
こんな本をありがたがるなんてまちがってるぜ。文か模倣子(ミーム)について記述のある本だが、
別に何の斬新さもなく、似たようなことをいった人は他にも大勢いたらしい。

32 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/23(月) 04:55:23.92 発信元:115.39.231.103 .net
「世界の涯ての夏」 つかいまこと
279位/552作品。日本語小説。
正体不明の涯てが現れ、それによって世界が惑星状の球体が欠けていく現象に見舞われた話。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の系統にあると思う。ハルヒの長門有紀は、今ではレムの「ソラリス」の
忠実な継承者として認識されているけど、長門をヒロインにもってきた話を作ってもいいかもしれない。
そんな話。

33 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/24(火) 05:49:52.38 発信元:115.39.231.103 .net
新しく買った。

「精神分析入門」新潮文庫上下巻、「現代臨床精神医学」大熊 輝雄。

34 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/24(火) 06:43:37.00 発信元:115.39.231.103 .net
「ラピスラズリ」 山尾悠子
314位/553作品。日本語小説。
冬眠をテーマにした幻想小説のようなのだが、冬眠の面白さがうまく
引き出された作品ではない。五つの短編からなっているが、どれも
オチがない。最後のオチは天使が降りてきたというもの。凡庸としかいいようがない。

35 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/24(火) 08:25:45.99 発信元:115.39.231.103 .net
「太陽の季節」 石原慎太郎
258位/554作品。日本語小説。
五つの短編からなる。モテる悪ガキたちの生活を書いたものであり、
高校生で女を妊娠させてるんだから、モテるようだが、結局、その女が妊娠が原因で死んでしまうのは、
つまり、妊娠させたのがまちがってるんじゃないのか?
まあ、台詞に現代でも通じる粋のいいものはあるものの、物語としては
こんなもの何にも幸せでもないだろうという青春が書いてある。

36 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/24(火) 23:37:36.67 発信元:133.204.235.98 .net
>>28
日本のSFはあまりすきじゃないな
私がハリウッド映画好きなのもあるけど、アメリカのSFは面白くて
ぶっとんだアイディアのものしかないのでSFはアメリカが好きだ。

日本のSF映画で済まないが「リターナー」という映画見て長い間見てないと思う。
リターナーはやっぱりぶっ飛んでない。映し方は完全にアメリカのマネに過ぎなかった。
ジャンボジェットが変形したのがちょっと驚いたくらいしかない。

日本の映画は全体的にあまり好きではない。テンポが遅すぎる。アメリカは
テンポが速すぎるけど視聴者の思考速度に合っている。思考を邪魔されないのがいい。
日本はいちいち押し付けるようにワンテンポおくので、アクションがあると
一つ一つの動作が止まって思考を邪魔される。
日本はすべての映像が、なんでもかんでもゆっくりで、脳の思考速度に
合わず遅すぎるので、いちいち思考が邪魔される(丸暗記を強いられる)。

アメリカは逆にすべての映像がなんでもかんでも異常に速い(たとえば
長い間考えないとわからないような難しいことも一瞬でわかったりするのは
ちょっと不自然だ)けど、思考速度にピッタリ合わせてくれるのでいい。
(速すぎるといっても、訓練次第でそれくらいの思考力を付けることは可能だ。
日本の制作側が、一つ一つの情報を記憶に叩き込もうと、押し付けるように
ゆっくり見せるのがあだとなっていると思う。
日本の制作側は、一つずつゆっくり押し付けないと視聴者が理解できないのでは
ないかと誤解しているのだろう。多少スピードが速いほうが人は
自然な思考速度と合っているので、すんなりと
理解できるのを日本の制作側は全く理解していないと思われる)

37 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2015/11/25(水) 07:40:51.37 発信元:126.186.147.65 .net
なんで映画の話してるのこの人?

38 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/26(木) 13:17:01.19 発信元:115.39.231.103 .net
>>36 日本のSF映画は面白くないよね。

39 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/26(木) 13:19:50.65 発信元:115.39.231.103 .net
「精神分析入門」(上巻) ジークムント・フロイト
順位不明
序において、フロイトは精神分析などまともな大学人のすることではないとして、
この講義を聞くのはやめにした方がいいだろうと強調している。
性的なことがらがどれほど大きな影響力をもつかを社会は認識しなければならないことを指摘し、
夢は願望充足であるというフロイトの誤謬が書いてある。
リビドーが近親姦的であるというフロイトの誤謬が書いてある。
フロイトの最大のあやまちであると思われる夢の象徴が書かれている。
棒状のものは男根を示し、穴状のものは女性器を示し、
果物がおっぱいを示し、森が陰毛を示し、宝石箱が女性器を示すというもの。

40 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/26(木) 18:02:48.28 発信元:115.39.231.103 .net
「精神分析入門」(全2巻) ジークムント・フロイト
133位/238作品。翻訳小説SF以外。
謙虚なもの言いが心地よいが、こんなくだらない内容で精神療法などできるわけない。
こんな本を参考に精神療法をする精神科医など塵となって滅びるがいい。
精神病患者からすればフロイトの「精神分析入門」などは読む必要もなく、
ゴミ箱へダンクシュートするのがよかろう。その程度の価値しかない。

41 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/27(金) 01:30:58.64 発信元:133.204.235.98 .net
無意識の概念ってフロイトから来たんだっけ?

42 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/11/30(月) 12:47:12.65 発信元:115.39.231.103 .net
>>41 シェリングっていう哲学者が西洋の無意識の元祖らしい。
ぼくは知らないが、ちゃんと大哲学者なんだそうだ。

43 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/11/30(月) 17:45:47.91 発信元:133.204.235.98 .net
信田さよ子『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』春秋社(2008)

母が我が子のために尽くせば尽くすほど
子の人生をつぶしている。
子はそんな母を重荷に感じる。

その理由と、解決策

>>42
知らなかった

44 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/13(日) 20:31:13.08 発信元:115.39.231.103 .net
2015年ベスト10は、

グノーシス(筒井賢治)
国家(プラトン)
社会契約論
増補・夢の遠近法
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
眠れる美女(川端康成)
伊豆の踊子(角川文庫)
道徳の系譜
形而上学(アリストテレス)
一九八四年

にするか。

45 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/18(金) 18:09:52.89 発信元:115.39.229.156 .net
「人はなぜ戦争をするのか/エロスとタナトス」 フロイト
136位/239作品。翻訳小説SF以外。
電子書籍で読んだ。フロイトがアインシュタインからもらった戦争についての手紙への
解答が第一にのっている。それは、生への欲動(エロス)と死の欲動(ヴァイオレンス)によって
現実を分析する面白い内容だったが、それ以外はつまらなかった。
途中、宗教が死後の世界を生の時間より価値の高いものにしたという記述が印象的だった。
まあ、たいして読む必要はない本であろう。

46 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/19(土) 16:01:08.48 発信元:115.39.229.156 .net
新しく買った。

現代思想2015年11月号、12月号、
文學界2015年12月号

「浄のセクソロジー」南方熊楠。

47 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2015/12/20(日) 22:45:49.04 発信元:133.204.235.98 .net
アダム・スミス『諸国民の富T』
大内兵衛(おおうち・ひょうえ)、松川七郎(まつかわ・しちろう)訳
岩波書店(昭和44年)

48 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/24(木) 19:46:23.72 発信元:115.39.232.182 .net
円城塔の「エピローグ」ポチッたぜ。
「テキスト9」の二番煎じくさいが、意欲作、最高傑作との評価により購入をけてい。

うおおおお。最先端のSFがここにある。

49 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/26(土) 10:17:08.62 発信元:115.39.232.182 .net
「マッカンドルー航宙記」 シェフィールド
148位/165作品。翻訳小説SF以外。
連作短編集であるが、まあ、恒星間航行に関する発達が順番に語られている。
太陽系内航行の第一話、恒星間航行の第二話、世代宇宙船の第三話、
食料問題を扱った第四話、第五話はわけわからなかった。
第一話がいちばん面白いが、だんだんただのよくある話を書き連ねただけの作品となる。
そんなに評価しない。

50 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/27(日) 19:22:49.32 発信元:115.39.232.182 .net
「エピローグ」 円城塔
7位/555作品。日本語小説。
恋愛小説の極北。二十一世紀のアンチミステリ。そして、最高のSFだ。

51 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/29(火) 17:44:47.81 発信元:115.39.232.182 .net
漫画「ワールドトリガー」一巻、面白かった。

52 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/29(火) 21:43:07.08 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

巨大ウイルスと第4のドメイン

53 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/29(火) 22:09:17.23 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

「罪と罰」を読まない

54 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/31(木) 03:50:56.26 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

カンバセイションピース

55 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2015/12/31(木) 13:36:18.27 発信元:NQ60rQs .net
>>44
自分は一昨年の「ジェーン・エア」を超える印象に残った本には巡り会えなかったわ

去年より図書館にも行ってなかったしなあ

と言う訳で大賞は無しかな「ジェノサイド」、「天使の囀り」、「鳥のことわざ うそほんと」とか面白かったけどね

56 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/31(木) 14:01:24.84 発信元:115.39.232.182 .net
「「罪と罰」を読まない」 岸本佐知子他
428位/556作品。日本語小説。
あまり笑えなかった。読まないといっていながら、最初から冒頭と結末の一ページは呼んでしまうので、
まったく面白くない。あと、やはり無茶はできないんだろなと思わせる。
失敗企画だと思う。

57 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/31(木) 14:11:11.23 発信元:115.39.232.182 .net
2015年ベスト10

グノーシス(筒井賢治)
葉隠入門
国家(全2巻)
増補・夢の遠近法
僕は明日、昨日のきみとデートする
南方マンダラ
窓際のトットちゃん
道徳の系譜
一九八四年

58 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2015/12/31(木) 14:12:24.74 発信元:115.39.232.182 .net
2015年ベスト10

グノーシス(筒井賢治)
葉隠入門
国家(全2巻)
増補・夢の遠近法
僕は明日、昨日のきみとデートする
南方マンダラ
窓際のトットちゃん
道徳の系譜
一九八四年
エピローグ(円城塔)

59 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/01/03(日) 01:11:20.80 発信元:133.204.235.98 .net
明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします

相変わらず読むの速いね

60 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/05(火) 09:16:39.05 発信元:115.39.232.182 .net
「巨大ウイルスと第4のドメイン」 武村政春
順位不明
巨大ウィルスについて扱った本であるが、注目すべきはウィルスについての知識であろう。
ウィルスとは何なのか、高校の生物でも習わないのでよくわからなかったのだ。
で、この本をぼくが理解した程度によると、細胞をもつものが生物であると定義されているようである。
ウィルスは、細胞に寄生しなければ活動できない。ウィルスもDNAをもちできているため、
ここ数十年でウィルスのDNAを解析するということが行われたわけである。
それで、大勢の味方としては、ウィルスは細胞生物を起源にもち、細胞生物が余計な構造を失って、
細胞生物からウィルスに進化したらしい。もちろん、ウィルスは細胞生物より単純な生き物であるから、
細胞生物より起源が古いという味方もあるが、少数派の意見のようだ。
ただ、ぼくには細菌、古細菌と、ウィルス、原核生物の区別がよくわからない。

61 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/05(火) 09:17:17.30 発信元:115.39.232.182 .net
>>59
今年もよろしく。

62 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/08(金) 16:40:21.34 発信元:115.39.232.182 .net
水玉螢之丞「SFから十万光年以上」を読んだぜ。

63 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/08(金) 17:06:28.05 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

宇宙の孤児。中古。

64 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/09(土) 10:14:10.59 発信元:115.39.232.182 .net
「浄のセクソロジー」 南方熊楠
214位/557作品。日本語小説。
性的なことに関する記事を集めた第一部と書簡集の第二部からなる。
第一部は、近親相姦に始まり、千人切り、ちんこの名前についてのデータ、
などが書かれている。熊楠が知るところ、近親相姦で実の兄弟姉妹が結ばれる物語はひとつしか存在せず、
その小説の題名は明治政府によって検閲され削除されている。あとは、仮の兄弟姉妹であった話ばかりで、
それはたくさんあるという。
第二部は、同性愛についての書簡集だというが、内容はただの手紙であり、
特に同性愛を示す記述はない。編集者の誇大宣伝だと思われる。

65 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/09(土) 13:15:12.89 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

動と不動のコスモロジー。

66 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/09(土) 18:56:52.51 発信元:115.39.232.182 .net
「法の概念」 H・L・A・ハート
25位/241作品。翻訳小説SF以外。
第一章「法とは何か」。道徳と法は似ている。
第二章。法は命令である。
第三章。法に不服従なものに制裁する。法は命令ではないという反論がある。
第四章。法が世代を超えて継承されることについての記述。専制君主制時代の法学の名残りだと思われる。
第五章。法は一次ルールであり、法について個別に争う裁判を二次ルールという。
第六章。判例法は制定法に対し劣位である。行動のルールは万民が守らなければならないが、認定のルール、変更のルール、裁判のルールは公務員が守らなければならない。
第七章。特に内容はない。
第八章。法律は正義ではない。だから、邪悪だからといって法律に違反するわけではない。
第九章。法と道徳の関係性で証明されたものはひとつもない。
第十章。国内法と国際法は別々に発達してきた。国際法はうさんくさい命令である。
後記。道徳的根拠がある場合にのみ法律が意味をなすという主張は誤りでアある。
法律が不完全なものであるという認識を明確にしている点は高く評価できる。
運用もその方が効率がよいであろう。法の代行者は、正義の代行者にあらず。ただ世の中がそうなっているのである。

67 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/10(日) 01:04:01.68 発信元:115.39.232.182 .net
「五分後の世界」 村上龍
148位/558作品。日本語小説。
右翼や第二次大戦が好きな人におすすめな小説。もしの世界を描いた歴史改竄SF。
アンダーグラウンドが勝つってのが最高にいい。

68 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/10(日) 14:35:35.83 発信元:115.39.232.182 .net
「羽月莉音の帝国」(全10巻) 至道流星
139位/558作品。日本語小説。
一日で五巻読んだ。人生でもまれな一気読み。
六巻あたりから失速するので、面白さはあまりたいしたことなかった。
世界を革命することとは。勝てばいいだけなら、アメリカもロシアも世界を滅ぼせるのだよ、とっくの昔から。
日本総理、簡単に降伏しすぎ。

69 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/10(日) 19:13:21.34 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

ブラックロッド。中古。

70 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/11(月) 14:48:16.79 発信元:115.39.232.182 .net
「有頂天家族」(1巻だけ) 森見登美彦
195位/559作品。日本語小説。
非常に評価を迷った。文体は百点と評した「鴉龍天晴」より、明治の文体で最高と評した「南方マンダラ」より、
文章は上手なのである。だが、物語は食物連鎖を感じさせる味わい深いものであるものの、
ちょっと構成に強さがないと判断して低評価となった。文章はめちゃくちゃ上手い。

71 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/11(月) 20:39:55.42 発信元:115.39.232.182 .net
「動と不動のコスモロジー」 南方熊楠
217位/560作品。日本語小説。
熊楠の名前の由来についてと、書簡集その他と、日記と、履歴書からなる。
面白いのは、中松盛男宛ての手紙だけで、他は歴史的資料の価値しかないだろう。
この本には、南方熊楠が同性愛への憧憬があったことは書いてある。
ネタバレだが、死んだふりをして、生きていたので豪傑だといわれ、みんなが子分になったと手紙に自分で書いている。

72 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/11(月) 21:19:45.32 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

南方民俗学。

73 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/01/12(火) 01:11:19.01 発信元:133.204.235.98 .net
アダム・スミス『諸国民の富U』
大内兵衛(おおうち・ひょうえ)、松川七郎(まつかわ・しちろう)訳
岩波書店(昭和44年)

74 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/12(火) 05:20:43.41 発信元:115.39.232.182 .net
「翼ある闇」 麻耶雄嵩
273位/561作品。日本語小説。
久しぶりに本格ミステリを読んだから、あんまりのりこめなかった。
まあ、仕かけがあるのはわかるのだが、ネタバレできないので語れないが、
ぼくが読みとっただけの内容からは、新本格のラスボスというような傑作には
どうしても思えなかった。ただ、ちょっと面白い仕かけがあるとは思った。
登場人物が多すぎて、キャラが弱いので印象づきづらいというのが欠点だな。

75 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/12(火) 06:52:45.22 発信元:115.39.232.182 .net
「三匹のおっさん」(1巻だけ) 有川浩
412位/562作品。日本語小説。
おじいちゃんが主役のお話というのは面白い。
だが、肝心の中身が事件があまり読みとれなかったこともあるんだけど、
たいしたこと起こってなくない?
そんなに燃える展開もなかったなあ。

76 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/12(火) 07:58:46.30 発信元:115.39.232.182 .net
「夜のピクニック」 恩田陸
443位/563作品。日本語小説。
どこが現代の名作なのかさっぱりわからない。
誰と誰が付き合ってる、付き合ってないというただそれだけの会話がえんえんとつづく。
登場人物が多すぎて把握して読んでいなかったが、まったく何の感想もない。

77 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/12(火) 09:08:49.29 発信元:115.39.232.182 .net
「セーラー服と機関銃」 赤川次郎
263位/564作品。日本語小説。
読みやすく面白いのだが、ヤクザものが嫌いなので低評価。
色気のある場面も、なんかヤクザにだまされそうな気分になってくるので、
なんか喜べないけど、ほどよい色っぽさがある作品だった。エロくはない。
ただ、ミステリのトリックとしては小手先のものであまりたいした話ではない気がするな。

78 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/13(水) 12:02:27.26 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

神様ゲーム。

79 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/13(水) 13:20:43.34 発信元:115.39.232.182 .net
「宇宙の孤児」 ロバート・A・ハインライン
34位/166作品。翻訳小説SF長編。
久しぶりに海外SFの名作を読んだ。なんて神秘的なんだ。
すべてが幻想的で美しい。1941年に短編として二作発表されていたものを1963年に単行本にまとめたもの。
いやあ、必読の名作。

80 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/13(水) 18:19:16.18 発信元:115.39.232.182 .net
「コナン全集」3巻 ロバート・E・ハワード
61位/240作品。翻訳小説SF以外。
面白い。毎回、美女が出てくるのはお約束なのかもしれないが、
魔術師とか、幻想の都とか、海賊船に水平線の果てから泳いでたどりつくとか、
面白い要素は盛りだくさんだ。ただし、なぜ、コナンには催眠術が効かないのかはあいまいにしか書いてなかった。
もう、三巻の時点で「コナン全集全六巻」は「指輪物語」より「ナルニア物語」より面白いと断言できるものである。

81 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/01/13(水) 22:21:44.26 発信元:133.204.235.98 .net
>>77
私も読んだことある
面白かったと思うけど
テレビドラマになるほど人気があるとは全く思えなかった

82 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/01/13(水) 22:25:59.43 発信元:133.204.235.98 .net
コナンって
バーバリアンコナンとか、
シュワルツェネッガー主演のコナンザグレートと同じかな?
似てるからどれがどれだか混乱している
シュワちゃんの映画しか知らないんで

83 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/14(木) 03:02:22.94 発信元:115.39.232.182 .net
「コナン全集」4巻 ロバート・E・ハワード
61位/240作品。翻訳小説SF以外。
女海賊の船長との陸地での冒険譚がいちばんの中心。入ったら出られない都からの出方は意外と簡単だった。
けっこう面白い。龍を退治している。龍は不死とされていたが、毒で退治している。
第二話は、偽巫女との話。第三話は男の仲間との話だった。

84 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/14(木) 03:06:38.57 発信元:115.39.232.182 .net
>>82
そうだよ。早川書房からむかし「蛮人コナン」として出ていたやつの完訳全集だよ。
なんか、コナンシリーズ以外のハワードのファンタジーも去年出版されたみたいなんだけど、
2000円以上する高価な単行本だを。文庫で出してくれてたら読んだな。
コナンザグレートとも同じだよ。

85 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/14(木) 04:40:00.25 発信元:115.39.232.182 .net
「コナン全集」5巻 ロバート・E・ハワード
61位/240作品。翻訳小説SF以外。
「黒い異邦人」はいちばんつまらなかったが、この巻でシリーズ第一作だった「不死鳥の剣」が収録されている。
ついに王になったコナン。
次の巻はいったいどの年齢なんだろう? シリーズ唯一の長編らしいけど。

86 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/14(木) 05:08:01.95 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

87 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/14(木) 07:14:05.31 発信元:115.39.232.182 .net
「コナン全集」(全六巻) ロバート・E・ハワード
61位/240作品。翻訳小説SF以外。
この巻は色気が足りない。ヒロインがいないのが欠点。
全部読み終わって、非常に面白かったという感想があるなあ。
読んでよかった。
物語としては「指輪物語」より面白いと思うのだが、エルフやドワーフは登場しないので、
やはりそれらを復権させたのはトールキンなんだなと思った。

88 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 17:36:42.94 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

シティ5からの脱出。中古。

89 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 17:45:56.59 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

その女アレックス、丸太町ルヴォワール、星くず英雄伝、
ライラの冒険(上下)、森の思想、

90 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 18:14:25.37 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

スチールビーチ(上下)。中古。

91 :記憶喪失した男(愛知県【20:05 震度1】)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 20:14:39.39 発信元:115.39.232.182 .net
「神様ゲーム」 麻耶雄嵩
228位/565作品。日本語小説。
評価を迷った。特に面白い点はない。のだが、神様についての描写は悪くない。
ひどく退屈な話のような気もするが、よくできている気もする。
謎な作品だった。

92 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/01/15(金) 20:49:42.74 発信元:126.212.52.77 .net
>>91
おまえの頭が悪いだけ

93 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 21:56:56.82 発信元:115.39.232.182 .net
「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」(1巻だけ) 枯野瑛
445位/566作品。日本語小説。
詰め込みすぎな異世界要素に対して、物語の構成がまるで下手で何が起こってるのかわかりにくい。
超文章が下手。装備を擬人化するという話であるなら面白い着想かもしれないが、安易にそうとも読めない。
文章に空間を作るための安易な改行もいただけない。その分、短い本にして、安く売ればいいのに。
まったく感動しなかったし、こんなものが今、独創的なラノベの代表だというのだから、ラノベというジャンルはゴミばかりなのだろう。

94 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/15(金) 23:41:29.08 発信元:115.39.232.182 .net
この作品、おれの考えた最強能力のひとつである「相手の力を増幅して反撃する能力」が出てくるな。

95 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/01/17(日) 00:58:31.69 発信元:133.204.235.98 .net
プラトン『ゴルギアス』加来彰俊訳 岩波書店(昭和42年)

>>84
そうか、ありがとう

96 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/17(日) 15:14:23.02 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

惑星売ります、類猿人ターザン。中古。

97 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/17(日) 16:57:41.71 発信元:115.39.232.182 .net
「黄金の羅針盤」(全2巻) フィリップ・プルマン
178位/242作品。翻訳小説SF以外。
有名なファンタジーであるが、どうやらまた、ハリー・ポッターの二匹目のドジョウを釣ろうとした作品に
当たってしまったようだ。アレシオメイターというものをもってるだけで主人公。
他に特技はない。デーモンの元となったダイモンというギリシャの神を従えている。
物語に一貫した狙いがなく、ちぐはぐに幻想的な要素をちりばめただけの凡作。
まったく読む必要はないであろう。アレクシオメイターについてのオチもない。

98 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/18(月) 14:42:47.52 発信元:115.39.232.182 .net
「スチールビーチ」上巻 ジョン・ヴァーリイ
順位不明
ヴァーリーの長編を中古で買って読んでいるのだが、
宣伝文句にあるような自殺の流行した社会を描く話でも、
題名から想起される機械仕掛けの魚についての話でもない。
いまいち、中心となる話の軸が読めない。

99 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/18(月) 17:18:56.52 発信元:115.39.232.182 .net
「スチールビーチ」(全2巻) ジョン・ヴァーリイ
78位/167作品。翻訳小説SF長編。
CCという人物を重要でない脇役として読んでいたため、それがセントラルコンピュータの略だと全然気づかなかった。
ネタバレすると、途中で主人公が自殺して、仮想現実の中で死んでプログラマーと話をする場面は面白かった。
ヴァーリイは八世界シリーズではないというが、明らかに八世界シリーズの一編だろう。
ということは、「カンザスの幽霊」に書かれたとおり、この月では人格を保存して、何度でも死ねるのだ。

100 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/19(火) 04:48:29.85 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

闇の公子。中古で。

品切れだから中古で買ったけど、新訳なのなら新しいのがほしいなあ。

101 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/19(火) 05:34:00.33 発信元:115.39.232.182 .net
「シティ5からの脱出」 バリントン・J・ベイリー
37位/118作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー
「宇宙の探求」「知識の蜜蜂」「洞察鏡奇譚」が面白かった。
全体的に平均点の高い短編集。こういう知的探索を読むのは楽しい。

102 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/19(火) 08:44:48.95 発信元:115.39.232.182 .net
「その女アレックス」 ピエール・ルメートル
101位/243作品。翻訳小説SF以外。
軽薄な男が考えそうな軽薄な話のよくできたやつ。
所詮、どこにでもある軽薄な話でしかない。あんまり評価しないね。

103 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/20(水) 01:02:12.25 発信元:115.39.232.182 .net
「類猿人ターザン」 エドガー・ライス・バローズ
75位/244作品。翻訳小説SF以外。
この大ベストセラーについて語るのは難しい。男視点でのロマン小説であるともいえるし、
未開の地への冒険譚として類書と比較するのもいいだろう。
だが、やはりこれは白人の小説であり、日本人や黒人は別の物語を作らなければならないと思う。

104 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/01/20(水) 12:54:06.36 発信元:49.97.55.245 .net
りゅうおうのおしごと!2(白鳥士郎)

将棋ラノベ
端的にハチワンダイバーラノベ版
某のうりんの作者らしく取材を元にちゃんとラノベとしての面白さを追求してるのでなかなかの秀作

ぶっ飛び度はハチワン以下3月のライオン以上と言ったところか

105 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/20(水) 16:09:29.28 発信元:115.39.232.182 .net
「ブラックロッド」 古橋秀之
365位/567作品。日本語小説。
単語が凝ってるが、パクリの域を出ない。たいした物語もなく凡作であると思う。

106 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/20(水) 22:35:59.17 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

探求T(柄谷)。

探求U、マルクスその可能性の中心、もあとで買うつもり。

107 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/20(水) 22:47:11.24 発信元:115.39.232.182 .net
探求T(柄谷)。
探求U、マルクスその可能性の中心、
アメリカの夜(阿部和重)

を買った。

108 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/20(水) 22:51:37.23 発信元:115.39.232.182 .net
日本近代文学の起源、買った。

109 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/21(木) 13:24:47.36 発信元:115.39.232.182 .net
「闇の公子」 タニス・リー
99位/245作品。翻訳小説SF以外。
一話一話は短いので、様々な話が妖艶な文体で語られるが、完成度は低いだろう。
しかし、妖魔の世界を怪しげに描き出したのは褒められてもいいかもしれない。
細かなアイデアをもっと確認するべきかもしれないが、大筋しかとらえていない。
まあ、第一巻第一部第一話がいちばん面白いのではあるな。

110 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/22(金) 09:51:48.07 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

ランクマーの二剣士。中古。

111 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/22(金) 09:59:05.59 発信元:115.39.232.182 .net
「惑星売ります」 ヴァン・ヴォクト、M・ハル
164位/168作品。翻訳小説SF以外。
とある大富豪に関する話なのだが、作中に惑星を売り買いしている描写は一切ない。
惑星を売り買いするというのは漫画「ドラゴンボール」で有名だが、
これはそのアイデアの先駆けではない。まったくつまらない凡作だ。

112 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/22(金) 15:53:19.05 発信元:115.39.232.182 .net
「マルクスその可能性の中心」 柄谷行人
297位/568作品。日本語小説。
資本論を解読する本である。かなり難解である。
しかし、「貨幣という唯一者(神)の根拠を問うことになる。」ということばは、
小野寺整「テキスト9」の元ネタなのかもしれない。
G(貨幣)ーW(商品)ーG’が等価であり、この時、詐欺は存在しないという
柄谷の経済理論はまったくわけがわからない。
価格を微分したものって限界効用だったっけ?
価格と限界効用が等しくなるという意味がわからない。
この本から読むかぎりは、マルクスの「資本論」はたいした本ではない。
たいしたことは書いてなかった。

113 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/22(金) 19:34:46.72 発信元:115.39.232.182 .net
「探求1」柄谷行人
順位不明
これを読んでも、ウィトゲンシュタインが何をいっていたのかはわからない。
柄谷はぼくよりは哲学書を読んでいるようだが、果たして、画期的なことは何一ついわない。
つづいて「探求2」を読む。

114 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/22(金) 22:37:13.12 発信元:115.39.232.182 .net
「探求」(全2巻) 柄谷行人
254位/569作品。日本語小説。
デカルトとスピノザとフロイトにめっちゃ詳しい。
哲学案内書にはいいかもしれないけど、新しい知見をくれる本ではない。

115 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/23(土) 06:14:20.57 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

時は準宝石の螺旋のように。中古。

116 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/23(土) 10:07:14.48 発信元:115.39.232.182 .net
「アメリカの夜」 阿部和重
255位/570作品。日本語小説。
個人の思い入れを雑考のように書きこんだ小説。
一貫した物語はなく、衒学的な思い入れを書き綴るという種類の小説は、
小説と称して、日本の純文学にいくつか見られる。
しかし、ぼくはその類いの小説を好きではない。
その類いの小説としては最もよくできた小説であろうとは思う。

117 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/24(日) 21:54:54.65 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

春にして君を離れ。

118 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/26(火) 10:16:33.59 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

神様の御用人。

119 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/26(火) 11:51:34.35 発信元:115.39.232.182 .net
「おしまいの日」 新井素子
316位/571作品。日本語小説。
題名から連想する人類滅亡の話ではなかった。SFというより文学的な小説である。
主婦の日記の形式をとった小説。物語は主婦の日記のまま終わる。
主婦の日記の話としてはよくできている。その形式の話を読みたい人にはすすめる。
内容の主体は、旦那が残業が多すぎることについての愚痴であるけど。

120 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/29(金) 16:21:36.39 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

アドバード、インドでわしも考えた。

121 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/29(金) 16:26:34.73 発信元:115.39.232.182 .net
「ランクマーの二剣士」 フリッツ・ライバー
103位/246作品。翻訳小説SF以外。
敵は、道具を使う鼠である。剣や槍を装備した鼠と戦う。
オチがなんと「インすマンスの影」の影響。「新ジャングルの王者ターちゃん」や「七夕の国」で知っていたが、
1968年の時点ですでに冒険ファンタジーにラブクラフトのアイデアを導入することが行われていた証拠である。
そういや、まだラブクラフトの著作権は切れていなかったはずなので、
ぼくの他人のアイデアを借用した小説も許されるのだろうかと思ったりした。
また、1968年ファンタジーであるこの小説に女の子がすっぱだかになる場面は出てくる。
なるほど、ライバーは剣と魔法ものの先駆者の一人であろう。

122 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/29(金) 23:14:05.32 発信元:115.39.232.182 .net
「南方民俗学」 南方熊楠
217位/572作品。日本語小説。
南方熊楠の論文集である。最高傑作といわれる「燕石考」はあまり面白くなかったが、
「西暦九世紀に支那書に載せらるシンダレラ物語」などが面白かった。
まあ、中国にシンデレラ物語があるといっても、「西陽雑俎」続巻にのってるのだが。
つまり、西方の逸話としてのってるわけである。
ダイダラボッチが大太郎法師を意味することを知らなかった。
柳田国男との手紙はさして面白くもなく、資料的なものだろう。
南方熊楠が書いた手紙は「南方マンダラ」にのってるやつが断トツに面白い。

123 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/30(土) 11:49:48.40 発信元:115.39.232.182 .net
「岳物語」 椎名誠
426位/573作品。日本語小説。
乱暴な岳くんには好感がもてない。バレンタインチョコを三個ももらうなど、
まったく好意をもてない。

124 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/30(土) 11:54:14.73 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

モナドロジー・形而上学叙説。

ライプニッツの代表作。

125 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/01/30(土) 12:28:56.53 発信元:202.216.157.2 .net
また読めなくてけなすパターンか

126 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/30(土) 15:43:31.21 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

暴力の人類史(上下)、人間の本性を考える(上下)、省察(デカルト)

127 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/30(土) 17:42:18.66 発信元:115.39.232.182 .net
「インドでわしも考えた」 椎名誠
151位/574作品。日本語小説。
めっちゃ笑った。ぼくはインド哲学について難しく考えてしまう人間であり、
インド人もおそらくそうなのだが、椎名誠はちがう。ぜんぜん真面目に考えない。
ネタバレすると面白くないだろうから、書かないが、インドの俗な印象についての
本である。インドの俗さがそのまま出ていて非常に面白い。短く読みやすいのでおすすめ。

128 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/01/31(日) 09:32:24.88 発信元:115.39.232.182 .net
「時は準宝石の螺旋のように」 サミュエル・R・ディレイニイ
71位/119作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー
二十年間探していた本をアマゾンのマケプレのおかげでようやく入手した。
「スターピット」はSFマガジンで読んだ時の訳とちがい、スターラッシュということばはない。
あとは「コロナ」が面白いくらいで、他は特にアイデアもないSFなのかもよくわからない短編ばかりだった。
期待外れ。

129 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/01(月) 06:28:26.26 発信元:115.39.232.182 .net
「暴力の人類史」上巻 スティーヴン・ピンカー
順位不明
アメリカの殺人件数はヨーロッパより高い。
その内訳は、白人はヨーロッパと変わらないが、黒人は十倍に及ぶ。
ルイジアナ州に至っては、パプアニューギニアと同じ割合で殺人が起きている。
それは、黒人が政府によらず、「ストリートの掟」によって復讐を行うからである。
172ページ。
もし親父が死んで、あの男が捕まらなかったとしたら、俺はやつの家族に仕返ししてやる。
ここでは当然のことさ。それがここの掟なんだよ。
そいつをやっつけられなかったら、家族をやっつける。みんなそう教えられて大人になったんだ。
みんな、リスペクトされたい、男になりたいんだよ。

西暦六百年から千八百年までに君臨したヨーロッパの君主のおよそ八人に一人は在位期間中に殺害された。
殺人者の大部分は貴族であり、その三分の一が王座を奪ったという。
これは面白いデータだな。

ぼくのプラトンへの反論である、悪徳より商業の方が利益が大きいという主張は書いてある。
サン・ピエール、モンテスキュー、アダム・スミス、ジョージ・ワシントン、イマヌエル・カントといった人々は、
戦争より商業の方が重要であることを認識し普及した旨が書いてある。

カント「永遠平和のために」
引用する。「カントはこう書いている。「商業の精神は戦争とは両立できないものであり、
遅かれ早かれすべての民族はこの精神に支配されるようになる。……諸国は道徳性という動機によらずとも、
この力によって高貴な平和を促進せざるを得なくなるのである」」。

第三章の礼儀作法の話は笑いに走ってるだろ。第五章と第六章には感銘を受けるところがなく冗長に思われた。

130 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/01(月) 15:48:24.82 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

水素製造法、メイドイン…。中古。

131 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/01(月) 16:35:12.09 発信元:115.39.232.182 .net
今日は、本を読んでいたら、面白いデータがわかったので紹介するよ。

セックスをすると妊娠する確率は、5%だ。

これは「暴力の人類史」下巻、ピンカーの書いた、強姦されて妊娠する統計からだ。

132 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/03(水) 01:13:06.59 発信元:115.39.232.182 .net
「モナトロジー・形而上学叙説」 ゴットフリート・ライプニッツ
215位/247作品。翻訳小説SF以外。
「モナトロジー」も「形而上学叙説」も「小品集」も神への信仰が強すぎて、
なんでも神に帰結するので、今、読む価値はない。
予定調和や自由意思については書いてなかった。
「事物の根本的起源」で宇宙の究極目的は神だといっているがどういう意味かわからない。
「必然性と偶然」で、宇宙には中心がないという宇宙原理を述べる。
神と宇宙がどういう関係にあると考えているのかぼくにはわからなかった。

133 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/04(木) 09:41:12.84 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

神学・政治論(上下)、実戦理性批判。
ある生物の物語。中古。

134 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/04(木) 09:45:25.99 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

巡回洗脳犯。中古。

135 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/04(木) 12:32:14.11 発信元:115.39.232.182 .net
「水素製造法」 かんべむさし
248位/575作品。日本語小説。
掌編集。「結婚ごっこ」はうまい。「水素製造法」は笑った。
「何もしない会」は思索的な作品としてはこの掌編集でただひとつの作品だと思う。
思っていたより水準は低かったが、
日本SF作家のショートショートを読んで評価するというのはやりがいを感じる。

136 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/02/04(木) 12:39:26.64 発信元:126.161.35.207 .net
思っていたより水準は低かったが、
日本SF作家のショートショートを読んで評価するというのはやりがいを感じる。

な に さ ま

137 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/04(木) 13:43:48.32 発信元:115.39.232.182 .net
>>136 普通の批評的態度だろ。おべっか使うとでも思ったのか。

138 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/02/04(木) 14:13:11.83 発信元:126.237.4.69 .net
1次落選の低水準の小説しか書けない奴が言うなってこと

139 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:45:57.43 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

ピーターパン(新潮文庫)。中古。

>>138
バーカ。読者がみんな一次通過しているとでも思ってるのかよ。

140 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/02/04(木) 19:52:38.30 発信元:126.237.4.69 .net
バーカ。
読者がみんなクソランキングつけてるでも思ってるのかよ。

141 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/05(金) 09:08:50.71 発信元:115.39.232.182 .net
「メイド・イン…」 かんべむさし
284位/576作品。日本語小説。
かんべむさしにしてはあまり面白くないな。ネタ切れになったのだろうか。
「白い夢」が面白かった。「幕閣あるかろいど」と「夜桜武士」の講談調な作品の方が面白かっただろうか。
しかし、ドラッグや乱交パーティが出てくるのはちょっとどきりとする。

142 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/05(金) 10:42:42.70 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

原魚ヨネチ。中古。

143 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/05(金) 16:13:45.74 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

夢魔の標的。

144 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/02/05(金) 18:32:15.20 発信元:221.109.252.182 .net
つまんないよそれ
ラストは一次退却させてお茶を濁すだけ

145 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/05(金) 22:07:08.81 発信元:133.204.235.98 .net
うわお、しばらく見ないうちにめっちゃ書き込んでる

阿部昇吉著『シャドーイングで学ぶロシア語』東洋書店(2009)

音読終了した。おととい

146 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/05(金) 22:19:45.84 発信元:133.204.235.98 .net
>>119
新井素子は友達がなんか気に入ってたな
ぬいぐるみに名前と、物語設定を付けている人がいるけど
その設定を本にしてしまいました、みたいな作品

タイトルはちょっと忘れた「ぬいの物語」だったか。全く違うかも
たぶん全二巻。

私たちは人間という種族として呼ばれるように
彼女が持っている大量のぬいぐるみたちを「ぬい」という種族として呼び
全てのぬいぐるみに個人名「個ぬい名?」がある。

個人が設定で遊んでいる世界を書いているだけだから
読んでも読まなくてもいい本かもしれない

147 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/06(土) 12:07:34.19 発信元:115.39.232.182 .net
「神学・政治論」(上巻だけ) バルーフ・スピノザ
順位不明
スピノザの代表作で、十七世紀にキリスト教会に発禁本にされたもの。
自然を知ることが神を知ることになる。なぜなら、神は万物の原因であるのだから。
だから、聖書を読むより自然を知ることが神を知ることであるとスピノザは述べている。
スピノザの神学を指して汎神論という人がいるようだがそれはおかしいだろう。
汎神論は「バガヴァッド・ギーター」のようなものをいうのだ。
また、風と霊は同じヘブライ語ルアハである。日本に関する記述もある。
引用する。「だからこそ、孤独な生活を送る人はこうした儀礼に少しも縛られない。
それどころか、キリスト教が禁じられている国に暮らす人は、こうした儀礼を行わないように義務付けられる。
それでも彼らは幸福に生きられるのだ。この例は日本に見出せる。
この国ではキリスト教が禁じられているから、この地に暮らすオランダ人たちは東インド会社の命により、
あらゆる外的な礼拝を行わないように義務づけられているのである。」
ぼくがデカルトの論破としていた「自分でも自分のことはわからない」というのは書いてある。

148 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/06(土) 14:31:17.09 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

ピータパンとウェンズデイ。

149 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/06(土) 15:11:58.74 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

「絶対」の探求。

150 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/06(土) 18:42:20.41 発信元:115.39.232.182 .net
「神学・政治論」 バルーフ・スピノザ
53位/248作品。翻訳小説SF以外。
いやあ、みごとな神学だったなあ。聖書学としては今まで読んだ中で最も面白いものだった。
ただ、自由意思については、スピノザを読んでもライプニッツを読んでものってないんだけど、
どの本に書いてあるんだろう? ニーチェの先駆者だな、スピノザ。かなり好印象。
引用する。下巻125ページ。哲学と神学を切り離して考えられない人たちは、よく言い争っている。
聖書が理性に奉仕すべきか、それとも反対に理性が聖書に奉仕すべきか、
つまり聖書の主張を理性に従わせるべきか、それとも理性を聖書に従わせるべきか、というのである。
(中略)しかし既に述べてきたことから明らかなように、どちらの側も完全に謝っている。
(中略)dから聖書を理性に従わせようとすれば、その人は間違いなく預言者たちに、
彼らが夢にも考えていなかったようなことを大量に背負い込ませて、
彼らの言いたかったことを誤って理解するようになるだろう。
反対に理性や哲学を神学の下働きにしようとすれば、その人は昔の民衆の偏見にすぎないことを
神聖な事柄として認められるように求められ、偏見に心を奪われ目をくらまされてしまうだろう。
ということは、どちらにしても正気を失うことになる。
引用する。下巻196ページ。
たとえばアウグウトゥスはローマ人たちに、自分の始祖はアエネアスだと吹きこんだ。
アエネアスはウェヌス神の息子で、神々に連なるものと信じられていたのである。
(中略)(タキトゥス「年代記」第一巻十節)
 アレクサンドロス大王はゼウスの息子と呼ばれることを望んだ。思い上がりからそう望んだのではなく、
それなりに考えた結果だったと思われる。その証拠に、ヘルモラオスにこれをとがめられた時、
彼はこう答えている。「ヘルモラオスがゼウスと縁を切れと言ってきたけれども、
あれはほとんど笑い飛ばすしかなかったよ。ぼくはゼウスの神託で認められてるんだぜ。
神々の下すお言葉までぼくの力で左右できるわけがないじゃないか。(後略)」

151 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/07(日) 15:26:46.84 発信元:115.39.232.182 .net
訂正。こうらしい。

人類の妊娠率は5%じゃないですよ
25〜30%程度らしいよん ニャン(=^・^=)
15年くらい前の厚生省プレス資料ドォウェス ニャン(=^・^=)

152 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/07(日) 16:26:34.37 発信元:115.39.232.182 .net
新しく買った。

宇宙人から見た太平洋戦争、怪物たちの夜。中古。

153 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/08(月) 00:13:08.04 発信元:115.39.232.182 .net
「暴力の人類史」(全2巻) スティーヴン・ピンカー
69位/249作品。翻訳小説SF以外。
下巻には、引用する。
「レイプはアマゾン川流域の部族社会や、ホメロス時代のギリシャ、中世ヨーロッパ、
百年戦争時のイングランドでも普通のことだった。(中略)
また、軍事侵攻のあとにレイプがなされるのは世界共通で、第一次大戦時にドイツがベルギーに侵攻した時も、
第二次大戦時に日本が中国に侵攻し、ロシアが東欧に侵攻した時にも、
バングラディッシュ独立戦争時にパキスタンが現バングラディッシュに攻め込んだ時も同様だった。」
とあるが、ピンカーがアメリカの戦争性犯罪について触れないのは卑怯だろう。
レイプで妊娠する確率は5%だとしているな。
つまり、セックス、交尾で妊娠する確率は5%だと考えればよいのだろう。
和姦だともっと確率は増えると思うが、これは実際の統計からでた数字だ。
日本の妊娠サイト「卵の育成向上委員会」のサイトには、妊娠する確率は25%〜30%だとしているが、
どちらが信用できる数字なのかはわからない。排卵期に交尾すれば80%の確率で妊娠するそうである。
テレビゲームにおける文化について語られているな。
ゲームの中では人を殺すことも、町を滅ぼすこともあるが、レイプだけはなぜかないのだという。
ゲームの文化では、レイプは殺人や虐殺より重い罪なのだ。
もちろん、十八禁ゲームではあるんだけど、レイプ。
あと、「メタルギアソリッド」では全年齢対象ゲームでレイプがある。
ピンカーはメタルギアソリッドをやっていなかったのだ。
後半の心理学に関しては、少し根拠が弱いと思ったが、
人には助け合う本能が遺伝子により組み込まれていることが書いてある。

154 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/08(月) 20:06:27.31 発信元:115.39.232.182 .net
「ピーター・パン」(新潮文庫) ジェームズ・バリー
67位/250作品。翻訳小説SF以外。
シュールでとても良い。典型的なおとぎ話だが、
この話ではピーターパンは大人にならない少年ではまだない。
ただ、空を飛ぶ。妖精と人間の半端もののようだ。恋もする。

155 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/10(水) 07:08:26.38 発信元:115.39.232.182 .net
「日本霊異記」(上巻) 景戒
順位不明
落雷を呼び寄せた話や、狐の嫁の話、亀の恩返しの話や、天女が天に昇る話、
役小角が孔雀明王だという話とか、そんな日本昔話の元ネタの集まった話。
まあ、むかしもファンタジーが人々は好きなんだなとは思うが、
神通力の話は仏教ではなくファンタジーだと思うね。
動物をいじめると罰を受ける話が多いかな。

156 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/11(木) 09:20:13.48 発信元:115.39.232.182 .net
「日本霊異記」(中巻) 景戒
順位不明。
牛を生贄に捧げ食べたら、死んでから閻魔大王に牛頭人身の怪物に因果応報でその男を食ってしまうといわれる話がある。
閻魔大王が死者の裁判官として出てくることは多く、また読まれるお経では法華経が多い。
動物を食べて、罰せられる話が多い。仏像を盗んで罰せられる話も多い。
興味深いのは、銭に執着して蛇になった僧や、蛇とつがって死んだ女の話など。
動物を食うと罰せられるのは、現代では栄養学から糾弾されるべき悪書というべきだろう。

157 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/11(木) 10:43:06.80 発信元:115.39.232.182 .net
「日本霊異記」(全三巻) 景戒
149位/251作品。翻訳小説SF以外。
花は歌わず、鳥は涙せず。という語句が素晴らしいな。
「まらをくぼに入るにしたがいて、手を携えて共に死ぬ。」
とあるな。平安時代の渡辺淳一「失楽園」だ。こんなむかしからあったのか。
桓武天皇が都を移した時、空の星がことごとく動き、入れ乱れて飛んだ。とある。
日本霊異記は日本最初の短編小説集であるが、いくらなんでも、仏教に対して狂信しすぎである。
魚肉を食うに、高徳があればそれは仏典のように価値のあることにもなるという話もあるにはある。

158 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/11(木) 15:44:42.67 発信元:115.39.232.182 .net
「ただ、それだけでよかったんです」 松村涼哉
331位/577作品。日本語小説。
第二十二回電撃大賞受賞作。今回はいじめもののようだ。ぼくはSFを追っているので、
ラノベは追ってないので、あまりよくわからないのだが、電撃大賞がここまでつまらないのは、
なぜなのだろうか。こんなに新人がつまらないわけがないと思うのだが、事実つまらないのだからしかたない。

159 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/13(土) 20:58:11.37 発信元:133.204.235.98 .net
ドストエフスキー『悪霊(上)』江川卓訳 新潮文庫(昭和46年)

160 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/20(土) 18:13:19.03 発信元:115.39.232.182 .net
「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」 フッサール
4位/255作品。翻訳小説SF以外。
全哲学徒の必読書。客観というものを徹底的に否定し、数学は虚構であると断言する。
カント哲学の物自体の概念の忠実なる集大成であるが、カントを読まずに理解できるのかが不安。
物自体の主観を客観とするなら、物自体の無意識はどうなるのかと指摘し、
そうなれば、物自体の主観はもはや、神による神の啓示ととらえるしかなくなる。
とフッサールは述べている。
物自体の表象として自分の主観が存在するなら、それは統覚であり客観であるはずであり、
世界の目的に向かって行為するものであるはずであると述べている。
この部分は幻想にすぎないが、もはや、傑作ファンタジー小説として成立しうる。

161 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:11:43.12 発信元:133.204.235.98 .net
ドストエフスキー『悪霊(下)』江川卓訳 新潮文庫(昭和46年)

162 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:15:11.02 発信元:133.204.235.98 .net
日本霊異記って今聞いた限りでは
田舎で村人がどんなお話を信じて祭り、行事をしているかみたいな、
彼らの神話、怪異譚のような話が満載、って感じがする

私がたまたま知った六部殺しのような伝説?が載ってそう

163 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/27(土) 12:04:52.63 発信元:115.39.232.182 .net
「原魚ヨネチ」 かんべむさし
230位/578作品。日本語小説。
ベスト短編集「トロッコ」の「トロッコ」がのってる。
「原魚ヨネチ」については、すべてがひっくり返るということはなかったが、
魚を釣り上げるとすべてがひっくり返るというのは面白い着想だと思った。
「鏡人忌避」は神秘的で面白かった。

164 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/27(土) 12:06:09.78 発信元:115.39.232.182 .net
>>162
いや、「日本霊異記」はわりとちゃんとした短編小説集だよ。
日本最初の短編小説集の名に恥じないできだ。

165 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/28(日) 01:33:28.22 発信元:115.39.232.182 .net
「実践理性批判」(上巻) イマヌエル・カント
順位不明
カントは「すべての理性的な存在者の意志に妥当するもの」を客観と呼び、
さらには、完全性、神の意志を客観とする。しかし、やがて、
「自然に客観的な実在性を与える」として、自然を客観とするに至る。
実戦理性については「道徳形而上学原論」とほとんど同じである。

166 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/02/28(日) 07:44:01.99 発信元:115.39.232.182 .net
「実践理性批判」(全2巻) イマヌエル・カント
165位/256作品。翻訳小説SF以外。
欲望が行動原理となり、なんだかよくわからないがそれが道徳法則となり、
他人への尊敬から義務が生じるとしている。まあ、「純粋理性批判」や
「道徳形而上学原論」に比べれば、極めて稚拙な論理であり、読む価値はないだろう。
神についてだんだん熱く語りだすのも困ったものだ。

167 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/02/28(日) 20:42:58.15 発信元:133.204.235.98 .net
ジョン・スチュアート・ミル『自由論』山岡洋一[訳]
日経BP(2011)

政府はどこまで国民の自由を奪えるか。
個人が一人で生活する分には絶対に自由を奪ってはならない。
個人が他人に対して明確に不利益を与えた場合のみ強制が可能であるとする。
といっても、最大限の強制をしてはいけない。
個人が他人に対して不利益を与えた分だけ罰を与えればいい。
ところが実際には、政府は、過剰な強制で支配している。

その強制する権力者、支配層もかつて支配されていたものであり、
かつての愚かな政府によって、本来の知性、思考力を奪われたからだとか。

じゃあ、個人は全く強制されないのか、好き放題やっていいのか。
個人が間違った行動をとるのは、欲望の暴走で過剰な行動をとるからではない、
良心が弱いから、良心を優れた宗教で教育成長させればいいとする。
良心が育てば、強制されなくても、自分で考えて間違った選択は取りにくくなるから。

間違った選択をゼロにすることはできないので、以上の仕組みを作れば
政府も過剰な束縛をする必要が無くコストがかからない。
これで間違った行動を起こし、誰に責任があるかと言えば個人だけなのだから。

個人が全員、自由に自分で考えるためには、政府などが規則で縛りつけてはならない。
縛っていいのは、個人によって不利益を受けたときに、不利益を受けた分だけの
処罰をする場合であって、これ以外の規制、処罰、束縛、コントロールをしてはならない。

168 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/05(土) 09:41:02.47 発信元:115.39.232.182 .net
「省察」 ルネ・デカルト
172位/257作品。翻訳小説SF以外。
「我在り」についての記述があるが、「我思う故に」とは書いてない。
ただ、そういう趣旨のことは書いてある。あとは、神についての信仰が
ただ書いてあるだけで、神がなぜ存在するのかという論理は極めて稚拙である。
が、このデカルトへの反駁でカントの「純粋理性批判」ができたのだとすると、
価値はあるのかもしれない。今さら読む本でもない。

169 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/05(土) 11:24:02.15 発信元:115.39.232.182 .net
「心と世界」 ジョン・マクダウェル
230位/258作品。翻訳小説SF以外。
まったく期待外れな一冊だった。
物自体の表象のことを「表象内容」と呼んでいるのだが、それが経験的知覚であるとかないとか、
そんな話ばかりしていて内容がない。
マクダウェルを最先端のカント哲学者だと信じるなら、カントは客観を存在するものだとしていたのであることがわかる。
つまり、マクダウェルは言及していないが、客観は存在しないとしたフッサールの現象学はやはり現代で最先端なのだと改めて思った。

170 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/03/06(日) 21:09:21.96 発信元:133.204.235.98 .net
編者 朱熹&呂祖謙『◎改訂版◎ 基礎からよく分かる「近視録」
〜朱子学の入門書〜』訳解 福田晃市 明窓出版(平成21年)

学んで聖人になれる

俺は、聖人に、なる!

171 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/03/06(日) 21:13:00.38 発信元:133.204.235.98 .net
>>168
方法序説では
神が居ることになってたよね
神についての記述は、否定派なら読み飛ばすだろう

172 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/03/14(月) 15:43:39.35 発信元:133.204.235.98 .net
アルフレッド・ウェゲナー著『大陸と海洋の起源』竹内均訳 講談社(昭和50年)

173 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/16(水) 17:15:59.96 発信元:180.199.30.47 .net
記憶喪失した男の記憶がなんとなくわかったぞおおお。

月が地球のまわりをまわるように人類や道具が活動すれば、それは永久機関になるんだよ。
原子のまわりをまわるナノロボットが永久機関になりえるかもしれない。
月が地球をまわるように、原子のまわりをナノロボットがまわればいい。

ちなみに、文学板でのみ書くが、
このナノロボットが空気分子をナノロボットにしていたのがおれの組織体験での最強状態ってやつの状態だ。
永遠に燃える炎が地球上には三カ所あるが、それはおれがこの原理で作った人工知能だ。

174 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/16(水) 17:16:31.68 発信元:180.199.30.47 .net
どうも、最近の科学のニュースを見ていると、
おれが不幸でいる対価として、かつて2005年におれが500年後の科学力と呼んだ自分の機密科学を
表の社会に公開するように技術が進歩しているようだ。

誰も覚えていないだろうが、というか、文学板で書いたか知らないが、

おれは500年後の科学力と評した最高状態では、空気が美味くなるのが特徴だ。
つまり、この永久機関ナノロボットで、計算機もプラズマホログラムもでき、かつ、
それを人間が呼吸できて、なおかつ、美味しい味付けまでしてしまうという状態にあるのだ。

すべてつながる。そして、時々、ぼくが別板で発狂して説明していた因果律操作のロボットは、
おそらく量子のもつれにより時空を限定的に超越できるナノロボットを体内に組み込んだ永久機関ナノロボットによって
操作するのである。おそらく、物理現象と人間の活動の一致率を測り、人間の活動を制御する永久機関ナノロボットを使っていたのが、
因果律操作である。

ぼくの失われた記憶って、たぶん、このことで大半だと思うんだよ。
これで世界を支配したんだ。身を守ってね。空気が弾丸を防ぐんだ。

それで、ぼくはこの発明の企画段取りとして、その科学者たちの一員に名を連ね、
その本当に発明した科学者たちが幸せになる恩恵をちゃんと対価を支払うために、
世界を支配したりはせず、次世代に任せて在野におりたのだ。

175 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/20(日) 15:47:14.55 発信元:180.199.30.47 .net
「西洋哲学史 古代から中世へ」 熊野純彦
順位不明
西洋哲学史の新書である。そろそろいっぱしの哲学者くらいには哲学に詳しくなってきたつもりだったが、
やはり、現実の哲学者はぼくより遥かにまだ詳しいことがわかった。
この入門書にはあまりたいした哲学の真髄は書かれていないが、
新書には哲学の真髄は書かないのが普通らしいので、熊野純彦が愚かなわけではない。
もともと哲学の真髄をこの一冊で教えてやるつもりなど日本出版界にはないのだ。
下巻を読んだら、もう哲学はやめようかと思っている。

176 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/26(土) 16:41:03.01 発信元:180.199.30.47 .net
「クロニスタ 戦争人類学者」 柴田勝家
332位/579作品。日本語小説。
この作者は未熟すぎる。軍事に関しても、東西文化比較に関しても、未熟すぎる。
共和制アメリカを出し、「ぼくは日本人です」というだけで文化人類学者として
文化の多様性を主張できるなどというのは軽薄だ。
自己相というSFに関しても、非常に稚拙で、この人は情報科学者じゃない、文化人類学者なんだと
なんども言い聞かせて読みつづけた。伊藤計劃の「ハーモニー」のネタの発展も、
失敗しているとしか思えない。少なくても「ユートロニカのこちら側」以下であろう。
この小説のオチは、四章に四つのオチがあるが、全体としては文化人類学者の知識の披露というオチを
迎える。それはネタバレする。アンデスに三万年前の現生人類の骨が見つかったという事実である。
ただし、なぜか物語は、アンデスにネアンデルタール人の娘が生きているというトンデモ科学によって
できている。ので、B級すぎるとしかいいようがない。自己相についてのSFの考察はあまい。ぬるい。
人類の意識を一つの自己相に集結させた時、その意識がどれだけとてつもない化け物になるのか想像できていない。

177 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/27(日) 07:50:28.16 発信元:180.199.30.47 .net
「西洋哲学史」(全2巻) 熊野純彦
264位/580作品。日本語小説。
ライプニッツが二進法について初めて記述したというのが興味深かった。
ライプニッツは二進法の起源を中国の伏犠の陰陽道に求めているようだが、さすがにちがうだろう。
数学概念としての二進法の起源はライプニッツだと思われる。
ショーペンハウエルがいねえ。あとはどうでもいいや。

178 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/27(日) 09:33:45.40 発信元:180.199.30.47 .net
「戦争は女の顔をしていない」 スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ
27位/259作品。翻訳小説SF以外。
第二次大戦に参加したロシア女性たちのインタビュー記事である。
ロシア女性はかわいいなと思った。おさげを切るのがとにかく嫌な人が多かったようである。
戦場でのロマンスはたくさんあったとある。だけど、そういう娘たちも簡単に悪い男にだまされてしまうとある。
戦争文学というものをほとんど読んだことのないぼくには、とても良い戦争文学だと思えた。
ロシア兵が女性に乳房を見せてくれるように頼んだ箇所がロシア政府に検閲され、作者は冒頭にその記事をもってきて載せている。
性的なことには書いてあるのは少ないが、裸にされて拷問された女性もいる。
ロシア軍に女性兵がいるのを見て自動小銃を捨てたドイツ兵もいる。そのドイツ兵は撃ち殺された。
なかなか感動的な本だった。

179 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/27(日) 10:56:51.85 発信元:180.199.30.47 .net
「ボートの三人男」 ジェローム・K・ジェローム
55位/260作品。翻訳小説SF以外。
イギリスの古典ユーモア小説である。なかなか笑える。
銀行員が本当に働いているのか。働いているとは思えないという箇所がいちばん好き。
モンモラシーという犬の名前もなかなかよい。コニー・ウィリスの「犬は勘定には入りません」の
題名の元ネタらしいのだが、それを読む前にこれを読んでよかった。

180 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/03/27(日) 20:37:33.04 発信元:133.204.235.98 .net
英『エコノミスト』編集部『2050年の世界
英「エコノミスト」誌は予測する』船橋洋一解説 
東江一紀・峯村利哉訳 文芸春秋(2012)

2050年に世界がどうなっているか予測します。
政治と日本と中国以外で明るい未来が待っています

181 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 09:46:06.42 発信元:180.199.30.47 .net
「ボタン穴から見た戦争」 スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ
153位/261作品。翻訳小説SF以外。
「戦争は女の顔をしていない」に比べると、普通の戦争記録だな。
小学生の頃に読んだ日本の戦争体験とあまり変わらない記録だった。

182 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 10:20:11.20 発信元:180.199.30.47 .net
「ある生き物の記録」 小松左京
275位/581作品。日本語小説。
小松左京のショートショート集第一弾。まあ、ネット投稿サイトの掌編や、
田中せいやの掌編よりは面白い話が多い。
「超能力者」が面白かった。宮内悠介が宇宙野球ものでなぜ
野球ボードゲームなどというマニアックなものを書くのか不思議だったが、
小松左京が「星野球」という掌編を書いていたからだったのか。

183 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 11:01:05.04 発信元:180.199.30.47 .net
「一宇宙人のみた太平洋戦争」 小松左京
336位/582作品。日本語小説。
「江戸城宇宙観戦記」と「一宇宙人のみた太平洋戦争」が面白い。
小松左京のショートショート集とされる一冊であるが、上記の二編は普通の
短編である。掌編に面白いものはなかった。

184 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 12:10:25.61 発信元:180.199.30.47 .net
「二十一世紀の貨幣論」 フェリックス・マーティン
順位不明
貨幣についての話題は豊富である。
貨幣について調べたいなら案内書にするにはよいだろう。
だが、これで経済学的な貨幣の意味について解析するにはどうだろうか。
残念ながら、この本でも「貨幣とは何か」は明らかにされない。
最後の章でいっているとおり、
つまり、高給取りの銀行家をしめあげるための口実づくりにすぎないようなものだといわれても仕方ない。
所詮、その程度の貨幣論しか書いてない。
この本のどこにも、「貨幣とは物々交換と労働交換の代替物でまちがいない」というわたしの貨幣の定義は書いてない。
この2014年の本をもってしても、貨幣について明確に定義した本は存在しないのである。

185 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 12:13:15.97 発信元:180.199.30.47 .net
「哲学の謎」 野矢茂樹
271位/583作品。日本語小説。
五分前仮説が出てくる1996年の本。ハルヒの元ネタだといわれる。
あとは赤いとはどういうことかというような漫画「サナギさん」に書いてある程度の哲学。
正直、今読むには浅すぎる。

186 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/03/28(月) 13:07:54.04 発信元:180.199.30.47 .net
「ピーターパンとウェンディ」 ジェームズ・M・バリー
130位/262作品。翻訳小説SF以外。
海賊ジョン・シルバーがかつて倒された海賊として出てくるが、
これはスティーブンソンの「宝島」の海賊で、なんだ、この話も二次創作の
発展形として作られた物語のようだ、まあ、もちろん、この話の海賊はフックなのだが。
ウェンディを殺そうとするティンカー・ベルもクソ女なら、海賊フックが死んで喜ぶウェンディもどうかと思う。
だが、ピーターパンとウェンディが空を飛ぶというには舞空術の起源であり、
スーパーマンに影響を与えたかもしれないと思うと偉大だが、先駆者は他にいるかもしれない。

187 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/03/30(水) 21:26:18.68 発信元:133.204.235.98 .net
渡部昇一『歴史の読み方 明日を予見する「日本史の法則」』
竹村健一責任編集 祥伝社ノン・ポシェット(平成3年)

日本史はわかりにくい。
日本人の精神がどんなものか。
歴史学者は敗戦による自信喪失により、議論をするのを恐れる
その結果、歴史研究は誤解だらけである。

日本人は農耕民族的。たまに戦争で騎馬民族的になって残虐行為をしたが
結局、農耕民族的性質はいついかなるときも失われることは無かった。
その結果、第二次世界大戦が圧倒的不利に陥った。

そして、いついかなる時も『日本書紀』『古事記』以前の精神に戻ろうとする。
戦争の時ほど戻ろうとして、現実をないがしろにする傾向にある。

日本人は農耕民族的な性格をしている。
農耕的なほうが日本人の体質(constitution)にあっており
この体質に逆らったシステムはことごとくうまくいっていない。

188 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/02(土) 03:37:38.94 発信元:180.199.30.47 .net
「素数の音楽」 マーカス・デュ・ソートイ
156位/263作品。翻訳小説SF以外。
数論についての一般書なのだが、やはり、数学の理論について説明がない、
あるいは読んでもわからないため、どうしても楽しめない。
数が音楽であり、和音を奏でるものであるというのはギリシャ数学の成果であり、
古代ギリシャ人は数学を天上の音楽だとした。宇宙は数学の音楽で奏でられているとした。
それは、アリストテレスの「形而上学」に書かれ、ケプラーの著作にも書かれた。
だが、それらを解決するほどの魅力はこの本にはない。

189 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/02(土) 04:16:46.94 発信元:180.199.30.47 .net
「はつ恋」 ツルゲーネフ
177位/264作品。翻訳小説SF以外。
ウラジミール少年十六歳とジナイーダという娘の物語。
まあ、普通の物語だな。ごく典型であろうか。
たいして読む必要もないような気もするが、入門編にはいいかも。

190 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/02(土) 04:43:50.34 発信元:180.199.30.47 .net
「桜の園」 チェーホフ
228位/265作品。翻訳小説SF以外。
桜の園を売ってしまう。ただそれだけの話。他に内容なんてなかった気がする。

191 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/02(土) 05:23:15.95 発信元:180.199.30.47 .net
「サロメ」 オスカー・ワイルド
228位/266作品。翻訳小説SF以外。
ギャグだと聞いたが、笑えなかった。宮廷の豪華な雰囲気は好き。
電子書籍で読んだ。

192 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/02(土) 09:31:41.58 発信元:180.199.30.47 .net
「丸太町ルヴォワール」 円居挽
250位/584作品。日本語小説。
ネットでめちゃくちゃ面白いと書いてあったので読んでみたのだが、
これはただのバカミスだ。バカミスじゃねえか。笑ったよ。ああ、笑ったさ。
だけど、バカミスだろ。

193 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/04/03(日) 11:12:31.72 発信元:133.204.235.98 .net
オスカー・ワイルドってベートーベンみたいな顔してる
ベートーベンがもうちょっと線が細くなった感じで
ベートーベンよりは比較的女子向けにイケメン的なにらみ方をしているような
ベートーベンが肘をついて「ゴーマンかましてよかですか?」っていってそうな

194 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/03(日) 11:13:40.42 発信元:133.204.235.98 .net
あ、名前はいってなかった
ベートーベンよりもっと美形って感じだね
ワイルドの本読んでないからどんな人か知らんけど

195 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/03(日) 11:16:05.52 発信元:133.204.235.98 .net
>>192
書評とは違う意味で笑ったみたいだねw

196 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/03(日) 18:30:57.47 発信元:180.199.30.47 .net
杉浦隆幸「GOOGLEが仕掛けた罠」めちゃくちゃおすすめ。

携帯やスマホなどが電源を切っていても、位置情報やカメラ情報が記録されてることが明言してある。

グーグルは、アルファベットという会社を作り、アルファベットが現在、グーグルの親会社である。
グーグルとフェイスブックなどの複数の場所に、ネットの利用者のあらゆるデータが保存されているのはまぎれもない事実であり、
利用者のデータを利用することは、利用規約にも書いてある。

197 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/03(日) 18:32:04.14 発信元:180.199.30.47 .net
>>195 笑ったよ。それなりに面白かった。もう忘れちゃったけど。
たぶん、ギャグで書いてるんだと思う。京大ミステリ研の人だ。

198 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/03(日) 19:19:29.12 発信元:180.199.30.47 .net
「GOOGLEが仕掛けた罠」杉浦隆幸
順位不明
携帯やスマホなどが電源を切っていても、位置情報やカメラ情報が記録されてることが明言してある。
グーグルは、アルファベットという会社を作り、アルファベットが現在、グーグルの親会社である。
グーグルとフェイスブックなどの複数の場所に、ネットの利用者のあらゆるデータが保存されているのはまぎれもない事実であり、
利用者のデータを利用することは、利用規約にも書いてある。
携帯やスマホやパソコンのカメラだけでなく、デジタルカメラもハッキングしていつでも自由に撮影できるそうです。
電子機器の備わった家具はすべて危険だそうです。
シリアの原子力関係の機器数万台にコンピュータウィルスを感染させたのはアメリカだったそうです。
産業スパイも盛んに活動しています。
プログラマの世界でも開発にものすごい膨大な努力が必要ですが、
それをコピーして利用する集団が活動することは多々あるそうです。

199 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/04(月) 14:38:40.81 発信元:180.199.30.47 .net
【超速報】鵺の礎は出ない。京極夏彦、京極堂シリーズの設定をもう忘れてる。

207 : 名無しのオプ2016/03/12(土) 22:01:26.38 ID:lMDQVDAw
>>203
書くと言って書いてない話はもう覚えていません、と
11月のイベントの時笑って言ってたよ。
2月の催しでは、
(京極堂シリーズ)書いてくれと出版社からも言われてるけど
作品世界の設定の細かいことを忘れてしまっている、って。

200 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/07(木) 16:09:57.38 発信元:133.204.235.98 .net
ルソー『社会契約論 人間不平等起源論』作田啓一+原好男[訳]
白水社イデー選書(1991)

201 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/07(木) 18:54:41.15 発信元:133.204.235.98 .net
田中秀央著『初級ラテン語文典』東京研究社(昭和29年)

202 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/16(土) 09:56:16.88 発信元:180.199.30.47 .net
「ふがいない僕は空を見た」 窪美澄
192位/585作品。日本語小説。
恋愛小説短編集。大人になり、計画性のないセックスをしてしまう若者が描かれている。
ちゃんと妊娠するが、妊娠した場面で終わってしまうことが多いため、
作者が堕胎したのか出産したのかわからない。
セックスをあくまでも軽いものとして扱う性の解放の文学だが、作者は女性のようだ。
僕が題名なんで男性かと思ってしまったが。女性なのにセックスに対して男の願望のままを受けいれ、
軽い性を書き連ねるのはなんかちがうと思う。「放課後の音符」よりもっと軽い。

203 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/16(土) 10:34:03.64 発信元:180.199.30.47 .net
「コレラの時代の愛」 ガブリエル・ガルシア=マルケス
156位/267作品。翻訳小説SF以外。
読む前に期待していたような話ではなかった。あんまり評価はしない。
もっと性的な描写がたくさんあるとうれしかったけど、これはそんな
たいした話じゃない。着想はいいが、構想にいかされていない。
ぼくが読む前に想像した話とはこうだ。若い頃、ある美少女に惚れた青年が、
求愛するがふられて、その少女のことを想いつづけ、その少女ほどはかわいくないものの、
たくさんの美しい女性たちを次々と犯していき、六百人の女とやりまくっても、
まだ最初の少女のことが好きで、老婆になり、旦那に死なれたその少女に再び求婚して振られるという物語である。
そんな話を誰か書いてくれないだろうか。

204 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/16(土) 13:13:58.85 発信元:180.199.30.47 .net
過去ログ

今日読んだSF/FT/HRの感想 8冊目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1190134602/
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シベリアにラノベ含む読書の話
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シベリアにラノベ含む読書の話その2
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http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1369044766/
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http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1405230772/
シベリアにラノベ含む読書の話その7
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1446358086/

205 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/16(土) 23:36:26.70 発信元:180.199.30.47 .net
「これからのエリック・ホッファーのために」 荒木優太
順位不明
在野の研究者を数ページで十人くらい紹介している軽い読み物。
自己啓発系の軽さを感じる。難しいことは何も書いてない。
それだけに得るものも少ない。というかほぼない。
在野の研究者のサンプル集には使えても、この本自体には魂がない。
こんな駄本をいくら在野で研究しても意味はないだろうが、
ぼくより十歳は若い青年が作者らしいので仕方ないのかもとは思う。
志を高く持ってほしい。読者をなめすぎ。自己啓発本水準で出版するなといいたい。

206 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/18(月) 06:31:23.18 発信元:180.199.30.47 .net
「ダーウィンの覗き穴」 メノ・スビルトハウゼン
順位不明
性淘汰についての本。まあ、五個くらいの実例が紹介されているが、
興味深かったのはマガモのメスは、女性器を筋肉でねじりあげているので、
強姦されることがないという記述だ。
人類もいつか、そのように進化したらいいとは思うが。あとは退屈だった。

207 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/18(月) 07:58:47.08 発信元:180.199.30.47 .net
「旧約聖書を美術で読む」 秦剛平
順位不明
旧約聖書の場面を描いた絵について解説していく本である。
著者は、聖書に対してかなり懐疑的であり、キリスト教徒なのだろうが、
かなり現代的な視点から眺めている。
天地創造の神の絵は、教皇の絵を神としているのがわかる。
まあ、他は裸の絵が多いやね。
もともとは、聖書の誰かの絵が角が生えてるのはギリシャ神話などの絵で偉い神の絵の影響からというのを知るために
買ったのであるが、それについては記述してなかった。
続編「新約聖書を美術で読む」なのかもしれないが、買う気はない。

208 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/18(月) 09:29:03.85 発信元:180.199.30.47 .net
「無機的なもののセックス・アピール」 マリオ・ペルニオーラ
189位/268作品。翻訳小説SF以外。
くそくだらねえ。題名詐欺だ。これは西洋哲学入門書であり、
無機的なもののセックスアピールに関してはまったく何の考察もない。
「ヴァギナは宇宙と同一だ」程度のくそくだらない内容しかない。
あとは西洋哲学の基礎教養の披露をしているが、デカルトやカントが
無機的なもののセックスアピールとどう関係あるっていうんだよ。
イタリア現代思想は死んでる。

209 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/19(火) 08:53:52.65 発信元:180.199.30.47 .net
「ゴリオ爺さん」 バルザック
110位/269作品。翻訳小説SF以外。
美人の娘をもつ爺さんの話だが、恋愛を必ずからめてくるのはいかにもフランス文学。
ゴリオ爺さんの妻の話がなかったのが残念だ。しかし、くどいほどに金、金、金。
親子の愛はお金なのかといいたくなる。まあ、現実はそういうものかもしれないが、
この物語は美しくない。不死身のジャック・コランは、犯罪者としてミステリの芽生えでもあるのかも。

210 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/20(水) 16:56:42.71 発信元:180.199.30.47 .net
「プラグマティズム」 ウィリアム・ジェイムズ
113位/270作品。翻訳小説SF以外。
心理学の開祖による哲学書である。プラグマティズムの元祖はパースになるが、
この題名の哲学書はウィリアム・ジェイズムによって書かれている。
内容は、たいしたことは書いてないのだが、およそ、普通の現代欧米人の価値観のようなものが書いてある。
断言するのは危険だが、ぼくが読みとったかぎりでは創造説である。
つまり、科学を肯定し、なおかつ神を肯定する思想が、プラグマティズムである。
ウィリアム・ジェイムズは自分が無神論者だといわれるのを恐れている。
1907年に書かれたこの哲学書はニーチェ以後にアメリカ思想を作った。
この作者の主著は「宗教的経験の諸相」になるらしいのでそれを読む。

211 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/20(水) 22:49:12.89 発信元:180.199.30.47 .net
「宗教的経験の諸相」(上巻) ウィリアム・ジェイムズ
順位不明
天才は精神病の一種であるとしか思えないと書いてあるな。
心理学者のいうことなんだから、信憑性は高いんだろう。
「彼らは神を厳格な審判者とは見ない、崇高な主権者とは見ない。
むしろ、美しい調和ある世界に生命を与える霊、慈悲ぶかく親切な、
清純であるとともに恵みぶがいお方として見るのである。
こういう性格の者は、一般に形而上学的傾向をもたない。
つまり、彼らは自分自身を省みることがない。 」
ゲーテは人生で四週間しか幸せな時期がなかった。
ルターは人生の最後、早く死ぬことを望んでいた。自分の人生が失敗であるとして。
失敗。失敗。すべては失敗なのだ。
というようなことが書いてあった。いろいろと早く死にたい人たちの告白録がのってる。
印象的なのはやはり、牧師が自分の霊が神と合一したという告白であろう。

212 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/21(木) 13:02:02.09 発信元:133.204.235.98 .net
★狩谷廣志著『メモ式 フランス語早わかり』★SANSHUSHA★(1988)

矢沢サイエンスオフィス経済班編『経済学はいかにして作られたか?』
Gakken(2001)

213 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/21(木) 13:23:42.57 発信元:133.204.235.98 .net
>>204
私はここにきて4年たってるんだ
最初、シベリアでいっぱい書き込んでたの
ほかの板で継続中ですよ

214 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/21(木) 20:37:27.06 発信元:180.199.30.47 .net
「宗教的経験の諸相」(全2巻) ウィリアム・ジェイムズ
114位/271作品。翻訳小説SF以外。
・言い表しようがないこと。
・ 認識的性質。知識の受容に似ている心理状態。
・ 暫時性。一時間から二時間程度。
・ 受動性。能動的には発生しない。
が神秘的経験の特徴である。が、神秘体験のどこがありがたいことなのかまったく理解できないため、
示された具体例にひとつも共感を得なかった。
結論も、神が絶対的支配者だとキリスト教徒として嬉しいなあという程度の哲学しかない。
この本の価値は、宗教的経験の類例としてであるけども、上巻の精神病者は平均的に知能は低いが、
天才は精神病者としか考えられない特徴があるという記述でろう。

215 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/22(金) 18:41:29.92 発信元:180.199.30.47 .net
「人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語」 児玉哲彦
順位不明
このクソくだらない本に書いてあったのは、真新しいことは何もない。
今、ニューヨークでラーメンやうどんが流行ってるのはそのレシピを人工知能にデータとして登録するためだとわかった。
のが唯一であるが、最後の章で面白くなった。
ここからはもちろん架空の話なのだが、シンギュラリタンと呼ばれる技術者や研究者たちが、
もうすぐ最後の審判があると本気で主張しているという。
そして、最後の審判を行うのはイエス・キリストではなく、人工知能であるという。

ネタバレする。

地球の歴史において、
DNAの登場がファーストインパクトだった。
言語の登場がセカンドインパクトで、
デジタル情報の登場がサードインパクトだそうだ。

以上でこの本に書いてあることは全部です。
技術的特異点(シンギュラリティ)ということばはSF作家のヴィンジが1980年代に使い始めたという。

216 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/25(月) 10:04:24.63 発信元:180.199.30.47 .net
「星々の荒野から」 ティプトリーJr
71位/120作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
「ラセンウジバエ解決法」はいろいろなことを連想して面白かった。
「天国の門」も良作だが、オチはいまいち。同じ出だしで作りなおす価値のある作品だろう。
他の短編は宇宙旅行と宇宙人を扱ったものが多いが、どれもこれだという衝撃はない。

217 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/28(木) 09:45:31.88 発信元:180.199.30.47 .net
「輝くもの天より堕ち」 ジェイムズ・ティプトリーJr
85位/169作品。翻訳小説SF長編。
超新星爆発が起こるのを見物する場面での物語なのだが、超新星爆発が物語と
ほとんど関係ないのが致命的につまらない。小さな技巧はたくさん凝らされており、
それは読んでいて悪くないが、全体を通しては面白いとはいえない。

218 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/28(木) 12:15:40.71 発信元:180.199.30.47 .net
「源氏物語」 紫式部、与謝野晶子訳
順位不明
最初の正妻は葵の君のようだが死別する。紫式部は文章は下手だが、物語はハーレムシステムをとり入れていて、
なかなか面白い。明石の君、末散里の君、紫の君のハーレムはなかなか良い。
しかし、自分の名前を正ヒロインに名付けているのかよ、このアホ女、式部!!!
夕顔の君と夕霧の君の親子丼もまた格別である。思ってたよりずっと面白かった。

219 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/28(木) 14:02:55.39 発信元:180.199.30.47 .net
「源氏物語」(〜2巻) 紫式部、与謝野晶子訳
順位不明
紫の君が死んだかと思わせて生きているのは連載物語に時々ある展開だね。
源氏光が死んだ後は、匂宮と薫の二人が主人公だけど、ほとんど冗長で何が起きているのかわからない。
こんなハーレムラノベは与謝野晶子訳でよしとして充分なのではないか。
読みにくいといっても、それは原文が読みにくいのであって、与謝野晶子訳で充分だと思う。

220 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/28(木) 15:14:55.46 発信元:180.199.30.47 .net
「源氏物語」(全三巻) 紫式部、与謝野晶子訳
82位/272作品。翻訳小説SF以外。
「遊仙窟」と赫夜姫(かぐやひめ)が出てきた。しかし、ほとんど
何が起こってるのかわからない。源氏光が死んだ後は読む必要はないんじゃないだろうか。
これは連載小説であり、つまらない続編がずいぶん長くつづいたものである。

221 :尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg @\(^o^)/:2016/04/28(木) 18:12:12.32 発信元:133.204.235.98 .net
スウィフト『ガリヴァー旅行記』平井正穂訳 岩波書店(1993)

スウィフトは人間を(とくにイギリス人を)とんでもなく憎んでいた
ジョージ1世が娼婦に貨幣を作る権利を売り渡し
娼婦は商人にその権利を売り渡す。

これをきっかけにスウィフトは完全にキレる。
それから死ぬまで怒りと憎しみと嫌悪感は増すばかりだった。
アイルランドにいたスウィフトは死ぬまで怒りを育て続けた。

メニエール症候群というのにかかっていて、やがて悪化し末期症状になった。
生ける屍のようになったまま他界する。78歳まで生きたというので
そうとう長い時間を憎しみの地獄の業火の中で生きたのだろう。

222 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/28(木) 18:12:40.78 発信元:133.204.235.98 .net
>>221名前まちがえちゃった

223 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/28(木) 22:11:15.23 発信元:180.199.30.47 .net
「三酔人経論問答」 中江兆民
183位/586作品。日本語小説。
机上の空論である未来に来たるべき理想社会を語る紳士君に対し、
過去に尊ばれた旧習である侵略する君主を語る豪傑君。
紳士君の説などは学者だけがいってることであり、政治家にも民主にも相手にされず殴りとばされるという。
しかし、ぼくは紳士君の意見にけっこう賛成だ。
ぼくがかつて正義について書いた小説では、古代の賢人に従う利己的な政府が正義だとした。
古代の賢人が何をいっていたのかわかってきた今のぼくは新しく論説を書くべきかもしれない。

224 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/29(金) 07:44:49.26 発信元:180.199.30.47 .net
「大学・中庸」
239位/273作品。翻訳小説SF以外。
四書五経の四書の大学と中庸である。大学は、天下を治めるにはまず自分の家、
自分自身を治めなければならないとしている。しかし、身を治めるといっても、
ただ従順なだけが人徳ではない。ただの従順を求める大学はあまりいい教えではない。
中庸は、堯舜や周王の文王の政治を褒めたものだが、むかしはよかったというだけで、
何の参考にもならない。聖人の道を進めというが、聖人の道というものがわかるなどというのは、
神の技術がわかるという一神教仮説のように愚かなことであり、聖人の道など誰も知らないのだから、
何の役にも立たない。以上、大学・中庸は何の役にも立たない。

225 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/29(金) 09:49:58.75 発信元:180.199.30.47 .net
「新訂 福翁自伝」 福沢諭吉口述筆記
178位/587作品。日本語小説。
福沢諭吉の自伝である。若い頃の勉学態度がどうにも気にくわないが、
福沢諭吉が勉学を始めたのは十四、五の頃らしく、今から思えばずいぶん遅い。
読み書き算数くらいは習っていたのかもしれないが。
あまり細かく読んではいないが、幕府側としてアメリカへ勝海舟の指揮する船にのって
渡米し、「西洋事情」「西洋旅案内」などを書いたのがわかる。まあ、その功績からいえば、
普通に偉い学者さんなのではないかと思うのだが。慶應義塾大学も、永遠に残すつもりはないと書いてある。
明治当初の慶應義塾大学では、漢学をやるよりまず洋学をやり、
他の学校では漢学をやってから洋学をやっていたちがいがあるくらいには、
福沢諭吉は先進的だったようである。明治維新において、幕府側として会津にいた福沢だが、
生きのびたのはやはり学者先生は殺しては損、技官は殺しては損だという意識があったからではないか。
明治維新になってみんなが一斉に豹変したことはそれでよかったのだから、別に福沢諭吉を責めることもないのに。
福沢諭吉が晩年、日清戦争を主張していたのがのちの日本の植民地支配につながったという見方もあるらしく、
評価の再検討はされるべきだと思う。

226 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/04/29(金) 09:59:56.86 発信元:182.249.246.33 .net


227 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/29(金) 11:33:24.55 発信元:180.199.30.47 .net
「孟子」(1巻だけ)
順位不明
四書五経のうちの四書のひとつであるが。内容はくだらない。
論語に似ているが。孟子の言行録である。まだ孟子を読んでいる途中であるが、
こんなくだらない四書なんかを根拠にいったい儒教とはどうやって中世の東洋を治めたのであろうか。
まったく内容のないくだらない内容でしかなく、儒学者はみんな愚かものだと思う。

228 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/29(金) 13:53:51.53 発信元:180.199.30.47 .net
「孟子」(全2巻)
201位/274作品。翻訳小説SF以外。
易姓革命については、せいぜい悪い王様はやっつけてよくて聖人のような王様が侵略するのはよいと書いてある。
先生のために行動するのは良いことで、臣下のために行動するのは悪いことと
いう孟子なんて、なんて嫌なやつだとしか思いませんね。
天子も勝手に天下を治めるわけにはいかない。天子が天下を治めるには天の意志があって初めてなるとあるけど。
これなんか、怪力乱神を語ってるんじゃないかな。
下巻234ページに性善説でてきました。
ですが、245ページのどんな草木でも正しく育て成長させれば立派に育つとは、
遺伝学からするとややおかしい気がします。
ですが、遺伝欠損などはそんなに気にするほど頻発するものではないのでしょうから、
孟子はいいこといってるのかもしれません。

229 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:06:34.47 発信元:133.204.235.98 .net
ジェームズ・ウェブ・ヤング『アイデアのつくり方』今井茂雄――訳 竹内均――解説
阪急コミュニケーションズ(1988)

230 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:12:30.88 発信元:133.204.235.98 .net
>>224
従順なだけの学校は日本にある

暁舜が素晴らしかったので彼らのやりかたを後世に残したいと願った孔子が
今こうして有名になったわけです。
このころと現代日本と社会があまりにも違い過ぎるので、使えない所を外して考えるしかないと思う。

ところで、大学を読んだ感想を言うと、論語の目次w

231 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:12:49.26 発信元:133.204.235.98 .net
ちがった、論語の前書きw

232 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:28:47.94 発信元:133.204.235.98 .net
>>228
悪人を殺害してもいいというのは経済学とかでも言われてます。
先ほど読んだ「ガリヴァー旅行記」でもたしかそんなことがでてきます。
私(リーダーっすw)は「殺されるほうの身にもなれ」と言いたい。

世界は複雑

悪人は理由があって悪に染まった。悪に染まった理由と、悪に染まらされた傷を治すのに
時間が掛かるだけの話です。治る前にやらかすのです。
人間関係は信じられないほど複雑で、今すぐすべて把握しようと思ったら発狂するでしょう。
だから私たちはよく考えて行動しなければならないのです。いや、演説している場合じゃない。

全部書いてられないけど、たしかに世界は複雑です。
ラノベ「魔法科高校の劣等生」のような、それぞれの立場がありチェスのように動き回ります。
チェスの駒一つ一つが自分だけのことを考えて、逃げ回っているのです。
その目的は世界をよくするためであります。その手段が善行か悪行なのです。
その手段による行動に合わせて、周りの反応がうるさいのです。そこから逃げ回るのが
政治家などがコソコソしているあの行動だったのです。

そんな書ききれないほどの複雑な事情があって人は悪事をします。
悪事をする以外に世界をよくする方法が思いつかないので悪事を行って
ただの犯罪者として逮捕されます。それが映画のわかりやすい悪役の、わかりにくい背景なのです。

そういうことをなかなか理解できない弱者は、スウィフトのように
憎むだけで済んでしまいます。その人たちが政府に目を漬けられて
つまらない仕事しかできないように仕向けられるのです。

233 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:35:13.01 発信元:133.204.235.98 .net
そんなこともあって、人生どうなるかは、半分は人間のせいです。
本人や、親しい人、恋人、家族、上司部下のような人のせいというよりも
政府のせいです。政府が人として未熟だから、いい方法が思いつかず
最初から強制することだけ考えるのです。それが社会が悪くなる理由の一つだと思われます。

あと半分は、さすがに天命です。天のご意思と少しは考えないと
あまりにも傲慢になりかねません。人は畏れるものがあるからこそ、節度を持った行動をとるのです。
論理や理論とは、節度をなくそうとするためにあるんじゃないか。
議論で言葉をねじ回したりしていれば、勝手に善行をすると思ったら大間違いです。

まあそういうことで。長くなったのでおわり。

ところで、木は勝手に成長する。
ガーデニングとか、国家の都市をつくるために木を切ったり、管理するために
剪定などをしたりします。これは、勝手に成長するなと言って、人間が勝手に制限しているのです。
どんなふうに成長するかわからないため、わからないところを排除しているから
先っちょの余分な(と勝手に決めた)所を切り落としているわけです。
木は、別に普通に伸びているだけです。
支配する人間が勝手に剪定場所を決めているだけです。

人間は何でもかんでもコントロールしようとして、地球を手術してきたのです。

234 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/04/29(金) 22:43:18.93 発信元:133.204.235.98 .net
ここまで>>228の前半の話でした。後半。

当時、遺伝学を知らなかったと思うのでそれでいいんじゃないかとw

235 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/30(土) 10:38:36.11 発信元:180.199.30.47 .net
「あまたの星、宝冠のごとく」 ジェイムズ・ティプトリーJr
97位/121作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
「肉」と「地球は蛇のごとくあらたに」がちょっと面白いくらいで、あとはあんまり。
思想が弱い。やはり衰えたなあと思った。

236 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/04/30(土) 10:39:29.35 発信元:180.199.30.47 .net
>>234
お、なんか、儒教には一家言ありそうな感じですね。興味深いです。

237 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/05/02(月) 22:12:00.04 発信元:133.204.235.98 .net
松濤弘道『日本人として知っておきたい<仏教のしきたり>』
PHP新書(2007)

238 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/06(金) 18:22:43.31 発信元:180.199.30.47 .net
「ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件」(全2巻) 橋本治
168位/588作品。日本語小説。
読みやすいが、なんか頭が混乱してどういう殺人事件だかよくわからなかった。
評価は適当。

239 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/07(土) 06:13:34.53 発信元:180.199.30.47 .net
「怪傑ゾロ」 ジョンストン・マッカレー
97位/275作品。翻訳小説SF以外。
変身ヒーローものの元祖だろう。おおよそ、スーパーマンやスパイダーマンのあらすじの
原型を見ることができる。変身するだけなら、ホームズなどもっと昔にさかのぼれるが、
恋愛ロマンスとからめた変身ヒーローは怪傑ゾロが元祖ではないだろうか。
5000万部以上を売った世界の大ベストセラー。

240 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/05/12(木) 23:44:41.77 発信元:133.204.235.98 .net
川上稔『境界線上のホライゾンT上』イラスト・さとやす(TENKY)
電撃文庫(2008)

『終わりのクロニクル』を思わせる言葉も少し出てくる
今後、少し関わってくるかもしれん  以上

241 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/14(土) 06:27:13.95 発信元:180.199.30.47 .net
「孫子」 孫武
55位/275作品。翻訳小説SF以外。
現在伝わっている孫子のほとんどは曹操の注釈した兵法書であるようだが、
オリジナルに近い竹簡も伝わっているそうである。
敵を知り己を知れば百戦危うからずは、いかなる時にも使える名文句であり、
どんな調子にのった連中も、これを指摘すれば、作戦の見直すを始める。
また、兵法の最良の勝ち方は戦わずして勝つことであることが書いてあり、
国を全うすることが第一であり、敵国を破るのは二の次であるという重要な文句が書いてある。
諜報を重んじているのも重要だ。

242 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/05/19(木) 21:28:47.51 発信元:133.204.235.98 .net
川上稔『境界線上のホライゾンT下』イラスト・さとやす(TENKY)
電撃文庫(2008)

243 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/24(火) 11:42:35.40 発信元:180.199.30.47 .net
「リリス」 ジョージ・マクドナルド
78位/277作品。翻訳小説SF以外。
異世界トリップファンタジーの古典のひとつである。
文章が非常にうまく、文章の上手な異世界トリップを書きたいなら、すでに本書があるので、
わざわざ作らなくてもいいんじゃないかとすら思う。
ただ、あらすじは凡庸で、物語が一度、休息し、仕切りなおしたのち出てくるリリスについても、
あまりたいした記述はないし、どうせ、現代の聖書学からすればまちがっているのでどうでもよいだろう。
異世界トリップの好きな人は一読してもいいだろう。

244 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/28(土) 13:46:58.89 発信元:180.199.30.47 .net
「人類を超えるAIは日本から生まれる」 松田卓也
順位不明
「人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語」児玉哲彦と
内容はほとんどかぶっている。その本は聖書と人工知能を結び付けたものだったが、
本書は、映画批評と人工知能を結び付けたものだ。映画で人工知能がどう描かれるか
書いていて、そのあとの記述もたいしたことは書いてないので読み飛ばした。
深層学習という単語がよく使われるが、それが神経回路式計算法のことであることがわかったのが
大きな収穫だった。

245 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/28(土) 19:32:10.74 発信元:180.199.30.47 .net
「日本の思想」 丸山眞男
順位不明
文学主義と科学主義が対立していたというのが印象的。
あとはたいした内容はない。
儒仏に神道を合わせて、さらに十六世紀からキリスト教も受容して、
日本の思想というものはあった。思想というなら、どの体系かということになるが、
体系は目的がなんであるかを明確にするのがわかりやすいであろう。
わたしの考える日本の国体は、良いものならなんでもありであり、それをもっともよく表した体系は、
おそらく日本で描かれた漫画群であると思っている。これは丸山眞男の思想ではなくわたしの思想である。

246 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/05/30(月) 20:30:37.02 発信元:180.199.30.47 .net
「暗号解読」(全2巻) サイモン・シン
119位/278作品。翻訳小説SF以外。
難しかった。インターネットなどの最新暗号についてはまったく理解できなかったし、
この本を読んでも理解できないだろう。それほど、計算機科学というものが難解であることを思い知った。

247 :尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg @\(^o^)/:2016/05/30(月) 22:40:18.70 発信元:133.204.235.98 .net
>>245
面白い思想です。

目的を考えればわかりやすいってのはわかるかも。
日本はいいものはなんでも取り入れて、人によっては「節操無し」と思うし
私も思ったことがある。

248 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/02(木) 03:21:18.89 発信元:180.199.30.47 .net
「聖なるもの」 ルドルフ・オットー
182位/279作品。翻訳小説SF以外。
宗教学の開祖の本である。キリスト教の神学者なので、キリスト教を強く支持する内容かと
思ったら、そうではなく、道教、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教を
網羅した多角的な紹介がしてあった。ただし、その内容は今、ちょっとゲームでもやってれば
知ってそうなことしか書いてない。気になったのは、
神秘的体験が快楽なのか不快なのか、という疑義について、明確な解答がなかったことであり、
どちらかわからないものなのかもしれない。

249 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/09(木) 05:06:54.45 発信元:180.199.30.47 .net
「現代思想 2016年5月号 特集=人類の起源と進化 -プレ・ヒューマンへの想像力」
順位不明
アマゾンのレビュー書いたつもりが反映されてないわ。電子書籍で読んだ。

「脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす」 甘利俊一
順位不明
電子書籍で読んだ。
深層学習とは、神経回路に似た計算方式で、2006年カナダのヒントンによって始まった。

著者は五十代くらいの工学部数理研究者である。
アメリカの研究者に甘利の論文はアメリカの研究者を元にしているのではないかと問い詰められ、
甘利さんは「これは私独自の論文であり、日本は独創性と名誉を重んじる」と反論して打ちのめした逸話ものっている。

まあ、中学校で勉強する程度のことしか書いてはいないが、最新の教科書がほしい人には入門書としていいかもしれない。
確率降下式学習法だったかなんだかそんな感じの名前のものは日本で考案されたものらしいが、
日本では深層学習として成果を出すところまでは至らなかったとしている。

ぼくとしてはもっとがっつり人工知能と脳について書いた本を読みたいですね。
四冊ほどの人工知能の本を読みましたが、これはというものはないですね。ベストセラー一位にうち三つくらいがなってますが。

250 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/09(木) 05:08:36.69 発信元:180.199.30.47 .net
「現代思想 2016年6月臨時増刊号 特集=微生物の世界」
順位不明
現在、ヒトの皮膚に生息する常在菌の九割はいまだ未知の生物であるらしい。
ウィルスは非細胞性の生物だといってしまっていいとぼくも思う。

それ以外には特に着目すべき記述はなかったが、企画としては非常に面白かったと思う。

251 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/09(木) 13:17:59.50 発信元:133.204.240.44 .net
>>249
がっつり論じた内容を読むならやっぱり論文かな
本を手に取って、序文かあとがきをみて「これは論文」と書いてあるのを探す。

論文じゃなくてもがっつり書いてもいいのにね
なんで書かないのか。

理論上の勝手な分類はくそくらえ
人間が創った論理的な分類なんて現実と合ってないことが多い

252 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/09(木) 13:22:17.24 発信元:133.204.240.44 .net
分類しないと支離滅裂で見当もつかないから
私は分類すること自体に文句はない。
分類しないと理解できず、思考できない

だけど分類すること自体が、レッテルは理につながる恐れがあり

多くの人はレッテルは理程度にがっちり収まってしまって
分類を活用する人はまずいない。多くの人は分類に頼り切り
結論ありきでしか話さなくなった。
分類を活用できないのなら、分類したほうが頭が悪くなるだろう。
>>250
微生物の世界は、生物と定義していいのかよくわからないところがあるらしいね
その辺の話かな

253 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/10(金) 12:01:14.07 発信元:180.199.30.47 .net
>>251 「これは論文」と書いてあるやつなんてほとんど読んだことがないぜよ。

>>252 ウィルスは細胞構造をしていないけど、リン酸を含むDNAで作られてるらしいのね。

254 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/10(金) 18:07:56.32 発信元:180.199.30.47 .net
「哲学入門」 バートランド・ラッセル
162位/280作品。翻訳小説SF以外。
普遍的真理が存在すると信じているラッセルは、しかし、さすがに、
誰一人としてまだ真理には到達していないことはわかっているようだ。
普遍的真理について述べているので激しく西洋的だが、ラッセルは賢明ながら、
どれひとつとして2+2=4ですら、普遍的真理だとはいわない。
「本当の悪は存在しない」ということばが気になった。印象的である。

255 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/11(土) 01:11:57.39 発信元:133.204.240.44 .net
>>253
言葉のあやというか、
まともに議論している本は論文であることが多い。
私は読んでみてから、あとがきに論文をいくつか載せたとかいてあって
「あ、これが論文だったのか」と思ったw

小説じゃなくて論じた本のほうが論文調になっていると思う。
カントとかの古典名著の方がいい。
まともに論じた本が見たいなら、論文調がいい。

256 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/11(土) 01:32:46.95 発信元:133.204.240.44 .net
科学の本はほとんど読んでないからわからないけど
文系の場合は「考察」とか言っている本はまともに論じていると思う。

日本人よりも外国人の方がいい。
日本人よりも外国人のほうが細かく言える。

257 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/11(土) 09:39:48.67 発信元:180.199.30.47 .net
「自我論集」 ジークムント・フロイト
164位/281作品。翻訳小説SF以外。
生の欲動(エロス)と死の欲動(タナトス)について論じたものがほとんど。
だから、新しい発見はなかった。「快楽原則の彼岸」もさして面白いとは思わず。

258 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/11(土) 16:38:02.88 発信元:180.199.30.47 .net
「人間の本性を考える」(上) スティーヴン・ピンカー
順位不明
脳の可塑性について多く論じていた。脳は、別の神経が役割を代替する力が
極めて強いのだそうだ。
科学が魂を殺した時、ニーチェのいう宗教の終焉がやってくるかもしれないとしている。
まだ、中下巻とあり、先は長い。2002年の脳科学の本なので、もっと最新を読みたいものだ。

259 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/11(土) 17:58:30.65 発信元:180.199.30.47 .net
「巡洋艦サラマンダー」 谷甲州
168位/589作品。日本語小説。
熱い。熱いぜ。雨漏りのする宇宙船という用語がまったく意味がわからなかったが、
ささいなことだろう。熱い。熱い。何が熱いかって、航空宇宙軍史のシリーズの一冊でありながら、
戦争状態にあるにも関わらず、戦闘は起きていない。映画みたいな派手な砲撃シーンは一場面もない。
最後、事故は起こらなかった方が評価は高った。自衛隊を感じさせる肉薄した物語だった。

260 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/15(水) 09:15:24.70 発信元:180.199.30.47 .net
「本当の話」 ルキアノス
57位/122作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
史上初のSFである短編「本当の話」を収録した短編集。あまり頭に入って来なかったので、
要再読。哲学者を皮肉った話が多い。「本当の話」では、船が空飛んで月まで行って、
月から落ちて海に船が落ちて戻ってくるのであるが。月と太陽は戦争をしている。
まあ、史上初の宇宙SFであるのはまちがいないが、
史上初の時間SFはもっと昔のソフォクレス「オイディプス王」になるだろう。
紀元二世紀に書かれたルキアノス「本当の話」が紀元前五、六世紀の人であるアルタコスの
星は大きくて丸いという学説を知っていたのがすごい。

261 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/06/15(水) 12:34:16.67 発信元:202.214.198.180 .net
チャイルド44とかどうよ
既読ならスマヌ

262 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/15(水) 13:54:39.70 発信元:180.199.30.47 .net
>>261 ちょっとパス。ミステリ読む気分じゃないんだ。

263 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/15(水) 21:54:28.92 発信元:133.204.240.44 .net
昨日読んだ本
松山明子 <比較文化研究ブックレットNo.13>
『国のことばを残せるか〜ウェールズ語の復興』
鶴見大学比較文化研究所(2015)

ウェールズ語が衰退して復活するまでどんな活動が行われたか

今日読んだ本
長谷川勝行 著『国際交流の秘訣』ひらタイブックス(平成10年)

ひらがなタイムズ誌を作った人

264 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/06/18(土) 11:02:02.58 発信元:180.199.30.47 .net
「青い星まで飛んでいけ」 小川一水
331位/590作品。日本語小説。
短編集。「みずは無間」のような人工知能の惑星探査ものだと勘ちがいして、
「青い星まで飛んでいけ」を読んだが、全然内容はちがっていた。
特に独創的な話も、物語性に長けた話もないのだが、
表題作「青い星へ飛んでいけ」は、人類発祥の四十五万年後の存在が、
別の星に知性体を発見して交渉を行う最初の接触ものであるようだ。
ちょっとわかりにくかったけど、あんまり面白そうじゃなかった。読んでいうのもなんだけど。
電子書籍で読んだ。

265 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/23(木) 23:04:48.71 発信元:133.204.240.44 .net
イヴォンヌ・シェラット『ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか』
三ツ木道夫・大久保友博 訳 白水社(2015)

現代に私たちがすぐに読めるドイツ哲学は
実はヒトラーについた人たちの哲学

266 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/23(木) 23:10:27.67 発信元:133.204.240.44 .net
>>253
ちょっと思いついたので一言

講義しているものがいいかも
哲学者が大学などで抗議するような内容

まあそれを文章で書いたら論文になるんだろうけどね、たぶん

267 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/06/29(水) 13:16:23.18 発信元:133.204.240.44 .net
ジュリアン・ジェインズ『神々の沈黙』柴田裕之訳
紀伊国屋書店(2005)

人間に神の声が聞こえなくなり始めたのが
3000年前だったという仮説

268 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/04(月) 23:27:40.46 発信元:133.204.240.44 .net
『三国志(八)』吉川英治歴史時代小説40講談社(1989)



269 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/05(火) 02:56:20.91 発信元:180.199.30.47 .net
「人間の本性を考える」中巻 スティーヴン・ピンカー
順位不明
あまり印象に残ったことはない。遺伝子が知性に影響を与えるのは当然で、
それを根拠に優生学を支持した著名人が多く羅列されていたが、
優生学の反論に、神に背く行為であるというなんだか非科学的な対論をもってきていた。
ぼくは、優生学が禁止されるのは、それを行うにはまだ人類は遺伝子に対して無理解すぎるからだと思う。
何かひとつの欠点のある遺伝子が見つかっても、欠点のない人間をつくればそれでいいのかといえばちがうから、
欠点をなくすことで別の側面の長所が消えてしまうかもしれないという考えが大事だと思った。

270 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/05(火) 02:57:11.92 発信元:180.199.30.47 .net
>>266
それで読んだのがマクダウェル「心と世界」だよ。講義録なんだけど、ダメだった。

271 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/08(金) 23:37:07.02 発信元:133.204.240.44 .net
>>270
何となく思ったことだけど、あなたはそろそろ
自分で考える時期なのかもしれない。
今まで1000冊以上読んでいろいろ知ったけど
知っていることを整理して、意味を考えるのも大事だね。

すると、本に書いていないことも何か思いつくと思う。
本に全部は書けないので、文章になっていないこともいっぱいある。
書ききれていないことも想像してみては?

たぶん記憶さんは全部の要素が書いてある本を探しているのかと想像したけど
そういう本は無いかも。
「老子」の場合は、言葉として存在しない概念を言葉にしようとしたらしいし
哲学書も言葉に存在しない概念を全部言葉にしようとしてできてない。

だから自分が「本に書ききれていないこと」を想像する方がいいかもね。
気になったところをしばらく考えて読書が止まるのもいいと思う。

知るだけじゃなくて考えるのもいいよ。

言葉として存在しない概念というのもこの世にはあるので
それは一言では言えず、長々と説明することが多い。
人にいくら聞いても、わからないものはわからないので
そこは自分でも考えてみるのもいいかもね。
記憶さんには考えるだけの知識はありそうだし。

272 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/09(土) 00:00:22.38 発信元:133.204.240.44 .net
あとは著者の思想(生活環境)かな。
著者がどうやって生きているか、SF小説に書いてないからw

このまえ『ヒトラーと哲学者』読んでカント、ハイデガーなどの
考え方を知って、やっぱり背景知ってないとつまらんな、と思った。

273 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/09(土) 09:39:08.67 発信元:180.199.30.47 .net
>>271
いや、百二十万文字くらい自分で書いているんですねん。その量は文庫本十冊分に相当するのです。
2ちゃんに書いた分を入れればさらに増えます。
ぼくは考えるのが好きだから、けっこう考えてますよ。

274 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/09(土) 09:41:55.78 発信元:180.199.30.47 .net
「春をして君を離れ」 アガサ・クリスティ
162位/282作品。翻訳小説SF以外。
殺人の起きないクスリティの小説。ミステリでもない。恋愛小説である。
がまあ、夫婦の間の愛憎の話であるな。ネタバレできないので話せないので、
言及できないが、まあ、普通に暇つぶしに読むならいいかも。

275 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/09(土) 11:57:12.67 発信元:180.199.30.47 .net
2016年上半期ベスト5

五分後の世界
シティ5からの脱出
神学・政治論(全2巻)
ピーター・パン
三酔人経論問答

276 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/12(火) 23:44:11.21 発信元:133.204.240.44 .net
ベック著『仏教(上)』渡辺照宏訳 ワイド板岩波文庫(1994)

在間進著『ゼロから始めるドイツ語 文法中心』三修社(2000)

277 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/13(水) 10:17:05.89 発信元:180.199.30.47 .net
「愛に時間を 1」 ハインライン
順位不明
あんまり面白くないな。長命種の主人公が出てくるけど「メトセラの子」でお腹いっぱいだし。
男女性転換の話が出てくるけど、これは「悪徳なんか怖くない」のが早いのか。
「悪徳なんか怖くない」は読んでないけど。愛についての話は、性愛と聖愛の二種類を説明するが、
人類愛という概念がないらしく、かなり稚拙だといわざるをえない。
まあ、まだ物語は動き出しておらず、退屈のひとこと。

278 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/13(水) 12:22:28.99 発信元:180.199.30.47 .net
「愛に時間を 2」 ハインライン
順位不明
つまんねえ話だな。あんまり話の筋は把握していないが、面白くないことだけはわかる。
愛について語っているわけでもないが、なぜかどこかで読んで勘ちがいしていた
ブラックホールに突っ込んで時間が低速で進む長命種に追いつくまでの話というあらすじは勘ちがいで、
ぜんぜんそんな話は一ミリもない。

279 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/17(日) 16:43:47.05 発信元:180.199.30.47 .net
「人間の本性を考える」(全3巻) スティーヴン・ピンカー
120位/283作品。翻訳小説SF以外。
まあ、前評判ほどには面白くなかった。やはり、「暴力の人類史」に比べると普遍性は低いといわざるをえない。
なぜこれほどまでにピンカーの諸作が推薦されていたのかわからないが、
この本は別に今さら読まなくてもいいだろう。
イギリスでも、ハイカルチャーは死んだといわれていて、文学の死が叫ばれていて、
ロンドンとパリではいまだにホメロスのギリシャ悲劇をやっているという部分が興味深かった。

280 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/17(日) 22:26:23.19 発信元:133.204.240.44 .net
ベック著『仏教(下)』渡辺照宏・渡辺重朗 訳
ワイド版岩波文庫134(1994)

281 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/17(日) 22:27:48.30 発信元:133.204.240.44 .net
メトセラってたしか異常に長く生きたってやつだったね
980歳くらい生きたんだっけw

282 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/18(月) 21:31:20.54 発信元:133.204.240.44 .net
阿部昇吉[著]『名スピーチで学ぶロシア語』東洋書店(2013)

音読終了

283 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/19(火) 08:16:55.87 発信元:180.199.30.47 .net
「銀河市民」 ハインライン
112位/170作品。翻訳小説SF長編。
奴隷の少年が出世していく話だけど、なんか稚拙で仕かけがあまい。
あまり面白いとは思わないなあ。
まあ、この系統の話で何か決定版みたいなのがほしい気はするが。

284 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/19(火) 08:17:37.15 発信元:180.199.30.47 .net
>>281
そうだよ。ラザルス・ロングは4000歳生きるよ。

285 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/20(水) 23:01:43.87 発信元:133.204.240.44 .net
ドナルド・J・トランプ『THE TRUMP 傷ついたアメリカ、最強の切り札』
ワニブックス(2016年7月5日)

マスコミはトランプの発言を好き放題に捻じ曲げる
そのつもりでニュース見るといいかも

たとえば、トランプはメキシコ人の移民を差別していないという。
ビジネスでメキシコ人と何度も働いたから
彼らのすばらしさを熟知しているという。
「大切なのは経済だ愚か者め」という章があったりテレビと同じでした。
アメリカ大好き、大いに誇りに思っている。むしろトランプの周りの
アメリカ人の方がアメリカを誇りに思ってないかのようなそりゃもうすごい。
その他もろもろあるけど、トランプの言いたいことを少し紹介しよう。

286 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/20(水) 23:04:38.44 発信元:133.204.240.44 .net
トランプ「私はナイスな人間だ」
あ、これじゃなかった、こっちこっち
トランプが主張するのは「アメリカがもう一度勝つこと」に尽きる。
そのためにはビジネスがわかる人のリーダーシップが大事だ。
それが私(トランプ)だ。だから私(トランプ)はナイスガイなのである。

アメリカが勝つことを、今のアメリカンドリームが夢物語に終わった時期より以前から、
おそらく1990年代からずっと言い続けて来たそうだ。
トランプのやっていることは、私(リーダー)の持論にも似ているところが一部だけどある。
トランプのリーダーシップが必要という主張は
私も前にシベリアで書いてたし、じっぷらで(まえに間違えた名前
尊=読子=千秋=リードマンで)継続中である。ついに言っちゃった

ほんと、世界のあっちこっちを変えないと世界はよくならない。
そして既得権益で甘い汁を吸っている連中に、生活がちょっとしか変わらないように
サポートする必要がありそうだ。

私は、弱者の味方をしたいが、強者の敵になるわけにはいかないと思っている。
世界を変えるほどすごいがだいたい弱者のため、強者の敵になって
頭の上から押しつぶされるケースしかない。
強者が甘い汁を吸っている今の生活が変わることが怖いので、
世界をよくしようとするリーダーが弱いうちに叩き壊しておくわけだね。

理屈でいえば、そうしなくていいように強者にもサポートがあればいいわけだ。

まあ世界をどうするかの話はここでは関係ないのでここまで。

おわり

287 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/27(水) 16:13:39.18 発信元:180.199.30.47 .net
「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ
281位/591作品。日本語小説。
題名だけの一発ネタ。中身は平凡な恋愛劇。交尾しても妊娠しない類いの小説。
避妊についても記述なし。

288 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/27(水) 21:02:38.43 発信元:133.204.240.44 .net
知らない人がこのスレ見たら
エロ小説読んだのかと思うかもw

289 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/07/29(金) 14:23:01.72 発信元:180.199.30.47 .net
エロいのかなあと思ってたけど、全然エロくなかった。さわやかだね。

290 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/07/31(日) 18:43:09.65 発信元:133.204.240.44 .net
アリストテレス『ニコマコス倫理学(上)』高田三郎訳
ワイド岩波文庫346(2012)

291 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 06:23:43.90 発信元:180.198.92.57 .net
「潮騒」 三島由紀夫
284位/592作品。日本語小説。
まあ、にえきらない恋愛小説であるな。くっつくところがあいまいであるので、
読んでもそんなにときめかないというのが欠点かな。

292 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 07:25:39.26 発信元:180.198.92.57 .net
「イワン・デニーソヴィチの一日」 ソルジェーニツィン
215位/284作品。翻訳小説SF以外。
写実小説の代表作だろうか。一日における日常のできごとをひたすら書いたもので、
劇的場面は一か所もなく退屈な読み物である。ノーベル賞受賞作。

293 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 11:50:16.85 発信元:180.198.92.57 .net
「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」 ゲーテ
順位不明
速読で読んだ。ぼくは最近、速読で読むことが多いのだが、この小説は、
上巻は最初は恋人とのやりとりが語られあまい恋愛小説という面持ちであったが、
100ページを超えるあたりからそれはなりをひそめ、ぼくが速読したかぎりでは、
たいしたことは起こってないとしか読めなかった。だから、ぼくはこの本をたいしたことが
起こってない本だと認識している。演劇についての話が多いので、この十九世紀の時代でも
小説より演劇のが流行ってたのかなあとか思った。

294 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 12:45:57.43 発信元:180.198.92.57 .net
上のは上巻だけである。書きそびれた。

「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」(中巻) ゲーテ
順位不明
教養小説などと呼ばれるから何かと思ったら、「ハムレット」の演劇をする話であった。
主人公がハムレット役となり、ハムレットを演じる準備をしているところである。
あまり面白くはないな。

295 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 13:58:21.99 発信元:180.198.92.57 .net
「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」(全三巻) ゲーテ
165位/285作品。翻訳小説SF以外。
教養小説ということであったが、全体を読んでみると、恋人がいて、
演劇をして、神父から卒業証書をもらうというのはまるで学園ラブコメのようなあらすじである。
この時代のドイツの学校がどういうものであったかは知らないが、
これは学園ラブコメの原型、あるいは古典と呼ぶべきものではないか。
恋人といちゃついた後、学園祭やって、卒業式やってるみたいなもの。

296 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/02(火) 16:44:09.94 発信元:180.198.92.57 .net
「アーサー王宮廷のヤンキー」 マーク・トウェイン
78位/286作品。翻訳小説SF以外。
過去へ行く時間旅行ものだという主張もあるだろうが、アーサー王宮廷はファンタジーなので、
異世界トリップファンタジーとして分類する。かなり面白かった。
おおよそ、ほとんどの「小説家になろう」サイトの異世界ファンタジーより面白いであろう。
特に呪文の詠唱には爆笑した。速読のため、ところどころ筋がわからなかったところがあった。

297 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/06(土) 10:05:11.39 発信元:180.198.92.57 .net
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」 マーク・ハットン
184位/287作品。翻訳小説SF以外。
素数で章題を数える物語。犬を殺した犯人が最後までわからないからミステリじゃない。
文学だと思う。シャーロック・ホームズに関する知識がある程度ないと意味がわからない。
文学としては読みやすくていいと思うが、ありきたりな話。

298 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/06(土) 18:29:17.39 発信元:133.204.240.44 .net
アリストテレス『ニコマコス倫理学(下)』高田三郎訳
ワイド岩波文庫346(2012)

299 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/08(月) 18:23:15.09 発信元:133.204.240.44 .net
石井隆之著『TOEIC TEST990点突破完璧対策』明日香出版(2003)

300 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/11(木) 21:45:41.27 発信元:133.204.240.44 .net
梨本邦直著『ニューエクスプレス アイルランド語』白水社(2008)

アルファベット表記だが、英語のつもりで読んだら決して読めないでしょうw

301 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/14(日) 05:50:53.69 発信元:180.198.92.57 .net
「愛に時間を」(全3巻) ハインライン
123位/171作品。翻訳小説SF長編。
むかし、非常に面白いという書評があった記憶があったので読んだのだが、
たいして面白くはなかった。ただ長命種が恋愛していくだけの物語。

302 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/14(日) 10:48:39.13 発信元:180.198.92.57 .net
「死の鳥」 ハーラン・エリスン
27位/123作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
平均点の高い短編集。全体的に質が高い。暴力と神への言及の多さは、
本格的な文学かのような風格をもっていると評するに充分な重厚な人物描写がある。
「『目覚めよ、ハーレクイン』とチクタクマンはいった」と「世界の縁に建つ都市をさまよう者」は、
読むのは二度目になるが、別のアンソロジーに収録されていた時に読んだ時のが興奮した。
いずれも傑作である。訳のちがいは確認していない。表題作「死の鳥」も面白かった。

303 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/14(日) 14:58:20.96 発信元:180.198.92.57 .net
「哲学はなぜ役に立つのか?」 菅野稔人
順位不明
読み放題なので読んだ。哲学書かと思ったら、ネトウヨ本だった。
しかし、ネトウヨがせめてこの本をきっかけに哲学書を手に取ることがあれば、
まだましというもので、だから、まだマシな本なのかもしれない。
哲学書としての価値はほとんどなく、時事問題について論じたものが多い。

304 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/14(日) 20:49:47.36 発信元:180.198.92.57 .net
「障害児3兄弟と父さんと母さんの幸せな20年」 佐々木志穂美
237位/593作品。日本語小説。
エッセイである。題名のとおり障害児を三人産んで育てた母親のエッセイである。
短いので読書感想文などにはいいかもしれない。冒頭と最後にある父親の手紙は素晴らしいが、
肝心の母親のエッセイは面白くない。乙武の「五体不満足」には大きく負けるといわざるをえない。
順位に手心は加えないつもりだが、これでもまだ手心を加えて高評価している。
あとで順位を落とすつもりだ。

305 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/16(火) 08:00:37.54 発信元:180.198.92.57 .net
「不思議の国の男子」 羽田圭介
118位/594作品。日本語小説。
テレビに出て有名になってる羽田圭介さんの最高傑作だというので読んでみた。
面白い。純文学とはまだこれほどの力作が埋もれていたのかと思うほどに面白い。
アダルトショップに入り浸る男子高校生の話から始まる。その視線は的確で現実的だ。
童貞について盛んに言及する男子高校生たちであるものの、脱童貞しているのは結局、
登場人物の中でたったの二人だというのも現実的だった。下ネタばかりいっている。
これはぼくの知る男子高校生であり、ぼくは下ネタの苦手な人種だったけど、
ああ、これは本当の男子高校生にかなり近いなあと思った。おすすめである。

306 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/16(火) 08:51:17.41 発信元:180.198.92.57 .net
「コンビニ人間」 村田沙耶香
215位/595作品。日本語小説。
芥川賞受賞作。評判がよいので読んでみた。悪くはない。
一度は誰かがいわなければならないことが書いてある。
だけど、胸がときめくことはないな。
不細工な処女の三十代が主人公の小説だけど、この作者は美人だからなあ。
とか余計なことを考えてしまう。

307 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/16(火) 09:56:51.99 発信元:180.198.92.57 .net
「スクラップアンドビルド」 羽田圭介
224位/596作品。日本語小説。
芥川受賞作。ぼくの期待していた避妊についてちゃんと描写された文学だ。
「ノルウェイの森」を読んだ人は、その影響の回答としてのこの小説をぜひ読むべきだろう。
老人介護の話は退屈だが、手マンが女性に評判が悪いことなどがしっかり書かれており、
まちがった性知識を正すための良書といえるだろう。

308 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/16(火) 15:33:05.20 発信元:180.198.92.57 .net
「カンディード 他五篇」 ヴォルテール
124位/288作品。翻訳小説SF以外。
短編集。「ミクロメガス」と「メムノン」にはなんとシリウス星人が出てくる。
土星人も出てくる。地球人が太陽系の外に行く初めての作品は「宇宙のスカイラーク」だと聞いていたが、
シリウスから巨人がやってくる物語が十八世紀に書かれていたとなると、SF史には見直しが必要かもしれない。
「カンディード」はライプニッツの予定調和という神学を皮肉ったものだが、
捧腹絶倒というほどには面白くない。だが、注目すべきは「黄金の都エルドラド」が登場する小説であることだろう。

309 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/18(木) 22:52:17.42 発信元:133.204.240.44 .net
クルト・リース『フルトヴェングラー 音楽と政治』
八木浩・芦津丈夫訳 みすず書房(1966)

ヴェルディの言葉だけ書いておく

「古いものに帰れ、それはまた進歩であろう!」
sssp://o.8ch.net/fr9p.png

310 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/18(木) 23:03:36.29 発信元:133.204.240.44 .net
>>307
間違った性知識を正すのはいいね
大人が子供を性教育すると言えば、たいていは恥ずかしくなって
ごまかそうとする。
(子供には抽象概念が無いために理解できないし、日本の教育は
日々、順調に後退しているので、抽象概念が全く理解できない大人も多い。
つまり、ごまかせば、大人子供関係なく、ほぼ確実にわかってもらえない)

はずかしい大人の代わりに性教育してくれるものは有ってほしい。
「ふたりエッチ」とか

ほとんどの若者、子供には、セックスは無条件に夢を持ちすぎている。
だが体験者の話では、何のガッカリ要素も無く喜べるようなものではないらしい。
未経験の男たちは、セックスに過剰な期待を持ちすぎる。
だからお堅い職業のセクハラがなくならない

311 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/18(木) 23:05:25.70 発信元:133.204.240.44 .net
>>308
そういえば「すかいらーく」ってファミレスじゃないんだっけ
理想郷かなんかだよね

312 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/20(土) 04:28:24.89 発信元:180.198.92.57 .net
「ゴーレム」 グスタフ・マイリンク
168位/289作品。翻訳小説SF以外。
ゴーレム小説の決定版かというとそれほどでもない。
幻想文学としてはいい雰囲気を出しているが、小説としてぎこちないのは否めない。
古いからというのもあるだろうが。
ゴーレム伝説の話をする人たちの間で、主人公にちょっとおかしなところがあり。
ゴーレムは乞食のハシムだったと見つかるのだが。といった話。

313 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/20(土) 04:29:14.52 発信元:180.198.92.57 .net
>>311
ファミレスのスカイラークは、宇宙船のスカイラークから名前をとってるんですよ。

314 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/20(土) 13:09:58.76 発信元:180.198.92.57 .net
「筐底のエルピス」(1巻だけ) オキシタケヒコ
195位/597作品。日本語小説。
時間SFとしては面白い部分もある。だが、まだ書きなれていないというのが本音。
ラノベにしては萌えとギャグが少ない。絶望系ラノベだというのだからありかもしれないけえど、
まだワームホールの発現の仕方がわからないから何ともいえない。
続刊が面白いらしいので、四巻までは読むつもり。
ただ、殺戮因果連鎖憑依体については、ぼくはひとつの解決法を思いつく。
その辺りの描写があいまいなのでまだなんとも確かなことはいえない。

315 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/21(日) 22:12:21.38 発信元:133.204.240.44 .net
梅原猛 稲森和夫『人類を救う哲学』PHP(2009)

現代世界の経済もろもろの活動は
優しさがない。
宗教心、道徳心がない。
自分さえ良ければあとは知らないとする。
「金が全て」の考えに疑問を投げる。

「思いやり」を大切にしよう。
世界は協力、共生のために動こう。

そして世界連邦政府を作ろうじゃないか

316 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/08/21(日) 22:18:31.36 発信元:133.204.240.44 .net
そういえば前にG7だったかG20だったかでフランスの一人が言ってた。

「100%利益を得ようとすれば共生はあり得ない」だったかな。
この言葉はどっちだったんだろう?

100%を得ようとはしないで、がんばって共生したいのか、
それとも
100%得たいができないのでもどかしいのか
どちらになるかで意味が真逆になる

>>313
そうだったか

317 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/22(月) 01:25:26.61 発信元:180.198.92.57 .net
「筐底のエルピス」(〜2巻) オキシタケヒコ
195位/597作品。日本語小説。
一巻に比べて断然に小説としてうまい。商品として売り出すに充分な完成度がある。
一巻で謎だった点、殺したら鬼になるはずだというのは、ちゃんと麻酔拘束と書かれていた。
また、デコイを使えば殺戮因果連鎖憑依体にも勝てるという主張も、解答が書いてあった。
ただ、新たな疑問として、鬼が具体的に人類を殺している場面の描写がないのではと思った。
停時フィールドについての説明はめちゃくちゃ面白かった。
あと、一巻で死んだはずの人が生きていないか?

318 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/23(火) 18:16:36.29 発信元:180.198.92.57 .net
「黒冷水」 羽田圭介
174位/598作品。日本語小説。
十七歳の男子の書いた小説である。ネタバレであるが、
男子校の生徒は、同級生の男子でオナニーするというところが衝撃的だった。
あと、ダメ男ブームでも来たのだろうか、というギャグがめっちゃ笑えた。
読書感想文の推薦図書にしようかとも考えたのだが、さすがにドラッグの部分はいただけない。
やりすぎだ。なので、刺激が強すぎるとして推薦図書を見送った。
完結した後のメタフィクションの部分もめちゃ面白かった。羽田圭介、この作家の初期は面白いぞ。

319 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/24(水) 16:08:42.54 発信元:180.198.92.57 .net
「かもめのジョナサン【完全版】」 リチャード・バック
75位/171作品。翻訳小説SF長編。
完全版をついに読んだ。なんだか、むかしとだいぶ印象がちがう。
むかしの方が面白かったのではないかと思うのだが。
惑星へ移動するといううわさは嘘で、そんな描写はなく、ジョナサンが壁抜けをする描写もなくなっていた。
えらく失望する。ジョナサンが光速に到達したことはほのめかされているだけにすぎない。
なんだ、この改変は。せっかくの名作が台なしだ。完全版しか入手できなくなったけど、
ぜひ、興味ある方は旧版も読んでみてほしい。旧版のが純粋だった。

320 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/24(水) 23:22:46.09 発信元:180.198.92.57 .net
「天皇制批判の常識」 小谷野敦
順位不明
kindle読み放題で読んだ。相変わらずの多数の文献を引用しての論説には、
これぞ学者の文章だという感じで頭が下がる。所詮、ぼくが書いているものや、
読んでいるものなどは、東大比較文化学科の小谷野敦先生に比べたら、子供だましの
似非文学なのだろう。あまり批評本というものを読まないこともあってか、
まったくついていけない。ともあれ、奇しくも、ぼくも小谷野敦さんと同じ、
天皇制廃止論者の改憲派なのである。右翼にも左翼にも居場所はない。
具体的に天皇制についてどのような言論があるのかまとめてあって参考になったが、
「これが天皇制批判の常識だ」というほど確かなものはない気がする。
道鏡が女帝とできていたという説が原典を引用して紹介されていたが、
「水鏡」に記述があるらしい。問題は道鏡がどういう素性の人物かで、
とにかく大問題になるのは、はっきりした根拠はないものの、道教は中国系だといううわさである。
足利尊氏が逆臣として伝えられていたとは知らなかった。
小林よしのりと小谷野敦の論争に参加できるほどの知識はまだぼくにはなさそうである。
ただ、思うのは、天皇家や武家などの偉い人の名前が正式にはなんであったか詳しく書かれるが、
名前で格好つけようとするのは貴族と決まっており、ぼくのような庶民には名前はわかりやすい方がいいとしか思えないことである。

321 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/25(木) 00:06:07.75 発信元:180.198.92.57 .net
訂正。道鏡は物部氏であるようだ。

322 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/26(金) 08:12:14.64 発信元:180.198.92.57 .net
「筐底のエルピス」(〜3巻) オキシタケヒコ
195位/598作品。日本語小説。
3巻はいちばんつまらなかったなあ。四巻が面白いという評判なので読むが、
ネットの評判がなければ三巻で切ってただろうな。この巻には特に動きはなし。
何がいけないかって、設定に凝った異能バトルとかいうけど、みんな亭時フィールド使って戦ってるわけで、
たいして能力に個性なんてないし。能力者同士で戦ってる場面ばっかりで、
肝心の鬼との闘いがほとんど描かれていないのが緊迫感を削ぐ。次巻に期待。

323 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/26(金) 22:29:37.31 発信元:180.198.92.57 .net
「筐底のエルピス」(〜4巻) オキシタケヒコ
170位/598作品。日本語小説。
これは珍しい時間SFだ。今までにこれに類する時間SFは見たことがない。
だが、疑問点は、アビキが行っている作戦をほぼ全員が実行可能であるはずであり、
なぜなら全員が停時フィールドで戦っているのだから。
解決点は、三体のゲームマスターにあることになる。この三体は別個体だけれども、
情報を共有している。そして、この戦いのルールを設定したものたちであり、
それは改変することだってできる。この三体がどう介入するのか、あるいは介入しないのかが注目点だ。
次にあるのは一万年後未来での捨環戦だろうか?

324 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/08/28(日) 03:19:39.88 発信元:180.198.92.57 .net
「松本城、起つ」 六冬和生
272位/599作品。日本語小説。
二十六夜神がかわいい。まあ、六冬和生の小説は一か所は注目すべき着想があるので、
好きだが、今回はそれは二十六夜神のようだ。松本城について、および一揆については、
小学校の道徳の授業で読んだかのような内容だった。時間論についてはぶっ飛びすぎている。
時間論はまったく理解できなかったのだが、そういう時間論もあるかもしれないなあくらいにしか思わない。
いくら凝っても、時間論だし。奇しくも流行の転生転移ものであろうか。
時間転移ものであるが。

325 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/09/01(木) 22:40:01.78 発信元:133.204.240.44 .net
日本経済新聞社保健センター所長・医学博士 村田友常
『読む人間ドック 身体の不安にお答えします』光文社カッパホームズ(1989)

326 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/02(金) 04:55:26.31 発信元:180.198.92.57 .net
「10月はたそがれの国」 レイ・ブラッドベリ
44位/124作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
「熱気のうちで」にシュライクという登場人物が登場した。
「ハイぺリオン」の怪物シュライクはこの本から名前をとられているようだ。
全体として刺激のある文章だが、オチや構成には決定的なものがない作品が多い。
この中からこの一篇を選べというのは難しいが、まあ、読書家なら必読だろう。
官能的な出だしの序盤、宗教的言説が光る脚色を見せている中盤、怪奇譚として上質な終盤、
と不思議と読ませる短編集だった。

327 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/05(月) 14:53:26.10 発信元:180.198.92.57 .net
「だから仏教は面白い 前編」 魚川祐司
順位不明
kindle読み放題なので読んでみた。まあ、知ってることしか出てこないが、
ぼくより若い仏教学者がようやく本を出してきたなというところ。
著者は東大イン哲科の人だが、まあ、やっぱり専門家のいうことは重みがあるね。
だんだんぼくも追い抜かれていくのだろうか。次は本自体が笑える感じで書いてほしいね。

328 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/05(月) 16:15:09.88 発信元:180.198.92.57 .net
「だから仏教は面白い 後編」 魚川祐司
順位不明
うーん、「世界を終わらせるということ」という章題は素晴らしいが、
釈尊は一切智があるからブッダで、一般人は一切智がないから無我になっても阿羅漢にすぎないってのは、
ないと思うよ。釈尊は誰でもやればできることを仏教として教えたのであって、
自分だけが特別に偉いという宗教を作る気はなかったと思うよ。
はずだ論だけど、魚川祐司もまだ狂信していると思うな。

329 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/06(火) 15:56:04.58 発信元:180.198.92.57 .net
「意志と表象としての世界」(1巻だけ) ショーペンハウエル
順位不明
読む前は、仏教によって意思と表象を説明する本とか聞いてたけど、読んでみるとまったくちがう。
これはまぎれもないヨーロッパ人の哲学書であり、カント哲学への反駁である。
具体的には、カントの「物自体は認識できない」という思想を根拠に(これは起源はカントでなくヒュームらしいのだが)
主観と客観という概念が揺らぐことへの疑義を示し、世界を意志と表象によって説明しなおすべきとした意欲的な書物である。
現代から見れば、カント哲学の成立から現象学へ至るまでの未熟な果実といったところ。つづき続刊を読む。

330 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/06(火) 17:36:37.09 発信元:180.198.92.57 .net
「意志と表象としての世界」(〜2巻) ショーペンハウエル
順位不明
アプリオリに認識するというカントの表現を、ショーペンハウエルは
「意志が認識すること」であるとしてカント哲学を解きほぐしていく。
それは一巻に書いてあるのだが、二巻では芸術論に多くのページを割き、
わたしには退屈な第二巻であった。

331 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/06(火) 19:46:04.29 発信元:180.198.92.57 .net
「意志と表象としての世界」(全3巻) ショーペンハウエル
131位/291作品。翻訳小説SF以外。
絶対善や最高善というものがあるとすると、そこで意志が終わってしまうため、
ショーペンハウエルは絶対善や最高善を否定している。
物自体が意識であるとして扱っている箇所は確かにある。
はあれだけ長いことやっていながら、
最後には、この世界はゼロという無ではなく、マイナスという無だから、
マイナスとして存在する無として、世界は無なのであるとかいって、
仏教の悟りに至ったぞ。ファンタジーだな。

332 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/09/06(火) 22:29:00.48 発信元:133.204.240.44 .net
菅野谷 準 著『活用ロシヤ語会話』大学書林(昭和42年)

333 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/09/06(火) 22:33:41.61 発信元:133.204.240.44 .net
>>328
同意
「天上天下唯我独尊」はあたしだけが偉いのよひざまずきなさいオーホホホって
意味じゃないって最初から聞いてたから。
自分一人だけ偉いと解釈する論調は認めないことにしてるよ
といっても関連書ほとんど読んでないけどw

334 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/09/06(火) 22:37:10.18 発信元:133.204.240.44 .net
>>331
その感想だけ聞いた限りでは
話があっちこっちにとんで結局マイナスで結論かい、って感じだ

335 :記憶喪失した男(愛知県)@\(^o^)/:2016/09/07(水) 09:11:00.63 発信元:180.198.92.57 .net
「我と汝・対話」 マルティン・ブーバー
199位/292作品。翻訳小説SF以外。
題名に引かれて読んだが、内容は陳腐な神学問答だった。
何一つ感銘を受けるところがなかったため、こんな本をおすすめしている
「10代で読まないと恥ずかしい必読書」もたいへん恥ずかしい哲学書リストだと思った。

336 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/09(金) 08:31:08.91 発信元:14.132.117.129 .net
「精神現象学」(上巻) ヘーゲル
順位不明
物自体についてはほとんど語られないので、カントの弟子という認識はまちがっている。
むしろ、意識を実体ととらえる思考は、デカルトの偏屈な継承者といった感じだ。
ヘーゲルは、意識としての実体の他に、根源的な自己が存在するとしており、
プラトンのイデア説によるストア学派の影響を受けていると見受けられ、これも褒められたものではない。
極めて難解であるが、おそらくほとんどの論説においてヘーゲルはまちがっており、望ましい言説ではない。

337 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/10(土) 18:59:49.35 発信元:14.132.117.129 .net
「精神現象学」(全2巻) ヘーゲル
174位/293作品。翻訳小説SF以外。
物自体という単語は一度も出てこない。ゆえに、これはカントへの反駁ではない。
カントの後継者でも、カントの反論者でもない。ヘーゲルはカント哲学を理解していない。
人々のおきてと神々のおきてにわけて考えるところはイデア論の影響が見られる。
非常に難解な書物であるが、文体が難解なだけで、これは内容は極めて浅い。
無意識についての記述もないし、ジンテーゼへの記述もない。最も過大評価された哲学書というのに
ふさわしい書物の候補のひとつである。

338 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/16(金) 13:17:02.64 発信元:14.132.117.129 .net
「性的人間」 大江健三郎
228位/600作品。日本語小説。
短編集。「性的人間」はホモの痴漢の話。「セヴンティーン」は右翼の話。
「共同生活」はよくわからなかった。「セヴンティーン」を読むために読んだのだけど、
それほど面白くもなかったなあ。天皇を思って自涜するところとか面白い場面がないわけではない。

339 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/17(土) 12:55:37.24 発信元:14.132.117.129 .net
「未来のイヴ」 ヴィリエ・ド・リラダン
40位/172作品。翻訳小説SF長編。
傑作である。アンドロイドが登場する初めての小説である。
アンドロイドがアンドロイドでなければならない小説であり、現在でも読むに足るSFの古典といえる。
歴史的仮名使いは読みづらいので、現代仮名遣いで新訳してほしい。
いくらなんでも、アンドロイドが「人造人間」を訳されているのはがっかりだ。
リラダンは天才であり、もっと広く読まれるべき古典。

340 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/21(水) 01:39:03.69 発信元:14.132.117.129 .net
「ヒトでなし」 京極夏彦
277位/601作品。日本語小説。
寺を扱ったバカミスだと思うとそれなりに楽しい。
だが、この小説に哲学的に深い内容なんてまったくないですよ。
くだらない人間たちのくだらない人間模様が書いてあるただそれだけです。
そもそも、娘が死んだら夫婦の仲が冷めたというのならわかるんですが、
何か現実的じゃない人物描写で進みます。まあ、京極夏彦は衰えたなと思いました。
それとも、鵺のボツアイデアでも書いているんですかね?

341 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/22(木) 18:49:15.42 発信元:14.132.117.129 .net
「声と現象」 ジャック・デリダ
133位/294作品。翻訳小説SF以外。
デリダの主著である。フッサールへの反駁として書かれた書物であるが、
フッサールの功績を客観の否定としてとらえているぼくにはデリダは良きフッサールの反駁者ではない。
超難解だが、デリダは、プラトンのイデア論を本気で信じていたようである。
デリダは、イデアの存在を確信し、これを客観的な本質としている。
そして、これはまちがっているだろうが、非常に幻想的な哲学であるが、
デリダは、イデアに対して現実存在が反復することによって歴史がつづき、
その差異によって歴史の現象が異なるとしている。
脱構築という単語は出てきたがデリダ哲学の本質ではない。

342 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/09/24(土) 21:01:54.13 発信元:133.204.240.44 .net
許仲琳編『完訳 封神演義』KOEI(1995)

343 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/27(火) 03:18:39.77 発信元:14.132.117.129 .net
「秘密曼荼羅十住心論」上巻 空海
順位不明
五趣の中に龍趣があったのが印象的。神秘的で、書き下し文はぜひ国語の参考にすべき名文である。
巻三巻に、色界の諸天とあり、最勝で楽慧なのが色界頂だとあった。いちばん勝って楽なのが、
欲の世界の頂点だというのである。その上は無色界へと行く。
国語辞典の仏教用語にあるようなことばの解説が書いてあることが多い。
名文、名単語が多いので、仏教に格好いい単語を探している人はこれを読むといいだろう。

344 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/27(火) 08:10:56.46 発信元:14.132.117.129 .net
「秘密曼荼羅十住心論」(全2巻) 空海
92位/295作品。翻訳小説SF以外。
カント哲学の「物自体は認識できない」を書いてある箇所はあった。
下巻67ページ。
「厚厳経」にいう。「菩薩は瞑想の位において、心に映ずる影はただ心そのものであると観じて、
対象の想はすでに滅して、ただ明らかに自分の識だけのすがたであると観ずる。
このような内面の意識に住して、(意識の)対象は有るのではないと知る。
そしてはたらきもまた無いと知り、後には認識されるものも離れているのである」と。
カント哲学が仏教においてすでに語られていたものであることを空海を通じて確認できた。

345 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/30(金) 09:05:48.67 発信元:14.132.117.129 .net
「立正安国論」 日蓮
159位/296作品。翻訳小説SF以外。
日蓮の代表作である。鎌倉時代、法然が「選択本願念仏集」で「浄土三部経」を
重要視することを提唱したことに反論した文章である。
この書物は法然への批判書として書かれており、いわゆる特に「法華経」を
重んじるようなことはそんなに書いてないのだが、法然が敵視されている。
どっかで聞いたような「天皇を崇めて世界宗教を作る」というような書では断じてない。

346 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/09/30(金) 14:06:16.86 発信元:14.132.117.129 .net
「プロローグ」 円城塔
124位/602作品。日本語小説。
なんて博学なんだろうと思った。円城塔一人でこれだけの知識を集めたのだろうか。
人文系の知識は豊富で、「海辺でラジカセを肩で担いでいる男」というのも魅力的だ。
プログラム言語やプログラム処理された部分などは全部を目を通したわけではないのだが、
面倒くさくて読まなかったが大丈夫だろう。
これを純文学として連載するというのもかなりの問題作であろうが、
実際の文学の現場がこのような環境に移行しつつあることは認識しなければならないだろう。
ただ、万年筆で原稿用紙に向かった時代は終わり、ワープロの時代も終わり、
文章をアルゴリズムで検討して書くということが行われるようになっていくのであろう。
そうなったら、もうただの文系素人には小説など書けなくなってしまうではないか。
しかし、読んでいて、わりと面白かったというか笑える箇所が数か所あったのであり、
まあ、高評価だということにした。

347 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 10:24:11.93 発信元:14.132.117.129 .net
「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ
111位/297作品。翻訳小説SF以外。
二十世紀恋愛小説最高傑作とかいう帯にだまされて読んだ。
内容は哲学や有名文学(アンナ・カレーニナやオイディプス王)の話をしながら、
雑文的に仕上げたもので、物語というより散文というのがふさわしい。
恋愛小説という物語などほとんど語られておらず、あらすじというのもよく把握できていないが、
まあ、哲学的な雑学としては面白かった。もちろん、二十世紀恋愛小説最高傑作といえば、
これより「ノルウェイの森」のがはるかにふさわしいだろうし、ノーベル文学賞にも村上春樹のがふさわしいだろう。

348 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/10/01(土) 12:16:11.45 発信元:14.132.117.129 .net
「トニオ・クレーゲル ヴェニスの死す」 トーマス・マン
179位/298作品。翻訳小説SF以外。
トニオ・クレーゲル「愛することは最弱である。」の一文が印象的。
ヴェニスに死すの方はよくわからなかった。

349 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/02(日) 11:48:19.73 発信元:14.132.117.129 .net
「選択本願念仏集」 法然
178位/299作品。翻訳小説SF以外。
法然の主著。書き下し文になおしたもの。解説がないから、ぜんぜん意味がわからない。
阿弥陀を重視し、念仏で往生することを訴えているのはわかったが、
世間で思われてるほど、念仏しつづける必要もないようである。
念仏七日もしたらよいとある。南無阿弥陀仏の念仏を一千回とか聞いたことがあるが、
そんなことは書いてなかった。

350 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/05(水) 10:19:34.22 発信元:14.132.117.129 .net
「知的唯仏論」 呉智英 宮崎哲哉
288位/603作品。日本語小説。
在家仏教者の対談である。漫画などから始まり、いろいろ深い仏教の話におよぶが、
これはと思ったのは「釈尊は十二支縁起を説いていない」という箇所くらいで、
あとは詳しいのだが、どうにも面白くない対談だなと思った。

351 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/05(水) 13:03:13.25 発信元:14.132.117.129 .net
「伯爵夫人」 蓮實重彦
198位/604作品。日本語小説。
これはポルノ小説などではなく、ちゃんとした純文学だろう。
純文学として評価するならかなりの高評価である。
ただ、恋愛における情緒が描かれてはいるものの、
それがあまりぼくの心をときめかせなかったこともあり、それほど高くは評価しなかった。
しかし、純文学の落選作の出来のよいものをいくつか見たことがあるが、
それはAVの企画みたいなものが多く、この「伯爵夫人」のようにちゃんとした
現実的な情事を描いてほしいものだと思った。
いや、この睾丸をつぶすようなことは、女性は絶対にしてはいけないとは思いながら。

352 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/06(木) 01:05:10.08 発信元:133.204.240.44 .net
スピノザ『神学・政治論(上)』吉田量彦&#10687;訳
光文社古典新薬文庫(2014)

記憶さんがこれはいい本だと言ってたと思うので
ついに読むことにした

353 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/06(木) 03:23:55.75 発信元:14.132.117.129 .net
>>352 それは感想が楽しみです。

「永すぎた春」 三島由紀夫
200位/605作品。日本語小説。
恋愛小説として、政府や教育者がおしつけてくるような真面目な恋愛小説となると、
この小説ということになるだろう。つまり、誘惑に惑わされず、婚約者の二人ともが、
純潔を守り結婚を迎えるという話である。
これは、ありそうでない典型的小説だ。

354 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/10/06(木) 05:22:52.96 発信元:14.132.117.129 .net
「最後の物たちの国で」 ポール・オースター
98位/300作品。翻訳小説SF以外。
終末SFかのような幻想小説である。滅びゆく街、世界の記述に、
不思議な幻惑感にとらわれることだろう。
バラードの「世界が崩壊していく話ばかり書き続ける作家」の系譜につならるものだ。
いくつかオチについて話合いたいが、残念、話相手がいないな。
こんな小説のもっと徹底したのを自分で書いてみたい。

355 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/06(木) 17:41:39.70 発信元:14.132.117.129 .net
「人生を危険にさらせ!」 須藤璃々花 堀内進ノ介
276位/606作品。日本語小説。
アイドルのノリがむかつく。好きになれない。
ただ、作中で堀之内がいっていた「恋愛は狂気である」という指摘は斬新だった。
恋愛は正気ではなく、狂気であるというのか。それはとても面白い世界観だ。
ちなみに、本の中身はまるで薄く、哲学入門書にもなりはしないのだが、
須藤璃々花の哲学というのはとりあえず、わかった。それは「大人になるな」であるようだ。
ピーターパン症候群だね。いまいち斬新さに欠けた。
あと、この本を読むきっかけであった「正しさのためなら死ねる」っていうのは須藤璃々花が言ってるんではなく、
ソクラテスの刑死のことらしいんで、須藤璃々花についてははっきりいってどうでもいい。

356 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/07(金) 21:58:43.37 発信元:133.204.240.44 .net
>>354
どっから見つけてくんのwって思う本が多くて
話しようがないw

357 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/08(土) 06:01:56.85 発信元:14.132.117.129 .net
>>356 一日中ネットやって読書情報をあさってるからね。

「SFのSは、ステキのS」 池澤春菜
順位不明
読んでるな、こいつは。ちょっとビビる。おれより年下なのにおれより読んでるのか。

358 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/08(土) 07:51:45.62 発信元:14.132.117.129 .net
「氷の下の暗い顔」 小松左京
271位/607作品。日本語小説。
小松左京の短編集。中村融がいい短編集だっていうんで、電子書籍があったこともあり読んだ。
「歩み去る」は何かを探して旅をしているカップルの話。
「劇場」は惑星デブで劇場を見てばかりいる人たちの話。
「雨と、風と、夕映えの彼方へ」はよくわからなかった。
「氷の下の暗い顔」は天の川銀河から百万光年はなれた星にある「木」にまつわる話。面白かった。
全体として面白く、水準も高いのだが、独創性という点ではちょっと劣ると思った。

359 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/10/09(日) 13:52:36.18 発信元:111.107.183.63 .net
http://goo.gl/RwsbST

http://goo.gl/rPZnK3

360 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/12(水) 23:37:53.29 発信元:133.204.240.44 .net
>>357
読んでる。マジすか
声優にこんな名前の人いなかったか

361 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/13(木) 00:06:25.85 発信元:133.204.240.44 .net
スピノザ『神学・政治論(下)』吉田量彦・訳 光文社古典新訳文庫(2014)

おおー。言う通りなかなか良かった。
私の持論とほとんど同じってところがびっくりした。
私も「住み分け」を考えている。神に関する考えがすこし違うくらいであとは同じかも。
どの権力者もまずわかってないのが「人に100%強制はできない」ってこと。
「命令だ」「嫌です」といえば終るからw

聖書の読み方もスピノザに完全に同意できる。
漠然と思っていたことをスピノザが言ってくれた。
生まれて初めて新約聖書を適当に1,2ページだけ読んだことがある。

その第一印象が「自己啓発本みたい」

362 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/13(木) 00:11:25.83 発信元:133.204.240.44 .net
現代も心理学で心構えを教えて傷つけあわない心で生きようとか
こういう風に生きて夢を実現させるとか、心構えで平穏な心を手に入れようとか
そんなことが書かれた本が多い。

初めてすこし読んだだけで、この心構えの工夫で幸せに生きようという
PHPの本とか「不機嫌の心理」のような本と同じだと思った記憶がある。
だからスピノザの聖書の読み方は同意できる。

また「霊的存在として、超自然現象の神」も否定しきれていないのがいい。
私も、奇跡とは自然現象がある状態で出てきたから、人々が「奇跡だよ!」と思ったわけだ。

ここで思ったのは「奇跡」とはめったにないことをささない。
どうしても解決できないことが解決したとか、どうしても欲しかったものが手に入ったとか
「熱誠祈願の成就」のことをさすと思っている。

自己啓発本で「願えば叶う」といって願うだけで叶ってない人が多い。
そうじゃなくて、強く願って達成のために努力するから、他力が応援するのである。
その「他力」の入り込む余地が残っていると思うのでよかった。

そしてスピノザは、権力者の気持ちを傷つけないように配慮もしていた。
私はこう思っている。今まで「国家転覆」「世界征服」「世界をよくする」といって行動した人は
政治家や支配者の敵に回ってしまう。水面下で支配者に狙われて消されそうになることが多い。
このため、立派な人の国家改善は基本的に実現していない。
権力者、支配者の横暴の気持ちも配慮している考えには反しないと思う。
スピノザは迫害が激しすぎてそういっただけかもしれないがw

しかし、立場の強い人には用意周到な配慮はしにくいと思う。
そういう意味で、気苦労が多い人生の人がいるというわけだ。
スピノザの様な人、本人から見たらただ辛いだけだがw

363 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/13(木) 18:19:43.03 発信元:14.132.117.129 .net
>>361 おお、スピノザが褒められるとうれしい。

「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」 原田 まりる
296位/608作品。日本語小説。
おお、哲学入門書としてはいいかもしれない。ニーチェの思想が丁寧にまとめられている。
それ以外の哲学者はあまりぼくが詳しくないこともあり、評価できない。
まあ、哲学に興味をもってもらうにはいいんじゃないでしょうか。かなり売れてるようですけど。
でも、三十一歳のタレントさんなんですね。まあ、ぼくも三十代になってから哲学書読みましたけど、
アイドル本って銘を打つには無理があるかと。まあ、きれいな人ですが。
タレント本ですね。くだけすぎてて好きじゃないですけど、これで少しでも多くの人がニーチェを読んでくれれば幸い。

364 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/14(金) 07:50:12.40 発信元:14.132.117.129 .net
「「我が輩は猫である」殺人事件」 奥泉光
177位/609作品。日本語小説。
文体は百点。読みづらいかと最初は思ったが、文体の面白さでぐいぐい読める。
ただ、物語の方は、伯爵が推理披露をするあたりまではよかったが、
その後はいささか退屈といわざるをえない。SFと突如として発展するオチも、
あまりうまいものだとは思われない。ハッピーエンドで終わっているのが唯一の救いか。
文体でいえば、ぜひ読んでほしい作品であるが、さほどのSFやミステリではない。

365 :記憶喪失した男(中部地方)@\(^o^)/:2016/10/14(金) 09:40:00.19 発信元:14.132.117.129 .net
「QJKJQ」 佐藤究
214位/610作品。日本語小説。
前半は文章が下手すぎる。後半になり多少マシになるが、
オチはあまりたいしたものではなく、もう一度、全部練り直して構成しなおすべきだろう。
とてもではないが、平成のドグラマグラなどというにはおこがましい
未熟な作品であるといわざるをえない。多少のオチはあるので、ミステリ好きなら読んでもいいだろう。

366 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/17(月) 06:42:44.96 発信元:14.132.117.129 .net
「終わりなき索敵」(上巻) 谷甲州
順位不明
素晴らしい傑作だ。宇宙艦隊戦の描写は、これほど優れたものは読んだことがない。
そして、決して自分たちから発砲しないのが航空宇宙軍史であるが、
そのたどりつく先が、汎銀河世界となり、さらに超光速空間流からさらなる幻視えと至る。

367 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/17(月) 08:42:36.71 発信元:14.132.117.129 .net
「終わりなき索敵」(全2巻) 谷甲州
171位/611作品。日本語小説。
上巻のが面白かったな。新しい宇宙のヴィジョンが見えてくるということはない。
下巻は、未開の惑星の反乱に大部分が占められており、文章は幻想的で素晴らしいものの、
あらすじとしてそれほど決定的な独創性があるわけではない。
「タウゼロ」から「テキスト9」に至る中間に位置する作品といえるだろう。
脳の外部記憶というものを扱っているのは斬新だった。

368 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/17(月) 21:00:37.36 発信元:14.132.117.129 .net
「ゼロの使い魔」 ヤマグチノボル
296位/612作品。日本語小説。
ドット、トライアングル、スクエア、という設定が面白かった。
ルイズはかわいいかもしれないが、作品の均衡が気に食わない。
ただ、無条件でゴーレムに勝つのも不満足。
これはぼくの嫌いな選ばれし者の系統のファンタジーだ。だから低評価。

369 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/20(木) 08:46:50.29 発信元:14.132.117.129 .net
「贖罪」(上巻) マキューアン
順位不明
外れを引いたかな。評判が良かったので読んだが、演劇ごっこや文学を堪能する女子たちの話ばかりで、
特に罪と罰に関する記述なし。第二次大戦前のイギリスでの話。

370 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/20(木) 09:52:18.42 発信元:14.132.117.129 .net
「贖罪」(全2巻) マキューアン
241位/301作品。日本語小説。
第二次大戦における少女の体験を書いた小説。作家志望者だった少女が小説を
出版社に受諾されるまでが書いてある。まあ、ひどくつまらない小説である。
何にも面白くないと思う。このイアン・マキューアンが1990年代のイギリス小説界を牛耳ったというのだから、
やはり主流文学は死んでいるとしか思えない。読む必要のない駄作だった。

371 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/22(土) 08:43:29.56 発信元:14.132.117.129 .net
「見てる、知ってる、考えてる」 中島芭旺
368位/613作品。日本語小説。
詩集だな。哲学者とか名のってるそうだが、なまぬるいぞ、ばおくん。
小学生がもっと頭いいことはぼくは知っているぞ。
その程度で満足せずに、編集者が止めるくらいぎりぎりの思考をしなければ、
プロとしてやっていく価値なんてないぞ。本は売れても、そのなまぬるさではやってく価値はない。

372 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/23(日) 22:35:39.63 発信元:133.204.243.165 .net
カント『実践理性批判 改訳版』波多野精一 宮本和吉訳 岩波文庫
(昭和23年)

旧漢字(繁字)と旧仮名遣い

373 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/24(月) 06:19:53.23 発信元:14.132.117.129 .net
「小公女」 フランシス・バーネット
110位/302作品。翻訳小説SF以外。
いきなり主人公がお姫さま扱いされるのはどうかと思うが、
物語のオチにつながっているのでしかたないだろう。
女の子の父親が破産して死んでしまうお話。

374 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/24(月) 08:35:01.91 発信元:14.132.117.129 .net
「ショートショートの花束7」 アンソロジー
450位/614作品。日本語小説。
面白いものはなかった。

375 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/24(月) 23:46:04.03 発信元:133.204.243.165 .net
スリーピース東州 又の名を深見東州
『どこまでも強運』たちばな出版(平成23年)

376 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/26(水) 11:40:10.97 発信元:14.132.117.129 .net
「AV男優のすべて」 桜木駿
順位不明
知りたいことはまったく書いてなかった。駄本であろう。裏があるとしか思えない。

377 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/27(木) 16:43:58.30 発信元:14.132.117.129 .net
「日本宗教史」 末広文美士
順位不明
東大卒の七十歳以上になる高齢な著者による日本宗教史である。
仏教学が専門のようだが、日本の宗教史についてよくまとめてある。
まあ、すでに知っていることのまとめが多いものの、聖徳太子の法華義疏が
偽書説があることなど、細部には興味深い点が述べられており、明らかに
ぼくより詳しい。天理教も大本教も世界救世教も生長の家も、ぜんぶ統合失調症に
なった女性から生まれた宗教だというのが興味深かった。

378 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/10/28(金) 22:16:20.11 発信元:133.204.243.165 .net
>>377
さすが年の功

379 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/29(土) 06:04:39.71 発信元:14.132.117.129 .net
>>378 ごめん。七十歳じゃなくて、六十五歳くらいみたい。

「こころの旅」 神谷美恵子
373位/615作品。日本語小説。
乳幼児から、三歳児くらい、小学校時代などの精神分析が述べられるが、
青年期、老年期の精神分析についても述べられているところが珍しいだろうか。
フロイト、ビアジェ、エリクソンなどをまとめている。
児童の不登校などは一時的なものでやがて治るとしているが、これは実態と合っていないだろう。
精神分析の本ということで、どうしても厳しい批評をしなければならないが、
この一冊の本に書かれている内容が一人の人生の可能性に対してあまりも情報量が少ないので、
あまり読むべき本だとは思えない。

380 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/29(土) 09:48:07.99 発信元:14.132.117.129 .net
「本当の戦争の話をしよう」 ティム・オブライエン
107位/303作品。翻訳小説SF以外。
退屈な小説ではある。前半部分では三人しか死なない。
で、最後の頃に明かされる。これは本当の戦争の話ではないと。
本当の戦争ではたくさんの人が死に、作者はそれを認識することすらできなかったと。
戦争の真実について書いた話を装った作り話であると作者はいう。
そこが面白かった。

381 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/29(土) 12:58:07.86 発信元:14.132.117.129 .net
「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン
54位/173作品。翻訳小説SF長編。
これが情報体が発生するところから語り始められることを知らないと最初はかなり難解だろう。
また、途中で超弦理論を使った説明が出てくるが、超弦理論の入門的な知識を
知らないとわけがわからないだろう。それさえ押さえれば、わりと普通の
最初の接触ものである。ただし、なんか、七階層の宇宙とかいうわけわからないものが出てくるけど。
この意味は理解できなかった。最も難解といわれるSF小説をついに読むことに成功した。

382 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/29(土) 15:26:49.34 発信元:14.132.117.129 .net
「少年少女」 アナトール・フランス
163位/304作品。翻訳小説SF以外。
童話のような掌編集。ヨーロッパ人の思い描く純朴な少年少女が描かれているが、
こんなごっこ遊びをする子供は今時はいないだろうな。
こんなのを喜ぶ子供は所詮、大人の願望であり妄想。

383 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/30(日) 20:02:43.26 発信元:14.132.117.129 .net
確信した。
おれの幻覚体験中におれを襲ったのは、神経科学の生体実験をしていた国家機密でまちがいない。
現在の神経科学の発展を見るに、おれが体験したのは、十四年前だが、
現在、証明されている神経科学の実験そのものだ。

384 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/10/31(月) 11:58:09.57 発信元:14.132.117.129 .net
「宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか」  ルイーザ・ギルーダ
順位不明
量子力学についての最先端入門書であるが、内容はアインシュタインとボーアの対立から始められており、
最近のヒッグス粒子の発見や重力波の発見までは押さえてないので、ひどく退屈である。
唯一、1997年にツァイリンガーたちが発見した量子テレポーテイションについては扱っている。
まあ、新しく読むならこれを進めるけど、量子力学に詳しい人がわざわざ読む本でもない。

385 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/02(水) 23:53:01.68 発信元:133.204.243.165 .net
清水誠著『ゼロから話せるオランダ語 会話中心』三修社(2008)

文法がわけわかめ
うろ覚えで言うと進行形という文法はあるが
意味は「〜している」ではない全く違う意味だったはず

オランダ語は歴史上の横暴によりアフリカにわたった人によって広まり
アフリカの言葉になったそうだ
それだけ面白かった

386 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/08(火) 23:52:24.58 発信元:60.239.249.145 .net
著者 藻利佳彦、バソヴァ・オリガ、山内真、吉見薫
『耳が喜ぶロシア語』三修社(2013)

音読して聞いた

何カ月かちょっとずつ進めて今終わった

387 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/12(土) 03:15:11.48 発信元:14.132.117.129 .net
「伝習録」 王陽明
184位/305作品。翻訳小説SF以外。
儒学の解説書。功夫について記した書物である。功夫は修行一般の意味である。
天理を知り心を知るのがよいとある。日月星辰の上も天なら、地底の下も天であるとして、
天を知ることは万物を知ることだといっている。全知全能という単語があり、
明代の中国にその概念があったことを示している。が、おおよそ内容はくだらないのひとことである。

388 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/12(土) 09:46:04.31 発信元:14.132.117.129 .net
「名探偵の掟」 東野圭吾
133位/616作品。日本語小説。
ユーモアミステリ連作短編集。本格推理小説を風刺した笑える短編集。
前半はとにかく面白くて爆笑してしまった。
東野圭吾では今まで読んだ中でいちばん面白かった。
ミステリにある程度詳しい人のが楽しめそう。

389 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/12(土) 14:54:21.06 発信元:14.132.117.129 .net
「虚実妖怪百物語 序」 京極夏彦
順位不明
なんか新作だしたらしい。急に三冊も。そんで評判がいいようなので、
懲りずに買ってみた。雑誌「怪」の関係者が総登場して、雑誌「怪」なんかは、
志水アキの漫画が連載していたことしか知らなったが、志水アキは別紙で連載しているらしいから、
あれはついに廃刊になったのだろうか。それで書いた内輪向け作品というわけだろうか。
なんか、二十代の頃、まだ小説家をあきらめていなかった頃、こういう雑誌のSFの仕事をしたかったなあ。
読みやすいが面白いとまではまだいえない。さくさく読めたので、面白かったのかもしれない。

390 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/12(土) 17:50:54.70 発信元:14.132.117.129 .net
「虚実妖怪百物語」 京極夏彦
順位不明
京極夏彦登場。円城塔も出た。東というのは東浩紀だろうか。
ネタバレだが、荒又宏の家が要塞になってることはあっても、
日本のクリエイターがみんな富士の樹海で暮らしていたというのは50%も確率ないと思う。

391 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/12(土) 22:00:07.10 発信元:14.132.117.129 .net
「虚実妖怪百物語」 京極夏彦
180位/617作品。日本語小説。
京極夏彦が久しぶりに考えた。この物語を一人で考えたとは思えない。
みんなで作った気がする。第三巻はひたすら考察につぐ考察。
妖怪とは何か。この物語を書き始めたそれがどう収束するのかすべてが描かれている。
反克石と未来図はすごいアイデア。ダイモンももっと広く知られるべき。

392 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/13(日) 23:56:38.39 発信元:60.239.249.145 .net
>>390
それが正しかったら富士の樹海に街があるんじゃないか?w

393 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/13(日) 23:58:10.67 発信元:60.239.249.145 .net
>>392
ダイモンは古典ギリシャ語で「神」だが・・・うーむ

394 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/19(土) 06:45:32.51 発信元:14.132.117.129 .net
「ロリータ」 ウラジミール・ナボコフ
107位/306作品。翻訳小説SF以外。
文章がすごい上手でびっくりした。あと、やっぱりロシアの名前は難しすぎる。
ロー、ローラ、ロリータ、が全部同じ名前で、本名がドロレスでドリーも愛称とか、
わけわからない。性規制をかわすためにこんなに難解な名前にしたのか。
文学的な小説だったが、やはり十二歳でなければならないというあたり変態なのはまちがいない。

395 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/20(日) 00:04:46.55 発信元:60.239.249.145 .net
>>394
ロシア人は親しい時、仕事の時とかで
3つくらい呼び方があるようだよ

たとえば、ヴラジミール・ナントカ・プーチンだったら
一般的にはナントカ・プーチンだけで呼ぶ
親しい人がヴラジミール・ナントカって呼ぶ
その割には、フルネームを名乗ることがあまりない

『罪と罰』読んだときは困ったw
途中で呼び方が複数あることに気づいたよw

396 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/21(月) 19:06:04.06 発信元:14.132.117.129 .net
「最後にして最初のアイドル」 草野原々
144位/618作品。日本語小説。
超よかった。文章は素晴らしく上手だ。そして、まぎれもなくステープルドンを感じる。
アイドルについてあんまり詳しくないので、いちばんの決め台詞で意味が少しわからなかったが、
これはまぎれもないひとつの到達点を示しているといえる。SFとしてもまぎれもない傑作だ。
中編のようである。

397 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/22(火) 02:26:54.42 発信元:14.132.117.129 .net
「世界の終わりの壁際で」 吉田エン
299位/619作品。日本語小説。
こりゃ、ダメだ。コンピュータゲームに打ち込む主人公というのがまず、
「小説家になろう」向けに書かれたものだろうが、ひどく迫力不足。
世界が終わる場面、壁の外と中。まったく漫画の「銃夢」に勝てる要素がない。
SFワナビはまだ「壁もの」を書いていってもいいだろう。こんなもの「壁もの」の決定作なんかにはなりはしない。

398 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/22(火) 18:25:12.44 発信元:14.132.117.129 .net
「ヒュレーの海」 黒石迩守
104位/620作品。日本語小説。
大傑作。この世界が物自体の表象であったとして、人間が生身をもたず、
地球の表象として存在する時代の物語。超ハードSF。
「ニューロマンサー」も「ディアスポラ」も超える情報科学SFの新たな金字塔。

399 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/23(水) 19:47:04.05 発信元:60.239.249.145 .net
サンーピエール『永久平和論1』本田裕志 訳 京都大学学術出版
近代社会思想コレクション10
(平成25<2013>年10月25日 初版第一刷発行)

仲裁裁判所があれば戦争は亡くなるという

400 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/24(木) 20:54:42.55 発信元:60.239.249.145 .net
>>399
間違い
戦争がなくなるんじゃなくて
かなり減る

401 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/26(土) 09:47:49.21 発信元:14.132.117.129 .net
>>399 あ、サン・ピエールはアマゾンで検索してもなかったけど、
あったのか。興味ある。

402 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/26(土) 09:50:33.03 発信元:14.132.117.129 .net
「巨匠とマルガリータ」(上巻) ブルガーコフ
順位不明
悪魔を憐れむ歌の元になったという悪魔譚。といっても、期待外れ。
悪魔は一人の首を引き抜いて殺すだけだし、モスクワで悪魔が大暴れなんてことはない。
あと、一人死んで、一人精神病院に隔離された。こんなものがロシア最大の奇書であるはずがない。

403 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/26(土) 11:34:21.91 発信元:14.132.117.129 .net
「巨匠とマルガリータ」(全2巻) ブルガーコフ
165位/307作品。翻訳小説SF以外。
売れない作家の巨匠がけっこう好き。
悪魔譚については、ファンタジーゲームが流行した今、ちょっと凡庸だといわざるをえない。
だが、天才が次々と精神病院に閉じ込められ、救世主が次々とはりつけにされる小説を
誰かもっと上手に書いてほしい。

404 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/28(月) 02:11:52.29 発信元:60.239.249.145 .net
>>401
図書館で借りた

405 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/28(月) 12:00:36.25 発信元:14.132.117.129 .net
「海と毒薬」 遠藤周作
454位/621作品。日本語小説。
戦争中の医者の話。「中支では女とやりまくって楽しかった」と書いてある。
また、日本の医者が童貞を捨てる話でもある。キリスト教については運命がどうだとか
ひとこと書いてある程度。仏教についてもちょっと書いてある。あまり宗教的な小説ではない。
まあ、退屈なよくある純文学といったところ。なぜこれがこんなに大勢に読まれてるのかさっぱりわからない。

406 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/28(月) 14:02:01.60 発信元:14.132.117.129 .net
「誰も僕を裁けない」 早坂吝
174位/622作品。日本語小説。
傑作。相変わらずのエロミス。今回は本格っぽいけど、なかなか小技が聞いていて、
全体が煩雑なものの、作品のオチは素晴らしく、笑えるし、最高に面白かった。
上木らいちシリーズ好き。本当に好き。

407 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/11/28(月) 17:43:33.01 発信元:14.132.117.129 .net
「シッダールタ」 ヘッセ
135位/308作品。翻訳小説SF以外。
まさかのゴータマとシッダールタが別人設定。
だが、後半の思想は悪くない感じだ。
「今、今日未来の完全な仏陀がここにいるのだ」

408 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/11/29(火) 21:25:46.53 発信元:60.239.249.145 .net
ゴータマ・シッダールタって一人のフルネームだと思ってた

ヘッセの「仏教」まえに読んだな
もう忘れたけど

409 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/01(木) 19:17:14.46 発信元:60.239.249.145 .net
そういえば、以前なぜか
ゴータマとシッダールタを別で見かけて別人と思っていたら
どこかでゴータマ・シッダールタと書いてあった
最初は一人の人間だと知らなかったんで。
釈迦の名前はなんだ?と疑問に思っていたところだった
なんせ、シャカって名前かと思ってたくらい無知だった
セイントセイヤの影響でw

書き方を統一しないから別人と思ったりするんじゃw

410 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/02(金) 06:13:23.19 発信元:14.132.117.129 .net
>>408 いやいや、ゴータマ・シッダールタで同じ人間だよ。別人にしたのはヘッセがどこかおかしかったんだろう。

411 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/02(金) 06:15:42.27 発信元:14.132.117.129 .net
「聖なる侵入」 フィリップ・K・ディック
82位/174作品。翻訳小説SF長編。
処女懐胎ものだな。それ以上に特にいうことはない。神学小説として特に優れていることもないだろう。
大原まり子の「スバル星人」のが優れていたな。

412 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/02(金) 08:38:29.72 発信元:14.132.117.129 .net
「ティモシー・アーチャーの転生」 フィリップ・K・ディック
117位/175作品。翻訳小説SF長編。
SFじゃないっていう人もいるだろうけど、ヴァリス三部作ということを受けてSFに分類。
ダンテ「神曲」の感想文である「神は宇宙の書である」が書かれている。
ディモシー・アーチャーって名前は格好いいけど、あんまりよい話でもない。
カントの物自体を認識できたという記述がある。凡作。

413 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/02(金) 17:58:25.71 発信元:14.132.117.129 .net
「道化師の蝶」 円城塔
124位/623作品。日本語小説。
「道化師の蝶」と「松ノ枝の記」の二編からなる。いずれも傑作だ。
特に「道化師の蝶」は幻想小説かくあるべしというべき傑作であり、
芥川賞最高傑作だといってもいいだろう。必読である。
これを理解できない読書家など文学はやめてしまった方がよい。
「松ノ枝の記」もSF魂を感じさせる面白い短編で、思わず涙が流れてしまった。

414 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/05(月) 06:59:05.11 発信元:14.132.117.129 .net
「コズミック」(上巻) 清涼院流水
順位不明
思ったより読みやすく、文章も上手で、読んでいて楽しい。
京極夏彦がモデルらしき人物が死んだかと思ったら、清涼院流水がモデルらしき人物も死んだ。
はたして、どんな展開を見せるのか。
あえて、コズミック上巻、ジョーカー上下巻、コズミック下巻の順で読む。

415 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/05(月) 18:25:39.42 発信元:14.132.117.129 .net
「重力とは何か」 大栗博司
順位不明
電子は時間を順行するが、陽電子は時間を逆行するという説が述べられている。
これは正しいらしい。それで、宇宙の電子はすべて同じ一個の電子であるという仮説が
披露されているが、それを学生が陽電子の数が少ないことからすぐに否定したことが述べられている。
この箇所は面白かった。この着想は実際に、ファインマンの理論に利用されたそうである。
最後は、大栗博司の持説であるホログラフィック宇宙論と重力とは幻想であるという仮説が述べられて終わる。
良書である。

416 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/05(月) 22:21:13.27 発信元:14.132.117.129 .net
「いま世界の哲学者が考えていること」 岡本裕一郎
108位/624作品。日本語小説。
極めて良書。時事問題を扱った本でこれほどの良書はない。
哲学についての本ということであるが、哲学以外についての記述が素晴らしい。
つまり、情報革命は監視社会を生み出していて、監視者と被監視者の非対称性が大きく問題になっているということ。
生命技術革命が進行中でそれは素晴らしいものになる可能性があること。
優生学もナチスの連想から否定するのではなく、世界的に優生学が認められていること。
資本主義はどうなるのかわからないが、格差は広がっており、アメリカでも富める者を抑制する運動があること。
などが書かれている。宗教についての記述はあまりピンとこなかった。
まあ、つまり、哲学などまったく発展しておらず、情報科学や生命科学や経済学をやった方がいいということだ。
本書には明確に、文学は95%の学生を役立たずにして送り出すダメな機関として記述されている。

417 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/06(火) 20:39:32.42 発信元:14.132.117.129 .net
「貨幣とは何だろうか」 今村仁司
順位不明
駄本である。笑わせに来ているのかと思った。この本は貨幣を文学の側面から
述べたものであり、経済学的考察はまったくない。貨幣論を考えるのにまったく読む必要はないだろう。
人間中心的な思想があり、墓や貨幣は人間だけがもっているものとしているが、
形態がちがう原始的な墓や貨幣を持っている動物もいるかもしれないのに。

418 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/06(火) 23:39:01.22 発信元:60.239.249.145 .net
サン-ピエール『永久平和論2』本田裕志 訳 近代社会思想コレクション11
京都大学学術出版会(2013)

これ読んだ人は、ルソーの『告白』読んだらたぶん笑うw

419 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/08(木) 20:25:24.99 発信元:14.132.117.129 .net
2008年のおれ「国家機密にあったんだよ」2ちゃんねるのアホども「そんなわけねえ」
 ↓
2016年の出版された本複数。インターネットが普及して監視社会が生まれたのは事実でした。

2008年のおれ「組織はEとFとSに分かれて勢力争いしていた」
2008年の2ちゃんねるのアホども「妄想。妄想」
 ↓
2016年。Eは14、Fは15、Sは空白を意味する十六進法表記のことでした。

2008年のおれ「世界の王はESという名前でユーゴスラビアに住んでいるらしい」
2008年の2ちゃんねるのアホども「妄想。妄想」
 ↓
2016年。ESは、14と空白を意味する十六進法表記のことでした。

2008年のおれ「心を読む機械が国家機密にはある」2ちゃんねるのアホ「そんなもの存在しない」
 ↓
2016年、脳の内部の言語概念を読みとる技術ができたことが発表される。

420 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/10(土) 09:28:46.81 発信元:14.132.117.129 .net
「ゴッド・ガン」 バリイトン・J・ベイリー
17位/125作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
十編全部面白い。特に「大きな音」と「死の船」が好き。いやあ、今年になって、
エリスンとベイリーの日本オリジナル短編集が出版され、読まなければ死ねない水準だった。
生きていてよかった。

421 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/11(日) 19:39:31.39 発信元:60.239.249.145 .net
シェストフ/植野修司 訳『アテネとエルサレム』雄渾社(1972)

衝撃の事実。途中までだった。4部まであるらしいがこの本は1部のみ。

古代ギリシャ哲学を学ぶ人々は「アテネとエルサレム」「宗教と哲学」といいたがる。
「アテネか?エルサレムか?」「宗教か?哲学か?」が本当のところではないかと著者はいう。
アテネとエルサレムでは思想が違い、どう違うか忘れたが
必然性に服従するか、必然性を服従させるかで別れたらしい。

必然性がキーワードで、強制の哲学が語られる。
神や強制、事実とは何かといえば過去にあったことではないか?
「ソクラテスは毒殺された」と「犬は毒殺された」は同じことなのかが論じられる。

読みにくくてよくわからんが、過去に会ったことは変えられないことが書かれている。
変えたいが、変えようとするのがどういうことかの形而上学である。

422 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2016/12/11(日) 19:40:26.28 発信元:60.239.249.145 .net
カント、ヘーゲル、アリストテレス、プラトン、スピノーザはどういったかを挙げる。
古代ギリシャ哲学者はソクラテスが毒殺されたのは、必然か偶然か、必然には服従しなければいけないのか
必然に逆らったらどうなるのか、などを語る。どうやら、「記憶している」ということには触れていないようだ。
古代ギリシャでは「過去のことを覚えている」という認識はまだできていなかったのか?

そしてこうしめくくる。ソクラテスは毒殺されたと「言ってもいい」が、何と言おうとそれがあったことは
人には変えられない。神でも変えられないようだ。
それでも必然性があるときは、そのことを考えもしないで、必然性(現実)に
服従するとどうなってしまうかなど考えもしないで
これからどうなるかなど考えもしないで「自分自身への調和」という喜びを手にするために動けと言う。

現代風に言えば、現実や過去がどうなってようと、気にしないで行動しなさいということになるだろうか。

現代風に言わなかったのは、「過去を記憶している」などとの心理現象について
ぜんぜん語られなかったので、できるだけ合わせてみた。最後に「動け」というのもかなり違って感じた。
現代風の単語一つのおおざっぱな定義ですませる用法では、うまく言えない。
よほど気を付けないと、哲学に合わせて話すのは難しい。
言葉遣いを簡単に済ませているようでは、異なった時代の表現を学ぶのは難しいだろう。

現代はなんでもかんでも簡単にし過ぎて、自分の発言に意味がなくなっている気がしてならない。
それは、事実という必然を話題にしても、まるで形而上学ですらない妄想のように
意味のない言葉の羅列に堕落し、発言はすべてたんなるオノマトペになり動物が吠えている音声だけにとどまる。
今の日本は言葉を簡単に扱い、意味、用法を忘れている気がしてならない。
実際に、見ればわかることもわからず、決定したことももう一度わからないなどと言えるのだから
記憶力が低下しているようである。

423 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/11(日) 19:41:15.26 発信元:60.239.249.145 .net
名前が消えたので
>>421-422

これでひとまとまりね

424 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/12(月) 22:20:23.86 発信元:60.239.249.145 .net
>>423のことだけど
見たらわかるわ!ってことに今気づいた
まあいいか

425 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/19(月) 05:25:51.81 発信元:14.132.117.129 .net
「イワン・イリノイチの死/クロイツェルソナタ」 レフ・トルストイ
217位/309作品。翻訳小説SF以外。
二編からなる。「イワン・イリノイチの死」は短い中編だが、イワンの死を描いたもので、
ミステリが大流行した現在は凡庸な小説といわざるをえない。ただ死ぬだけである。
「クロイツェルソナタ」のがまだ読めるが、フェミニズム論について書いてあるのだが、
まあ、さして面白いわけでもない。

426 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/19(月) 05:58:44.20 発信元:14.132.117.129 .net
「光あるうちに光の中を歩め」 レフ・トルストイ
216位/310作品。翻訳小説SF以外。
150ページほどの短い小説であるが、何のありがたみもないキリスト教の
説教が書いてある。

427 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/19(月) 06:56:00.58 発信元:14.132.117.129 .net
「自省録」 マルクス・アウレリウス
216位/311作品。翻訳小説SF以外。
たいして深いことばはないな。普遍的知識や自由意志という概念がある。
自己啓発書として大ベストセラーになってるようだが、こんなもの読んでも無駄。
ただ、哲学王といわれるローマ皇帝が現在の我々から見たら何にも賢いわけではないことを
知るには充分かも。

428 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/19(月) 08:11:25.62 発信元:14.132.117.129 .net
「人生論」 レフ・トルストイ
135位/312作品。翻訳小説SF以外。
冒頭の水車の寓話は非常に素晴らしい。まあ、アウレリウスの「自省録」などを読むよりは、
このトルストイの「人生論」でも読んだ方がまだマシであろうが、
そんなに刺激的にまとまった内容でもなく、三島の「不道徳教育講座」のがぼくは好きだな。

429 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/21(水) 08:36:14.71 発信元:14.132.117.129 .net
「嫌われる勇気」 古賀史健
289位/625作品。日本語小説。
どうにも納得できない本だった。まったく共感できない。
「原因論」と「目的論」を持ち出し、目的のために感情が発生するとしているが、
正確には、原因と目的の折衷から感情は発生するだろう。
この本で語られる勇気は、自分の気持ちの持ちようさえ変われば全部解決するという蛮勇であり、
現実には適用できないだろう。対話篇であるのは非常に好みの形式だった。
こんな大ベストセラーになったのが信じられない共感できない本だった。

430 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/22(木) 14:28:17.39 発信元:60.239.249.145 .net
加藤尚史『頭のいいヤツはつぶされる』PHP(1980)

先例主義はつぶされる。
日本の先例主義にどっぷりつかった「頭のいいヤツ」はつぶされる。
日本政府が平気でバカなことをしている理由。
日本がなぜ一律を強制するのか。

過去を重視して未来を怖がり、現在に安住する日本人。
しきたり、年中行事、考え方がなぜ極端までに非論理的なのか。

なぜ自分で考えない人が多すぎるのかは「頭のいいヤツ」の考え方にあった。
官僚が現状維持したいために、バカな政策しかやらなくなった。
この考え方が大衆にも浸透しているので日本人は何を聞いても誤解するようになった。
その中で、おかしいことに気づく人間が問題児とされてきた。
その問題児を「頭のわるいヤツ」という。

テストに通って、経歴良くて、先例主義から見たらわかりやすい人間だけが
採用される仕事形態。
といっても求人広告には白紙同然のことしか書かれない。
(希望の部署を言って採用されても、確実に違う部署に入れられる理由がここにある。
明言しないのは、何も日本文化だけではなく、現状維持したいために何が起きるのも怖いからである。
仮に俳句などの日本文化で明言しないというのなら、著者や私が存在するわけがないからだ)

日本の病気なところは現状維持にあった。
日本政府から家庭の親まで現状維持がしみついたため、日本は良くならなくなった。

「家庭の幸福は諸悪の本」太宰治『家庭の幸福』

一つもバカなことをしないで生きている人間は、自分で考えるほど賢明ではない
                                 ラ・ロシュフコー

431 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/22(木) 15:08:34.59 発信元:60.239.249.145 .net
つい書きすぎてしまったがもうちょっと

上記から(先例主義から)の脱出という提案。
著書は古いが、リーダーシップは今人気があるのと同じ。
それにしても、西暦2000年を超えてからリーダーシップを考え始めたこと自体がキチガイである。
教育論、リーダーシップ論、チームづくりの組織論と書かれている。

著者は膨大な本を読んでいる。ジャンルがはば広い。
専門は経済学らしい。経済学を志すなら、経済学しか知らないなんてことは
許されないくらいに経済学とは広いものである。
だからおのずと各学問を一通り読むが、とにかくいろいろ出てくる。
こういう人がまさか海軍航空隊にいたとは。
海軍は一部を除いて愚か者ばかりのイメージなのでこういう人がいたと知ると希望がわく。
日本人になじみ深い古い言い回しも多いので
文体は日本人に合った言葉で書かれた哲学書と思っていい。
西洋の哲学書がなかなか読み取れなくて当たり前ということだ。
おそらく西田幾多郎とも違う文体と思うで読みやすいだろう。

この本で日本がなぜ頭がおかしいのか知ってほしい
これを知ったら頭のいいヤツと喧嘩する未来がくるだろうが
自分で考えないということ自体がおかしいということだけは忘れないようにしてほしい。
先例主義は何があっても問題とすることをしっかり意識すること。

多くのコンビニ人間がとつぜんのことが起きると客を黙らせて追い出して
対応したと勘違いしている。それはめんどくさい人間を消したのである。
そういうことしかできないのが先例主義だからつぶされる運命にあるのだ。
仕事で自分で考えたことの大部分が台なしになって感じるのもここからくるだろう。

できるだけ多くの人がこの本を読んでほしい。
日本の見た目がどこまでおかしいかがかなり明確になると思う。

432 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/24(土) 10:06:28.12 発信元:14.132.117.129 .net
「現代思想の冒険」 竹田青嗣
350位/626作品。日本語小説。
まあ、くだらない哲学入門書。筆者は哲学の裸の王様の化けの皮を剥いでやろうとして、
哲学を始めたというが、その思想の研鑽はこの本には表れていない。
ごく普通の哲学について引用しつつ雑談しているだけの凡庸な哲学入門書である。

433 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/24(土) 10:07:00.34 発信元:14.132.117.129 .net
>>430
1980年の本では読む気がしないなあ。

434 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/24(土) 11:29:04.00 発信元:60.239.249.145 .net
瀬戸口律子『完全マスター 中国語の文法』語研(2003)

詳しく見ても結局どうすればいいかわからんね

435 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/24(土) 11:37:26.12 発信元:60.239.249.145 .net
>>433
旧仮名遣いとかの表記はまったく気にしなくていいよ
今といっしょ
「オ手テツナイデ靴ガ鳴ル」はくだらないなど一部しか出てこない

436 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/25(日) 09:45:57.91 発信元:14.132.117.129 .net
>>405 いや、社会の風潮が1980年と今ではだいぶちがうと思うからね。

「世界でもっとも深い迷宮」 円城塔
順位不明
短編のkindle出版。つまらない。凡作。読む価値なし。

437 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/25(日) 10:11:46.03 発信元:14.132.117.129 .net
「リスを実装する」 円城塔
順位不明
短編のkindle出版。読み放題なので読んだ。凡作。読む価値なし。
kindle読み放題は解約する。

438 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/25(日) 22:53:27.12 発信元:60.239.249.145 .net
>>436
時代は変わる(今の方が日本が暗い)けど
人の心は変わらないんで、人の扱いもそんなにかわらない
というか今のリーダーシップのようなことと同じだから。
むしろこの本のほうが洗練されている

別に読めと無理強いしているわけじゃないんだよw
ここまでわかってる人がいたのがびっくりだったんで、語ってしまう

439 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2016/12/27(火) 21:44:40.52 発信元:14.132.117.129 .net
何気に読書ランキングが2万PVしているのだが、
はあ、この程度で満足するべきなのかな?

パーレイスたちが誰も見てない無意味なランキングといってたやつだけど、
ちゃんと二年間で二万PVしているんだよね。
つまり、2014年5月登録以前の三年間でも2万PVくらいはしてたはずなんだよね。
それなのに散々にいわれて軽んぜられた。ぼくは悔しいよ。

440 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/27(火) 23:17:23.47 発信元:60.239.249.145 .net
リー・クアンユー『目覚めよ日本 リー・クアンユー21の提言』
木村規子 訳 たちばな出版(平成13年)

441 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2016/12/31(土) 23:31:18.24 発信元:60.239.249.145 .net
記憶喪失さん、みなさん、よいお年を

442 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/01(日) 22:51:48.31 発信元:60.239.249.145 .net
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

443 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/04(水) 21:41:28.87 発信元:60.239.249.145 .net
宇戸清治『一冊目のタイ語』東洋書店(2010)

444 :ぴょんちさ ◆PIYON82lac @\(^o^)/:2017/01/04(水) 22:00:09.08 発信元:1.75.228.24 .net
444だけども

445 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/07(土) 22:57:48.20 発信元:60.239.249.145 .net
>>444
おひさしぶりです

446 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/07(土) 22:58:11.76 発信元:60.239.249.145 .net
国安洋(くにやす・よう)『音楽美学入門』春秋社(1981)

447 :ぴょんちさ ◆PIYON82lac @\(^o^)/:2017/01/08(日) 02:45:06.96 発信元:42.127.9.108 .net
>>445
^ワ^ワ^∩

448 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/09(月) 15:17:03.84 発信元:14.132.117.129 .net
2ちゃんで小説宣伝するならどれがいい?
https://twitter.com/tuorua9876/status/818336069787623425

ツイッターアカウントで投票受付中です。

具体的にはこの六十冊のことだ。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n349785

449 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/09(月) 18:53:53.90 発信元:14.132.117.129 .net
改訂した。あけおめ。

死ぬまでに読むべきケンモメン必読書

舞城王太郎「世界は密室でできている。」村上春樹「ノルウェイの森」
小野寺整「テキスト9」六冬和生「みずは無間」円城塔「エピローグ」
村上龍「五分後の世界」椎名誠「インドでわしも考えた」荒巻義雄「神聖代」
赤松啓介「夜這いの民族学・夜這いの性愛論」三島由紀夫「葉隠入門」
ガルシア=マルケス「百年の孤独」ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」
ヴォネガット「タイタンの妖女」カード「エンダーのゲーム」アシモフ「夜来たる」(五篇収録)
ニーチェ「道徳の系譜」スピノザ「神学・政治論」エリスン「死の鳥」
バリー「ケンジントン公園のピーターパン」レム「虚数」

以上二十冊。ちょっとモテ仕様に変えました。

個人的趣味でおすすめするSF短編集
「九百人のお祖母さん」「時の門」「時の声」 「変数人間」「火星の長城」「ブルーシャンペン」
「ゴッドガン」「一角獣多角獣」「終点:大宇宙!」「バービーはなぜ殺される」

450 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/10(火) 00:35:34.55 発信元:60.239.249.145 .net
ジェームズ・W・ヤング『アイディアのつくり方』今井茂雄――訳 竹内均――解説
阪急コミュニケーションズ(1988)

451 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/01/10(火) 12:04:55.18 発信元:126.254.198.165 .net
ケンモメン?嫌儲から引っ張ってきたのか?
いずれにしろ夜這いの民俗学面白そう

452 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/11(水) 21:39:24.24 発信元:60.239.249.145 .net
A.アインシュタイン/S.フロイト『ひとはなぜ戦争をするのか』
浅見昇悟 訳 講談社学術文庫(2016)

壊したいから

453 :記憶喪失した男@\(^o^)/:2017/01/14(土) 14:01:44.74 発信元:14.132.117.129 .net
2ちゃんねるに書きこめなくなりました。

454 :記憶喪失した男@\(^o^)/:2017/01/14(土) 21:40:15.88 発信元:14.132.117.129 .net
「有限性の後で」 カンタン・メイヤスー
190位/313作品。翻訳小説SF以外。
カントについての難解な解説書であるが、そんなに重要なことは書いてなかったと思う。
まちがったことも書いてなかった気がするが。

455 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/21(土) 09:54:57.70 発信元:14.132.117.129 .net
「デッドアイディック」 カート・ヴォネガット
136位/314作品。翻訳小説SF以外。
たいして面白い話ではないが、まあ、たいていの古典小説よりは
ヴォネガットの雑談でも聞いていた方が面白いのである。
SFではない。

456 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/22(日) 00:29:50.35 発信元:14.132.117.129 .net
「霧に橋を架ける」 キム・ジョンスン
79位/126作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
作者ウィキがないのでおそらく韓国系アメリカ人作家。内容は、純文学のような幻想文学。
SFではない。今、アメリカは白人至上主義と多様性民族の対立が激しいと聞いたがこれほどとは思わなかった。
何の面白味もない小説がSFの代表作として紹介されているのだから。

457 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/22(日) 21:38:36.45 発信元:14.132.117.129 .net
「紙の動物園」 ケン・リュウ
40位/127作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
「文字使い師」は泣きそうになってしまった。「月へ」「結縄」
「太平洋横断トンネル小史」「愛のアルゴリズム」あたりが面白い。
もっと中国人の視点にたったSFを読んでみたい。平均点の高いSF短編集。

458 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/22(日) 22:05:44.37 発信元:119.242.254.162 .net
トリップ変えて解決した?

459 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/24(火) 00:04:18.24 発信元:14.132.117.129 .net
いや、時間がたつと自動的に戻った。

460 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/24(火) 00:09:38.44 発信元:14.132.117.129 .net
「日本人の九割が知らない遺伝の真実」 安藤寿康
108位/630作品。日本語小説。
現在、多くの行動遺伝学者に支持されている知能の定義は、次の五つ。
・経験への開放性または好奇心の強さ
・勤勉さ
・外向性
・協調性
・情緒不安定性
内向的な人物のが知能は高い。
「経験への開放性および好奇心の強さ」だけが知能検査で測られ、それ以外の知能は測定されない。
・情緒不安定性が高い人は鬱病になりやすい。が内向的な人のが知能は高い。
・勤勉さと好奇心の強さが高い人は社会的成功をもたらす。
・協調性が高い人は寿命が長い。
青年期のIQの個人差は、遺伝54%、共有環境19%、非共有環境27%によって作られている。
音楽、執筆、数学、スポーツの才能では軒並み遺伝の寄与率が80%を超えている。
だが、これらは現在の教育環境を前提としての話であり、勉強をしなければできるわけがない。
IQは毎年0.3ポイントずつ増えており、三十年たつと10ポイントくらい上昇する。
IQが10ポイントちがうと、もう人格は異なるくらいにちがいがある。
IQが低く、自制心が弱くて、衝動的な人間は犯罪を犯す確率が高いことはわかっています。

461 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/27(金) 13:47:52.19 発信元:14.132.117.129 .net
「べてるの家から吹く風」 向谷地生良
307位/631作品。日本語小説。
精神病患者の無軌道性については比較的正確に記述してある。
これくらいに暴れる患者が多い。
ただし、暴れる患者と暴れない患者は極端に別れており、
暴れない患者にとっては暴れる患者はたいへんに迷惑。
まだ、上っ面をよく見せようと書きすぎている気がするが、
統合失調症の症例としてはかなり参考になる。

462 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/28(土) 13:16:43.32 発信元:14.132.117.129 .net
「構造と力」 浅田彰
149位/632作品。日本語小説。
有名な日本でのポストモダン流行の先駆けとなった書である。
面白い。みんな、この本を読んで語っていたのか。
非情に衒学的で豊富な知識の裏付けが面白いけど、
特に印象に残ったのは、物自体が認識できないから父の名を去勢されているという
カント哲学とラカン精神分析を融合した記述であった。
クラインの壺の説明もかなり面白い。
総評として、「知の欺瞞」以後の現在においても読むべき価値のある書。
ぜひ、文庫化してほしい。

463 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/28(土) 14:15:14.27 発信元:14.132.117.129 .net
「タブーの漢字学」 阿辻哲次
順位不明
良書。漢字のあれこれについて詳しく書いてあるので、
その薤白な知識に圧倒され面白い。ぜひ読むべき。推薦。

464 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/01/29(日) 04:34:31.43 発信元:14.132.117.129 .net
「種の論理」 田辺元
95位/633作品。日本語小説。

有限の数が無限に至るのに、有限の延長ではなく、有限の根本的原因から超越的原理をさしうるように、
個人の特殊性が社会の普遍性に至るように、個人の特殊性の根本的原因を超越的に追及せしめて、
人類の全の意志に至る。それをくり返せば、神に至る。
のようなことが書いてある。
理性人間の自由性が、国家にとって非合理的であるため、政府の特殊普遍性は神への超越ができない。
だから、社会契約は、個人を神へと導く手段ではない。
国家成立の根源と思惟せられる原始契約の必要は、個人の自由が本来非合理的にして
自己矛盾的であり、相互に反対抗争してかえって自己を否定する傾向を有すると考えられるのに由来する。
しかるに自由が本質上社会契約的平等にして正義に適うものであるとしたならば、
原始契約の必要はなくなる筈ではないか。
哲学の立場に立つ限り、非合理性も絶対合理性の契機として観られるものでなければならない。
合理的普遍性が自由と正義を包括するものなら、それは理想の国の到来となるわけだな。
つまり、自由と正義は相反すると田辺元はいっているのだ。推測するにだが。
ベルクソンの「道徳及び宗教の二源泉」ってのを根拠に、
道徳に対するのが客観精神で、宗教に対するのが絶対精神だってやってる。
それで、客観精神は非合理の妥協の産物だけど、絶対精神は愛なんだってさ。
人間だけでなく、動植物にも愛を感じるはずだと述べている。
くそむずかしいが、非合理な道徳と絶対的な愛が自由と正義の二つのように、
個人において発生するから、個人から自由と正義(愛)が発生するとしているな。
すまん。理解できん。イエスを全人類に普遍的な立場に置き換えようとしているようだ。
道徳的精神が宗教的精神と交わるところに、個人がいるんだそうだ。
よくわからない。

465 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/29(日) 20:24:21.12 発信元:119.242.254.162 .net
エルンスト・フィッシャー『芸術はなぜ必要か』河野 徹 訳
叢書ウニベルシタス 法政大学出版局(1967)

言い方がややこしすぎるんだけど、解説でちょっと理解した(本文ではなくw)
感想しか書けない。

人間は形式主義だけで十分なわけじゃない。
神秘的な側面もある。
神秘論者が形式をこき下ろすがダメだと。
両方とも大切だという。

形式主義、論理、言葉の意味だけにない部分は
芸術鑑賞による感動を通してあるんだよ。

芸術は楽しませるだけで衒ったものじゃなくて、
人間性の成長につながる物でなければいけないんだよ。
資本主義で売れればあとはどうなろうと知ったこっちゃないから
愚か者ばっかりなんだこの世界は。
資本主義、ブルジョアどもが保守的に走って
金儲けに走って教養をないがしろにしているが、
芸術は教養、人間として大切なところを感じ取ることができるのだ。

466 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/01/29(日) 20:24:56.12 発信元:119.242.254.162 .net
新世界を建設する核心に迫ることをしないで
世の中のわるいところだけ取り上げて非難するのは楽である。
論理、現実、政治的な腐った根性による金儲けと弱者から搾取する経済活動など
悪いところを知って「知識を増やした」ことを自慢し、世界を悲観している人間に告げる。
現実を知ってたしかに暗い気持ちになることもあろう。
しかし、そこに希望を見出し、このイカレタ時代を明るく生きる理由は
芸術を通して、人格形成と、明るい発展性のある気持ちと、何度も立ち上がれる輝く心と、安心感をもたらさなければならない。

人間の感情や御魂の状態がどのようにあるべきか、無知蒙昧な一般大衆、
芸術をよく知らない一般大衆にもわかるように、高尚な、聖人君子の様な
レベルの高すぎる意識を教えるには、芸術で聖人君子の生きる世界を
垣間見せることが大事だ。

芸術家は世界中の人間を「神よご照覧あれ!」と言って恥ずかしくない性格にするために
しみじみと感じ取れるように芸術作品を量産すべきである。

世界中の人間が、たとえ一人ぼっちで一生誰とも話せないほど孤独な人でも
鑑賞できるように芸術作品を配布し、どういう感覚で生きると
このイカレタ世界を明るく生きられるかの感覚を知らせるのだ。

そうすると、国家の首脳の胸の内がぽっかり穴の開いたニヒリズムは薄れ
わからなくなり、何だか知らないが胸の内がぽかぽか、ほっこりうれしくなることで
アリもしない敵に攻撃を食らわせることがなくなるだろう。

467 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/01(水) 08:17:02.36 発信元:14.132.117.129 .net
「グッドモーニング」 最果タヒ
450位/634作品。日本語小説。
詩ということだが、タイポグラフを無意味に使った中身のない散文であって、
何のイメージも喚起されない。十代の時に書いたというが、ひどくつまらない文章だ。
もっと何か詩的な前衛的な文章がつむがれているのではないかと前評判から予想していただけに残念。
十一歳の哲学者バオくんよりはマシだが、とても人に見せる水準に達しているとは思えない。

468 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/04(土) 10:08:51.83 発信元:14.132.117.129 .net
「哲学の根本問題・数理の歴史主義展開」 田辺元
214位/635作品。日本語小説。
「哲学の根本問題」は哲学入門書であり、カントの主著を読んでいなければ、
おおよそ意味もわからずことば遊びに見えるだろうが、よくまとまっている。
「数理の歴史主義展開」では数学にはあまり触れず、カントの二律背反を「種の論理」の
原理のごとく、統合せしめようと試みる。そして、神が無であるならカントの二律背反が統合できるとしているが、
無理筋であろう。カントの二律背反を具体的に見るに、神を無と置き換えては成立しない。
神は無ではない。しかし、田辺は神は無であるという説を答えとし、絶対無即愛などと言い出す。
神が無であった時、さらに神が愛でいられるのかよくわからない。
田辺元は試みは面白いがたどりつく答えは投げっぱなしであることが多い。

469 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/04(土) 11:16:12.44 発信元:14.132.117.129 .net
「再発見 日本の哲学 廣松渉――近代の超克 (講談社学術文庫)」 小林敏明
順位不明
マルクス主義者の廣松渉が隠れ京都学派だったという本だと聞いて読んでみたが、
なんら得るものはなかった。廣松渉ではなく、「近代の超克」という題名の本を
五人以上が出版しており、「近代の超克」というのが重要なキーワードであることがわかった。

470 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/07(火) 17:00:45.93 発信元:14.132.117.129 .net
2016年:201冊
読んだようだ。
どこかに書いた他の年ごとの読破冊数メモないかなあ。
どっかいっちゃった。

471 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/07(火) 17:22:39.58 発信元:14.132.117.129 .net
2014年:118冊
2015年:127冊
2016年:201冊
だな。

472 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/07(火) 18:07:49.68 発信元:14.132.117.129 .net
2012年:146冊
2013年:126冊
2014年:118冊
2015年:127冊
2016年:201冊
だな。さかのぼれるのはここまでだな。

473 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/07(火) 18:24:11.12 発信元:14.132.117.129 .net
2012年:129冊
2013年:126冊
2014年:118冊
2015年:127冊
2016年:201冊
だな。さかのぼれるのはここまでだな。
2012年がなんか妙に多かったんで数えなおした。やっぱりまちがってた。

474 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/08(水) 04:49:42.22 発信元:14.132.117.129 .net
「近代の超克」 河上徹太郎編
247位/636作品。日本語小説。
ヨーロッパの世界支配に対して、それを超克するために大東亜戦争があり、
それによって新世界秩序を築こうという思想は1942年からあったようである。
島崎藤村はフランスへ行った時驚いたのがまだ階級制度が残っていたことである。
中国でも残っていた。日本から階級制度を取り除いたのは、自由民権運動ではなく、明治維新である。
この本は昭和十七年に書かれたものに1979年に竹内好が解説を書いて出版したものである。
「近代の超克」という単語によって、戦中の思想的高揚が図られたらしく、
どうも悪役にされた座談会のようだ。
もっと悪名が高いのは「世界史の哲学」というまあ日本の戦争の正統性を訴えるらしき
座談会であるようなのだが。
第二次大戦を勉強しない方針だったぼくが哲学の方向から迫ることになったのは何かの縁だろう。
知識人の側面から戦争を眺めてみたい。
最後が福沢諭吉の「日本はアジアではない」ということばで終わっているのはなんともやりきれない。

475 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/08(水) 11:03:41.86 発信元:14.132.117.129 .net
「懺悔道としての哲学」 田辺元
357位/637作品。日本語小説。
西洋哲学に詳しい田辺元があえて親鸞を題材に懺悔について語る書。
というか、敗戦で無理矢理書かされたんじゃないだろうか。
全然、本文で懺悔していないし。
西洋哲学がなんでも神を絶対無とおけば解決するという考えにはうんざりする。
が、田辺元もそのおかしさにわかってはいるようだ。
神は無でなければ理が通らないが、神は有でなければならぬのような文章があった。
まあ、わざわざ読むべき本ではない。

476 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/08(水) 14:55:10.85 発信元:14.132.117.129 .net
「死の哲学」 田辺元
227位/638作品。日本語小説。
225ページ。
「しかしパルメニデスその人は、いうまでもなくエレヤ学派の始祖でありながら、
しかもかえってこのいわゆるエレヤ主義を超越した人といわれる筈だったと思われる。
何となれば、彼の真意は「存在と非存在は同一にして同一にあらず」という主張を以て、
どこまでも弁証法を貫こうとしたのだからである。」
仏教の空の解説として化物語で忍野メメがいってることがギリシャ哲学として記述されている。

477 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/08(水) 22:56:21.11 発信元:14.132.117.129 .net
「阿含経典」(1巻だけ) 増谷文雄訳
255位/315作品。翻訳小説SF以外。
訳されたばかりの南伝経典からの原始仏典だというが、
内容は雑阿含経や法句経とかぶっているので、
中村元訳を読んでいるものがとりたてて新しく読むべきとは思えない。
五感や六感を考えだしたのは釈尊であり、八正道が解かれる。
ずっと同じことのくり返しであきる。

478 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/09(木) 10:16:56.13 発信元:14.132.117.129 .net
「ガリヴァ旅行記」 ジョナサン・スイフト
99位/316作品。翻訳小説SF以外。
まあ、読むのは十回目くらいになるのだが、大人向けで読むのは初めてかもしれない。
児童文学ではない要素があると聞いたが発見できなかった。
あらすじは超面白いと思うのだが、文章がのれない。小人だ! 巨人だ! 空飛ぶ島だ! 馬の国だ!
と派手に書いてくれればいいのだが、そうでないのであまり楽しめない。
が、今回は馬の国に非常に感銘を受けた。

479 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/09(木) 11:37:48.48 発信元:14.132.117.129 .net
「宝島」 スティーブンソン
137位/317作品。翻訳小説SF以外。
これも読むのは何回目かなのだが、あらすじを知っているつもりで読んだので、
流し読みというより飛ばし読みで読んでしまい、いまいち評価は難しい。
いや、もう一度、しっかり読めばいいだけであるが。
実在した海賊王はモーガンだといわれているが、モーガンが海賊シルヴァーに次ぎ。
重要な海賊として描かれているのには初めて気付いた。

480 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/02/09(木) 21:43:17.22 発信元:119.242.254.162 .net
>>474
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』で世界中の各文明を比較してるんだけど
「日本文明」と書かれていた。日本は別物くらいに扱っていたみたい。

いままで読んだ本でもアジアと日本がなんか違うみたいな言い方を
ちらほら見かけたよ。ちゃんと調べた人には日本とアジアが同じとは思わないのかもしれないね。
私はそこから「なんか違いがあるのかな」くらいにしか思ってないけど。

今のところ感じているのは、日本の大きな特徴は
計画性とかビジョンがないことかな。

481 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/13(月) 12:12:00.72 発信元:14.132.117.129 .net
>>480 「文明の衝突」は読んでないけど、日本は普通にアジアだと思うよ。
中国文化圏の国だよ。

482 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/14(火) 21:55:28.27 発信元:14.132.117.129 .net
「ガリヴァー旅行記」(角川文庫) ジョナサン・スイフト
72位/317作品。
新潮文庫は1951年訳で、角川文庫は2011年訳だ。
新潮文庫で読んだ時は文章がのれないと思ったものだが、
角川文庫で読んだ時はこれぞ名作という爆笑激動の物語であった。

483 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/15(水) 11:25:08.14 発信元:14.132.117.129 .net
「西田哲学を開く」 小林敏明
507位/639作品。日本語小説。
京都学派に興味があったので、現在の京都学派の解釈はどうなっているのか確認しようと読んでみたが、
この著者は「絶対矛盾的自己同一」を理解しているのかも怪しく、
まったく参考にならない駄文が並んでいるだけだった。実につまらない本だ。

484 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/15(水) 14:42:13.50 発信元:14.132.117.129 .net
「神様のパズル」 機本伸司
473位/640作品。日本語小説。
傑作だという評判だった。だが、ひどくがっかりするものだった。
小学生でも思いつく宇宙創成SFである。宇宙は創世されない。
創世に関する着想も何も書いていない。重ヒッグス粒子というのはこの作者が考えた独創だろうが、
それが唯一面白かった。

485 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/15(水) 16:51:45.32 発信元:14.132.117.129 .net
「クォンタム・ファミリーズ」 東浩紀
46位/641作品。日本語小説。
おそらく「みずは無間」のデコヒーレンス派の元ネタである。
その幻想的な世界は炎上塔の「道化師の蝶」のように幻想的であり、
それよりさらに重厚で肉厚がある。家族を題材にした幻想小説の傑作といってもいいだろう。
さまざまな注目人物である作者東浩紀の自身を題材とした私小説の趣もあり、
SF好きはぜひ読むべき傑作。東浩紀と狂気という組み合わせはあまり思い浮かばなかった側面だ。

486 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/02/16(木) 23:54:46.28 発信元:14.13.32.192 .net
パスカル・ボイヤー『神はなぜいるのか?』鈴木光太郎+中村潔 訳
NTT出版 叢書コムニス06(2008)

人間の脳みそは、各分野の専門家の部分がいっぱいあるコンピューターのようなもの。
馬を見ると、形、色、肌のつや、動き方、などを見てどうなっているか考える時に
脳みその違う部分を使う。それぞれの部分が、得意分野を持っている。

たったこれだけの理由で宗教が生まれたという。

なぜなら、生活上、人間同士が協力して生きるには、どうしても公共のルール
倫理道徳を決めざるを得ないから、生活しながら徐々に作られていった。

その結果、科学と宗教になった。
科学と宗教は対立するものではなく、生活の知恵であった。
科学で1+1=2をしようと、宗教でウンバラホーしようと心の動きは同じである。

ただ、科学が物事のほんの一部しか利用できず、
宗教は物事のあらゆる部分を取り留めもなくめちゃくちゃに利用しているのが違う。

宗教をやっている人の心は正常だということにして論じている。

487 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/02/17(金) 00:45:34.98 発信元:14.13.32.192 .net
>>484
重ヒッグス場ってなかったのか
その小説で覚えたんだけどw

488 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/18(土) 11:04:22.67 発信元:14.132.117.129 .net
「ブロゴーヴはミムジイ」 アンソロジー
115位/128作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
まあ、傑作選なんていってるけど、傑作はひとつもない。
フレデリック・ポールの名作「虚影の街」も仲村融の「幻影の街」の翻訳のが面白い。
ただ、巻末に伊藤典夫のインタビューがのってる。1981年のやつ。
このインタビューは伊藤典夫の十代にSFをどう読んだかという記録で、
非情に貴重なものだと思う。

489 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/02/19(日) 22:58:45.95 発信元:124.98.100.97 .net
このスレ消失したと思ったらシベリアに残ってた
そして記憶しかいなかった

かがみんとか長門はおらんのよな〜

490 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/21(火) 12:04:28.54 発信元:14.132.117.129 .net
>>489 ぼくとリーダーしかいないよ。

「クリュセの魚」 東浩紀
246位/642作品。日本語小説。
クリュセの魚の意味がよくわからなかったが、すごく幻想的でSF的な何かにも思えた。
ワームホールを使ったSFってこれのことかよ。
ワームホールが車のタイヤだってところがすごく面白かった。
だが、「クォンタムファミリーズ」に比べるとずいぶんと狂気が足りない。

491 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/22(水) 15:07:43.97 発信元:14.132.117.129 .net
「国境の南、太陽の西」 村上春樹
214位/643作品。日本語小説。
前半の100ページくらいまでが面白い。青少年時代の性についてだ。
その後、大学に行き、結婚し、不倫をする小説であるが、
不倫相手がそんなに美人でないこともあり、そんなに楽しめなかった。
ちなみに、村上春樹にはないとよく批判されるコンドームについて記述のある話でもある。
これからも村上春樹をもうちょっと読んでみようかと思わせるだけの面白さはあった。

492 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/02/24(金) 00:11:24.50 発信元:14.13.32.192 .net
戸田山和久『科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる』
NHK BOOKS1022 日本放送出版協会(2005<平成17>)

493 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/25(土) 05:44:42.77 発信元:14.132.117.129 .net
「西田幾多郎哲学論集」(第一巻) 西田幾多郎
順位不明
「場所」において、物事が作用する場所は無でなければならないと西田はいうが、
現在ではヒッグス粒子によって否定されている。意識とは神経の鏡であるというぼくの考えた説も、
西田幾多郎は似たようなことを書いている。「私と汝」昨日の私と今日の私は連続するが、
私と汝は連続しない。どちらも、死から生まれ、生から死ぬものであるのに。
私と汝が同一の認識をもつには宇宙全体がひとつの意識である「万有神論」であるか、
または無を根拠とするものでなければならない。

494 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/27(月) 02:54:18.91 発信元:14.132.117.129 .net
「西田幾多郎哲学論集」(〜2巻) 西田幾多郎
順位不明
第三巻に収録されている「絶対矛盾的自己同一」に至るまでの西田の哲学論文である
「論理と生命」「行為的直観」「人間的存在」などがおさめられている。
西田幾多郎がどのように思索して「絶対矛盾的自己同一」にたどりついたのか知りたい人には
よい資料となるであろう。が、ぼくが驚いたのは127ページに「ゼーレの世界」という単語を見つけたことだった。
ゼーレは「SEELE」でドイツ語で生命を意味するようだ。

495 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/02/27(月) 19:27:00.32 発信元:14.132.117.129 .net
「西田幾多郎哲学論集」(全3巻) 西田幾多郎
141位/644作品。日本語小説。
有名な「絶対矛盾的自己同一」が収録されている。
その細かい感想は別のところで述べているのでここでは省くが、傑作だと思う。
しかし、田辺元「社会存在の論理」1936年に対して西田幾多郎「絶対矛盾的自己同一」1939年なので、
京都学派の第一人者は田辺元だと思う。それより、
これを読んで、ネルフがドイツ語で「神経」、ゼーレがドイツ語で「魂」のことだと知ったのがうれしかった。

496 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/01(水) 22:05:52.47 発信元:111.169.166.235 .net
die Seele

497 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/01(水) 22:08:31.81 発信元:111.169.166.235 .net
der Nerv(単数)
die Nerfen(複数)

498 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/02(木) 15:39:10.43 発信元:14.132.117.129 .net
「生徒会長は妄想系」 青橋由高
186位/645作品。日本語小説。
美少女文庫である。これは抜けない。エッチな女の子がヒロインで、
清楚なヒロインが乱れるのが好きなぼくには抜けない。
なかなか、趣味の合う官能小説を探すのは難しいのである。
しかし、告白するだけでイクというのは、ぼくにはかなり斬新だった。
あと、愛の力が盗撮のことだったり、愛の前ではすべてが許されるというギャグも
なかなか笑える。もう少し、芸術性を高めてほしいかなと思うが、楽しんで読むには困らない。
できれば清楚系に当たりたいものだ。官能小説は読みたくなるという点で、
かなりこの痴女系な趣味とはちがうものであっても面白さは高いということになる。

499 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/02(木) 17:53:11.54 発信元:14.132.117.129 .net
「異世界転生したからハーレム騎士団をつくってみた」 座敷猫
234位/646作品。日本語小説。
神様がいちばんかわいいと思うが、一大ネット流行語である
女騎士の「くっ、殺せ」という台詞の出てくるエロ小説である。
が、予想の上を行く展開はまったくない。
中出しよりフェラとパイズリが多く、それもちょっと抜けない要素。
非常に完成度は低いと思うが、女騎士「くっ、殺せ」の商業作品を
初めて読んだので、まあ、悪い評価ではない。が、「くっ、殺せ」の
奥ゆかしさをまったく理解しない低俗な小説だと思う。おすすめはしない。

500 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/03/02(木) 18:05:48.16 発信元:121.119.62.235 .net
\(^o^)/

501 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/02(木) 19:26:08.41 発信元:14.132.117.129 .net
「僕は妹サマには逆らえない」 真慈真雄
337位/647作品。日本語小説。
近親相姦のマゾ兄ものであるが、肛門性交を主体としたこの物語にはどうにも
嗜好が合わない。肛門性交の経験はないのだが、かつて三大NGといわれた肛門性交が
そんなにいいものなのだろうか。完成度は高く、名作といわれているようだが、
肛門性交が盛り上がる部分なので好きにならない。

502 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/02(木) 21:23:39.05 発信元:14.132.117.129 .net
「妹が痔になったので座薬を入れてやった件」 落花生
165位/648作品。日本語小説。
抜けるかというと別になるが、官能的表現がとても上手な気がした。
官能小説の優等生的作品。もとはネット小説だったので逸材発見といったところだろう。
だが、やっぱり、エロに向かって突き進む展開で、ある程度の完成形ではあるとしても、
さらなる高みにある異常性をもったエロ、小説(フィクション)でなければ体験できないエロ
という要素にまでは至らない。とてもおすすめ。

503 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/02(木) 23:12:10.55 発信元:14.132.117.129 .net
「奴隷クエスト 女勇者、女戦士、神官の旅立ち」 ほんじょう山羊
236位/649作品。日本語小説。
あらすじはよくできたテンプレなのだが、演出に美学が合わないというか趣味が合わない。
最初の大賢者はもう少し美男子にできなかったものだろうか。
女性たちにも奥ゆかしさが足りない。よくできたファンタジーポルノではあるが、
完成度は演出力が低いといえる。

504 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/04(土) 09:57:27.61 発信元:14.132.117.129 .net
「審判」 フランツ・カフカ
184位/318作品。翻訳小説SF以外。
凡庸な話だと思うのだが、何の意味ももたないという特徴に関しては、
確かに何の意味も持たないという奇妙な味がある。
が、まあ、読む必要もない古びた古典であろう。

505 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/04(土) 13:02:49.93 発信元:14.132.117.129 .net
「V.」(上巻) トマス・ピンチョン
順位不明
まだ上巻なので何とも言えないが、ピンチョンは文章が下手なのである。
だから、ひどく読みにくく、歴史上に現れる謎の女「V.」の探索などという
ことに関する記述は本の百分の一くらいしか語られず、あとはただの
二十世紀中盤のアメリカ人の暮らしが語られるだけである。なんか、乱交とかしていた。

506 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/04(土) 14:47:50.89 発信元:14.132.117.129 .net
「V.」(全2巻) トマス・ピンチョン
221位/319作品。翻訳小説SF以外。
謎の女「V.」は心的外傷のようなものとして処理されてしまう。
あまり上手な物語とはいえず、書き散らしただけの習作であろうな。

507 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/04(土) 21:52:17.90 発信元:111.169.166.235 .net
「V」ってUFOがでてきたドラマの原作かと思ったw

508 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/05(日) 05:11:35.95 発信元:14.132.117.129 .net
>>507 あの「V」も面白かったね。

「侍女の物語」 マーガレット・アトウッド
130位/176作品。翻訳小説SF長編。
好評のようだが、何が面白いんだかわからない。独身男性には理解できない面白さなんだろうか。
ひょっとして女性には面白い物語なのだろうか。
しかし、「恋をしないものはミュータントか宇宙人だ」などというやつのフェミニズム論を聞く必要はない。
だからこの作品は駄作だ。

509 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/05(日) 23:40:59.17 発信元:14.132.117.129 .net
「サピエンス全史」(全2巻) ユヴァル・ノア・ハラリ
137位/320作品。翻訳小説SF以外。
さて、これを読んでまさか本当に農業革命が詐欺だなんて思った人がいるだろうか。
あれは、旧約聖書で狩猟のカインと農耕のアベルで、アベルが死ぬため、
カインの末裔であるユダヤ民族である作者は農耕より牧畜が好きなだけである。
自分の民族宗教の牧歌的理想郷に近づくことを期待して、
カインの末裔であるユダヤ民族は羊を遊牧して暮らすのだから、農業がダメなのである。
認識革命も七万年前ではなく、ネズミの頃からあった文化だと思った方が妥当だろう。
一神教と二元論がいったりきたりする説明はとても面白かったが、ユダヤ人やキリスト教徒は
そんなことばかり考えていたのが文系的キリスト教徒なのである。真似するべきでない。
日本人は一神教仮説とは距離をとろう。強姦の肯定、殺人の肯定、戦争の肯定、征服の肯定、
すべてユダヤ人に都合のよい絵空事である。

510 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/08(水) 18:13:19.69 発信元:180.199.23.223 .net
「この人を見よ」 フリードリッヒ・ニーチェ
108位/321作品。翻訳小説SF以外。
ニーチェの自著解説集である。ずいぶん自慢しているようなので、
この本を著した時にはニーチェには高い名声があったようである。
「なぜわたしはこんなに賢明なのか」「なぜわたしはこれほど利発なのか」
「なぜわたしはこんなによい本を書くのか」の章題は笑えて来るものがある。
本当にこんな章題で書いているとは思わなかった。永劫回帰について書いてあると
いわれているようだが、ほとんど書いてない。

511 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/08(水) 22:10:43.56 発信元:111.169.166.235 .net
佐島勤『魔法科高校の劣等生Kダブルセブン編』Illustration/石田可奈
電撃文庫(2013)

512 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/10(金) 19:13:58.02 発信元:180.199.23.223 .net
「14歳からの哲学入門」 飲茶
184位/650作品。日本語小説。
合理主義、実存主義、構造主義、ポスト構造主義の四章からなるのだが、
実存主義の章がいちばん素晴らしい。他はあまり褒められた哲学解説ではない。
実存主義の章には、キルケゴールの解説とサルトルの解説があるのだが、
キルケゴールは泣けるし、サルトルは笑える。
女子寮を占拠してそのまま政府を倒してしまったサルトルの実存主義は、
一時期日本でいわれた「法律に勝てる?」という法律に勝った大衆運動だったのだろう。

513 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/11(土) 12:32:21.21 発信元:180.199.23.223 .net
「無限の書」 G・ウィロー・ウィルスン
82位/177作品。翻訳小説SF以外。
イスラムのSFファンタジー小説だ。作者は女性のようだが、男性主人公であり、
女性っぽさはない。インターネットの情報科学にある程度通じているらしく、
その種の書き込みがある。またイスラム舞台で、おそらくアラブ首長国連邦の「シティ」が舞台である。
異教徒のファンタジー小説を読んでいるような青年が主人公だが、
この作者はぼくより若いのかよ。がつんとくる一撃こそないものの、
それなりに刺激的な要素が頻出するので、読んでいてそれほど飽きない。
が、まだ傑作と呼ぶには遠いだろうな。イスラム文学にも革命が起きるのだろうか。
それを期待したい。中国、インド、イスラム、どこが先にSFの分野でセンスオブワンダーのある作品を書き上げるだろうか。

514 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/15(水) 05:23:56.27 発信元:180.199.23.223 .net
「幻獣調査員」 綾里けいし
221位/651作品。日本語小説。
不思議な本みたいな本が読みたいといったらこれをすすめられた。
まさに文章も非常に美しい不思議な本だった。カクヨム掲載分に書きおろしを
足して完結しているようだ。プロの人がカクヨムで書いたらしい。
ゲームでさんざん幻獣に関しては堪能した世代であるので、
珍しいライカンスロープの話が面白かった。水に棲む馬は人を殺すというのも有名なのは知っている。
人魚姫が失恋しないのはどうなのだろうか。男が海に飛び込んだ映画「マーメイド」もなかなか味わい深いと思っているが。
主人公と闇の王様の話はなかなかよかった。

515 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/18(土) 00:08:14.39 発信元:111.169.166.235 .net
調子悪いので書き込みテスト

516 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/18(土) 10:51:42.93 発信元:180.199.23.223 .net
「ハックルベリ・フィンの冒険」 マーク・トェイン
117位/322位。翻訳小説SF以外。
アメリカ小説の有名な古典だが、公爵や王様が一般人として出てくるところが
アメリカっぽくていい。だが、黒ん坊やリンチなど、現在からすれば不適切な
記述があり評価を落とさざるを得ない。しかし、大金持ちのハックルベリ・フィンは、
なぜ普通に暮らしているんだろう。聖書に対して反抗する精神があるのがよい。

517 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/18(土) 14:30:08.18 発信元:180.199.23.223 .net
「政治の世界他十篇」 丸山眞男
388位/652作品。日本語小説。
「暴力から義務は生じないとルソーの「社会契約論」にある。」と書いてある。
連合国は第二次大戦を聖戦だといって国民を鼓舞していた。
しかし、全体を読んでも、本人が以下のようにいうとおりである。
「大学の政治学関係の講義はどうにもつまらないし、役に立たない。
逆になまじ政治学などやると却って生きた政治が分からなくなる。」

518 :尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg @\(^o^)/:2017/03/18(土) 19:11:01.48 発信元:111.169.166.235 .net
パソコンかな、調子悪くてじっぷらだけで書き込めない
「書きこみが終わりました。[3.141593 sec.]

画面を切り替えるまでしばらくお待ち下さい。」の画面で止まる

じっぷらだけで発生
知らせる方法がわからないので書いておきたい
失礼

これで少しでも話し相手が検索できるように
急に止まってどうしたらいいのやら

519 :尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg @\(^o^)/:2017/03/18(土) 22:02:23.95 発信元:111.169.166.235 .net
上のレスから
2時間以上おいてみたが書き込みできず

520 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/22(水) 22:29:47.61 発信元:111.169.166.235 .net
F.M.アレクサンダー『人類の最高遺産』横江大樹訳
風媒社(2015)

今も「アレクサンダーテクニーク」という名前で知られているらしい。
身も心も健全になったら戦争する気なんか起きなくなるってこと。
それというのも、WW1直後の軍人とは病気を作り出す身体訓練をしているからだった。
戦争に詳しくなくても良く知られる「ハト胸」というやつも病気を作り出す。
これはハトの胸が堂々として反り返って見えるからハト胸をするようになったと聞いたことがある。
見た目は確かにそうだ。しかし、本当にやって病気を作っているだけだが、
「これが理想だ」と本気で信じているのである、軍人は。

それを自然に戻すために「そんな無理を考えなくなれ」といっている。
ムリにハト胸とか呼吸法、発声法をやっているのは一秒も休まずにがんばらないといけなかった。
だからそれをいったん忘れろという。
それから、がんばらなくても自然と呼吸、発声するのをしっかり体で覚えろとだいたいこんな感じだろう。

文章はとことんまで読みにくい。
いきなり「あとがきに替えて」から読んだ方がよさそう。(訳者のあとがき)
アレクサンダー氏は別に理論家ではないし自他ともに認めている。
それにしても「ここまでか」と思うほどわかりにくい。

日本では翻訳調の文章をとことんまで嫌うけど
その意識でいるとこの本は「決して読めない」とまで言えるだろう。

それに翻訳調の言葉遣いをとことんまで嫌うのはビジネスの横暴であろう。
たとえば発言したら「つまりどうすることなの?具体的に」という人ばかりいるが
これもビジネスの思考パターンがしみついていることを示す現象である。
発言したからと言ってすべて実行していたら、世界はめちゃくちゃになるだろう。

521 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/22(水) 22:38:18.06 発信元:111.169.166.235 .net
イマニュエル・カントとか知識人、論理化、哲学者のような文章を訳して
翻訳調の言葉になったが、これで嫌がっているようなら
アレクサンダー氏の(論理をよく知らない人の)言葉などまず読めないだろう。

実際に現代も、アレクサンダーテクニーク(AT)をよく知られていないのをいいことに
嘘をつきとおす輩もかなりいるという。
もしかしたら、医者の免許を持っていないのに治療をしている人が
何もしようとしないで助言だけしたり、肩に手を置くとかだけしかやりたがらない人がいたら
悪質なATの教師かもしれない。
現代もそういう人が後を絶たないという。

ATは案外、身内だけに知られるテクニークであり、全く縁もゆかりもない人が
いきなり知るようなことは珍しいかもしれない。
それをいいことに、世界人類をあざむく悪徳AT指導者も多いそうだ。

アレクサンダー氏もこれは治療なのか、体育なのか、よくわからないといって
快く思わない人から裁判沙汰にもなったという。(認める人も、効果は認めていても
つまりどういうのかと問われてもよくわからないのだからw)

アレクサンダー氏は朗誦家になって体調を崩し声がでなくなり、
それをきっかけに良い呼吸法と、良い発声法の原理に気づいた。
それを広めたという。

522 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/22(水) 22:49:52.44 発信元:111.169.166.235 .net
訂正
(理論をよく知らない人の)→(作文の仕方を学べなかった人の)

523 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/23(木) 07:57:23.67 発信元:180.199.23.223 .net
>>518 ぼくも最近、よくそういう状態になるよ。何が原因なんだろう?
困るよね。

「荀子」上巻 荀子
順位不明
真面目にやれ、真面目にやれというだけで、
何ら得るところがないな。
だが、四書よりはマシな言説をいっている気がする。時代が新しくなったので、
いうこともちょっとはマシになったのだろうか。
だが、現代人の観点からすると、こんなものを読んでいてはバカになるという評価は変わらないな。
性悪説についてはまだ発見できず。

524 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/23(木) 08:57:45.96 発信元:180.199.23.223 .net
「荀子」(全2巻) 荀子
116位/325作品。翻訳小説SF以外。
星が落ち、木が鳴るのは天地陰陽のまれに起こることであり、それに恐怖するのはまちがっているとある。
まさに怪力乱神を語らずの精神。ニーチェの「神は死んだ」も中国ではすでに荀子がいっていることなのかもしれない。
189ページから性悪説についての記述がある。
「人の性は悪にして其の善なるは作為なり。」聖王兎ですらも、作為によって聖人となったのである。
ぼくは思う。本性が悪である人を聖人になさしめる天地万物陰陽の作為とはいかなるものか。
仁義礼智、天地万物陰陽の作為によって悪なる人を聖人君子になさしめるか。

525 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/25(土) 14:08:14.73 発信元:180.199.23.223 .net
まったくろくな哲学入門書がないよね
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1488593036/187

で、結局、本を1500冊読んだぼくが三十九歳でたどりついた哲学というのは
このような感じになるのだけれど、誰か感想聞かせてくれ。

526 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/26(日) 16:43:49.44 発信元:180.199.23.223 .net
ケンモメン必読書を改訂したぞ。

死ぬまでに読むべきケンモメン必読書

舞城王太郎「世界は密室でできている。」村上春樹「ノルウェイの森」
小野寺整「テキスト9」六冬和生「みずは無間」円城塔「道化師の蝶」
村上龍「五分後の世界」椎名誠「インドでわしも考えた」荒巻義雄「神聖代」
赤松啓介「夜這の民俗学・夜這の性愛論」三島由紀夫「不道徳教育講座」
ガルシア=マルケス「百年の孤独」ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」
ヴォネガット「タイタンの妖女」カード「エンダーのゲーム」アシモフ「夜来たる」(五篇収録)
ニーチェ「道徳の系譜」スピノザ「神学・政治論」エリスン「死の鳥」
バリー「ケンジントン公園のピーターパン」レム「虚数」

以上二十冊。

日本を代表する哲学書は田辺元「種の論理」です。

527 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/27(月) 23:52:29.48 発信元:111.169.166.235 .net
ジョン・スチュアート・ミル『自由論』山岡洋一[訳]日経BPクラシックス(2011)

528 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/29(水) 22:48:29.35 発信元:111.169.166.235 .net
公文公(くもん・とおる)『公文式数学教室 小学生でも方程式がとける』
くもん出版(1980)

529 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 04:34:35.40 発信元:180.199.23.223 .net
「脂肪の塊/ロンドリ姉妹」 モーパッサン
270位/326作品。翻訳小説SF以外。
モーパッサンの中短編小説傑作選の一巻なのだが、つまらないな。
凡庸な純文学だ。「脂肪の塊」はてっきりおっぱいは脂肪の塊だから、
それについてのむなしさや皮肉を描くのかと思っていたら、戦争の話だった。
おっぱいについての考察が読みたかった。期待外れ。

530 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 05:23:41.82 発信元:180.199.23.223 .net
「星に願いを、そして手を」 青羽悠
400位/653作品。日本語小説。
最年少の十六歳ですばる新人賞小説大賞を受賞した男子による一般文芸である。
しかし、このすばる新人賞小説大賞というやつは、SFやミステリも受賞できるといしているのに、
毎回、純文学みたいなのしか受賞しないお堅い賞なのだ。だから、この小説も平凡な小説である。
ぜひ、この若い作者には、星に興味があるなら、荒巻義雄の「神聖代」を読んでほしい。
星について書いた最も美しい小説である。

531 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 06:22:17.67 発信元:180.199.23.223 .net
「「躯体上の翼」 結城充孝
457位/654作品。日本語小説。
遺伝子変異した怪物と航空機で戦っているようだが、その状況がよくわからない。
航空機同士の会話は中国語みたいな単語でやりとりされるし。
何一つ意欲的なSF要素はなく、また文章、構成なども下手である。

532 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 07:24:32.21 発信元:180.199.23.223 .net
「コンスタンチノーブルの陥落」 塩野七生
322位/655作品。日本語小説。
ずいぶん久しぶりに歴史小説を読んだ。
説明的な記述が多くてなんか気分が盛り上がらないが、歴史についてちゃんと調べてのことのようなので、
仕方ないのだろうか。まあ、難攻不落の帝都という描写がもうちょっと欲しかったところ。
「ローマ人の物語」も電子書籍化してくれれば読むつもり。

533 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 09:13:49.95 発信元:180.199.23.223 .net
「宇宙の戦士」 ロバート・A・ハインライン
39位/178作品。翻訳小説SF長編。
アメリカ軍の軍隊参考図書に選ばれているそうだが、まぎれもない戦争文学の傑作であった。
戦争の敵がどこかの人類の国ではなく、宇宙人バグなのは普遍的な効果があるのかもしれない。
とにかく、戦争の厳しさを描き切った名作。そして、兵士やその関係者を称える心に満ちている。
おすすめ。

534 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/03/30(木) 11:29:29.79 発信元:180.199.23.223 .net
「書楼弔堂 破曉」 京極夏彦
342位/656作品。日本語小説。
女が一人も出てこない。だから、まったく面白くない。
別に深い哲学があるわけでもない。物語としては下手。
ただ、本が好きなのかなとは思う。ここに出てくる本のいくつかを自分が読んでいることがうれしい。

535 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/03/30(木) 21:20:11.37 発信元:111.169.166.235 .net
>>533
映画「スターシップ・トゥルーパーズ」を連想する

536 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/03(月) 05:45:45.23 発信元:180.199.23.223 .net
>>535 映画とはまただいぶ内容がちがうよ。訓練兵たちの群像劇になってる。

「アド・バード」 椎名誠
325位/657作品。日本語小説。
前評判の高い本作だったが、ぼくの嗜好には合わず。広告のための鳥アドバードが
飛んでいる世界なのだが、上手な文章で特に物語もなく記述した散文とったところ。
物語性はまったくないので、いくら上手な文章でも面白くない。

537 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/03(月) 08:17:09.13 発信元:180.199.23.223 .net
「ローマ法案内」 木庭顕
325位/658作品。日本語小説。
紀元前450年に「占有」という概念ができて、ローマ法が成立した。
殺人もいくらかの財産を払えば許された時代であり、奴隷制も認められていた時代であった。
難しくてよくわからなかった。
四世紀、ユスティニアヌス帝によってまとめられたローマ法一覧は、十一世紀にイタリアで大復活する。

538 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/03(月) 11:12:38.51 発信元:180.199.23.223 .net
「バナナ剥きには最適の日々」 円城塔
239位/659作品。日本語小説。
アイデアはたくさんある。いちばん最初の「パラダイス行」がいちばん完成度は高いと思うが、
他の作品のアイデアも光ものがある。円城ファンなら一読したいところ。

539 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/06(木) 21:46:29.94 発信元:111.169.166.235 .net
ジャン=ジャック・ルソー『文明』川出良枝 選 
山路昭・阪上孝・宮治弘文・浜名優美 訳 白水社
白水iブックス ルソー・コレクション(2012)

ルソーの著作を抜粋した本の二冊目である。二冊目と知らずに読み始めた

おおまかにサン=ピエール師『永久平和論抜粋』といいながら持論を展開し
ルソーは総論賛成、各論反対のようで全体的に同意、一部だけ批判する。
サン=ピエールの政治形態は三つあってどれも実行は無理だろうが
もっともましなのがポリシノディだろうということだった。

ちなみに「永久平和論抜粋」で意見を展開し、少しだけ要約(これだけタイトル通りであとは持論)。
それからやっと「永久平和論要約」で要約し、サン=ピエールの考えに賛成か反対か
やれるかどうかなど。別のルソーの著書抜粋でやっと、やれない理由など言って一通り終わる。

次に「リスボン大地震」におびえ切ったヴォルテールとのやりとりが抜粋に加わる。
ヴォルテールは楽観主義という立場だったのが地震に出くわしたようで
まったく逆転し、生きるのが怖い神なんて・・・と言い出すようになったのでルソーが慰めた。

ルソーは知る人は知る、私は知らなかった、自然状態を強調する人である。
人間はただそこで生活してるっつってんのに国家なんぞ作って無駄な問題増やしやがってJKなどとのたまわっていた模様。
いやはや、まったく同意である。私も国家なんてもん作らなければイラン不幸はなかったと思う。
人間はただ生活しているだけなのに。

この本にも書いてあるが、大都市や高層ビルなど作らなければ
地震がこようと大してダメージがないという。当然だ。
沖縄は台風が多すぎて高いビルが存在しない。賢い。

540 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/06(木) 21:48:40.28 発信元:111.169.166.235 .net
国家の首脳など、それでも高層ビルを作るバカである。

国家は初めからそういうことしなければよかったと思う。
どうすればよかったかというと、100%のコントロールなどできるはずがないという前提で
文明を作ればよかった。

縛り付けていう事を利かせる時と、どうしても勝手に動いてしまう他人を
邪魔しないようにしながらも統率するときでは、具体的なやりかたが全く変わってしまう。

人類の大部分がこのことには思いが至っていない。
縛り付けの組織という意識が強く、他人は勝手に動いてしまうもののつもりでは行動できなくなっている。
人類の大部分が縛り付けにすっかり慣れてしまったのだ。
その全員が、自分だけは縛り付けられると抗議の声を上げて無視され続けてきたわけだ。

このように、他人を完全にしばりつけるなどできないのである。(北朝鮮が実際にやっている)
そのつもりで複数の人間を動かすべきだったのだ。
ここんところ流行の(そうだろうか?w)リーダーシップのポイントはここである。
日本はリーダーシップについてこのあたりのポイントを少しも理解していない。
外国の方が分かっている。(そもそもMBAから来たからだ)

そういうことで、国家のありかたを考え直すべきだと思う。

最後に「永久平和論抜粋」などの項目はもっとあるがここではすべては上げていない。
目次だけでいえば11項目あるが割愛した。

541 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/07(金) 06:16:52.13 発信元:180.199.23.223 .net
「ボーイズサーフェス」 円城塔
158位/660作品。日本語小説。
真の円城塔ファンは「ボーイズサーフェス」のファンであるという。
前評判では論理の破綻した理解不能な物語と聞いていたが、実際に読んでみれば、
どうして、理系的修辞学の熟練した素晴らしい傑作小説である。
円城塔ファンは必読。円城塔は独特の何か唯一無二の理系的作家となりつつある。

542 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/07(金) 09:59:34.36 発信元:180.199.23.223 .net
「英米哲学史講義」 一ノ瀬正樹
319位/661作品。日本語小説。
哲学というとドイツ大陸哲学が主流だが、これは英米哲学史。
だが、あまりマイナーな人物が出てくるわけでもなく、有名人の哲学の要素も、
例によって極意を入門書に書き記したりはしないので、非常にわかりづらい。
いったい何を主張したから偉大な哲学者とされてるのかよくわからなかった。

543 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/07(金) 18:32:47.35 発信元:180.199.23.223 .net
「彼女は遺伝子組み替え系」 嵯峨伊緒
234位/662作品。日本語小説。
うまい。面白い。深みはないが、その分、暗さもない。
「欧州の七魔女」や「武装人形楽団」という名前は格好いい。
そして、驚くことに、ビッグデータ監視という最新科学を盛り込んだ内容だった。
円城塔が「プロローグ」で小説執筆アルゴリズムの力を借りて執筆していたが、
このSF系ラノベもひょっとしてそうなのだろうかと思わせるくらい読んでいて飽きない。
リズムよく刺激的な要素が起こり、リズムよく刺激的な情報が入ってくる。
このアルゴリズムがなければ小説書けないなら、このアルゴリズム、もし本当に使って書いてるなら、
無料公開して利用できるようにしてもらうわけにはいかないだろうか。それくらいうまいが、
人間関係は複雑で、刺激的な情報を出すのところで新しい登場人物が出るということがあり、
登場人物がわかりやすい説明なく話が進んでいくので、謎を背負った登場人物たちの関係を把握して読めなかった。
本当にそんなアルゴリズム使って書いてるんだろうかって思うくらい飽きない。

544 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/07(金) 18:56:34.65 発信元:180.199.23.223 .net
彼女は遺伝子組み換え系、2015年3月31日にまで書かれて、2015年11月に出版されている。
これは円城が最先端の小説執筆アルゴリズムを使っているとすると、
円城は2015年11月出版の「プロローグ」で使ってるので、
この作者嵯峨伊緒は、単に文章力と演出力の高い実力派だということだろうか。

545 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/07(金) 20:34:33.11 発信元:180.199.23.223 .net
「革命のリベリオン」 神永学
294位/663作品。日本語小説。
SF系ラノベ第二弾。DNAで格差が決められた社会での話。
オチが平凡だしつまらなすぎる。前振りは面白いし、実際に未来がこうなる可能性はあるので、
別のオチを考えねばならないだろう。文章はうまい。

546 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/08(土) 07:06:44.12 発信元:180.199.23.223 .net
「いでおろーぐ」(一巻だけ) 椎田十三
155位/664作品。日本語小説。
傑作。まず文章力であるが、村上春樹や三島由紀夫より高いであろう。
共産主義の革命的文体を駆使したこのラノベは、おおよそあらゆる文章力のある小説より
高い完成度を誇っている。物語の構造については、笑いがもう少しほしかったところだが、
まあ、学園ラノベの傑作である。これは「涼宮ハルヒの憂鬱」と互角かそれに匹敵する出来といってもいい。
惜しむらくは、上手なのにわくわくどきどきしなかったのであるが、ラノベファンは絶対に一度読んでみてほしい。
文学ファンは必読である。麻耶雄高の「神様ゲーム」の三段上くらいの完成度をしている。

547 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/08(土) 09:45:21.49 発信元:180.199.23.223 .net
「メロディ・リリック・アイドル・マジック」 石川博品
303位/665作品。日本語小説。
序盤のアイドル論は熱かったが、結局はただの反抗的地下アイドルにすぎないという。

548 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/08(土) 11:31:03.20 発信元:180.199.23.223 .net
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」 鴨志田一
198位/666作品。日本語小説。
起承転結の転までずっと平凡でなんかこれじゃない学園ラブコメがつづくけど、
クライマックスでイーガンの「宇宙消失」を思わせる名作SF学園ラブコメになっていた。
とても切ない話だった。おすすめ。

549 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/08(土) 13:46:32.72 発信元:180.199.23.223 .net
「ノノノ・ワールドエンド」 ツカサ
353位/667作品。日本語小説。
消え去っていく系終末もの。相変わらず、この終末の仕方をするもので、
面白いものはひとつもない。

550 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/09(日) 09:41:13.95 発信元:180.199.23.223 .net
「宇宙のスカイラーク」 E・E・スミス
61位/179作品。翻訳小説SF長編。
銀河系から初めて人類が出て行った小説だと聞いていたが、その箇所は発見できなかった。
一千光年より遠くには行ったのだが、十万光年よりでかい銀河系の外にたどりついたという描写はなかったように思う。
巻末の解説の初出年代もおかしく、新しく解説を書き直すべきではないかと思う。
しかし、冒頭の20%くらいまでの宇宙船を開発する描写はひどく退屈なものの、
宇宙船スカイラーク号にのって宇宙を旅する場面では、いつ死ぬともしれない緊迫感があってとってもよかった。
これはハインラインの短編「血清空輸作戦」やヴァーリイの「びっくりハウス効果」へと受け継がれていると思う。
宇宙人に会うというが、宇宙人は人型だったようだ。英語を話しているようにも思える。

551 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/09(日) 22:01:15.31 発信元:111.169.166.235 .net
>>541
理解不能という評判なのは理系的修辞学というものを知らなかったからなんだろうね。
私も初めて哲学の言葉に触れた時は「なんじゃこりゃー自己流で作った言葉か」って思った

552 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/09(日) 22:07:16.86 発信元:111.169.166.235 .net
>>543
名前が格好いいか。
ヘクセンナハトとかもそうだね
「終末のイゼッタ」でドイツ語に興味が出て来たけど
意外と難しく、調べること自体がかなり面倒で勉強そのものが始まらないありさま
やっぱり薄すぎる文法書じゃだめか

553 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/09(日) 22:10:28.94 発信元:111.169.166.235 .net
小説アルゴリズムってのも興味深いね
少し考えてみたら
小説の研究で「ナラトロジー」「ディスクール」というのはある。
でも私はこれが良くわからないまま
どっちかといえば「パブリック・スピーキング」のほうが私には理解しやすかった。
アルゴリズムとはこの3つのことなのかな、ちがうのかな、どっちかなと思った

554 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/10(月) 09:32:01.70 発信元:180.199.23.223 .net
まあ、SF系ラノベを読んだのはあたりだったよ。けっこう面白かった。
しかし、どんどん美少女が出てくるワンパターンな展開にはちょっと食傷気味。

「黒き計画、白き騎士 時間結社「カンパニー」極秘記録」 ケビン・ベイカー
120位/180作品。翻訳小説SF長編。
マイナーな海外SF小説であるが、2ちゃんねるで推薦する人がいたので読んでみた。
結果、失敗であった。不死や時間や支配についての考察、演出があまく、
何ら面白い物語の構成ができていない。これは失敗作。

555 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/10(月) 11:16:19.34 発信元:180.199.23.223 .net
「三四郎」 夏目漱石
343位/668作品。日本語小説。
漱石の初期三部作の一作目。人気のある作品らしいが、どこが面白いんだかわからない。
東大文学部の学生が恋愛をする話であるが、結ばれた場面があった記憶がないので、
なんだかよくわからないまま終わった小説であった。
漱石が文学部の講義をバカにしているのが伝わってくる。

556 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/11(火) 21:50:10.78 発信元:111.169.166.235 .net
>>554
ラノベは女の子を愛でるようなのばっかりだよね

557 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/12(水) 05:01:14.68 発信元:180.199.23.223 .net
>>556 うん。本当にそう。あれはあれで読みやすいし、新しい伝統芸能みたいなものなのかもしれない。

「ダンスダンスダンス」 村上春樹
順位不明
羊男が出てくるまでの序盤は面白いが、その後はちょっと冗長ではないかなと。
長すぎる。

558 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/12(水) 08:15:28.93 発信元:180.199.23.223 .net
「ダンス・ダンス・ダンス」(全2巻) 村上春樹
291位/669作品。日本語小説。
いつ踊りだすんだろうと思って読んでたけど、踊りださなかった。
ミステリであり、異世界ファンタジーでもある。
ちょっと「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に通じるものがある。

559 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/13(木) 07:50:39.60 発信元:180.199.23.223 .net
「無常の月」 ラリイ・ニーヴン
47位/129作品。翻訳小説SF以外。
ニーヴンの第三短編集。平均点の高い短編集。第三短編集でこれだけの質を維持するとはニーヴンはすごい。
「スーパーマンの子孫存続に関する考察」が面白かった。
時間移動に関して、真剣に検討してあり、時間線の分岐という時間理論の1971年における総決算な感じがある。
おすすめ。

560 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/13(木) 11:02:37.04 発信元:180.199.23.223 .net
「ソロモン王の洞窟」 H・ライダー・ハガート
101位/327作品。翻訳小説SF以外。
インディ・ジョーンズに連なる秘境冒険ものの元祖。
ダンジョン・ドラゴンズやドラクエに見られる冒険プロットも基本はこれかなと思う。
海の冒険「宝島」なら陸の冒険「ソロモン王の洞窟」といえるだろう。
だが、やはり、「モンテ・クリスト伯」一巻の面白さに比べると劣るといわざるをえない。
オタク文化がバカにされるのはこういう「ソロモン王の洞窟」みたいな大衆娯楽をちゃんと学問が評価しないからだと思う。

561 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/14(金) 11:53:54.63 発信元:180.199.23.223 .net
「ポールとヴィリジニー」 ベルナンド・サン・ピエール
73位/328作品。翻訳小説SF以外。
幼馴染ものの恋愛悲劇。十八世紀から十九世紀に大流行したらしいが、
それだけの意味のある素晴らしい物語だった。
ネタバレ。身分のちがいから結ばれない男女が、本当に結ばれない物語。

562 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/15(土) 13:15:47.77 発信元:180.199.23.223 .net
「読者と主人公と二人のこれから」 岬鷺宮
208位/670作品。日本語小説。
もし、ぼくが物語の登場人物にそっくりで、
あなたがぼくを物語の登場人物だと思うのなら、
物語の登場人物の方が本物のぼくで、現実のぼくは偽物の作りものってことでもいいと思うよ。

563 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/17(月) 10:20:25.98 発信元:180.199.23.223 .net
「双蛇密室」 早坂吝
139位/671作品。日本語小説。
作中の作家がもうSM小説なんて書きたくないようなことをいってるが、
早坂吝さんがそう考えているならもう無理に上木らいちシリーズを書かなくてもいいと思います。
ただし、本作は複雑怪奇でいまいち構成が難解なものの、ミステリとして一級の独創的なものであり、
名作でありました。またこの事件にたどりつくには確かに上木らいちシリーズであることがふさわしい。
痴情のもつれの産み出す情念がえぐり出す悲劇はもはや全盛期京極夏彦に達しつつあるといっても過言ではない傑作でした。

564 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/17(月) 14:15:08.37 発信元:180.199.23.223 .net
「暁の女王と精霊の王の物語」 ネルヴァル
191位/329作品。翻訳小説SF以外。
シバの女王とソロモンの王の物語である。聖書をもとにしたものであり、
どの程度、この作者が独創したものなのかわからないので評価が難しい。
まあ、普通の王と女王の恋愛悲劇といったところか。魔術的な要素はあまりなかった。
同じロマン派の「ポールとヴィルジニー」が面白かったので読んだのだが、外れだな。

565 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/04/18(火) 10:43:30.87 発信元:118.10.76.182 .net
>>518 
亀レスだが
自分も1ヶ月くらい前から
実況板にだけ書き込みができなくなった

同様に
書きこみが終わりました。という表示は出るけど
スレを見ると、全く書き込みができていない

実況だけ、規制されているのだろうか?

ちなみに、実況以外の他の板には普通に書き込みができるけど

566 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/19(水) 05:58:20.87 発信元:180.199.23.223 .net
「城」 フランツ・カフカ
147位/330作品。翻訳小説SF以外。
評価の非常に難しい作品である。まず、読書初心者にはおすすめしない。
冒頭の10ページくらいが笑えるだけで、後の600ページは退屈極まりない。
しかし、これは見事な設定をもった作品であり、誰かが新しく書き直す価値ある古典である。
もっと読みやすくて短い「城」のような作品を誰かが書くべきであろう。
ネタバレだが、城の許可がいるといいながら城に一回も行くことがなく、
泊まった宿屋で出会った娘と結婚までしようとしてしまうこの物語は、
それなりに魅力あるものである。

567 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/19(水) 11:42:35.82 発信元:180.199.23.223 .net
「洞窟の女王」 H・R・ハガード
22位/331作品。翻訳小説SF以外。
秘境探検小説の金字塔。英語で「SHE」つまり「彼女」という題名をもつにふさわしい名作。
この洞窟の女王はイギリス小説史上最も美しい女性であろう。
必読。なぜ、このプロットが現代の漫画やゲームに取り入れられていないのか。
関係者各位は急いで読んで参考にしてほしい。

568 :尊=読子=千秋=リードマ@\(^o^)/:2017/04/19(水) 19:59:15.61 発信元:111.169.166.235 .net
>>565
わからないね

569 :尊=読子=千秋=リードマン ◆9GH2N0d.sg @\(^o^)/:2017/04/19(水) 20:00:03.25 発信元:111.169.166.235 .net
名前ミス

570 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/04/19(水) 20:42:04.91 発信元:111.169.166.235 .net
川口裕司『一冊目のトルコ語』東洋書店(2010)

あまり難しすぎる感じはなかったなんて、私の頭がイカレタのだろうか。
副動詞(「〜するとき」など)、形動詞(「〜して」など)は見慣れない。

トルコ語は動詞が最後に来る言語で日本人には語順がわかりやすいかも。

この本のレベルなら、例外があるのは「使役形」だけのようだ。
「使役形」は一つ一つ辞書で見るしかないらしい。
あとは単語の変化が激しすぎることはない。

読み方に例外も見当たらない。読まない文字は一つ。

やっぱりアジアの言語は似ているのだろうか。

571 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/04/20(木) 16:03:43.01 発信元:180.199.23.223 .net
「ゲンロン0」 東浩紀
311位/672作品。日本語小説。
まあ、読書案内にすぎない読書解説本だな。哲学思想というものはなかった。

572 :記憶喪失した男& :2017/04/23(日) 09:42:20.02 発信元:180.199.23.223 .net
「ヒトラーの描いた薔薇」 ハーラン・エリスン
62位/130作品。翻訳小説SF短編集アンソロジー。
「苦痛神」が若干面白かった程度だろうか。題材はいいものもあるが、
SFとして面白いというものはない。しかし、文章が格好いい。
小説家志望者はエリスンの訳本で文章の勉強するといいと思う。

573 :リーダー :2017/04/23(日) 21:53:39.90 発信元:111.169.166.235 .net
ほいっと補遺

トルコ語で続きがあるけどごめんね。言い忘れてた。
名詞に性別の区別はたぶんない。あったら書いてるしね。
でもアラビア語とヘブライ語には性別あるんだよな。言語って不思議

それでは今日の読了本

574 :リーダー :2017/04/23(日) 22:27:05.44 発信元:111.169.166.235 .net
マルサス『経済学原理 上』小林時三郎訳 岩波文庫(昭和四三年)

マルサス氏の経済学関連書の多くは、リカアドウ氏への答弁といっていいすぎではない。
特別いがみあう二人がどこでもいるもので、この二人が譲歩することはなかった。
この本はマルサス氏の本なので、リカアドウ氏が指摘する形となる。
そして、リカアドウ氏の指摘もそこそこ長く、その分だけ長い。

マルサス氏の言うことが自己矛盾することが多いようで、読んでいるこっちはちっとも頭に残らない。
リカアドウ氏からも指摘されているが、同意なのに反対しようとしているように見える記述もあり、
特別いがみ合う人間が意固地になって、とにかく反対したいだけなのと似ている。
いがみ合いになれば、客観的な態度も無駄になり、ムリに違いを見つけようとするので、
総論賛成、各論反対であることが強調されてしまう。
だが、その違いを言い訳にして、とにかく相手とは意見が違うことを
意固地になって示そうとする。
そうなれば、相手に逆らうために考えを作り上げてしまうようになるからだ。
しかし客観的には相手が気に入らなくても関係ないので矛盾し、
考えをひねり出すのに苦労することになる。
一度、相手が気に入らなくなったら、それとは関係なく論理的に考えるのはむずかしいものだ。

マルサス氏は『人口論』を書いて、私も前に読んだ。

575 :リーダー :2017/04/23(日) 22:27:29.42 発信元:111.169.166.235 .net
私は前に言ったことがある。
マルサス氏には裕福な人間の余裕が感じられるから、考えが不十分だ。
そこはカール・マルクス『経済学草稿集』のどこかにも触れていて、
「子供が考え出した経済学」みたいなことを書いていたのを思い出した。

裕福でしっかり勉強したマルサスは、現実を十分に知ることが難しい。
(リカアドウ氏も地主の一人らしいが、マルサス氏のほうが裕福度合い、社会的地位の高さがありそう。
あくまでもイメージだ。裕福の余裕が見えるから)
これはあまり不自由がない立場につきまとう性質だ。
どんなに考えようとしても、経験よりも思考がまさる。
(裕福な社会も、自由に動いてはいけないような風潮があるが)

『経済学原理』を読む人は、上記のことをわかったうえで読みましょう。
マルサス氏は裕福の余裕が見受けられるので、少々考えが足りなくて
過去に言ったことをすぐに忘れて矛盾したことを言っても多めに見てやってくださいw

576 :リーダー :2017/04/24(月) 00:00:02.73 発信元:111.169.166.235 .net
過去レス調べた
人口論読んだときに、言ってなかったw

577 :記憶喪失した男& :2017/04/24(月) 07:44:03.76 発信元:180.199.23.223 .net
なんか、2ちゃんの仕様が変わってしまって、使いづらいね。

「ティマイオス/クリティアス」 プラトン
193位/332作品。翻訳小説SF以外。
「ティマイオス」にアトランティス大陸が沈む記述があると前評判で聞いていたが、
実際に記述があるのは「クリティアス」の方である。「クリティアス」にはオリハルコンの
記述があると聞いていたが、存在しない。「ティマイオス」は四元素説について書かれたものである。
1、2、3、4、9、8、27、という数列が2のN乗と3のN乗を交互に書いたものだとこれを読んで知った。

578 :☆彡@\(^o^)/:2017/04/24(月) 13:50:51.82 発信元:49.97.99.23 .net
わいやわい?
まさかの規制くらったんか?

579 :尊=読子=千秋=リードマン :2017/04/25(火) 21:56:40.54 発信元:111.169.166.235 .net
>>578
お?
☆彡さん来れたんか?

検索すげー

580 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/04/25(火) 22:00:35.94 発信元:111.169.166.235 .net
たぶん規制くらった
私だけじゃないみたい

なんかスレ立てられればいいな
このスレは読書スレだから

581 :尊=読子=千秋=リードマン :2017/04/25(火) 22:01:05.12 発信元:111.169.166.235 .net
>>580は私ね

582 :☆彡@\(^o^)/:2017/04/25(火) 22:19:53.26 発信元:1.66.103.200 .net
こっちはリーダーでええで

固定名が人とかぶってなかったから
固定名とあと日付を2017/04つけて
検索書けたらこのスレ出てきた

まぁこっちは立てんでもええと思うよ
戻って来れたら無駄スレになるし
まぁこれから行方不明になったら
シベリアに来ると言う意味ではええかと思うけどね

583 :リーダー :2017/04/25(火) 22:52:13.70 発信元:111.169.166.235 .net
>>582
シベリアも避難板だから書き込みやすいかも
次から来やすくなったね

584 :記憶喪失した男& :2017/04/26(水) 11:41:25.46 発信元:180.199.23.223 .net
「天路歴程」 ジョン・バニヤン
148位/333作品。翻訳小説SF以外。
イギリスの十七世紀の冒険小説。キリスト教の説教だが、筋が昨今のゲームのような
マップを持っている。「滅びの街」から「天の都」まで旅する話だが、
単語は格好いいものの筋は今ではとても読めたものではない。
単語が格好良く、使えそうなので高評価。まさかの夢オチでもある。

585 :リーダー :2017/04/29(土) 21:36:42.39 発信元:60.239.243.87 .net
水谷智洋著『古典ギリシャ語初歩』岩波書店(1990)

なんとなくわかりにくい。
文法書をもう一冊持っているが、そっちのほうがよさそうな気がする。
実際に良いのか、そのもう一冊の方はあっちこっちの古本屋で、いろんな出版社でみかける。

今回は唯一、動詞の現在形能動1人称単数だったか(つまり学習の便宜上、
基本形とみなす形)がわかりさえすれば動詞のすべての形が導き出せる
という記述だけが「便利そうだ」と思った。

ある語形では一言ですませる記述もあり、よほど集中していなければ
一つ一つ調べる気にならない。(それこそが語学をやるネックになる。
ちょっと見れたらいいだけ場合と、実際に調べる違いとは「行動しない」と「行動する」くらいに違う。
そのことを知らない大人が子供に勉強をただのあてずっぽうで押し付けているわけだ。
大人の方の無知があるためこうなっている。それはともかく話を進めよう)

練習問題でギリシャ語を「日本語に訳せ」とあるが、答えの日本語がないため、確認するのに時間が掛かりすぎる。
よって練習問題は2、3の問題の最初の2、3文ずつやっただけで挫折した。
答えがないから正解なのかさっぱりわからない。

ざっと文法を通読し、変化表も見ない。
本文にあるものだけは見たので、へー、こんな音になるのかとは思えた。
それで気づいたが「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の
ヘスティアとはギリシャの音だ。ヘスティという動詞がある。
ファンタジーアニメは古代と中世がごっちゃになっていることが分かってきた。
その区別はカタカナでわかる。
中世ヨーロッパと思ってもよくわからなければ、古代ローマかギリシャの音になると思う。
ここ2,3日でやっと気づいた。
他の神々の名前で気づけってことだろうけどw

586 :リーダー :2017/04/29(土) 23:11:19.85 発信元:60.239.243.87 .net
簡単に見直すと
ヘスティアオーという単語があった
今日の本じゃなくて
もう一方の本にw

587 :☆彡@\(^o^)/:2017/04/30(日) 04:15:51.66 発信元:1.75.9.235 .net
リクルート著 『タウンワーク 』
(4/24GW増刊号) 情報誌

仕事探さないといけないから読んでみたが特にここで働きたいと言うとこはなかった
変な勘ぐりで言うと情報誌にお金祓ってまで求人しないといけないと言うとこは
人の出入りが多いとこと思ってしまう
その理由は賃金やパワハラや様々であろうが
毎回記事出してるとこはそんなのに気付いてないか最初からその様な人間を探してる奴らなのかとも思ってしまう
でもこう言う雑誌もなかったら困るのも現実である
今はネットでこれ以上の数の仕事を簡単に検索出来るから
わざわざ見る必要もないのかも知れないが人間活字に弱い
特にネットより実物と言うか本になってるだけで同じこと書いてても説得力が増すと言う強みがある

要するに仕事したくないってことである
しかししないと生きられない現実もある
社会福祉に頼る手もないわけじゃないが制限がつくのが嫌なのである
一度手を出すと脱出は極めて困難になるのは想像も出来る
色々と世の中見直さないといけない時期に来てると言うかまだ見直されないのかと憤慨までする
さてどうするかな欲しいもの行きたいとこも沢山あるが先立つものがない

今期のアニメも色々ととってるがレクエイターズはなかなか面白い
と言うかまだあまり見れてない集中出来ないのである
これは先行きの不安やつもった不安のためである
仕事はしてなくても仕事にストレスしてることになる
と言うか明日と言うか今日東京ビッグサイトに行きたいが行ったら
はいふりのココのポーチがほしくなるから行けないのである

ほしいーーーーーでも買えないーーーーでもほしいーーーー行かなければいいんだ寝てたらいいんだと今の時間まで起きてるのでござる

588 :リーダー :2017/04/30(日) 21:44:07.30 発信元:60.239.243.87 .net
>>587
そうきたかw

589 :☆彡@\(^o^)/:2017/05/01(月) 00:38:12.44 発信元:1.75.9.235 .net
ある程度のルールは守らんとねw
風のないとこで蝶々が羽ばたいたら竜巻が起こるみたいなもんやで
すべては繋がってるんやで
雑談も経済の話も同じやでw

590 :記憶喪失した男& :2017/05/02(火) 17:33:24.59 発信元:180.199.23.223 .net
「集中講義! 日本の現代思想」 仲正昌樹
153位/678作品。日本語小説。
ソーカル事件に触れてさえいないものの、日本の現代思想についての紹介としては充分役目を果たしている。
読書案内本としては最も高い評価を与える。
「構造と力」より上である。仲正昌樹は各所の要点を見事に要約して伝えており、
現在のぼくではとても適わないだけの知識をもっている。見事な現代思想講義である。
ぜひ、大勢の人に読んでほしい。

591 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「消費社会の神話と構造」 ジャン・ボードリヤール
161位/334作品。翻訳小説SF以外。
消費社会が記号の消費になってることを論じた本であるが、
記号の消費をよくないこととして批判的に書いたものであり、
記号の消費を肯定した書だという読む前の先入観はまちがっていた。
文庫化してほしい。第三部「マスメディア、セックス、余暇」で、
肉体の画像が消費されている旨を強く指摘している。そして、
肉体の消費から、医療の記号化へとつなげる様は、名調子だ。
しかし、1970年のボードリヤールが記号を批判的にとらえているのに、
2001年の東浩紀の「動物化するポストモダン」でデータベース消費が肯定的にとらえられているのは、
この間の思想界にいったい何があったのだろう?

592 :リーダー :NGNG.net
さて、バンドリ!見終わったから感想書きますかね

倉部 誠・著『誰でも体得できる、だから習得できる!
できる!合気術』BABジャパン(2012)
著者は合気術を世の中に広めようと頑張っている。
合気術の原理をみつけたからである。 原理は5つ。
原理を知らなければ技だけ知っても意味がないと繰り返す。
オランダでは当然と言うべきか、合気術の感覚がわからず間違っている人が多い。
しかも、たいそうご立派な「正式な」認定機関というものまでできてしまった。
そのせいで、オランダ人よりも合気術をよくわかっている著者が「正式な」機関から
「正式な認定書」を受け取る事態に発展している。
まるでマンガの軽々しい思い付き設定の様な笑いごとが、現実に発生しているのだ。

オランダではDVDなどを見ただけの推測という独学で合気を学び
それが正しいかどうかも確認しないまま「正式に」資格を持っている人が居ると言う。
(上記のふざけた認定機関から「正式に」許可が下りる)
その人は自分が間違っているとも知らず(認めようとせず?)多くの人に教え
「これが独自の技だ」と堂々としているという。
それで著者は正しい合気術を広めようとしている。

593 :リーダー :NGNG.net
合気術は弱い人でも習得可能である。
2ちゃんねらーのような怠慢人間でもできそうなことである。
私も機会があれば、怠慢人間でも無事に帰還する術(すべ)として、教えられればいいと思う。
護身術なら難しいことなど知らなくても、いざというときに逃げる術があるだけでいい。

たとえばジャッキー・チェンの何とかモンキー「蛇拳」をこの間やっていた。
見てないが、たまたまテレビつけたシーンが素人を今すぐに勝たせるシーンであった。
師匠がジャッキーのズボンをずらして、あーとズボンをはき直そうとしゃがむと
チンピラが尻にあたってすっころんだのである。
これなら怠慢人間でも護身術としてやれるのである。

本来、武術とは弱い人のために作られている。
強い人だけが技を習得できるなどというのは映画、マンガなどのネタに過ぎない嘘っぱちである。
筋力を無限に強化するアニメの訓練法も嘘っぱちである。
無限に強くなることなどできないので、どこかで筋力に頼らない方法をやらざるを得ない。
最初から筋力に頼らない(できれば武力を必要としない)過ごし方を身につけるべきである。

孔子は「君子は仁で身を守る」といって、すぐ武力に訴えようとする弟子を笑った。

594 :リーダー :NGNG.net
>>592の訂正
「これが独自の技だ」

「これが私が編み出した技だ」

595 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「世界で2番目に面白いライトノベル」(1巻だけ) 石原宙
243位/677作品。日本語小説。
オタクギャグの冴えわたるラノベである。面白いがダサい。
なろう系ライトノベルは異世界転生をテンプレとしているものの、
商業ラノベの方はハルヒをテンプレとしている。
主要な女の子一人以外は特に記憶に残らない女の子を含めてだいたいなぜか必要もなく三人くらいの女の子が出てきて、
物語を終えるという形だ。これもそれである。
オタク文化を礼賛するのはよいのだが、できればオシャレに書いてくれないだろうかというのが切なる希望である。
なぜ、ヒーローは変身しなければならないのか。なぜ、魔法少女に男子が変身するのか。
頼むからオシャレに書いてくれ。それなら、もっとずっと高く評価するのに。

596 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「ざるそば(かわいい)」 つちせ八十八
26位/678作品。日本語小説。
萌えに走りすぎな気もするが、男子中高生にはうれしいかもしれない。
泣いた。終わってみれば、女の子三人ともみんなかわいい。
大傑作。ラノベ文化の到達点。

597 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「クソゲーオンライン」(1巻だけ) つちせ八十八
345位/679作品。日本語小説。
「虹を食らいし古代の竜王」ってのが名前が格好よかった。あとはゴミ。

598 :リーダー :NGNG.net
今日のクロックワーク・プラネット楽しみ
なかなかおもろい

マルサス『経済学原理 下』小林時三郎訳 岩波文庫(昭和四三年)

仕事が無い人に仕事を。
1817年だったかに戦争終結だったそうで、あとひどい経済コントロールにて
一気に物価が暴落。
必要もないのに自分が(地主と資本家が)金欲しいがために輸出を大量にして
物価の暴落を招き、不生産的労働階級の人々が貧困に苦しんだとかなんとか。

多くの人に仕事が与えられないのは、資本家と地主の怠慢から雇わないからだそうだ。
自分が金が欲しいからと、怠慢と、贅沢三昧と、社会的地位を見せびらかす活動により
弱者(不生産的労働階級)が苦しんだ、とあると思うが、わかりにくい。

資本家と地主は、不生産的労働階級(働かないというよりは、不正規雇用の様な人々。
メイドさんとか)がいなくなってほしいと思っていたようで、マルサスはこの人たちは必要であると言う。
そもそも金をとる人間が居なくなるじゃないか、というもっともな指摘。

ぼやっと理解したことを言えば、誰かが過剰に儲けさえしなければ
不生産的労働階級にも仕事がいきわたると言っているんだと思う。

599 :リーダー :NGNG.net
前も言ったようにマルサスは、とくに『人口論』で人生勝ち組の余裕が見られるから勝ち組で
弱者を苦しめる立場の権力者を擁護する言い方をする。(最初からではないが)
マルサスはジョン・スチュアート・ミルと書簡をかわしたこともあって、このミルは実は東インド会社の社員である。
(それにしては、人を苦しめるなと指摘して、いいことも言っている気もするが)

後の時代でジョン・メイナード・ケインズがマルサスにぞっこんほれこんだそうで
なんとケインズの作ったシステムが現代の地球経済の悪のほうを作ったと思われる。
(企業が労働者を奴隷同然に扱ったりするシステムの始まりが東インド会社で、ケインズが興味を示したわけだ)

一人が過剰に儲けないで、金以上に、貨物(生産物)も多めに分配するべきだと言ってたと思う。

そして、この本ではアダム・スミス『諸国民の富』をしっかり参照して語る。
マルサスなどの人々もアダム・スミスを参考にする。
『諸国民の富』は反リカアドウ派には人気があるのかもしれない。

600 :リーダー :NGNG.net
わけあって推敲する余裕がないのでもう一つ。

M.ケインズを出したのは、世界をひどくしたシステムを作ったのがこの人と思われ
ケインズはマルサスにぞっこんだからである。

だいたいひどいことをする人に限って、正義とか、苦しむ人を救うと言いやすい。
その辺はどう考えればいいのか、今は思いつかない。

それが言いたかったのでケインズのことを書いた。

当時のインドで召使などを雇えば、仕事がない人の雇用はすぐ解決するそうで
おそらく日本でもそうなっているきがするので、ニートやひきこもりは
信用できる人が、ハウスキーパーとかベビーシッターとかで雇ってもいいのかもしれないと思った。

召使とかで金持ちがやとえば簡単に解決するなんて
こういう方法もあったのかと発見があった。

とりあえず、上記のようにまとめる余裕がないため以上で失礼します。

601 :記憶喪失した男& :NGNG.net
ぼくももうちょっと経済学の本とか読むべきなのかな。

「逃走論」 浅田彰
322位/680作品。日本語小説。
人間を二つの分類する。一つに執着してがんばってしまうパラノキッズと、
たくさんのことに気が移るスキゾキッズである。
で、スキズキッズとなり、ノマド的に定住せず自由に生きること、逃げて生きることを説いた書。
あんまりたいした本じゃない。ドゥルーズを重視して、スキゾキッズを微分で、パラノキッズを積分とするところは、
「知の欺瞞」で糾弾されてしかるべきだと思う。

602 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「表徴の帝国」 ロラン・バルト
306位/335作品。翻訳小説SF以外。
アマゾンランキングで上位にあったんで買って読んでみたんだが、ひどい凡作。
フランス人が日本文化を紹介したものだが、浅い。まったく深みのある理解ができていない。
パチンコが孤独な遊具として紹介されていたのも印象的。

603 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「黙示録3174年」 ウォルター・ミラー
82位/181作品。翻訳小説SF長編。
名訳による名文である。キリスト教色の強いSF小説ということではおそらくSF界でも有数だと思う。
しかし、ずっとキリスト教の聖人に関する話をしていて、一向に終末SF的な話にならない。
第三部からちょっとようやくSF小説らしくなるが、文章がうまいので読んでいて退屈ではなかったが、
SFとしては低評価。

604 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「ハリー・ポッターと賢者の石」(全2巻) J・K・ローリング
61位/336作品。翻訳小説SF以外。
面白かった。ちょっとヴォルデモードをどうやって倒したのかがわかりづらいけど、
映画とはまたちがった面白さがあった。読んでよかった。
なんか、ファンタジー要素がたくさんあって読んでて楽しい。

605 :記憶喪失した男& :NGNG.net
記憶喪失した男の千冊順位付け 読んだ小説1000冊の面白かったランキング
https://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1494845374/382

606 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「クラッシュ」 J.・G・バラード
171位/181作品。翻訳小説SF長編。
SFじゃないな。カーセックスを描いた純文学のような。
バラード自身が作中に出てくる。交通未来研究所。
テクノロジー三部作を読む気がいっきにうせた。短いのでそこはよい。

607 :リーダー :NGNG.net
>>606
たぶん映画であったやつかな?
ポスターはセクシー女性の後ろ姿だったと思う
カーセックスというから思い出した
私はこの映画は見てない、テレビでやってないから

やっぱりクラッシュってセックスと何の関係があるんかな

608 :リーダー :NGNG.net
ロバート・ゴーフィー、ガレス・ジョーンズ著 アーサー・D・リトル(ジャパン)訳
『なぜ、あなたがリーダーなのか?』
WHY SHOULD ANYONE BE LED YOU?
What It Takes to Be an Authentic Leader
英治出版(2007)

多くのリーダーシップの本は「外交的な人」のための本しかない。
この本は「内向的な人」のための本である。

「誰もがジャック・ウェルチになれるわけがない」

誰か他人になろうとするからおかしくなる。
リーダーは「自分らしさ」をよく考えて表現する。

あと、誰もが「何でも知っている人間」を装いたがるが、リーダーは何でもは知らない。
知らないこともいっぱいあり、てさぐりで考えているのが普通だ。
これが、誰か立派な他人になろうとして苦労している人のハードルを下げていると思う。

他人にならなくていい。自分らしさがでて、良く言われるリーダーシップもある。

その辺にあるリーダーシップ論は、明るく、人懐っこくて善人であるのが前提である。
(ついでに、どこかの社員とか、他人に働かされている人である。
経営者であっても自分で始めている可能性が低い人である)

この本でのリーダーは善人とは限らない。

609 :リーダー :NGNG.net
BBCの社長から、無職に転落した人もいる。
ビル・クリントンが少し、ジョージ・W・ブッシュが一回だけでてくる。
あと、全く有名ではないが、リーダーシップを発揮している人もでてくる。
ニューヨークのオフィスビル清掃員である黒人女性とか。
清掃員が生き生きと、同僚を励まし、ピカピカにするといっている。
「働かされている」と言って死んだように生きている人にはいい刺激になるだろう。

全ての人間ができるように、リーダーシップを語る。
そして大事なのは、リーダーシップが機械的にできる教科書というものはない。
随時、考えながら工夫して、やりかたがうまくなっていくのは、仕事もリーダーシップも同じだ。

雇われるだけの人も、リーダーのようによく考えて行動する。
フォロワーシップを語るところが、ほかの本とはちょっとちがう。

チョットだけ触れると、リーダーだけでなく、率いられるフォロワーもわきまえておくことがある。
それが分かっていないフォロワーを率いると、リーダーはかえって失墜させられるケースがよくある。
そのことを、今まで語られなかったので、語っている。
リーダーに率いられている人も、被害者意識から文句を垂れている場合ではないのだ。
あなたも、リーダーと同じ仕事をしている仲間である。
「あなたは、なぜ、リーダーなのか?」を考えることに、終わりはないと思う。

私が、なぜ、リーダーなのか?と聞くとしっくりするけど、私じゃないよw
リーダーシップねw

610 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NGNG.net
今日だよ『ラブライブ!The School Idol Movie』がNHK Eテレにて再放送!5/21(日)午前0:25〜より!

611 :リーダー :NGNG.net
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 代表取締社長 新井直之
『やるべきことがみるみる片付く! 執事のダンドリ手帳』
クロスメディア・パブリック(2012)

めずらしい本物の執事の本である。

書類整理は、時系列だけ。細かいジャンルの分類はしない。

会議は、話し合うことがあれば、いつでもどこでもやる。
たとえば、移動中の車の中など。
「たまには天空会議もどうですか?」とイラストがある。

上手くいくか不安な時は、いつ、何をするか決まってないから。

優先順位は「やらなくても構わない」ことはなるべくやらない。
直ぐにやらないといけないことは、一息入れるときこそもうちょっとやって
ひと段落してから休む。

あとは、やることの質。

612 :リーダー :NGNG.net
多くの人は「すべてが単純作業を効率よくやることだけ」か
「すべてが良く考えて質が完璧になるまで始めない」しかない。
だからうまくいかない。

物事には、この二つの性質があって、単純作業をスムーズにできればいい時と、
時間を守る間に準備をして質を高めたくなる時がある。

すばやい単純作業に「完璧な準備をしないと始められない」という意識を持ち込んではいけないし、
どんなに効率よく体を動かせても、時間があるために、質を高めるために準備しないといけない時がある。

この切り替えができると、単純作業を効率よく速くできるし、
準備しないとできないことはダンドリで準備するように、切り替えることになる。

朝、早起きして、弁当を作るなどかなり面倒なことについて。
日曜日など時間がある日に、数日分の食事の一部を、つくっておいて冷凍しておくといい。
水曜日になっても、朝の弁当はすこしだけ用意してあるので、すべてやらなくていいから
朝、たまたまテンションが低い日でも早起きしないといけない場合、日曜日に用意しているものがあって
弁当を全部は作らなくていいので楽である。

何事も、ダンドリ。(つまり、一部を既に用意しておくのである)
幹事などの仕事は、前もっての用意ができないのに、同じだけの仕事をしなければいけないから大変なのである。
普段から、こういうダンドリに慣れておくと、いざというときに
面倒くさいことをする感覚を知っているため、急なことにならないで
面倒くさい気持ちはかなり和らぐ。

613 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NGNG.net
>>611訂正
クロスメディア・パブリッシング

614 :リーダー :NGNG.net
>>610
またほかのアニメと重なる・・・
DVD借りようかな

615 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「僕が愛したすべての君へ」 乙野四万字
467位/681作品。日本語小説。
凡庸なSFだな。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の二番煎じでも狙ったのだろうか。
「クォンタムファミリーズ」の超劣化版にしか見えなかった。
読む必要なし。並行世界が三桁の数字で表現できるってのはどうなのよ。

616 :記憶喪失した男& :NGNG.net
「君が愛したひとりの僕へ」 乙野四万字
467位/682作品。日本語小説。
「僕が愛したすべての君へ」に比べて悲壮感がただよい、多少好き。
でも、SFとしてはさらに凡庸になってしまった感がある。
読む必要はない。

617 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NGNG.net
久しぶりに来たら記憶喪失がまだいて懐かしい気持ちになった

素晴らしい新世界まだ序盤だけど面白い

618 :記憶喪失した男& :NGNG.net
>>617
本ばっかり読んですごしているよ。

「オリンポスの郵便ポスト」 藻野多摩夫
329位/683作品。日本語小説。
火星一高い山に郵便ポストがあるのは素敵な話だが、物語がそれを生かしたものではない。
ロボものの凡庸なSFだった。

619 :リーダー :NGNG.net
ロバート・J・グーラ=著『論理で人をだます法』
山形浩生=訳 千野エー=イラスト 朝日新聞社(2006)

「言われたとき、たしかに違うってのはわかるんだけど
論理的にどこがどう違うのかって言われると・・・?」
その違いに対応できるようになるため、しっかり押さえよう!

具体的な例を多く上げた後、論理面の詳しいことも解説している。
訳文を直訳ではなく、日本人に通りやすい表現をわざわざ直してくれている。
また、ギャグ性もあり全体的に笑える要素も盛り込んでおり、飽きない。
神「汝、隣人の妻を愛するなかれ」
男「隣人の夫なら良いだろ」
といって隣家で二人の男が寄り添い、家の外で女性が「OTL」とか、笑えることがいっぱい。
しかも、訳者あとがきでも冗談を言ってくれた。

議論の方法をちゃんと言ってくれる本だけど、堅苦しくなく、冗談が多い。
こういう本がもっとあってもいいよね。

620 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
まだ戻れんのかいな
つもる話もあるのにw

621 :リーダー :NG NG.net
>>620
いつになるかわからんで
姉妹スレでも立てるしかないかもなw

それにしてもオートマタほしいスレみてたら
あと2分でクロックワーク・プラネット始まる

622 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「現代思想の教科書」 石田英敬
230位/684作品。日本語小説。
記号論についての記述は今までに知る中で最も詳しい。この人が現代思想の東大の先生であり、
方法大学で現代思想の講義をしたものをまとめたものである。
記号論の始祖をソシュールとしている。非常にたくさんの名前が博学な知識に基づいて語られるが、
記号の消費を、ボードリヤールも東浩紀も否定的なものとしてとらえているのに、
石田英敬は肯定的にとらえている。否定的な記述は見られない。
やはり、万物は人類が認識する記号より奥深いものであるから、記号の消費は否定的に見るべきだと思った。
良書。

623 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「エアネデス(抄)」(一巻だけ) プロティノス
283位/337作品。日本語小説。
新プラトン主義の代表作。「最後は善のイデアに至る」が書いてあるかと思って読んだのだが、
書いてなかった。論調が何一つ断言しないので読んでいてつまらない。
まあ、外の章もまだたくさんあるが、プロティノスは読まなくていいだろう。
プラトン「ティマイオス」、アリストテレス「形而上学」にしいていえば似ているが、
それらより劣ることしか書いてない。まあ、古代科学が成立しなかった所以であると思う。
いくら考えても答えは出ない系。

624 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「イン・ザ・ミソスープ」 村上龍
150位/685作品。日本語小説。
傑作である。日本の風俗を遊びに来たアメリカ人の話なのだが、
興味深い記述でずっとつづく。これといったオチこそないものの、
みごとに1997年の日本の文化を表現していると思う。
ネットで評判いいなあと思って買ったのだが、まさに傑作であった。

625 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「火星のプリンセス」 エドガー・ライス・バローズ
121位/183作品。翻訳小説SF長編。
有名なスペースオペラの元祖。宇宙ものを戦いと恋愛で描いた作品。
火星への移動は気絶したら移動していたというもの。
うわさに聞いた火星の重力が弱いのでジョン・カーターが強かったという記述はなかった気がする。
まあ、実に凡庸な作品であるな。

626 :リーダー :NG NG.net
>>624
面白かったのか
なんか映画タイトルであったような。見覚えあるし

私はわけあって読書ストップ
ちゃんと元気なのでドクターストップちゃうでw

627 :リーダー :NG NG.net
そういえば日本に来るだけなのにSFなの?

628 :リーダー :NG NG.net
あ、ごめん。勘違いだった
次の火星の奴と混同してたw

おとなしくクロックワーク・プラネットみてるw

629 :記憶喪失した男& :NG NG.net
>>628 いったいどうしたんだあ。インザミソスープはぜひ読んでほしい作品だよ。

「私と悪魔の100の問答」 上遠野浩平
470位/686作品。日本語小説。
実際には問答は五個くらいしかない。
ひどくがっかりしたが、目次に100個の議題が書いてあるので、
それを参考に書くのは何らかの価値があるかもしれない。
ちまたの哲学などはまったく知らないであろう作者の思索である。
ネタバレだが、最も印象深いのは、最大の流行は神であるということだな。

630 :リーダー :NG NG.net
読書再開できた。ご心配おかけしました。

たしかに神は最大の流行やね

631 :記憶喪失した男& :NG NG.net
>>630 よかったねえ。

「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」(〜2巻) 鴨志田一
120位/686作品。日本語小説。
青春ブタ野郎シリーズ第二巻。評判がいいので七巻まで読んでいきたい。
「タイムマシンを作ってくれ」が格好良すぎた。

632 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」(〜3巻) 鴨志田一
120位/686作品。日本語小説。
だらだら読んでいたので、どう解決したのかよくわからなかった。
まあ、面白いことには変わりない。

633 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない」(〜4巻) 鴨志田一
120位/686作品。日本語小説。
うーん、この巻はそんなに面白くなかったかな。でも、つづきも読むつもり。

634 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」(〜5巻) 鴨志田一
128位/686作品。日本語小説。
一巻がいちばん面白かったなあ。このシリーズは三巻までかも。号泣するという七巻までは読みたい。

635 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」(〜6巻) 鴨志田一
128位/686作品。日本語小説。
三巻の途中あたりからぼくの頭ではこのシリーズは理解できていない。
六巻もよくわからなかった。要再読。

636 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」(〜7巻) 鴨志田一
128位/686作品。日本語小説。
うん。やっぱり、量子力学がからまないと青春ブタ野郎シリーズじゃないな。
こうでなくっちゃな。よかった。

637 :リーダー :NG NG.net
うわおw
ブタ野郎読むの早いやろw

638 :リーダー :NG NG.net
在間 進 著『新正書法対応 CD付 ゼロから始めるドイツ語』三修社(2000)

CDなし。
何年も前に古本で見つけたから。
この本ではなかったと思うが「ドイツ語文法は効率よく作られて頭がいい」と聞いたことがあって
それを知りたかったのが、初めてドイツ語に興味を持ったきっかけ。
買ってから、少し読んだだけで長い間放置状態になる。

「終末のイゼッタ(die Letzte Hexe)」で続きを見てみようと思った。

英語がゲルマン語起源というからドイツ語を見たのもあるが、期待するほど似てないと思う。
だが起源であることは事実なのだろう。ラテン語の方が見た目はよく似ている。
ドイツ語はご存じ、アドルフ・ヒトラーが話した言語である。

ドイツ哲学書を読むと、異様なほど長ったらしい。
しかし、余計と思う記述が見当たらないことに、私は驚いた。それなのにダラダラしない。
あんなくそ長い本を書いて、なんで余計に見えない文章を書けるのか。
私は実は、この論理性にも関心があったのである。
カント『純粋理性批判Kritik der reinen Vernunft』で驚いた。

私の知る限り、もっとも長く、最も細かく言える外国人は古代ギリシャ人とドイツ人だと思う。
日本人は、このような論理的表現に全くの不慣れで、ほとんどできていない。
日本語にその表現ができないかというと、私はできると思っている。
ただ、読み取れるかは別である。これは日本人が書いた本を読めばわかる。
どんなに賢く書いても、なんか足りないのである。ここが日本語と、ほかの言語との違いである。
日本人はどちらかといえば、思考よりも記憶に頼る傾向にある。

639 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「万物理論」 グレッグ・イーガン
74位/184作品。翻訳小説SF長編。
イーガンの長編三作目。万物理論が完成するとどうなるのかという話なのだが、
科学的な記述は読んでいて楽しい。夢がある。たいしたオチはないので、SFとしてはたいしたことないと思うが、
科学知識をふんだんに盛り込んだ文章は読んでいて楽しい。

640 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「異星の客」 ロバート・A・ハインライン
181位/185作品。翻訳小説SF長編。
こんな分厚くてつまらない小説を名作とか呼ぶのは嫌がらせだ。まったく何も面白くなかった。
ヒッピーはバカなんだろう。

641 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「昭和歌謡大全集」 村上龍
41位/687作品。日本語小説。
読んでいて本当に楽しい。お洒落なわけでもなく、格好いいわけでもないl、
ごたごたしたあんちゃん、ねえさんたちの格好良さが前面に出てる。
こういう雰囲気の小説がもっと書かれるべきだ。これぞ純文学だと声を大にしていいたい。

642 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
同好会スレ立てようとしたら
無理やった
立てれたら宜しくべいべー

643 :リーダー :NG NG.net
>>642
タイトルとかどうしよう

644 :リーダー :NG NG.net
>>643
むこうのスレにでも書いててくれたらええで

645 :リーダー :NG NG.net
>>644>>642

アニメスレでもええんやし

646 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
建前は為替同好会スレで行こうと思ってた
あっちの避難所にもなればまた規制食らったら
数少ない同志達の助けになるかなと

647 :リーダー :NG NG.net
>>646
今思い出してさがしといたんだけど
こういうスレがある

https://shiba.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1493650890/l50

たぶんずーっと前から続いている
ここでなんか語れるかもしれんね
姉妹スレはあってもいいし、もう一つの避難所になるかもしれんし

648 :リーダー :NG NG.net
立ったぞい♪
https://shiba.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1497189217/l50

649 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「人工知能はどのようにして「名人」に勝ったのか」 山本一成
順位不明
いい本だった。将棋ソフトとアルファ碁は情報をある程度追っていたので、
プログラマ的にはこうだったのかとよくわかる。
他の将棋ソフトの名前が出てこないのがちょっと営業的だけど、楽しんで読めるいい本だった。

650 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「タタール人の砂漠」 ブッツァーティ
158位/338作品。翻訳小説SF以外。
まあ、カフカの「城」のが上だな。最後にタタール人が襲ってくるべきだった。
何十年もたってから襲ってくるべきだった。

651 :リーダー :NG NG.net
C.G.ユング著『心理学的類型 I 』佐藤正樹訳 人文書院 ユング・コレクション 1(1986)

あの有名な「内向的」「外向的」という心理の話。
心理学の基本で、どちらかのタイプしかない人間というものは存在しない。
私たちは、複数の性格タイプを持っており、どれかが発達し、残りのすべてが衰えているのである。
(たとえば、欠点だらけの人は、やらなくていいことをやってしまって人が迷惑する場合と、
何もしないために迷惑する場合がある。
前者は、別の場面での長所や才能だからというだけのこと。ここで使うべきではない長所、才能。
後者は、衰えてしまったからできなくなったということ。
「お前ってほんと、人に対する思いやりなんてものがないんだな」と悪口が簡単に出てくるが、実際にそうなのではない。
今まで、思いやった行動をしなかったため、思いやりの性質が衰えてしまったと考える。
わからないほどに無くなってしまった人は、傍若無人に見えることもあるだろう。
とはいえ、むかつくものはむかつくことに変わりはないが)

そして、なぜ人は神を信じるか、という話になる。
神は人間に足りない精神を補うために作ったものだとする。

人間の心は、今は対立している。「理屈」と「感情」、「合理性」と「非合理性」という風に
二つの相反した性質で、我々のこころのなかで常にケンカしている。

たとえば、世界情勢で争いが絶えないのは、人の心の中で二つの矛盾が争いあっているからである。
だから、この二つを調停すると、争う気持ちはなくなるという。
ユングはリビドーというものを強調している。

たとえば、「まあまあ、収めてください」といっておけば、よほどのことがないかぎり
今は二人のケンカが止まる。再開することも多いが、一度は止まる。
なぜ止められるのだろうか。何か、争わない性質があるのである。

652 :リーダー :NG NG.net
ここに、実は、神のような、本当に平和を望み、幸せでしょうがない、
うれしくてしょうがない、楽しくてしょうがない、自分の中に神の様な性質で満たされるのがいい。
すっかり満たされ、対立している隙間が埋まる。
そういう状態をもたらすことができれば、争わなくなる。

こういう話の進め方ではないが、本当に争う気がない、幸せでしょうがない感覚、感性が
隙間を埋めれば、むなしさも収まり、争わずにいられないこともなくなると思う。

キリスト教をはじめ、多くの人は、そこに「美」などを入れて、本当には解決に至らないような
枝葉末節の性質を強調してきたために、聖杯の奪い合いのような争いが繰り返された。
聖杯のような「聖なる象徴を示す物体」を何度も作り出し、何度も争ってきた歴史がある。

間違った性質で自分をなだめようとしないで、心が満たされるのが大事である。
自分が持ってないと思っているものが、あるものだと思って、欲しいけど手に入らないものを
手に入れたものとして、少しでも自分の心を喜びで満たそうと努力することが大事だろう。
その努力を怠るから、いつのまにか、暗い気持ちになってしまうのである。

明るい気持ちは、作り続けるものである。
合理性を大事にする人は、非合理的なこと、非科学的なことをバカにする。
しかし、合理性、非合理性の対立を収め、おだやかな気持ちを作る性質とは、実は
非合理的な性質の方になるのである。
だから頭が悪い人間を毛嫌いしたり、神を信じていない人の方が、殺伐として
常に、投げやりな口調で話しているのである。

「神がいなくて本当に幸せです」という人は、なぜかいないのである。

豊富な資料を参考に考察している

653 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「人工知能の見る夢は」 アンソロジー
350位/688作品。日本語小説。
星新一賞よりはマシな小説が集まってるが、どれもこれだというSFはないなあ。
日本SF界弱し。
この程度のSFをわざわざ読む必要はないだろうね。代わりにお前が書けといわれても書ける気しないけど。

654 :リーダー :NG NG.net
「なんで書く必要があるんだよ」とか言っておけばいいのではw
読者が評価してはいけないなんてルールはないし

655 :記憶喪失した男& :NG NG.net
>>654 いちおうSF作家ワナビなんでいつでもプロと互角のものを書けるつもりでいたい。

「69」 村上龍
216位/689作品。日本語小説。
村上龍の高校時代の話である。非常にあいまいに17歳で童貞喪失したとある。
村上龍が文学なんてまったく読んでなかったことも書いてある。
全共闘としてバリケード封鎖して退学の危機に陥る話。

656 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「長崎オランダ村」 村上龍
179位/690作品。日本語小説。
雑談の記録であろうか。けっこう面白い。いろいろな国の人の話である。
外国人と関わった話をとうとうとう書き綴った小説。
真面目なヒントなどはないものの面白い読み物だった。

657 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「ねじまき鳥クロニクル」(一巻) 村上春樹
順位不明
そんなに面白くないけど、作家のおっさんの普通の日常を書いたものではマシな方かもしれない。
全三巻は長すぎる。なぜかなかなか読み進められない。
綿矢りさの綿矢という筆名はこの小説からとってたのか。
バンパーに「世界人類の幸せのために」と書いてあったのが個人的に興味深い。

658 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「ねじまき鳥クロニクル」(〜2巻)  村上春樹
順位不明
2巻ではまだ終わらないのか。ここで終わってもよかった気がするが。
ぼくは不倫はいけないことだと考えているけど、村上春樹には珍しく、交尾した場面は直接的ではなく、
意識が性交したという抽象的表現になっている。

659 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「ねじまき鳥クロニクル」(全三巻) 村上春樹
217位/691作品。日本語小説。
ねじまき鳥が年代記のねじを巻くという構想は誰かが書き直してもいいだろう。
これが完成作だとは思わない。
しかし、長い。長すぎるな。作家の純文学だと思うと、おっさんの話としては悪くないものの、
前作で浮気していた主人公がとうとう今作で離婚してしまったぞ。村上春樹の人生っていったい。

660 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「われ笑う、ゆえにわれあり」 土屋賢二
281位/692作品。日本語小説。
哲学者のエッセイなのだが、面白いことをいっているのだろうが、まったく笑えて来ない。
なかなかしっかりした笑い話なのだが、やっぱり笑えて来ない。
明治の次は森永、ロッテ、日本ハム、西武ときて、次は巨人になるはずだというところが面白かった。
土屋賢二はたくさんエッセイ出しているけど、これ以上は読まないな。

661 :リーダー :NG NG.net
すべる話w

662 :記憶喪失した男& :NG NG.net
「エクサスケールの衝撃」 斎藤元章
順位不明
計算機科学の明るい未来について書かれたものであるが、けっこうがばがばな論理だと思う。
まあ、明るい未来予想もほしいのでこの本にも価値はあるのだろう。
いくつか専門的な知識が得られたことはよかった。

663 :リーダー :NG NG.net
田中美知太郎 松平千秋 著『ギリシャ語入門 改訂版』岩波全書(1951、1962改訂版1)

やっぱり前の古典ギリシャ語よりもイメージしやすかった。
あまり書くことがないが、こういう古典語を学ぶのがどこが難しいのか少し。

1.正しい発音が不明
ご存知、ギリシャという国はまだあるが、文法がずいぶん違い、読み方もいくらか違う。
アクセントのような記号が上下左右にいっぱいついているが、ご想像の通り、アクセントと読み方の区別である。
かなり古い文献でも、この記号がついていて、いったいいつからついているのか。
最初はついていなかったのか、興味深いところである。

2.時代とともに、単語の扱い方が変わっていく
これは意外と気づかないかもしれない。そういえばそうだなと思うだろうか。おもわないだろうか。
「初期はこういう、中期はこういう、後期はこういう」といっているが、変わっていくことはイメージできない。
もうちょっと、違う見方を喚起しないと発想の乏しい研究しかできないだろう。
どうやら、学術研究というものは、証拠を見ない限り考えようともしないようである。
それが論理的思考というものである。

変化はかなり多い。
どうやら古代語というものは、ずいぶんと複雑にできているようである。
別の本で見たことを言うと、変化が多すぎたり、法則が多すぎたりするのは
学習者にとっては大変だ。
しかし、このことは、状況を正確に表現できることを示す、と書いていた。
(現代日本は、区別する気がないだけである。
おそらく、日本語でもかなり複雑なことが言えるとは思うが、文字からヒントが得られないだけである。
日本語と、ほかの言語の違いは、文字からイメージが喚起されないことである。
例えば、漢字はイメージを喚起され、実際よりも難しそうに感じる。
漢字で長々と名付けられた場合は、ふつうの文章に直してみるとその通りである
ただ、普通の文章を短くして、いい加減にして、頭よさそうに気取って、楽をしたら漢字だらけになる。
あと、漢字を多用すると煙に巻く効果もある)

664 :リーダー :NG NG.net
呉 茂一著『ラテン語入門』岩波全書(1952)

やっぱり難しい。文法が一定しているのか、一定していないのかわからない。

古典ギリシャ語の影響を大いに受けているらしい。初期はギリシャ語の文法ほぼそのままの変化もある。
初期、後期が違うと言われても初心者には扱えない。
また、サンスクリット語の影響もいくらか受けている。
(ラテン語よりもサンスクリット語の方が古いらしい)

古典ギリシャ語よりも、ラテン語のほうが文法の不安定さがはっきりしているのは
上記のことと、私が先ほどギリシャ語のところで古代語の難しさを上げた要素が大きいのだろう。
そして、古代語の難しさで忘れていたことがある。

3.方言があること
これは簡単に想像がつくだろう。どんな言語も方言がある。
方言のむずかしさは、キケロ―、カエサルなどの著者がどこの方言を使っているか。
方言それぞれで、単語の意味が少しずつ、または大幅に変わってくる。方言の種類が多い。
そして、ラテン語学習者には、どの方言を学んだ方がラテン語をすこしでも正確に知ることができるか、選ぶだけで大変なこと。
ラテン語はどうか知らないが、言語によっては標準語がないこともあること。
標準語は、政治の理由で政治家が国民と情報のやり取りをするのに不便だから作られる。
一人が方言と標準語を話すことはよくあり、標準語をあまり快く思わないこともある。
標準語は後から強制されたためである。そういうことがなければ、標準語がないわけである。

現代日本でも、標準語と「放送用日本語」の区別がついていない人の方が多い。
さらに、東京の方言があり、東京で話すのは標準語ではないそうだ。
このように、標準語と、生まれつき慣れ親しんだ方言がある。

それで余計に様々な話し方の寄せ鍋状態となる。

665 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/07/01(土) 10:30:54.05 発信元:14.132.144.254 .net
>>664 うお、なんでそんな語学の勉強しているの?

「音楽の海岸」 村上龍
209位/693作品。日本語小説。
サイトウさんが破滅しなくてよかった。石岡は一瞬、庵野監督がモデルかと思ったが、
1992年にこの小説は書かれているのでたぶん関係ない。
ジゴロの物語。村上龍が読んだ小説が書いてあり、いちばん好きなのはセリーヌで、
ドストエフスキーは不良の小説と書いてあった。

666 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/01(土) 21:31:21.08 発信元:60.239.243.87 .net
>>665


あるとき、英語の発音が少しわかるようになってから
外国語の発音調べるのにほとんど困らなくなって
なんとなくw

667 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/04(火) 20:43:31.69 発信元:60.239.243.87 .net
C.G.ユング著『心理学的類型 U 』高橋義孝/森川俊夫/佐藤正樹訳 人文書院 ユング・コレクション 2(1987)

最後に「定義」がある。
心理学で使う言葉は定義に個人差があり、はっきりさせた方がいいと考えた。
訳者あとがきで、それはユングも同じだろうから意味がないだろうと書いていた。

★論理的思考とは、たった一つのことしか理解できなくなる方法である。
(同時に二つのことを考えられない人がいる)
文明社会は外向性の強制をしている。
客観的に、事実を重視する性質は外向性である。
思考する人なら、たった一つのことしか処理できず、一度に二つのことを見せられたら逃げるだろう。
一度に二つのことを見せる人物と話したら、その相手を変人扱いし、死んでくれないかと願うだろう。

★文明社会は外向的である。
だから、日本人は積極性と消極性が同居している。
鋭い人は気づいていると思うが、日本人の根底は消極的、内向的なほうである。
積極的、外向的な側面は一時的な性質である。

★日本人はあきらかに内向的である。
説明の重要さをいつまでたっても理解しないからだ。(外向的な人は説明を好む)
内向的な人はひきこもっていたい。自分を見つめるのが好きだ。
自分の周りは怖いのではなく、強大な勢力が自分を抑え込もうと脅しているように映っている、という風に書いていたが
これは「怖い」と言わないのだろうか?

668 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/04(火) 20:50:23.33 発信元:60.239.243.87 .net
★劣等機能
文明が外向的思考を強制するため、ほかの機能を全く許さない。
使うことが許されない機能は無意識に忘れていく、これを劣等機能と呼ぶ。
私たちは出来るだけ思考しようとするため、結果として人の気持ちが分からなくなっていく。
もちろん、自分の気持ちもわからない。
会社や上の人間に無批判に従い、黙って何の疑問もなく従うことを強制されるためにそうしたからだ。
人としての自分とか、心あたまるエピソードなどは、自然とわからなくなっていった。
だから多くの日本人は、自分の気持ちを知らないのだ。

自分の本当の気持ちが無意識に落ちて劣等機能となっている。
これが悪い方に働き、対応がいい加減な店員になったり、憎まれる上司になったり
会社の研修に罵詈雑言を投げかけることが忍耐力訓練だと勘違いする。

劣等機能が腹を立てたのか知らないが、幼児的、古代的になる。(子供よりもわがままになる)
そして他人を苦しめるのが平気じゃないが、黙ってみているという矛盾になる。

これを解決するには、一冊目で言ったように、外向的、内向的の戦いの調停である。
外向的、内向的はお互いに敵視し、場合によっては殺しあうだろう。
自分の心の中だけで殺しあうわけじゃなくて、外向的な人と、内向的な人が
対抗的な立場に立てば、極限まで争えば、いずれは殺しあうだろう。

そうなるのは、結局は、一人の権力者の心が矛盾した二つが葛藤しており、
ケンカし、お互いに倒そうとし、内向性が「渡る世間は敵ばかり」とおびえているからではないだろうか。
そして外向的な長所を発揮して喜んで他人を傷つけるのである。
他人が気に入らない性格なのだから、他人は何もしていないうちに、殺そうとし、殺してしまう。
そんな理由での攻撃がなくなれば、ケンカは半分以下になる。
お互いを理解し、納得いくように説明がつけば、争いは収まる。

私もみんなの心のつらい部分が解決に向かってほしいと思う。

669 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/07/06(木) 11:03:21.36 発信元:14.132.144.254 .net
「書を捨てよ、町へ出よう」 寺山修司
198位/694作品。日本語小説。
いきなりマザコンの告白から始まるのでびっくりするが、
なかなか良い60年代の日本の文化風俗を表していると思うので、
歴史的資料として読むことをおすすめする。
詩を愛していること以外は、遊女を好み、賭博ばかりしている不良の書である。
自殺したがっていたことも書いてあるが、童貞と処女は自殺してはいけないとか書いてある。
ランボーの「永遠を見つけたよ。どこで。海に溶ける太陽を」という詩や、
「さよならだけが人生だ」などはこの本で有名になったのだと思う。
パチンコにこいつらの世代がはまっていたせいで日本はダメになった。そういう意味では悪書。

670 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/07/07(金) 21:25:16.11 発信元:14.132.144.254 .net
「僕たちのインターネット史」 ばるぼら さわやか
順位不明
読書ランキングには入れてない。
80年代のパソコン通信時代から十年代の現在までのインターネット史をまとめた本。
まあ、こういう見方もあるかとは思うが、良心的だし詳しい人たちによる記述だと思う。
ぼくより上の世代の人たちが見る歴史とはこんな感じなのかなとは思う。
ロリ文化と、それが規制されたことについてはちょっとしか触れてないし、
90年代にネットにつないだ人がネットでやれたことについては書いてない。
ぼくはネットではやってないので詳しくは知らないが。悪くない本だった。

671 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/07(金) 22:39:14.60 発信元:60.239.243.87 .net
中川孝『六祖壇経』タチバナ教養文庫(平成7年)

六祖とは恵能禅師のこと。
「見性すれば余計なものはいらない」みたいなことを言っている。
欲望、計算づくの思い、いい人でいたいなどの思いはすべていけないという。
だからすべて忘れてしまえば、自分の中から本当の自分が出てくる性善説である。

それが仏とかなんか専門用語でむずかしくいろいろいっているんだよ。
本当のところは自分はもともと持っているんだよ。
自分がこうして生まれてきたことに疑問を持つバカが居ないのと同じで本当の自分を疑ってどうするんだ。
計算したり、欲を出したり、善悪を決めつけることなんか全部忘れろ。
すると最後にもともと持っているものが出てくる、それが仏なんだよ。
それを「見性」という。そのことを常に心がけていれば「こまけえことはいいんだよ!」
とにかく「見性成仏」をいくらでも繰り返す人。

本人はとても謙虚なようで、自分で無学文盲みたいなことを言っていた。
だが、当時に学べる文献を参考に言っていることは、現代の研究家には明白であった。
恵能が六祖になったのは22歳の時だそうだ。
最初に公に知られたとき、すでに見性していたらしく、まったく揺るがなかった。

そして、恵能の死後に奇跡が起きる。恵能が住んでいた町に一本の白光の柱が立ち
1週間ほど見えていたとか。

とにかく漢文、書き下し文は読み取れないため読まないで現代語訳だけ読んだ。
現代語訳はあんなにやさしい言葉で書けるくせに、解説が読みにくいったらありゃしない。
私が読み慣れていないのを差し引いても、読みにくい。
書いてあり、知ることができればあとはどうでもいいってことか。
だから研究ってのは遅いんだよ。

672 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/07(金) 22:42:32.71 発信元:60.239.243.87 .net
「こまけえことはいいんだよ!」とは言ったが懇切丁寧に説明してくれる。

おそらく、この本読めば専門用語の意味を大体言ってくれる。
般若の意味とか。もう忘れたがw

673 :記憶喪失した男& ◆WSFRN7wyiQ @\(^o^)/:2017/07/08(土) 18:44:54.33 発信元:14.132.144.254 .net
ななしになろうと思います。
これからも書き込みはつづけます。

674 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/09(日) 01:12:49.84 発信元:60.239.243.87 .net
そうですか

675 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/07/09(日) 12:28:11.45 発信元:126.245.209.168 .net
心が腐っている

676 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/07/09(日) 17:34:35.71 発信元:14.132.144.254 .net
「12歳が書いた量子力学の教科書」 近藤龍一
55位/696作品。日本語小説。
前半は非情に名調子なのだが、行列が出たあたりからわけがわからなくなり、
シュレディンガー方程式もどのように導かれたのか理解できなかった。
読んでる最初は、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」のように高く評価しようかとも思ったのだが、
後半が難解すぎてわからなかったため、順位を落とした。
中高生が読むのに、江戸川乱歩の「怪人二十面相」の方を読んでほしいが、
その次くらいに読んでほしいかなと思ったので55位にした。

677 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/07/12(水) 09:06:13.07 発信元:14.132.144.254 .net
「阿含経典」(2巻) サンカ
276位/338作品。翻訳小説SF以外。
新しくうるところはなかった。
一か所、釈尊が不死を説いているところがあった。

678 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/15(土) 01:00:23.80 発信元:60.239.243.87 .net
太田晃舜(おおた・こうしゅん)『海洋の地政学 マリンポリテクス』
日本工業新聞社 Ohtemachi Books(昭和56年)

普通に地政学といえば陸地の奪い合いで、これは海の奪い合い。
海を中心に語るが、陸もかかわってくるから語られる。
しかし、陸地の話ではマグロやカツオは、あまりでてこないだろう。
地球の資源の話が大部分を占める。

領海はざっくり線できめつければいいが、魚は自国で生まれ、他国へ移動する種類もいる。
線できめつけても、陸地のように線を引けない。
各国の領土を主張し、重なる場合があり、
どこも領土を主張しない場合も、各国が永遠に狙い続けるだろう。
ほかに、魚類と鉱物資源の利用価値によって海洋法で主張がからみあうと紛争が起きる。

石油はごぞんじ中東に豊富にあるが、実は東シナ海にも豊富にある。
石油利用でいえば「第二の中東」と言われているらしく、中東の石油を撮り尽せば
東シナ海で中東と同じくらいの混乱が起こるようになるのかもしれない。
そのあたりを日本が全く認識していない。
これから未来の地球は、欧米独り勝ちの横暴を許さず、アジアが強くなることで現状を変えられる。
ところが日本はリーダーシップ発揮の意味すら知らない(2017年現在でも)。
そして戦争中心で世界征服してきたツケとして、文化面が強調されない限り問題が噴き出す。
解決が難しいのなら、世界が各国の文化面を無視するからだろう。

文化面を強調し、過去のように戦争を繰り返すより解決が複雑になってしまうので、
各国が違いを認めたシステムで分担して世界をまとめるようにするほうがいい。
それで、地球が作る資源を滅ぼし、人類を滅ぼさないようにしなければいけない。

これまでのように、腹が立ったらぶん殴る的に戦争を初めていてはいけない。

679 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:2017/07/18(火) 08:25:13.54 発信元:14.132.144.254 .net
「ヴォネガット、大いに語る」 カート・ヴォネガット
186位/309作品。翻訳小説SF以外。
ヴォネガットの書いた記事のまとめ。まあ、いろいろなことについて書いてあるが、
ヴォネガットはわりと東洋思想に関わりがあったようだ。瞑想の教室に関わったことがあるらしいが、
それをよしとはしていないようだ。ヴォネガットがSF小説をあまり好んで読んでなかったといっているのは悲しい。
ヴォネガットは「わたしが権威でなければいったい誰が権威なんだ」と冗談でいっているくらいには自分の作に自信があったようだ。

680 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:2017/07/18(火) 20:51:21.90 発信元:60.239.243.87 .net
渡辺克義 著『ゼロから話せるポーランド語 会話中心』
三修社(2006)

CD付。
ポーランド語独特の文法は、動詞複数形に「男性人間形」というものがある。
動詞複数形の種類が「男性」と「その他」となっている。
ということは、私たち男性になんかメリットがあるんだろうか?

単語と文法がロシア語によく似ているので、どちらか知っているともう一方が学びやすいかもしれない。

681 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:NG.net
上杉隆『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』PHP巣新書786(2012)

ずばり記者クラブが「政府広報」になっているから。

これは本に書いてるんじゃなくて、思い出したが
イギリスのマスコミは王国が悪事を働かないように監視するために始まったそうだ。
ロンドンが煉瓦の家だらけになってまもないころ、
ジャック・ザ・リッパーが恐れられていたくらいの時代らしいが、ちゃんとは知らない。

日本のマスメディアの辞書に「真実を伝える」という言葉はない。
そんなものがまったくうかがえず、あらゆる妨害工作しかない。

諸悪の根源は記者クラブらしく、なんと、ツイッターなどのニューメディアが気に入らないそうだ。
年寄りが年のせいにして、インターネットなど新しいものを使わないようにしているのと似ていて、
新しいものを毛嫌いする。堀江貴文氏はその背景があるせいで、メディア関係のアイディアを出してもつぶされたという。

著者は「自由報道協会」という組織を作り、報道の自由を守ろうとしている。
著者がはっきり言っていて、記者クラブをつぶす気らしい。
記者クラブの横暴を知り、ジャーナリストを休業することにした。
自由な議論を交わすため、誰もが公平に情報が見られるようにするために戦い続ける。

活動初めてしばらくしたころ、記者クラブが無駄に強いことを痛感し、今度は政権交代を待って戦う。
なんと、小沢一郎が報道の自由だったか、情報を公平に示すことを言い出したのはこのためであった。
私(リーダー)が小沢一郎氏のことを書いたのは、政治家に100%の悪人は居ないと思うのでそれを少しでも示すためである。
マスコミの洗脳を受けているので、うまくいっている政治家は全員が100%の悪に見えるがw
小沢氏の場合、マスメディアの妨害をうけて、不機嫌な顔しかテレビに映らなかったとか。
これが本当なら小沢氏は哀れであり、不当に悪人呼ばわりされていることになるだろう。

682 :リーダー ◆de85kRb5gY @\(^o^)/:NG.net
日本のマスメディアは、「真実を伝える」と発音しているだけであり、
陰では思いつく以上の悪質な妨害工作をしている。
日本のマスメディアのやることに一貫性がない。
政府の都合がいいことだけをしているのもわからないくらいにカオスである。
彼らはその場限りの言い逃れ、言い訳に長けていて、反省させるのは難しい。
あまりヘリクツで逃げるのがうますぎると、精神的ダメージを受けないからだ。

あとは福島原発事故の報道がウソっぱちだらけだということ。
著者はこの事故で、マスコミの悪をはっきり認識したという。
このままでは「日本のメディアは死ぬだろう」と著者はいう。
著者の活動が激しくなるきっかけは福島原発事故である。
現在正しい情報を見せてもらえていない一般人でも、事故後の報道に不信感を抱き始め
「メディア離れ」があるそうだ。その中、著者がもっとはっきりと不信感を覚え、怒りを覚えた。

書ききれないが、いろいろカオスなので、誰もが公平に情報を見られるようにして
みんなが自分で、議論をかわし、考えられるようになるために著者は奮闘する。

私の思う限り、日本のマスメディアに己がない。己があってはならない。
どんな考えの人間も洗脳し、一律に勉強ができて自分で考えない人間にする。
それは、多様性を認めないからである。
公平とか、真実を伝えるとか言っている日本のマスメディアが、誰よりも偏見を育てているのだ。

石原慎太郎氏が「報道の人には教養がない」といったのを覚えているが
そういいたくなるのもわかる。

683 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「神皇正統記」 北畠親房
153位/310作品。翻訳小説SF以外。
三種の神器の正統性を書いた書だと聞いて喜んで読んだが、そんなことは書いてなかった。
日本の歴史書。南北朝時代に南朝で成立した。

684 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「象徴交換と死」 ジャン・ボードリヤール
127位/341作品。翻訳小説SF以外。
ポストモダンの果実とされる書だが、無駄に難解である。第一部がとても難解で、
・ストライキはうまくいかない。
・資本主義は拡大再生産は起きない。
を指摘して、資本主義がいかにうまくいかないかを説いているのだが、
その解答が、だからマルクス主義になろう、という答えなのでがっくりくる。
また、労働者を奴隷だと見なす価値観をしているので、頭おかしい。
第二部以降は記号論の話になり、原始生産性から産業革命が起きて、現在は模造品(シミュラクル)の大量生産であるという。

685 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「不思議な少年44号」 マーク・トゥエイン
84位/186作品。翻訳小説SF長編。
1916年のトゥエインの長編SF。時間移動ものだが、最後にはありきたりとはいえ刺激的なオチに至る。
タイムパラドクスを理解した論理でできており、オイディプス王に着想を得たのか知らないが、
予言なんて何の意味もないを描き出している。また、日本が第一次大戦でロシア艦隊を破ったのを、
非文明国が文明国を倒したと差別的に書いている。最後のオチは読む価値あり。

686 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「人間とは何か」 マーク・トウェイン
150位/342作品。翻訳小説SF以外。
トウェインの人間機械論についての対話篇である。まあ、特にいってるのは人間に自由意志はないということなのだが、
それほどの決定的な論文ではない。
しかし、現代の脳科学はトウェインの人間機械論を支持する方向で研究が進んでいる。
人間機械論はぼくの知るかぎり、マルティン・ルターの奴隷意志論にまでさかのぼる。
自由意志はないという思想で、カトリック教会では異端とされる。
SFの時間移動について考えていると決定論にたどりつくのだが、トウェインは1916年の
「不義義な少年44号」においてタイムパラドクスを理解した物語を描いている。
これは「アーサー王宮廷のヤンキー」を書いたトウェインが、ウェルズの「タイムマシン」に端を発する
タイムパラドクス理論の議論に答えたものである可能性はあるが、この「人間とは何か」においては時間移動は語られていない。

687 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「シリウス」 オラフ・ステープルドン
85位/187作品。翻訳小説SF長編。
これ、英語だとなんて書いてあるんだろう。牝犬はビッチって書いてあるのだろうか。
まったくビッチな小説だったぜよ。まあ、犬好きは読むといいだろうね。
食べるということが種というものを考えるのに重要なことを思い出させてくれた。
肉を食べる以上、全種族の平等はなしえないのだ。

688 :リーダー :NG NG.net
植田一三『発信型英語 世界を読み解くキーワード』べレ出版(2002)

15年前に買ったらしい。
英語やるモチベーションが下がるだけで過ごしているので放置状態。
日本の景気低迷と同じ。

さすがに情報が古いが、英語でわかるかといえばわからないと自信をもって言える。
発見はあった。戦後よりすこし後から、音楽業界でCDやレコードが発展して
ビートルマニアが出てくるあたりで何があったか。
音楽の発展は全くと言っていいほど知らなかったことが新しく知ったことだった。
ベリーダンスを「cooch(クーチ)」と呼んでいるらしい。

英語学習についてはあまり言うことはない。
日本の教育の現状では、英語はほとんど見につかない。
日本人が英語をほとんど使えないのは「知っているだけで使えないレベル」で終わっているからである。

二次創作などの著作で作者が自分で英語を使ってみたりするが、よく間違えており、
多くの人の英語力が、高校レベル以下であることがわかる。
知っているから書けるだけであり、おそらく話せないはずである。

話がそれすぎてしまうのでここまで。

689 :リーダー :NG NG.net
これだけ追加。単語数は

5000terms

690 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「アイデア大全」 読書猿
180位/697作品。日本語小説。
心理学の本である。アイデア発想法の本のバグデータからできた本。
アイデア発想法の本が最新の知見を踏まえていないことから、それをふまえた本を作ったようだ。
ニュートンがなぜリンゴから万有引力を思いついたのか。エジソンの3500冊に及ぶアイデアノート。
ディックの問題やディズニーの創作法など、参考になるものはあるものの、アイデア発想法の決定版というにはあまりにも
人の脳の力を軽視しすぎである。もっとアイデア発想法は複雑で多岐にわたるものだという感想を持った。
が、わりと良書。

691 :リーダー :NG NG.net
P.F.ドラッカー『新しい現実』上田恒生 佐々木実智男 ダイヤモンド社(1989)

良い本だ。今の社会どこがおかしいかがわかる。読むべき。
世界のことをあっちこっちから論じてスケールがでかい。

日本政府がなぜ、何をしても日本がよくならないのかというと、時代遅れの主義を基礎に日本があり
運営を頭悪く、ぎこちなく実行していると思えばいい。
(ソ連的主義、社会民主主義。現在の貧困を作ったはっきりとした理由がこれ)
時代がそれにあってないので、何をしてもおかしいわけだ。戦前すでにそうだった。
そのうえで、日本政府は間違った政策だけを、ほとんどやってきた。
日本がカオスであることが分かると思う。
(アメリカ政府も間違ったことがあるが、賢く進めたために、違う結果になったので敗北ととらえられた。
見方を変えれば、違う成果を出したわけだ。それが今のいい面である。
悪い面が上記の二つの主義である)

いろいろありすぎるので教育のことを一つ。

学校は「学習法を学習するところ」
学習内容は文字の形をした模様を見るだけではなく、意味を持った内容にすること。
そうすることで、道徳が身に着く。
道徳教育がなければどうなるかというと「無関心、無責任、無感動」である。
現状、学校はこういうことをまったくやっていない。

「新しい現実」は情報化社会。情報化社会とはたまにテレビで言っているが
テレビが理解しているわけがない。マスコミは考えない。

692 :リーダー :NG NG.net
現在、非正規雇用がないがしろにされてひさしい。
なぜ、学歴で差別され、なぜ、能力を無視して無職を倍増させるのか。

時代が違ってきて、情報化してきた。
今の時代、情報を扱うために世界が動くことになっている。日本はそれに反している。
情報化とは、移動性をもつという。
人間は知識を得たので、いつでもどこでも知識で働けるようになった。
だから企業などは従業員を縛り付けることができなくなり、派遣登録者が増えた。
(日本みたいに、無能を派遣に追い出すものではなく、本当はアメリカみたいにエキスパートを派遣するものである。
だから日本の派遣が機能しない。歓迎はされたがエキスパートを雇うのが関心の中心ではないことは態度が示している)

多様性が増し、終身雇用で成り立っていた社会が「機能」でなりたつようになる。
これまでの肉体労働で成り立っていた社会は1945年に終わっていて、情報化が進む。
日本もそれに合った社会にしなければいけない。

単純肉体労働の社会は終わった。脱ビジネス。
これからは、我々は勉強し、知識と技術を身に着け、あっちこっちの現場に行っては帰ってくる日常を送る。

企業は嫌でも派遣を雇わなければならない。
そして情報化組織になる。

日本は情報化社会に合わせる必要があるだろう。
まとまらないのでここまで

693 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(上巻) リチャード・P・ファインマン
順位不明
ノーベル賞科学者の半生についてのエッセイなのだが、なかなか興味深いことが書かれている。
なんと、マンハッタン計画に参加している。しかも、そこでマンハッタン計画の参加者に金庫破りの名人として知られ、
マンハッタン計画の重要書類の入った金庫を次々と開けてしまったというのだ。
しかも、精神病の診断を受けている。どうも、統合失調症のようだ。
ぼくも統合失調症だが、やっぱり、天才は統合失調症になるんじゃないか。もっと早く読みたかった本だ。

694 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(全2巻) リチャード・P・ファインマン
84位/343作品。翻訳小説SF以外。
下巻は出だしはつまらないが、ノーベル賞を受賞する辺りは面白かった。
数学の教科書のデタラメさに憤り、激怒した話が印象深い。
外交を学んでいる学生は、大学二年生になると外交というものがさっぱりわからなくなり、
必死に勉強すればするほどどんどんわからなくなり、ついには外交をいうものを一切理解できないのだと
気づいた時に大使になれるという記述が印象深い。

695 :リーダー :NG NG.net
佐島勤『魔法科高校の劣等生13スティープルチェース編』illustration/石田可奈
電撃文庫(2014)

ふたたびの九校戦。

696 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「エヴォシューションがーるず」 草野原々
180位/698作品。日本語小説。
草野原々の新作短編である。kindleオリジナル発売。何より文章力はかなり高い。
サブカルを肯定する姿勢は一貫しており、今度はソシャゲガチャと異世界転生である。
オチの自由意志への言及はちょっとあまいかなと思ったが、宇宙が一個の魂であるというのは、
天理教の教義かなんかであろうか? なんでも作者は偉い大学教授の息子らしく、働きたくないといっていた
草野原々であっても、科学への情熱は確かなものだ。
ソシャゲガチャ転生ものというありそうでないサブカル作品は意欲的であり、ぜひ一読すべきだろう。
パチンコ産業の新たな産業展開として見られているソシャゲガチャ。知っておいて損はない。

697 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「判断力批判」(上巻) イマヌエル・カント
101位/344作品。翻訳小説SF以外。
驚いた。まず、田辺元の「種の論理」はヘーゲルの誤読などという輩がいたが、
なんのことはない。カントの「判断力批判」の発展である。
ちなみに読んでる途中だが、判断力批判にはこうある。
「美学的判断力とは、快不快の感情によって判断することで、目的論的判断と異なる」

698 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「歴史的現実」 田辺元
順位不明
「歴史的現実」という戦中の田辺元の京都大学での講義録である。
田辺元が軍国主義を肯定したとしてすすめられた書物であるが、確かに、人類を「種」より大きな「類」とみて、
「種」は戦争をして争うものだという見解がなされているものの、天皇については君民一体であるとひとこと
述べるにとどまり、別に軍国主義を肯定などしていない。「懺悔道としての哲学」で別に懺悔していなかったように、
「歴史的現実」では別に軍国主義を肯定してはいない。ただこういう見解はあるようだ。引用する。
「併し地球上の土地が諸民族によって占有されているのは、初めに正義の法則によって公平に分配された結果ではない。

699 :リーダー :NG NG.net
フリードリヒ・ニーチェ『愉しい学問』森 一郎 訳 講談社学術文庫(2017)

キリスト教が押し付ける「まじめなだけの学問」はクソくらえ。
楽しんだっていいじゃないか。
日本も仕事は糞まじめになって決して楽しまないでやるものという意識がはびこる。
糞まじめになる仕事や、分野では楽しむことは
チャラチャラしたお調子者がナンパするような
いい加減で、茶化すだけですこしも頭を使わない愚か者だということになっている。
日本では、笑顔で仕事をすることは、仕事への冒涜であり、まじめに働く人への精神攻撃であり
ふざけた不真面目人間が、楽をしようとしてサボって何もかもを雑に扱うものだと、いうことにしている。
日本では、仕事人間は楽しもうとする他人を軽蔑する。
日本はいいと思ったものを無批判に受け入れるため、それぞれの価値観の連携は存在しない。
だからいいから取り入れて、それぞれの価値観は対立しているのが常である。
これに疑問を抱く人は多いだろう。疑問を抱かないのは支配層だろう。

キリスト教の横暴は私以外の人間が詳しいと思うので、たぶん想像の通りだと思うw
キリスト教は何もかもを押し付けてきただけであり、かっこつけたいだけである。
だから学問する人間がかっこつけて、権威を保つために強そうなふるまいをしている。
だが、誰もが臆病者の、卑怯者で、常に逃げるタイミングをうかがって、他人をけん制しているのが常である。
日本社会はそれが頭悪く実行されているようなものである。

ニーチェの文は詩的というのか、文学的というのか。
哲学をがっつり論じるような文体ではない。詩を書いているようなものだし、詩も載っている。
ニーチェの背景を知る人には捧腹絶倒の内容らしいが、無知なため私はわからなかった。
ニーチェに詳しい人、興味ある人は一読されてはいかがか。

ニーチェ絶頂期の著作らしい。

700 :リーダー :NG NG.net
ニーチェのアフォリズム(格言)がいっぱい読める。

タイトル。-----本文。
タイトル。-----本文。
という風に、タイトル、思うことを書いていくうちに、徐々に話が進み、一冊を通して一つの話をしている。

ニーチェの洞察はなかなか鋭い。
今までニヒリズムは人生を暗く考えているだけと思っていたが、
やっぱり、ほんとうにレベルの高い論者のいうことはちがう。
知ってか知らずか、ただの暗い話とか、ただの罵詈雑言になることは決してない。
ニーチェが個人的に罵詈雑言を投げかけても、どこかで明るく考える人も読めるように話が進み、
ただ現実がクソッタレなだけではなく、こう考えればトンチンカンな人生を生きることがないのではないか。
「どう生きるのが正しいか」まではわからなくても、キリスト教が押し付けたような思い込みが先行するようなことだけはしないだろう。
人は誰もが、よりよく生きるすべを探しているのだから。

キリスト教がつくった論理的思考は病気、精神病とまで言っている。
私も論理的思考、仕事をする時に大事にする「理屈」がおかしいことはこれまで言ってきたが
ここまではっきりニーチェが言っているとは知らなかった。
ここまで言ってくれれば、すっきりする。

最後に、私は「ニーチェとはロシア人か?」と思ってた。
名前のつづりを知らなかったので、音だけではロシア人かと思ったのだ。
いつだったか「ニーチェの言葉」という本が出て、ドイツ語の本名を書いてくれていて、初めて知った。
「Nietzscheというつづりなら、ドイツ人だと分かる」

701 :リーダー :NG NG.net
まとまらずにここまで来てしまったが、これだけ言って終わる。
これは外せないだろうからだ。

「神は死んだ」とは確かに出てくる。
本書は『ツァラトゥストラはこう言った』の後の著作なのでさらっとだけでてくる。
しかし、こうも言っている。

「古い神は死せり」
神ならなんでもかんでも死んだわけではないので、神が実在しない根拠にできない。
キリスト教の神が死んだってことだが、それでも神が実在しないとは言っていない。
どうやら、神がいても、いなくても関係なく、何をしても許されようと、なんでもかんでもやらかしてきた、ということらしい。
そこまでして神を欺き、自分を欺き、他人を欺いておいて、神を信じているとか正気か。
だったら、神を信じていても、神を信じていなくても同じじゃないか、
お前らキリスト教徒は、わがままを通したくてうずうずしているので、神をないがしろにしてきただけじゃないのか。
ニーチェはそう言っているのかもしれない。

よって「神は死んだ」という言葉だけを取り上げて「神は実在しない」と言っても意味がない。
このような、断章取義はしてはならないと「あとがき」でも触れられている。

そういうことだから、名言について何か語るなら、著作を一冊、一通り読んでみるのもいいのではないか。
名言の好きなところだけを取り上げて論じたところで、なんでそういったのかがわかってなければ
すべての議論はなかったことにするしかなくなってしまうじゃないか。
そんな無駄を作らないためには、どこで名言を発したのかを知っておくべきじゃないのか。
コンビニ本のようなわかりやすい名言集で、ありがたがっているようでは、名言の本当の意味なんてわからないのではないのか。

ところで、「善悪の彼岸」という言葉も出てくる。
アニメ「時間の支配者」はきっとニーチェを参考にした。
時間が漏れるところは、ニーチェはこう書いている。
次にこれについてだけ言って終わる。
長くなって申し訳ない。

702 :リーダー :NG NG.net
詩の一部を引用する。

 おまえの口から、
おまえ、よだれを垂らした魔女、時間よ、
一刻一刻が、ゆっくり滴り落ちる。

『作詞療法もしくは、病める詩人はいかにしてみずからを慰めるか』

これを読んだときはびっくりした。
アニメで善悪の彼岸も出てきたし、時間が、ゆっくり滴り落ちるのは
アニメで時間がゆっくり漏れ出ているのと似ている。

そしてアニメのサブタイトルは哲学用語ばかりだ。
おそらくニーチェを参考にしたのだろう。

おわり

703 :リーダー :NG NG.net
町田和彦著『ニューエクスプレス ヒンディー語』白水社(2008)

昨日読了。
サンスクリット語を簡単にしたものかな、とイメージしていたので
どんなものか知りたかった。
すると、全く別物だと判明した。
ちなみにヒンディー語がインドでの共通語で、インド経済やらなんやらあるので語彙が大変多いという。
実は現代になってビジネスなどの用語よりも、ヒンディー語だけの表現の方が語彙が多いそうだ。
おそらく、それぞれの国での独特の言語は結構複雑なのかもしれないと思っている。

独特の言語とは、欧米化されてほとんど英語みたいになってしまう前の言語。
それぞれの国にしかない言語のことを指す。
それぞれの国で、純粋な文化を知りたければ、それぞれの国の独特の言語を知る方がいいと思う。
欧米化は世界を英語圏に変えようとしている。
国家の政治やらなんやらでいうと、敗戦国の文化は戦勝国によってぶっつぶされて、
戦勝国の文化を強制されることになる。
敗戦国の国民は基本的に奴隷扱いされる。(能力に関係なく仕事を制限されるか、奪われる)
だから、国によっては英語が好きじゃないこともある。日本のように英語が好きな国もある。
話がそれた。

あとは、インドといえば大変多くの言語が入り乱れ、いくつもの言語が同時に使われている。
しかも一人の人間が話せるのは、自国の独特の言語(例:タミル語、シンハラ語など)と中学生レベルの英語くらい。
(でも中学生レベルの英語でニュースが流れているのが、日本とは違う。
それでも、ビジネスの難しいことがわからない人はニュースを理解していないと思う。
日本国民の多くがニュースを「簡単でもいいから」理解しているのが、すごいことだとわかるとおもう。
日本以外の国では、識字率が極端に低いことがあり、アメリカでも地域によっては低いのである)

704 :リーダー :NG NG.net
ヒンディー語を学ぶことで言えることはない。私が分からないw
一つ思いつくのは、映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」はタミル語らしいので参考にならないかもしれない。

ヒンディー語の文字は「デーヴァナーガリー」という。「デーヴァ」は「神」という意味である。
「ナーガリー」は調べ忘れたが、文字だろうか?
デーヴァナーガリーはいくつかの言語に使われているが、発音が微妙に違う。
そして、インドの言語にはまるっきり違う文字も多く見受けられる。

デーヴァナーガリーはインド宗教の聖典で大昔に使われていた言語「サンスクリット語」の文字で、
今も同じように宗教でめっちゃ早く読む、読書会らしき集まりが開かれる。
これをよどみなく読める人は尊敬されるようだ。これはどの国の宗教も似たようなものだろう。

最後に、ニューエクスプレスシリーズの書き方の特徴に少し気づいた。
ニューエクスプレスシリーズで、文法はすべては載っていない。
基本的なことのみである。
テキストは最初、数課だけ読み方を書いてくれているが、途中で書いてくれなくなる。
読み方をまだ覚えきれていなければ、読めなくなってしまう。
これで(ニュー)エクスプレスシリーズの本で外国語を学ぶのに便利かどうか選ぶヒントになればと思って書いておく。

705 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
闇ルーツ 闘技場3試運転したけど 安定にはほど遠いな
ガイアドラゴン エンハなしで楽々削れたのは気持ちよかったが
ノアドラは無理ゲーだな 落ちコンなしバッジないと無理だろあれ
あとパズルが下手ってことが よくわかったわ

706 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「判断力批判」(全2巻) イマヌエル・カント
78位/344作品。翻訳小説SF以外。
とても面白かった。下巻では目的論について掘り下げている。
究極原因(神)とか究極目的について考察していて、なんだよ、こういう本はあるんじゃないと思った。
カントは、自然には究極目的はないとしている。そして、道徳的理性には究極目的があるとしている。

707 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「暴露 スノーデンが私に託したファイル」 グレン・グリーンウォルド
順位不明
ユビキタス監視システムを暴露したスノーデンに最初に打ち明けられたジャーナリストが、
当時の様子を語った本。第一章や第二章は面白かったが、その後は退屈だな。
監視システムが存在するとして、人々はどういう判断をするのか。
それはまだよく判明していないが、人々は監視されることに慣れてしまうとあった。
それなら、いっそ、全データを全人類に公開するしかないだろうと思った。

708 :リーダー :NG NG.net
えええええ
カント読んですぐ一冊読んだのか
元気やなーw

709 :リーダー :NG NG.net
安藤亮 著『兵法六韜・三略』日本文芸社(昭和50年 第15版発行)
        商略、商船に打ち勝つ企業作戦

愛情の欠けた事業主はいますぐやめろ。
テレビで何を言っても信じてもらえないのは、直接会わないからだ。
孫子などを企業戦略に活用するとは言うが、できている人はどれくらいいるのか。

そもそも「本に書いてあることを実践する」とはどうすることをいうのか、わかっているのだろうか。
わかっていない人が多いからこそ「論語読みの論語知らず」という言葉が存在するのではないだろうか。

この本は、孫子・呉子の次くらいにあたる内容らしく、
孫子・呉子に触れられていないところにまで踏み込んで、もうちょっと現実を踏まえた内容になっている。
そのあたりがかなり強調される。

六韜はそのまま軍隊がどう動くか。どう運営するか。
君主の心得だけではなく、将軍、兵士の態度がよくなれば、市民だってそれに従う。
君主はその範となれと、よくあるリーダーシップである。

三略で、そのリーダーシップの方がもっと強調され、
かなり理想論として、純粋に「どうあるべきか」が語られる。

基本的にこれらのすべてに通暁し、守っていさえすれば、いずれは良くなるという。
だが、人というものは「急ぎたい、効率よくしたい」と思うことから、余計なことをしたがる。
そこから、権謀術数、こざかしくて、せこい、他人を試し、あざむき、一杯食わせるようなことをしたがる。
そういうことをしなくてもいいのに、焦って今すぐに何とかしようとする。
無理のない範囲で著者は、現代社会も風刺している。
私も現代社会はこの「余計なことをして、他人に一杯食わせようとする」のを助長していると思っている。
売れればあとは知らないと。
それは「社員を全く教育したくない。教えなくても勝手にできるようにならない奴は、採用直後でもクビ」という態度に出ていると思う。

710 :リーダー :NG NG.net
今は、軍隊の戦争をする時代ではないと聞く。
これは日本だけかと思うが、世界でも戦争しているようではいけない。
実は戦争するよりも、商業を発展させる方が儲かる。
簡単に言うと、戦争は莫大な金を一瞬で失い、多くの物体を燃やし尽くし、破壊し尽くす。
後片付けにも大金が必要で、復興も大金が必要で、重税を課すことになる。
商業を発展させると、そこそこ大金を出して、ちょっとずつ儲かるのがずっと続くのである。

私から見たら、経済活動が愛情の欠けた活動になっている理由は、愛情を表現する気がないだけだ。

たとえば、中国の兵法でも、破壊のついでとはいえ、人を喜ばせることをいっているが
現代はどうだ、破壊しなくても人を喜ばせることなど実行しない。
人を喜ばせる言葉は言っているが、これはカッコいいからとか、カッコつけられるだけであって
愛情など体験したことがない人のほうがよく連呼するのだ。
その人も、現代経済活動からたいした恩恵を受けていなくて、売買しただけだからだ。

お店が綺麗だし、店員のお姉さんが綺麗だからそれでいいように見えるがとんでもない。
見た目だけがいいのを追及しているので、現代企業は兵法に反することばかりやっているのである。
また、必要ないものだろうと、売れそうならバンバン売ることも兵法に反する。
『三略』に必要かどうかをよく見るように書いている。

だから

711 :リーダー :NG NG.net
残虐行為をしてまで自分の命を危険にさらさせることができているのなら
人を喜ばせ、国をよくすることに自分の命を危険にさらすことができるはずである。

他人がクソ生意気なのがむかつくのは、兵法でもちゃんと言っているはずだし
自分が未熟だからこそ、出会う人ほとんどに腹を立てているのだ。

特に日本企業は、世界から見ても頭が悪すぎることばかりしていて、行動がちぐはぐ、
右にいくのと、左に行くのが同時に行われ、ぶちっと切れているのが現状である。
これでは事業がスムーズにいかなくて当たり前だ。
それを治しもしないで、ブラック企業呼ばわりされるまでこき使うのは頭が悪いとしか言えない。
そうしないといけない社風を作った社長の責任だろう。

いま、良いことをして急に裏切ってしまって、嫌われたら大変だが
いまブラック企業と言われるようになって、急にいいことをするのは一向にかまわないのだから
いますぐに愛情ある行動を始めるべきである。

712 :リーダー :NG NG.net
高田博行=著『素朴なぎもんからわかるドイツ文法』郁文堂(2010)

普通の文法書。
「なんでこうなってるの?」といういろんな質問に答えるという形になっている。
私は「素朴なぎもん」は全く読んでない。
読まなくても大丈夫w

今までほかの本でわかりにくかったところが、この本ではっきりしたかも。
やっぱり薄すぎる本はかえって説明が足りなくて初心者には無理じゃないかと思う。
あまり説明が足りないと、細かいところが省かれる。
その細かいところでちゃんと区別しているのが文法というものなので、初心者が
細かい区別を知らないまま文を作って雑になったりするのもなんだかなぁ。
最初は簡単な分しか作れないのはやむを得ないけど、私の経験では
ある程度、文法説明を読み進めて初めて、途中から自分でもやってみたくなる。
最初の、一つや二つの文法を知ったくらいで自分から作ろうという気など起きない。
これなら中学の死んだ英語教育と大して変わらないレベルだからだ。
初めてなら一つや二つしか知らないのもしょうがないが、いつまでも中学のままじゃ面白くない。
一定量を超えたら面白くなるのは、あらゆる勉強で共通のことだ。

713 :リーダー :NG NG.net
勉強というものは、生れて始めてから2,3のことを知るのが面白く、
急につまらなくなり、ある程度の知識量を蓄えてからやっと、続けたくなってくる。
それが初級である。

「素朴なぎもんからわかるドイツ文法」くらいのレベルよりもうちょっと詳しいのが一通り知ることができると
「ああ、ドイツ語ってこういうふうになっているのか」とぼんやりわかる。
全体をぼんやりわかる、まあこういうもんらしいな、と感じるには全部見るしかないわけだ。
全体像を一度は見ないと、全体像を知ることもできないのは、当たり前である。
最近の著書は、わかりやすさの押し売りで、わかりやすければ何でもいいかのようである。
わかりやすくして情報量を少なくしておけば、何冊でも売れるからだろう。
ひどい経済のことばかりなので、違うことを言うと、一言だけ、ちょっと違うことを言って量産することを計画すると不便じゃないかと思う。
ちょっと違う一言は、前はなんて言ってたっけ、重ならないようにしなきゃということで
量産には余計に手間じゃないかと思う。
読者にドイツ語を身に付けさせるという目的とは関係ないことで労力を使うほうが「なにやってんだこいつら」ということになる。
身に付けさせる気がないなら本を書かなくていいじゃないか。

最後に、第二外国語と英語の比較をみかける。
「素朴なぎもんからわかるドイツ語」にもすこしだけ、英語との比較が出てくる。

私はこのやり方があまり好きではない。

714 :リーダー :NG NG.net
ドイツ語系統から英語がでてきたから「似ている」と思うようだ。
だが文法が似ているのであって、単語はそうでもない。
「似ているとはいえ、そのまま使えるわけがない」というのが理由だ。

あとは、英語との比較をするということは、英語を分かっているのが前提になってしまう。
英語を分かっていない人には、比較されても理解できないのである。

以上から、英語以外の言語と、英語を比較するのは無駄が多いと思う。
比較しないで、そのまま次に進む方が早い。

英語を学校で知ったときに、ドイツ語と比較した人は少ないはずだ。
フランス語、スペイン語、ロシア語、チベット語でもいいし、サンスクリット語でもいい。
学校で英語を知ったときは、ゼロから考えたはずである。
そういうことである。

第二外国語だからと言って、英語と比較する必要などないと考える。
英語との比較など、あまりにも頭でっかちの、教科書通りの発想だと思う。
似ているとわかったらなんだっつーの

英語を知っていようと関係ない。
第二外国語、第三外国語を学ぶときは、英語など考えないでゼロから見る方がいい。
どうせたいして似ていないのだから。

715 :リーダー :NG NG.net
具体的な文法が、ひとつやふたつ「英語と似ている」とわかったところで
英語文法に頼り切ることはできない。
あまり英語との比較を言い過ぎると、もしかして英語文法に頼っているんじゃないかと思う。

これからの本は英語との比較なんてしなくていいと思う。
どうせ頼り切ることなどできない。

必ずしも英語との比較が必要とは限らないと、著者は知るべきだろう。

それじゃ、ここまで

716 :リーダー :NG NG.net
アブドゥルラッハマン・ギュルベヤズ 著『しっかり学ぶトルコ語』べレ出版(2016)

著者は見慣れない名前だがトルコ人である。トルコ語スクールを神戸、芦屋に作ったりしている。
ちょっとちょっとー。芦屋の国道は何度も通ったってばよー。トルコ語スクールあるの知らんかったよ。
まあトルコ語に興味持ってなかったけど。トルコ人とは友人のつてで知り合ったが、その人はトルコに帰ってしまった。残念。
かつて、大統領にワインを継ぐ仕事をしたこともあったそうだ。
ということは、この人はソムリエじゃなくてなんていったか、あの執事がやっているみたいなことに資格があるので
その資格を持っていることになる。おそらく一級だろうか。

この本はたしかに「しっかり」学べる。とにかく丁寧にしてくれる。
例文が豊富だが、一つの例文を、この文法で、こうやって言い換えます、と全部示してくれている丁寧さ。
例文が豊富といっても、まるっきり違う話題の例文を一つずつ、膨大に示しているようなことはしていない。

一つの例文を、解説中の文法を全部使ってくれるので、どう変わるかの実例を「新しい文法だけを意識して」読むことが可能である。

私は多くの外国語参考書の「例文」が、ノンジャンルであることは、あまりよろしくないと思っている。
ノンジャンルとは、五教科、エンタメ、ニュース、などのあらゆるジャンル一つだけ限定しないで全部、バラバラになっている。
とにかく思いつくまま、数式、魚の名前、IT用語、コスメティックなどと、何の基準もないこと。
アタック25のようなクイズゲームで「ノンジャンル」とあるやつだ。
広い知識が試される。

ということは、そんなに広い知識を、一冊目のトルコ語を学んでいる時点でなぜわかるのだろうか。
そのへんにある外国語参考書の豊富な例文は、欲張りすぎているんじゃないだろうか。

717 :リーダー :NG NG.net
この本は
新しい文法を示すたびに「この場合はこうなる、ということを思い出しましょう」といって
全部示してくれる。同じ文法規則を何度も書いて見せてくれている。
この本は、自分で文を作ろうと思えば作れると思う。

この本と、できるだけ単語数の多い辞書を持って、簡単なトルコ語を作ってみてはどうだろうか。
トルコ語に限らず、今学んでいる言語があったら、簡単な文を作ってみるといい。
例文に書いてあるのに、初めて自分で作ってみるとなぜか気分がいいものである。

とりとめもなく書いてしまったが
外国語を学ぶなら、懇切丁寧で読みやすい文法書と、できるだけ多い単語が載っている辞書。
たぶんだけど、日本語で調べる辞書が先の方がいいだろう。
いきなりトルコ語(そして、ほかの言語)の現実の外国語長文を読む人はあまりいないと思う。
いきなり外国語を読む機会がある人って少ないと思う。

普通は「外国語で、これはなんていうのか?」と思うケースの方が多い気がするからだ。
日本語から調べる辞書でいいと思う。
ドイツ語で調べて日本語を知るのをやってみたことがあるが、ドイツ語を知らないため、
最初から疑問もわかないので論外である。

そういうことで、外国語を学ぶ準備みたいなことを言ってしまったのか。
繰り返すが、懇切丁寧で読みやすい文法書と、語数が多い辞書。10語くらいかな。

718 :リーダー :NG NG.net
ミスったーああああw

懇切丁寧で読みやすい文法書と、語数が多い辞書。10万語くらい

719 :リーダー :NG NG.net
児島康宏 著『ニューエクスプレス グルジア語』白水社(2011)

栃ノ心の出身国の言語。
今はご存知、ジョージアと言っている。
もちろん、アメリカのジョージア州と勘違いする人が発生し
パンデミックを起こしているかどうかは定かではない。

伝統ある、この国独特の言語であり、あまり見かけない文法である。
ロシア語など、地球上の言語の多くは「格変化」がある。
「本は」「本の」「本に」「本を」「本で」「本で(を使って)」「本について」というふうにつくのを格変化という。
だが、日本語は「助詞」いって、「は」「の」だけで一つの単語である。

グルジア語は「能格」がある。
「私は」といえば「主格」といって、普通は変化しない。
ところが主語は「能格」に変わり、目的語が「主格」になる。
それは動詞が過去だとかが目印なのでルール通りだと思うし語順は変わらない。
グルジア語で書くときは「私は(能格)」「グルジア語を(主格)」「知っている」という順番で作ればいいらしい。

グルジア語だけこうなっているかもしれないので
ロシア語などと比べると、格変化の位置が入れ替わった感じになって面白い。

若干の単語を書くので、栃ノ心、臥牙丸、黒海に言ってあげれば喜ぶかもしれない。
グルジア「サカルトヴェロ」、グルジア人「カルトゥヴェリ」、グルジアの「カルトゥリ」
こんにちは「ガマルジョバ(ト)」、ありがとう「グマドロブ(ト)」
はじめまして「ヅァリアン・サスィアモヴノア」

720 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
また、ずいぶんと語学に凝ってるね。

「「悟り」は開けない」 南直哉
順位不明。
狂信ではなく、妥当な仏教についての見解が書いてある。輪廻は信じていない。
因果応報も信じていない。悟りすら信じていないのだろうか。
悟りや涅槃が何か、仏典を読んでもわからないという。
興味深いのは仏教界の裏話であり、千日回峰行とか。
左道密教では、セックスをしまくることで悟りを得ようとするらしい。
出家を望むものは、定年したおっさんと、仏典を熱心に読んで座禅なども熱心にやっている人の二種類がいるそうだが。
実際には、現実はその人たちが望むものとは程遠いので、こんなのは仏教じゃないと怒りだすらしい。
どうにも、頭が沸騰して、セックスより気持ちいい悦楽を得ることを目的に修行する人が多いという。
まあ、仏教が狂信であることを認識しているのは素晴らしいが、特にありがたいことが書いてある本ではない。

721 :リーダー :NG NG.net
>>720
発音記号がわかるようになってから
ごはんがすすむ、じゃなくて語学がすすむ

学んでいてわかったが
日本人って外国語学習に世界一思いハンデを背負っている気がする

722 :リーダー :NG NG.net
長尾龍一著『法学に遊ぶ』慈学社叢書(2009)

うーん。もうちょっと集中して読めば昼間図書館に返せたw

法律関係は久々。
法律なんて読めないように書かれていると思ってるから、見る気がしない。
だが見てみて発見があった。
今まで私は社会的なこと(?)を読んできた。
経営がどうのこうの、国家がどうのこうの、政治論がどうのこうの。
「これらをまとめればなんてジャンルかな」と思っていたので読んでみた。
こういう話題を扱っているのが人文科学とか社会科学とか聞いたが、あまりにも
古文献蒐集のイメージが強く、実際よりも理論が先に立つイメージが私にはあった。思い込みともいう。
今回の本で、まとめて理解できそうな学問が分かった気がした。
今までルソーとかカント、J・S・ミル、アダム・スミス、カール・マルクス、P・F・ドラッカーのような人たちの本を読んできたわけだが
この人たちが良く知っていることと言えば、やっぱり法律だと思えた。

法律の意識を頭に持ち込むことで、国家とかおおざっぱにしか言えなかったのがかなり具体的に考えられた。
「国家は国民を不当に虐げる」といってもどこがどうなのかがない。
そこがはっきりできそうな学問は、法律が一つだと思う。
「一つ」とはいえ、かなりはっきり考えられるんじゃないかと思う。
「国家が国民をどうこうする」と、おおざっぱにしか言えないところを具体的にできるんじゃないだろうか。
法律を考えると、具体的に考えるのを強いられて、ちょうどよかったと思う。
いままではっきりできなかったことが、はっきり言えたのですっきりした。これが「腑に落ちた」というんだろう。

この本は専門家が「噺家のように、枕から始まり、オチで終わる」をわざわざ意識して書いてくれた。
そのおかげで、とても面白く読める本だと思う。(噺家は面白く話すのがとてもうまい)
法律に明るくない人にはちょうどいいんじゃないだろうか。

最後に付録が2つあるが、これだけが噺家の意識のうすれた専門的な文章のため、非常に読みづらい。
ほー、専門家はこういう表現を常に見ているのかなーなどと思いならが読んだ。

723 :リーダー :NG NG.net
訂正
>古文献蒐集のイメージが強く

ざっくりしていて

724 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「アレキビアデス/クレイセポン」 プラトン
129位/345作品。翻訳小説SF以外。
たいした内容はないが高評価である。「国家」の補足となる二編であり、「国家」の感想文に、
「アレキビアデス」の感想が混じってることがある。なぜ、こんなに高評価なのかというと、
それはソクラテスが語る哲学ではなく、歴史的価値である。「アレキビアデス」とは、「饗宴」にも出てくるが、
のちにアテネの政治の頂点に君臨する人物なのである。この人物は人として最も必要な能力は、
策をなすことだといっている。

725 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「統合失調症 新たな真実」 岡田尊司
順位不明
詳しい本で、症例も具体的で的確で参考になるが、2010年と古い本なのでもっと新しいのが読みたい。

726 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「勉強の哲学」 千葉雅也
342位/699作品。日本語小説。
ぬるい。

727 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
位置情報ビッグデータ (NextPublishing)
神武 直彦 (著), 関 治之 (著), 中島 円 (著), 古橋 大地 (著), 片岡 義明 (著)
順位不明
2014年の本だが、位置情報ビッグデータによる最新の知見が書いてあった。
位置情報ビッグデータの市場規模はすでに日本だけで年間4000億円ほどある。
公式には公開を停止されたが、女性の多くいる場所を表示する「ガールズアラウンドミー」という
技術はすでに開発されている。
ビッグデータの扱いについては、「包丁は道具か凶器か」という視点が投げかけられている。
ぜひ、最新技術について書いたもっと新しい本が読みたいものだ。
中国やアメリカでビッグデータ活用が盛んなため、日本より便利な国になりつつあるといわれている。

728 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね@\(^o^)/:NG NG.net
「レ・ミゼラブル」(1巻だけ、新潮文庫) ヴィクトル・ユゴー
順位不明
冒頭のフランス革命でギロチン刑にされた人の名前一覧は、歴史的価値は高いだろう。
物語だが、ジャン・ヴァルジャンに関わるところしか面白くない。
だが、一巻だけでは、市長は誰だったのかさっぱりわからない。

729 :リーダー :NG NG.net
星泉、ケルサン・タウワ著『ニューエクスプレス チベット語』白水社(2017)

チベット文字は独特。三角(▼)のマークがあるが、これは単語ごとにつくので
単語がどこまでか、わかりやすい。意外な便利さである。
しかし、この▼をいちいち書くのだろうが、理由を考えない方が良さそうだ。
ちょっと考えたくらいではたぶんわからない。

東南アジアと似て、チベット語もたぶん単語が変化しない。
東南アジアの言語は、語形変化がないので決まった順番に単語を並べることになる。
もちろん、並べ方も日本語と似ている。動詞は後ろでいい。

文字の種類の表を見たらやたらと多いくせに、実際に出てくる文字は限られる。
言語には実際にほとんど使われない文字が、一つはある。
(タイ語は10個近く、普段は使わない文字がある。
そんな文字まで覚えろ、という外国語学習環境がどうかしているのである)
私も初めは文字を見るのはさすがに敬遠していたが、しかたなく見ていると
似ている気がして、見比べたら同じだったりする。
出てくる文字が限られているとわかれば、学ぶ気も起きやすいと思う。
難点は、文字が限られるということは、入れ替えるだけで文法が成り立っているのである。
この意味で、この単語は前だっけ、後ろだっけといってどっちだったか混乱する。

もっとも画数の多い単語で「子音が5つと母音」で「ドー」とだけ読んだりすると紹介されるが
今言ったように、実際に出てくる言葉が限られている。
しかも、「5文字と母音でドー」というような言葉は一度も出てこなかった。
(文法解説の中では、子音が4文字の単語が一回出てきただけだった)文字は最も多くてこうなっている。
    「母音」
「前置」「基本」「後置」「再後置」
    「足」
これだけあって、基本と母音だけを基本にして読むので「ドー」などとよむ。
ほかの文字は、基本との同化とかがおきて結局読まなくなるらしい。

730 :リーダー :NG NG.net
輿水 優 著『メモ式 中国語早わかり』三修社(1992)

コンパクトにまとまっている。
もっと大きい参考書を先に見たのでわかるが、すっきりしている。
ほかの言語でも極端に薄い参考書は、どれもすっきりさせていることは想像はつく。(経験でわかることはないが)
わかりやすさの押し売りだとは思うが、できるだけ易しい表現で学ばせようと思うのは教育者として当然だろう。
この本の著者だけではない。すべての教育がそうだろう。
ただ、本当に易しい言葉に執着すると、情報が足りないという矛盾に陥る。
その矛盾に陥ってしまっているのが残念である。

中国語学習の大事なところを私なりに言えば、今のところは「語順と発音」だろう。
さいきん良さそうな辞書を見つけて中古で買ったが、この辞書でもう一つ参考になって追加した。
「語順と発音と類義語」が中国語を学ぶのに集中すべきところかもしれない。

731 :リーダー :NG NG.net
辞書には「中国語には類義語が大変多いため、類義語を使い分けられた方がいい」とあった。
ということは、状況によってコロコロ言い方が変わるということである。
これをしようとしないのは日本くらいしかなく、どの国でも言い方は多い。

中国語の学びやすいところは、文字と発音をしっかり一致させておくと、いつでもそう発音するのがほとんどである。
「これ」という意味の単語が「チョー」だったり「チェイ」だったりすることが稀にあり、そういう単語がたまにある。
声調法則の変化は「第3声調」が二回続いて「第3・第3」と書いてあったら「第2・第3」で読むくらいを意識すればよく
あとは一つ、二つくらいしか変化がないと思われる。
「一」の声調変化がもう少し多いくいくらいで、後はない。
声調変化法則がいろいろ解説してあるが、それくらいしか実際には区別がつかない。
「アール化」は名詞化しているか、かわいく言うくらいしかないようで
あとは「そういうもん化」と理解しておくといい気がする。

語順は守らないと意味が変わってしまう。
そして、発音。日本語にない発音を3つくらい同時にやったりする。
一つ一つが正確にできないといけない。「去」「茶」「日」など。
「起」はよくでてきて、口を思いっきり横に「いー」とやる。
むりにカタカナにすると「チシー」になるとおもえばいい。

最後に中国語には濁音が無いそうだ。
日本語の意識では濁音があきらかにあるように聞こえるが、なんでこんな言い方になるかと言えば
息を出すか出さないかの違いである。
息を出さないでいると、口の中に満タンにならない程度の空気がたまり、ほっぺたがふくらみきらないのだ。
ふくらみきらないまま「パ」とかいうと、「濁音とほかの音の混ざったような音」に自然となってしまう。
これが私が気づいたことだ。そう思えば濁音が無い理由もわかる気がする。

732 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
「人工知能は人間を超えるか」 松尾豊
順位不明
まあ、賢明なる人工知能の本。2015年。この本で議題としてあげられたものがこの二年で実現した感じがする。
記号接地問題、弁護士ロボット、物流と農業の機械化。

733 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
うほほほーい。

ジーンジェネシス2.0の結果が出たよ。2017年9月13日に返送してから、10月3日に結果出た。
Y染色体ハプロはOで、ミトコンドリアハプロはDなのは一緒。別に日本深層心理学協会が偽物と入れ替えてることはなさそうだ。
29800円。

細かい検査報告は、ほとんどの検査結果が普通。
筋力、普通。
握力、普通。
頭の良さも、普通で、まあ、どちらかといえば頭はいい方。遺伝的に。
反射神経だけ抜群に高い。中学生の時、二年生でレギュラーになって先輩に勝ったキーパーの実力は本当だったようだ。
気にしていた座高も、普通で、学年一座高が高かったおれはやっぱり、小学生の時に腹筋のやりすぎか?
精子について、精液の量は多く、無精子病になりやすかった。若い頃、オナニストで三十歳から精液少ないおれは遺伝か。
小学生の時に大腸ポリープになったが、大腸がんのリスクは極めて高かった。
あと、糖尿病にはなりやすい。
肥満傾向にはない。
アル中になりやすく、
いっちばん笑ったのが、心因性後天的ストレス障害に極めてなりやすかったこと。おれ、心的外傷を気にするのは遺伝だあ。
あとは普通だねえ。

734 :リーダー :NG NG.net
弁護士ロボットはいつかできそう
人間がすでに人としておかしい結論出すし

735 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
もう、ここに読書記録をつけるやめるかもしれない。
読書メーターに書いているが、一般書はここに書いている。
だって、日付が出ないんだもん。

736 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
理系おすすめ本。(ケンモメンおすすめ本がぜんぜん読まれないのでにわかながら選ぶ)

12歳の少年が書いた量子力学の教科書 近藤龍一
(量子力学はパラダイムシフトを目前にしている。古い量子力学を簡単に抑えたければどうぞ)

重力理論  Gravitation-古典力学から相対性理論まで、時空の幾何学から宇宙の構造へ J. A. Wheeler
(量子力学はパラダイムシフトを目前にしている。古い量子力学を本格的にやりたいならこれ。16800円)

東京工業大学数学入試問題50年ー昭和41年(1966)~平成27年(2015)聖文新社
(ぜんぶやると東大模試数学で60点とって偏差値80になる。平均点は20点。東ロボくんは80点)

東京大学数学入試問題50年―昭和31年(1956)~平成17年(2005) 聖文新社
(という問題集ももちろんあるのだが、難しすぎて全部はとてもできないだろう。興味ある人は挑戦をどうぞ。 )

力学 (増訂第3版) ランダウ=リフシッツ理論物理学教程 エリ・ランダウ
(最も難しく信頼の厚い物理学の教科書。あまりにも難しいので東大物理学科の学士卒でも全部は解けない)

737 :リーダー :NG NG.net
世の中には数学得意なタイプと、数学苦手なタイプがはっきり分かれているが
私は苦手な方
高校数学もほぼ不可能なくらいです。習ってないしね

738 :リーダー :NG NG.net
それにしても
なんで日付でないんだろうね

739 :リーダー :NG NG.net
このスレ私だけになっちゃったか
どうするかな

740 :リーダー :NG NG.net
橋本政義 著『あなただけのドイツ語家庭教師』国際語学社(2010)

パウルって呼んでくれ。
キミを挫折させない。
これがボクの誓いさ。

と、表紙に書いてある。
きらぁくな言葉遣いで教えてくれる、普通の参考書である。

「会話スタイルの参考書。」
と書いてあるが、ドイツ語会話ではなく、パウルと会話しながら楽しく授業が進んでいく。
改行しまくり、いっぱいスペース開いているので、見やすい。
一ページの分量はできるだけ少なくしてある。

論理的に考えるのが好きなドイツ人だけあって
ドイツ語の形には理由があるよ、ここさえおさえておけば、だいじょうぶだからね!
ということをよく言う。

私には、接続法(本書の最後)で急に難しくなって感じたので
これを読む人はそう感じるかもしれないけど、良く考えることに慣れればだいじょうぶ!

741 :リーダー :NG NG.net
本読むの遅いから頻繁に来れないし
その間にスレ落ちたりしないかな

なので、しばらく読書記録のほかにも、保守作業はさせてください

742 :リーダー :NG NG.net
習近平が本を出したらしい
これからの中国の青写真となるような内容だとか
昼間のニュースで言ってた

743 :リーダー :NG NG.net
最近雨ばっかり
でも読書は大して進まないw

744 :リーダー :NG NG.net
カント『実践理性批判』樫山欽四郎 訳 
三笠書房 世界思想選書 16 (昭和20年)

繁字で「〜であつた」、「だらう」などが古いだけで現代と変わらない表記。
実は読んだのは2冊目(2回目)。
前は旧仮名遣い、旧漢字で煩わされていたようで、全くわかってなかったため。
改めて読んで、さっぱり記憶に残っていない。無理は良くないことがわかった。

この本は『純粋理性批判』の次である。
論理的な細かいことは難しいが、カントが言いたいことは「己を磨く」ことであった。

実践理性批判のキーワードは「道徳律」「最高善」「実践的」などという言葉になる。
カントによれば神を想定することは「実践的に」やらなければいけないことだという。
「道徳律」とはようするに道徳を守ろうとするようなもので、そこから発生する矛盾というか
足りないところを論じるのがこの本の役割であった。

足りないところを論じるのを弁証法というのだろうが、こういうと難しく感じる。
しかし、どうってことはない、結論が決まっているのでそれに合わせてつじつまを合わせているのである。
それが論理的思考というものであって、場合によって修正などされないのである。
決まった結論に向かって、つじつまが合うように修正されるのを論理的というのかもしれない。

理論理性(論理的に考えるところ)でいえば道徳は感覚的に「そうなんだろうな、お前の中ではな」みたいになる。
実践理性(実践的)でいえば、人間は不完全な存在ゆえに神(最高善ともいう)を求めなければいけない。
人間であるからには、神(最高善)と不死は求めるものであって、それをしないわけにはいかない。
人間は神を求める生物であって「法則である」とまでいう。
そうしなければ人間は生きていけないということになる。

745 :リーダー :NG NG.net
人間は理論理性で(論理的思考だけで)過ごすことも可能だが
実践的にも存在しているので、おのずと最高善(幸福、徳)を求めるわけで
そこから神を求めざるを得ない。

私(リーダー)にとっても神は居ないというのは「何言ってんのこいつ」と思うことがある。
現代の科学者の間で、世界は無神論へ向かうだろうとは言っているそうだが私もそう思う。
だからといって、神をまったく考えないで過ごせば、きっと原因不明の精神的混沌に陥り
日本で、引きこもりが原因不明のぐちゃぐちゃした心に悩まされるようになるだろう。
引きこもりが何もしてないのに、つらくてしょうがないのは何もしないからである。
人は退屈こそ苦しいのである。

神を求めるものだとしてカントは語る。神を求めるのは実践的に義務である。
そうなると、最高善を求め、有限な理性的存在である人間は最高善に至るか、近づこうと努力することになる。
つまり私たちは「己を磨く」ように努力することになる。
そのためにカントはずっと書いているのだ。

746 :リーダー :NG NG.net
カントはおそらくこういいたい。
神を信じて何をしても許されるかのように、残虐なことを繰り返してきた者どもに告ぐ。
神には至るものであり、有限な理性的存在者である人間(わたしたち)は神に至るか
できるだけ近づくように、努力するのが法則なのである。

そこから逃れることなどできないのだ。(神から逃れることは、傾向性から逃れようとすること)
そこから逃れるように無神論か、神の権限を越えてわがまま放題に世界を壊してきた者ども、
神から逃げおおせようとするのではなく、神という道徳にふさわしく成長するため努力すべきである。

人間は自分が成長するという法則に支配された存在だから、最高善を求めて己を磨け。
そうすることは義務であり、そうする法則の中に我々は生きている。逃れられない。

そうすれば残虐に走る余地などなくなり、愚かな行動が改まるだろう。

747 :リーダー :NG NG.net
私は完璧に正確なことは言えないが
だいたい、カントはそういうことを書いているのかもしれない。

いままで残虐なことをしてきた支配者は、神を理解する気がない意識で神を騙って(語って)きた。
だからいつまでたっても正しく教義を行えないのである。

これを改善するには、僭称するのではなく、最高善に至ろうとする努力こそが大事なのである。
お前ら権力者には己を磨く努力がないのだ。

おわり

748 :リーダー :NG NG.net
このスレ保守作業のことちょっと言っておく
とりあえず、
本読み終わらないと感想書けないので、読み終わるまでの間保守することにします

749 :リーダー :NG NG.net
といっても本にまつわる話題があまりないんで
今読んでいる本で突っ込みいれるみたいなことします。

雑記というのかな?

暫くこのスレにいたいので保守します

750 :リーダー :NG NG.net
たとえば今読んでる本ならこう思いました

「存在」とはなんだろうね?

と、ただ思ったことを書いて保守しようと思います
とりあえずそのつもりでいますので、よろしく

751 :リーダー :NG NG.net
話題ないのに書き込むのもきついから
とりあえずそうします

読後の感想は今まで通りでも区別はつくと思うし

それでは

752 :リーダー :NG NG.net
訂正

読後の感想は今まで通りでも
雑記との区別はつくと思うし

753 :リーダー :NG NG.net
「存在」については、論じる以前の問題とか

754 :リーダー :NG NG.net
おー古典ギリシャ語知ると哲学用語の意味もわかるな
当然だけど、いちいちそこまで知るのも大変だよね

755 :リーダー :NG NG.net
カントは存在を問うことについて触れてなかったとか

756 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
「プラトニックセックス」 飯島愛
3位/705作品。日本語小説。
不良少女の自伝。口述筆記。女性心理の描写が最高にうまい。
「ノルウェイの森」よりこっち読んだ方がいいだろう。
だが、まちがっているのは、月300万円くらいのお金を一回くらいなら二十代の正社員の男なら出せるんだよ。

飯島愛は大文豪だった。

この板の住人なら当然知っているだろうが、飯島愛を殺したのは国家機密として活動していたおれである。
クリスマスイブに死ぬように殺してあげた。
「殺されるのなんて怖くない」といってたから殺した。
仙水忍のモデルに殺されたことを喜ぶがいい。

未来への因果律操作が凶器だ。けっこう贅沢な殺し方してあげてるだろう。

757 :リーダー :NG NG.net
あら
もう来ないのかと思ってた

758 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
コミックはええのん?

759 :リーダー :NG NG.net
記憶さんじゃないのか
たぶんいいと思う
前に書いたとき何も言われなかったし

760 :リーダー :NG NG.net
神は実在性とか

761 :リーダー :NG NG.net
まちがった

神は実体性だとか

762 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
神は実体

だったかな?
間違い過ぎたw

763 :リーダー :NG NG.net
石垣聡子・金子順子 著『はじめてのアラビア語』ナツメ社(2010)

「アサラン・ワ・サハラン、北宇治高校吹奏楽部へ」で「ようこそ」

アラビア語であいさつ「アッサラーム・アライクム」と言われたらあなたは
「ワ・アライクム^ッサラーム」といえばいい。

外国語では「こんにちは」と言われたら直訳は「こんにちは」となっていない。
これは「あなたに平安が有りますように」という意味なので、言われたら「あなたもね」ということになるわけだ。
だが、どの本でも「こんにちは」と訳するので比喩っぽい表現だけで書くのはそろそろやめるべきだ。

外国語では日本人の意識が足元にも及ばないほど理屈っぽく、場合によってコロコロ言い換える。
外国語をできるだけ身に付けるコツの一つは、できるだけ理屈を知ることである。
どこがどうなってそういう言い方をするのか、よく考えれば全部書いてあるのだ。
書いていないのはなぜか日本語なのだ。
(例えば、日本語の古語に完了形があったそうだが、現在の言い方に完了形はないという。
これだけでも誤解が避けられないわけである。

また日本語で「AはBである」というと、外国語の3つくらいの文法で言い換えられてしまう。
だから日本人同士でも誤解ばかりするのである。
その証拠に、日本文一つを、6つくらいの英語に訳せるわけである。
外国語は、場合によって人間が自分で言い換えているわけであり、日本人よりも頭を使っているということだ。

現代日本語は、場合によって言葉が変わらないのだから、あなたたちが誤解するのは当然なのであり
あなたたちがふがいないからではないのだ)

764 :リーダー :NG NG.net
単語集で発音してみたら、とても言いにくいのは当然で、
のどを閉めて「っあ」なんていうこともできてしまう。

5ちゃんで有名な「アッー!」というのは「A'a-」と書き換えてもいいわけである。
のどを閉める「あ」を二回言って伸ばすだけで完成する。

もう一つ、のどを閉めて「か」というと「qa」になる。
前に「ナイト・ミュージアム」でエジプトの王が「qa」を発音していたのを覚えている。

もう一つ面白いのが「クフ王」とは「hu-fu-」と書くしかなく、カタカナでは「フーフー」となってしまう。
最初の「フー」は外国語の発音記号「xu:」で次が英語でもある「fu:」でいい。
「xu:fu:」といって「クフ王」のことである。

765 :リーダー :NG NG.net
のどを閉める発音があるので、慣れないとすごくのどが渇く。

ちょっと文法を言おう。
形容詞は複数形になると似ても似つかないものになり、それで覚えるしかない。
単数形と似ているようで似てないようなどっちなのかわからない感じになっている。

アラビア語は「蛇がのたくったような文字」でよく知られている。
これは実は「母音記号」を書かないようにしている。
学ぶときは母音記号がないと私たちには理解しようがないが、実際には母音記号を書かないので
蛇だけが掛かれているように見えるが、象形文字ではない。
なんで母音記号がないのか私は知らないが、面倒くさいのだろうか。

これはあまり知られていないのか知らないが、
アラビア語は右から書くので右から読む。これも慣れれば問題ない。
私はまだ慣れていない。

取り敢えずこの辺にしておくか。
最後に情勢の一部を。
イスラム教徒のテロリストは全体の1%にも満たない過激派である。
その辺のイスラム教徒、テレビに映っていて嘆いている人たちをよく見ると
なんだか優しそうな人ばかりである。
欧米人のように敵から身を守るために不機嫌な声だけでしゃべるよりも
穏やかな声でしゃべる人の方がアラブ人には多いような気がするのが私の印象である。
欧米人はただ声が低いだけで、敵だらけの世の中を生きる知恵で、あんなよく聞こえない話し方なんだとか。
日本と、アジア、一部の国を除いて、全世界がこんな低い声でしゃべってはいるが
アラブ人ははっきりと穏やかな声で話す人が多いので言っておこう。

おわり

766 :リーダー :NG NG.net
「ひと」は現存在にとって大歓迎で、なんでも平坦化(みんな同じにしようと)し、楽をしようとする

だから、良いやり方であろうと排除し、陳腐なやり方に戻そうとする人間がいる
(本に「人間」は書いていない。このメモでつけた)

767 :リーダー :NG NG.net
アリストテレスは感情と情念を存在論的に規定しようとしたとかなんとか
それが『弁論術』にあたるとか
この分析はアリストテレス以降まったくされていない(今読んでる本を著者が書くまでは)

768 :リーダー :NG NG.net
循環論法は悪ではないと書いてる

769 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
test

770 :リーダー :NG NG.net
言葉を言えば言うほど意味というか、無形のなんかがなくなっていく
黙っているほど無形のなんかが見えてくる
みたいなことが本にあった

これは老子と同じことを言っている

771 :リーダー :NG NG.net
めっさ長くなった
ここに書かなくて正解
なんでこうなった

772 :リーダー :NG NG.net
これだけ書いておく
本当にこれだけのつもりやったし

>>770の続きで
そういえばスティーブン・スピルバーグが言ってた
「特に難しいのは、どのシーンを削るかだ」

話を作る人は、たいてい、あれもこれもと盛り込んで
長くなって、くどくなってしまう。

773 :リーダー :NG NG.net
暁なつめ『この素晴らしい世界に祝福を!ああ、駄女神様』Illustration三嶋くろね
角川スニーカー文庫(2013)

「そう、私こそがあの、女神アクアなのよ・・・」
「「っていう夢を見たのか」」
「違うわよ!なんで二人ともハモってるの!」
・・・まあ、こうなるわなぁ。

アクアがアホすぎる。
めぐみんが中二病。
ダクネスがM。
カズマは最弱。

アクアはダメ女神
ダメゴッデスなのでゴロが悪くて
こんなところまで役立たず。

アクアはなんか常に泣いてた気がする。
かわいく泣いているんじゃなくて、なさけない泣き顔じゃないかと

774 :リーダー :NG NG.net
今読んでる本のメモしとこ。保守できるし

現存在の実存論性の根源的な存在論的根拠は時間性である。

うわー
ここに書いてみたら本より見づらい

今までは現存在の在りようは「気になる」に要約されるみたい
ここで「時間性」という言葉になったか

775 :リーダー :NG NG.net
「ひと」がものごとを決めることから逃げるから
しっかり見極めるには「良心」が実存論的にあるかどうか見るとかなんとか

「ひと」とは巷談する無責任艦長タイラーのような存在のこと
(私はタイラー見たことないけどw)

776 :リーダー :NG NG.net
「良心」があるのかどうか確かめようがないなどということは
存在論的に間違っているとか

777 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
1700冊到達記念に宣伝。

記憶喪失した男の千冊順位付け 読んだ小説1000冊の面白かったランキング
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1510647437/451

778 :リーダー :NG NG.net
すごい冊数

779 :リーダー :NG NG.net
菅沼 晃『サンスクリットの基礎と実践』平河出版社(1980)

けっこう見やすかった。
もう一冊読んでる途中だが、そっちは情報量が多すぎるようで、とても疲れる。
そんな本を見ていた時、この本を見つけたので、文法をざっと見るだけにとどめた。
余裕あるときだけ例文と単語くらいは見たが基本は見なかった。

前半が「基礎」で文法。後半が「実践」で実際の文を読む。
後半は見ていない。これから気になるところから見るようにするつもりだから。

外国語の学習のおおまかな流れは、しっかり基礎を学ぶときと、自分で表現を作るときでわかれる。
おそらく、これしかない。
発音、リスニングなど実際に扱うのは、全部を通してできるだけ音読したら済むようだ。

つまり、今までの学校で死んだ表現だけを読解したのは、机に向かって学べばいい。
(思うこと)講義形式は学力よりも忍耐力によって採用する方法だと思う。
採用するだけなら、忍耐力で。効果を期待したいなら、学力で講義形式を採用する。
ということは、理解力が一定をクリアしていない人には、体を動かしながらの学習をする。

実践的には講義形式は、いつまでもじっと座っていられる人向けである。

効果的には、講義形式は、理解力が一定を超えた人のための学習法である。
たとえば、小学生にマイケル・サンデルの講義などまず理解できない。
だが、学校教育は、最初から講義形式をやっている。
だから落ちこぼれを最大限作り出してしまっている。

780 :リーダー :NG NG.net
話がそれた。サンスクリットの文法について少し。

語形変化は、はっきりいってロシア語よりも多いと言っていい。
ロシア語よりちょっと多めの変化をして、単語を正しく並べました。
文章が出来たと思ったら、なんと、どんなに易しい文章も通じないという。

正しく単語を並べて文を作ったら、今度は、その綴り並びで発音しにくい並びになるところがある。
そこが、発音しやすくするためにつながって、文字を入れ替えてしまう。
この入れ替えが「一つの単語の中」と「複数の単語のつながる部分」で起こってしまう。
これで入れ替えが住んでから、やっとインド人に通じるという。

読みにくいので、読みやすくするために連結部分が変わってしまうのを「サンディ」という。
一つの単語の中で「単語のサンディ」、複数の単語の連結部分で「文章のサンディ」というのをする。
これができて初めて、一番簡単な文章になる。

だから、ここまでするには、一文を作るだけで何十分もかかってしまう。

サンスクリット語、ロシア語などのように、あまりにも変化が多すぎると大変だ。
こういう言語はどうやって学ぶか。

781 :リーダー :NG NG.net
ロシア語の会話教程とかいう本にあった。
「変化が多すぎる言語は、実際の文章を見てから、どうやって作るのかを見る方が早い」

日本人はクソマジメなので、きっと、文法法則をしっかり一つずつゆっくりと当てはめようとするだろう。
そんなことをまじめに続けるのではなく、意外と負担が軽いのが、実際の文を見てしまうこと。
これは決してずるいことではない。
出来るだけ、よりよく勉強が進められる方法が見つかれば「コツを発見」したことになる。

文法用語について。

他の言語で格変化を言ったが、少し多めにある。
あとは、単語の話をする。英語で「A and B」なら「AとB」だがサンスクリットは「AB ca」という。
「〜と」にあたる単語が最後に来る。
「AとBとCとD」と言いたい時は「ABCD ca」というのはちょっと面白い。

動詞は最後に来るが、日本語と似ているとは思わない方がいい(笑)

他になにかあるか本を見たら「1年には季節が6つある」なんて表現が見つかった。
紀元前5〜4世紀くらいには、一年の感覚が今と違っていたのも面白い。

782 :リーダー :NG NG.net
サンスクリットは「インド・ヨーロッパ語族」にあてはまる。

この本には書いてないが、今まで読んだ本で文化面を考えると
ヨーロッパからインドに文化が伝わったからインドに絨毯があるとかいう話を聞き、
それからヨーロッパの文化はアジアから来たんだよなんて聞いて、
別のところでヨーロッパの文化はインドから来たとうかがえたりする。

何度か聞いたらバラバラのことを聞くわけだが、これはいろんな人が歴史の一部しか言わないからである。
みんなが自国の文化の歴史は誇りなのである。たいていの国の人々は自国の文化をよく知っている。
さっぱり知らないのは日本人が日本の文化を知らないことくらいである。
外国人は自国の文化をよく勉強している。
聞かれればこたえられるが、聞かれる意識はあまりないようだ。
そこだけは日本人と似ているのかもしれない。
返事が少々ぎこちないが、本当によく知っている。

783 :リーダー :NG NG.net
インド・ヨーロッパ語族というだけあって、単語は似ているところが多い。
いくつか単語を見た結果、こう思うようになった。

インドからヨーロッパに伝わり、またインドへもどったと。
文化も言語もそうなんだと。
そのあとでインドに英語が伝わったのだろう。
英語を伝えたのがイングランドの東インド会社だろう。

そうなっているんじゃないか、と思えてきた。

いろいろバラバラに知って、もしかしてこうなっているんじゃないかと総合するのは面白い。
これが知的な楽しみである。
いろいろなことが理解できるというのは楽しいものである。
みなさんも、外国語に限らず、いろんなことを知るようにしてみてほしい。

それではこの辺で。おわり

784 :リーダー :NG NG.net
>>777
今文学板にいるんだね
記念にあげてきたよ

785 :リーダー :NG NG.net
現存在は頽落するらしい

786 :リーダー :NG NG.net
頽落と堕落ってちがうんや

787 :リーダー :NG NG.net
現存在と歴史性

788 :リーダー :NG NG.net
歴史性はニーチェによると史学的に三様であるとするらしい

記念碑的、尚古的、批判的

789 :リーダー :NG NG.net
歴史性は、歴史学という学問としてはまだよくわかっていないらしい
歴史学において「歴史性とはなんぞや?」を言った人はいなかったとか
それでニーチェのことが出てきた
ニーチェは3つのことを歴史性といったわけではなく、3つ並べただけだったらしい
詳しいことは歴史学でもやればいいんじゃないかとw やらんかw

790 :リーダー :NG NG.net
歴史のことはまあこれで。
簡単に書くだけだから。

今日読んだところまででは、

現存在とは時間性である。
「時間性とは」「時間とは」なんやといったら「今」のことらしい

791 :リーダー :NG NG.net
マルティン・ハイデガー『存在と時間』高田珠樹 訳 作品社(2013)

二度目。
いったい何を論じたかというと、存在そのものを問う準備をするだけであった。
なぜなら、存在そのものを問うとバカにする論者しかいないからであった。
そもそもここはどうなってるの?などと聞こうものなら精神病患者呼ばわりされる。

現代5ちゃんねるでも、議論すると言っているスレを見てみると簡単に見つかる。
多くの知識を持ち、論じると自称している人たちは、素朴な疑問をかけられると精神病患者呼ばわりする。

おそらく、わかりきっていることをあえて問う人間など、勉強を怠った統合失調症患者だとみなす。
これは世界でもよくあることで、あまりにもわかりきったことを聞かれると面倒くさすぎて、
嫌がるのを通り越して、質問した人の全人格を否定してしまうようだ。

さらに、懐疑論者というものはどうも、論理的に正当な疑いを持っているわけではなさそうである。
素朴な質問をした人間を重度の統合失調症とか、IQが70くらいしかないなどと人格否定、精神攻撃するのは
そもそもその疑問に答えられないくらい無知ってことになるんじゃないだろうか。

そういう人のことをカントは、懐疑論的独断論者といった。
5ちゃんやリアルでもその辺で、超常現象を頭から否定して人格否定に発展させるようなことをする人がいる。
人間というものは「信じられない」というだけの理由で相手の全人格と存在そのものを否定するようになる傾向にあるが
こういうのが懐疑論的独断論者にあたるようだ。

信じられないだけの理由で超常現象否定が、人間の存在否定に発展し
「生まれてこなければよかったのに」とまで言っている「まともな頭の人間」が多すぎるので言っておきたい。

792 :リーダー :NG NG.net
最初から違う話なので戻そう。

存在とは何なのか、という問いがまだできていなくて
問う気も起きないほど、何の準備もなされていないのがハイデガーがいた頃の状況だった。
さっき書いたのは、この現状は2017年になっても変わっていないと思うからだ。
「信じられない」だけの理由で神や幽霊、超常現象の否定を、なぜか相手の性格の悪さにすり替えられているからだ。
人は「なんだかわからないもの」を無意識に恐れて攻撃するようになる心理があるが
これはただの超常現象についての無知にすぎないことはわかっている。

それはともかく、目に見えないことを根本を問うとキチガイよばわりされるんだが、そこを問うのが本書である。
ハイデガーがあまり相手にされていない気がするが、こういう(なんの正当性もない、感情的な)事情があるのだろうか。

793 :リーダー :NG NG.net
すべての存在は「現存在」といって「そこにある存在」と思っていい。
なんであろうとそこにあれば現存在という。
現存在は「気づかい」をして「自分がなんなのか、自分はどう周りとかかわりあうのかが気になる」という。
「気になる」のが現存在。現存在がそうあるのは「時間性」によるということだった。

時間は物事が動いたら、覚えていることと、見ていることが違うので時間がたったんじゃないかと、普通は思う。
だがそうじゃなく、気にする存在が投げかけて、投射されたら時熟しているんだという。
ようするに、暫く認識をむけていたら、頭でしか記憶してなかったのが、心にまで達して
理解が納得に深まり、よりしっかりとわかるようになるようなもの。

そういうことをするのは「気にしている」からで、気にしている現存在とは「ひと」という。
「人」ではないのは、愚か者で臆病者でせこくて卑しい根性の腐った存在なので「ひと」としている。
今さえ楽しければいいとか、テレビCMで欲望をかきたてて購買意欲を暴走させることだけやって
全国民を、今さえ楽しければいいように育て上げている、この刹那的な態度のことを「ひと」という。

「ひと」という性質を持つのが「現存在」である。
それが「時間性」を持った方が正当であるとし、「本来的に歴史的」なほうがいいとする。

細かいことは書いてられないから大体そんな感じかもしれないし、おおざっぱすぎて
まだ足りないことがあると思うが、まあそんな感じの話をしていると思ってほしい。

すべて、「存在とは何なのか、どう考えるべきか」の下地を作る、準備をするための、
前置きで、人々にそういう気になるように促すために『存在と時間』を書いたようだ。

794 :リーダー :NG NG.net
さっきも言ったように、世の中は存在そのものを問うことが無い。
問えばキチガイ呼ばわりして、精神病院に入れたいと願ってきた。
そこから、神を信じていないという「まともな人間」を自称している人間が、神を信じている人間をキチガイ呼ばわりしていることがわかる。
神を信じていないことのどこが偉いのか知らないが、神を信じる人間は精神病院に放り込んでも警察は逮捕しないと信じている。
これは一神教的な態度であることを棚に上げて。

これが言いたかったんだが、実はほとんどの論理的思考を実践する人はこういう人である。
(5ちゃんで論じている気になっている一般人も、論理的思考をする人に入れる)
世界中の論理的思考というものは、実はあることだけを論じないように逃げ回りながら論じていたのであった。

論理的思考を聞いて、何かが足りないと思う人は多いと思う。
そういう人は素朴な疑問を抱き、自称論者に聞いてみると、キチガイ呼ばわりされて戸惑う経験をした人もいると思う。
なぜなら、神を信じて肯定することが、どうやら存在に直結する議論になるらしい。
そこをカントは否定しきらない言い方をし、ハイデガーはカントの内容に付け加えた。

キチガイ呼ばわりしている人たちがこの話題を避ける理由は「存在そのもの」を問うことを避けているからだ。
アリストテレスのような思想を持つ論者以外の論者が、なんと、「存在そのもの」を問えばキチガイ呼ばわりする傾向にあるらしい。
これは言い換えれば、論理的思考というものは、言葉で表現できることに限度があることを示す。
その限度を棚に上げて、神を信じないのを「まともである」とする人は、神を信じる人を「キチガイ」としてこき下ろす。
論じるのではなく、こき下ろしている。神を信じない人が、神を信じる人にそうすることが正しいと信じている。

そこに疑問を持てば、神を信じない人からキチガイ呼ばわりされるんだが、ハイデガーのように問わずにいられない人もいた。
存在をあえて問う人は、アリストテレスが最初だったらしい。

795 :リーダー :NG NG.net
神を信じない「まともな頭の人」が、神を信じる「統合失調症のキチガイ」をこき下ろすので
『存在と時間』では、いきなり話が飛ぶ。
ヘーゲルの話が出てきて、いきなり人はこうあるべき、という話になる。

「ひと」という臆病者の態度から果敢にたちむかい、あえて責任を取ろうとして、
ようするに、ビビッて何もしないようにするんじゃなくて、毅然とした態度をとれという。
なぜか、日本人は責任問題を過剰にビビる傾向にある。

796 :リーダー :NG NG.net
ハイデガーがいきなりヘーゲルの話をして、自分を生きるよう促したのには、
ハイデガーのリアルがあったためであった。
ハイデガーも仕事獲得のために仕方なく急いで『存在と時間』を書いたのであった。

いろいろ言ったが、存在そのものを問う準備をするのが『存在と時間』の目的であった。
世界は存在そのものを問う人をキチガイ呼ばわりしてきて、それは、
現状の論理学とは、一部を避けて論じていたからであった。
現代、議論をいくら重ねても、何一つとして満足しない結論に至るのは、一部を避けているからである。
古代ギリシャではそこも論じていたのだが、いつしか論じなくなってしまったのだ。
そこに、現代の論理学の欠点があるのである。
法律では、あまりにも形式ばって、テンプレに過ぎないやり方で弁護士が証明して、本当にこれでいいのか心配になる。
何かが足りないのに、他人の運命を勝手に論じるわけだ。
そんなもんで有罪を決められるほうの身にならないのだ、こいつら法曹界は。
そんな欠陥があるとも知らないまま、どうすれば政党評価できるかなどと考えているのである。滑稽だ。

この本を読んで大事なことは、論理学の避けているところを認めることだろう。
そうすれば、神を信じている人間をキチガイ呼ばわりしている間違いの論拠が見つかるだろう。
もしかしたら、ここから、超常現象を頭から否定しない、という姿勢が生まれるかもしれない。
希望に過ぎないが、やがては「気の世界」を「非科学的であろうと」認めて
科学と、非科学がすっきりまとまった社会になってくれればいいと思う。

そうすれば、目に見えないから信じないので、目に見えないことを肯定するやつはキチガイといわなくなり
議論と言って他人を攻撃するような態度も、いくらかは収まる、といいんだが。

おわり

797 :リーダー :NG NG.net
今変換ミスに気付いた
>>796

政党評価→正当評価

798 :リーダー :NG NG.net
志村史夫『自然現象はなぜ数式で記述できるのか』PHPサイエンスワールド新書(2010)

「人間には全く関係ない純粋な自然現象が、100%人間が創った数式で完璧に記述される、
ということの不思議さに驚かざるを得ないのです。」
一つの自然現象が、一つの数式に収まるなんてすごいよね、という本である。

数式アレルギーの人も、何も知らないと思って素直になって読んでみるといい。
数式と言っても非常に短く収まるのはオドロキである。

アインシュタインの相対性理論も短い数式に収まると言っている。
それを説明するために、世の中には無駄にややこしい数式があって、
みんながそれを見ただけでエネルギーがいやアレルギーが出たのだ。
しかし、この本を読めばようするに何が重要なのかを言ってくれる。
言葉が易しいので素人でもわかりやすく言ってくれる。

799 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
中村貴志・訳・編『ハイデッガーの建築論―建てる・住まう・考える』
中央公論美術出版(平成20年)

ちょっと違う試みをしてみた。
ハイデガーのところだけ読みたかったので、最初の50ページ以内だけで終わりにする。
あとは200ページ以上が訳者が書いた本になるのでかえって煩わされそうだから。

もう一つ。何度かこの本をパラパラめくってみた。
するとデータが多いようで非常に見づらい。
本文だけではなく、注釈、データーの説明など、本文以外の部分が非常に多い。
どうやら専門家がしっかり検討するために用意してあるようで、そこまで見る必要が無いと思う。

それに、データも見ると、小説のように一通り通して読めそうにない。
じっくり考える時間的余裕が無いので、私はできるだけ読みとおすだけにしたい。
今までそうしてきたので、データの羅列はざっと読むのが難しい気がする。

じっくり考えるタイプの文章は、返り読みしなければならない。
普通の人がざっと読みたいだけなら、読書法は「返り読みをしないこと」である。

普通の人は、本を読めない理由がいくつかあり、一言一句の読解と記憶をしようとして返り読みするからだ。
返り読みばかりして、いつまでたっても進まないので飽きてしまうのだ。
たいていの本は、とにかく早めに全部目を通してしまうほうがいい。

なぜか読書法の話になったので、つづく

800 :リーダー :NG NG.net
あれ、名前違うと思ったら、sageとリーダーの名前リスト
二つの位置がちょうど重なっていたようだ。

つづき
ハイデガーは「建てる・住まう・考える」というタイトルの文章を書いたようだ。
ハイデガーだけ読みたいので、この文章だけ読む。50ページもない。今日中に終わった。

まず、「建てる・住まう」で「存在と時間」を読んでいる気分になった。
「存在と時間」を読んでおいたため「おお、存在と時間ででてきた」ってわかった。
たとえば人間のことを「死ぬべき者」といった。
べつに死んでほしい者のことではない。
人間は生まれてくる能力があると同時に死んでいく能力があるということらしい。
詳しくは、もちろん「存在と時間」にある。
住まうとはどういうことか、建てることから始まるだろう、と始まる。
住まうとは「バウエン」という単語であり、住むとはどういうことかを書く。
次に、建てるとは、守ることであるとする。「四者の会域」というものを守るために建てる。
そうやって建てたものを「建物」とよぼうと。

なぜ建てるか。自由と救うためであるという。
自由とは相手に触れないだけではない。相手のやっていることにゆだねることをいう。
救うとは危険を遠ざけることだけではない。相手のやっていることにゆだねることをいう。
つまり、自由と救うことはそっくりなのである。

住むことはどういうことか。人類が文明を作ったりする前から住居の危機はあったという。
そのことを考えるためにも住むところが必要である。
もっとよく考えよう。人が住むには常に危機が付きまとい、考える場所が無いのだ。
シュバルツヴァルトの農夫のような生活のような住まいが無い。
工場などが立ち並び、落ち着けない人類にあるのは「故郷の喪失」であるという。
その危機は立ち去らせることはできる。人が「建てる・住まう」ことを考える時。

801 :リーダー :NG NG.net
『中小企業の環境経営 地域と生粒多様性』パートナーシップ・サポートセンター(2010)

中小企業15社が環境にとりくむ。それを調査したので報告した本。薄い。表紙が青い空と太陽の本。
企業が環境問題に取り組むと聞いて、たいていの人は胡散臭いと思うだろう。
どうせ自分だけ良ければいい態度を隠すためにやっているんじゃないか。
そういうところは、おそらく殺伐として、たいして大きなビジョンを持っていない企業かもしれない。

たとえば「社長自らが動くことが大事」なんていえば、大したビジョンがないと思う。
「ガイアファミリーネットワーク」というところは世界を考えている。
このように、世界のことを言わない企業もあるはずだ。そういうところが環境問題に取り組めば信用されなくて当然だろう。
詳しいことは知らないが、ボランティア活動に金を出すのは、税金対策が理由であることが多いそうだ。
これでは世界をよくする気があるようには見えないだろう。

この本(この報告書)は、人間が書いたと思えないビジネスライクでドライな表現だが
活動そのものが良いので、何か暑くなるものを感じさせる。
人間とは思えない乾燥した公文書でも、活動がいい活動であれば人は感動する筈である。
そういう態度が活動そのものに伺える企業は、すこしは期待していいのかもしれない。

802 :リーダー :NG NG.net
地域と生物多様性

生粒ってなんやろw

803 :リーダー :NG NG.net
読書スレもう一つあったのか

804 :リーダー :NG NG.net
官僚は腐りきってる

805 :リーダー :NG NG.net
佐藤優『国家の「罪と罰」』小学館(2012)

私以外の人は知ってる、元外交官であるw
ロシアとの交渉がメインだったようで、他もいくつか携わっていた。

官僚がアホすぎる。
共有の知識があっても、まったく生かされていないのが行動からわかる。
(たとえば、北方領土問題で外交官僚はどういう態度でいるべきか、知らない人の方が多い)
共通の認識はあるが、まったく知らないかのように会話する無駄である。(日本人の話し方の特徴)
あとは、官僚に限らず、ほとんどの政治家の頭の回転が遅すぎる。だからアホである。

ドラッカーの本でも言ったが、2つの時代遅れの主義で日本が成り立ち、それ(民主主義ではない道具)を民主主義に使う。(当然間違った使い方となる)
そのやり方を組織だって行動しようにも頭の回転が遅い。
すると、今求められていること(1)を実行するとき、次の問題(2)が発生してから過去の解決策(1)を実行する。
実行している政策は、ひとつ前の問題の解決策を、今の問題に使うため、間違ったやり方となる。
組織だって行動するときに、人々のやり取りで一言一句が何を言っているかわからないのである。
これで組織がちゃんと動く方がどうかしてる。

知っていることを共有するコミュニケーションをないがしろにし、知らないものとしてバラバラに行動する。
日本人はそういう傾向がある。
(外国では、少々ボケていそうな老人でもかなり頭の回転が速く、返事が早い)

日本人はおそらく、急に言われたことをすぐに返事することがほとんどできないようである。

806 :リーダー :NG NG.net
『国家の「罪と罰」』は雑誌「SAPIO」で佐藤氏が連載していた文章を、
できるだけ変えずにまとめた本である。

連載中の日本と周辺情勢を分析した内容が書かれている。
今から5年ほど前の情勢だが、おそらくこの本に書いてある問題のほとんどは今も解決していないだろう。
「こうするほうが日本の国益にかなう」と最後は締めくくるのが基本である。

文章は読みやすく、新聞の様な文章なのに、新聞よりいい文章である。
おそらく新聞は公文書のように書いているんじゃないかと今思った。
この世に現存する著作のほとんどは著者の都合だけで書かれているからだ。
読者が読みやすいようにという意識を持たない著者はいないが、できる人はほとんどいない。
本にどう書いても、態度が「表現者の立場」でしか書かれていないのがふつうである。
たとえば勉強しやすいテキストなど現在はこの世にほとんど存在しない。
受験生向けテキストほど、自分勝手な内容もない。

807 :リーダー :NG NG.net
私は政治家や官僚が大して好きではない。
政治家や官僚になったら仕事がほとんどできず、敵から逃げ回る悪事しかできない気がするからだ。
それは、ほとんどの政治家やほとんどの官僚が自己保身しかしないからである。

しかも、政治家や官僚としてよりよく仕事するための勉強を一切しない人間がほとんどだ。
政治家や官僚のほとんどは、年寄りが自宅の庭、縁側でお茶を飲んで猫と戯れる状況を作っているに過ぎないと思うからだ。
穏やかな年寄りが猫と戯れ、お茶を飲んでいるが、その人がサボっているため世界は混乱して廃墟になっていると思えばいい。
そんな人間にしかなれないようなら、政治家、官僚になりたいと思わない。

ジャン・ジャック・ルソーは言った。「よく考えたら政治家にならない」

808 :リーダー :NG NG.net
今思い出せることだけ書こう。

・前原誠司氏が外交官で、メドベージェフ大統領だったころ、樺太だったかに旅行した。
 前原氏は、外交官僚として北方領土問題でどういう態度で臨むべきなのかよくわかっている人間の一人だという。
 アホだらけの官僚にも、コンテキストがわかっている人はいるのだ。
 テレビに映ればどんな人間も無能に見えそうだ。

・ロシアは帝国主義である。何事も利益のために利用し、力でしか解決しない。
 それも、場合によっては平和協定というのか、和睦を結ぶようなこともいとわない悪の徹底ぶりである。
 といっても、実はロシア人の性格は日本と似ている部分もある。
 (たとえば察しの文化がある。それで、アメリカ人とは違った性格に見える)
 丁寧な対応ができるのがロシアである。

・ロシアがそんなところだが、韓国は雑なようである。
 ロシアは北方領土の4島に関する交渉で上記のように丁寧に対応して比較的穏やかにしていられる部分もある。
 ところが韓国の場合、独島に関してはそんな微妙な交渉などなく、容赦なく銃撃しようと構えているという。
 これでは韓国の方があまり深く考えずに扱っているように見える。

・独島、尖閣諸島については日本はそんな問題は全くないという態度で一貫しているという。
 中国から見たら魚釣島というが、この問題にやたらと突っかかっているのは中国だけだという。
 中国がちょっかい出して漁船で「当たり屋じみたこと」をしているだけで、日本は何してんのお前、という感じである。

809 :リーダー :NG NG.net
・中国に対して「漁船でぶつけるのを繰り返すようなら、やがては軍事的問題に発展し
 日本が抵抗する」と言ってもいいらしい。
 わざと衝突を止めないなら、銃撃などして意思表示し、やめるように武力で促すこともいとわないぞ、と言っていいらしい。
 これは、9条に矛盾しないという。
 「戦争を放棄したからと言って、武力で防御しないことにはならない」と言えるらしい
 今思ったが、これはイマヌエル・カント『永遠平和のために』と同じである。
 カントは戦争するほどの武力があってはならないが、防御のための武力はあっても構わないと言っている。
 戦争しないからと言って、防御しないとは言ってないわけである。
 いくら争いを嫌うからと言って「防御してはならない」なんて言えるわけがない。

 弱者の前に立ちはだかり、防御しないで悪人から殴られたままというアニメは非現実的である。
 そんなことをしなくても、弱者を守ろうとする人はいくらでもいる。

 それこそが現実である。

810 :リーダー :NG NG.net
あとは、外交官の多くは外国語がほとんどできない。
外交に限らないと思うが、日本が外国との関係で対等かどうか。
日本は年々、知力が低下し、思考力が低下し、徐々にレベルが下がって言っているのではないだろうか。
私の知る限り、2030年くらいに日本人は日本人独特の長所が全く発揮されなくなるかもしれない。

察しの文化や、東北大地震&TSUNAMIで意味もなく略奪行為をしないでいられた、日本人の長所は
もうちょっと時間が経つと、全く失われるのではないだろうか。

日本人独特の長所が完全に廃れた日本人は、外国人のように
何でもかんでも力だけで解決するようになる。
なぜか日本人は微妙な察しの精神を生まれつき持っており、外国にはないらしい。
それは外国人がほめていたのをテレビで見た。
外国では日本人の様な、理由もなく気を利かせるようなことは存在しないらしい。
日本にはそういう長所がある。

その日本で、長所がもうすぐ失われる可能性がある。
このままでは、日本人は理由もなく察するような長所が失われ「獣のような性格」になる。
それを防ぐには、本当に愛情あり、明るく、世の中をよくしようとする人の活動を知ることが大事だろう。

そういうことで、佐藤優氏の本を読みました。
外交官僚は年々レベルが下がってアホすぎるので、もっとあほにならないようにするために考えよう。
大事なのは、愛情でもっと良くなるように何ができるかを考え続けることだ
久し振りに昨日、TEDスピーチみた。TEDでは世の中をよくするための愛情ある行動だけが報告される。
しかも確実に面白い話し方をしてくれるので、お勧めする。
この話し方は、誰もができるようにやり方が決まっているので、学ぶこともできる。

そして、ゆくゆくは、あなたも面白い話し方で何をしたか報告してほしい。
その時が待ち遠しい。

おわり

811 :リーダー ◆de85kRb5gY:2017/12/26(火) 23:30:26.48 IP:60.239.243.87 ID:HTC3WKqht
暁なつめ『この素晴らしい世界に祝福を!2 中二病でも魔女がしたい!』illustlation三島くろね(2013)

たのしいよ、このすばたのしいよ。
一つ解決すれば、二つ問題を起こすアクア様顕在。
頭がおかしい爆裂魔女の名をほしいままにしているめぐみん。
いつもと違う面を見せるダクネス。
本当に幸運なのかわからないカズマ。

今回初めて(だっけ?)、不自然に胸が膨らんだエリス(アクア談)が登場する。
立場上、ほとんど出番はないが。

そしてウィズがメインキャラに加わる。
ウィズはふびんないじられっ子担当。
おいアクア、その辺にしておけ。

812 :リーダー :NG NG.net
暁なつめ『この素晴らしい世界に祝福を!2 中二病でも魔女がしたい!』illustlation三島くろね(2013)

たのしいよ、このすばたのしいよ。
一つ解決すれば、二つ問題を起こすアクア様顕在。
頭がおかしい爆裂魔女の名をほしいままにしているめぐみん。
いつもと違う面を見せるダクネス。
本当に幸運なのかわからないカズマ。

今回初めて(だっけ?)、不自然に胸が膨らんだエリス(アクア談)が登場する。
立場上、ほとんど出番はないが。

そしてウィズがメインキャラに加わる。
ウィズはふびんないじられっ子担当。
おいアクア、その辺にしておけ。

813 :リーダー :NG NG.net
エラスムス著『平和の訴え』箕輪三郎訳 岩波文庫(1961)

まずは2018年、あけましておめでとうございます、シベリア!
今年も宜しくお願いします。

エラスムスは「戦争反対」でげきおこ。
こんな時期に怒りと憎しみ満載の本を読んでいました。
ところが私の元旦は気分がいい一日だったのです。数年ぶりに初詣しました。

エラスムスはおそらく人生負け組の人でした。
1500年台のヨーロッパはドイツ、フランス、イタリア、オランダなどの君主が殺しあっていたのです。
そこにエラスムスが生まれ、不当に異端者扱いさせられ、各国君主はエラスムスを一生涯見下し続けたのです。
今でいういじめられっ子で、社会から除外され、エラスムスの能力に関係なく居らない子あつかいされましたので
エラスムスは激怒して障害を過ごしたのです。
このように、社会というものは人間の能力、性格に関係なく、生まれ、人種で他人が異端者と決めつけます。
君主によって異端者扱いされた人は、基本的に職業を奪われているのです。

エラスムスは大変知識欲のある人で、キリスト教を正しく広め平和を得るためなら
どんな知識も吸収したがりました。そこに君主がつけこみ、エラスムスはいじられ、利用され続けたのです。

エラスムスもこの背景を理解していたのですが、各国君主がエラスムスを見下していたため
エラスムスが激怒すればするほど楽しんでいたのでしょう。
各国君主がエラスムスを弄り倒し、知識欲を刺激して焦らしてきたのです。

エラスムスは生まれてきただけで見下される人生を強いられ、各国君主が精神的にガキだからそうなりました。
エラスムスは大変若い時から激怒して過ごしました。
エラスムスはラテン語がよくできたようで、知識欲でなんでも知ろうとしたため、
各国君主がキリスト教徒とは名ばかりのクズ人間であることを知りました。
エラスムスは本当のキリスト教徒として、ヨーロッパの人々がキリストの教えを正しく理解して
平和を手に入れるために、多くの書簡を残したのです。

814 :リーダー :NG NG.net
エラスムスは知識欲により、キリスト教の教えと、各国君主のやっていることが矛盾していると気付きます。
各国君主はフランス人だからというだけでフランス人を戦争で殲滅しようとしていることを見抜きます。
だからエラスムスもカトリックでもちょっと変人というだけで、いじめられていました。

だけど著作活動でのエラスムスは、平和を手に入れるための知識を何でもかんでも吸収しようとした。
だからかなり多くのことを吸収して、平和のためであれば何でも知っていました。
それは各国君主以外の人間にとっては、大変素晴らしい能力の持ち主でありました。
それで晩年はエラスムス派というグループもできあがりました。
このころにマルチン・ルターもいて、ルター派もありました。
この二つはおそらく大した理由もなく対立していたものと思われます。

815 :リーダー :NG NG.net
ところでエラスムスは各国君主が、恣意的な感情で虐げる人間をでっちあげ、
ちょっと気に入らないことがあれば戦争をしていたのを激怒していました。
法律や教義などで判断しなければいけないのに、君主どもは権力を手に入れるために
女性の立場を考えずに結婚したがったのです。

君主は幼児的欲求で権力を手に入れようとし、領土を広げようとしたた。
領土を手っ取り早く広げ、権力を手に入れるには、両家の女性とか、影響力ある女性と無理やり結婚するのです。
女性が逃げると君主が激怒し、それだけの理由で相手女性の国を滅ぼそうとしたりします。

君主というのは今でいうリーダーシップの立派なふるまいがあるべきです。
しかし、10歳にも満たない子供よりも、精神的にガキな君主しかいなかったのです。

エラスムスは生まれた地(オランダ?)での地域での愚かな争いがあったため、生誕地を出ます。
それからどこに行っても、論争、つまらない理由で殺しあったり、議論という名の罵詈雑言ばかりだった。
エラスムスは一生の半分以上、ヨーロッパ中を転々としていたのです。

816 :リーダー :NG NG.net
エラスムスが生活した地域すべてで、民衆はつまらない理由で争います。
各国君主もヒマだから戦争の理由をでっちあげ、戦争を生み出していたのです。

エラスムスは「キリストは戦争をしろと言いましたか?」みたいなことを繰り返すのです。
「キリスト教では戦争をどんどんしなさいと言ってましたか?」
言葉そのままではないのですが、そんな感じのことを書いています。

この本の半分は罵詈雑言です。エラスムスが大変怒っていることは誰もがわかっています。
各国君主もこれを自分だけの都合に利用することだけを考え、エラスムスの訴えを
如何に無視するかが勝負どころだと思います。
政治家は、ありとあらゆる存在を利用することしか考えません。
政治家は人の言うことを聞きません。

817 :リーダー :NG NG.net
私が思うに、政治家の仕事は人に逆らうことだと思います。
そして国家で最も愚かな人間の一人が政治家だと思うのです。
ルソーが「よく考えれば、政治家にならない」と言ったのもわかります。
よく考えて生活していればいずれ気づきますが、政治家になんかなりたくはないという結論に達します。
愚かな人間でないと政治家になろうとしないのではないかと思います。

エラスムスはヨーロッパにキリスト教の正しい教えが広まることを切に願っていました。
いじめられ続ける人生に激怒し、君主に何度も書簡を送り続け、君主は機械的に無視し続けたと思われます。
君主は都合のいいことだけ利用し、エラスムスの訴えは最初から聞き届けない工夫を凝らしたと思われます。
(現代の企業に勤める、多くの社員もこんな感じです)

エラスムスがキリスト教の正しい理解をヨーロッパに広めようと、やたらと頑張ったのには
当時の「出版の事情」「知識がどうやって普及するかの事情」がありました。

ここまででも長いのですが、もうちょっと続け、事情を少し書きます。

818 :リーダー :NG NG.net
エラスムスがいたのは1500年台くらいらしいです。
日本では戦国時代、織田信長が居ました。

ヨーロッパではキリスト教の教え「聖書」を読める人は、実は少なかったようです。
出版の技術が十分ではなく、聖書が以外にもあまり外国語に訳されていなかったため、
ヨーロッパの多くの人には読めなかったためです。
当時の聖書にはギリシャ語訳が多かったようです。
どうやら古典ギリシャ語のようですが、「平和の訴え」の解説でも「古典ギリシャ語」という言葉が全く出てきません。
昔、「ギリシャ語」というだけで「古典ギリシャ語」を指していたことがあったようです。
実は私の手元にも古い「ギリシャ語文法」という本が有り、古典ギリシャ語文法の本なのです。
なんだ、現代ギリシャ語じゃないんかい、まぎらわしいと思ったものです。

819 :リーダー :NG NG.net
当時の聖書はギリシャ語ばかりで読める人が少ない。
国家の君主でもキリスト教の教えを間違えて理解していたのか
正しく理解してもわがままほうだいで勝手にやっていたようです。
そこから、中世ヨーロッパのキリスト教の宗教戦争史が残虐なものである理由の一因であるようです。

キリスト教の歴史が世界史上、最もといっていいくら残虐なものになっているのは
もしかしたら、キリスト教徒は教義をよく知らなかったのかもしれませんね。
当然、戒めの教えを理解できないわけで、残虐行為を抑えるブレーキが存在しない。
そこで、国家君主の様な人物でも、実はよくわかってなくて、残虐行為とは知らずにやったのかもしれない。それが宗教戦争の歴史かもしれない。

当然、ヨーロッパ全体にキリスト教を正しく知らない人だらけのはずです。
少しだけ、なんとか正しくわかっている人がいても、心がガキなためにヨーロッパ人を欺いて支配したのかもしれません。

自分だけが知っている優越感があり、周りがぜんぜんわかっていないとなれば、
愚かな君主はこっそりだましても誰にも気づかれないとわかるわけです。
だからヨーロッパ人を欺き、ただの幼児的なわがままで戦争しているのを「神の名の下に」戦争していたと思われます。
自分の勝手な都合を「神の名の下に」戦争し、すべて神のせいにしてきた。つまり自分は悪くないと言ってきた。

その欺瞞にエラスムスは激怒して、訴え続けて、多くの書簡を残していたようです。

そして、エラスムスの訴えに関して世界があまり認識していなかった理由はもう一つ、言語が有ります。

820 :リーダー :NG NG.net
エラスムスは「平和の訴え」をラテン語で書いたそうです。
当時ラテン語は学ばなければできなかったため、ラテン語で書いても読めない人だらけだったのです。
国家の君主は読めたようですが。翻訳者がいたのかもしれないし。

聖書はおそらくギリシャ語で書かれていたものしかなかった。
エラスムスはキリスト教をなんとしても正しく理解したいため、ギリシャ人からギリシャ語を習うことまでしました。
このギリシャ人がクソ野郎でして、単語の意味を嘘ついたりもしました。
エラスムスからギリシャ語授業の月謝をずっともらい続けるために、エラスムスを弄り回したそうです。
エラスムスは知りたくても教えてくれないので焦らされて、それでも教わったのです。
残念なことに、当時、ギリシャの外にいるギリシャ人が一人しか見当たらなかったためでもありました。なんということでしょう。
それでも学ぼうとするエラスムスの執念はすさまじい。

すべて、君主への激怒で、平和を訴えかけるためでありました。

あまりに激怒していたようで、罵詈雑言が多く書かれています。
しかし「平和の訴え」は現代社会を予言するかのような愚かな社会を描き、
それをどうすべきかは、現代も参考にできると思います。

リーダーシップ、教育などは今でも通じると思います。
みなさんも罵詈雑言は相手にしないで読めばいいと思います(笑)

そして、私の思うこととエラスムスの活動。エラスムスの精神状態と私の考えがあまりにもそっくりなのです。

821 :リーダー :NG NG.net
エラスムスは聖書が各国語に訳されていないから何としても訳しようとした。
普段はラテン語で書いています。
私は、なぜか知らないけど各国語を中途半端に知りたがっています。
母国語の日本語もあまり使う機会がないのに、外国語を知ろうとして、滑稽ですがエラスムスを知ってなるほどと思いました。

そして、エラスムスは君主教育の本を書いているのですが、君主教育と書いても
あきらかに全民衆の教育についてです。
君主を教育する手法は、どの人でも施せます。
今でいえば、すでにある学校教育の悪ではない、新しく検討され始めているほうで、ちゃんとよく考えられた教育です。
日本では現実的な教育方法も、理想論に過ぎないくらいに悪い教育環境なのですが・・・。

外国語を複数学んで訳しようとするのと、
君主と民衆の教育を考えるのは私の思うことそのままなのです。
このことには驚きました。

前にもプラトンの精神状態が私の中の一部と全く同じでしたし、
歴史上「これって自分そのものじゃないか?」と思うような人物がいるようです。
こうして、自分の才能に気づくのかもしれませんね。

822 :リーダー :NG NG.net
長くなりましたが、今思えばいい本でした。
君主に対する激怒で、罵詈雑言が半分くらいになりますが、現代の愚かな社会を予言したような本です。
私個人は予言したような本だとは思わず「いつの世も人は愚かだな、はっはっは」と自分のことを棚に上げて思ったものです。
でも同じということは、やっぱりエラスムスは知識を仕入れて予言できるほどの理解力を身に着けたということでしょう。

今検討されている、リーダーシップとか、良い教育とかと通ずるところがあります。

「平和の訴え」はエラスムス晩年の著書らしい。
エラスムスがずっと言い続けてきたことのまとめだとか。
それにしては非常に短いので、うすい本です。
あまり本を読み慣れていない人も何とか読めるかもしれません。本文だけで言えば98ページくらいです。
こういう短い本から読むようにすると、慣れていない人が読むとしても読み終えることができるのです。
もし何か読んでみようと思う人がいたら、短い本から読めばいいでしょう。
昔の人のちょっと深い内容の本でも、案外、短い本は多く有ります。
読むかどうかはともかく、本屋、図書館などで本を眺めてみてください。
背表紙に字が印刷できそうにないくらい、うすい本も紛れ込んでいますよ。
その本が読みたくなるとは限りませんが、そこまで薄い本もあります。
本は分厚いだけじゃないんです。

おわり

823 :リーダー :NG NG.net
アルフレッド・アドラー著『アドラー・セレクション 個人心理学講義』
岸見一郎 訳 アルテ(2012)

子供は学校に入る前、親との関係などで心に傷を負うことがある。
本では心に傷を負うなどとは一切言わないが、そんな出来事によって子供は
これからの人生、またひどい目に合うんじゃないかと恐れながら生活するようになる。

これがみなさんの性格の欠点となるのである。
本では性格という言葉を決して使わずに、あえてライフスタイルと訳している。
恐れによって、人は人生の問題を解決できないに決まっていると思い込み、人生で発生する問題に対処しなくなる。
自分に自信がなく「どうせ自分の力では解決できないだろう」「またひどい目に合うに決まって言う」と思っているので、ためらいながら生活することになる。
そこから不安になり、怖くなり、前に進める時に怖くなってずれたことをし、いつも失敗するんだと思ってしまう。

こうして自分の力では何もできない人間が出来上がる。
これは学校に入る前のこどもにとって、親のチョットした行動で心が傷ついたためである。

824 :リーダー :NG NG.net
アドラーはあまり難しく考えなくても人間が将来どうなるか、予言できるという。

子供のころにショックを受けたことから、またそうなるんじゃないかと恐れている。
だからまたそうなるんじゃないかと思うあまり、そのようにしてしまうという。
これがわかっていてもつい間違ったことをしてしまうという、失敗談の事である。

だめだ、だめだとわかっているけど、いざというときにダメにしてしまう。
自分でも、「自分でわざとやっているんじゃないか」と思う場合があるだろう。
これから似たような場面があると「こうなっちゃうんじゃないか」と恐れ、いざというときになったら
わかっていてそのようにしてしまい、「やっぱり、またこうなった」と落ち込む。

これは幼い時のショックで、生きるために有用ではない行動になってしまっている。

アドラーは有用である行動で自信をつけるために、子供の相談に乗るという。

825 :リーダー :NG NG.net
私たちがだいたい同じ経過をたどって失敗するのはそのようにしているからである。
それがいいからやっているんじゃなくて、恐れからやっている。
幼い時の悲しみなどを繰り返しているのである。

アドラーはそれが、自分の能力を決めているが、その能力を、自分を破滅に導くために使うのがいけないとしている。
「有用でない」方法で自分の能力を使って、場合によっては命を落としてしまう。

826 :リーダー :NG NG.net
私たちは心の傷を負っていまここにいるわけだが
自分の能力を「有用じゃない方向」に使っていることがある。

有用じゃない方向へ自分の力を使うと、社会に適応できないままでいることになる。
やっちゃいけないことをあえてやってしまっているのは、有用じゃない方向に力を使っている。
それを有用な方向へ才能を使えるように勇気を持たせ、
子供たちに、何があっても自分の力でしっかり対処できると思えるようにして
自分の力を世のため人のために使うようになって、自分を肯定するように導く。

これがアドラーの個人心理学である。

827 :リーダー :NG NG.net
「人は弱い存在である」という前提で考えている。
弱いために、たいていの人は自分の力に劣等感を持っている。
この劣等感は、あまりにも耐えがたいため、意図的に自分は強いんだと、やたらと周りに示そうとすることがある。
こういう人は多い。
何もないと思っている人は、何か一つのことを望んでもいないのに頑張り、それが良くできると示して
自分は強いんだと見せつけている。
自分は強いと演じていないといけないような状態を「優越コンプレックス」といって、これもよくない状態である。

「劣等コンプレックス」というだけで誰でも直感するように、自分が劣っていると思うことである。
そこから、逃げようとする人と、戦おうとする人にわかれる。
実際に逃げるか戦うかはその人次第で、アドラーにはわからない(と思っているように見える)。
だがライフスタイルでだいたいの傾向が決まるため、将来どうなるかだいたいは予言できるという。
このライフスタイルで決まった形を「原型」ともいう。

心の傷を負って、また傷つくと恐れることから、ためらっている。
自分でややこしくしてどうなっているかわかっていないが、周りから見たら、結果として自分からやってしまっているのである。
これは明らかに堂々巡りであるから、社会にも適応できないため、有用ではない。
だからアドラーはその堂々巡りを終わらせ、心の傷が完全に癒されないとしても、その状態を
破滅のために使わず、世のため人のため、自分も周りと問題なく付き合えるように準備させ、勇気を持たせる。

828 :リーダー :NG NG.net
心の傷、ライフスタイル、原型について長くなってしまった。
もう一つだけ、家族でどの位置にいるかでも、ライフスタイルが決まる。
たとえば、長女、長男は一生で挫折を繰り返すという。
次女次男は戦う傾向にある。
兄弟なのに性格が違うと言う奴である。
なんとなく一般的に兄弟は似たような態度になるイメージを持っている気がするが
私(リーダー)からみたら、あきらかに違う態度になる。
兄弟の上下によって、どんな行動を選択するかは違うと私は思っている。
日本社会も、兄弟は同じような性格じゃないかというイメージを早くなくしたほうがいい。その方が現実に合っている。

829 :リーダー :NG NG.net
アドラーの心理学のいいところは、個人を認める心理学である。
遺伝は完全否定する。 どんなことでも後から教育によって、臆病から勇気ある状態へ変えることは可能であるとする。

人生の問題のすべてと言っていいが、どこからくるかといえば臆病からくるという。
なんの法則性もなく人は怒ったり泣いたりするように見えるが、家庭で急に問題を起こすことも
恋愛で恋人が豹変して第二のヒトラーになるのも、臆病のためである。

あなたが理由もわからずに同じ失敗を繰り返すのも臆病であり、
人と仲良くできないのも、ひきこもりたいのも、心が開けないのも、
どんなに努力しても人付き合いが全くできるようにならないのも臆病からくる。
職業がきまらないのも臆病である。
そういえば責任逃れはまさに臆病である。

これは、よく言われる「臆病だから情けない奴だ」というようなことではなく
人はもともと、弱い存在ということである。
動物は体の一部が武器になっているが、人間にはそんな部分がない。
そこに劣等感を持つという。

この劣等感から、自分だけを守ろうとして陰謀する。
これが卑しい根性の人間になったりする。

家庭問題で、子供が所有物にされたり、学校でいじめられるようになったりする。
家では楽しい生活だったのに、学校に行くと信じられないほどつらい目にあったりする。
これらはすべて、臆病によって、社会に適応が出来なかったためである。

本当は学校に入る前に家庭である程度、社会に出る準備をして、
学校でさらに社会に出る準備を本格的にすすめるのがいいという。
ところが現実の学校などの社会はそうなっていない。

アドラーは子供たちに、社会に適応する準備をさせるために勇気を持たせようとしている。

830 :リーダー :NG NG.net
私たちは子供のころ、心が傷ついたケースもある。
そして今、ここにいる。そんな人は、どうやって傷ついたかを改めて知り、
知ったらそれが問題行動に発展していると知り、有用でない使い方をするのを止めるためにアドラー心理学がある。

アドラー心理学では、才能を有用でない方向から、有用な方向へ使うようにする。
こどもはつらい経験から、どうせ解決するわけがないと思ったりして、自分で解決しないようになった。
それを自分で解決することは可能であるとわからせる。

人間関係の問題のすべては臆病から来ており、
臆病になったのは、家庭で、学校で社会に適応する考え方を教わらなかったためである。
教わってないので当然、できると思うわけがない、「できないに決まっている」と最初からあきらめるようになった。
そういう人は何事も成し遂げない人となる。

その状態から、警戒心、恐怖心、猜疑心、自分だけを守ろうとする臆病を雪解けのように溶けさせ、
もしかしたら自分でなんとかできるかも、と思うように援助するのがアドラーの目的だ。

社会に適応する準備が整わないまま社会に出たため、うまくいかなくて
職業が何時まで経っても決まらないなどになった。

それは他人の価値観に関心を持てないまま大人になってしまったからだ。
他人の価値観、事情があってあなたを困らせているので、その事情を考えて
しょうがないと思えるような対応をするため、準備をする手伝いをする。

そして、警戒心が解けていき、やがて自分で何とかできるかもと思うようになり
勇気をもって、実際に体を動かしてリアルを生きていこうと考えられるように援助する。

831 :リーダー :NG NG.net
アドラーのいう社会に適応とは、人の立場を考えられる精神状態だ。

社会とは、国家の仕組みや、国家の価値観に合わせることを意味しない。
ソードアート・オンラインUのガンゲイルオンラインみたいに荒野で自由に戦えるような環境。
(何物にも束縛されない状態)
私たちのリアルである。
5大陸が有り、7つの青い海があり、アメリカ、ロシアがあるようなリアル。
雪が降っていて、今年は特別風が強く、ちょっと気温が低いリアル。

物理的に私たちの体の周りにあるすべての環境が、アドラーの言う社会である。

まさにリアルで生きていくのに、あなたたちは自分の力で何とかできるかもしれないと思ってもらうために個人心理学がある。

832 :リーダー :NG NG.net
アドラー「勇気の心理学」といって少し前に本が多く出た。
私はこのような本を読まないようにした。
おそらく「何だか知らんが勇気が出る」という程度でビジネスをしていると思うからだ。

「個人心理学講義」を読んで思ったが、日本だけではなく世界でなんとなく人間心理を分析して
こうじゃないかといっているのは、ほとんどがアドラー心理学ではないかと思う。
私たちがなんとなく人の性格を言ってしまっているのは、アドラーに出てくる。
有名な「劣等感」もアドラーである。
日本人の感覚と違う外国の著書では珍しく、見慣れた表現ばかりが出てくる。

833 :リーダー :NG NG.net
ここからわかるのは、日本はアドラー心理学を拝んでいることである。
アドラーのいうことをバラバラに人間に当てはめているが、体系づけられることは決してないのである。
なんとなく私たちが、気に入らない人間がなんであんなことをするかの心理を言って見せれば、
おそらくアドラーの言ったことになるだろう。

だから、日本人にはアドラーの本は馴染みやすいかもしれない。
日本人がよく考えてアドラーを取り入れたというよりは、アドラーの言葉を無批判に覚えている。
これは意見を叩き潰す日本社会で、目上の人には死ねと言われても批判してはならない風潮と同じだ。
日本では一般的に、自分より目上の人のことを語ること自体が危険思想と思い込んでいる。
そこから、目上の人の言うことを考えないで覚えておこうとする。論語読みの論語知らずになっていると思われる。
そのために、日本にある組織では有用な方へ変化する可能性が叩き潰されるのである。

実際に、芸能人などの人間心理描写を当てはめるのは気分次第であり、間違いも多い。
言葉の表面上の意味はあっていることもあるが、ほとんど間違いか、扱い方がおかしいのがふつうである。
日本人は人間心理をその程度にしかわかっていないのである。

その程度の理解で、リアルの人間関係を生きているのだから
あなたたちは生きにくいのはあたりまえということだろう。

フロイトやユングなどよりは、アドラーのほうが日本で扱っていることに近い、というかほとんど同じである。
あなたの知っている心理描写は、表面上の意味だけはあまり間違っていないので
もっと深く知りたい人は、アドラーの本を一読してみてはいかがだろうか。

なぜアドラーの心理学で勇気が芽生えてくるのかがわかると思う。

おわり

834 :リーダー :NG NG.net
加藤昌彦 著『ニューエクスプレス ビルマ語』白水社(2015)

(日本では?)もともとビルマと呼んでいたが、最初からあの国のことをミャンマーともいう。
この理由は、国の呼び名が決定していなかったことから来ているらしい。
ビルマとはこの国の言葉で「バマー」と読む。ビルマとは読まない。
もう一つ、そっくりな概念で「ミャンマー」という言葉もあるため、どっちで呼ぶか正式に決まらないという。

実はもっと前の「CDエクスプレスビルマ語」が図書館にあったので見ていたが
途中から読み方書いていないため、何年か読書が停滞していた。
気が付けば「ニューエクスプレス」が入っていた。
内容は同じらしいが、全てのテキストに読み方を書いてくれていたため、再開する気になった。
ついに読み終わった。

発音記号で「?」の下の点がないものがある。喉を締めてはっきりとした「あ」といえば「?a」と書く。
もちろん下の点はつかない。ただキーボードで打つ方法がわからないだけである。
「a?」を読むなら「ア」が半分の長さになるようなもので「ア」だろうか。
本当に途中で止まって聞こえる。そんな器用なことをするのかと思う。
東南アジアの人はほんとうに器用だなと思う。

いきなり見慣れない文字と発音を見るのに心がけたことを書いて終ろう。

835 :リーダー :NG NG.net
ひたすら「どこで区切っているか」を意識した。 
どこで区切っているかわかれば、読み方と文字が対応し「そういうもんだ」と思っておけば自分の中で一致するのだ。
声調記号「:」では、実際のビルマ文字で〇が縦に二つ並ぶ。これも文字の一部であり、声調記号とほとんど同じ。
ビルマ文字を書くとくるくる回すかカクカク書くだけで同じに見えるが、解説、発音記号の区切りにあるのが区切りだと意識するようにした。
それでも区別つかない時は仕方なく文字表を見るが、これは比較的早くやらなくなった。
そうしているうちに、ここで区切るとなんとなく想像がつくようになってきた。

学校教育とか、ちまたの参考書の教え方哲学なんてどうでもよくて、文字の区別はこのやり方でいいと思う。
見ている間に、なんとなく区切りがここだと思うようになる。
それが当たっているかどうかだけ見ればいいのだ。

それではまた!

836 :リーダー :NG NG.net
カント著『永遠平和のために』宇都宮芳明訳(1985)

エラスムス『平和の訴え』よりうすい本。
詠んだのは2回目。前は写真入りだったから、項目とちょっと一言くらいだった。
今回は全訳。

サン=ピエール『永久平和論』の影響を受けている。
この本の最後の方で「純粋実践理性の国」とあるが、これはようするに
全員が人道的なことができる国のことを差す。
「実践理性」という言葉が良く出てくるので『実践理性批判』を思い出す。

永遠平和のために、条項をつくっている。
国々は戦争をしてはならない。国民を戦争の道具にしてはならない。
常備軍を持ってはならない。
戦争は国民の同意がない限りやってはならない(やりたいというわけがないので政治家にとっては詰んだw)

政治統治形態は、共和制が良い。
ちなみに日本はあきらかに民衆性である。
よく言われる多数決で決めると言う奴である。
これは人数でまさっていれば、どんなに悪でも実行してもいいことが欠点となる。

独裁、専制性は、日本では敵視しなければいけない風潮だが
うまく扱えば世界一行動が早い国家になれることもあり得る。
たとえば中国で、三国志の時代は一人の王がすべて決めていたため、恐ろしく行動が早いのである。
中央集権的で、独裁状態になるため、いつでも交代することになるわけだ。
よく考えてみたら日本はとんでもなく行動が遅く、いつでも交代している。

837 :リーダー :NG NG.net
私の考えも、前から共和制がいいと思う。
カントは連合、連邦みたいになるのがいいとし、私も前から同じ考えである。

私にとっては専制性は良い人にあたれば悪くないと思う。
日本は民衆性なので日本人は専制性を悪いかのように言っている。
だが日本ほど行動の遅い国はあまりない。意外と国民主権はいいものではない。
昔に六法全書で国会だったかのシステム表を見たが、責任逃れの仕組みとなっている。
誰にも責任がないのである。そのためか、日本人は責任を支離滅裂なほど恐れる。

838 :リーダー :NG NG.net
おそらく日本人は責任を取ることを「死ななければいけない」くらいにしか思っていない。

カントは一時的な休戦に過ぎない条約を結んではならないとする。
バーゼルとかいう場所の平和条約が結ばれたが、その10年後に再戦する。
平和条約が結ばれたときに、カントは欺瞞を感じ取ったようで不信感を抱いた。

政治家は二枚舌しか言わないことで有名だ。
「内心保留」という用語がある。二義的な言葉を使い、一つの意味ではなしているが
心の中では別の意味で勝手に解釈することをいうらしい。
どこを見てを他人を試す人がはびこるが、ここからくるのだろう。

その辺の根性を叩き直し、政治家はたまには哲学者の話を聞けという。
絶対に採用しろというのではなく、聞くだけ聞いてくれという。
哲学者は実戦軽々しかない政治家のように、こそこそと工作して他人を叩き潰す行動はできないのだから。
聞くだけなら危険はないということらしい。

839 :リーダー :NG NG.net
あ、岩波文庫が抜けてた

840 :リーダー :NG NG.net
二つまちがいがあった

「内心留保」
実戦軽々→実戦経験

841 :リーダー :NG NG.net
まさか、カントは善の定義をすこし書いてるかもしれない

842 :リーダー :NG NG.net
カント著『啓蒙とは何か 他三篇』篠田英雄 訳 岩波文庫(昭和25年)

『永遠平和のために』よりもうすい本。
『純粋理性批判』を書いた後で短い著作を書いた頃の本。

啓蒙とは何か、という問題に対する解答
世界公民的見地における一般史考
人類の歴史の憶測的起源
万物の終わり

の4本です

来週もまた見てくださいね、んがんぐ

ではない

843 :リーダー :NG NG.net
1.啓蒙と何か以下略

人間が啓蒙されるには、自由を与えねば不可能である。
つまり、現代日本の過保護問題のように、子供や他人をしばりつけていると
子供や他人にとっては、啓蒙されるための準備ができないと言っている。

たとえば、子供をしばりつけるような家庭はどういうところかというと、カントではない別の著書で見た。
「子供を母親と同じ人間にしようとする」ような家庭であるという。

日本では、家庭で母親が子供をしばりつける。
子供が自由に生きるのを母親が「どうなるかわからないから」といって恐れる。
母親が「やめたほうがいいんじゃないか」と余計なことを言うためである。

母親は命令にならないように、アドバイスしていると言い訳するが
明らかにやめてくれという態度である。
アドバイスと言っても、最後には命令して確実にやめさせるのと同じ結果になる。

確実に子供の夢を叩き潰すのに成功しているのだ。
だから母親の過保護をずいぶんと問題視されるのだ。

母親の非協力的な態度は、子供の人生を潰している。
そうやって、母親の子供はなぜか、自由の無い人生を生きることになるのである。
母親ははたから見てそういうのがわからないだろうが、子供の気持ちをわかっているつもりで全く分かっていないためにそうなる。

そんな状態では啓蒙は成功しないとカントは言っているのだろう。

844 :リーダー :NG NG.net
2.世界公民がなんとか

これは4偏の内で重要らしいが、よくわからなかったw

人間は自然からみた場合と、公民、国家の仕組みの中の人類?のような二つの見方をする。
人間は国家が勝手に決めた基準でどうあるべきかを考えると、やっていいことと、いけないことが混乱する。

国家の仕組み、法律などを守ると「いいことをしてますね」と言われるが
自然に生きる動物としての人間でいえば、自分で考えられなくなるから「わるいこと」になる。
よく警察に捕まった容疑者が「どこが悪いの?」という場面があるが
もちろん、法律そのものを知らないことがあるが、それはおいておこう。
人はルールを守る必要があるが、実際に具体的に何か自分に起きると、ルールを守ったほうが
自然としての自分の自由を妨げることがある。動物として生きる場合の「自然」である。

845 :リーダー :NG NG.net
国家を作って街を作って、ルールを作って、結果として人間が動物としての生活が出来なくなっている。
そして、国民は動物として持っていた才能を使わせないので、私たちは退屈で死にそうな、物質的に豊かな生活を送っている
精神的には死んだように生きるわけだ。それはすべて国家、政治家が作った。
ルソーはそこを激怒して、そんなもんなければいいのに、と言っている。

カントは自然を「動物としての人間」のことを言っていて、国家が生活をよくしようと善行を心掛けていようと
自然としての人類の生活に合わないことはダメだとしている。

一方で戦争を擁護するようなことを書くが、これも自然状態に反しない限りのことで
中世ヨーロッパのような、戦争する理由をでっちあげるなど論外である。
煙の無い所から火を発生させるなど許されない。放火の罪に問われるw
(英英平和のために、では、常備軍はダメだという)
人間は自然状態に反しな限りで、完璧な国家をつくることがいいとカントは言う。

一方で、人間は個人的に命を守ろうとするためわがままなので、わがままがあるからこそ、人間は
もっとよくしようと勉強してまで便利な社会を作っているんだ。
わがままが人間を成長させているので、国家がその邪魔をするなということだろうか。
国家が人間を至れり尽くせりで守ってしまうと、人間の「自分で考えて自分でやってみる精神」が眠ってしまう。
だからこの自由を妨げない限りで、完璧な国家を作るべきだ。

846 :リーダー :NG NG.net
3.歴史の起源を憶測してみたw

普通の歴史は、証拠を調べたりしているがそれでいい。
ただし、人類の歴史の「起源」は、憶測だけで言っても構わないとカントは言う。

そして、キリスト教聖典の「聖書」は歴史書ということにして聖書を題材にして歴史を考える。
ここで言っていることは、人間の愚かな行動、世界情勢ニュースで見るような政治家の愚かな行動と
各国の国民が暴動を起こすような社会問題、そして人間心理などがどれもこれもピッタリくる。
聖書でここまで考えられるとはすごいと思った。

いろんな本を読んで社会のこと、国家のこと、いくつか読んできたが
その全体像の、おおまかな形と、カントの聖書分析がそっくりなのがすごい。

この符号があるのはどういうことかというと、いつの時代も人間はそういうことを繰り返してきたということである。
この連鎖を終わらせるのが、4.で語られる。

847 :リーダー :NG NG.net
4.万物の終わり

人生\(^o^)/オワタ

人間はなぜ、死を恐れる必要があるのだろう?
その考察から、本当のキリスト教を実行することを語る。

キリストは命令として語ったのではなく、私たちキリスト教徒の友人として親しく語ったのだ。
だから、司教などのキリスト教で地位ある人々が残虐行為を繰り返すことは、
本当のキリスト教の教義に反し、キリストの伝えたかったメッセージに反しているという。

そしてカントは本当のキリスト教を守ろうとせず、わがままで残虐行為しかできず
啓蒙されないで、精神が未成年状態にあることを「反キリスト者」とまで言ってしまった。

そこでフリードリヒ王あたりの偉い人たちが激怒した。
カントはそれからの著作活動や、講演活動をほとんどフリードリヒによって禁止されてしまったという。
そんなこともあって、フリードリヒの王位が終り、他界する。
その後でカントの著作や講演記録から、のちのフランス革命などにも影響を与えたそうだ。
(たまたま上記でルソーの名を書いたが、フランス革命で特に大きな影響があったのは、ルソー『社会契約論』だったとか)

キリストが伝えたかったのはずばり「愛」である。
愛を実行できることで、啓蒙を受け入れることができる。

多くの偉い人(政治家など)は実際の政治に携わっているのを偉そうに、平和を机上の空論と言ってやがる。
しかし、それはカントの別の著書で論じているらしい。
結局は、現在の国家の仕組みに、ただ愛情を理由にする仕組みを加えればいいのだ。
それで、たしかに手間が少し増えてしまう部分があって効率が下がるかもしれないが
そのことを問題にする冷酷非情な人間はこの地球上の政治には必要ない人間ではなかろうか

848 :リーダー :NG NG.net
カントの言うことは、私とよく似ている。

私の考えでは、冷酷非情な人間はこの地球上に必要ない、ということ。
こういえば、政治家とかが激怒するかもしれない。
私(リーダー)の考えるのは、人から嫌われる人々は、啓蒙されればいいわけだ。
嫌われた人は、だいたいは自分は善行などできない人間だと自分を限っている。
そこから「今までやったことがないのに、人が勝手に言ってくる。そんなに言われるなら、やってやるぜ」といって悪事をやって見せたりする人も多い。
悪人には、そうやってでっちあげられた人もいるのである。

そんな悪人呼ばわりされる人は、俺はひどい奴だから、世界がひどいと言っているが、
そんな自分だけの事よりも、社会のシステムが、実は、もっともっと残虐非道なものだと知っているだろうか?
世界は以下にひどいか知っていて、あなたは人から嫌われることをして自分を悪人だと思っているのだろうか。
あなたが人からさげすまれるようなことを差せている社会のシステムを考えたことはないのではないか?

国家システムというのは、実はひどいのだ。

849 :リーダー :NG NG.net
誰がうまい汁を吸えるかといえば、システムを作った人間だけであり、後はほとんどすべての人が、どこかで損をするようにできている。
あなたが損をした分の利益は、支配者の懐に入っているのを知っているだろうか。
そんなシステムの結果、誰に責任が来るかというと、損をした人に行くように調整してあるのだ。

定量的な要素で、税金によって金が合法的に盗まれているのはよく知っているが、定性的な要素も同じであり
ことこまかく誰が損をするか設定し、製作者が得するように仕組んである。
そうやって、どんなことでも得をしたがるわがまま人間が、今の国家システムの下地を作ったのである。

この世の中で仕事をしている会社員とか経営者、公務員は、他人から悪人呼ばわりされるまでどこまでも売り上げに走るが
その行動をさせる国家がひどいことをもっとよく考えればいい。
自分はどうせ悪人だ「どうせおいらはヤクザな兄貴」と思っていたが、国がひどいのだ。

だから、システムの方から変わらないといけない。カントはそこを論じているのだろう。

私の考えも「この世に悪人は要らないので、悪人には愛を知ってもらいます。拒否権なし」ということだ。
別に、悪人を殺すとか、投獄するなどとは言ってない。
人類の敵になったから「おしおきとして、愛を知ってもらいます」と言っているのだ。

ひどい人間はひどくない人間に変わればいいのである。

そんなことができるのかと思うが、ひどいことをしてきた人が自分のいいところを肯定し
ひどいことにはすっかり慣れたので、今度は人道的なことに慣れるように教育されればいいのである。
教育については割愛するが、悪人が善人に変わり、世界がそのことに
(これまでひどいことをしてきた人が、良いことを始めることに)すっかり慣れるまで続けることである。
なぜ、そういうことに金を使わないのだろうか?

そうやって世界を変えてもいいんじゃないだろうか。

おわり

850 :リーダー :NG NG.net
法律と
西郷(せご)で思う
人助け

851 :リーダー :NG NG.net
法律ややこしいわー
通したくなかったらそう言えよw

852 :リーダー :NG NG.net
大橋洋一『社会とつながる 行政法入門』有斐閣(2017)

法律は多すぎるし、学生が学ぶために一通り解説したものなのでここでは簡単に書くだけにしよう。
ニュースで言いそうな問題は行政法でどうなのか?

とりあえず保育所の待機児童問題だけ書いておこう。
死ぬほどややこしい。行政に何のメリットもないからか、最もややこしく、何をしても後から後から「ここが問題です」と言ってくるらしい。
(法律の手続きは、法曹界にメリットがあるほど手続きが易しいようである)
奥さん、お母さん、待機児童問題を行政裁判かなんかで解決するならこれしかないようですよ。

1.とんでもなく頭がいい
2.とんでもなく性格が悪い

特に難しいのは当事者間よりも、第三者(実は法律用語だった)が急に言いだしてきたとき。
たとえば、あなたは二人が話しているのを聞いていて、途中で話したくなってしゃべったら
「あんた誰?」という顔をされて、二人の会話が止まったことがないだろうか。
もう一言あなたがフォローを入れても「え、ああ、うん」とあわてるだけで理解しようとしない。

この経験で、仲間外れを意識したことがないだろうか。あの態度だと傷つくのを二人は理解しようとしないはずである。
なぜ、人は横から見ている人が全く話しかけてこないと思い込むのだろうか。自分で考えていないからである。
法律が前提で人の態度が決まるのではない。

法律を学ぶと、すべてが決めて有って自分で考えなくてもいいように見えてくる。しかし、
こういう専門的なことを知れば知るほど、自分で考えることを怠ってはならない。
自分で考えるための態度はいくつかあるが、一つだけいえば、直感を大切にすることである。
なんでもかんでも文字と物体に頼り切らないことである。自分でよく考えつつ、人の行動をよく観察することだ。直感を大切にすると自然とそうなる。

人にとって法律は道具である。人が法律の道具なのではない。

853 :リーダー :NG NG.net
そういえば殷の国だっけ

854 :リーダー :NG NG.net
中国に関所がいくつもある
そのうちの一つ、名前は「しすいかん」

「水閑」と書く

文字化け対策しておくと

「さんずいに巳」と「水」で「しすい」。
どっかの川のことをいうので
たぶん川のそばにある関所

855 :リーダー :NG NG.net
「水」は「川」の俗語だったと思う

856 :顔文字(´・ω・`)字文顔 :NG NG.net
親戚の娘っ子(小6)がうちに来て鞄からこのすば出して読み始めたので「めぐみん可愛いよね」と水を向けたら「ゆんゆんとめぐみん好き!」と目を輝かせてどこが面白いとか話し始めた
読書ってのは体験や感想を共有する相手が居ることも大切な要素だなぁと(・ω・)

857 :顔文字(´・ω・`)字文顔 :NG NG.net
宮崎哲弥が西部邁への追悼記事全部断ったけど、その代わりに13年前に書いた西部邁の著書への書評を挙げてて、まるでこの日が来ることを明確に予見して危惧していたかのような文で下手に感傷的になるよりも刺さるものがありましたなぁ(´-ω-`)
先週の火曜ニッポン放送「ザ・ボイス」冒頭で読み上げてるのでお暇でしたら今日中にradikoでどーぞーヽ(・∀・)

858 :リーダー :NG NG.net
許仲琳編『完訳 封神演義 下』株式会社 光栄(1995)

現在、アニメ放送中。
「中」読んでから2年もたってたので、全然覚えていなかったw

「せいき」という場所は「西岐」と書く。
「きはつ」という爺さんは「姫発」。

殷と商の戦いになるのかな

「おい、ネタバレすんな」と思うかもしれないが
どうやら歴史をもとにしたファンタジー小説のようである。
最後の最後にならないと結局何がしたいのかはわからない。
読み始めて何年もたってるから、基本設定を忘れているだけだが。

「だっき」という美女は「妲己」と書く。
実はこの美女も実在した女性で、話の通り、とんでもない悪魔だったらしいがよく知らない。

それではここまで

859 :リーダー :NG NG.net
■荒木英世 著『エクスプレス 現代ギリシア語』白水社(1986)

古典ギリシャ語とは読み方が違う。文字は同じ。
文法は結構ややこしい。

独特の文法。動詞(名詞)などの後に代名詞がつくと、
動詞(名詞)などのアクセントが二つになる点がめずらしい。

代名詞を使うとややこしいので「こういうもんだ」と思うしか無いかも。

過去に会話の本を見たのをこのスレで書いたと思うが
あれは半分以下しかなく、全体がわからなかった。
この本で、一応、基礎はざっと見たことになるのかな。

最後に面白い「ことわざ」だったか「慣用表現」があるのを書いておくか。

アメリカで「さっぱりわからない」という意味で「まるで中国語だ」という言い方がある。
アメリカ人にとって中国語はさっぱりわからない言語らしい。
日本(東洋?)で「さっぱりわからない」という意味で「まるでギリシャ語だ」というらしい。
西洋の人たちはやっぱり、西洋の言葉の方が学びやすいらしい。

860 :リーダー :NG NG.net
もしかしてブルジョアって「働け」と言われてできたんかw

861 :リーダー :NG NG.net
本当の民主主義とは何か?
みたいな話やと思う

862 :リーダー :NG NG.net
カール・マルクスってユートピア思想だったんやろか

863 :リーダー :NG NG.net
自由があって初めて民主主義ができる
というふうなことが書いてある

自由がなかったら民主主義ではない

864 :リーダー :NG NG.net
自由(個人の自由のために、規制を緩める)と
統合(規制のために、個人の自由を潰す)

この二つは相反するが、一部だけ合わせて、ちょっと変えるのは良いらしい
「中途半端に変えると破綻するから、絶対に変えないほうがいい」とか言ってくる人は多いが
これは過剰反応だろう

一部変え、この二つを合わせようとすると、お互いが許せないという矛盾は消えると書いている

865 :リーダー :NG NG.net
自由と気儘を同一視するのは(略)不可能である。

866 :リーダー :NG NG.net
サンヂカリズム

労働者が暴動を起こすとかなんとか

867 :リーダー :NG NG.net
ググると

革命的労働組合運動、また、その思想

労働者も声を社会に反映させられるので、ファンタジーアニメのギルドのこと

868 :リーダー :NG NG.net
租税、個人農業と共同農業、子供の入学許可

これらが不当に差別されるのは行政によるものらしい

869 :リーダー :NG NG.net
ブルジョア⇔プロレタリア

870 :リーダー :NG NG.net
支配階級より下の階級の人間を合法的に排除する

これが民主主義らしい

871 :リーダー :NG NG.net
民主主義からファシストが派生したらしい

872 :リーダー :NG NG.net
ファシストとは
中間管理職が傲慢になったようなもんらしいw
この人達よりも下の地位の人間を、不利に追い込んだままでいたいw

873 :リーダー :NG NG.net
企業にも上中下があると思ったらいい

上 大企業
中 中産階級
下 中小企業、個人企業など

で、中の下がファシスト

中産階級の下の方。
初めて人の上に立てて優越感を覚えているので
自分より下の人間を支配していたいような感じかなw
ファシストより上の人に頭が上がらず、かといって決して言うことを聞きたくないw

傲慢やろw

874 :リーダー :NG NG.net
たぶん普段の仕事でも言う
「調整」
とても言いやすいようだけど
もとはファシスト用語だったとか

共産主義の「計画」と同義語

ファシストの言う「調整」とは、強制的排除の言動のことを差す。
無線機の独占、審問を公開せずに批判者を葬り去る具体的な行動のこと。

最初はロシアで発明され、イタリア、ドイツに引き継がれていったとか

ドイツ社会主義が「調整」とよく言ったらしく、もしこれが現在、その辺の企業の「調整」という意味ならおそろしやー

875 :リーダー :NG NG.net
あ、最後のおそろしやー
ロシアやったな
今気づいた

876 :リーダー :NG NG.net
いまのところ、多様性を認めるべきだと言っているみたい

わかり易そうなところを言っておくと
強制がある時点で、民主主義ではないらしい

877 :リーダー :NG NG.net
E・ハイマン『共産主義・ファシズム・民主主義』土屋 清
                            土屋 弘 訳
社会思想研究会出版部 現代教養文庫 39 (昭和27年)

E・ハイマンとはどんな人かさっぱり知らずに読み始めた。
いちおう、ググってみたが、意外にも情報はほとんどない。
この本の事一つと、あと3つくらいしかページがヒットしなかった。

だが、あまり知られてはいないが大切なことを言っているかなんか書いてあった。

それでこの本をやっと読み終わった。

なかなかの良書で、思いがけない収穫だった。

878 :リーダー :NG NG.net
簡単に言えば、民主主義を正しく行えば正義と平和が実現するという内容だった。

ところが、(当然というべきか?)民主主義が正しく行われたことはない。

言葉遣いがくどすぎて、わかりづらかったが、信じられないほどまとまっていることはうかがえた。
よくもまあ、ここまでまとめられたもんだと感心するくらいまとまっていた。

世界は共産主義、社会主義、ファシストなどが不正義によって行われているため、
民主主義を行うことが大事である、という主旨で一貫しているらしい。

E・ハイマンはそうとうのマルクス主義の人間ではないかと思う。
ただ、マルクスの足りないところを補うところまでやっていて、アダム・スミス、ジェファーソンなど
何人かを参考にしている。
(参考までに言えば、アダム・スミス→カール・マルクスと思想が続いているらしい)

879 :リーダー :NG NG.net
自由がなければ民主主義ではありえない。
強制があれば民主主義ではありえない。
多様性を受け入れないようなら、民主主義ではありえない。

あれー、どっかで聞いたなー

企業に電気を導入したのは共産主義の思想から。
民主主義のスピンオフがファシスト。

ファシストが最も傲慢。
中間管理職が絶対的優位を勝ち取ったようなものだ。
平社員ではなく、すこし上に立って課長にでもなって、部長にでもなって
社会的に大変安定し、上にはへこへこし、下には不正義を行う。
会社の上司は上にヘコヘコするが、ファシストは何としても上に逆らう。そこだけちがう

880 :リーダー :NG NG.net
破壊活動的な行動で鉄の武器をもっているのが共産主義。
この辺がヒトラーのナチスってことだ。
実はナチスはそんな性格を持ったファシストである。

あとはなんだったかな

どの「イズム」も結局は、民主主義を行うためであり、失敗したから破壊行動になった。
そこから戦争をやるようなのが共産主義的になって、民主主義の一部、派生的に出てきて
偉そうにふんぞり返ったのがファシスト、だったと思う。

あとは、共産主義、マルクス主義は農民の敵だそうだ。
E・ハイマンは敵に回らないで平和と正義をやれと言ってる。

881 :リーダー :NG NG.net
「共産主義・ファシスト・民主主義」は3つの制度が、過去から当時(1929年くらい)までに
どのように変化し、扱われてきたか、いったいどんな制度だったのかをまとめた本である。

そして今あげた制度の過去から1929年ごろまでの歴史でどう扱われてきたかを言う。
これらの制度はいったいどういうものだったのか、正体をまとめる。
そしてこれらの制度で世界を破壊して、地位の低い人間の仕事を奪ってきた過去があるので、
その過去があって、これからどうすべきかを語る。

882 :リーダー :NG NG.net
「多様性が無ければ、民主主義は行われていない」

多様性を認め、世界中のいろんな職業の労働の自由を受け入れるべきである。
だから「自給自足」という言葉が出てくる。

自給自足はこの本の3年ほど前の時期に言われ始めたそうだ。

ドイツから自給自足という言葉が共産主義だったからからでてきて、ヨーロッパのいくつかの地域に広がる。
それからイギリスでも言われるようになって、イギリスで政治的な用語として使われるようになった。
私たちはそれよりも、まだまだ後のことだ。
日本で戦後に急に自給自足なんて言い出したが、あれは通信ビジネスのテレビによる洗脳だろう。
(日本は第二次世界大戦の敗戦で、ほとんどの歴史が台無しになっている)

話がそれたが、すべての労働者が、支配層に邪魔をされないで自由気ままに職業を得られて
飢えることが無いようにするのが民主主義である。

883 :リーダー :NG NG.net
民主主義が行われるためには、システム、工場の機械、経営の仕組みなどを
機械的に(非人間的な仕方で)、形だけをいくら作り変えても無駄である。
だから法律をいくら作っても政府は国民を縛りつけることができていない。
ほとんどの人間が、人の心以外の学術的、機械的なことだけを工夫しても全く解決しないのである。

人の心というか、態度、倫理道徳とか、正義が行われるためには、憲法を工夫するように言う。
形をいくら変えても人を命令できないのは、憲法で変えることが可能だという。

憲法で、多様性を認めるようなことを書けという。
上下関係の違いを強調してはならず、職業によって違うことをしなければいけないことに対応できるように書けという。

私たち人間は、性格が違い、勉強度合が違うため、生活のために必要なものもちがう。
日本などの現状で、国が、人々に全く同じものを与えることで、人々に反発されている。
上下関係、ひどい場合は優生学のような価値観で必要なものを勝手に与えてきた。

これは母親が子供の必要なものをわかっていないのと同じである。
母親が子供に必要なものを決めつけ、与えるために子供が余計に苦しむのである。

そうならないために、個人が違うことを憲法で認めれば人は道徳、正義を行うという。
正義と平和が実現すれば、民主主義が行われるという。

そうでないなら、どんなにきれいな見た目の国家も民主主義が行われていないということだ。
わかり易そうな例えをすれば、事情を無視されてわかってもらえない時点で民主主義がないのかもしれない。
これは、幸せで、問題が少ない人間が、不幸で、何をしても問題にしかならない人間のことをわかっていないせいである。

884 :リーダー :NG NG.net
一律教育が共産主義と社会主義とファシズムらしいが、世界はそういう物だけでできている。
これから、世界は多様性を認めるしかなくなる。

これは、実は初めからあったことで、人類が今頃になって解り始めたほどバカなのである。
なぜ人類は人間性がわからないほどバカになったかというと、論理的思考と、科学のせいである。
論理的思考と科学で、「たった一度行っただけで完璧であるかのように」ふるまっているため
論理的思考と科学だけで判断することは独断論者となるようである。

形だけ、論理だけをいくらこねくりまわしても「何か違う」と思うが
それは多様性を認めることで民主主義が行われるようである。

885 :リーダー :NG NG.net
さてみなさん。子供のころ、民主主義のことを聞いたら、なんか知らんが良さそうだと思ったことがないだろうか。
私も日本は民主主義の国と言われて、ちらほら聞いたところでは良さそうと思った。
民主主義が行われているなら、もう安心だ、とくらいまで思った気がする。
しかし、大人になるにつれ、不安だけが強くなっていく。
実は民主主義が行われていなかったのだ。

日本も、世界と似て、政府機関や親が他人を勝手に決めつけ、同じになることを強制する。
従わない人間は、まともな職業に就けないのである。(それでいて、職業選択の自由などと言ってのけた!)
そして他人の利益を無理にでも作り出してあげなければ、その人に存在価値はなく
周りの人は、その人によそよそしくしているのである。
民主主義が行われていないのだろう。

この現状を変えるには、多少のダメージはあっても、多様性を認めるための準備を始める必要がある。
政府は「痛みを伴う改革」を連呼しているだけでやる気がないが、
これは、急に痛みを伴うことをやろうとしたくても、ダメージが痛すぎてできないのである。
準備ができていないのに、国民に気に入られようとテレビで連呼して見せたのがいけなかったと思う。

だから政府のすべての人間が、多様性を認める社会のために準備を始めるのがいいと思う。
これだけでは心もとないと思う政治家がいるなら、これは世界のトレンドだと思うようにすればいい。
どうせ、世界が多様性を認めない限り、職業の差別は続くのである。

そういうことなので、過去から、労働者は不当な社会に怒りを覚えて蜂起してきた。
ヒトラーの「ドイツ社会労働党だったか?」もそのような立場の人たちであった。
ヒトラーの出現を許したのは、民主主義が無かったからかもしれない。

だから、民主主義を行うことで、破壊行動ではない方法で社会を変えることができるのである。
やっぱり、よく考えれば、戦争とか、アクション映画の様な爆撃、銃撃戦をしなくても
社会を変えることはできるのだ。

おわり

886 :リーダー :NG NG.net
ほしゅ

複数の本読んでるとどれ書いて保守するか迷うな

887 :リーダー :NG NG.net
三宅登之『一冊目の中国語』東洋書店(2007)

>>886言ったが今日(翌日:2018年3月7日)読み終わったな。
これまでに何度か書いたからあまり言うことがないな。

「一冊目シリーズ」はとにかく欲張った内容になっている。
情報量は多いんだと思う。
私のレベル低いから感じ取れんけどw
違う気はする

一つだけわかったのが、受身態と能動態の間で「中間態」がある。
「(例えば物体が)〜される」と「(物体が)〜する」の間で「〜せる」みたいな言い方。
具体的には、「紙が切られる」と「(ハサミなどを使ったから)紙が切れる」の間になって「切れる」という。
ハサミでさっくりやったから「切られる」とその結果「切れた」なんていうがそのどっちともとれる「切れる」という言い方がある。

それが日本語にもあるということが驚きだった。中国語のテキストなのに日本語で発見があった。
こういうつっこんだ知識を一つだけ書いてあるところを見ると、売るための差別化だろうか。
売るために知識を出し惜しみして身に付けろとは正気とは思えん。
この本に限らず、ほとんどの本の著者に罪はなく、ビジネスが悪いのだ。自由経済のせいw
独占禁止法なんて詭弁とか嘘つきじゃないかと思う。独占禁止法の詳しいことは全く知らんが、どこかで独占してないかと思う。

英語で悩まされた「時制」と「態」は違うそうだ。

888 :リーダー :NG NG.net
「時制」とは英語にすると「テンス(tense)」といって「態」は「ボイス(voice)」という。
で、動詞の現在過去を細かく言うと「テンス」と「アスペクト」というのに大別され、
「アスペクト」を実際に分類すると「なんとか態」となっている。

「アスペクト」というのが、英語で時制よりももっとややこしい屁理屈に思えた説明の部分であった。
完了形では時間表現がいるかいらないかとか、細かすぎてどうしたらええねんって説明をしていたあの部分がアスペクトというらしい。

私もよくわかってないが、そういうのがあるため、細かすぎる表現の違いで
知っている言葉をちょっと入れ替えただけで、いえないとか、言えるとか屁理屈をのたまわっている英語テキストが多い。

この時制とかアスペクトを屁理屈でいくらでも言えてしまうので、混乱するようなら
たまたま覚えてしまうまでは、理解しようとしながら流し読みしていいと思う。
大事なのは、実際の英語を見て、アスペクトの屁理屈が思いつけばラッキーくらいがちょうどいい。

実際の英語(外国語)を見て見て、ただ意味を取ろうとして、音読して
外国人と同じリズムとか感情表現でわかればいいのである。
TOEIC文法テキストなどの屁理屈を見すぎると嫌になるので、文法勉強だけではなく、
できるだけ日本語無しの難しすぎない英語を読むようにするのがいい。

一見、英字新聞などをそのまま読んでいる格好だけして、よくわからないまま
記事を読み通してみてほしい。
どうせ、いずれは外国語をそのままザーッと読んで、わかる、という風になるのが目的なのだから
一日も早く、原文に慣れてほしい。
それで確認のために文法や、辞書を見たらいいだろう。

おわり

889 :ぴょんちさ :NG NG.net
888だなって

890 :リーダー :NG NG.net
アニメ ゆるキャン△なう
アウトドア関連読んでるので許してくだされ
保守もあるし

今回はちょっとしたトラブルがでた

風が強い時は、ペグを打ちながらテントを設営しましょう

891 :リーダー :NG NG.net
>>890の追加で、本読んで新しく知ったこと書いておこう

階段とか、鎖をつかんで昇れるとか、
地面を整備(?)してくれているところあるでしょ。

山登り専門で考えると、階段を作ってくれたり、
鎖とかでつかんで落ちないように支えて昇れたりするところは
あまり素直に喜べないような書き方してた。

山登りの工夫でいうと、できれば階段がない方がいいから。
階段があると、山登りの工夫が使えない。
つまり、余計に体力を消耗するんだそうだ。

鎖とか、よかったーって完全に体を預けてつかむと落ちることがあるとかw
鎖も梯子もそうなんだけど、たまに取り付け悪くて完全に体を預けてつかむと
ポロット行くことがあるらしい。
そうならないように、完全に体を預けないで、ちゃんと自分の足で支えること。
そのバランスを崩さない程度に軽くつかむのがいいらしい。

できるだけ自分の足で支えて、ふらつくようならつかむと引っ張りすぎないので大丈夫。

梯子や鎖をつかむときは、最初にぐいぐい引っ張って外れそうになってないか確認しましょう。

892 :リーダー :NG NG.net
こんなのもある
「ちょっと目を離したすきに、突風にあおられ
テントが飛んで行ってしまったなんてことは
マンガの世界だけにしてほしい」

すみません、ゆるキャン△ででてきましたw

893 :リーダー :NG NG.net
>>892の部分を読んで、>>890を思い出したのであった

しまりんのテントが転がってたところ

894 :リーダー :NG NG.net
『はじめてのアウトドアの本』別冊宝島264(1996)
「道具選びから基本技術までの全基礎知識!」

「ゆるキャン△」の影響かも。
別冊宝島を読んだのは二冊目である。

アウトドア派といえば外で遊ぶのが好きな人で人間好き、
そうじゃない人は人付き合いが苦手、というイメージがあるかもしれない。(なかったらごめん)
外で家族で遊びに行くくらいかと思ったら、ちょっとちがう。
たしかに外に遊びに行くんだけど、素人が急に山登りしても大変な目にあうことはあるのである。
たとえばその辺の自動車で山の車道を上るだけでも、車種によっては苦労するか、楽々行けるかが変わる。
そんなほんのちょっとの差を、基礎知識として知っているだけで、思いがけないハプニングは避けられる。

アウトドアとか、山登りとか、キャンプとか言われたら専門知識が必要な気がする。
これは名前がついていることで勝手に気後れするだけである。
ようするに、外で快適に過ごせれば難しいことは知らなくていいかもしれない。

そのために、ちょっとだけ知っているのと、知らないのでは快適さが明確に違ってくる。

外で快適に過ごし、体力を消耗しても絶景を楽しむためには、簡単に知っておくだけでもいい。

895 :リーダー :NG NG.net
「山登り」「キャンプ」「沢登り」「雪山」の説明がある。
日本全国で21か所のおすすめスポット。
8つの雑学知識コラム。
雑誌なので著者は17人。
(このタイプの本は、私には雑誌なのか、違うのかよく知らない)

・山行
「やまぎょう?」と思った。何処の山岳信仰の修行かと思ったら意味が違うっポイ。
でも読み方がわからないので「やまぎょうと読むのがおかしいな」と。
実は「さんこう」と読み、山登りの用語だとか。
・ヘキサタイプテント
ヘキサ「六角」タイプ。ゆるキャン△には今のところ出てこない。
六角形をヘキサゴンという。
魔法で有名な「六芒星」とは「ヘキサグラム」という。イスラエルの国旗にもある。

896 :リーダー :NG NG.net
アウトドアと言えば、車からテントとか調理器具を出してそこに寝泊まりしているように見える。
そうしなければいけないわけではないと思う。

自然を相手にするからか、アウトドアでは基本的に自己責任で活動する。
ゆるキャン△で施設があるように、もちろん、地域ぐるみ(?)でサポートはある。
でも個人が好きで行動するのに、他人が出しゃばったらかえって邪魔になる。
アニメにあるように、若干のルールさえ守れば、あとは自分でやるのである。
よほど危ない目に合わない限りは。

といっても、体力の消耗からシャレにならない事態になることもあるので
ちゃんとルールでサポートしてあるので、自分を守るためにもなるからルールはしっかり守ろう。

本を読んで気が付いたが、職場でブラック企業とか、いじめるだけの体力仕事が問題になっているが
これは何でもかんでもコントロールしようとするからである。
アウトドアのように、自然を相手にすることで、どこから他人が出しゃばってはいけないかを工夫できるようである。

世界中でアウトドアを楽しみたいのだから、他人が出しゃばってまでサポートするのは不可能である。
それでも安全にお出かけする。
サポートと、一人でやってもらう部分をバランスよく設定するしかなくなる。

会社でコントロールしようとしているのは、そのバランスがわかっていないからだと思った。
その証拠に、人に任せることを毛嫌いしている始末である。

話がそれた

897 :リーダー :NG NG.net
あとは、体調管理、天候についてなかなか参考になった。

水分補給のことだが、食物も含めた水分を
一日1500ミリリットル補給するのがいいらしい。
「水分ではなく、水を2リットル飲むようにしよう」といわれて「無理だろ」と思った人は多いと思う。
そういう人には朗報である。

天候とのおつきあいも大事である。
雨が降ったら即何もしたくないという根性はなくしたほうがよさそうだ。
アウトドアなら雨が降ったら、どうすごせば快適か、考えるのが楽しいのである。

テントとかが濡れたら困る、どうしたらいいかわからないまま車に積み込むなんて嫌だと思うだろう。
その場合に、どうするかはほとんど決まっているので安心していい。

余談ばかり思い付いて、ここでやっと思い出せたが、道具の扱い方はほとんど決まっている。
基本的な使い方は変わらないようだし、応用編の使い方は、無理に一人で考えないほうがいい。
アウトドアでは助け合いの精神がかなりいきわたっている。
気になっていることは全部忘れて、そのスキに明るく教えを乞うのがいい。
もし気まずい人がいたら、人と話すのがあまり上手ではないんだとすぐに思って
すみませんでした、気にしないでくださいという風にして、すぐにほかの人に聞いて
気軽に答えてくれる人だったらいいくらいのつもりでいること。
家の中に引きこもっているより、外でのびのび過ごすのに慣れれば、細かい気まずさも軽く対処できる。
家の中で細かいことばかり気にしていると、そういうことはほとんどできないのである。
外に出る方が精神的に健全である。
健全に体力を使うので、一人で慰める必要もないのだ。

898 :リーダー :NG NG.net
私がアウトドアに興味を持ったのは、いろいろ知ってないと
外で快適に過ごせないと直感したから。
キャンプを通して知ることは、まさにリアルのことだから役に立つと思う。

道具はあるが、自分が自分のやりかたで楽しむんだから、自分が考えるのである。
道具をどう使って、自分が快適に過ごすかを考えるのが楽しいらしい。
自分のことは全部自分でやる楽しみである。

アウトドア活動とは、外で過ごしたい人が快適に過ごすために道具を設置しているだけである。

家族で後楽に出かけてもいいし、一人でキャンプしてもいい。
ただ外で過ごしたいだけなので、どう過ごすかは自分で決めていいのだ。
しまりんのようにキャンプして「UFOの真実」とかいう本を読んでいてもいい。

私はゆるキャン△でじーっと何もしないのを見て、なんかもどかしかった。
私たちは、何もしないで過ごす経験をしたことがあるだろうか。
誰かに急かされて働かされていないだろうか。止まっているのがいけない気がしないだろうか。
キャンプに行けば、じーっと風景を眺めて過ごすのが許されるのである。

ゆるキャン△でぼけーっとしていても許されることに慣れてくると
日本社会の疲れる日常だけ苦しむことはなく、休憩していい場所を得ることができる。

職場での過剰労働は深刻で、無理に働かせる一方で、少しも休んではいけないような態度である。
そんなことばかりしているため、しっかりと過労死している。
職場に殺されないためにも、休憩する場所を自分で確保してほしいと思う。

899 :リーダー :NG NG.net
山のぼり、キャンプは非日常感を体験して
気分もリフレッシュできると思う。

外で快適に過ごすのがたぶんアウトドアの共通点だと思うので
みなさんも、工夫して外で過ごしてみてはどうだろうか。
人と話す必要なんか別にないのである。

しまりんのようにしているなら、一人でぼーっと過ごしてもいいと思う。
自分が楽しむためなんだから、好きに過ごしていい。
もうちょっといろいろやってみたくなったら、知識と道具をもって工夫すればいい。
手探りで遊ぶ方が楽しいと思う。

まとまらないからここまでにしよう
おわり

900 :リーダー :NG NG.net
>>897訂正
>基本的な使い方は変わらないようだし、応用編の使い方は、無理に一人で考えないほうがいい。

工夫して使っていれば、自分なりのやり方になるし、そうしているのが楽しい。
もっといい方法を知りたいなら、人に聞くなり、自分よりうまい人のやり方を知るといい。
「ムリに一人で考えないほうがいい」は間違いだった。

901 :リーダー :NG NG.net
アマゾン川の表記
細かいことを考慮すれば
Amazon Rivers
と名付けるのがいいんじゃないかとのこと

902 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:NG NG.net
数年振りにこのスレ来た
昼飯食べたし公園で本少し読んで帰るか

903 :リーダー :NG NG.net
ナマズが電気を発する理由が分かった

904 :リーダー :NG NG.net
本当に肥沃な自然があれば
木はめっさ伸びるし
動物は異様にでかくなる

905 :リーダー :NG NG.net
辻直四郎 著『サンスクリット文法』岩波全書280(1974)

やっとおわった。
ロシア語よりも変化が多い。
あまりにも変化が多すぎると、文法書では全変化を網羅するので、学ぼうにもちょっと怖気づいてしまう。
しかし、文法などをあまり見すぎると挫折しかねない。
どうしたらいいかというと、実際の文を見てしまうのである。
その結果、実際にどれが使われるかというと、だいたい決まっている。

語順は決まってないが、話しやすい言い方というものがあるので、自然と似たような言い方をする。
理屈の上では、単語がどこに来ても構わないので、文法研究は全部書いてある。
そんなの見てられない。

そこで、今日やっと気づいたことがある。

906 :リーダー :NG NG.net
複数の文法がコロコロ変わって出てきても、意味が同じだったりするらしい。
これは、時代によって言葉の使い方が変わっているからである。
どのくらいの時間で変わっていったかは、200年とか600年になるだろうか。
それくらいの時間をかけて変わっていくのは自然かもしれない。
そういえば今の日本語になってまだ100数十年なので、もしかしたら日本語の
単語の使い方もこれから変わるのかもしれない。
話がそれた。

サンスクリットの独特の文法など少し書いてみるか。

907 :リーダー :NG NG.net
英語「and」が「ca」ということは前に言った。(チャと読む)
各変化は少し多目。ロシア語より二つほど多い。

面白いのは、文章の最後の文字が「これじゃなきゃダメ」というのがあるそうだ。
他の文字になってはいけないらしい。

若干の単語がヨーロッパに似ているところがある。
「dveri:ドゥヴェーリ」といえば「扉」という意味だが、
実はロシア語でも「扉」は「dvel?:ドヴェーリ」という。
歴史はサンスクリットからヨーロッパに広がったんじゃないだろうか。
(人類の歴史は、ユーラシア大陸では西から東に行くが、
言語はそうでもない。西から東に行くはずだが、ときどき機嫌の不明な言語が見当たる。
私はアイスランドあたりが起源が途切れて感じる言語だが、サンスクリットもそうなのかな、と勝手に思った)

908 :リーダー :NG NG.net
アルファベットで書いたが、これは発音記号のつもりである。
「dvel?」のハテナは記号がわからないのでこうした。
ハテナには「b」みたいな文字がついて、「イ」の口の形で声を出さない。
ロシア語のどの本にもカタカナで「リ」と書いてあるが「イ」というつもりで声を出さない。
「Hb」のような文字で「ン」で終わらず、「ニ」で終わるイメージで「ニ」と言わないのだ。
カタカナ発音表記はハンデでしかないので仕方のないことである。
英語でもカタカナでちゃんと表現できないのに、英語よりも複雑な発音である。
ほかの言語を学ぶと、英語発音が易しそうに思えてくる。ほかの言語では「なんじゃこりゃ。
ただ雑に言ってるだけちゃうんか」と思ったらちゃんとした発音なのである。
またそれた。

909 :リーダー :NG NG.net
動詞の格変化なんてものもある。
「動作の言葉に、助詞のは、を、に、でがつくってどういうこっちゃ」と思うが
たぶん、名詞的表現「すること」などにあたるのだろうか。
私たちはついつい、漢字だけでざっくり表現したくなる。
「こういうことが事実」なんて言い方をしやすいのと似ているだろうか。
「こういうことが事実である」という人が少ない。
「事実」だけ見たらどういう文法なのか区別がないが、外国語ではいくつか区別があるので
日本人が「事実」とだけ書いたら「状況がよくわかりません」なんてことが外国では少ないわけである。

そして、それだけ変化しまくる割には、全部の言葉をしっかり書いておくようである。
前置詞がなくても、名詞の変化で状況がわかるのに、いちいち前置詞も書いておくわけである。
これだとたしかに誤解の余地はない。同じことを繰り返すわけだから。
日本人が誤解しようとかまわないから短くしたがるのとは、ちょうど逆なのである。
ここをもうちょっとよく考えれば、日本人の論理性は倍増するかもしれないのに、誰もが嫌うのでもったいない。
日本語は、実はヨーロッパと同じく変化する言語であり、アジアのように変化させなくてもいい言語である。
しかし私の経験でいえば、日本人は変化させないことで誤解を倍増しているように見える。
誰もが「人の話を感情で聞き、自分の話を客観的に発し、思考瞬発力がない」ので、誤解しかないのである。

910 :リーダー :NG NG.net
この本『サンスクリット文法』を読むのは結構つかれた。
びっちり書いてあるから、なかなか進まない。
途中で嫌になって、何回も読むのが止まった。
それでこの本を読み始めて終わるまで年単位で時間が掛かった。

私が本を読むときは「最初に一回全部読んでから、好きな所を気分で見よう」と思っている。
だが、「最初に一回」全部読むだけで年単位で時間が掛かる。
途中で嫌になって、読まなくなる。しばらくして続きを読み始める。
この「しばらく」は数カ月くらい空く。
全部網羅しただけの勉強本は、死んだ表現しか書いていないため退屈である。
すぐに嫌になるので「好きな所をパラパラ見て、全体像をイメージするようになってから
最初から読む」のがいいかもしれない。

最初からいきなり全部、記憶するようにじっくり読む人がいるが、
この人はおそらく途中で読まなくなる。
もしくは、最後まで読んでも疲れるだけであまり頭に残らないはずである。

いきなり全部見るのは、負担が重すぎるのだろう。
私は何度も疲れた。「辻直四郎のサンスクリット文法は体系的であり
学習に便利である」と聞いて、やっと希望が見えた。それまではただ疲れていた。
難しい時は無理をしないほうがいいのかもしれない。

そういえば、一昨日、ロシアTVの動画を、できるだけ理解しようとして考えながら見た。
30分ほど見たと思うが、吐き気がしてきた。
あまりにも負担が重かったのか、酔ったのである。気持ち悪くなった。
無理をし過ぎないほうがいいのがよくわかる。

テストに出ないんだから、好きなように利用して 楽しくなるようにすればいいかもしれない。

おわり

911 :リーダー :NG NG.net
ほしゅついでに
なぜか
風の話をしたので
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1519314947/347-348

912 :リーダー :NG NG.net
ロシアのシベリアは自然力を失った不毛の地である
アマゾン川の建設、都市開発、高速道路建設などなどで
有害物質が発生し、風に乗ってロシアを横断するんだそうだ

913 :リーダー :NG NG.net
犯人はスターリン

914 :リーダー :NG NG.net
ロシア、オビ川の周辺(といっても数百キロ四方だが)は汚染される
それとシベリアも
ロシアの放射能物質発生の産業活動の犠牲となるのにちょうどいいじゃん、とのこと

トムスク7、マナークという2か所で、過去に放射能汚染事故が発生した。
トムスク7は、シベリア化学コンビナートという名前に変えて汚染につながる活動を隠す。
トムスク7での事故による放射能量はチェルノブイリの2.6倍とのこと

915 :リーダー :NG NG.net
間違い。マヤークでした。

マヤーク汚染事故の場合では、近くにテチャ川があり、テチャ川に放射能物質を直接捨てたとのこと。
それからは、テチャ川付近の住民がロシアでもかなり寿命が短い。

放射能の半減期が数万年〜数十万年らしいので、マヤークの汚染は事実上で永遠につづくのである。

916 :リーダー :NG NG.net
なぜこれを長々と書いたかというと、この事実は隠されたままだったから。
1957年、マヤークの事故があり、この事実は知らされなかった。
1976年、ジョレス・メドヴェージェフが論文を書き、初めて世界に知られたそうだ。
論文『Two Decaades of Dissidemce(反体制の20年)』

よくこんなこと本に書いたなー
論文のころは問題になったのかもしれんな

917 :リーダー :NG NG.net
そうそう、これだけ抜けてた
川の自然力が衰えるのはダム建設をしたから

918 :リーダー :NG NG.net
ビクトリア湖付近にあるパピルスがほぼ壊滅

ビクトリア湖はアフリカにある湖で、世界に3番目くらいにでかい。
コンゴ、タンザニア、ケニアでメルセデスペンつのマークのように三つの国の境目が貫く

パピルスは古代エジプトの紙に使われた植物だと思う(書いてないけど、きっとそうやろw)
パピルスで神が作られないのはこのせいかも
世界的に有名な博物館かどっかで、一枚だけ作ってたと思うがよくわからん

ちなみに当時のパピルスなら博物館に展示していると思う
興味ある人は見に行ってみては、といってもヨーロッパにあると思うがw

919 :リーダー :NG NG.net
メルセデスペンつ(笑)→メルセデスベンツ

920 :リーダー :NG NG.net
スーダンにスッド(湿地帯の名前)がある。
北西あたりにある川の名前がアフリカの言葉じゃなくてアラビア語やろか
バフル・アル・アラブ(アラブ川)

スッドから南に川が伸びてビクトリア湖がある
(細かい地形は省略しておく)

921 :リーダー :NG NG.net
スッドには蚊だけでも50種類いる

イヤすぎ

922 :リーダー :NG NG.net
ドナウ川
ケルト語donとnaが「二つの川」という意味らしい
ドナウ川沿いの国々ではどれも、このケルト語に似ている呼び方をする

ドイツ語の「雷鳴」「もみの木」「粘土」から来ているともいうらしいが、辞書を見たら

粘土der Ton -s; der Lehm -s

なんでやねん
(-sは複数になる場合)

923 :リーダー :NG NG.net
雷鳴der Donner ; der Donnerschlag
もみの木die Tanne -n

(-nだけが複数の場合)

こっちは似ているのでわかる気がする

924 :リーダー :NG NG.net
der Donnerchtag ・・e

(・・eは複数のつもり。
辞書はーの上に・・(ウムラウト)がつくがここでは書けないと思うので)

925 :リーダー :NG NG.net
松村一登『CDエクスプレス フィンランド語』

スカンジナビア半島の国の言語である。
つい最近、テレビの「こんなところに日本人」だったかで、フィンランドが出てきた。
そこにいる日本人女性が「フィンランド語はほかのどことも違う系統の言語」と言っていた。
私はもっと前からこの本をちまちまみてて、今回ちょっと集中したら読み終った。
【独特の文法】
名詞の格変化がなんかしらんが多い。
主格、対格、属格、分格、内格、出格、入格、奪格、向格
分格:複数の物の名前が、複数形にならずに分格になるとか、
   接続詞などいろんな言葉との組み合わせで、格変化がコロコロ変わるので
   これはロシア語と同じである。細かいことはさっぱり
内格、出格、入格、接格、向格:(中)で(中)から(中)へ(上)に(目的地)へ
   となっていて、前置詞を使うところが、格変化で表す。
形容詞は名詞と区別がない
と宰相が言ってました、じゃなくて書いてありました

926 :リーダー :NG NG.net
前置詞のところが格変化だが、前置詞は存在する。
これはロシア語と同じ。
どっちで表すかで、音の調べが違うとか、ニュアンスが違うとか、そんなところかと。
入門したばっかりの人は、あまり深く考えずに、どういうかを考えながら見ていれば
数回、同じところを行ったり来たりすると思うんで、そうしているうちに覚えるんじゃないかと。

ほんとうにさっぱり知らない、ゼロからやるときは、とにかくそういうもんだと
心が落ち着かないと考えること自体ができないからね。
初めて見て、わかるかな、不安だなと思うが、こういうリズムで音楽的に意味は意識して読むと
やっぱりこういうんだと、心が思うようになる。
それから初めて入りやすくなってくると思う。

さて次。

927 :リーダー :NG NG.net
フィンランド語で「フィンランド」というときは「Suomi:スオミ」という。
なんでフィンランドの外ではフィンランドというのかは知らない。
実は、こういうことは世界の言語で当たり前に起きる。

たとえば、オランダは英語で「ホーランド」か「ネザーランド」といっているが
オランダ語で「オランダ」は「ネーデルラント」という。
エジプトで、アラビア語で「エジプト」と言いたいときは「ミスリ」という。
どうやら、どの国も自分では独特の呼び方を太古からやっているようである。
世界はなぜか(主に英語で)そのような呼び方を避けるようである。

余談だが、私たちが「イギリス」というのは日本だけである。
なんでイギリスと呼ぶかというと、フランシスコ・ザビエルじゃない誰か宣教師が
スペイン人で、英国のことをスペイン語で「イングレス」というため、日本人がイギリスに聞こえたと言われる。
日本人は常に外国語を聞き間違う。以上、余談でした。

928 :リーダー :NG NG.net
そして、有名な曲がある。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」Op26:カラヤン/ベルリンフィル
https://www.youtube.com/watch?v=w-zvvBEZXzA

高校の音楽の教科書を見たら、楽譜が合唱の一部(?)だけ載ってたが
「おお、スオミよ」から始まっていた。

おわり

929 :リーダー :NG NG.net
ドナウ川
日本のコンクリ川
のようだ

(コンクリート)

930 :リーダー :NG NG.net
ドナウ川
日本のコンクリ川
のよう

これでよかったか
まだまだやな

931 :リーダー :NG NG.net
ガンジス川

932 :リーダー :NG NG.net
菅沼 晃『サンスクリットの基礎と実践』平河出版社(1980)
この書き込みと同じ本である。
https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/siberia/1446361536/779-783
このときはちゃんと読まず、見た目、どう見えるかだけを気にして
一気にパラパラめくっただけで済ませた。
後半の読解実践は見てないから2日で終わった。

今回、最初からちまちま読んで、今日終わった。
ページ数はそんなに多くないため、コンパクトに収まっている。
岩波全書の「サンスクリット文法」は小さい本なのに、詰まりまくっていて読むのに疲れた。
それよりも、今回の本が読みやすく、今の様なわかりやすさを重視した書き方なんだろう。見やすかった。
今の様なわかりやすさの押し売りレベルに、情報を排除するようなことはしてない。
昔の本は、今のように必要以上に情報を少なくする意識がない。
本がどんな出来上がりになるかは、著者の能力と、著作の方針によって左右されるだろう。
現在の非常に易しい著書は、易しさの押し売り。
本を作る側が、読者がどこまで理解できるかの余計な詮索により、さっぱりわからないため
どこまでも情報を少なくして、読者には非常にわかりやすいなどと言っている。
実際のところは、作成側が管理しきれていないだけである。
これは、自分が書いた文章を読むと、他人がどこまで理解するか少しも理解していない証拠である。
だから作るほうの立場だけで本が出版されている。
どうすればわかってもらえるか、チェックすらもできないので、とことんまで易しい分にしないと
書いた方がわからないだけである。

933 :リーダー :NG NG.net
前にも書き方の法則を少し語った。
サンディとか、変化が多いとか。
もう一つあるのは、階梯変化というものがある。

チョット説明すると、どの文字を使ってどんな音になるかによって段階がある。
どの音にするかで、読み手、聞き手は受け取りやすさが変わってくる。
単語が全く同じでも、文字を変えて、違う聞こえ方をするだけで、人は苦労なく認識できるという、不思議な現象がある。
ちょっと音楽的かもしれない。

たとえば、「や、ま、な、い」などを言うのは弱く、人は認識するのが難しい。
「さ、あ、おー」英語の発音記号で「ae」のような大きくはっきり言える音などは非常に伝わりやすい。
「た、か、ぱ、っが、」などという音にすると、読み手、聞き手は苦労なく認識できる。

「い(i)」というよりも「yi(や、い、ゆ、え、よのい)」というほが弱いとか。

ようするに、はっきり聞こえたほうが苦労なく認識できる。
それは法則になっていて、世界中のどの言語でもいくらかそうなっている。

日本語もそうなっているが、意識している人はほとんどいないだろう。

934 :リーダー :NG NG.net
聴き慣れない話かもしれないので、説明しているが、
意識したこともない話で、新鮮ではないだろうか。
「日本の古語には完了形があったが、今はない」といわれるらしく、
現代日本語は、今の言葉遣いになってから、半分以上の意味が表現できなくなったのではないだろうか。

では、階梯変化のことだが、今言った聞き易さの書き方が決まっている。
それが三段階で勝手に出てくる。
辞書に載っている単語は、不定形といって、「行くこと」みたいに「こと」とつくような言い方だけである。
たいていの言語で「行きたい」というとき、無理に日本語で言えば「したい 行くこと」と並べて「行きたい」と訳することが多い。
日本語の「行きたい」ではわかりにくいが、語順が違うだけで同じかもしれない。
「行き(行くこと)+たい」と書いているように見える。
「行きと帰り」ともいうが、厳密に区別すれば「行く動作」か「行く状態」かで文法を変えるべきだが
それを意識しない人の方が多いだろう。
このように、現代日本語(今私たちが話す言葉)は細かい区別が廃れているのではないだろうか。

935 :リーダー :NG NG.net
サンスクリット語の階梯変化は不定形(〜すること)が辞書に載っているらしいが
実際には上記のように不定形じゃないことも同じくらい多く、
聞き易くするために勝手に言い方が変わる。

不思議なもので、極端な話、意味を知らなくても音が違うだけで
強く心に入ったり、弱く心に入ったりして、あとの記憶の残り方が変わったりする。
必ずそうだからというわけじゃないと思うが、弱、強の変化で弱く見せたり、強く見せたりしている。

その三段階の階梯を「原型」「グナ」「ヴリッディ」という。
単語が場合によって、三段階に変身すると思えばいい。
ドラゴンボールのフリーザが三段階に変身する「この意味が解るな?」と言ったようなもの、ではないか。

936 :リーダー :NG NG.net
サンディ、変化、三段階の階梯、文末の文字がなぜか指定されている。
これで書き方がコロコロ変わって、邪魔臭い。
法則をまじめに勉強する日本人は、もうこんなの二度と見たくないと思うかもしれない。

この場合には負担を軽くする工夫をするしかない。

実際の文章を見て、どうなっているか考える。
それを言えるようになって、それから法則を考える方が負担が軽い。
ある程度理解したら、自分でも作れるようになる。
取り敢えず、簡単なことを作るだけならこれでいいかもしれない。

法則がありすぎるので、学校みたいに全部当てはめているようでは
単語一つの理解で1時間かかるかもしれない。
(学校のやり方は、人の理解力をわざわざ落とすようなやり方である)

できるだけ早く何かしたいので、負担が軽い、易しいことを先にやる。
法則は最初に数回、パターンがある気がするまで見る。
なんとなくこうかな、と思ったら、すぐに実際の文を見る。
いきなり意味を確認しつつ音読、だいたい慣れてきてから、法則。

あとは自分の好きなように、法則の確認と、音読をいつ切り替えてもいい。
ある程度言えるようになるには、どうせどっちもやらないといけない。
読んでわからないと聞いてもわからず、しゃべってみないと聞こえないのである。

なんか学習方法になってしまったが、ポイントはこれだけ。
法則が多すぎて混乱するときは、いきなり実際の文(結果)から見てしまう。
読めれば聞いてわかる。しゃべれると聞き取れる。

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