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オマツ物語 短編集

1 ::2011/01/08(土) 20:49:19 .net
大松崎 唯芳 (オオマツザキ タダヨシ) 通称 「オマツ」が繰り広げる
短編集。

まずは読んでみるべし・・・

2 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 20:53:03 .net
その昔、数十年前におきた、奇跡の悪戯の真相にせまる
あの不朽の名作(糞の音階)をリメイク
ディレクターカット版でお楽しみください


3 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 20:59:00 .net
あれはそう、秋も深まり、もう10月になるというのにセミが鳴いているという狂った残暑の年だった・・・
大松崎は腹を壊していた、昨日食った「さっぽろ一番(塩)」が腐っていたのだ・・・・・・
中学2年の育ち盛りに、母親が家を出て行ってしまった為、ろくな飯が食えないでいた。
インスタントラーメンという、数十円で食える極安の食事しかとれない日が結構あった。
しかし彼は、インスタントラーメンのサッポロ一番(塩)が大好物であった。
なのでそういった生活は、そう苦ではなかったが、昨日はそれを 買う数十円さえ無い・・・
見るに見かねた、友人の芥辺が、数年前の上棟式で振舞っていた、道端に落ちていた
やつを拾ったインスタントラーメンサッポロ一番(塩)が家の物置にあることを思い出し
大松崎の家に 持っていってやったのだった。 数年前というところが塩ではなくミソである。


4 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 21:01:33 .net
なにもすることのない夕方だった、勉強はおろか宿題さえまともにしない
大松崎にとって、夕方ほど暇な時間帯はないのである。
早い夕飯だった・・・ 夕方の五時ごろだろうか
ろくな飯を食っていない大松崎 (通称オマツ)は 胃袋が小さくなっていて
インスタントラーメン一杯で満腹になり寝てしまった。
しかし、夜の11時頃だろうか、強烈な腹の痛みに目が覚めた。
「うっ、はっ腹がっ!!!(;O;)」 便所に駆け込もうとしたが
水のような糞が既に踝のあたりまで流れ落ちていた・・・
秋というのにまだ残暑・・・ これが幸いし、すぐに外に出て下半身を洗った
しかし、水だった為、また下半身をひやしてしまい、ものすごい下痢が再びオマツを
襲った!!


5 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 21:03:14 .net
正露丸さえ備え付けていないオマツの家で、この下痢を止める術はなかった。
このままでは脱水症状になると思った大松崎は、くさい水道の水をがぶ飲みした!
しかし下痢には、水は大敵であり、飲めば飲んだだけ
直通に出てしまう・・・
彼のアナルはもう限界に達しようとしていた!


6 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 21:04:50 .net
一晩中、下痢で苦しみ続けたオマツだが、数時間後には夜が明け、朝になっていた。
下痢も段々収まってきていた。
学校を休もうかとも思ったが、彼の唯一のまともな栄養源である給食が
あった為、休むわけにはいかなかった。
登校の途中で、一豊という同級生に会った、一豊はオマツの財布代わりであった。
つまりはたかっていたのだが・・・・
通学路の途中にある 小堀パン屋というパン屋に寄って、極大パンを一豊に二つ買わせ
朝飯とした大松崎は 少し体力を回復したようだった。

7 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/08(土) 21:06:58 .net
パンを食いながら学校に行くと、その日は3、4時間目の2時限は体育だったのを思い出した。
3時間目の体育が始まる前に体育教師の宇治田健、通称
「ウジケン」に申し出て、見学を許されたが、あまりの体調不良をウジケンが見抜いたのか
教室での自習でいいということを言われ、グラウンドには出なくていいことになった。

これがオマツの不幸の始まりであった・・・・・ ラストへ続く


8 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 08:41:38 .net
プロローグに続いて、 第一章  奇人「秋樹」  

秋樹という男がいる、凄く痩せた男だ。
頭が尖っている、まるでピラミッドかオムスビの先端のような頭だ。
額が狭く、卑屈な顔つきで、唇はへの字にひん曲がってる。
そして 「キィーーーーー」っと奇声をあげるというまさに
奇人であった。
彼についても、前日から話さねばなるまい・・・・・



9 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 08:42:51 .net
秋樹には祖母がいた。
百姓をリタイヤし、年金生活で隠居していた。
自分で使うところもない年金なので、日に50円ほど
秋樹とその妹に小遣いとして あげていた。
その日も秋樹は50円をもらって、近所の駄菓子屋に行こうとしていた。
しかし、芥辺が遊びにやってきて、駄菓子屋は後回しにされてしまった。


10 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 08:44:29 .net
秋樹は、芥辺と隣町に入ってしまうほどの奥地に遊びに行ってしまった。
町境のその場所は現在は公道が整備され、あの鬱蒼とした森は今はないが
当時は、帰らずの森かとも思わせるような森が、町外れに 点在していた。



11 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 08:46:49 .net
芥辺にとって、秋樹はおもちゃでしかなかった。
この日も秋樹は、芥辺にジャイアントスイングで
振り回されたり、エルボースマッシュや、インディアンデスロックの
プロレス技を掛けられていた。

そしてどこかの百姓の庭に巻かれていたトラロープに振られた秋樹は
反動で戻ってくるはずのお約束をやぶり、ラリアートを食らうのを 逃げた!
そして近くにおいてあった自転車で家に逃げ帰ろうとした !!

「畜生! いつもいつも俺を痛めつけやがって、家に逃げて引き篭もってやる」

こう思った秋樹は猛烈なスピードで家に向かって逃げ出した!


12 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 08:48:09 .net
こんなこともあろうかと、芥辺は秋樹の5段変則の自転車の
変速機のワイヤーを切断していた。
しかも一番小さいギアに設定してからである。
つまり、スピードが乗ってきてから切り替える、トップギアに最初からなっているのだ!!
秋樹は、ギアチェンジができず、重いペダルを必死でこいだ。
しかし、芥辺はすぐに追いつこうとしていた。
だが秋樹はやせ細っていた為、パワーウエイトレシオが抜群!! 結構スピードが
乗ってきた!!!
「ふっ! このまま撒いてやる」 そう思った秋樹は、道から外れて畑道に入り込んでいった
その瞬間、芥辺は視界から秋樹が消えたのを確認した。
「なんだ??秋樹が神隠しにあったのか??!!」
そう思った芥辺は秋樹が消えた場所までたどり着いた。

そっそこで見たものは、驚愕の事態にぃいいいいい!!!!!!

13 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 09:27:40 .net
それから、どしたの?

14 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 09:29:16 .net
芥辺は、秋樹が消えたところへ行って、震撼した!
ものすごい悪臭の底なし沼に首だけ浸かっている秋樹がいたからである・・・
「おい何やってんだ?!」
「肥溜めに落ちぢっだんだ・・・だずげでぐでーー・・・」
糞の粘度による摩擦で、なんとか浮いている秋樹であったが
足がつかない深さの肥溜めなので、もぐってしまうのは
時間の問題であった!

15 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 09:30:26 .net
しかし・・・
そこはそれ、悪魔のような男の芥辺である。すぐに助けようなどとは思わなかった!
「とりあえず誰か呼んでくるわ」
そう言って、人家のある方に自転車で走っていってしまった・・・

秋樹は、「このままでは死ぬ!」 そう直感した!
「なんとかしないと!」 秋樹はあせった、周りをみわたすと藤ツルが
肥溜めに伸びてきていた!
秋樹は藤つるの葉っぱをつかみ、そーっとたぐり寄せ、それを伝って
肥溜めの際までたどり着いた・・・


16 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 09:31:33 .net
「助かった!!」そう思って淵からあがろうとしたその時、突然の雷雨が発生し
バケツをひっくり返したような大雨をくらってしまった!!
秋樹は、淵にかけて上がろうとした足がすべり
また中央付近に落ちてしまった! どっぼーん!!
藤つるも切れてしまい、もう掴める物は何もなかった・・・
「中学2年で死ぬのか・・・ しがも肥溜めで・・・ そんな人生ってこの世にあるんだな・・・」
そう思いながら、底なしの肥溜めで死を待つ秋樹であった・・・


17 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 11:09:58 .net
いくら残暑とはいえ、日が暮れるのは早くなっている
秋樹が肥溜めで発見されることは可能性として低くなっていた 。
しかし悪運は持っていた秋樹である、ちょうどその日、汲み取りを終えた
百姓が、肥を夕方遅くになってから運んできたのである 。
「ドボドボドボ?」
口まで浸かっていた秋樹の頭の上から糞が降り注がれた !
秋樹は、最後の力を振り絞って、顔を上に向け
「糞をまぐんじゃねぇよ!!早ぐ助げでぐれ?!!!」っと叫んだ

百姓は 「糞が喋った!!何て事だ!!」 とは思わなかったと思うが

秋樹の後日談では、「何してんだ、そんなところで?」と言われたそうだ
その百姓の持っている牛にロープを付け、秋樹の体にも巻き付け
引き吊りあげた! 九死に一生を得た秋樹であったが、ジャージのズボンが
脱げ落ちて、パンツ一丁になっていた。
どうせ体中糞まみれである、ズボンなんてどうでもいい、秋樹はそう思ったが・・・


18 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 11:11:24 .net
しかしすぐに秋樹は、大変なことになった事に気づいた
ズボンに小遣いが入っていたのだった!しかも妹の分と何日も前から貯めた分まで!!
いまさら、肥溜めの底に潜ってしまったズボンを取りに行く気にはなれない・・・
今日の小遣いはどうなってしまうんだ? !!!
実は、今日だけ限定のプロ野球チップス(選手のカードがおまけについている)が発売される日だったのだ。
何日も前から、小遣いを使わずに貯めておいて、何個も買おうと思っていた楽しみの日である 。
悪魔のような男の芥辺が来なければこんなことにはならなかった・・・
いつもそうだ、あの男が疫病神なのである、そう秋樹は思っていた

しかし、駄菓子屋は7時で店終いしてしまう。さらには金もない。どうすることも出来なかった・・・
助けてくれた百姓のおっさんから、ホースで水をかけられ、糞を落としながら途方に暮れていた・・・

しかしこの後、奇人秋樹が本領を発揮するのであーーったーーー!!!!


19 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 11:12:25 .net
それからそれから???

20 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 20:45:11 .net
体から、糞がほどなく落ちる頃、秋樹は足りない頭で悪知恵を搾り出していた。
どうしてもプロ野球チップスを買わなければ・・・

「そうだ!うちの婆を騙してもう一度、いやっ、一週間分の小遣いを前借しよう」

それしかないと思った秋樹は、糞が落ちるや否や、礼も言わずに例の五段変則の
トップギアにしかならないチャリンコに乗り込み、家へ一目散に、猛スピードで帰るのであった・・・


21 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 20:45:56 .net
秋樹が死にそうな目に遭っていたころ、芥辺は自宅で夕飯を食っていた
秋樹が何事も無かったかのように・・・ そういう男であった・・・

さて秋樹はというと、プロ野球チップスが買いたくて、一目散に家に向かっていた
ちょうどこの日は、秋樹の両親は農協の集まりに行く日であって、家には遅くならないと帰ってこない日であった

祖母しかいない夕刻、奇人秋樹が狂気を発揮するには絶好のシチュエーションであった・・


22 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 20:47:15 .net
秋樹は、家に帰るなり、祖母に 「小遣いぐれ??」と異様な言い方で迫った。

しかし祖母は 「今日の分はもうやったっぺ、明日にまたやるがらな」 と
保護者としては真っ当な言い分を言った。

しかし、秋樹は、「 給食費の一部を落としちまっだがら、自分の小遣いで補填したんだ」
「だがら、その小遣い分をおばあちゃんがちょうだいよ! あどで、お母ちゃんがおばあちゃんに返すから・・」
これが中二の精一杯の嘘であった・・・

いつも嘘と狂言、奇怪な行動の秋樹であった為、信じてもらえるはずもなく
「おがーちゃんが帰ってきでがらでもいいべよ」 と言われてしまった・・・


23 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 20:48:32 .net
頭の弱い秋樹は、これ以上の交渉はできなかった。
後は力技しかない。
しかし秋樹はそういうタイプでは無かった 。
学校でも非力な奇人。
人から奇怪な行動を取って笑いを誘っている天然の奇人であった ・・・

家では??
家でもそうであったが、今回ばかりは別であった。
彼を突き動かす衝動
それは、プロ野球スナック! なぜ彼がそんなにこの御菓子にこだわるのか
それは・・・・


24 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 21:42:50 .net
ワールドメイトの方が寧ろSF要素が豊富で多いですよねー!?♪。

25 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 22:18:08 .net
それは・・・やはり悪魔のような男、「芥辺」との絡みであった。
悪魔のような男は、秋樹が欲しがるおもちゃをいつも持っていた。
秋樹があまりに借りたがるので、幾度となく貸してやった。
しかし、戻ってくるおもちゃは、いや戻ってくるものも無かった事もあった。
戻ってきてもグチャグチャ、それはわざとやっているかのようでもあった。
悪魔のような男もびっくりするような悪行であった。
元々悪魔のようなと呼ばれる男である、親しい友人と思えばこそのおもちゃ貸与であった 。
それをないがしろにしたのである。
悪魔が復讐を誓えばどんなことになるのか
想像すれば答えは簡単である。



26 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/09(日) 22:20:28 .net
芥辺からのどんな仕打ちを秋樹が受けたのかは具体的にはわからない。
しかし、秋樹が何か見えない鎖で雁字搦めになっているのは確かだった・・・・・
さて、今回と言えば、プロ野球スナックにこだわっている秋樹であるが
それは、芥辺にどうしても返さないといけないカードがあったからである。
しかし、現在のようなネットでオークションとかをやっていない時代である。
ひたすら買いまくって、好きなカードを当てるしかなかった 。

秋樹は悪魔のような男から借りた柴田のカードをまたもやぐちゃぐちゃに折り曲げてしまい
弁償をせまられていた。秋樹が無理だというと、いつにも増して悪魔のような男の・・・・・・が
すごいことになっていたのである。

その一つが野グソの写真である!


27 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/10(月) 20:04:04 .net
秋樹は野グソのプロとも言える天才児であった!
その手口はこうだ。
まず、篠竹の藪を探す。
これがカーテンの役割をする。
もし無ければ、昔の田舎である、畑があるとこまで行けば誰もいないから
何も気にせず用を足せる・・・
そしてカバンからノートを取り出し、糞をしている間に二枚くらい破き
くしゃくしゃにする。
糞が終わったらしゃがんだままの姿勢で少し前に移動。
ここでさっきのくしゃくしゃノートの出番だ! これでけつを拭くのだ!!
そして何事も無かったかのように、自分の糞を田畑に撒き散らして帰るのであった。

しっしかし、この一連の行為の最中に芥辺が一緒にいたのが難点だった・・・
芥辺は、いつも小さめなバカチョンカメラをカバンに仕込んでいたのである

秋樹の野グソの決定的瞬間をカメラに収めてしまったのだ!!



28 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/11(火) 08:13:49 .net
芥辺は、秋樹が糞をひねり出している瞬間の写真を
2、3枚現像した後、ネガは保管した。
そして1枚を秋樹に見せ 「 これをばら撒かれたく無かったら・・・わかっているな 」と
元々犬のように扱っていた秋樹にさらに足かせを付けてしまった!!

話は戻るが、今回のプロ野球スナックのオマケをどうしても手に入れなければならなかったのは
間抜けな野グソの瞬間、しかも一本糞の瞬間の写真、そしてノートでケツを拭いている写真を
ばら撒かれてしまうからであった・・・・

29 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/12(水) 09:44:55 .net
悪魔のような男、芥辺は、やってしまうのである!
本当にやってしまうのであった・・・・

普通ふざけて言っていることであって、実際にはやらないような悪戯を本当にやってしまう男であった!

秋樹はそれを痛いほど知っていた。
今回の写真ばら撒きの事も、明日の朝にカードがそろってなければ 間違いなくばら撒かれるのは必至だった 。
あの間抜けな格好の写真、あの写真だけは絶対に他人に見せてはならない。
きっと大人になっても 、死ぬまであの写真の事は語り継がれてしまう。
アホな秋樹でも、B型で先が読めない秋樹でも
この未来の予想は、頭の中に はっきりとビジョンが浮かぶのだった・・・・

30 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/12(水) 09:46:32 .net
いきあたりばったりの動きしかできないB型の性格の秋樹だが、 何故かこの時ばかりは
数十年先の自分の姿が脳裏にはっきりと浮かんでいた!
あの未来の自分になるのだけはなんとしても阻止しなければならない。
なんとしても!!
こう思った秋樹は、糞臭い体を震わせていた・・・・
「糞婆・・・いつもボケた事言ってやがるくせに、なんで今日は冴えてるんだ?!」
「しかし、この婆しか、俺の生命線はないんだ!なんとしてもこの婆から金を・・・」

こう思った秋樹は、実力行使に打って出た!

「 ババァ、いいから金を出せ、千円でいい、いや五百円でもいいから出せ!! 」

一秒で半額にディスカウントとは秋樹も太っ腹だってなこともないが・・・

祖母は 「一日にやる分は決まってっぺ、そんなにやれるわげねぇべよ」と言って
全く受け付けない

ついに秋樹はキレた!!


31 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/12(水) 20:06:32 .net
秋樹は走った! 家の裏のほうに!!
その動きは、いつもの秋樹ではなかった、速い 速いのである

まさに神速、神速であった!!

秋樹が裏の物置に走っていくと、なんと12センチ角のバタ角と呼ばれる角材を持ち出し、肩に担いで
走り戻ってきたのだ!! そのスピードたるや、加速装置を備えている002かと思わせるほどだった!
そして
縁側に座っている祖母に向けて、角材のラリアートを一発!! ズカッ!!!
祖母は横に倒れこむようによけ、狂気の一撃はなんとかかわした!
秋樹がバタ角をまた後ろに振り上げた、二撃目が来る!!
寝たままだと、打たれてしまう、そう思った祖母はいきなり起き上がってしまった!
秋樹は、もろにバタ角を叩きつけるつもりはなかった、はったりだったのである。
寝ている祖母の上をかすめるように、家の壁に叩きつけようとしたのだった、しっしかし!!

実に不幸なタイミングである!!
急に起き上がった祖母と、空を切ろうとした秋樹のバタ角が
ジャストミぃぃぃいいいいーーート!!!!
祖母の喉から胸に掛けて、角材のラリアートぐあああああああ!!!

「ほげぇぇええええええ!!!!」 倒れこむ祖母!

こうなったらもう止まらない、狂気に飲み込まれた秋樹は、なんとうつぶせに倒れこむ祖母に
上からの連撃を打ち込んでいくのであった!!

32 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/12(水) 20:08:26 .net
喉の痛みと、息がすえない苦しさで、うつ伏せに倒れこんだままの祖母・・・
セムシのように丸くなっている背中に角材を叩き込む秋樹!

地獄の一画には、こんな光景があるのかもしれない・・・・・

6発目あたりだろうか、顔から腰までが地面にべったりついている祖母の姿があった 。
秋樹も疲れたのか、角材を放り投げた。
動かない祖母、息を切らしている秋樹、1分ほどこの状態でいただろうか
秋樹が息が整ってきて、祖母もダメージが回復してきたのか、立ち上がろうとしていた。
あごから血が流れている・・・ しかし決定的なダメージは受けてないようだった
さすがは百姓! 体が鍛えられていた!! 完全に立ち上がった祖母には
奇跡が起きていた。
なんとその姿が、驚愕の事態にぃいいいいいいい!!!


33 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/13(木) 08:52:50 .net
続きヨロシク

34 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 20:32:44 .net
殺してしまったか・・・ 秋樹はそう感じていた。
しかし、祖母は蘇った! 冷静さを取り戻した秋樹は、胸をなでおろした 。
いくら奇人でも、祖母殺しをしてしまってはまずいと思ったのだろうし
現代の家族殺しのような、猟奇的な事件にまで発展する家庭内暴力は
当時は少なかったからである。
しかし、あごから血を流しながら秋樹に向かって歩いてくる祖母に驚愕の変化があった 。
なんと秋樹より背が高くなっているのだった!
「むぉ?! とっくに抜いているはずの背の高さが逆転??どういうことだ?」
秋樹は混乱するが、よく見ると、丸まっていた背中が真っ直ぐに!!!
秋樹が角材で丸まっていた背中をまっすぐに伸ばしてしまっていたのだ!!
しかも、怒りのアドレナリンで、祖母がパワーアップ!

一合を噛み合せられる間合いに入るや否や、祖母の逆襲が始まったのだ・・・・

この後、秋樹vs祖母の仁義無き決闘が始まるのである

35 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 20:35:09 .net
秋樹と祖母、その距離は腕を伸ばせば掴める距離まできていた。
しかし、祖母の百姓の血が、素手の戦いを拒んだ!
昔の百姓一揆の時の 血が、DNAが、耕作時に使う道具を使えと言うのであったのだろう!
そしてババァは
右脇に生えている、ねむの木に立てかけてあった立ち鎌をすばやく取ると
右から左に、上から下に、袈裟懸けに振り下ろした!

「むぅおっ!!」 バックステップでかわす秋樹!

「 こっ殺す気か? くそババア!!」 恐怖を覚えた秋樹 !

今度は左から右へ、腹の位置を平行に胴であった!
しかし、二撃目が来る前に 祖母につかみ掛かった秋樹は、鎌の位置より中に入っていた為
柄の部分が右わき腹を直撃、鎌でなかったのは不幸中の幸いだったが
棒のレバーブローがもろに入った!! 「んごぉあ!!!」
悶絶する秋樹!!


36 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 20:37:01 .net
うずくまる秋樹に、立ち鎌は捨てて、近寄る祖母・・・
首根っこをつかまえると、砂利の地面に数回、秋樹の顔を打ち付けた!

「ぐわっ!!」 鼻血が出る秋樹、祖母は秋樹の体を仰向けにすると
馬乗りに!!
なんと今で言う「マウントポジション」である!

祖母の張り手ショーが始まった、ビンビンビビンビン ビビビン!!!

往復びんたではない、両手を使った張り手である。
ガサガサの手ではたかれるビンタは、普通の手より効くのであった・・・

気が遠くなる秋樹・・・しかしここで終わらないのが、奇人秋樹だったのである !



37 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 20:39:23 .net
祖母も疲れてきた、秋樹も気絶寸前だった為、祖母もKOしたと思い
立ち上がろうとした。

その時!! 祖母の着物の胸倉を掴む秋樹、まだKOされてはいなかった!

右手で、祖母の着物を掴み、起き上がりざまに、左手で祖母の右わき腹をカギ突き!!

しゃがんだ状態だったので、あまり効かなかったが、年寄りにはそれでも
堪えたのだろう、うめき声があがった!

「 うげぇぇぇぇえええ!」 祖母の顔が歪む

その隙に立ち上がった秋樹、またまた左のカギ突きであった!!そして
連打、連打、連打、うずくまる祖母、もう祖母の戦闘力はほとんど残っていなかった・・・

勝った、ついに秋樹は勝ったのである。

そして、なんと気が狂っている秋樹は、ノックダウンしている祖母に向かって、小便をしだしたのだ!!!
生暖かい小便が頭からそそがれる・・・
だが次第に冷たくなる小便に、朦朧とした意識が戻ってきていた。

「ん?この感覚、この匂いは、そして次第に冷たくなるこの現象は???!!!」

「 なぁにをしてくれてんだこのガキゃーーーーー!!!」

怒鳴り声をあげる祖母だったが、ダメージが大きすぎてもう動けなかった ・・・

38 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 20:40:33 .net
断末魔の叫び声をあげている祖母に対し

「いい加減に、金をくれよ、ばばぁ」 秋樹が言うと
祖母は「金は郵便局に積んできたから、次の年金がこないと無いんだよ」・・・・・

秋樹は、このババァは・・・だったら早く言え!!今までの死闘は一体何だったんだよと
絶望感と虚無感に襲われた・・・

もうおしまいだ、明日にはあの写真を、あの痴態を学校中、いやあの悪魔のような男だ
町中にさらすに違いない・・・

終わったな・・・俺

そう思った秋樹は、糞臭い体を洗う為、五右衛門風呂に向かった・・・・


39 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/15(土) 23:54:22 .net
それからそれから?

40 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/17(月) 09:14:11 .net
続き続き!

41 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/22(土) 09:38:46 .net
早くしろよ

42 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/24(月) 20:40:58 .net
マジ早くしろよ!

43 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/27(木) 14:13:21 .net
終わりかよ

44 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/27(木) 14:54:55 .net
本当は ばっちゃとちゃぶ台かこんで手前みそしるといきてー おまえは蜜柑 だ 忘れるな しるか

45 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/01/29(土) 20:33:08 .net
続き早くしろよ! ハマっちまったんだよコラ!

46 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:46:13 .net
秋樹はいい、秋樹は・・・・

祖母はどうなる?、秋樹の身勝手な理屈で、叩きのめされ、小便まで掛けられた
こんな屈辱は、生まれてこの方なかったであろう・・・

秋樹が、五右衛門風呂でへこんでいる頃、祖母は歩き出していた
家の裏から続く、忍者道か獣道のような
細い山道をどんどん歩いていた、そしてその目は意を決していた


47 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:47:39 .net
その山道は、町の心霊スポットもある険しいところであった。
廃工場もあり、そこの工場を潰した社長は自殺した場所とも言われていた。

その道を通るということは、死ぬ事を決めてたと言っていい。
しかし、なんの道具も無い、手ぶらで歩き出していた為
どうやって死のうか祖母は迷っていた。
迷って歩いてはいたが次第に
山道を抜け、平地に出た、そこには小川が流れていた。
その小川は、一級河川の隣にあるどぶ川である。
入水しかないかと祖母は思った、ここに行き着いたのは入水自殺しかないってことだろうと・・・

どぶ川の端っこに立つ、秋樹の顔が浮かぶ、秋樹の顔が、あの声が浮かんでくる・・・・
実の孫であった・・・しかし、あの狂った男が孫なのか?

あと一歩踏み出せばこの川に落ち、死ぬだろう、しかし、あの馬鹿孫の秋樹の事を思い出すと


48 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:48:20 .net
「死っ死ねるか!! やっぱり死ねない!! あのキチガイ孫にこんな真似をされたまま死ねるかぁ!!」

そう思った祖母はどぶ川に向かって雄叫びをあげた!!!

「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」


49 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:50:43 .net
祖母は秋樹に対する復讐を誓い、どぶ川に背を向けた。
とっその瞬間、ガマ蛙が祖母の足下に跳んできて、ガマ蛙を踏んだ瞬間!

「ずるっ!!」 足を滑らした祖母は、どぶ川に頭から落ちてしまった!!

「どっぼーん!!」 しかし、そんなに深くないどぶ川だったため、一度底まで落ちた後
浮上することができた。
「ブッハーっ!! 、死ぬかと思った」 顔を水面に出せた祖母は命拾いをしたと思ったや否や
上流から、得体の知れない半固形状の物体が大量に流れてきた
殺気を感じた祖母は、後ろを振り向くと
そこには・・・・


50 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:52:03 .net
田舎であった、田舎なのだ 。

川に汚物を捨ててしまう・・・ そういうところだった・・・
田舎では、家庭の便所から汲み取った汚物を、バキュームカーで運び (汲み取り屋と言われる本職)
近くのどぶ川に流すのが普通であった・・・
なんという不運、いや不運というには、それまでの幸運はどうだったのかと言われそうだ 。

キチガイ孫からの仕打ちで死のうかと思った事を、思い直した幸運
カエルにつまづいて川に落ちたが、溺れなかった幸運

しかし、最後の最後で不運といえば不運か・・・ 超不運である!

死のうと思ったのを思い直したのは幸運、足を滑らして溺れ死ぬ所を助かったのも幸運
し、しかし・・・ ここは田舎だった・・・
昼間に汲みまくってパンパンに溜まっているバキュームカーのタンクの糞を
川に流している汲み取り屋が溺れそうになっている自分の上流にいたとは、なんというアンラッキー! !



51 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:53:43 .net
半固形状の糞が上流から襲ってきていた!
振り向いた祖母は、何だか分からないドロドロの物体に顔面を包み込まれていた
「なんだこれは?? なんなんだこのドロドロは??」
そう思うや否や、上流の川の端から逆噴射しているバキュームの音と姿が耳と目に入ってきた
「うんこか?!  うんこなのか??、この自分を包み込み窒息させようとしているものはうんこなのくぁああああ????!!!」
思考はここで停止した・・・ 目、鼻、口、耳、穴という穴に糞がそそぎ込まれ、すべての生命活動を阻害する

「ヴぉろぉー、ヴぇろヴぇろぉヴヴぁヴぁヴぁあヴぉぇえええええ」

なんだか分からない断末魔の声をあげ、どぶ川に沈んでいく、祖母・・・・・・・・

こんな悲惨な死に方があるだろうか・・・ この無残な死に様の裏側に何があるのだろうか・・・

秋樹のせいだけではないだろう・・・ おそらくは前世の因縁からきたもの、そしてその因縁を導くものは
あ・・・・・ いや、今はそれは言わないでおこう


52 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/08(火) 12:54:59 .net
奇人秋樹、第一章第一節、祖母の死 完


53 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:35:22 .net
第一章第二節、奇人秋樹の苦悩

54 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:36:23 .net
秋樹は、苦悩していた、五右衛門風呂の中で・・・

「結局、カードは手に入れる事はできなかった、明日は俺の悲惨な写真が町中にばら撒かれることだろう・・・」
「阻止することはできなかった。 芥辺は今頃、その準備に勤しんでいると思うと・・・」

クソッどうして?・・・ どうして肥溜めなんかに落ちたんだ!!!
自分を殺してやりたい!!!

そう思いながら、五右衛門風呂で体を洗う秋樹であった 。

しかし、風呂とはいいものである、リラックスをさせてくれ、決定的なアイデアも閃かしてくれる時もある 。

「 あっ!そうだ!あれがあった!!」

秋樹は、最後の最後で、とっておきの秘策を思いついたのだ!!!

55 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:37:17 .net
秋樹の近所に、同じ姓の谷崎、谷崎久雄という変人がいる 。
東台という地区だが、変人が多いので有名だ!
変人さでは秋樹にかなう者はいないが、違う意味で変人なのが久雄だった。
この久雄は、運がいいのが有名で、少ない小遣いで引いたくじが大当たりとか
懸賞が当たったとか、そういう幸運がよくある男だった。
久雄は、トップ選手のプロ野球スナックカードをほとんど持っていた。
秋樹は、柴田のカードもあったことを思い出し、久雄の家から盗もうと考えたのだった。


56 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:39:07 .net
久雄の家も農家であった。
農作業は朝が早い 。
しかし夕方薄暗くなる前には帰ってくる。
今晩はもう親もいるだろう ・・・
実行するのは明日の朝しかなかった。
五右衛門風呂で、糞を落とした秋樹は、明日に備え、台所で、作り置きのカレーを
むさぼり食った。
肥溜めに落ちたその夜によくカレーが食えたもんだ・・・・・・・・




その夜は、祖母は帰ってこなかった・・・・・





57 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:39:47 .net
第一章第三節 


でこの市朗


58 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:41:38 .net
秋樹が、肥溜めに落ちたり、祖母と決闘している頃
芥辺は、明日、野グソの写真をばらまく準備をしていた。

懇意にしている写真屋に行き、頼んであった数十枚の現像した写真を
受け取りにいくとこだった・・・

途中で、自転車に乗って向かってくる変な顔の同級生に会った。
 「市朗」 である。

こいつはでこが異常に出ている、まるでマッコウクジラだ!
家が板金屋をしていて、親が十九朗(とくろう)という名だ。

なぜ「とくろう」なのかと言うと、十番目に生まれたのだが、五番目が死んだので
繰り上がって九番目なのだが、十番目なのには変わりがないので、九と十と
どっちでもええやんけということで、「とくろう」にしたんだという全くあほみたいな
名前の付け方の家であった。

しかも、十九朗の長男が、市朗とはこれいかに・・・・


59 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:43:31 .net
市朗は、買い物に行かされていた、そして帰る途中で写真屋に向かう 芥辺に会ったのだ。
「 なにやってんだ? 」 市朗は芥辺になれなれしく近寄ってきた。

シカトした芥辺に、「おい無視すんなよ、おい」 等と高圧的な態度に出た!

市朗はまだ悪魔の所業に触れたことがなかった・・・

実に不運な男である。
悪魔のような男、芥辺は、自転車の正面からハンドルを握ると、力任せに上に持ち上げた!
その瞬間、反射的に自転車のペダルをこいでしまった市朗は、後輪が前に回転!!
ウイリーのような形になり、真後ろに真っ逆さま!! 脳天から道路に叩きつけられる形になった!!

「ドカッ!!」 「 グギャッ !!」

気絶する市朗、 接し方がウザイというだけで、同級生をいきなり気絶するほど投げ飛ばす・・・
悪魔のような男は、市朗の体は気に留めず、買い物袋の中身を物色しだした。
そこには牛乳が入っていた、生卵も、そしてトクロウが飲んでいると思われる焼酎を瓶に移すときに使うロートもあった。
金物屋で買って来いと言われたのだろう・・・


60 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 10:44:37 .net
普通、気絶した知り合いがいたら、気付かせる為になんとかして起こそうとするか
助けを呼ぶのだろうが、芥辺はそんなことはしなかった。

なんと、卵と牛乳をロートで口から注ぎ込んだのだ!!

生卵をロートの中でグチャグチャにときながら、牛乳をそこに流し込み 、市朗の胃袋に送り込む・・・

一リットルパックの牛乳がなくなる頃、口から噴水のようにミルクセーキを吹き出した市朗!!

「 ブフゥァア!!、なんだ? なんだ? 」 なにが起きたか分からない市朗。

芥辺は、「俺が通りかかったら、市朗が倒れていたんだ、どうしたんだ一体?」
と何食わぬ顔で言い切った!!


61 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 14:43:41 .net
もともと頭の弱い市朗は、脳天直撃した後、牛乳による拷問を受けた為、一時的に記憶が飛んでいた。

「あっ卵も牛乳もこぼれちまってる!! また買いに行かないと!!じゃあな」

と言って、またスーパーに向かう市朗・・・ 今噴出した牛乳についてはなんとも思わないのか・・・ まさに白痴の一歩前・・・
あるべきはずの場所に大脳が無く、前頭部に集約してしまっている大脳・・・ 脳幹の部分には空洞があると もっぱらの噂だった 。



62 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 14:45:06 .net
翌日市朗は腹を壊した

63 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 14:46:24 .net
悪魔のような男、芥辺が写真屋で写真を受け取った 。
「ふふっ ふははは・・・・」
芥辺は、低い声で不気味な笑いが自然に出てきた。

家で寝ていた秋樹は 「ゾクッ!!」 「なんだこの悪寒は・・・・」

芥辺の殺気にも似た気が、秋樹の直感に響いたのだろうか、それとも肥溜に落ちたせいでかぜをひいたのだろか?
布団の中で、ブルブル震える秋樹であった・・・・





64 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/09(水) 14:48:34 .net
第二章 事件の朝


65 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/02/19(土) 13:25:26 .net
っっっっっっっつっっっっはああああいいいいい!!!


これまたこれまた!!きてるきてるあいいいいあああ〜〜〜!
ああああ〜〜〜〜〜〜ユートピア!!!!ああぁ〜〜〜〜ユートピア!!!
なるほどなるほどなるほど!!ああぁ〜〜〜〜〜なるほどなるほど!

あああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜これはどうも!!ああ〜〜〜いやこれはまたどうも!!
ぶっべっらっぽっぷっしっぴっぱっぴっぷっぺっぽっっっっをををおおおおおおをををを!?!?


66 : 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/09(木) 09:14:05.60 .net
test

67 : 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2011/06/23(木) 01:25:57.46 .net
test

68 : 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/07/26(火) 02:24:33.34 .net
test

69 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/08/01(水) 23:51:56.04 .net
あへあへ

70 :名無しは無慈悲な夜の女王:2012/08/01(水) 23:53:28.79 .net
あへあへ

71 :名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/17(木) 20:44:39.53 .net
d

72 :名無しは無慈悲な夜の女王:2013/09/21(土) 21:51:00.68 .net
キツイ

73 :名無しは無慈悲な夜の女王:2015/08/22(土) 17:29:43.31 .net
続きは?
個人的には面白いから
なんかのまとめに載せてよコレw

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