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高校時代、フラグをバキバキに折った話をしたい

1 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:39:30.10 ID:ZEZOO29Ev
高校2年のころ、俺は最初で最後かもしれんラブコメを展開した。
たったら書く

2 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:45:11.63 ID:ZEZOO29Ev
誰もいないけど勝手に書き込むぞ

3 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:46:01.93 ID:ZEZOO29Ev
俺のスペック
当時は高校生 自称進学校だった。現在は大学1年
身長175cm
体重67kg
ラグビー部
顔はフツメン(自称)

4 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:49:55.26 ID:ZEZOO29Ev
登場人物(全員仮名)
ゆうや=俺
みき(2年次のクラスメイト)
めぐみ(2年次のクラスメイト)
ともこ(2年次、隣のクラス)
ブス子(2年次のクラスメイト)
としき(ラグビー部の友人)
デブ(ラグビー部の友人)
てつや(2年次のクラスメイト、野球部)
信一(2年次のクラスメイト、バレー部) その他大勢

5 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:52:03.35 ID:ZEZOO29Ev
俺は今まで女子にモテたことなんてなかった。
バレンタインももらったことすらない。
俺はどちらかといえば一人でのんびりしてるほうが好きなので、教室では1人でいることが多かったし、わざわざオシャレして女子にモテようなんてことは考えもしなかった。

6 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:55:54.45 ID:ZEZOO29Ev
かといって学校でぼっちかといえばそうではなく、なぜかイジられ役で、クラスの男子ほとんどと仲が良かった。
ただ、女友達は一人もいなかった。
なぜなのか未だにわからない。
もしかしたら女子の目にはブサイクに見えていたかもしれん。

7 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:56:53.61 ID:ZEZOO29Ev
なんだか一人語りで虚しくなってきた

8 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 09:59:04.91 ID:ZEZOO29Ev
俺の高校はいわゆる自称進学校というやつで、偏差値70は超えているが、合格実績はあまりよくない。
自分でいうのも何だが、頭はすごくよかった。
地元の一応進学校ということで、この高校へ入学。
前述したとおり、高校に入学してからは中学から続けているラグビー部へ入部した。

9 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:08:36.56 ID:ZEZOO29Ev
高校1年のときは、これといって特に何も起こらず終了。部活に熱中してた。
 そしてやってきた高校2年。ちなみ俺は理系コースに進学。このお話の舞台であり、俺の最大のモテ期。

10 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:09:38.24 ID:ZEZOO29Ev
進級すると、席は名簿順で勝手に決められる。
俺の隣は色白の女子で、まあまあ可愛かった。
その子は陽キャラなのか知らんが、隣の俺に結構話しかけてきた。
のちにその子はみきという名前だと知った。特に話したのは情報の時間。
なんかパソコンのワードとかエクセルとかやるやつがあったんだよ。
で、みきはパソコンに疎いらしく、事あるごとにどうすればいいか聞いてきた。

11 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:11:47.79 ID:ZEZOO29Ev
みき「ねぇ、(ワードに)画像はりたんだけど、どうすればいいの?」
俺「ネットで画像調べて、左クリックでコピーすればいい」
みき「え?え?わかんない。ちょっとやって」
俺「わかったよ・・・」(PC触ったことないんかコイツ)
 色々聞かれたけど、だいたい俺が直接やるハメになる。
その時はみきに対してただの女子くらいにしか思ってなかった。

12 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:12:24.43 ID:ZEZOO29Ev
みき「ゆうやくんてさ、一人でいること多いけど、コミュ障なの?」
俺「ちがうし。一人が好きなだけだし」
みき「もっとしゃべんなよ」
俺(余計なお世話だゴミ女)
みき「ラグビー部だったよね?」
俺「そうです」
みき「ケガとかしないわけ?怖すぎでしょ!絶対無理!」
俺「意外にしないもんだよ。擦り傷は日常茶飯事だけど。」
ちなみにみきは帰宅部。
みき「ラグビー部だったらとしき君とかいるでしょ!私去年同じクラスだったの」
俺「ほほぅ」
みき「なにその反応www」
そうか。この女はとしきと同クラだったのか。どんな奴なのか聞いておくか。

13 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:13:27.90 ID:ZEZOO29Ev
ちなみにとしきは身長165cmくらいであまり高くないが、
顔はイケメンという何とも残念な友人だった。
コミュ力もあり、お前、身長さえあればなぁという感想しか抱かない。

14 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:16:07.05 ID:ZEZOO29Ev
そして放課後、部活の始まる前
としき「部活だるいなぁ。てか、デブお前、また太った?」
デブ「違う!これは筋肉だ!わからねぇのかこの筋肉!(脂肪を見せつける)」
としき「お前太りすぎだろ。ダイエットしないと走れなくなるぞ」
デブ「俺はラグビー部最重量の男だぞ!スクラムの大黒柱だぞ!」
俺「としきさ、みきってやつと同じクラスだっただろ?」
としき「ああ、どうしたの?まさかお前好きなの?w」
俺「面白くない冗談はやめろよ。俺の隣の席の女子なんだよ。どんなやつか聞いておこうと思って」
としき「うーん・・・ちょっとうるさい女子って感じかな。顔はまあ、可愛いほうだよな」
俺「そうかそうか。いや、聞いてみただけ」
としき「部活行くか。おーい、デブ急げよ!」
デブはクリームパン食ってた。
こいつは部活前いつも何かしら食ってる。

15 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:18:51.22 ID:ZEZOO29Ev
新入部員もはいったばかりということで、部活は軽めで終わった。
そして帰ろうとして校門に向かったところ、みきと遭遇した。
どうやらコイツも今帰るみたいだな。自習でもしてたんだろ。
みきはみき含めて3人組で帰ろうとしてた。
のちにその2人はめぐみとブス子だということがわかる。だいたい教室でもこの3人でつるんでる。

みきと目があった。

あれ、挨拶したほうがいいのか?

こっち見てるし。いやでも、両脇に知らん女子いるし、そんな仲良くないしな。
俺の頭にエロゲのように選択肢が出現。
→バイバイと手を振る
→無視。気づかなかったことにする
悩みに悩んだ末、後者を選択。これでいいのさ!教室で変な噂になっても嫌だし
無視して帰った。

16 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:20:51.68 ID:ZEZOO29Ev
 そして翌日
みき「おはようゆうや君」
俺「ああ、おはよー」
みき「昨日、帰るとき無視したでしょー。あいさつしてよ」
俺「すいません。もうしません」
みき「よろしい!」
なんで上から目線なんだ。てか、お前からあいさつしろよ。

17 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:22:03.47 ID:ZEZOO29Ev
クラスでは俺は、次第にてつやと信一と仲良くなっていった。
話の内容はだいたい下ネタだった。
まぁ、健全な男子高校生だからね。当然当然。
信一「俺は女子のパンツは白以外認めない」
てつや「お前、キモイな。あり得んわ。黒が至高に決まってるだろうが」
俺「お前らはわかってないな。大事なのはつけてる本人にあった色と形なんだよ。」
信一「お前も十分キモイぞ」
てつや「変態。氏ね」
俺「なんで俺だけっ!?」
めぐみ「信一君、ちょっときて〜」
信一「今行く」
てつやと信一は結構モテるほうで、みき、めぐみ、ブス子の3人組とも仲が良かった。
 のちにみきの取り巻きと話す機会が来た。

18 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:23:52.01 ID:ZEZOO29Ev
てつやと信一とつるんでいたからか、みきと仲がいいからか、あるいは俺がイケメンで仲良くなりたかったのか、化学の実験の時間に、めぐみから話しかけられた。
ちなみに、実験の内容は硫黄の同素体をつくるやつな。単斜硫黄とかゴム状硫黄とか
めぐみ「ねぇ、ゆうや君てさ〜」
俺「何?」
めぐみ「コミュ障なの?w」
どこかで聞いたセリフだなぁ・・・
俺「なんだよもう」
言い忘れていたが、めぐみは水泳部。ショートカットでまぁまぁ可愛いほう
めぐみ「大丈夫?元気?もしかして怒った?w」
俺「怒ってないよ(殴るぞお前)」
めぐみ「怒ってるじゃん!面白いねゆうやくんwww」
俺「殴るぞお前」
めぐみ「乙女に対してひどい!DVだ!訴えてやる!w」
俺「乙女?どこにいるのかな〜?」
ブス子「めぐみぃ〜」
めぐみ「あ!ブス子!ねぇねぇ、この人面白いよ!」
俺「人を見世物パンダみたいにいうんじゃない!」
ブス子「えーと、あ、ゆうや君だったけ」
俺(うわっ、ブサイクだなぁ)
ブス子は帰宅部。デブ。
ブス子「みきも面白いって言ってたよ」
俺(なんでネタにされてるんだよ!黙れブス!)
化学教師「はい!実験終ったところは席についてレポート書け〜!」

みきの取り巻きとの初めての会話終了。
このファーストタッチからか取り巻きとも仲良くなってしまった。
なんだ、イマドキのJKはああいううるさいのしかいないのか。
でも、内心ちょっとうれしかったと思う。
これまで女子と仲良くなるなんてなかったから。

19 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:26:06.16 ID:ZEZOO29Ev
そして、昼食時間。
その日俺は購買でパンの予定だったので購買へ直行。
みき「あ!ゆうや君。うっす!元気?」
俺「うっす。何で君たちはいちいち俺の機嫌を聞いてくるのかな?」
みき「ゆうや君、あんま感情の起伏がないので。何考えてるかわからないよ」
俺「あ、そう」
みき「じゃあ、わたしもう行くから!」
俺「おう」
おっと、忘れてた。パン買うんだった。
俺のお気に入りのクリームあんぱんが運よく最後の一個。ラッキー!
と思ったら太い手があんぱんをかっさらっていった。
その手の正体はスクラムの大黒柱(自称)、デブだった。
俺の生命線を返せ!お前いつも食ってるだろ!
むなしく俺はジャムパンを購入。
俺は信一とてつやと下ネタトークを交えて食った。

20 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:27:24.61 ID:ZEZOO29Ev
信一「女子バレー部のユニフォーム、やらしいよな」
俺「どこに目をつけてんだ。わからんでもないが」
信一「部活中、集中できない。あの太もも、たまらんな」
てつや「キモチワルイ。ラグビー部の太ももでも見とけ」
信一「あいにく俺はノンケなんだ。ごめんなゆうや」
俺「なぜ謝るっ!?」
昼食時間終了。
これといったイベントは起きず、放課後。

21 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:28:19.84 ID:ZEZOO29Ev
としき「部活いくぞ〜」
デブ「だるいなぁ・・・ムシャムシャ・・・帰りてぇ・・・ムシャムシャ・・・」
デブは今日もパン食ってやがる。
ていうか、それ昼のジャムパンじゃねぇか!返せブタ!
着替えを済ませて、グラウンドに向かう途中、ヘッドキャップを更衣室に忘れたのに気付いた。しまった。

22 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:28:58.97 ID:ZEZOO29Ev
知らない人のために説明しておくと、ヘッドキャップというのはラグビーの試合の時に頭にかぶってるアレな。
高校ではヘッドキャップは安全のために絶対つけないといけない。

23 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:30:17.47 ID:ZEZOO29Ev
俺「すまん、ヘッキャ忘れた。先行っててくれ」
信一「急げよ」
デブ「お腹すいた」 お前さっきパン食ってただろ!
更衣室に取りに戻り、無事ヘッドキャップを確保。
グラウンドに向かう途中、一人の女子にぶつかりそうになった。
その子の名はともこで、隣のクラスだとのちに知る。
俺「わっ、ごめんごめん!」
ともこ「あ、ごめん」
俺(ラケット持ってるし、テニス部か。かなり可愛かったな)
ともこは小柄のツインテールで、目がクッキリ二重で超可愛かった。
一目ぼれとはいかないまでも、その後結構気にはしてた。

24 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:31:01.61 ID:ZEZOO29Ev
ともことは3年のときに結構仲良くなるが、今回は2年次の話なので、今後ともこはあまりでてこないことをあらかじめ明記しておく。
俺の妄想では結構でてたけど。
  部活ではノックオンを連発。恋の魔力ってやつか。恐ろしい。

25 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:31:53.20 ID:ZEZOO29Ev
そんな感じで夏になっていった。
余談だが、夏のラグビー部はとても臭い。
とくにデブはジャージが汗でべとべとしており、異臭がするのであまりタックルしたくない。

26 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:32:24.28 ID:ZEZOO29Ev
席替えや掃除の割り当て場所もいろいろ変更して、俺はブス子とめぐみの後ろの席に、掃除の割り当てはみきと同じ区域になった。
なんだか恋愛ラノベのような状況だが、本当の話である。
う、嘘なんかじゃないんだからっ!

27 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:33:40.88 ID:ZEZOO29Ev
授業中や休み時間はことあるごとにブス子やめぐみから話しかけられた。
この3人組とはもう顔を合わせるだけで会話できる仲に発展していた。
めぐみ「ゆうや君て、好きな人とかいないわけ?」
ブス子「私も興味あるかな〜」
悪寒が走る。黙れブス。
俺「いないよ。ほら、どうみても俺はモテないし」
ブス子「そんなことないよ〜」
お前に言われてもうれしくない。
めぐみ「まぁ、そうだね。恋愛とか興味なさそ」
俺「そうそう。もうこの話はおしまい!」
めぐみ「ん?怒った?w」
俺「怒ってないってば!」
めぐみ「怒ってるじゃん!w」
ブス子「ウケる〜」
俺「このやりとり何回目だよ・・・」
てつや「おあついですねぇ・・・w」
めぐみ「あ!てつや〜、日曜日カラオケいかね?w」
てつや「おっ!いいね!」
おや?こいつらはカラオケ一緒に行くレベルに仲がいいのか?
まさか付き合って・・・なわけないか、考えすぎだな、きっと。
デブ子「ゆうや君はカラオケとかよく行「いいや、行かないよ!」」
あぶない。ブスと2人でカラオケなんて死んでも御免だね。

28 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:35:02.80 ID:ZEZOO29Ev
そして掃除時間
みき「暑すぎ!ゆうや君、すごい日焼けしてるね」
俺「うん。部活が忙しいから」
ジャージとかソックスの跡がクッキリつくレベルに俺は日焼けしていた。
運動部では当然だな。
ちなみにともこはテニス部なので俺より日焼けしてた。かわいい。
俺「みきは相変わらず白いね」
みき「うん。日焼け止めしてるからね。男子はしないもんね」
俺「男子がしてるとなんだか気持ち悪いな。ていうかさっさと掃除しようよ」
みき「へーい」
・・・本当に白いな。純白。牛乳のように透き通った白。
みき「ゆうや君?」
俺「へ?」
みき「いや、珍しくボーっとしてたから。」
あなたのことを考えてましたなんて口が裂けても言えない。
俺「ああ、暑かったもんで。ね、熱中症かな?はははw」
みき「大丈夫〜?w」

29 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:35:58.97 ID:ZEZOO29Ev
こんな感じで夏はあっという間に過ぎていき、夏休みに突入。
夏休みといってもラグビーの練習なり合宿なりでほぼ休みなし。ブラック部活め。
もちろん夏休み中にラブコメなんてあるわけがなく、デブやとしきたちとのコメディや青春ドラマがあっただけだった。
あらかじめ言っておくが、俺とデブとのラブコメなんて初めから存在しない。ラグビー部がホモなんて都市伝説だ。

30 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:36:40.92 ID:ZEZOO29Ev
夏休み中、もちろんほかの部活もやってるわけで、グラウンドに向かう途中にテニスコートをチラ見してともこの姿を拝んでいた。
よし、目の保養完了。

31 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:37:18.10 ID:ZEZOO29Ev
午前で部活が終わり、としきがとんでもないことをカミングアウト
としき「実はな、俺、彼女ができたんだ」
俺「氏ね」
デブ「消えろ」
部員A「帰れ」
部員B「別れろ」
辛辣な言葉の数々。当然だな。リア充は消えろ!
デブ「んで、誰なんだよ。その彼女さんは」
としき「ああ、文系の子だよ。あの生徒会の〜」
部員B「ああ、あの子か。あんま可愛くないね」
としき「あ?殺すぞ」
なんでも向こうから告白されたんだとか。チッ。

32 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:37:46.56 ID:ZEZOO29Ev
ここだけの話、リア充を心から憎んでいた部員Bがのちに彼女ができ、無事にリア充の仲間入りを果たし、向こう側へ行ってしまった。裏切者め。

33 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:38:09.65 ID:ZEZOO29Ev
デブ「そんなことより、俺、1キロ痩せて92キロになったんだぜ!」
部員A「いや、変わってねぇよ。体重計が壊れたんじゃないか?」
俺「むしろ太ってないか?」
デブ「妬みですか?醜いですねw」
としき「そんなことよりってなんだよ・・・」
そうか、彼女ができたのか。俺もともこやみきと付き合ったら、、、ん?なんでみきがここで出てくるんだ?俺はあいつが好きなのか?

34 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:38:42.92 ID:ZEZOO29Ev
こんな男くさい夏休みが終了し、始業式
みき「ゆうや君、久しぶり!また焼けたねw」
俺「おう、久しぶり!部活ばっかりだったからね。」
めぐみ「久しぶり〜!」
俺「久しぶり!めぐみも焼けたなぁ」
めぐみ「私も部活が忙しかったからね」
信一「おお!ゆうや!生きてたか!」
俺「なんでお前はバレー部なのに日焼けしてるんだよ!」
信一「海で遊んでまして。水着美女がたくさん見れましたなぁ・・・ククク」
俺「病院行ったほうがいいぞお前。もう末期だ」
 ブス子が珍しく会話に割り込んでこなかったな。平和!w

35 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:39:18.89 ID:ZEZOO29Ev
そして秋ごろ、ラグビーの練習試合があったんだが、俺は足をひねって足首の靭帯損傷をやらかし、1週間ほど松葉杖で学校に登校する羽目になった。
俺「おはよ・・・」
めぐみ「おはよ、ってどうしたの?骨折?」
俺「足首ひねちゃってくぁwせdrftgyh」
めぐみ「痛そ〜、大丈夫?」
俺「まぁ、大丈夫だよ」
ブス子「移動教室とか大変でしょ?荷物もってあげ「いや、それくらい自分でやるよ」」
緊急回避成功。全く、油断も隙も無い。

36 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:39:59.74 ID:ZEZOO29Ev
そして掃除時間
みき「うわ〜、ゆうや君大丈夫?」
俺「ああ。へーきへーき」
みき「あんま無理しないでね・・・もう・・・」
 みきは異様に俺の足首を心配してくれた。
正直なところ、うれしい。
てつや「ゆうやーっ、大丈夫か―っ!?」
俺「大丈夫だと思う。2週間もすれば治るだろ」
てつや「そうか、気をつけろよ」
結局のところ、1週間ほどでテーピングで足首を固めて部活に参加した。
ちゃんと治さなかったせいで今も後遺症が残ってる。

37 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:40:55.74 ID:ZEZOO29Ev
そして放課後、部活 タックル練習にて
ズボッ
俺「痛っえなデブ!まだ足治ってないんだぞ!」
デブ「知るか!足踏むなんて日常茶飯事だろ!」
俺「お前は腹の脂肪で重いからから余計に痛いんだよ!」
デブ「これは筋肉だ!」


ラグビーのスパイクにはスクラムとかで滑らないように金属製のピンがついてるんだよ。
たまに練習とかで踏まれるんだけど、クソ痛いんだこれが。

38 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:41:37.48 ID:ZEZOO29Ev
そして、冬の肌寒さを感じ始めたある秋の日
みき「ねぇ、ゆうや君。なんか気づかない?」
俺「え?何?」
みき「なんかあるでしょ!ほら!」
俺「みきの誕生日」
みき「違う!」
俺「めぐみの誕生日」
みぎ「全然違う!」
俺「俺の誕生日?」
みき「いや知らないし!もうっ!・・・髪型変えたんだけど・・・」
俺「ああ、本当だ!気づかなかった!」
みきは以前、一つ結びだったんだが、今日は髪を下していた。なんでだろ。全く気付かなかった。
みき「・・・」
 今思えば、俺は最悪の返答をしてしまった。ラノベ主人公レベルに鈍いな、俺は。
なんだかみきは悲しそうな表情をしてたようなしてなかったような。
 この発言で俺はおそらくフラグにひびを入れてしまった。
 心なしか、その後みきとの会話が減ったような気がする。

39 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:42:06.76 ID:ZEZOO29Ev
そして、前述したとおり、このあたりで部員Bに彼女ができた。
クソッ。

40 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:42:29.95 ID:ZEZOO29Ev
またまた冬のある日の出来事。
めぐみとみきが俺の席の周りでおしゃべりしていやがった。迷惑な話だ。
めぐみ「あれ?あっ!ごめんねゆうや君」
俺「すまんすまん。教科書取ろうと思って」
めぐみ「ごめ〜ん。怒った?」
俺「怒ってないよ・・・」
みき「そんなんだと女の子に嫌われちゃうよ。・・・でもゆうや君、好きな人いないって言ってたっけ・・・」
俺「・・・」
返答に困り、黙秘権を行使。
・・・あれ?めぐみとブス子には好きな人いないって話したけど、みきには話してないような・・・?

41 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:43:40.02 ID:ZEZOO29Ev
そしてやってきたバレンタイン
めぐみとブス子からは義理チョコをもらった。
女子からもらったのは初めてなのでうれしかった。めぐみは普通のチョコで、ブス子はチョコケーキだった。
その後、家に持ち帰って食ったが、めぐみのチョコは普通にうまかった。ブス子のは母親にあげた。
ただ、みきからは何もなかった。
心のどこかで少し期待してたが、その日は話すらしなかった。
しかも、ともこがチョコレートをもってどこか行くのを目撃してしまった。
最悪だ。厄日だな、今日は。

42 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:44:24.31 ID:ZEZOO29Ev
それからみきとの会話も途絶え、高校3年生になってしまった。
俺はみき、めぐみ、ブス子全員とクラスが別れた。




ちなみにどうでもいいが、スクラムの大黒柱(自称)、デブと同じクラスになった。

43 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:44:53.04 ID:ZEZOO29Ev
それからほとんどその3人組とは関わることがなかった。
フラグをバキバキに折ってしまったと思う。
ちゃんと俺が髪型の変化に気づいていればな、と今でも思う。
ともことはまた別のクラスだったが、いろいろあって仲良くなった。

44 :名無しさんの初恋:2017/11/27(月) 10:45:28.34 ID:ZEZOO29Ev
おしまい
結局誰も来なかったな

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