奇妙な夢を見た「呪われた学校」

1 ：ｋｙ：2014/10/06(月) 11:07:47.87 ID:tIw0ef04h

数年前に見た長い夢の話です。今でも鮮明に覚えてる。オカルト板に書いてってもいいかな？

2 ：ｋｙ：2014/10/06(月) 11:35:28.46 ID:tIw0ef04h

誰もいないけど書いてく。この夢を見たのは数年前で１７の時。
私の家に、女しか通れない通路があった。そこをくぐり、奥までたどりつくと鬼に会えるという言い伝えがあった。
鬼は自分の嫁にしようと、会った女たちをそれはそれは美しい女性に変えてくれるという話。
だけどそれには条件があって、通路に入る前に化粧をしなければいけない。名刀と呼ばれる刀を持って行かなきゃ行けないという話だった。

3 ：本当にあった怖い名無し：2014/10/06(月) 15:54:10.50 ID:QVdB6EBtf

名刀って特定の刀？
名刀って呼ばれてたら
ならなんでもいいの？

4 ：ｋｙ：2014/10/06(月) 18:03:25.40 ID:tIw0ef04h

レスが来てる！超うれしい！
どうなんでしょう、でも私の家にある刀でなくてはいけないような感じでした。刀自体は懐刀のような短いナイフのようなものです。

5 ：ｋｙ：2014/10/06(月) 18:24:37.22 ID:tIw0ef04h

自分の家の伝説とはいえ、たいして信用してない私は友人を３人招き、お遊び感覚でその通路に入った。通路は薄暗く、お互いの顔がぼんやり見える程度。洞窟のような道を４人でまっすぐ歩いた。
歩いてる途中気づいた。化粧をしていない人がいるっていうことと刀を忘れてきたということ。
私は冷静だった。鬼なんて信じてなかったから。ひたすら歩いて、たどりついた先は自分の家の前だった。
一緒にいたはずの友人はいなくなっていて、彼女たちもそれぞれ自分の家に戻っていた。

6 ：ｋｙ：2014/10/12(日) 15:04:46.57 ID:+EFcRz9bD

時間帯が急に変わって朝。気がついたら自分の学校にいた。その日は学校祭で浮かれ気分で自分の教室に向かった。
学校に入ると雰囲気がおかしかった。教室の前には全校生徒っていえるくらいたくさんの生徒たちが深刻な顔して立っていた。
それに混ざって通路を渡った友人ふたりと、警察官が数人いた。
みんなが囲む教室の中に警察官と先生、それと死体になった友人がいた。通路を渡った友人のひとりだった。
友人ふたりは狂ったように教室のドアを開けようとしていて、私は必死になって原因を考えた。
そのときに聞こえてきた警察官の会話「これでふたりめですね」
思い出してきた。つい最近同じ学年の子が原因不明で死んでいる。
面白半分でお化け屋敷に入る感覚で勝手に家に入って、通路を通った人がいることはわかってた。
きっとその子だったんだと思う。そのときに言っていた母の言葉を思い出した。
「刀は家に置いてあった」
もし彼女らの死が通路にかかわっているのであれば、次に死ぬのは私たちだ。
ついに糸が切れたように叫びに近い勢いで友人ふたりに泣きついた。
「ごめんふたりとも、もう死んでしまうかもしれない。鬼に呪われて死んでしまう
本当にごめんなさい」
この騒ぎに警察官や先生はものすごい形相で私たちを囲った。
「どういうことだ。何を言っているんだ」
何も考えたくない。私たちはもう死ぬんだ。
友人たちは優しかった。信じていないのか私を落ち着かせていつものように笑ってくれた。

7 ：ｋｙ：2014/10/12(日) 16:24:17.17 ID:+EFcRz9bD

騒ぎのせいで学祭は延期。生徒たちは自分の教室に戻されてきれいに並べられた席について
ただ無言で座らされた。仲間の死を悲しむわけでもなく私たちを心配するわけでもなく。

みんなの顔が怖かった。このあたりから何かがおかしくなりはじめてた。

夜になっても帰されることもなく、学祭の準備が始まった。学校の外に出ることを禁止された。敷地内なら大丈夫らしい。
グラウンドにあるプールで生徒数人が溺れていた。女性教師がそれを見ていた。見殺しにしていた。
周りにも生徒がたくさんいた。助けようとしてプールに飛び込んだ人もいた。
足が届かなくて底なし沼みたいに身動きが取れなくて一緒に沈んでいった。
誰も助けようとしなかった。それどころかみんな笑ってた。

「なんで助けてあげないの」私は先生に向かって叫んだ。
先生は言った「自分で助けられないくせに人に命令するな。泳げないやつが悪い」
先生も、生徒も楽しむように死んでいく人を見ていた。

ここからは私視点じゃなくなって場面が変わった。
男の子がある男性教師に虐められていた。少し太った男の子で1年生だと思う。
彼は赤が嫌いだった。虐められるたびに赤い絵の具かけられて血だるまにされたような姿にされてたから。
そんな彼が校内装飾を担当してて、絵を描いていた。赤色を着色していたときに手が震えて着色に失敗してしまった。
みんなは待ってましたというように失敗を笑った。先生は彼を怒鳴り付け生徒も乗っかって暴言を吐いた。
罰といって羽交い絞めにしてカッターやらはさみやらを彼に突きつけた。
先生は彼の右手をとってはさみで皮膚を切った。結構深かったと思う。ここをなぜか鮮明に覚えてる。
勢いよくというよりはゆっくりメスを入れるように。刃を入れた瞬間に彼は泣き叫んだ。
それからまたゆっくり切れ込みを入れた。血はすぐに流れなくて、ぶわっとあふれて水あめのようなトロッとした血が
タラーっと流れた。ものすごくリアルだった。