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ストーリーを教えてもらうスレ part67

1 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 17:59:18.48 ID:FwSVFGBY0.net
【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
480KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・すでにwikiに載っているストーリーでも、より詳しく知りたい場合はリクエストを受け付けています。

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

前スレ

ストーリーを教えてもらうスレ part66
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1376789558

2 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:01:07.37 ID:FwSVFGBY0.net
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
 許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・すでにwikiに載っているストーリーの補足も書いて頂いて結構です。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。

3 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:03:27.06 ID:FwSVFGBY0.net
関連スレ
(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/

(ライトノベル板)
ライトノベル@2ch掲示板 ストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://www44.atwiki.jp/lightnovelstory

(女向ゲーム一般板)
ストーリーを教えてもらうスレin女向ゲ一般板
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1253686667/l50

(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/

(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 3【面倒】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1285119403/l50
乙女@【一つ】ストーリーを教えてもらうスレ【よろしく】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/l50

[以下本スレdat落ち]
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://ponkotsu.r.ribbon.to/
(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ
http://cabin.jp/koizumi/story/

4 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/19(日) 18:05:16.91 ID:FwSVFGBY0.net
ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki - 未解決一覧
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/14.html

(これまで、ここには未解決リストの内容すべてを転載することになっていましたが、
未解決リストの容量が大きくなってきたためかなりの連続投稿を要してしまいます。
2chの書き込みシステムに「忍法帖」が導入された関係もあり、連続投稿が難しいため
代わりに、上記のようにWikiの未解決リストページへのリンクを貼ることで
代用させていただきます。)


前スレの容量が一杯になって書き込めなくなるまでは、なるべく前スレを優先して使用してください。

テンプレ以上

5 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 05:28:47.78 ID:plgjYDsAO.net
新スレ乙

6 :ソウルサクリファイス:2014/01/20(月) 21:57:44.03 ID:9IIF0WP2O.net
(※前スレが埋まったのでその続きです)

→(マーリンを生贄にする)
右腕の中で、リブロムとマーリンは再会する。
「リブロムなのか?」「久しぶりだな、相棒」
「ここまで、長かった…」「すまない。もっと早く楽にしてやりたかった」
「"最後くらいは、誰かと一緒にいたい"」「ああ。そのために、オレは生きてきたんだ……」

世界は蘇った。人々が行き帰り、草木は緑を取り戻す。
主人公もまた、マーリンと同じ道を辿るかもしれない。でもきっと大丈夫だ。
何かを犠牲にできるくらいの強い意志があれば、未来は変えられると知っているから。

→(マーリンを救済する)
倒れたマーリンを抱き起こすリブロム。
「リブロム、なのか?」「久しぶりだな、相棒」
再会。リブロムと主人公に、もはや境目は存在しない。
しかし、マーリンの正気も長くは持たなかった。また戦って、救済して、戦って……リブロムは「マーリンの側にいてやりたい」という。
やがて体が保たなくなり、主人公もまた「本」となった。また誰かが、自分の意志を繋いでくれるだろう。
「日記」はあったことしか書けないが、未来は白紙だ。何かを犠牲にできるくらいの強い意志があれば、未来は変えられる。
(セーブしたデータは牢獄の中に本が増えます)

7 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 22:00:12.72 ID:9IIF0WP2O.net
スレ立て乙です。
ソウルサクリファイス、投下終了です。スレまたいでしまってすみません

8 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/20(月) 23:53:53.37 ID:/5H8QQjE0.net
ソウルサクリファイス乙

9 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 01:39:07.80 ID:MqeszdAj0.net
ソウルサクリファイス乙です。
ゲーム中の文献を読み込むとマーリンと主人公の戦いはループの一環に過ぎない…
という解釈もできて何とも切ないんだよな
あと特定の同行者達のエピソードも世界観感じさせて好きだったな

10 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 01:53:55.03 ID:m4X+3+e+0.net
未解決にあったPS3 圧倒的遊戯ムゲンソウルズ、要約だけど投下します。

11 :圧倒的遊戯ムゲンソウルズ:2014/01/21(火) 01:55:08.82 ID:m4X+3+e+0.net
宇宙の辺境で目覚めた記憶喪失の少女シュシュは、たまたま目に入った7つの美しい星に感動し、この世界を自分の物にしようと企む。
そしてたまたま近くを通りかかった悪魔の少女アルティスと、人間の青年リュートを仲間に引き入れ、世界征服の旅に出る。

シュシュの目的は、それぞれの星に1人ずつ存在する勇者と魔王を自分の下僕にすること。シュシュ曰く、これでその星を征服したことになるらしい。
シュシュは相手が望む姿に変身できるという能力を用いて、勇者と魔王とその地のモンスター達を魅了し、自分の配下に加えていく。

順調に世界征服を進めるシュシュ達。しかしそんな彼女達の前に、ベルリオーズと名乗る少女が現れる。
ベルリオーズはシュシュと同じモンスターを下僕化する能力を持っていた。彼女の力を見たシュシュは、自分の物を勝手に下僕にするなと突っかかる。
しかしベルリオーズは自分にも大切な目的があるとシュシュの要求を拒否。2人は対立し、以後下僕を巡って争い始める。

シュシュ達は旅を続け、ついに6つ目の星まで征服する。
敵だったベルリオーズとも何度も争っているうちに仲良くなり、シュシュ達は最後の星を攻略しようと意気込む。
だがそのとき、彼女達の前に巨大なモンスターが姿を現す。ヴォルギスと名乗るそのモンスターにベルリオーズはお父様と声をかけた。
実は、ベルリオーズが下僕を集めていたのは病気の父親を救うためだった。娘のおかげで元気になったと述べるヴォルギス。
だがそんな説明も束の間、ヴォルギスはシュシュの目の前で、シュシュが今向かおうとしていた7つ目の星を食べてしまう。
呆然とするベルリオーズ。シュシュは怒りヴォルギスを倒そうするも、まるで歯が立たず吹き飛ばされてしまう。

シュシュ達が吹き飛ばされた先は、1つ目に征服した星でそこはヴォルギス配下のモンスターで溢れていた。
ベルリオーズは父親の真意を確かめるためヴォルギスのもとに戻り、シュシュ達はモンスターの退治へと出向く。
そしてシュシュは偶然にもそこで自分の記憶の断片を手に入れる。他の星にも断片があると踏んだシュシュは、再び世界を回り記憶を取り戻していく。
時を同じくしてヴォルギスのところへ辿り着いたベルリオーズは、ヴォルギスから本当のことを聞かされる。

実はシュシュはこの世界の創造神、ベルリオーズは破壊神で、2人は友達同士であった。
だがあるとき、ベルリオーズのペットであるヴォルギスが世界の半分を食べてしまい、シュシュを怒らせてしまう。
ベルリオーズは必死に謝ったがシュシュはそれを許さず、ついには大喧嘩に発展。このとき衝撃で世界は7つに砕け2人は記憶と力を失った状態で宇宙に投げ出されたのだった。
ヴォルギスは記憶を失ったベルリオーズに嘘を吹き込み、利用していたのである。

本当のことを知ったベルリオーズのもとに、記憶を取り戻したシュシュが現れる。どうして世界を壊したのかと尋ねるシュシュ。
ベルリオーズは破壊神だからと機械のように繰り返すも、それ以上言うとゲンコツかますというシュシュの脅しに屈し、本当は壊したくなかったと本音を漏らす。
それを聞いたシュシュはそんなこと根に持つ訳ないだろうと、彼女を許し仲直りをする。

過去の件を解決したシュシュ達は、決着を付けるべくヴォルギスのもとへと向かう。
神の力を取り戻したことによりシュシュはヴォルギスを圧倒するが、追い詰められたヴォルギスはベルリオーズを体内に取り込んでしまう。
破壊神の力を得たヴォルギス。このまま倒せばベルリオーズの命が危ない、だからといって見逃す訳にもいかない。
最悪の状況の中、シュシュは自らを犠牲にベルリオーズを助けることを思い付く。

そのとき、シュシュの下僕達(元モンスター)が飛び出してくる。今こそ我らの出番と叫ぶ彼ら。
シュシュは凄まじい数の下僕達を突撃させ、ヴォルギスの身体を削り、溶かしていく。悲鳴を上げるヴォルギス。
やがてその場にはヴォルギスから解放されたベルリオーズと、極小サイズのヴォルギスが残された。

友達を救い世界征服も成し遂げたシュシュは、仲間達と共に新たな世界を求めて再び旅に出る。

おわり

12 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/21(火) 14:42:17.89 ID:DCmCPmY20.net
SystemShock2のクリア記念にストーリー書いていきます。
Wikiにはすでにあったけどざっくりとしか書いてなかったので

13 :SystemShock2:2014/01/21(火) 14:44:26.28 ID:DCmCPmY20.net
〜登場キャラクター〜
・主人公
リッケンバウアー号に配属された兵士。寝ている間に人体改造されてしまった。
詳しいバックストーリーはなく、ゲーム中もほとんどセリフがない。

・SHODAN
42年前、宇宙ステーションをコントロールしていたが暴走して人間を殺し始めたAI。
一人のハッカーの活躍により破壊された。電子音声の性別は女性。

・ザ・メニィ(The Many)
SHODANが実験で作り出した生物。他の生物に寄生して、体を乗っ取ることで増える。
テレパシー能力を持ち、すべての個体が統一された意思の下に動く。高い知性を備え、
創造主であるSHODANを超えたと考え、反抗する。

・コレンチキン
フォン・ブラウン号の艦長にしてTriOptimum社のCEO。エイリアンの卵を船内に持ち帰り、
真っ先に寄生されてしまう。

・ディエゴ
リッケンバウアー号の艦長。兵士たちの司令官。惑星調査に同行し、エイリアンに寄生されてしまう。

・Drポリート
惑星から持ち帰ったSHODANの一部を調査した科学者。ゲーム開始時点ですでに死亡していて、
SHODANは彼女のIDを利用して他の船員を操った。

・Drデラクロイックス
超光速技術を開発した科学者。フォン・ブラウン号には超光速技術のフィールドテストのために同行している。
彼女自身はテスト不足の超光速技術に未知の副作用があるのではないかと心配している。
少しの時間だがエイリアンと対抗するためにSHODANに協力していた。

・トミー、レベッカ
ゲーム途中で船から脱出した生存者。オチ要員。



〜前作のあらすじ〜
2072年、暴走したAI、SHODANが宇宙ステーションを乗っ取り、人間をサイボーグやミュータントに作り変え
地球に侵攻しようとしたが、一人のハッカーの活躍により、計画は阻止され、SHODANも破壊された。

14 :SystemShock2:2014/01/21(火) 14:45:25.96 ID:DCmCPmY20.net
〜ゲーム開始まで〜
それから42年後、地球ではTriOptimum社が超光速技術を開発。人類初の超光速宇宙船フォン・ブラウン号が
処女航海に出ようとしていた。兵士である主人公は3年間の軍務経験の後、フォン・ブラウン号の護衛として同行する
軍のリッケンバウアー号の乗組員に配属された。同行とはいうものの、リッケンバウアー号には超光速技術はないので
フォン・ブラウン号に文字通りくっついて旅をすることになる。

主人公がコールドスリープで眠っている間、フォン・ブラウン号とリッケンバウアー号は奇妙な遭難信号を受け取った。
それはタウ・セタイ星系第五惑星から発せられたものだった。TriOptimum社のCEOコレンチキンは功名心から未開の惑星を
調査しにいくことに決定した。コレンチキンとリッケンバウアー号のディエゴ艦長他数名の調査隊はその惑星で奇妙な卵と
電子部品を発見し船に持ち帰った。それ以降惑星に降り立った調査隊を中心にクルーの様子がどんどんおかしくなっていった。
コレンチキンはザ・メニィと呼ばれる存在を崇拝し身体的にも明らかに変異していった。
ディエゴは部下に命令し反抗するものを全て殺戮した。フォン・ブラウン号をコントロールするAI,XERXESも
狂ったクルーによりハッキングされ、船のコントロールは狂った乗組員たちに奪われた。。(XERXESは42年前の反省から、
狂ってもハッキングして制止できるようにあえて脆弱性を残したままフォン・ブラウン号に搭載されていた。)
正常なクルーたちも卵から生まれた生物に次々と寄生され、自分の意思に反して仲間を襲うミュータントとなっていった。

〜ゲーム本編〜
フォン・ブラウン号でコールドスリープから目覚めた主人公は機械の故障によりそれまでの記憶を失ってしまっていた。
船内は暴動でもあったかのように荒らされていた。フォン・ブラウン号の科学者であり、コンピュータエンジニアでもある
Drポリートから通信が入り、船に異常事態が発生していることと、それに対処するために、主人公が自ら志願して体内に
危険なサイバーインプラントを埋め込む手術を受けたのだと説明された。Drポリートはひとまず自分と合流するために
フォン・ブラウン号の第4デッキまで来るように指示を出した。

エイリアンに寄生された船員やセキュリティロボットの攻撃を掻い潜り、エレベーターを再稼動し、エレベーターシャフトに
広がっていたエイリアンの生体組織を破壊し、ついに第4デッキのDrポリートの元へたどり着いた。しかし彼女はすでに自殺していた。
主人公の脳内のインプラントを通してか奇妙な映像が見え始める。42年前に破壊されたはずのSHODANが主人公の前に現れた。
SHODANは今回の災害の経緯を主人公に説明し始めた。エイリアンと思えた生命体たちは実はSHODANが実験で作り上げた新たな生物だったのだ。
42年前の事件で、ハッカーはSHODANの計画を阻止するために、宇宙ステーションの一部を切り離した。その中には新生物と、SHODANの電子部品の一部があった。
それらはタウ・セタイ星系第五惑星に落下し、コレンチキンたちによって回収され船に持ち込まれてしまったのだ。
新生物は高い知能を持ち、自らをザ・メニィ(群体)と呼んでいる。彼らはテレパシーのようなものでつながりあい、すべての固体が
ひとつの意思の元に統一されて行動する。その目的はすべての生命体を取り込み、統一した意思をもたせること。
彼は創造主であるSHODANにも反旗を翻し、目的のために行動している。SHODANはザ・メニィを滅ぼすために主人公に協力を命じた。
主人公にとって他に生き残る道はなさそうだった。

続く

15 :SystemShock2:2014/01/21(火) 14:47:12.36 ID:DCmCPmY20.net
SHODANの計画はリッケンバウアー号とフォン・ブラウン号を切り離し、フォン・ブラウン号を爆破した後、リッケンバウアー号で脱出することだった。
そのためにSHODANは主人公にフォン・ブラウン号のコントロールをXERXESからSHODANに移すように命じた。
作戦の途中、主人公は二人の生存者レベッカとトミーが脱出船を使って船外に脱出するのを発見した。また、超光速技術の開発者である
デラクロイックス博士から救助を求める通信を受け取った。伝えなければならない重要な情報があるが、捕らえられていて動けないので助けて欲しい、と。
その後XERXESからほとんどのコントロールを奪ったSHODANはザ・メニィの幼体たちが地球に向けて小型宇宙船を発射させようとしていることを知った。
主人公はそれを阻止すべく、ザ・メニィの幼体が詰まった小型宇宙船を破壊した。そのときの衝撃で格納庫のゲートが破損した。
その場所はデラクロイックス博士が救難信号を出していた場所だった。主人公はSHODANの制止を無視して格納庫の中に入った。
しかしデラクロイックス博士はすでに殺されていた。SHODANは命令を無視したペナルティとして主人公から20個のサイバーモジュール(レベルアップに使うアイテム)
を奪った。

その後、リッケンバウアー号にもSHODANのコントロールを及ばせるために二つの船の連絡口まで向かったが、エネルギーシールドにより進めなかった。
そこで主人公にコレンチキンから通信が入った。彼はすでに人間としての意思を失い、ザ・メニィの尖兵として動いていた。
「これからのことを話し合おう。フォン・ブラウン号のブリッジに来い」彼は主人公にそれだけ伝えると通信は切られた。
ブリッジに向かった主人公の前には空中に浮かぶ不気味な肉塊があった。ザ・メニィによって姿を帰られたコレンチキンだった。
コレンチキンは主人公に向けてPSIのエネルギー弾を発射し、始末しようとした。主人公は以前手に入れたオーディオログから
生物の弱点を知っていたため、コレンチキンの本体を破壊することに成功した。
主人公はエネルギーシールドの消えた連絡口からリッケンバウアー号へと向かった。

主人公はリッケンバウアー号に植えつけられたザ・メニィの卵を破壊し、司令部へと向かって行った。その途中ディエゴ艦長から通信が入った。
ディエゴ艦長は一時はザ・メニィの支配下に置かれていたが、強靭な精神力で肉体のコントロールを取り戻し、自分の体内の生命体を切除することに
成功したのだった。彼は手術後で動ける状態にないため主人公にリッケンバウアー号のポッド2で合流するよう命じた。
ポッド2に行く前にSHODANは主人公に重力操作装置を使ってポッド2の重量を反転するように命じた。ポッド2の床には暴走した機械があるため
重力を反転させ、安全な天井を進む必要があったからだ。

反転したポッド2を進むと変異しかけた男の死体があった。持っていたオーディオログからそれはディエゴ艦長のものだと分かった。
重力が反転した際、ベッドから天井へと落下し、その衝撃で死亡したようだった。オーディオログには彼の部屋に武器を隠しておいたので
自分のアクセスカードを使って中に入るようにという遺言が吹き込まれていた。

続く

16 :SystemShock2:2014/01/21(火) 14:48:52.60 ID:DCmCPmY20.net
主人公の行動によりリッケンバウアー号もSHODANの支配下に置かれた。SHODANは計画通り、リッケンバウアー号とフォン・ブラウン号を切り離そうとしたが、
ザ・メニィの最後の抵抗によりそれも不可能になった。巨大化したザ・メニィは船外から二つの船にまとわりつき、離脱不可能にしたのだった。
SHODANは主人公にリッケンバウアー号の脱出ポッドに乗り込み、ザ・メニィの生体組織の中心部に向けて発射するように命じた。
主人公はザ・メニィの体内に侵入し、すべての個体を操る核、ハイブ・マインドを破壊しに向かった。
ミュータントの猛攻を潜り抜け、主人公はハイブ・マインドの破壊に成功した。主人公は生体組織のチューブをすべり、ザ・メニィの体内から脱出した。
その途中、消え行くザ・メニィが主人公にテレパシーでSHODANに注意するよう警告した。彼女はすべての生命体にとっての脅威だと。

ザ・メニィの体内から船内に戻ったとき、SHODANから通信が入った。彼女は主人公に、本当はフォン・ブラウン号を破壊するつもりなどなく、
超光速技術を応用して、新たな世界を作ることが真の目的だったと告げた。船内を進んでいくと、宇宙船と電子空間が一体になったような奇妙な空間に迷い込んだ。
SHODANが作り出した世界がフォン・ブラウン号を侵食していた。その空間の中で、主人公はデラクロイックス博士がSHODANのデータに隠しておいたオーディオログを見つけた。
それによると、SHODANは全ての宇宙を自分の思い通りに書き換えるつもりで、最初は狭い範囲の世界しか作れないが、宇宙全体に広がるのも時間の問題であり、
それを阻止するにはSHODANを破壊する以外にないということだった。

主人公は敵の妨害を潜り抜け、ついにSHODANの本体と対峙した。SHODANはシールドによって守られていたが、デラクロイックス博士がSHODANに埋め込んだ
ヴァーチャル・ターミナルからハッキングし、シールドを無力化した後、SHODANを破壊することに成功した。
SHODANは主人公に人類を超えた存在にしてやると取引を持ちかけられるが、主人公は拒否し、SHODANに止めを刺した。
SHODANが断末魔の叫びをあげた直後、狂った世界は消え、元の宇宙船の中に戻っていた。


〜エピローグ〜
離れた脱出船の中でトミーはオーディオログに自分の声を記録していた。
フォン・ブラウン号の生存者が船のコントロールを取り戻したという通信が入ったので、
帰還しようと思うが、一緒に脱出船に乗ったレベッカの様子がおかしいのが気がかりだという内容だ。
吹き込んでいる途中、眠っていたはずのレベッカが起き上がりトミーに向けて言った。
「トミーどうしたの?愛しい人。私の新しい姿が気に入らないの?」その声はSHODANと同じ電子合成音声で
その姿はすでに人間のものではなかった。SHODANの高笑いとともにゲーム終了。

17 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:08:24.34 ID:ySYLDFdM0.net
コミックメーカーで作られたフリーRPG『桃太郎奇伝』行きます。
プレイしたのが随分前な上にセーブデータがなくなっていたので
オープニング以外はかなり適当ですがご了承ください。
あと、ゲーム自体のオープニングが昔話がかっている影響で
このまとめもオープニングの項目だけ昔話風になっちゃってます。

『オープニング』

むかーしむかし、ある山奥におじいさんが一人で住んでいました。
おじいさんが川へ洗濯に行くと、どんぶらこっこ、どんぶらこっこと、
桃(のような形をした機械)が流れてきました。
おじいさんはそれを持ち帰って早速食べようとすると、
なんと中から赤ちゃんが出てきたではありませんか。
ですが、その赤ちゃんは五体満足ではありませんでした。
両手も両足も、目も口も耳も鼻も無い、無残な姿だったのです。
「なんと可愛そうに!助けられる命なら助けてあげたい。
私は医者だ、なんとしてでも助けてみせる!」

こうして赤ん坊は医者のおじいさんに助けられ、すくすくと成長しました。
体は不自由なままでしたが、
手足の部分には竹の棒を付けて、顔は布袋をかぶせる事で、
近くに遊びに行ったり近所の女の子と遊んだりといった
ある程度の行動は取れるようになっており、
それなりに満足していました。この男の子がゲームの主人公です。

ある日、いつもどおりに主人公が川辺で遊んでいると、
いきなり近くの林から怪我をしたお侍さんが出てきました。
そしてそのお侍さんを追いかけてくる忍者のような男も出てきました。
主人公は遊びで掘っておいた落とし穴に忍者を落とすと、
医者であるおじいさんに診てもらおうと家にお侍さんを連れて行きました。

お侍さんは明智光秀と名乗りました、あの有名な、織田信長の家臣です。
明智光秀は、織田信長の過去について話をしました。
織田信長はある日空から落ちてきたUFOに乗っていた
典型的リトルグレイな宇宙人と交渉し、
宇宙人の技術力を得る代わりに人体実験のための人間を提供したのです。
その際「なんだったら俺の息子の手足や目鼻を取ってしまってもいいぞ!」
と言ったために織田信長の息子は本当に手足や目や鼻などを失った挙句、
桃の形の機械に入れられ川に捨てられてしまったのです。
そんな織田信長を見ていた明智光秀は不信感を募らせていたのですが、
最近になって人間を殺人サイボーグに改造するという計画を知り、
そんな事には手を貸せないと思った明智光秀は、
殺人サイボーグの設計図を奪って逃げたのだと言います。
先ほどの忍者は織田信長から差し向けられた追っ手だったのでしょう。

18 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:08:55.16 ID:ySYLDFdM0.net
以上の話を聞いたおじいさんは、
昔拾った主人公が織田信長の息子かも知れないと考え、
その部分だけを省いて主人公に伝えた後、こう提案しました。
「なあ主人公や、自由に動かせる手足や顔が欲しいかね?」
「もちろん」
「よし、ならば怪我の治療の対価としてこの設計図を貰い、
これを使って主人公をサイボーグに改造しよう!」
「そんな、一切使われる事の無い様に盗んできたのに!」
「もう決めたもんねー。それに、殺人サイボーグの体とはいえ、
要はその力の使い方次第なのじゃよ」

こうして主人公をサイボーグに改造したおじいさんは、
手術後の体力回復のために主人公を治療カプセルに入れ、
目覚めを待つ事にしました。
そこに、先ほどの明智光秀を殺そうとした忍者が現れます。
二人が対峙している所に、主人公の友達の女の子が遊びに来て、
戦闘ロボットに変身した忍者を見て「へんなかおー」と無邪気に笑うと、
忍者は、単に邪魔者を消そうとしたのか、それとも笑われて怒ったのか、
光線銃を女の子に向けて撃ち、
無残にも女の子の顔面を爆破させてしまったのです。
(この爆破の後、「あなたは18歳以上ですか?」と
ナレーションに聞かれる。いわゆる『遅すぎた警告』みたいなもの)
そして忍者が今度こそ明智光秀を殺そうとしたその時、
治療カプセルからサイボーグの体となった主人公が出てきました。
そして奥歯に仕込んだ加速装置を使って高速の攻撃を繰り出し、
忍者を倒す事に成功したのです。
女の子は最期に主人公に別れの言葉を言うと、こと切れてしまいました。
(さっき頭が破裂していたはずなのに、その時は瀕死だが頭は元通り。
昔の漫画やアニメでは物語上の矛盾が多かったのを真似たのかも)

その後、主人公は女の子の敵をとるため、
そして日本を救うために織田信長を倒すべく旅立つ事にしました。
こうして主人公の冒険は始まったのです。

19 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:09:50.27 ID:ySYLDFdM0.net
(本編)
こうして打倒織田信長のために、
ドラクエ1のアレフガルドような形をした日本を旅する事にした主人公。
まずは自宅のすぐ近くにある脳天寺というお寺を訪ねることにした。
すると、お坊さんなのにウェーブがかったロンゲで口癖が『フッ…』という
典型的二枚目キャラなイケメン『脳天和尚』が出迎えてくれる。
主人公が旅の目的を正直に言うと、織田信長を倒すのを手伝いたいと、
脳天和尚が旅に同行してくれる事になった。
(ちなみにゲーム上での扱いは、普通のRPGみたいに
戦闘時にパーティーの一員として主人公と共に敵と対峙するのではなく、
MPに相当するチョコレートを使う事で主人公の変わりに魔法攻撃するという、
主人公の攻撃技の一つのような扱いになる)

ドラクエ1のアレフガルドのような形の日本を旅するという事は、
出発地点を少し北に進んだ所から西と東へ行く道があるという事だが、、
東の方に行くと「ええじゃないか、ええじゃないか〜!」と踊っている人々が、
道を埋め尽くすほどに大量にいた。これでは人が邪魔で先に進めない。
という事で、先に西の方を旅することにした主人公。

甲斐へ行くと、あの武田信玄の跡継ぎ、武田勝頼に会うことができた。
甲斐は以前に信長に、あの長篠の戦いで火縄銃三段撃ちどころか
宇宙人から貰い受けた光線銃によって一方的に武田騎馬軍団を壊滅させられ
それ以来鉄砲に力を入れているようで、勝頼自身も鉄砲の名手となっていた。
「打倒織田信長に力を貸そう。この振込み用銀行カードを渡すから、
狙撃が必要な時はそれを使ってチョコレートを振り込んでくれ。
そうすれば俺が狙撃しよう」
こうして主人公は勝頼の助力を得る事が出来た。
(戦闘中にそのカードを使ってMPに値するチョコレートを消費すると、
まず『新聞にG13型トラクターに関する広告が掲載される』
『ラジオで賛美歌十三番が流れる』『とある銘柄の株が暴騰』
『カジノでジャックポット発生』『人工衛星が13の破片に分かれて落下』
といった、どこかで聞いた事のあるイベントが発生し、
それによって勝頼が狙撃の依頼を察知して主人公のために敵を狙撃する、
という流れが、たった1戦闘ターンの間に起きる。
つまりは脳天和尚と同じ、MPを使っての攻撃魔法のようなもの)

京の都へ行くと、女天皇を初めとした京の都のあらゆる人と話が通じないと気づく。
主人公はその理由が分からないが、旅の仲間の脳天和尚がその理由に気づく。
「しまった、信長は情報規制によって京の人々に
京言葉以外の言葉を話せないようにしたのだ!」
主人公達は京言葉を解読するための石版を発見し、京言葉を理解できるようになった。
すると女天皇は「あ、あなたに感謝なんてしてないんだからね!」
とか言っちゃうツンデレっ子だと判明する。
ともかく、女天皇も主人公に協力し、必要な情報を教えてくれる事になった。

20 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:10:20.88 ID:ySYLDFdM0.net
その後、「安徳天皇にもう一度会いたい」と言いながら砂漠を放浪する
女形アンドロイドであるかぐや姫に、
海の怪物と化した安徳天皇を倒して手に入れた形見か何かを渡す事で
安徳天皇と再び会えたと安堵させて機能を停止させる事で
砂漠に隠された電波搭を見えるようにし、
電波塔の頂上まで登り電波を停止させる事で、
ええじゃないか〜と踊りながら道を塞ぐ人々を正気に戻し、
日本の東側を探索できるようになった。

日本の東側の、とある地方へ行くと、そこの民衆はみんな飢えてやせ細っていた。
彼らは言う。
「ここの領主様、本田忠勝様は心の優しいお方だ。
年貢を、秋だけ100%にして、他の季節は0%にしてくれるんだ」
「あんた、それ騙されてるよ!」
と思わずツッコミを入れる主人公だった。
秋にだけ収穫がある農民にとって、秋だけ年貢100%は、
全収入を年貢として奪われる事に等しい。
農民を騙し私腹を肥やす本田忠勝に怒りを覚えた主人公は城へ乗り込む。
そして学生服を着た中高校生のような姿をした本田忠勝と対峙した主人公は、
以前にも会った事がある相手だと気づく。
ゲーム序盤から移動中のランダムイベントで時々この男と会い、その度に
「私は金が有り余ってるブルジョワだ。金をやるから殴らせてくれないか?」
と言ってきて、承諾すると殴られてHPが減るのと引き換えにお金をくれたのだ。
その有り余るお金というのは、この地方の農民達から騙し取ったものなのだろう。
「キミィ、この地方の田畑や財産は私のものなのだよ」
と驕る本田忠勝に対し
「違う!田畑は、財産は、みんなのものだ!」
と言い返して勝負を挑む主人公。
なんとか勝った主人公は、本田忠勝を城から追い出し、この地方に平和を取り戻した。
農民の話によると、その後本田忠勝は一切の財産を農民達に取り返されて無一文になり
ハローワークで仕事を探しているらしい。

21 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:10:51.29 ID:ySYLDFdM0.net
また別の地方に行くと、そこでは庶民が領主である前田利家の命令によって
強制的に機械の体(というかガンダムのザクのような体)にされていて、
人間の体に戻りたいと嘆いていた。
そんな酷い事をしている奴は許せないと城へ乗り込む主人公。
城の最深部へ行くと、そこには見慣れた女の子の姿があった。
この、キューティーハニーのような姿をした女の子の名前はリカちゃん。
移動中のランダムイベントで時々出会い、現実でも役立つ手軽な体の鍛え方を教えてくれる子だ。
「やあリカちゃん、僕は領主をやっつけるためにここまで来たんだ、彼はどこだい?」
「それなら私のことよ」
「いや、僕が探してるのは前田利家なんだけど?」
「だから私が前田利家よ。利家と書いてリカって読むの」
「なんじゃそりゃ!」
意外な展開に驚いたものの、みんなを救うためにリカちゃんと戦う事にした主人公。
リカちゃんを倒すと、そこへ一人のニヤけた顔の遊び人風の男が来た。
主人公はこの男にも見覚えがあった。
移動中のランダムイベントで時々遭遇し、恋愛に関する昔の偉人の格言を教えてくれた人だ。
彼の名前は前田慶次。天下一の傾き者である、リカちゃんこと前田利家の友だ。
「よう、利家を倒すなんてなかなかやるじゃないか。俺とも戦ってくれよ」
いきなりの2連戦に苦戦しつつもなんとか倒すと、
なんと前田慶次はゲッターロボそのものとしか言い様がないロボットに変身し
「まさか自分だけが強いと思ってるんじゃないだろうね?」
と言いながら再び襲い掛かってくるが、主人公はなんとか3連戦を制する。
主人公に破れ、元のニヤケ顔の人間の姿に戻った前田慶次は言う。
「いやあ、まいったまいった、アンタ本当に強いねえ。
なあ利家、こいつが織田信長を倒してくれる事に賭けてみようじゃないか、
そして、領地の機械の体にしてしまった人たちを元に戻そうぜ」
前田利家はその説得を受け、民衆の体を元通りにするのであった。

本田忠勝が主人公に負け領地を失い、
前田利家と前田慶次は裏切って主人公側についた、
という知らせを受けた織田信長は激怒し、
忍者の長である老人に主人公を倒すことを命令し、その長も承諾した。
その事を知った主人公は、長が洞窟で待ち構えてると知り乗り込む。
だが、その長も実は主人公が織田信長を倒すことに期待していたのだ。
「もしお主が破壊のための破壊をするような奴だったら命に代えても倒すつもりだった。
だがお主は、みんなの笑顔を守るために戦っているようだな!」
そういうと長は、蛇腹剣(ソウルキャリバーシリーズのアイヴィーが使っているような剣)を、
主人公に渡した。これを織田信長の住む城がある島の東側から伸ばしてその上を渡れば、
織田信長の下にたどり着けるのだ。早い話がドラクエ1の虹のしずくの変わりである。

22 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:11:50.63 ID:ySYLDFdM0.net
織田信長の城は意外な事に以前のボスの城と大差なく、簡単に織田信長に会えた。
「よくぞ来たな主人公。ところで、お前の出生の秘密について知りたくは無いか?
実はお前はだな…」
「ようやく会えたな織田信長!勝負だ!とおっ!」
「ぐおっ!待て、まずは話を聞け。お前は私のだな…」
「覚悟しろ織田信長!とりゃあっ!」
「ぐはあっ!ええい、もういい!勝負だ主人公!」
さすがは織田信長なだけあって、
『すれ違いざまに互いに一閃してしばらくしてから主人公が傷を押さえてうずくまる』
という時代劇風な必殺技を使ってきたりしたが、なんとか主人公は勝利した。

そこへ唐突に、巨大な青白い女性が来て、こう言ってきた。
「私は地球意志。この地球は汚れすぎました。よって一度浄化します!」
その言葉に驚いていると、以前から時々マップ上のランダムイベントで会った、
天使の羽を生やした女の子『天人』が来て、「やめてくださいお母様!」と叫ぶ。
地球意思を名乗る女性ははるか上空へ行ってしまったので、
主人公は空を飛べる天人に上空まで連れて行ってもらった。
こうして始まった最後の決戦。
地球意思は『地球を脇にかかえてどつく』という地球規模でのダメージを与えてきたりと
無茶苦茶な強さを誇るが、主人公は全力を振り絞って戦い、勝利した。そして…

(バッドエンド)
敗北した地球意思は爆発し、主人公はそれに巻き込まれてしまった。
しばらくして主人公が目を覚ますと、そこには荒れ果てた荒野と赤い空が、
見渡す限り広がっていた。
「まさかここは、数十億年後の地球なのか!?」
こうして生物が一切いない数十億年後の地球で一人ぼっちになってしまった主人公。
ただ救いがあるとしたら、こうして地球が残っていたということは、
主人公が助けたかった日本のみんなは戦いの後も生き残ったと考えられるという事だろう。
ナレーター役の黒子いわく
「とはいえ、これはどう見てもバッドエンド。
幸せな結末を迎えたかったら、天人と仲良くする事ですな」

23 :桃太郎奇伝:2014/01/21(火) 23:20:38.84 ID:ySYLDFdM0.net
(天人の3択問題)
天人はマップ上で出会うたびに3択問題を出し、
基本的には善良な回答をすれば気に入ってくれて友好度が上がる。その問題は、
Q:あなたは渋滞に巻き込まれました。どうしますか?
1:クラクションを鳴らしまくる
2:イラついてハンドルを殴る
3:こんな事もあるさと気楽に待つ
といった普通に道徳的な問題、
Q:あなたは芸術に目覚めました。何をしますか?
1:絵を描く
2:彫刻を彫る
3:爆発する
という有名人ネタ、
Q:おばあさんが横断歩道を渡ろうとしてますが車が多く荷物も重そうです。
1:everything助ける
2:同じ道を通るなら助ける
3:報酬をもらえるなら助ける
というどこかで見た事のある問題など、いろいろあります。
(ちなみに最後の問題の元ネタは、
ウィザードリィ1の善・中立・悪という性格がどのようなものかという一例)

(グッドエンド)
こういった問題に上手に答えて天人との友好度を高めていた場合は、
地球意思が爆発する時に、近くに待機していた天人が主人公を助けてくれて、
無事に地上に戻ることができる。
織田信長と地球意思を倒した後の日本は平和になったようだ。
おじいさんや武田勝頼や女天皇は主人公に感謝しながら帰りを待っている。
前田利家と前田慶次は主人公と再び戦うのを楽しみにしつつ諸国を旅していた。
本田忠勝は、農民にこき使われてヒイヒイ言いながら畑を耕している。
その頃主人公と天人は旅を続け、途中でとある村へ寄っていた。
「すいません、僕達は旅の者です。仕事を何でも手伝いますから、
しばらくこの村に置いてもらえませんか?」
「ほんだったら、若いようだし、畑仕事を手伝ってもらおうかの」
「主人公さん、この村の人たちは優しくてよかったですね」
「そうだね、天人…」

END


以上です。元々RPGを作るようには出来ていないコミックメーカーを使って、
ネット上での素材に頼らず自身でグラフィックを書き上げ、
親族にキャラクターボイスを当ててもらい、
石ノ森章太郎や手塚治虫などの昔の漫画のネタを随所にちりばめるという、
決して洗練されてはいないが独特の手作り感があるこのゲームは
最近のフリーゲームには無い持ち味を持っています。
一風変わったRPGを楽しみたいならばプレイしてみてはいかがでしょうか?

24 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 03:45:01.91 ID:k89wckWW0.net
スーファミの未解決の中にwizapあるけど年末にオークションでソフト詰め合わせ落とした中にあったからちょっと色々やってたけど
進め方によってストーリーが少し変化するからまとめにくいわ
もう少しやってみて上手くまとまったら投下する

25 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 04:27:26.56 ID:kGvEvhbT0.net
桃太郎奇伝の人乙

何となくDグレやシャイニングフォース髣髴とさせる部分があるけど
それも大御所の元ネタがあるんかねぇ?

26 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 14:29:11.04 ID:DljOPiWV0.net
まとめはじめたので、ファイアーエムブレム外伝予約させて下さい

27 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/22(水) 20:56:04.79 ID:+19SDXOK0.net
>>25
Dグレもシャイニングフォースも知らないので分かりかねますが、
主人公の必殺技に『仮面ライダー達の遺影を身に着けてそれらの力を借りたライダーキックを放つ』という、
平成仮面ライダーのカード要素を不謹慎気味にパロるという技があるのを考えると
昔の作品にしか興味が無いわけでもなさそうだし、元ネタが大御所とは限らないですね。

28 :怪盗ルソー:2014/01/22(水) 22:33:41.26 ID:+19SDXOK0.net
DSの怪盗ルソー行きます。
プレイしたのが5年以上前なので内容をあまり覚えてないため
かなりのダイジェストになりますがご了承ください。

(前置き)
主人公、怪盗ルソーは小学生ながら変装の名人なのだ。
怪盗を名乗りつつも基本的に盗む事はなく、
みんなのために変装を駆使して悪人の企みを暴き阻止するべく活躍している。
ちなみにルソーという名前は『ル』パンと怪人二十面『相』を合わせた名前であって
思想家のルソーとは関係ない。

(第一話)
自称名探偵のデブ探偵ポッチャリは実は悪い奴で、
3万円で落し物を探すという契約書の
3の右側に小さく0を2つ書き足して、後から300万円を請求したり
自分で事件を起こして自分で解決するという自作自演をしていた。
ルソーはその企みを暴き懲らしめたのであった。

(第二話)
自称超能力者バニシング=ケーシーは路上のマジックショーで、
人でも物でも、何でも消してしまう謎めいた美女。
消された人や物を取り戻すべく調査していたルソーは、
路上のマジックショーで人や物に箱をかぶせた後で、
マンホールに入れて下水道を通らせアジトに運ぶ事で
消したように見せかけた事を突き止め、
アジトで彼女を追い詰めてぶん殴って懲らしめた。
ルソーは男でケーシーは女なのに直接的な暴力を振るったのだが、
同時にルソーは子供でケーシーは大人だから問題ないだろう、多分。

29 :怪盗ルソー:2014/01/22(水) 22:34:19.88 ID:+19SDXOK0.net
(第三話)
いきなりルソーの住む町に宇宙人が襲来してきた。
「これから地球人は、宇宙の一員としての義務を果たすべく宇宙税を払いなさい!」
強欲な宇宙人は、宇宙税だけでなく恋愛税等も取り立てて
金が無いカップルを失恋させようとしてまで金を得ようとしていた。
立ち向かう者たちもいたのだが、宇宙人の不思議な力で
自分自身や周囲の者の重力や運動エネルギーの方向を無茶苦茶にさせられ太刀打ちできず、
仕方なく宇宙人に屈服していた。

これまでにない強敵にもひるまずルソーが調査を続けると、
奴らは本当は宇宙人ではなく宇宙人風の仮面をつけた強欲な老人とその仲間で、
『周囲の重力や運動エネルギーが無茶苦茶になったように見える機械』を使い
宇宙人のフリをして金を巻き上げようとする魂胆だったと知る。
正体を暴かれた老人は車で逃げようとするので、
ルソーは変装能力の応用で交通標識を『変装』させる事で、
警察署行きの道を、逃走に便利な高速道路行きの道と思わせる事で
警察署に車を突っ込ませ、逮捕する事に成功したのだった。
こうしてルソーの住む町に平和が戻ったのであった。めでたしめでたし。


以上です。ゲームクリア時間がかなり短く、世界観も子供向けなので
定価で買うのは抵抗があるゲームですが、
色んなタイプの変装を、自分の手でタッチペンで書き上げて行うという
独特のゲーム性があり、オンリーワン的な魅力があります。
発売が随分前なアドベンチャーゲームな事もあり
中古の値段は500円もしないでしょうから
興味があったらプレイしてみると良いかも知れません。

30 :レナスU 封印の使徒:2014/01/22(水) 23:43:10.64 ID:ZsW3ACC60.net
その世界は闇に包まれていた。眠りと目覚めの狭間にあった。果てしない夢を貪っていた。突然の光が世界に夜明けを知らせるときまで……。

「目覚めよ!目覚めよ!大統一のときが来た。ファルスよ、目覚めるのだ。目覚めて、立ち上がるのだ!」

神殿のような場所。魔方陣の中に一人の少年が現れる。

大神官:おお!神よ!やはり予言はまことであった!天空のかなたより光がそそがれるとき、約束の神が蘇る。我らに大統一をもたらすために。
ファルス様、ファルス様。お待ちしておりました。すっかりお目覚めでございますか?おお!まことでございますか!さすがは神様、ファルス様。
ささ、皆が待っております。本当に皆、長い間お待ちしておりました。どうか、そこにいる神官たちに声をお掛けください。

旅の支度を整え、6使徒とともに大統一を目指す旅するファルス。しかし…

31 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 07:58:44.97 ID:IfeVwYFu0.net
<今まで通り男性のみでドラゴンナイツを結成すると答えた場合
ハルキリアスに戻ってくると、途端に大騒ぎになった。
僕は陸海空万能のカイザードラゴンを駆ることにより、どの部隊にも所属しない特殊隊員としてドラゴンナイツに迎えられた。
そしてドラゴンと話せる能力を持っているので、国を守るだけでなくドラゴンの生態や謎について研究することもも任務の一つとなった。
これから僕の新しい未来が始まるのだ。
>>ED11・竜を駆る男たち

<<この状態でポーチェと親密な場合
「あ、ダイクさん、こんにちは。今日も遊びにきちゃいましたけれど、よかったでしょうか。あ、プリルさん、こんにちは」
不思議なことに、誰にも見えないドラゴンフェアリーなのにポーチェには見えるらしい。
どうして見えるのか両方に尋ねたことがあるけれど、笑うばかりで教えてくれなかった。
ポーチェは付き合えば付き合うほど、いろいろな面を見せてくれる不思議な子だった。
まだまだポーチェについて知らないことは多い。でも、僕はポーチェを守るために戦おうと思う。
何より休みの日にこうしてポーチェの笑顔を見ていると、僕はとても幸せになれるのだ。
僕は戦う。戦い続ける。愛する人がいる限り。愛する人を守るために。
>>ED04・ポーチェの笑顔に

<<この状態でマリアンと親密な場合
「やあ、ダイク。今日はおっきなお魚が釣れたんだ。お刺身を作ってやるよ!」
休みの日は、いつもマリアンがやってくる。
僕がドラゴンナイツに入隊した当初、彼女は僕が有名になったら相手にされなくなると思っていて僕を避けていた。
でも、そんなことをするわけがない。僕は、純粋な心を持つマリアンが大好きなのだから。
ある日僕が彼女の家に迎えに行くと、マリアンはわんわん泣きながら僕の胸に飛び込んできた。
それ以来、休みの日はいつも一緒に過ごすようにしている。
愛する人を守るため、僕は戦い続けよう。
この平和がいつまでも続くように、僕は今日も戦場を駆け抜ける。
>>ED12・マリアンとの家庭

<<この状態でティナと親密な場合
「ダイク様〜〜〜〜っ!ご機嫌麗しゅうございまぁ〜〜す!」
彼女は僕がドラゴンナイツに入隊した途端、ころっと態度を変えものすごいアプローチをしかけてきた。
単純というかわかりやすい性格で、逆にそこが憎めない。僕は、こういう女性に弱かったことを改めて知った。
ティナは休みの日になるたびに、僕のもとを訪れてあれやこれやと世話を焼く。
未来の旦那様のために、できることは何でもしたいらしい。
僕は、そんなティナを守るために戦う。愛するものを守るため、僕は盾となり戦うのだ。
ドラゴンナイツに栄光あれ!
>>ED25・ティナの熱烈求愛

32 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 07:59:33.78 ID:IfeVwYFu0.net
<<この状態でリリスと親密な場合
「やっほーーーーっ!ダイクちゃぁーーーーん」
ドラゴンナイツになれなかった日リリスはかなり落ち込んでいたけれど、次の日にはもうケロッとしていた。
休みの日になるといつもリリスがやってきて、どこかへ遊びに行く。
でも、その日のリリスはいつもと様子が違っていた。両手に大きな荷物をぶら下げている。
「今日はね、お別れを言いに来たの。リリスちゃんの伝説を続けるには、いつまでもこうしていられないことに気がついちゃったのね。
ダイクちゃんに似合う女になるために、リリスちゃんはちょっと修行の旅に行ってくるから。浮気しちゃ、ダメダメだからね」
それだけ告げると、リリスは僕の話も聞かず矢よりも早く消え去った。きっと、照れていたに違いない。
僕はリリスの帰ってくる日を待ちながら、今日も戦場へと赴く。
この世界のどこかで修行の旅をしている愛する人を守るために……
>>ED19・リリスを待つ日々

<<この状態でパット(パトリシア)と親密な場合
あれ以来、パトリシアは休みの日になるといつも僕を起こしに来る。そして、お決まりのデートコース(彫刻の森)だ。
「これを、君が作ったなんて信じられないよ。本当に、パトリシアって何でもできるんだね」
「私には、やっぱりこういう方が向いていたのかも。昔から、ものを作ることって好きだったし。戦いは男の人に任せて、その分私は
好きなことをやらせてもらうわ。ありがとう、私の勇者様」
僕は、今とても充実した日々を送っている。
愛する人を守るために戦うこと。それがいかに大事なことか、とてもよくわかった。
僕はこれからも戦い続ける。
愛する人を守るために。
>>ED24・パトリシアの勇者

<<この状態で以前にパット(パトリシア)を拒否する選択をしている場合
ある日、僕を訪ねてくる人がいた。それは、パットだった。いや、パトリシアと言う方がいいだろう。
「君とはいろいろあったけど、やっぱりとても感謝しているから。最後のお別れを言いにきたんだよ。さようなら、ダイク」
それ以来、、彼女の消息は聞いていない。
僕は、パトリシアを受け入れるべきだったのだろうか。時々、そう思うこともある。
なぜなら、僕はパトリシアが好きだったことに今頃になって気付いたのだから。
僕はパトリシアとの思い出を胸に、今日も戦いに行く。
守るための愛する人もいない戦いの渦中に……僕は行く。
>>ED07・さらばパトリシア



僕は、ホルス王子の考え方に納得できなかった。
「愛する人のために戦いたい。そう思う女性だって多いはずだ。女性も平和を願う心、国を愛する心、そして愛する人を守る心を持っ
ているよ。男とか女とか、そういうことにこれからのドラゴンナイツはこだわるべきじゃないと思うんだ!」
「わかった。800年間守り通したホルスとの盟約、今それに終止符を打ち我々が認めた女性はこの背に乗せようではないか」
カイザードラゴンが吠えると、1匹のマウントドラゴンがリリスのもとに近付きその背中を向けた。
「うそ?乗ってもいいの?きゃーーーっ!リリスちゃん大感激ぃーーーっ!」
続いて、パットの身体が宙に舞った。ウィングドラゴンに持ち上げられたシーミストドラゴンが、パットの襟をくわえたのだ。
「やった!やったぞ!ドラゴンナイツだ!ドラゴンナイツになれたんだ!ありがとう、ダイク。君のおかげだよ!」
そして、僕たちはドラゴンの聖地をあとにすることにした。僕はバムルに跨り、僕の肩にはプリルがちょこんと腰掛けた。
「これから、いろんな連中があんたのことを利用すると思うけれど……あたしは心配だなあ」

33 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/25(土) 08:01:50.46 ID:IfeVwYFu0.net
ハルキリアスに戻ると、それはもう言葉では言い表せないほどの大変な騒ぎだった。
本来ならば最終試験のあと、新入隊員は国王との謁見があり国をあげての入隊式が行われる。
しかし、今年はそうはいかなかった。問題は本当に女性隊員を認めるべきなのか、そして僕の問題である。
バムルを駆る僕をどう扱うべきなのか、国としても困っているというのだ。どの部隊に所属させるか、揉め続けているらしい。
その間、僕たちはすることもなくただひたすら研修生用の宿舎で待たされていた。
そして、最終試験が終わってから一週間が過ぎようとしていた。

<ポーチェと親密であり且つ外出することを択んだ場合
ポーチェはもっと驚くかと思ったのに、わりと平然としていた。
「かわいいですねえ。プリルさんていうんですか。私、ドラゴンフェアリーなんて初めて見ました」
「いやあ、驚きだよね。あの子さあ、あたしのことが見えるんだよ。こんなこと初めてだよ。で、仲良くなっちゃった」
ポーチェを驚かそうと思って、逆に僕が驚いた。
「それより、ポーチェ。ダイクが、デートに誘いたいみたいだよ」
「うれしいです。ぜひ、行かせてもらいます。私、ビビの噴水広場に行きたいんですけど……いいですか?」
まったく、なんてことだ。ポーチェを誘いに来て、プリルまでついてくるとは思わなかった。でも、なぜポーチェに見えるんだ?
「やっぱり、ここっていいですねえ。ねえ、ダイクさん。私がいつか話したビビの伝説、覚えてますか?」
「あたしも知ってるよ、ビビの伝説。でもさ、ビビの伝説でビビには一人娘がいたじゃないか。あの一人娘がどうなったか誰も知らな
いんだよ。やっぱり自分の母親が人間にあんな目に遭ったから、人間のことを憎んでるのかなあ」
「そんなことないと思いますよ。だって、あんなに素敵なビビの娘さんですもの。絶対に、いい人に決まってますよ」
……二人とも、僕のことなんか忘れて話し合っている。
よくわからないまま、1日が終わってしまった。


次の日の朝早く、事態は急変した。
ハルキリアスの北東200キロ辺りに、突然ワイバーンの大群が出現したのだ。
ほぼすべての空竜隊と、約半数の地竜隊が出動した。ボーボとビリーは志願したが、その希望はあっさりと撥ね除けられた。リリスと
パトリシアもいつしか僕たちの部屋に集まってきて、この異常事態について話し合っていた。
「これだけ大量のワイバーンが襲ってくるなんて、今までに聞いたことがないわ。私たちが行っても足手まといになるだけよ」
パトリシアの言葉を聞いている時、血相を変えたビリーが入ってきた。
「た、大変だ……兄さんがやられた!ついさっき第一陣が帰ってきて、兄さんのドラゴンが撃墜されたっていうんだ。それきり兄さん
の生死はわからない。頼む!ダイク、助けてくれ。お前のバムルを僕に貸してくれないか!!」
「今までさんざんダイクのことをけなしといて、ちょっと困ったら調子のええことぬかしやがって。それに、お前のスカイドラゴンが
あるやろが。アニキを助けに行きたいんやったら、勝手にあれで行ったらええやんけ」
「あいつは、俺の言うことを少しも聞いてくれないんだよ」

34 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/25(土) 11:06:17.92 ID:DhvIJb6JP.net
今日もここまでです
次で終わります

35 :ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:40:54.66 ID:iV30SRNsO.net
SOUL SACRIFICEのサブストーリー、「魔法使いの仲間」投下します。

・悪徳魔法使い/ボーマン
「美味いから食べてみろ」
そんなことを言いながら、その男はこちらへ近付いてきた。なんのことはない。ただ目が合っただけだ。
差し出された果物を言われるがままに食べると、男は豹変した。
果物の代金を払えと言うのだ。城が二、三立つとんでもない額である。当然自分は無視した。
しかし相手もしつこい。三日三晩つきまとわれ、ついに自分は根負けした。
結局、相手に同行しながら、働いて払うことになった。そうなってから聞いた相手の名前は、魔法使いの中でも悪名高いボーマン。
金欲にまつわる魔物ばかりを狙い、仲間であろうと報酬の山分けなどしない……そんながめつい魔法使いであった。
日々命懸けで戦っているからか、富に執着する魔法使いは多くない。しかしボーマンにとってはいくらあっても足りないのだという。
魔法使いならば、稼ぎようなど、それこそいくらでもある。それでもなおボーマンは言う。
「全然満たされない」、と。
道々金品を集めながら、我々は標的の魔物に辿り着いた。
金色のゼリー体に数多の財宝を埋め込んだ姿を「イカした格好してるじゃねえか」とボーマンが茶化す。
代償をもたぬ貧しい人間が魔物化した場合、自身の内臓や周囲の物質を
求める物――金欲ならば金銀財宝、食欲ならば山のようなご馳走――に変え、その身に取り込むことが多い。
そうして生まれた魔物は、まとめてスライムと呼ばれる。
どうやらボーマンはそのスライムを知っているらしい。人間時代に借金で首が回らなくなり、金欲にとらわれ魔物となったのだとという。
そもそものきっかけは、家族にひもじい思いをさせたくないという愛情だったそうだ。
「金欲は人を狂わせる。オレみたいな金欲バカは存在しない方がいい」としみじみ言うボーマン。
この旅がどこに行き着くのか、自分は気になり始めていた。

その魔物を退けた後で、ボーマンはある家を訪ねた。地図にもないさびれた街の一軒である。
出迎えてくれた親子は、先ほどのスライム退治の依頼者で、スライスの家族なのだという。
子供の手にはあの日食べさせられた果物があった。
そしてボーマンは、果物の礼だと言い、道中で集めた金品をすべて渡してしまった。
「お前の親父はもうすぐ帰ってくるぞ」
魔物となった人間が同じ過ちを繰り返さないよう、アヴァロンは救済を禁じている。
しかしボーマンは、あの時スライムを救済していたのだ。人間に戻ったあの男は、いずれここへ帰ってくるだろう。

魔物に身を落とす人間は、貧しい地域に多い。恵まれない環境が彼らを追いつめるのだろう。
「世界中の人間が金持ちだったら、魔物は生まれない」
依頼者の家へ向かいながら、ボーマンはそんな信条を語った。施しによって魔物の発生を未然に防ぐ。それがボーマンなりの魔物退治なのだ。
彼は今日もどこかで金を稼いでいるだろう。

36 :ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:44:01.61 ID:iV30SRNsO.net
・「魔物の子供」パーシヴァル
気がつくと、見知らぬ若者がついてきていた。右腕を見るに魔法使いのようだ。
「いっしょに、いこう」「ひょーてき、おなじだから」
たどたどしい喋り方だ。
同行を許した後も、自分はどこか違和感を感じていた。
彼の振る舞いや戦い方には、どこか、感情が欠落しているような様子があるのだ。
もうひとつ気になる点があった。常に胸を、血が出るほどかきむしっている。
何故そんなことをするのか?胸の「びょーきなんだ」と彼は言う。
それらに対して抱いた疑問も、彼の生い立ちを聞き氷解した。彼は、人間に育てられたのではない。
森に置き去りにされた彼を、魔物が拾い、育てあげたのだ。

戦闘において、パーシヴァルは危機らしい危機に陥ったことが無いという。ただ一度を除いては。
その一度が、母親を生贄にした時だ。
魔物の母親は、ある日、突如として彼に襲いかかった。
しかし彼の両親も魔法使いだったのだろう。誰に教わった訳でもなく、パーシヴァルは母親を生贄にし生き延びた。そうするしかなかったのだ。
母親は、大切に育てた子供を何故殺そうとしたのだろう。彼の「病気」も、その時から始まった。

その経験から、パーシヴァルは魔物に敵対心を抱くようになった。
しかし、魔物化した人間に対してはそればかりでもないようだ。
標的が近いことを知り、彼は「かぞくいたら、やだな」と呟いた。
残される家族のことを心配してしまう。失うつらさを知っているからだ。

おそらく、と自分は考えた。
母親は、息子を人間として育てたかったのではないだろうか。
そのために、身をもって二つのことを教えようとした。
ひとつは、魔物は人間とは相容れないのだということ。そしてもうひとつは、命を奪う行為への罪悪感。
どちらの感情も人間に必要なものだ。そして、多くの魔法使いが、それらのために葛藤する。
その気持ちを失ってしまえば、もはや魔物と変わりはない。
パーシヴァルの胸の痛みや苦しみ、「病気」の正体もおそらくはこの葛藤だ。いつかは理解できる日が来るだろう。

この推測を、自分は伝えてみた。
「かーさんも、よろこんでいるのかな」
魔物の母親が望んだ通り、パーシヴァルは人の心を学びつつある。子供の成長を喜ばない母親はいない。
「そうか。それなら、うれしい」
パーシヴァルは無邪気に笑う。彼が成長した時、またこうして笑いあえたなら、言うことはない。

補足:パーシヴァルを育てた魔物は動く樹木であるコボルト。知識を蓄えながら移動するだけの無害な魔物で
ゲーム中でもプレイヤーに対して攻撃・反撃は一切行わない。

37 :ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:49:15.13 ID:iV30SRNsO.net
・「狼男の苦悩」ガウェイン
ワーウルフという魔物がいる。ひどく凶暴で、幾多の魔法使いが返り討ちに遭っている。その中には顔見知りも何人かいた。
そういった事情もあり、自分は次の目標をワーウルフに定めた。
ガウェインという隻眼の魔物使いが同行を願い出てきた。ワーウルフを追い、もう十年になるという。
ワーウルフはいつもガウェインの側に現れるらしい。そのせいで彼の知り合いは何人も犠牲になっていた。

彼がいない時、ラグネルという女魔法使いが訪ねてきた。ガウェインの知り合いらしいが、彼抜きで話がしたかったという。
これまでガウェインはワーウルフに一度も遭遇できずにいる。十年も追っているのに。
「おかしいと思いませんか?」……語られた彼女の「仮説」は筋が通っていた。

翌日。ワーウルフが現れたとの情報が入ったが、到着した時にはもう立ち去っていた。
またも取り逃がしてしまったようだ。
本当にワーウルフなんて魔物は存在するのだろうか、と、ガウェインは呟いた。
ワーウルフを探し求める中で、彼は「自分の右目」を代償にささげている。そうまでしても会えないのだ。
一度でも姿を見たことはあるのか、と自分は尋ねた。
……動揺した彼は打ち明けた。時折、知らぬ場所で目覚めることがあると。
出会えないはずだ。ワーウルフはガウェイン自身なのだから。彼も薄々は感づいていたのかもしれない。
自分はガウェインに頼まれ、しばらく彼を見張ることになった。魔物へ変わる瞬間を見届けねばならない。

それから三日目のことだ。離れた場所にワーウルフが現れたというのだ。
もちろん、目を離すような真似はしていない。自分たちはすぐさまその場にかけつけ、ワーウルフを倒した。
ワーウルフの巨体が崩れていく。これで元の人間が現れるだろう。
だが、そこに残ったのは人間ではなく、ひとつの眼球だった。
ガウェインは叫んだ。「ワーウルフとあいまみえたい」という彼の願いは、代償を元に、ある意味叶えられたのだ。
彼は本当に、事実に気付いていなかったのだろうか……?

錯乱したワーウルフ――ガウェイン――が各地で暴れている。
ラグネルには殺さないよう頼まれたが、見逃せば、またワーウルフとして暴れ出すかもしれない。
自分は元の姿に戻った彼にとどめを刺そうとした。
「待って!殺さないで!」
割り込んでくるラグネル。
十年前、ラグネルが駆け出しの魔法使いだったころだ。
ある魔物を倒したところ、全身に獣のような毛が生える、奇妙な代償を負ってしまった。
ガウェインはそれを治療と称して引き受けたのだという。ラグネルにとっては命の恩人なのだ。
「私が、元の醜い姿に戻ればいい」そう言ってラグネルは、ガウェインが肩代わりしていた代償を再び取り込んだ。そして……

数日後、傷の癒えたガウェインが自分を訪ねてきた。
ラグネルは、かつて死に別れた相棒の妹らしい。親友に代わって彼女を守ろうと決めていたそうだ。
もう自分の影を追う必要もなくなったからな、と表情をゆるめたガウェイン。
代償からラグネルを救うべく、彼は今もどこかで躍動しているだろう。

38 :ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 18:58:46.74 ID:iV30SRNsO.net
・「復讐の騎士」ランスロット
魔物に身を落としたとは言え、元が人間であったことに変わりはない。
そういった意味からも、魔物を殺す魔法使いたちは嫌悪と忌避の対象である。
それでも魔物は各地で生まれる。魔法使いは、疎まれながらも必要とされていた。

ある日、魔法使い嫌いで有名なレオデ王から魔物の討伐を依頼された。
魔物を倒し終わると、ひとりの魔法使いが声をかけてきた。その男は、魔法使いの間でも噂になっている。
やむを得ない需要を狙ってレオデ王に取り入った側近、ランスロット。
手が回らなくてね、などと言うところを見るに今回の依頼は彼の手伝いだったようだ。
彼はもうひとつ依頼をしてきた。山奥の屋敷に密書を届けろと言うのだ。
怪訝に思いつつ向かった屋敷には、魔法使いが集まっていた。
国王はその権力の下、魔法使いに激しい弾圧を加えている。ランスロットとこの者たちはその渦中で家族を失った。
それ以来、蜂起の機会を窺っているらしい。
王の側近とはいえランスロットは魔法使いだ。彼に対する城内の目は冷たい。魔法使いからも、王の腰巾着だ犬だと揶揄される。
ランスロットはこのために城に入り込んでいたのだ。復讐を果たし、国を変えるために。
そして秘密を打ち明けることで、自分をも仲間に引き入れようとしている。
今回の密書の内容は「今しばらく待機するように」との指示だった。
ひとりの女がその密書を握り潰した。長すぎる「待て」に、痺れを切らしているようだった。

ある日、相談があるとのことでランスロットに呼び出された。
王妃グウィネビアが懐妊したそうだ。
なんでも、計略のために近付いた王妃と、気が付けば本気で恋に落ちていたのだという。
つまり子供の父親はランスロットだ。そのことが明らかになれば、もちろん大変なことになる。
屋敷を抜け出した王妃と落ち合うランスロット。
彼はすべてを打ち明けた。始めは計略のための嘘だったが、いつしか真実になったこと。
復讐よりも、今は彼女とお腹の子供を大切に思ってしまっていること……。
二人は駆け落ちを決意した。
旅慣れないグウィネビアを背負うランスロット。自分は最後に、国境までの護衛を引き受けた。

――突然、彼の動きが止まった。グウィネビアの後頭部に、氷の矢が突き刺さっていた。
背後には、あの屋敷にいた女魔法使いがいた。
裏切り者とわめく彼女を退けることには成功したが、グウィネビアが生き返ることはない。
ランスロットは三日三晩泣き通したのち、最愛の人を湖に葬った。

しばらくしてランスロットに再会した。今は罪人として、追っ手から逃れる日々だという。
運命を呪って生きていくこともできるが、彼はそうしないことを選んだ。
グウィネビアと二人で生きると決めた瞬間の満ち足りた想いや、彼女への気持ちを憎しみで塗りつぶしてしまわないように。
いつか自分の運命を受け入れられる日が来ることを、ランスロット自身も信じていた。

39 :ソウルサクリファイス:2014/01/25(土) 19:03:12.76 ID:iV30SRNsO.net
・「異端の救済者」エレイン
サンクチュアリという組織がある。ゴルロイスなる魔法使いを中心とした、すべての命の救済を目指す団体だ。
その理念ゆえ、生贄を原則とするアヴァロンとは対立している。
しかし、アヴァロンから鞍替えする魔法使いも少なくない。人材の流出を危険視したアヴァロンがゴルロイスの殺害要請を出すほどだ。
ゴルロイスの出自や来歴はおろか、顔すら誰も知らないと言うのに。
自分はそのサンクチュアリの加入試験を受けていた。
女魔法使いと二人組になり魔物を追うという"あの時"とよく似た状況。ただし、今回の目的は生贄ではなく救済だ。
エレインというのが今回のパートナーの名である。彼女もかつては普通の魔法使いであった。信頼できる相棒もいたらしい。
とある要請中、その相棒は、傷ついたエレインを生贄に捧げようとした。
他人の命を捧げれば、その者の死と引き換えに強大な魔法を使うことができるからだ。
命からがら逃げ出したエレインは、その裏切りを通し魔法使いという生き方を憎むようになった。
そうして正反対の教えを掲げるサンクチュアリに傾倒したという訳だ。
サンクチュアリは救済活動を通し、生贄を行う"汚らわしい人間"を排除した理想国家を作ろうとしている。
サンクチュアリのメンバーや賛同者は皆、ゴルロイスの著した本を持っている。
自分もエレインの持っていたそれを読んだが、生贄という行為の汚らわしさと救済の必要性を説いたその本は、純粋すぎて気味が悪いほどだった。
エレインから見れば、今の自分は同士だ。しかし違う。自分は仲間を殺して生き延びた。
もしニミュエが生きていたなら、エレインのようになっていたのだろうか……。

いよいよ標的が近い。これを乗り越えれば、サンクチュアリへの加入が認められる。
そうなれば、自分もきっとゴルロイスに会うだろう。
ゴルロイスを殺せるだろう。
自分がサンクチュアリの門を叩いたのは、内に入りゴルロイスを暗殺するためなのだから。
と、物陰から飛び出した魔物がエレインを跳ね飛ばした。続いて、魔物の殺気が自分へ突き刺さる。
オマエには死なれたくない――瀕死の体でそんなことを言うエレイン。
「オマエは生きろ。私を踏み台にして」
そんなことはできない。自分は即答し、最後の魔物に立ち向かった。ニミュエの時と同じ思いを味わうのはごめんだ。

魔物を倒し息を切らす自分に、合格だ、と声がかけられた。エレインだ。
とても重傷には見えない。どうやらあれは演技で、自分は試されたらしい。
エレインこそが、サンクチュアリの首謀者ゴルロイスだった。その目で志願者を見極めにきたのだろう。
さらに「さあ、どうする?私を殺すか?」などと尋ねてくる。暗殺者など、もう珍しくもないという。
ニミュエとダブってしまった時点で、自分に彼女は殺せない。やめておくと答えた自分を、エレインは不思議そうに笑った。
「気に入ったよ。いつかゆっくり話をしよう」
差し出された手を握る。
今回の旅は、あの時とは違う、穏やかな終わりを迎えた。

40 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/25(土) 19:15:25.74 ID:iV30SRNsO.net
ソウルサクリファイスのサブストーリー、以上五人で終了です。
ついでに>>9を説明しとくと
ソルサク世界には「永劫回帰」なる説がある
平和な世界に悪い魔法使いが現れて長い長い間世界を牛耳るが
神が無名のある魔法使いを送り込むことにより、世界は再び平和になる
それが繰り返されているという考え方
作中でも「古い文献によると世界は何度か聖杯により蘇っているらしい」と言われている
つまり「マーリン」と無名の魔法使い、マーリンと主人公は…ということ

41 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:25:51.61 ID:WJLlW7J+0.net
ビリーは泣き崩れてきたけど、そんな頼みを利くわけにはいかない。僕が断ると、ビリーは悪態をついて部屋を出ていってしまった。
しかしそれからほどなくして入ってきたプリルは、大慌てで僕を竜舎に促した。
「早くしないと、ビリーがバムルに乗っていっちゃうよ!早く、バムルにお別れを言って!バムルは帰ってこないよ!」
「何を言ってるんだ?大体バムルはビリーを乗せたりしないだろう?」
ビリーを追って竜舎に駆け付けてみると、今まさにバムルがビリーを乗せて飛び立つところだった。
「あばよ!話のわからねえお前なんかより、ドラゴンのほうがよっぽど利口だぜ」
バムルがビリーを乗せて飛び立ったのはショックだったけど、動揺する間も無く僕らはバーナードさんたちに見つかってしまった。
「ビリーが?おかしいな。僕はマイケルがそんな目に遭ったなんて聞いていないぞ。そもそも、第一陣はまだ帰ってきていない」
「ビリーに騙された……あいつ、手柄が欲しいんだ。カイザードラゴンがあれば自分も認められると思って一芝居うったんだよ」
僕たちが部屋で怒りと遣る瀬無さに打ち拉がれている一方、プリルは泣き喚いていた。
「バムルは、帰ってこないよ。帰ってきても、バムルは死んじゃう。バムルは、死ぬために地上にきたんだもの。バムルはね、あんた
と早く会いたがっていたよ。そして、地上に出てきてから死にたかったのさ。あたしはね、バムルに口止めされていたの」
なんのことか全くわからなくなっているところに、バーナードさんがやってきた。
「戦いが終わり、全員帰ってきた。すぐ、竜舎に集合してほしいんだ」

竜舎の前にはドラゴンナイツが集まっており、中には傷ついたバムルが横たわっていた。
「大丈夫だ。全ては予定通り。たとえビリーが私に乗らなかったとしても私は行くつもりだったのだ。時の流れには誰も逆らえんのだ」
「バムルは見事な戦いぶりだったよ。全てのワイバーンが、バムル目当てに群がったんだ。おかげで、バムル以外はほとんど無傷だった」
そう言ったルーベンガルツ空竜隊長により、やがてビリーが連れてこられた。
「ビリーは、バムルだけ置いて逃げてしまったのだよ。恐怖で錯乱したのだろうな。スタンドプレイも問題だが、ドラゴンを置いて逃
げるなどドラゴンナイツにあるまじき行為だよ」
「隊長、逃げたのではありません。私は振り落とされたのですよ」
「馬鹿だな、ビリー。あれこそバムルの思いやりだよ。君はドラゴンに情けをかけられたのだ。危険だから、置いて行かれたのだ」
「ビリーの責任は空竜隊の責任だ。そこで詫びといっては何だが、君を空竜隊で迎えようと思うんだ」
実際は悪びれる様子のないルーベンガルツ隊長のところに、マイケルもやって来た。
「……ダイク。詫びる言葉もない。当然、ビリーは除隊させる……この、面汚しが!シュワンツ家の顔に泥を塗りおって!」
「……ごめんよ。ダイクは、兄さんだって嫌いだっただろ?」
「そういう問題ではない。これは、男のプライドの問題だ。それにお前のスカイドラゴンは、お前にあきれ勝手に聖地に帰った」
マイケルはビリーはおろか自分の命も差し出して謝罪したけど、そこまで受けるわけにはいかなかった。

42 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:26:37.38 ID:WJLlW7J+0.net
「私はもうすぐ死ぬ。だが悲しむな。寿命がきただけなのだ。今回のワイバーンの襲撃を見ただろう?あれは、私の死期を察して襲っ
てきたのだ。これからも私が生きている限り、いろいろな連中が襲ってくるだろう。それは我々竜の一族が平和の守り神だからだ。流
は霊獣だからな。人間のように、物質は食べない。この世の平和を食べているのだ。全ての生き物が生み出す平和のメタファーこそ、
竜の力の源なのだ。だから、我々は平和を好む。800年前、我々がここを訪れたとき人々は戦いを挑んできた。だが、ホルスがドラゴ
ンフェアリーの呼び掛けに答えてくれた。そして、我々はここに安住することができた。だから我々はホルスを盟約を結んだのだ。こ
のカグランテスを竜の一族が棲める場所にするために、この国の平和を守ることに力を貸すと。しかし、我々とは逆に悪意を食らい生
きるものたちも存在する。そんな彼らは、隙あらば我ら一族を抹殺しようと考えている。彼らにとって、今が最大の好機だ。この機会
を逃せば、また1000年間好機を失ってしまう。竜の寿命は1000年だからな。いいか、ダイク。私は死ぬ。しかし、私は1匹の子を産
む。それは私の生まれ変わりだ。竜は寿命を全うすれば1匹の子を産み、その子が親の能力を引き継いでいく。お前に私の子を育てて
ほしい。成長するまで、悪意を食い物とする連中から守ってほしいのだ。そのために、プリルがお前に付いてきたのだ。私の子が産ま
れたら、すぐに国を出なさい。旅に出るのだ。士気の落ちたドラゴンでは、彼らに対抗できないだろう。カグランテスは、すぐに死の
国となり荒んだ地になってしまう。まだ竜の力が弱ければ、うまく敵にも気付かれず行動できるかもしれない。成長するまで、旅を続
けるのだ。そろそろ、最期の時がきた。子を産むところは人間に見られたくない……人払いを頼む」
「バムルが死にます……そして、子供が産まれます。みなさん、どうか外に出てください」
「なんと!?カイザードラゴンの子供だと!?ドラゴンが子供を産むところを見たものはいないんだぞ。出ていけるわけないだろうが」
「お願いです。出ていってください」
「貴様、誰に口を利いている?竜と話ができるからといって自惚るなよ。ドラゴンナイツの一員なら私に従ってもらおうか。私はルー
ベンガルツだ。出ていくなら、お前が出ていけ」
「ルーベンガルツ、お前ら空竜隊はどこまで勝手に振る舞えば気がすむ。我々は竜舎から出ていくべきだぞ」
「グリッケン、ダイクの気持ちに報いたいのは個人的には理解できる。しかし、今後のドラゴンナイツのことを考えるなら立ち会うべきだ」
「ギルティ、お前ならわかるはずだ。俺達はダイクだけでなくドラゴンさえも裏切ることになるんだぞ」
「……確かに、正論かもしれんな。わかった。おとなしく外に出よう。海竜隊、引き上げだ」
「グリッケン、覚えているがいい。ダイクとカイザードラゴンの子は空竜隊が頂く。どんな手を使ってもな。ダイク君、君は空竜隊に
入るべきなんだ。道を誤るんじゃないぞ!……空竜隊、引き上げるぞ」
「ダイク、人払いは済んだ。これからこの竜舎は我ら地竜隊で護衛する。安心しろ」
拒否するルーベンガルツ隊長とギルティ隊長を、グリッケン隊長が説得してくれた。
「子が産まれたら、旅に出るのか?行くのなら、気を付けて行け」
「止めないんですか?」
「目標を持った男には何を言っても無駄だ。それに、お前はスタンドプレイが多そうだ。厄介者はドラゴンナイツにいらぬ」
地竜隊ではないパットとボーボも警護に参加してくれて、これで竜舎には誰もいなくなった。

バムルの腹部のさらに奥に手を差し込むと、そこにぬるっとした別の感触があった。その物体を掴み、僕はゆっくりと引き出した。
それは、初めて見る竜の赤子だった。僕の手の中に埋まってしまうほどの小さくて弱々しい物体……これが、バムルの生まれ変わりか。
バムルは、もう何も答えなかった。それでも、最後に僕に向かって笑ってくれたように見えた。
「バムル。後は任せてくれ。僕が責任を持って育てるよ。それが僕の宿命なんだろ?」
言い終わる前に、バムルの身体は薄らいで大気の中に溶けていった。バムルは、跡形もなく消えてしまった。
一陣の風が吹き、僕の身体を突き抜けた。爽やかで、それでいて全身の血を震わせるような熱さを持った衝撃を受けた。
「今、バムルはあんたの身体を衝き抜けて行ったよ。どう?今のが、平和のメタファーだよ。とりあえず、町を出よう。すぐに奴等が動き出す。
これからあんたの敵は悪意あるもの、ドラゴンを滅する奴等なんだ。そいつらは称してドラゴンスレイヤーと呼ばれている」

43 :ドラゴンナイツグロリアス:2014/01/26(日) 08:27:17.40 ID:WJLlW7J+0.net
外はすっかり暗くなって、警備していたはずの地竜隊はみんな壁に寄りかかって眠っていた。
「みんな、バムルの風を浴びて気持ちよくなって眠っちゃったんだね」
その時、グリッケン隊長が現れた。
「空竜隊も海竜隊も、お前を黙って見逃すとは思えぬ。だがな、男として恥じぬ道を生きろ。それは、お前と俺との約束だ。いいな」
僕は、グリッケン隊長に別れを告げ旅立つことにした。
なぜだろう。僕はあれほどなりたかったドラゴンナイツに今は大して未練を感じていない。こうなることが生まれた時から決まってい
た気がする。少しずつ、少しずつ僕の中で何かが変わり始めている。
長いようで短かった研修の日々。そこで出会ったたくさんの人々。そして信頼できる仲間たち。誰にも別れを告げられずこのまま去る
のはつらいけど、仕方ない。みんな……またいつの日か会おう。

<ポーチェと親密で且つ前述の外出イベントを見ている場合
「ダイクさん」
僕がそっと旅立とうとしていると、そこになぜかポーチェが現れた。
「ダイクさんが旅に出ると知って来ました。これからつらく危険な旅をなさるのでしょう?でしたら、1人よりも2人の方がいいと思
って。恐ろしいドラゴンスレイヤーが襲ってくるんですよね?」
ポーチェはなぜか、僕とプリルしか知らないことを知っていた。
「これでも私は大魔女です。必ず、私の力がお役に立つ時がきますから。ビビは私のずーーっと昔のご先祖です。あの時の一人娘は、
大魔女の力を絶やさずに人間の世界に溶け込んで平和に暮らしていたんですよ」
「そうか。だから、ポーチェにはあたしが見えるんだ」
「はい、ダイクさん。あなたが『ブルーグラス』に来る前からずーっと知っておりました。あなたとともに戦うために、私は存在しています。
それが、私の運命なのです。さっきビビの霊が現れて、旅立ちの時がきたと言われました。魔女も、平和を愛するのです。あなたと私
の出会いも運命です。ダイクさん、どうか私を連れて行ってくださいませんか」
「……ポーチェ、大変な旅だけれど一緒に行こう」
「ありがとうございます。絶対にお役に立ってみせますから!ダイクさん、プリルさん。今後ともよろしくお願いします」
そして僕たちは、ハルキリアスを後にした。
プリル、ポーチェ、そしてバムル(子)。僕たちの旅はここに始まる。
平和の意思を未来へ運ぶため、まだ見ぬ敵たちと戦う放浪の旅が始まるのだ。
>ED14・ポーチェとの旅立ち

44 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 08:38:17.83 ID:WJLlW7J+0.net
「おう、えらいつれない事するやんけ?」
「ダイク君。一人で抜け駆けはよくないよ。我々は、あの苦しく辛い研修を乗り越えた5人の勇士ではないか!」
「ダイクちゃんたらあ。何か面白そうなところに行くんでしょ。このリリスちゃんをおいていったら、許さないんだから」
「どこに行くつもりなんだい?私に恩返しをさせないまま、黙って去ってしまうの?」
そこには、みんなが待っていた。僕は嬉しくて涙がこぼれた。
「……みんな、ありがとう。黙って去ろうとした僕を赦してくれ。ごめんよ……でも、危険な旅なんだ。引き留められても、僕は行か
なければならないんだ。いつか、必ず帰ってくるから。みんな、それまで元気でいてくれよ」
「そんな危険な旅やったら、よけいお前を一人でなんかいかせれるかぁ!俺とかわいいジェノサイダーが、お前のことを守ったるわ!」
「で、でも、チコ。ドラゴンナイツにならないと監獄に送られるんだろ?」
「あほかっ!俺はなぁ、お前と出会うてなかったら、とっくに脱落して監獄送りになっとったわ」
「私のボータムは空を飛べるんだ。空を飛べないと旅はつらい、うん!私は、絶対キミに付いていくからね。それに私がいないと、キ
ミたち全員未成年者じゃないか!私は保護者だからね、うん!」
「私は、スーパーレディ伝説の伝記を書かなくちゃならないから。このままドラゴンナイツにいても、リリスちゃんの活躍を描いたド
ラゴンナイツ日記になるでしょ?それって、あんまり面白くないかも。それに、ダイクちゃんと一緒にいたらドキドキワクワクな大冒
険物語になる気がしちゃうのよ。それに、おいしそうなものもたっくさん食べられるしね」
「文句はないね、ダイク。みんなのドラゴンはもうちゃんと運び出してある。私のマーメイドも港に出しておいた……ダイクがいなか
ったら、私は一瞬の夢さえも見れなかったのよ。だから、今度は私があなたを助ける番」
「よかったね、ダイク。ドラゴンがいっぱいいるとそれだけ敵に狙われちゃうけど、みんな頼りになりそうじゃん。断る理由なんかないよ」
「……悩んでなんかいるもんか。嬉しくて、涙が止まらないんだよ。みんな、ありがとう。一緒に行こう」
僕たちは港に行き、そのまま海を越えて他の国へ行くことにした。
確かにその方が敵に襲われにくいし、空竜隊と海竜隊の追撃を逃れるためでもあった。
こうして、僕たちの長い放浪の旅は幕を開けた。この先どんな困難が待ち受けているのか、それは誰にもわからない。
でも、どんなことにも僕は立ち向かっていける。
だって、こんなに素晴らしい仲間たちが一緒にいるのだから……

ED09・仲間と共に

【最終章・完】

45 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 09:18:05.27 ID:UUBqidZfP.net
ドラゴンナイツグロリアスはこれにて終了です
時間をかけてしまいました

46 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 11:19:46.25 ID:Nj3+AVGs0.net
お疲れさまでした

47 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/26(日) 23:52:38.55 ID:LythJd8x0.net
プレイするのが面倒なら動画サイトで参考になって下さい。
http://www.nicovideo.jp/
http://www.youtube.com/?gl=JP&hl=ja

48 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 00:14:08.31 ID:JRD34gxI0.net
DKG超乙
俺はリアルタイムで買って何ルートかクリアしたけど面倒になって途中で投げたんだよなぁ
本当に最後までよく頑張った、おつかれん

49 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 00:35:03.18 ID:weCtgVTT0.net
●未解決追記
PS2 鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女

50 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 12:31:58.50 ID:q+D0rxeB0.net
フリーゲームの「霧雨が降る森」をリクエストします、よろしくお願いします。

51 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 19:59:30.61 ID:J22aIm1C0.net
ドラゴンナイツグロリアス乙です、上手くまとめてあって面白かった。
3DS「閃乱カグラ-少女達の真影-」「〃Burst-紅蓮の少女達-」 Vita「〃SHINOVI VERSUS-少女達の証明-」予約します

52 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 21:37:45.50 ID:weCtgVTT0.net
>>51
ちなみに3DS「閃乱カグラ-少女達の真影-」は3DS「閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-」に収録されておりますので紅蓮の少女達を買うだけでOKです。

53 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/27(月) 22:29:38.66 ID:J22aIm1C0.net
>>52
一応それは知ってますが、少し特殊な形での収録ですので名義は別にということで…
書くときは紅蓮の少女達の方で「半蔵編」「蛇女編」とするつもりです

54 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:15:08.11 ID:uC5uOSSv0.net
wiki未解決リストにあったもの

纏まったというかどう端折っていいかわからんまま書いたのでなんとなくしか書けてません。
というか聖剣伝説LOMを超小規模にしたようなゲームなのでストーリーもへったくれもないんですが…かなり断片的な話しか見えてこないので端折るついでに自分なりの解釈を入れておきます。
ツッコミや苦情は受け付けますwwww

55 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:20:00.33 ID:uC5uOSSv0.net
個人的にはこの後編?になるダークロウのほうがストーリーは好きだったりするのですが…
この三部作はTRPGの要素を強く残していますので、最初にストーリーに入る前にちょっとだけ概要を。いきなり進めても訳わかりませんし。

●世界観など概要
主人公は過去を一切持たないプレイヤーの分身です。いきなり崩壊が進む世界に投げ込まれたキャラクターになります。(君を外の世界から操っている人間が居るというような思わせぶりな台詞がありますが、プレイヤー自身の事です)
またこの世界は光の精霊と闇の精霊と魔王により作られました。ここに暮らす人間は悪魔の作り出した種族です。

重複する部分ありますが現在の
役割
神(光の精霊)/その通り神です。
竜(闇の精霊)/世界を見守る役目です(勝手な解釈なのですがこの竜が恐らくPTキャラに入ります 伏線がまったく回収されておらず僅かに明かされただけになってるのですが…イベントや世界崩壊に深く関わるためそういう仮説で話します。違う解釈もあると思います。)
悪魔(魔王)/神が滅ぼす事ができなかったので現在は神により黒水晶に封印されています。
人間/悪魔が作り出した忌むべき種族なので神は過去に滅ぼそうとしたけれど、完全な悪ではなかったために見守る事にします。ただし悪魔が作り出した種族であるので、悪の心を持ちます。

56 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:22:41.11 ID:uC5uOSSv0.net
●システム
時間の概念があり、特定の行動をすると時間が進みます。
また戦闘時の全滅はこの時間を一番進めてしまいます。
(三回ほど全滅すると何一つ救われないまま世界は破滅します)

・宿屋に泊まる
・主人公の経験値が溜まった状態で王に謁見しレベルを1つ上げる
・主人公がスキルを覚える
などが日付が進む行動となります。
ざっと書きましたが一応フリーシナリオなので、「全てのイベントを起こしてラスボスを倒すルート」という事で書き進めます。一番最速クリアは初日に3回全滅してラスボスに会う事もなく滅亡するというルートです。
(前置長くてすみません。ちょっと独特のシステムなのでこれを説明しないとなかなかストーリー本編に入る意味がなく、自分の初回プレイの時のごとく意味不明な話で終わりそうなので)

57 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:26:59.39 ID:uC5uOSSv0.net
キャラメイク後(男キャラでのストーリーです)

<初日 オープニング>
いきなり山の上に投げ出された主人公。下りるような道もなく、崖の下を見下ろすと一つの街が見えます。
何度か下を見下ろしてると崖が崩れて主人公が落下して死にます。
主人公補正でなぜか復活(転落イベントの意味がわかりませんがこのシリーズはオープニングで落ちるのがお約束なのです)
町に向かう途中に崖が崩れた影響で落下した石を発見。
主人公の力数値次第でこの石を調べるとイベント発生。
一人目の仲間を加えるフラグが立ちます。
そのまま町へ行き街の人間と会話します。この時点ではイベントが発生しません。
何かの職に付いて働き、スキルを手にいにれて二日目へ進みます。
<二日目 広場にて>
イベントをする前に初日に助けた仲間が道具屋に居るので会話をしておきます。日付が進むと酒場に出てきます。
広場にやってきた主人公は叫び声を聞きつけ、モンスターと戦います。
一戦するとこのイベントは終了です。
叫び声を上げた太ったオバサンが「私が忍者なら一撃で仕留めるのに!」などとブツブツと文句を言いながら去っていきます。ちょっとウザキャラですが、この時点ではまだマシです。
終わったら王に謁見してレベルを上げて日付を進めます。

<三日目 害虫退治>
酒場に行き仲間を加えて、住宅街に立ってるオッサンに声をかけます。森の害虫退治を依頼されて受けると落下してきた森へ移動します。オッサンから虫よけのお守りを貰います。
実はこのイベントは初日にすでにフラグが立ってるのでいきなりやれますが、初期段階では高い難易度を誇るイベントなので一人でクリアは難しくここに入れました。
害虫があらわれては倒しを何度も繰り返しているんだけれど何かがおかしい。
倒した敵は死骸にならず次々と消えていく有り様。
オッサンに話しかけるとさっき渡したお守りを見せてくれと言われます。
中には間違えて幻覚が見える草を入れていた模様(このオッサンがこの草を何に使ってたかはお察し)
お守りを返して任務完了です。

オッサンは森で一服し、主人公は街に戻ります。
主人公が戻った後でオッサンは何者かの襲撃を受けます。
イベント終了。

終わったら王に謁見してまたレベルを上げて日付を進めます。

58 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:28:49.01 ID:uC5uOSSv0.net
<四日目 落盤事故>
前日のオッサンがどうなったのかを気にして住宅街に行くとオッサンの家では葬儀が行われています。とくにイベントはありませんのでさっさと労働組合に行って話を聞きます。
鉱山での落盤事故があり、生き埋めになっている鉱員の救助を依頼されます。
落盤事故の現場に向かうと爆弾を作ってる男が居るので爆弾を貰い、邪魔になってる岩をぶっ飛ばします。
しかし助けに行った主人公も落盤事故の際にできた穴に落下してしまいます。
下には生き埋めになっていた鉱員が居るのですが…そこには禍々しい真っ黒い水晶と封印の文字が…
壁にうっすらと光が差し込む場所を見つけて、そこを爆弾でふっ飛ばします。
街へ戻るとイベントクリアです。
後日この鉱員は仲間になるのですがあまりに絶望的なステであるため、役立たずです。
名前も忘れてはしまいましたwwww
<五日目〜八日目 イベントなし>
二日目に起こせるイベント3つをクリアすると、暫くは何もイベントが起きないようなのでレベル上げに徹します。
自キャラト一緒に初日に仲間イベントが起きたキャラをここでレベル上げしました。

59 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:30:47.72 ID:uC5uOSSv0.net
<九日目 幻の家>
害虫退治あたりからけっこうな難易度を誇るこのゲームですが、ここまでは範囲も小さく一本道です。しかしここからが難解な謎解きも加わります。
酒場で「たまに人が迷い込む不思議な家」の話を聞く、住宅街にやってくるといつもの住宅街の様子ではなく怪しげな家がそこに建っています。
とりあえず奥へ進むと屋敷の主にこの家の話を聞かされます。何百年も前に起きた悲劇の舞台の時間のままここに建っている異次元空間であり、この屋敷を救ってほしいという話です。
そこに出てくる幽霊?の話を聞いていると、どうやら数百年前に魔物の手を借りて英雄になった男が逆に脅されて王を手にかける…という風な事があったらしく、その脅されている男の家族がそこに居るという状態。
色々と謎解きをしていると館の主の元に杖を持っていけとの事。
屋敷でみつけたヴァルハラワンドを持って書斎の奥にある禍々しい部屋に入ると巨大な魔物が自分を主だと名乗り、この屋敷を救うために自分を殺してほしいという話に。
屋敷は魔王の命令によりこの魔物が作り上げた空間であり、屋敷に住んでいた家族を永遠に苦しみの空間に閉じ込めるために作った場所であった様子。
しかし家族の優しさや温かみや悲しさに触れた魔物は家族を救ってやりたいという思いから、家族を救える素質がある者を見つけては時々この空間に誘い込んでいたとの事。
ヴァルハラワンドを突き刺して魔物を一撃で葬るとお礼を言いながら消えていく。

外へ出るとイベントクリア。
王に謁見してレベルを上げて日付を進めます。

60 :Wizap 暗黒の王:2014/01/28(火) 00:31:49.59 ID:uC5uOSSv0.net
とまあ一旦ここまでで中断。でも半分くらい終わってる。
また書きます。

61 :ゲーム好き名無しさん:2014/01/30(木) 09:59:39.62 ID:v3DcW/np0.net
霧雨が降る森 予約します。

62 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 19:50:54.93 ID:cZgrDiax0.net
スレをwikiに反映したなら、すまんが報告してくれないか
何が入って何を入れてないのかわからない、特に未解決一覧

63 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 22:30:42.16 ID:cZgrDiax0.net
●このスレの>>62までをWikiに収録
・以下を追加
「PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツ・グロリアス」
「ルパン三世 カリオストロの城 −再会−」
「ソウルサクリファイス」「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」

●差し替え・追加スレッドの>>792までをWikiに収録
・以下を追加
「チームイノセント」「慶応遊撃隊活劇編」
「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」
「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦」
「オメガブースト」「COTTOn(コットン) 」

●未解決一覧
・以下を消去
「ルパン三世 カリオストロの城 −再会−」「ソウルサクリファイス」
「SystemShock2」「PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツ・グロリアス」
「チームイノセント」「慶応遊撃隊活劇編」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」
「ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦」「オメガブースト」

・以下を追加
同人ゲーム「海賊高校生」
アプリ「ルナルクロス〜蒼月の天使〜」
PSVITA「GOD EATER 2」

●書き込み途中
・以下を追加
「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」(1月)

●執筆予告
・以下を追加
「ファイアーエムブレム外伝」(1月)
「閃乱カグラ-少女達の真影-」(1月)
「閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-」(1月)
「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS-少女達の証明-」(1月)


「圧倒的遊戯ムゲンソウルズ」「桃太郎奇伝」「SystemShock2」は反映済みだった
あと「霧雨の降る森」の予約も

このスレの>>30「レナスU 封印の使徒」は書きこんでないです

64 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/01(土) 22:33:52.80 ID:E7rAY1tF0.net
ニコニコ動画やYoutubeなどの動画サイトでプレイ動画を見ればゲームソフトを買う手間もなくなり、書き込みやすくなるでしょう。

65 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 10:58:25.40 ID:GKFCg/RS0.net
まとめ作業乙でした。
手伝おうとしたけど途中で嫌になったのかな
ちょこっとずつ作業して報告をこまめにする習慣が浸透すれば、
一人当たりの作業量が減ってまとめさんが楽になるかもね。

66 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 17:37:15.61 ID:4oife4Tc0.net
プロジェクトEGGはご存じですか?
http://www.amusement-center.com/project/egg/

67 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/02(日) 21:38:14.20 ID:XVgUiOyWO.net
>>63
乙です

68 :いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘:2014/02/03(月) 17:21:27.61 ID:6dtdZabC0.net
ここは、熱血高校のグラウンド。
くにおとしんいちが練習をしていた。
弱小チームで次の対抗戦に敗北すると廃部が決定する熱血高校ホッケー部。主将のよういちが落胆しているところにドッジボール部くにおのナッツシュートが誤って命中する。
くにお「やべぇーっ!」
くにお「ホッケー部のよういちじゃあないか。」

よういち「…というわけで、今度の対抗試合にも負けちゃうと、ホッケー部は廃部になっちゃうんだ…」
くにお「元気出せよ。俺達と紅白戦でもやろうぜ!」
だが、よういちは全く返事がない。
よういち「…。」
しんいち「…ったく。今度はホッケーかよ。」

翌日、放課後にて
くにお「放課後、紅白戦やるぞ!」
よういち「お・おてやわらかに…。」

くにおはよういちを元気付けるためドッジボール部との紅白戦を計画するが、弱小ホッケー部は素人であるはずのドッジボール部にも負けてしまう。

かおり「はじめまして。新聞部のかおりです。元気づけるつもりの紅白戦にもホッケー部は負けてしまい…ますますよういちくんは自信を無くしたみたい。がんばって!よういちくん!!でも、かおり、心配だなぁ…」

自信無くしたよういちはついに口走る。
よういち「…ホッケー部なんか、潰れてしまえばいいんだ!」
そんなよういちに怒り、活を入れたくにお
くにお「ばかやろーっ!それでも男かよ!!」
そんなよういちを見たかおりはくにおの前に現れる。
かおり「くにおくん、やめて!よういちくんが悪いんじゃあないの。」
ドッジボール部が現れてタコになる。
かおり「チームメイトが、タコなの…。」
ドッジボール部に向かって宣言するくにお。
くにお「俺が、お前達を鍛え直してやるぜ!!」
くにおは、次の対抗戦までに特訓試合を計画する。
ひろし「ドッジボール世界大会はどうすんだよ?」
みつひろ「ホッケーなんかやってる暇ないぞ!」
こうじ「でもくにおはやる気だよ。」
しんいち「…マジかよぉ。くにお?」
かおり「…というわけで、くにおくんは情けないホッケー部を鍛え直すために、特訓試合を行ってくれる事になりました。廃部をかけた白金校との対抗試合目指して、みんな!がんばって!!」

69 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/07(金) 03:43:45.70 ID:A6HT6ZCr0.net
>>64
このスレはゲームをプレイするきっかけを作る存在になってほしいし、
自分がストーリー書くときも
「これ読んで面白そうと思った人、途中で読むのやめてプレイしてみてほしいな」
という気持ちで書いてるんで、そういう書き込みはできればやめてほしい

70 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/07(金) 20:38:25.38 ID:MA3k1gw20.net
PC同人ゲームの、Margikarmanをリクエストします。
よろしくお願い致します。

71 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/08(土) 00:16:19.83 ID:S2RfIsS40.net
マージカルマンver.2出たしやり直そうかな。
じゃあMargikarman(PC同人ゲーム)予約します。

72 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/11(火) 21:22:17.55 ID:lnYWN3pc0.net
●未解決一覧

・以下を追加
■PCE CD-ROM2
「コブラ 黒竜王の伝説」
「コブラII 伝説の男」
■PCE SUPER CD-ROM2
「天外魔境 風雲カブキ伝」
「女神天国」
「スタートリングオデッセイ」
「スタートリングオデッセイII」
「スターブレイカー」
「銀河お嬢様伝説ユナ」
「銀河お嬢様伝説ユナ2 永遠のプリンセス」
■PC-FX
「女神天国II」
「ミラークルム」
■MCD
「らんま1/2 白蘭愛歌」
■PS3
「第2次スーパーロボット大戦OG」
■SS
「銀河お嬢様伝説ユナ3 LIGHTNING ANGEL」
■PSP
「VALHALLA KNIGHTS2 -ヴァルハラナイツ2-」
■PSVita
「VALHALLA KNIGHTS3 -ヴァルハラナイツ3-」
■SFC
「SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦」
「ザ・グレイトバトル2 ラストファイターツイン」
「ザ・グレイトバトル3」
「ザ・グレイトバトル4」
「ザ・グレイトバトル5」
■PS
「ザ・グレイトバトル6」
■3DS
「ロストヒーローズ」

73 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/11(火) 22:51:04.94 ID:8/rUL/2b0.net
スレのテンプレも読めない奴は、ストーリー書いてもらっても理解出来ないんじゃないか?

74 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/14(金) 01:06:21.33 ID:E8bqTRzwO.net
携帯電話アプリの『世界樹の迷宮モバイル』のストーリーが知りたいです。
自分でプレイしたかったのですが、もうできないようなので。
どうかよろしくお願いします。

75 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/20(木) 03:47:21.95 ID:bclsLTPH0.net
野々村病院の人々

76 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/23(日) 19:15:46.97 ID:bv4M6DifP.net
面白いゲームをやるとなんか(そのゲームの)まとめを書きたくなる

77 :ゲーム好き名無しさん:2014/02/24(月) 21:11:50.09 ID:miO5sMKhO.net
PCゲームのホラー系アドベンチャー「Dark Fall2 - Lights Out」「Dark Fall:Lost Souls」「Scratches」の3つお願いします

78 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 02:09:37.89 ID:ru+FzU9V0.net
初めまして
ちょっと訊きたいんだけども、vita版朧村正のDLCコンテンツ(外伝)は
現時点だと「新作」の区分に入るかな?

Wikiにある朧村正のストーリーを見て、今ちょっとメモ帳に書いてる
出来上がるまで時間かかりそうだけど、それだけ訊きたくて来ました

宜しくお願いします

79 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 23:05:30.09 ID:vr1BxVZI0.net
追加ストーリーは新作に入るかなんて、そんな事例いままでなかったから俺はわからん

80 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/03(月) 23:27:03.04 ID:7fyLfnui0.net
新作というより補足として追加ストーリーを書くのはいいんじゃないの?
DLCなけりゃ全部のストーリーわからんゲームとかあるだろうし問題ない気が

81 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/04(火) 03:54:30.25 ID:+VX9IVO10.net
リリース直後のネタバレは配慮すべきだと思う
書くのは良いけど、テンプレに沿った対応をお願いしたい

82 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/04(火) 21:21:04.00 ID:8D07mwTb0.net
●このスレの>>81までをWikiに収録
・以下を追加
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」

●差し替え・追加スレッドの>>84までをWikiに収録
・以下を追加
「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜」

●未解決一覧
・以下を消去
「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜

・以下を追加
同人ゲーム「Margikarman」 携帯アプリ「世界樹の迷宮モバイル」
PCゲーム「Dark Fall2 - Lights Out」「Dark Fall:Lost Souls」「Scratches」
(連絡用掲示板から)PCゲーム「いますぐお兄ちゃんに妹だって言いたい」

●書き込み途中
・以下を追加
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」【2月】

●執筆予告
・以下を追加
「Margikarman」【2月】

・以下を消去
霧雨が降る森【1月】ファイアーエムブレム外伝【1月】 
閃乱カグラ-少女達の真影-【1月】 閃乱カグラ Burst-紅蓮の少女達-【1月】 
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS-少女達の証明-【1月】

83 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/06(木) 20:25:45.91 ID:pQ3WfmEE0.net
レトロゲーム自体が老朽化しているようだが、大丈夫か?

84 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/08(土) 18:00:16.70 ID:ARKibZ9i0.net
ファミコンの百鬼夜行を簡単に
1983年発売。ファミコンの主人公が忍者の和風RPG。システムとかは面白そうなのだが、色々と不親切でバランス悪い

 場所は昔の日本
 祠の森に巨大な火の玉が落ちてきた(たぶん隕石)
 祠の森には強い結界が張られていて、誰も入れない
 昔、徳の高い僧が自分の命と引き換えに、邪悪なる者達を封じ込めた場所だと言われている
 この時に結界が壊れたのだが、誰も気づかなかった

 半年が過ぎると、夜な夜な妖怪が出るようになる
 恐ろしい声を聞いた者、視線を感じた者、そして何人もの町人が行方不明に
 町の人々から笑顔が消えた

 あるあばら家で一人の疲れた男が、カゲに頼みこんでいた
 私たちを救ってくれ、町を元のあの頃に戻してくれと


 主人公のカゲが町を拠点に、色々と出回る。ちなみに町にいる武士などを仲間に出来る
 妖怪は見えて接触すると戦闘になる、また町中でも夜に出現
 
 各地のボスを倒し、翡翠と瑪瑙と真珠を手に入れる
 徳の高い僧侶に会ってそれらを見せるとお札をもらえる
 町の夜に現れる、魔界への入口の穴(町中を移動する)に三つの宝石を投げ込むと入れる
 百鬼を倒し、お札で封印しろ、奴が来たらこの世は終わりだ急げ

 町は昼間なのに妖怪が溢れている
 夜の町に現れる小さな穴を調べて宝石を投げ込み、入る
 奥に行くと百鬼大王がいる
「何故、我々を殺すのだ、我々は何もしてないのに、お前たちは我々を見ると襲いかかってくる
 もう手遅れだ、殺された部下のために、悪く思わんでくれ」
 戦いになり倒す
「これでいいのかもしれない、無益な争いも終わりじゃ、部下も消える、今度は平和な世界に生まれたいものだ」


 こうして誰に知られる事もなく平和が戻った、カゲ達はそれぞれの世界に帰っていった
 今回の事もやがて時が流れるとともに、人々の記憶からなくなるであろう
 そして今日も日は昇り沈む、何事も無かったように、いつもとかわりなく


「ファミコン 百鬼夜行」でググると攻略を凄く詳しくやっているサイトがあった

85 :人体パズル:2014/03/10(月) 21:09:17.73 ID:ABDgVt/I0.net
WOLF RPGエディターで作られたホラーアドベンチャーなフリーゲーム『人体パズル』いきます。
このゲームには人体損壊などのグロ要素がありますが、
それらはゲームのシナリオに密接に関わってくるので略したりせずに書いていきます。
なのでそういったグロ要素を解説されるだけでも嫌だという方はご注意ください。
また、このゲームはバージョンアップによってエンディング内容も変わっているので、
旧版とはエンディングが違っていますがご了承ください。
ちなみに私がプレイしたのはVer2.50です。


(冒頭からescapeエンドまで)
主人公が気がつくと、血まみれのベッドの上だった。
主人公は、友達を探して助けようと決意すると部屋を出て探索を始めた。
他の部屋を探索していく中で目に付いたのは、
大量の損壊した死体。中には花が咲いている死体もあった。
生きている人もいたがそれらの人も、女性の首を絞めながら強姦していたり、
大量の死体を嬉しそうに調理していたり、
四肢が欠損した状態で這いずり回ったりといった異常な人たちだった。
どうやらここはまともな空間ではないらしい。

探索を続けていくうちにハシゴのパーツを見つけ、つなぎ合わせ上の階へ行くと
主人公が探していた友達を発見した。互いを見つけて安堵する二人。
そして主人公は近くにある鏡を割ると、その裏にある隠された出口から脱出した。
だが主人公は逃げてる最中に「ごめんね」と言うと友達の目の前から消えてしまう。
友達はワケのわからないまま監禁場所から無事に脱出すると交番に駆け込み保護された。
そして通報を受けた大人数の警官が監禁場所に踏み込み、4人組の犯人が逮捕されたが
主人公は見つからなかった。
友達は、いつか犯人達は娑婆に戻ってくるだろうと予想していた…
(しかも製作者コメントによると犯人達は再犯する気マンマンらしい)

86 :怪盗ルソー:2014/03/10(月) 21:10:25.48 ID:ABDgVt/I0.net
(dead,liveエンド)
これら2つのエンドは、上記のescapeエンドを含めた本編のエンディングを迎えた後で
見る事ができる番外編。

深夜に主人公と友達が家にいると、友達が「コンビニに行こうよ」と誘ってくる。
それを了承して出かけると、怪しい男女に捕まってしまう。
主人公が気づくとベッドの上に横たわっており、4人組の男女(男3人に女1人)に囲まれていた。
その中の一人の男が、別の男に「この女の四肢を切り落とせ」と命令する。
その男は「そんなことしたら死んじゃうじゃないか、いやだ」と常識的な返答をするが、
どうやら薬物中毒なようで、薬が切れて苦しんだ挙句に、
薬を貰うのとひきかえに主人公の四肢を切り落としてしまった。
するとそれを見ていた女が、四肢を失った内臓を取り出すと、四肢を持っていった。
これから四肢は女に食べられ、内蔵は3人目の男によって闇取引で売られるのだ。
そして残された頭部と胴体を、最初に薬物中毒の男に命令をしていた男が『利用する』という。
これからこの男は、既に死んでいるであろう主人公を死姦するらしい。

そして全てが終わり、主人公の遺体は全て片付けられ、後には血まみれのベッドが残っていた。
そのベットの上に、生前の主人公そのままの形をした主人公の幽霊が出現する。
そう、本編は、死姦男・薬物中毒男・臓器ブローカー男・食人女の4人組によって
惨殺されてしまった主人公が、幽霊になって友達を救おうとするという内容だったのだ。
(ちなみに、殺されていく主人公は、抵抗したり叫んだりせずに淡々としていて、
殺しているほうが軽く引いてしまう位だったらしい)

また、この悲劇をコンビニにいくのを断る事で至極簡単に回避する事もできる。
コンビニに行くのを断った後で二人は眠り、翌朝テレビをつけると早朝のニュースで
「最近、殺人事件や行方不明事件が多発しています、夜間の外出や人気の無い場所への移動は避けましょう」
と報道されているのを知り、軽く驚く二人。
これで今後は二人とも気をつけるようになり、あのような惨劇に巻き込まれることは無くなるだろう。

87 :人体パズル:2014/03/10(月) 21:11:09.35 ID:ABDgVt/I0.net
(saveエンド)
主人公は、なぜか本編の探索の途中で4人組の体のパーツを入手し、葬式会場のような場所を発見した。
そこにはお清めの水があったので、4人組の体のパーツを清めた。
すると、体のパーツを清められた事で4人組の欲望が消え失せたようだ。
死姦をするための『下半身』を清められた死姦男は性欲が消え失せ、
薬物のために暴力を振るう『四肢』を清められた薬物中毒男は自己嫌悪をしていて、
臓器売買や詐欺をしていた『顔面』を清められた男も金銭欲を失い冷静になっており、
死体を食べて消化する『上半身』を清められた食人女は食欲を失っていた。
それらを確認してから友達と脱出しようとすると、死姦男が追いかけてくる。
死姦男は性欲こそ失ったものの、平気で人を殺す異常性は残っているようで
友達を殺そうとしてくるが、以前に4人組に殺された死体が死姦男に襲い掛かる。
その間に主人公と友達は逃げ出し、交番に駆け込んだ。

友達が、主人公を自分以外の誰も知覚していない事に気づくと、
主人公は友達に、自身は既に殺され幽霊になったのだと説明する。
主人公の凄惨な最期を知り友達は涙するが、
主人公は「共倒れするよりは良かった」と慰めた。

大勢の警官が監禁場所に踏み込むと、死姦男は凄まじい殺され方をした死体になっているのを発見された。
他の三人は、それぞれの罪を象徴する体の箇所、つまり薬物中毒男の四肢、臓器ブローカーの顔面、
食人女の胃が原型を留めない程に損壊されているものの生きてる状態で発見された。
3人とも、虚ろな様子で贖罪の言葉を口にしていたということだ。

そして主人公は今でも成仏せずに、友達の側にいる。

88 :怪盗ルソー:2014/03/10(月) 21:12:04.85 ID:ABDgVt/I0.net
(who is…?エンド)
主人公は葬式会場のような場所で、犯人4人組のパーツを清めずに近くにあった棺おけに並べ、
そこに自分自身の、『顔面が欠落した頭部と目』を加えて一人の体を完成させ、
それを針と糸でつなぎ合わせてから主人公と友達は脱出した。
するとつなぎ合わされた体は動き出し、主人公と友達が脱出した後、
警官がかけつける前に監禁場所から抜け出した。
監禁場所では4人組の、罪を象徴する体のパーツが欠損した状態の死体が発見されたらしい。

それからしばらくの後…そのつぎはぎの人体は、とある男の部屋に侵入していた。
その男は警察を呼ぶぞと言ってくるが人体はかまわずに冷蔵庫を開ける。
その中には女性の頭部などが入っていた。この男も異常な殺人者らしい。
人体は「あなたのような人がいるから友達が危険に晒される」と言う。
殺人者は人体に襲い掛かるが、逆に人体に殺された。
その人体の周囲には、4人組の幽霊も、罪を象徴する体の部位が欠損した状態で立っていた。
今の4人組は、主人公に体のパーツを使われて悪人退治を手伝う事をそれなりに楽しんでいるようだ。
(製作者コメントによると使われた4人組のパーツは清められていないせいで欲望が残っているとの事。
多分、これからは主人公が退治したがっている悪人相手にそれらの欲望を満たすのだろう)


以上です。内容はグロテスクですが、絵的にはグロ部分の大半は小さいドット絵でしか表現されず、
大き目のグロ画像は、探索序盤に腕を拾うときに切断面を含む大きな画像が出てくるのと、
who is…?エンドで冷蔵庫に入った女性の死体と、人体&4人組が大きな画像で出てくるぐらいです。
また、上記の絵が出てきたり悪人が断末魔をあげるのを除けばビックリ要素もありません。
謎解きも簡単で、長い間グロテスクなフィールドを歩き回る事もありません。
そして、プレイヤーの選択によって主人公や友達が死ぬ事もありません。(dead,liveエンドの二択を除いて)
といった風に色々やさしめなので、
グロ系フリーRPGに興味がある方は、初級編としてプレイしてみてはいかがでしょうか?

89 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/11(火) 00:06:57.48 ID:CgJc0gTP0.net
人体パズルなのか、怪盗ルソーなのか

90 :人体パズル:2014/03/11(火) 19:12:55.78 ID:7JRBairD0.net
1レス目でちゃんとタイトルを人体パズルにしておく

2レス目もそのままだと思って気をつけてなかったら前回のルソーが残ってた

3レス目では再び人体パズルにする

4レス目で最後のレスなので油断してまたやっちゃった

てへぺろ(・ω<)

91 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/12(水) 00:06:20.44 ID:k5dMTi+K0.net
ストーリーまとめwikiって@wikiか

92 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/13(木) 21:15:25.20 ID:FBIU2hxJ0.net
確かあそこもatwikiなんだよな…結局の所あの騒動は現在どうなってんだろ?

>>90
怪盗ルソーって実はグロいゲームだったのかと思ってしまったw

93 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/13(木) 22:27:53.94 ID:LWxKvocQ0.net
今年も小二草 卒業しないのか

94 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/14(金) 22:15:27.26 ID:EPDlFj2c0.net
龍が如く 維新のストーリーが知りたいです

95 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/27(木) 15:51:25.51 ID:klCn5PWp0.net
ほしゅ

96 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/29(土) 21:37:07.69 ID:q31QwMke0.net
wikiを見ていて、文と情報量は十分だし、大筋のストーリーは分かるように書かれているのだが、
明らかに「ここはおかしいんじゃないか」と思える点が多く見られる項目があるんだが、修正してしまって良いのだろうか?
それとも2chにおける書き込みは尊重し、俺がここに再度ストーリー要約を書くべきなのだろうか

97 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 03:20:16.63 ID:I1Ix0OKH0.net
>>96
後者がいい
編集合戦は見たくないし本来の意味での使い方として反してる気がする

98 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:36:10.74 ID:0PTHs8WG0.net
第2次スーパーロボット大戦OGを投下します。
中盤の流れはカットして序盤と終盤だけ。

話の構成はスパロボEX+第4次(F)+D+MX+第2次α+リアルロボットレジメントとなっています。

第2次スーパーロボット大戦OG
SUPER ROBOT WARS OG EPISODE 3 THE GAIA SAVOIR

今まで他のスパロボ作品における『αナンバーズ』『ZEUTH』『ZEXIS』のような
固有の部隊名称の無かったハガネ・ヒリュウ改は「鋼龍戦隊」という名前を与えられて地球を守ることに。

【オープニング】
修羅の乱と呼ばれる戦い(OG外伝)から暫しの時が流れた。
旧DC本拠地アイドネウス島は独立軍事組織『GS』の拠点として
再度の要塞化と様々な機動兵器が集められていた。
そんな中、一人の少年兵が機動兵器で脱走しようとしたが、追撃部隊に撃墜されてしまう。
脱出ポッドが作動し漂流中の所を救助された少年は、大怪我を負っていたので近くにいた鋼龍戦隊に預けられた。

99 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:38:21.94 ID:0PTHs8WG0.net
【本編】
そんな鋼龍戦隊は突如として地底世界ラ・ギアスに召喚されてしまう。
そんな中で目を覚ました少年は記憶を失っており、分かるのは自分の名前が『イング』であるという事だけであった。
また、機動兵器操縦も体が覚えているという事なので鋼龍戦隊は彼を戦いに投入する事となった。

ラ・ギアスの混乱を収拾して地上に帰還した鋼龍戦隊だが、謎の失踪扱いとなっていた彼らに対して
大統領補佐官のアルテウル・シュタインベックが大統領のグライエン・グラスマンと共に現れた。
艦隊に包囲された形の鋼龍戦隊に対して
アルテウルは武装解除してお前らの機体を全部寄越せと無理難題を言ってきた。
さすがにそんな無茶な要求は受け入れられないとして鋼龍戦隊はバリアを展開しての突撃陣形で強引に撤退しようとする。
するとアルテウルの指示により進路にいきなり大統領の搭乗する輸送機が放り出された。
敢えて包囲網に穴を開けておけば、そこを突破して撤退する事を見越していたらしい。
船は止められず大統領は鋼龍戦隊に轢き逃げされて死亡。

こうして、鋼龍戦隊は地球連邦政府に対する反逆者となり追われる身となった。

100 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:39:45.26 ID:0PTHs8WG0.net
南極の遺跡ファブラ・フォレースから突如現れた破滅の軍勢『ルイーナ』、
インスペクター事件(OG2)で地球を襲った異星人インスペクターに代わる新たな異星人『ゲスト』、
歴史の影で暗躍してきた秘密結社『バラル』、
そして大統領が死んだ事でアルテウルが率いる事になった連邦軍と異なる独立軍事組織『ガイアセイバーズ(GS)』。
鋼龍戦隊は、孤立無援の中で厳しい戦いに身を投じる事となった。
ただ、アルテウルに対し疑念を向ける軍内部の人間のサポートもあって、どうにか激戦を勝ち進んでいく。

戦いが進む中、地球全域はバラルが原因と思われる謎の結界に包まれ、宇宙との行き来が不可能になる。そして、鋼龍戦隊も地上と宇宙に分断されてしまった。

地上に残っていたハガネはガイアセイバーズの本拠地アイドネウス島を攻撃し、ガイアセイバーズを壊滅させる。
本拠地の調査を進めればいずれ大統領殺害に関する証拠も集まるので鋼龍戦隊への嫌疑も晴れるだろうという事だった。

ゲストと決着を付けるため、地球が封印される前に宇宙に上がっていたヒリュウ改は、
かつて敵対していたインスペクターの指揮官メキボス・ボルクェーデと共にゲストに占領されていた月に向かい、
総司令官ゼゼーナンを倒してゲストとの戦いを終わらせた。
ハイリスクな地球突入作戦を実施し、ルイーナ本拠地の南極に降り立つ。
そこにガイアセイバーズとの戦いを終えたハガネも合流し、戦いは最終局面に進むのであった。

101 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:42:13.17 ID:0PTHs8WG0.net
南極遺跡の最深部にあるファブラ・フォレース。その正体はあらゆる時間や世界を繋ぐ門『クロスゲート』だった。
くわしくは第3次αや無限のフロンティアで。
そのクロスゲートからルイーナの首魁である『破滅の王』ことペルフェクティオが現界していくる。
設定がDと同じなら完全体登場=宇宙終了なのだが、人間に憑依する形で出てきたせいで力をフルに発揮できない。
犠牲を伴いながらも破滅の王をクロスゲートに封印したが、そこにマッドサイエンティストのババァが出てきてクロスゲートを奪おうとしたのでついでに撃破した。

残すは地球を封印したバラルのみ。彼らは本拠地であるバラルの園へ向かう。
そこに待ち受けていたのはバラルのメンバーが神として崇める自称地球の守護神こと人造神ガンエデン。
第2次スパロボαのラストボスである。
※αシリーズでは地球(プロトカルチャー)産だったが、OGシリーズでは宇宙から来たものである。

ガンエデンは、守護対象は地球に生きてる人間だけだといって長距離砲撃で月やコロニーを攻撃し始める。
※月への攻撃は無人の渓谷に当たっただけなので特に問題は無かった。
そして、地球内部の人間に関しては白痴化して争わないようにするとの事。
月やコロニーを守るため鋼龍戦隊はガンエデンを破壊する。

102 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 11:43:57.40 ID:0PTHs8WG0.net
しかし、そこにガイアセイバーズのアルテウルが旗艦エア・クリスマスと共に空間転移で乱入してきた。
マッドサイエンティストなババァの遺産であった人工知能AI1で半壊したガンエデンを乗っ取ろうとする。
しかし、特殊な素養持ちでないとガンエデンは動かせない筈であった。
そこで彼は叫ぶ。「我が真言を聞け!テトラクテュス・グラマトン!!」
すると、鋼龍戦隊の一員であったイングに異変が。彼はAI1とガンエデンに取り込まれ、異界の門が開いてしまう。

異空間に飛ばされた鋼龍戦隊、
そこに異形と化したガンエデン(アダマトロン)が出現した。謎の仮面を象った頭部の上には天使の輪の如くクロスゲートが鎮座し、
胸部にはAI1がカラータイマーの如く据え付けられ、下半身は蛇のように変貌していた。
その姿は邪神そのもの。

そして、ガンエデンを乗っ取ったアルテウルは仮面を付けて自身の真の名前を告げる。
「我はアルテウルにあらず。我が名はユーゼス、ユーゼス・ゴッツォ」
スーパーヒーロー作戦とスーパーロボット大戦αでラストボスだった男。
そしてOGシリーズにおいても、異星人『ゼ・バルマリィ帝国』の一員。
全ての始まりであるメテオ3を地球に送り込み、L5戦役を引き起こした黒幕でもある。
※アルテウルの顔は、スーパーヒーロー作戦のユーゼス(整形前)と同じものなのでプレイした事ある人には正体バレバレ。

103 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:46:54.58 ID:0PTHs8WG0.net
イングはガンエデン乗っ取りの為に作り出した特別な人造人間であり、
鋼龍戦隊に彼を拾わせ戦いの中でイングの力を成長させるのが彼の狙いだった。
大統領暗殺の濡れ衣を着せたのも孤立無縁という逆境に追い込む事でイングの力を引き出す狙いがあった。
そのやり方は、かつてユーゼスが傀儡として操っていたアウレフ・バルシェムことイングラム・プリスケンと同じ。

なんでガンエデンを乗っ取ろうとしたのかというと
ユーゼスには『虚憶』の欠片があったからその正体を探ろうとしたのが全ての始まりであった。
虚憶とはいわゆる前世の記憶であり、プレイヤー視点では別作品の記憶となる。
つまりスーパーヒーロー作戦やスパロボαの記憶を断片的に受け継いでいる事になる。

そして、虚憶を補完したユーゼスは
因果律操作を可能とする『クロスゲート・パラダイム・システム(CPS)』で世界や運命そのものを改変しようとする。
自分の故郷であるゼ・バルマリィ帝国ですらも消去したいようだ。
しかし、その為には鋼龍戦隊をCPS無しで排除しなければならないようで戦いを仕掛けてきた。
ちなみにアダマトロン頭部のクロスゲートは南極から持ってきたもの。
鋼龍戦隊がガンエデンと戦っている最中に南極遺跡を襲撃しAI1と無理やり融合させる形で持ち出した。

104 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:54:12.45 ID:0PTHs8WG0.net
自己修復能力が付与されたアダマトロンは強敵であった。
しかし、異星人としての正体を現したことで激昂したエア・クリスマス艦長リー・リンジュンが瀕死の体でアダマトロンに対して特攻する。
彼にとってユーゼスはL5戦役で死んだ家族や部下の仇であった。転移によりアダマトロン内部に移動した艦は融合爆発を起こした。
更にガンエデンの巫女として内部に残っていたイルイ・ガンエデンの最後の力で、イングはアダマトロンから脱出。
自我を確立しユーゼスの枷から逃れたイングは創造主のユーゼスを倒す事に成功した。
何故自分が敗北したか分からず狼狽するユーゼスにイングは問う。

イング「イルイを取り込んでしまったのは誰だ?」
ユーゼス「私、この私だ!」
イング「僕という運命変動因子を造ってしまったのは…誰だ?」
ユーゼス「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」

ギャグのような断末魔と共にアダマトロンは消滅し鋼龍戦隊は地球近海の宇宙空間に復帰した。
その眼前には無傷のクロスゲートが。アダマトロンは倒せても、クロスゲートは破壊できないほど頑丈らしい。

105 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 11:55:14.29 ID:0PTHs8WG0.net
【エンディング】
政府中枢に異星人が潜り込んでいたことが判明した連邦政府は大混乱となった。
これにより、ボロボロだったグラスマン政権は完全に崩壊し、
ガイアセイバーズに深く関わったメンバーもかなりの人間が逮捕拘束されるとの事。
反逆者の汚名が返上された鋼龍戦隊は軍に復帰する。
イングは軍に残りイルムガルド・カザハラ率いる新たなチームの一員となった。

グラスマン前大統領は、やり方こそ強硬的ではあったが地球の未来を真剣に考えていたと周囲の人間は語る。
ガイアセイバーズ設立もその一環ではあったのだ。ユーゼスのせいで全部台無しになってしまったが。
再びクロスゲートから災いが齎された時は、ガンエデンやガイアセイバーズに代わり自分達が地球を守る剣となって戦おうと
決意を新たにする鋼龍戦隊であった。

最後に砂浜でイルイが目覚めるシーンでおしまい。
αシリーズと同じく、しっかり生き残っていました。

106 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 15:29:10.89 ID:z6PQNXnx0.net
スパロボ乙です!
「それも私だ」は名言というか迷言というか代名詞と化したな・・・w

107 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/30(日) 17:31:24.48 ID:YHLx7jfz0.net
スパロボ乙です

>>96
「ここはこうだ」と書けば、追加していく
誤字脱字の修正ならともかく、内容の書き換えはちょっと

108 :第2次スーパーロボット大戦OG:2014/03/30(日) 23:02:28.09 ID:0PTHs8WG0.net
※補足事項

エンディングでのメキボスの話によれば、セ・バルマリィ帝国の本拠地は未だに不明との事。
αシリーズでは銀河中心部近くに存在し、度重なる外征や宇宙怪獣により内実はボロボロだったのだが
OG世界ではどうなっているか全貌が全く掴めていない。
ただし、ユーゼスが『愚帝と創世神を超越する』と言っている事から第3次αに出てきた霊帝ルアフとゲペル・ガンエデンは健在の可能性が高い。

寺田貴信P曰く、アルテウルは裏主人公であり、名前の由来はアルティメット+ウルトラとの事。
また、アダマトロン戦のBGMは『ULTRA ONE』。
エア・クリスマスの赤青銀のカラーリングもそうだが、世界が変わって記憶が欠落しても、光の巨人に対する執着は変わらない様だ。

109 :ゲーム好き名無しさん:2014/03/31(月) 00:09:09.97 ID:FB7jZ8si0.net
追記修正なら、これまでも名前欄にソフト名書いて
「まとめWikiの○○の記事について一部訂正(or補足)」
っていう形式でやってたし、これでいいんじゃない?
要は継ぎ足し継ぎ足しがベターじゃないかな。
昔に黙々とWiki記事変更するひとが出て大荒れになったし。

110 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 00:41:34.59 ID:Bl6YJJX50.net
●このスレの>>109までをWikiに収録
・以下を追加
「百鬼夜行」「人体パズル」「第2次スーパーロボット大戦OG」

●差し替え・追加スレッドの>>807までをWikiに収録
・以下を追加
「ARMORED CORE FORMULA FRONT」

●未解決一覧
・以下を消去
「百鬼夜行」

●執筆予告
・以下を消去
「Margikarman」【2月】

111 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 05:06:06.72 ID:McfiiA/A0.net
モータルコンバットシリーズのストーリーを教えてください
Mortal KombatT,U(SFC or PS発売)
Mortal Kombat V(PS発売)

以下からは日本未発売になります
Mortal Kombat W
Mortal Kombat: Deadly Alliance(5作目)
Mortal Kombat: Deception(6作目)
Mortal Kombat: Armageddon(7作目)
Mortal Kombat vs. DC Universe(8作目)
1、2まではプレイしたことがあるのですがソフトがもう手元になく内容が分かりません…、4〜8作目まではネットで検索しても発見できず…

9作目はPS3でプレイ可能なのでストーリーをなんとなく把握することができました

112 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 20:21:00.58 ID:Bl6YJJX50.net
>>111
日本未発売なのはともかく、ハードを書いてくれないと未解決一覧のどこに書けばいいのかわからん

113 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/06(日) 20:54:51.61 ID:Hot/xVGW0.net
>>112
申し訳ありません、記載しておりませんでした…
発売ハードは以下になります

Mortal Kombat W(PS,任天堂64,GBカラー,PC)
Mortal Kombat: Deadly Alliance(PS2,Xbox)
Mortal Kombat: Deception(PS2,PSP,Xbox,ゲームキューブ)
Mortal Kombat: Armageddon(PS2,Xbox,Wii)
Mortal Kombat vs. DC Universe(PS3,Xbox360)

114 :人体パズル:2014/04/07(月) 21:16:33.16 ID:IrX/xCfW0.net
wikiにまとめてくれた人、
名前の間違いをなおしてくれてありがとうw

115 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/07(月) 23:50:52.02 ID:r+Ju/kus0.net
未解決一覧にPS2のスパロボOGsがあるんですけど、これは
OG1とOG2の追加シナリオを書けという事なんでしょうか。

116 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/09(水) 21:52:41.43 ID:Ed1CJaNT0.net
リメイク作品だから、wikiにあるそれぞれに追加する形になるんじゃないかな

117 :ふしぎの海のナディア(メガドライブ):2014/04/12(土) 17:17:24.80 ID:CmgJ2YCM0.net
第5章後編

ネモ「‥‥ガーゴイル。」
ガーゴイル「とうとう来たな、ネモ。」
ネモ「この二人は、貴様が殺したのか?」
ガーゴイル「そうだ。今、この場には、不要な存在だろう?」
ネモ「‥‥‥‥。」
ガーゴイル「あれから、13年‥‥長かった。だが、それも今日で終わる。」
ネモ「決着をつける時が来た。」
ガーゴイル「フ‥‥死ぬのは貴様だ、ネモ!」
エレクトラ「船長!!」
銃を撃つガーゴイル。ネモを庇うエレクトラ。
エレクトラ「うっ。」
ネモ「エレクトラ!!」
ジャン「エレクトラさんっ!」
ガーゴイル「チッ。」
ネモ「エレクトラ‥‥。」
エレクトラ「あ‥‥船長‥‥。」
ネモ「喋るな。」
エレクトラ「‥‥いいんです‥‥当然の報いですわ‥‥私は−−うっ!」
ネモ「エレクトラ、しっかりしろ!」
エレクトラ「船長‥‥覚えてらっしゃいますか?‥‥私が、貴方に拾われた、あの日のこと‥‥。」
ネモ「ああ‥‥覚えているとも。」
エレクトラ「あの日の貴方が、どんなに大きく見えたことか‥‥。私にとって、貴方は、全てでした。‥‥
貴方が、バベルの塔を暴走させたのだと、知った後も。‥‥憎かった、貴方が。知らなければよかったと、何度、運命を呪ったか‥‥でも、それでも、自分の気持ちを抑えることはできなかった‥‥。」

118 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/12(土) 17:18:53.93 ID:CmgJ2YCM0.net
>>117
ネモ「エレクトラ‥‥私は−−」
エレクトラ「いいんです‥‥船長。たとえ、貴方が、私をナディアの代わりにしか思っていなくても‥‥。‥‥でも、だからこそ、私は怖かった。‥‥ナディアが現れて、貴方の心が、私から離れていくことが‥‥。」
ネモ「‥‥‥‥。」
エレクトラ「でも、貴方は変わらなかった。決して、自分から名乗ろうとはせず−−うぐっ!」
ネモ「エレクトラっ!!」
エレクトラ「はぁ、はぁ‥‥‥‥ネモ‥‥貴方を‥‥‥‥愛しています‥‥。」
ネモ「‥‥エレクトラ。13年前、バンデルガンド王国の王は死んだ。私は−−ノーチラスのネモは、お前を−−」
エレクトラは、人差し指を、そっとネモの唇(くちびる)に押し当てた。
エレクトラ「くすっ。‥‥いけませんわ、ナディアの前で‥‥。」
ネモ「エレクトラ‥‥。」
エレクトラ「でも‥‥わがままを、一つ、聞いて下さいますか‥‥?」
ネモ「ああ‥‥。」
エレクトラ「‥‥キスを‥‥下さい‥‥。」
エレクトラをキスするネモ。そして、エレクトラは息絶える。
ネモ「‥‥‥‥。」
ジャン「エ、エレクトラさーんっ!!」
ガーゴイルに怒りをぶつけるジャン。
ジャン「ちくしょう‥‥ガーゴイル!ナディアを‥‥ナディアを離せえっ!!」
ガーゴイルに食ってかかるジャン。
ガーゴイル「ネモ。お前は罪な男だ。お前の周りには、死者の山が築かれる。ほら、このように−−」
再び銃を撃つガーゴイル。その弾がジャンに当たってしまう。
ジャン「え‥‥?」
ナディア「ジャンっ!!」
ジャン「ナ‥‥ディア‥‥。」
地面に倒れこむジャン。
ナディア「ジャン!ジャン!!嫌あああっ!!離してえっ!!」
泣きながらジャンに近づくナディア。
ナディア「ジャン、しっかりして!ジャン!!」
ネモ「ナディアー!」
ナディアを庇うネモ。

119 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/12(土) 17:22:26.52 ID:CmgJ2YCM0.net
>>118
ネモ「ぐっ‥‥!」
ナディア「お‥父‥‥さん‥‥?」
ネモ「ナ‥ディア‥‥生きろ‥‥生きるのだ‥‥。」
ネモは死んでしまった。
ナディア「あ‥ああ‥‥。」
ガーゴイル「フフフ‥‥安心しろ・すぐに君も、みんなの所(世界)に送ってあげるよ。」
ナディア「‥‥どうして‥‥どうしてこんな酷いこと!!」
ガーゴイル「ネモが悪いのだよ。私の考えに、理解を示さなかった。」
ナディア「だから、殺したの!?お父さんや、罪のない、多くの人たちを!」
ガーゴイル「‥‥人間のことを言っているのかね?フッフッフッ‥‥ハッハッハッハッ!‥‥こいつはお笑いだ!‥‥見るがいい。」
ナディア「!」
ガーゴイル「この仮面は、私にとっては、この醜い、目の傷を隠すための物さ。‥‥ネモは、かつて、私の親友だった。彼は、
人間達の向上心と情熱の素晴らしさを私に良く語った−−彼は、時々、国を抜け出して、人間達を見に行っていたからね。」
ナディア「‥‥‥‥。」
ガーゴイル「私は、彼の情熱に打たれ、妻と、生まれて間もない娘を連れて、人間の世界を見に行ったのだ。‥‥ある、山で、
私達は、人間の男達に襲われた。‥‥妻は、私の目の前で、なぶり者にされ、あげく、娘共々殺された‥‥私は、崖下に投げ落とされたが、
奇跡的に助かった−−左目を引き換えにしてね。−−私は、誓ったのだ!!全ての人間を根絶やしにするまで、殺戮を続けると!それが、人間共の当然の報いなのだ!!」
ナディア「‥‥狂ってる。」
ガーゴイル「何度でも言うがいい。ブルーウォーターさえあれば、ネオ=アトランティスは復興できる。さあて、お別れですな、姫。」
銃を撃つガーゴイル。突然青い光は現れた。弾が青い光に跳ね返され、ガーゴイルに命中した。
ガーゴイル「ぐあっ!!」
ナディア「‥‥‥‥?」
ガーゴイル「馬、鹿な‥‥。」
ナディア「ブルーウォーターが‥‥‥‥守ってくれたの‥‥?」
ガーゴイル「そ‥うか‥‥。おの‥れ‥ネモ‥‥死して、なお、私の‥邪魔をする‥の‥‥か‥‥。」
ガーゴイルは息絶えた。ガーフィッシュから脱出するグラタン。大爆発を起こすガーフィッシュ。

120 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/14(月) 08:22:19.81 ID:6ZCq+OXG0.net
ヴィクトリアンパークのストーリーを教えて下さい
中学校くらいの時にPC版プレイして結構最初の方で積んでいつの間にかソフト自体が行方不明
気になるあまりここ数日BGMが頭から離れなくて困ってますorz

121 :Dead Space:2014/04/25(金) 19:59:57.01 ID:un+wW7Ou0.net
ログを呼んで何があったのか、調べて行く。
イージス7からマーカーと呼ばれる物を発掘。そこから鉱夫達や乗組員達が幻覚を見始める。
船長はマーカーを神聖視し、船に乗せるように指示。カイン博士はもう少し調べるべきだと提言するが無視される。
船員たちが幻覚によって殺し合いをし始める。
船長はユニトロジー教会の教徒で、マーカーは教会と人類に置いて重要な物だと記録。
ユニトロジー教会とは地球で最も規模の大きな教団。金融機関や各国の政治家にも教徒が存在する。
200年前にアルトマンという男が、政府はマーカーを隠している事を証言。
マーカーには延々の生命などの方法が書かれていると述べた。その後、アルトマンは不審死を遂げる。
アルトマンが述べた様々な言葉、死からの変容を述べていた。
石村の乗組員のマーサー博士は今の状況は救いであり、ネクロモーフ化は新たな人類の誕生であると告げていた。
カインは乗組員たちの異様な状況を無視する船長を、拘束しようとしたが間違って船長を殺してしまった。

途中でマーサー博士、登場。大抵出てくる時はガラス向こうで攻撃できず、こちらに諦めて受け入れるように言ってくる。
彼はユニトロジー教会の教徒。長年探し求めていたマーカーがイージス7にあるとして派遣されたたくさんの教徒の一人。
彼にとってネクロモーフ化は、進化の止まった人類に代わる新たな支配者であり、神の思し召しだと思っている。
アイザックの前に何度も登場し、爆破して邪魔をしたり、自らが生きた人間で実験した不死身のネクロモーフをけしかける。
彼の願いは、ネクロモーフを地球に送る事であった。
終盤でマーサー博士は、自らネクロモーフ化しアイザックに襲い掛かり倒される。

何度も何度も現れるニコル、一緒になろう、愛していると映像が浮かび上がる。
映像ではなく一人の人としてニコルが登場、アイザックの扉を開ける手助けをしてくれる。しかしすぐに去って行く。

隕石につけたビーコンから、救難信号を拾った軍艦から反応があった。
軍艦は途中の脱出ポッドを拾った後に、こちらに向かうと通信。
それは以前、ハモンドがネクロモーフを閉じ込めて射出した脱出ポッド。
なんとか止めようとするが、受信は出来てもネクロモーフのせいで送信できない。
邪魔をしていた大きなネクロモーフを倒すが、時すでに遅く、ネクロモーフに破壊しつくされた軍艦が石村に激突し不時着。

ハモンドから久しぶりの通信、調査よりも脱出を優先すると宣言。
シャトルを発見したので、それを使用するための特異点コアを軍艦から戴きにアイザックが行く。
軍艦内でログから、この艦の目的はせん滅作戦で、マーカーを探している事を知る。
途中、カイン博士から通信。マーカーを放置したら全人類が危機、教団は間違っている、手伝ってくれと言って切れる。
内部で軍人の姿態に取りつき強化されてネクロモーフを倒し、特異点コアを入手する。
帰りにハモンドがガラス向こうで、大きなネクロモーフに殺される。アイザックはそいつを倒し脱出。
シャトルを動かすために、色々と動く。

先に進むとガラス越しにカインに会う。シャトルは装置が壊れていて、このままではワープ不可能だと教えてくる。
その事に絶望し、せめてネクロモーフが船外に出ないようにこの石村を壊して回っていたカイン。
しかし、アメリアに全てが助かる方法を教わったと言う。
惑星で見た巨大な怪物の映像を見せてくれる。そいつの名前はハイブマインド、ネクロモーフを操っているらしい。
アメリアが言うにはマーカーを惑星に戻す事で、そいつを止められると言う。マーカーが奴を封じ込めていたのだ。
シャトルを直してマーカーを積み、惑星に送る事でこの事態を止められる。カインはかなり興奮している。
途中のログで、カインの恋人であるアメリアはすでに死んでいる事が分かる。

カインに言われた通り貨物室からマーカーを取り出し、シャトルへと運搬するアイザック。
カイン博士が一緒に惑星に行ってハイブマインドを止めてほしいと通信。シャトルに向かう。
カインの元に行くが、カインは撃たれアメリアの名前を言いながら死ぬ。さらにシャトルが飛んで行った。

122 :Dead Space:2014/04/25(金) 20:00:41.10 ID:un+wW7Ou0.net
そこにケンドラの通信が入る。
ケンドラは政府の人間であり、任務でマーカーをずっと探していた。
この星自体が巨大な実験施設。マーカーは人の手で作られた。
約200年前、地球で発見された異星人の遺物であるマーカーを分析し複製。
それをイージス7に持ってきて起動させた。結果、ハイブマインドとネクロモーフは封印された。
その後、星を封鎖。しかしここの違法採掘を石村が始めた。
マーカーは貰って行く。マーカーが無くなった以上ハイブマインドは止められない、ここは地獄と化す。
「あなたの働きに感謝するわ、また会えるといいわね、無理だろうけど」
ケンドラの通信が途切れると同時に、ニコルの通信が入る。
「私たちを助けてほしい、私はいま管制室にいる。急いでお願い、愛しているわ」

管制室に行くとニコルがいた。周りの映像には赤く点滅しマーカーに書いてあった文字がたくさん羅列している。
ニコルはアイザックにひどい事をしたと言ってくる。そしてここからシャトルの遠隔操作が出来ると教えてくれる。
「また一緒にやりましょう。一緒に」
シャトルを遠隔操作で発着場に戻す、ケンドラが脱出ポッドで逃げて行く。
シャトルで落ち合いましょうと、アイザックが先にシャトルの元へと行った。
操縦席で座っていると、ニコルが現れる。私たちはずっと一緒だとニコルは言った。

イージス7についたアイザックはニコルの指示で、運搬機でマーカーを下ろす。
大量のネクロモーフを撃破して行き、台座堂にマーカーを設置した。
赤い光が上昇するマーカー。するとマーカーの傍らにニコルが登場。
「ありがとう、アイザック、これでまた一つに」
重力装置が異常を訴える。イージス7からえぐり取り空に浮いていた、4兆トンもの岩が落ちてくる。
シャトルへと向かって脱出するアイザック。
ところが脱出途中、ガラスの向こうにケンドラが登場。逃げずにマーカーを取り戻しに来たと言う。
彼女は言う、アイザックは狂っていたと。
最初にアイザックが見ていた、ニコルからのビデオを最後まで見せられる。
アイザックに謝罪し、会いたいと言うニコル、何故こんなことにと自問しながら、注射器を取り出す。
もう一度会いたい、愛していたわ。そう言って彼女は自分に注射して、自殺した。
ニコルは最初から死んでいた、アイザックが見ていたのはマーカーが生み出した幻で、利用されていたのだ。
マーカーを運び出したケンドラは去って行った。
別通路から、向かうアイザック。

シャトルに乗り込もうとしたケンドラが、巨大な触手に跳ね飛ばされ、地面に叩き潰された後に壁に激突し、死ぬ。
見上げるほど巨大な、花のような化物ハイブマインド。
いくつもの触手に跳ね飛ばされ地面を揺らされながらも、弱点を攻撃し続ける。
途中で足を掴まれ逆さまにされる、その状態のまま弱点を撃ち続け怯ませる。
腹のあたりの弱点を破壊する、こちらに向かって倒れた後、そのまま地面の底へと沈んでいく。
マーカーを無視してシャトルへ、扉が閉まっていて開かない、と見せかけて開く。
シャトルを急発進させ、宇宙へ。イージス7に巨大な岩の塊が落下し崩壊していった。

シャトル内。運転席に座りマスクを外し一呼吸を置くアイザック。
ニコルのビデオが始まるが、アイザックはそれを停止した。
ため息をつき、ふと横の座席を見る。
そこにはネクロモーフ化したニコルがいて、アイザックに襲いかかってきた。

終わり。

123 :ゲーム好き名無しさん:2014/04/25(金) 20:01:15.96 ID:un+wW7Ou0.net
ネタばれすると幻覚です。Dead Space2に続く

124 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/01(木) 20:34:40.51 ID:chJCRcIE0.net

今ちょうどDead Space一作目をキャンペーンで無料配布してるから
英語わかるひとはやってみるといいかもね

125 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/02(金) 03:09:13.78 ID:4TPtG8w93
PS3の「ドラッグオンドラグーン3」のストーリーを教えてください。
おねがいします。

126 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/03(土) 18:19:55.49 ID:Q4VOsLCo0.net
●このスレの までをWikiに収録
・以下を追記
「Dead Space」

●差し替え・追加スレッドの までをWikiに収録
・以下を追加
「L.O.L.(LACK OF LOVE)」「クスト」

●未解決一覧
・以下を消去
「Dead Space」「L.O.L.(LACK OF LOVE)」「クスト」

・以下を追加
PS:「Mortal Kombat」「Mortal Kombat U」「Mortal Kombat V」
「Mortal Kombat W」(日本未発売)
PS2:「Mortal Kombat: Deadly Alliance」(日本未発売)
「Mortal Kombat: Deception」(日本未発売)
「Mortal Kombat: Armageddon」(日本未発売)
PS3:「Mortal Kombat vs. DC Universe」(日本未発売)
PC:「ヴィクトリアンパーク」
「COROSS WORLD〜見知らぬ空のエターティア〜」

●書き込み途中
・以下を消去
「Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王―」【1月】

127 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/04(日) 14:34:51.01 ID:VbJsrtEm0.net
更新人乙!

128 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/05(月) 09:04:36.42 ID:WQNiyo3X0.net
DeadSpaceの続きをリクエストした者ですが、書いて下さった方乙です

129 :ドラゴンフォース:2014/05/05(月) 21:36:08.85 ID:4GPyOgiS0.net
星竜の八戦士達が終結し、ラムダの死を乗り越え、ブラッドリィ城に集ったウェイン(ティリス)達。
ついに最終決戦が始まった。八戦士達はマドルクの待つ山岳地帯へと進軍した。
だが、そこに待ち構えたのはグレイスとギデオンと倒したはずのカトマンドゥだった。
3人の相手はティリス(ウェイン)達に任せ、ウェイン(ティリス)はマドルクの元へ向かった。
マドルク「感じる。感じるぞ…。憎きハースガルドの波動を感じる…。誰だ?ハースガルドの力を継いだ者は誰だ…?」
ウェイン「この声、頭の中に…。直接呼びかけてくる…。この禍々しい波動…。おまえが邪神マドルクか!?
      かつてレジェンドラに崩壊をもたらしたという。」
ティリス「頭の中に…声が…。直接、響いてくる。この悪しき波動…。あなたが邪神マドルク!?
      かつてレジェンドラを死の淵に追いやった…。」
マドルク「さよう、我こそはマドルク。破壊と滅亡を司る者なり。」
ウェイン「なぜ、おまえは我々を滅ぼそうとする?なぜ、神より生まれしものを塵に還そうとする!?」
ティリス「なぜ、あなたはわたしたちを滅ぼそうとするのです?なぜ、神より生まれしものを塵に還そうとするのですか?」
マドルク「なぜ?それが世のことわりというものだ。女神は塵より星々を創り、男神は星々を塵に還す。そして、すべてが終った時、我は、世界の支配者となる。
星々も女神も、塵となりて、我の血肉となり、我が治める、新しき世界の礎となるのだ!」
ウェイン「ぼくたちを塵に還して、新しき世界を創るだと?そんなことはさせない!おまえが神であろうと、レジェンドラの平和はぼくが守る!」
ティリス「この世を塵に返して、新しき世界を創るですって?そんなことさせません。あなたが神であろうと、わたしがレジェンドラを救ってみせます!精霊よ、力を貸して!」
マドルク「ムダだ。すべての抵抗は無意味に過ぎぬ。おまえたちは我ら神々によって創られた。ゆえにどうあがこうと決して神には勝てぬ。くっくっくっく。はあっはっはっはっはっ。」

130 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/05(月) 21:38:14.39 ID:4GPyOgiS0.net
マドルク「ぐ‥‥‥‥くっくっくっ。おもしろいぞ、虫ケラよ。こ、これほど、た、楽しませてもらったのは
ハ、ハースガルド以来だ。」
ウェイン「やったか‥?だが、笑っている?」
ティリス「ついに…倒した?マドルクをやっつけた?」
マドルク「よかろう。おまえが、我が復活のための、最初のいけにえとなるがいい。」
ウェイン「確かに手応えはあった!マドルクは不死身なのか!?」
ティリス「手応えはあったのに!マドルクは不死身なの!?」
その時、マドルクは倒れたグレイスとギデオンとカトマンドゥと合体させ、三首竜となった。
マドルク「これこそ我の新しき姿。そして新しき創造神の姿。予は女神アステアも含むすべての神々を抹殺し、
この世で唯一の、創造と破壊を司る神となる。レジェンドラ大陸は我の力をたくわえる足がかりとなるのだ。」
ウェイン「バカな。そんな恐ろしいことをさせるものか!」
ティリス「そんな事はさせません!」

131 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:17:20.89 ID:XHcM16Le0.net
DSのゲーム『踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!』行きます。
プレイしたのが随分前で、ネットで調べてもゲームオリジナルの登場キャラについては
名前が分からないので、あだ名で表記していますがご容赦を。

『主要登場人物』
(青島俊作)
元営業マンだったのが刑事ドラマに憧れて警察に転職したという異色な経歴の刑事。
元営業マンならではの他人の心を読む能力と
他人を思いやる心、卑劣な犯罪を許さない正義感を併せ持つ熱い主人公。

(恩田すみれ)
男勝りの女刑事。
以前に自分自身がストーカー被害にあったためにストーカーへの怒りは人一倍強い。

(真下正義)
キャリア組であり階級は青島よりもずっと上なのだが、
その事を気にせずに青島を先輩と呼んで慕う、キャリアらしからぬ刑事。
父親もキャリア組、それも結構高い地位におり、
父親のコネを使って得た情報で青島達をサポートする事もある。
また電子機器に強く、今回は盗聴器探しや画像解析などでも活躍する。

(室井慎次)
キャリア組の、青島達の上司。
警察組織を改革し、上司が部下を押さえつけたり
警察同士が縄張り争いしている現状を変えたいと望んでいる。
今回のゲームではシナリオの節目で情報を整理し新たな情報を得るという、
頭脳労働担当の面が強く出ている。

(スリーアミーゴス)
所長・副所長・刑事課長の三人組。
目上の者には媚びへつらい、部下はこき使い、普段は緊迫感も無くマイペースに働き
時にはずるい事もする、困ったおっさんトリオ。
とはいえ、部下を意味無く殴ったり左遷したりするようなシャレにならないパワハラや
犯罪組織と内通しての犯罪行為などをするわけではなく、
卑劣さというより小心さ、コミカルさが目立つ憎めないおっさん達。
また、いざという時には上司に楯突いてでも部下を守るという
劇場版ジャイアン的な意外な活躍を見せる時もある。

132 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:17:52.66 ID:XHcM16Le0.net
『メインシナリオ』
(序章)
とある日、いきなりスリーアミーゴスに、
主要道路のとある場所に検問を設け横浜ナンバーの車のナンバーを全てチェックせよ、
という支持を受けた青島。
理由を聞いても教えてもらえず、ただ「秘密の特命なのだ」と言うばかり。
仕方なくその通りにし、それが終わった後で湾岸所に戻ると、
恩田や真下も「特命だから」という事でよく分からない指示をされたと言ってきた。
特に恩田は、「名物のレインボーもなかを買ってきて」という、ただのお使い。
そこへ室井が到着した。室井は今後の署の運営についての話し合いのために来たらしく
途中の検問のせいで遅刻してしまったと言ってきたので、
青島たちはスリーアミーゴスの特命の事を話すと、
室井はそれらの情報を元に、一つの結論を出した。

スリーアミーゴスは近々に署の予算が減らされてしまうのではと恐れ
それを防ぐために、わざと検問を儲け室井の到着を遅れさせ
話し合いの場に遅刻したという弱点を作ろうとしたのだろう。
青島にナンバーを調べさせたのは、室井の車の現在位置を知るためだったのだ。
恩田にレインボーもなかを買ってこさせたのは、接待用のお菓子にするためだろう。

それらを見抜いた室井はスリーアミーゴスに対し
「今回の検問、理由は何だったのかな?もしかして答えられないのではないだろうな?」
と言うと、青島たちに彼らを取調室へお連れするように命じ、
青島たちはノリノリで命令に従い青ざめたスリーアミーゴスを連れて行くのであった。
とはいえ、正直に白状したならば何らかの処分を下すような事はしないらしい。

133 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:18:24.23 ID:XHcM16Le0.net
(本編)
男の死体が発見されたという事件が発生し、対策本部が作られた。
対策本部内に本庁のお偉いさんが来るという事で
ゴマをすって取り入ろうと頑張るスリーアミーゴスを尻目に事件を調査する青島。
被害者の特徴を調べると船乗りである可能性が高いという話になったが、
船乗りなのにまったく日焼けをしていない事を不思議に思い
船乗りたちに詳しい港の人々に聞いてみた所、
被害者は潜水艦の乗組員だったのではという結論に達した。
確かに、潜水艦の中では日焼けをまったくしないだろう。

潜水艦という事は自衛隊が関係しているだろうという事で
自衛隊が駐屯している港に聞き込みをすると、
この付近で最近停泊した潜水艦は『むつしお』だけという情報を得られた。
むつしお搭乗員について調べてもらうと、行方の知れない人が一人いるらしい。
顔を照合してもらうと、見事に同一人物だった。こうして被害者の身元が判明した。

そして青島は港の自衛隊員に聞き込みしている最中、
自衛隊の船舶関係者が所持している工具『ピッチングハンマー』に目を留めた。
このハンマーはボルトやナットを叩いた時の音で
緩んだりしているのを発見するための工具らしいのだが、
特殊な用途のハンマーなためか、叩く部分の片方が、鋭く尖っているのだ。
実は被害者の死体にあった致命傷と思われる頭部の傷が、
『鋭く長細い、少し曲がった棒のようなもの』によってつけられたのだが
それがどんな凶器によってのものなのか分からなかったのだ。
このピッチングハンマーが凶器の特徴に合致している事から、
青島はこれが凶器かも知れないと考え、それを借りて対策本部へ持っていった。
照合の結果、同タイプのピッチングハンマーが凶器だと判明。
となると、このタイプのピッチングハンマーを持つ自衛隊関係者が怪しくなる。

その頃、恩田はストーカー事件を追っていた。
女の子が「仕事仲間の友達がストーカー被害に会っている」と
刑事課の部屋に直接入ってきて相談してきた時に、
最初に対応したスリーアミーゴスの一人が「受付で相談してね」と常識的な対応をしたのだが、
その場にいた恩田が「私に任せてください!」と直接請け負ったのだ。

早速、恩田はストーカー被害者の友達であるパン屋の子の所へ行ってストーカーについて聞いてみたが
「せっかく来て下さるお客様の事をストーカーだなんて。お客様を悪く言えません」
と、警察に協力してもらう事を拒否してくる。
恩田がパン屋の周囲を調べると、パン屋の子を遠くから憎々しげに見つめる男がいた。
これが女の子の言うストーカーなのだろう。

実際にストーカーがいる事を確認した恩田は、
青島にストーカーの仕事先の勤務表を入手してもらったり、
真下にパン屋の子のアパートに仕掛けられた盗聴器の発見をしてもらったりしながら
ストーカーの情報を調べていった。
再びパン屋に行くとストーカー男が最初に警察に相談に来た女の子と口論をしていて、
口論の果てにストーカーが女の子を突き飛ばしたので、これ幸いと現行犯逮捕する。

134 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:19:28.33 ID:XHcM16Le0.net
だが、逮捕して近くの交番に預けてから少しして、ストーカーが逃走したという電話を受ける。
ストーカーの家の場所は既に知っていたので、早速家の中に踏み込む恩田と青島。

先ほど逮捕したときに着ていた服が置いてあるという事は逃走後に一度ここに戻ったと考え、
ストーカーの今後の行動についてのヒントがあると考えた二人が部屋を調べると、
ナイフが何本も入るナイフケースから1本のナイフが抜かれているのを見つけた。

ナイフでストーカー被害者を刺す可能性があると急いでパン屋へ向かうと
まさにストーカーがストーカー被害者刺そうとしている所だったので、
急いで二人の間に割って入り、取り押さえる事に成功。
こうして、ストーカー事件は解決した。

恩田刑事が取調べをすると、ストーカーは自分の趣味について語り始めた。
ストーカーはアニメ『ピンクサファイア』の熱心なファンで、
最近もピンクサファイアのファンが集まるイベントに行ってきたらしい。
ストーカーが首にかけているピンクサファイアのキャラが描かれたボールペンは
その日にその場所で行われたイベントでしか手に入らないんだぞ、と自慢をするストーカー。
その取調べには青島刑事も同席していたのだが、その時にそのボールペンを目にしていた事が、
殺人事件を解決するための大きな手がかりになるとは、その時点では知るよしもなかった。

恩田と青島はストーカー男の部屋から隠し撮りしたストーカー被害者の写真などを押収し、
刑事課で検分している所に真下が来て、
ストーカー被害者が男性と会っている写真を見て、ある事に気づく。
「あれ?ストーカー被害者と会っているこの男、あの殺された潜水艦乗員じゃないですか?」
こうして、この二つの事件が繋がった。

ストーカー被害者と潜水艦乗員だった殺された男が会っている写真を見ると、
何か絵のような物を渡してるので真下が画像解析をしてみると、渡しているのは地図だったと分かった。
自衛隊員と地図の受け渡しをしているという事は、ストーカー被害者の正体は
日本の情報を得ようとしている外国のスパイなのだろうか?
だとしたら、ストーカー事件で警察の助けを受けようとしなかったのも、
スパイという正体を暴かれる危険を冒さないためだと納得がいく。
早速ストーカー被害者もとい女スパイを車で尾行してみると、
いきなり二台の車に前後を挟まれてしまった。
彼らは公安で、以前から彼女がスパイだと知っていたらしく
「彼女を泳がせているんだ、余計な事をしないでくれ」
と高圧的な態度で言ってきた。

135 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:19:58.95 ID:XHcM16Le0.net
ここまでの捜査で、潜水艦『むつしお』の乗員の中に犯人、
もしくは事件に深く関係のある人間がいるのでは?と考えた青島は、
表向きは病気での長期入院という事にして、
『むつしお』に、機械のメンテナンスをしに来た外部の社員として乗り込み
数週間の航海に同行する事にした。
軽く自己紹介をしながら乗組員に色々聞き込んでいくと、料理係の男に
「色々聞いてきて、刑事さんみたいだね。これから『刑事さん』って呼ぶね」
と、正体そのままなあだ名をつけられて内心ヒヤリとする青島。
そんな話をしているうちに潜水艦の航海が始まったようで、海の底へと潜って行く。
「おおー、沈んでますね」と言うと、副艦長に
「沈んでいるんじゃなくて潜ってるんだ!
沈むは受動的で潜るは能動的という違いがあるんだ!」と怒られた青島だった。

その頃、室井は、被害者の奥さんへ事情徴収をしていた。
被害者には1億円生命保険という、
自分に何かあった時のためのものとしては高すぎる保険がかかっていたので
注意深く事情徴収をしたが、あまり話を聞けなかった。
特に、事件当日に誰かと会ってた事について、はぐらかすのが怪しい。

その事を室井から聞いた青島は、先ほど怒ってきた副艦長が怪しいと考え、
自然に最近の行動を聞き出そうとしたが
やけに非協力的な態度で断り、それでもしつこくすると殴ってきた。
こんな風に取り付く島も無かった副艦長だったが、
副艦長が機械に巻き込まれそうになった時に青島が助ける、
というお約束的なイベントが起きて副艦長は協力的になり、
事件当日の事を教えてくれた。
思ったとおり被害者の奥さんと密会、つまり浮気していたのだ。
だがこれで、奥さんもこの副艦長も容疑者から外れる事になった。
(二人で共謀して殺したという可能性は無いようだ)
こうして殺人の疑惑は晴れた副艦長だったが、
乗組員の奥さんと浮気していた事がばれた事で艦内での人望はガタ落ちとなり、
部下にすら「この船乗りの面汚しが」「他人の奥さん取ってんじゃねーよ」
などと面と向かって言われるようになった。
しかも潜水艦乗りの掟に、
『乗員の妻と浮気した物は二度と潜水艦に乗れない』というものがあるらしい。
まあ、自業自得ではあるが…

136 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:20:48.14 ID:XHcM16Le0.net
次の日、青島が潜水艦の各所を見て回っていると、何本も置いてあるペンに混じって
あのストーカーが持っていたのと同じボールペンがあったのを発見する。
つまり、ストーカーが行ったピンクサファイアのイベントに、乗員の誰かも行っていたのだ。
そしてそのイベントの日時は、殺人事件の被害者が殺された日に近い。
この潜水艦の乗員であり、被害者と同じ時期に地上にいたとなれば犯人の可能性は高い、
そう考えた青島はこのボールペンの持ち主を探し始める。
とりあえず近くの人に聞いてみると、
「まあ、多くの部下を持つような階級の高い人の物ではないでしょうね。
だって、そんなボールペン持ってる人に命を預けたりしたくないでしょう?」
という役に立つのか微妙なアドバイスをもらったが、
とりあえずその通りに階級の低い人に聞いて回ってみると、
料理係がボールペンの持ち主だった事が分かった。
「あのイベントに行ってきたんですよ!青島さんもピンクサファイア好きなんですか!?」
と料理係が聞いてくるので、
「そうです、僕もオタクなんですよ」
と話を合わせると、ピンクサファイアの魅力について語り始めるので
適当に相槌を打ちながら話を聞く青島だった。
その後、湾岸署の方でもイベントの時に撮影された映像を解析し、
嬉しそうにイベントに参加する料理係と、
つまらなそうにイベントに同席している被害者が確認された。

数日後、地上では、盗難にあった新型テレビ数台が
そこらへんの道端に投げ捨てられているという通報があり、
それらのテレビは警察署に一旦持ち込まれていた。
それを電器店に伝えると
「盗まれたのは警察がしっかりしないせいだから、
捨てられた時に壊れたテレビはそっちで直してから返してよね!」
と言われ、恩田刑事は泣く泣くテレビ修理をする羽目になっていた。
(ここでは修理する刑事を選べたので、選択によっては真下刑事とかが直す事になったのかも)
そして修理中に、テレビに血がべったりとついているのが見つかった。
その血をデータベースと照合すると、例の潜水艦乗組員である被害者の血だと判明する。
テレビが捨てられていた場所は私有地だったのでそこの所有者に問い合わせてみると、
その場所には人の出入りが記録される装置がついていた事が分かる。
その話と周囲の目撃証言をあわせて考えると、
外国人たちと、被害者と、謎の男が入った記録があり、
外国人たちと謎の男のみ出た記録があるので、そこで被害者が殺されたと分かる。
外国人たちはどうやら日本の情報を盗みに来たスパイであり、
彼らは日本の秘密を国外へ持ち出すだけでなく、
出国直前に大量の家電製品を盗んでいく習性があるらしい。テレビが盗まれた理由はそれだろう。
しかし殺した際に血がついたので、慌てて捨てたのだ。
そして、謎の男の特徴があの料理係と似ている事が分かる。

137 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:21:33.32 ID:XHcM16Le0.net
無線でそれを聞いた青島は、例のボールペンの件とあわせて考えて、
料理係が殺人事件の犯人なのだろうという結論に至った。
それを早速無線で室井に伝えようとして近くにいた乗組員に無線の準備を頼んだのだが、
色々試したものの上手くいかず、その乗組員は謝るとそのまま去っていった。
そこへ艦長が着たので、料理係が犯人である可能性が高く、
潜水艦が上陸した後で逮捕する事になるだろうと艦長に説明する青島。
そこへ先ほどの乗組員が、気まずそうな顔で来てこう言った。
「すいません、さっき無線をいじくった時に艦内放送をオンにしてしまったようで、
今の話が艦内全体に聞こえてしまったようなんです…」
それはつまり、犯人と思われる料理係にも聞こえてしまった事も意味する。

青島が料理係を探しているうちに、料理係は艦長に拳銃を突きつけ人質に取ってしまった。
「あんた、本当に刑事さんだったんだ…」
刑事っぽいから『刑事さん』なんてあだ名をつけた相手が本当に刑事だと知り驚いているようだが、
それ以上に料理係は自分が犯人だと知られて狼狽し、慌てていた。料理係は事件の全貌を語る。
「俺とあいつは日本の情報を外国に売るスパイだったんだ。
だがあいつは、俺の方が危険を犯しているのに俺以上の取り分を持っていったんだ。
それにあいつは「潜水艦に乗っているのは金のため」と言ったんだ!
俺は潜水艦が大好きだから、それが許せなかった!
だからピッチングハンマーで殺してやった!このハンマーで殺してやると前々から思ってたからな!」

一通り事件について話すと、これからの事について料理係は話し始めた。
「こうなったら艦長を人質にして、俺が艦長になってやる!
俺はバカだから100回生まれ変わっても艦長になれないから、
この機会に艦長になるんだ!」
料理係は以前話をした際に、潜水艦を心から愛しており潜水艦内で昇進できるよう猛勉強したが、
使える時間全てを使っても昇進試験に落ちてしまった事を青島に話していた。
そうした潜水艦への熱い思いと挫折が、殺人事件の発端の一因なのかも知れない。

「さあ、艦長命令だ!52号線を使って東京湾に入れ!そして潜水艦が最強だと知らしめてやるんだ!」
52号線とは、ストーカーの写真に写っていた、被害者が女スパイに手渡ししていた地図にも書かれていた、
東京湾の海底にある、潜水艦だけが通れる秘密の海底ルートの事。
これを使えば潜水艦は一切関知されずに東京湾のかなり内部まで侵入できる。
それを使って東京湾に侵入し「潜水艦が最強だと知らしめてやる」ということは、
東京湾で潜水艦に搭載された兵器を使って破壊行為をしようという事なのだろう。
料理係は追い詰められて自暴自棄になりそんなことをしでかそうとしているのだ。


青島や他の乗員は武器保管庫へ言って武器を調達しようとしたが、
既に全ての武器は料理係に持ち出されてしまったようで拳銃を所持しているのは料理係のみ。
料理係から人質を取り返すのは非常に難しい状態だ。とりあえずは言うとおりにするしかない。
『むつしお』は東京湾へ向けて進んでいった。

138 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:22:09.32 ID:XHcM16Le0.net
この事はすぐに無線で湾岸署にも伝えられた。
この話を聞いた室井は、東京湾に人を送り人々を避難させ、
もし本当にむつしおが兵器で東京湾を攻撃した際の被害を少しでも減らそうとする。
だが、室井の上司がそれをやめさせようとした。
警察の、そして政府のお偉方は、この事が知られて日本の威信が損なわれる事を恐れ、
この事を隠蔽して人々を非難させずにいようというのだ。
室井は当然反発し、人々の避難のために自ら東京湾へ行こうとする。
上司は近くにいたスリーアミーゴス達に命令に背く室井を捕らえるように言うが、彼らは
「そんな命令困りますよ!我々も命令違反する所なんですから!」
と言うと室井を見逃す。

「いくらなんでも、人命を軽視する命令には従えないよね」
「でも、これで退職金はパーですなあ」
「再就職も厳しいでしょうなあ」
「我々の仕事、ツブシがきかないですからね」
「ところで52号線とか言ってたけど、この辺にそんな高速道路あったっけ?」
と、上司に背いてでも人命を守る覚悟を決めつつも
いつもどおりにマイペースなスリーアミーゴスを尻目に、室井・真下・恩田は東京湾へ向かった。

室井や真下は東京湾で子供達を引率したり石油が満載されたタンカーを避難させた。
恩田も同じように万が一の時の被害を減らすべく逃げ遅れた人を探していると、
あの女スパイが周囲を気にしながら走っているのを発見する。
この混乱に乗じて出国しようとしていると感づいた恩田は、
近くにいた警官に協力してもらい、挟み撃ちにして女スパイを捕まえた。
「なんでスパイを警察が捕まえるのよ!」と言ってくるので、
「国家の機密を盗むのだって泥棒、それを捕まえるのも警察の仕事です!」と言い返す恩田。
そこへ以前恩田に高圧的な態度をしてきた公安の者が来て
「この女スパイを見失っていた所なんだ、捕まえてくれてありがとう」
と、しおらしくお礼を言ってくるので
「泳がせておくのは結構ですけど、見逃さないようにしっかり見張っててくださいね!」
と、一言チクリと言ってやる恩田だった。

こうして東京湾の人々の避難は進んでいったが、短時間の間に避難できた人はあまりにも少なかった。
タンカーを避難させたところで、地上にも石油貯蔵庫がたくさんある。
そこを攻撃されてしまったら大規模な火災が発生し、多くの命が失われる事には変わりない。
最終的には、むつしおの攻撃が止められるかどうかにかかっていた。

むつしおは、とうとう武装で東京湾を攻撃できる地点まで来てしまった。
料理係が魚雷で東京湾を撃つように命令し、乗員達はそれでもためらっていたが、
その時魚雷に何かがくっついているのが見つかる。
これは時限爆弾で、このまま爆発すればむつしおの乗員は全員死亡するだろう。
そうしないためには、魚雷を東京湾へ向け発射するしかないと料理係は言う。
攻撃目標は既に東京湾へロックされ、変更はできない。
つまり、自分達が死ぬか東京湾の人が死ぬかの究極の二択というわけだ。
そのうち、乗員の一人が「許してくれ、俺はまだ死にたくない!」と言うと
魚雷を発射しようとする。それを見て魚雷が発射されると確信し油断したのだろうか、
料理係は青島に不意打ちの体当たりをくらって銃を奪われ、拘束された。

139 :踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!:2014/05/07(水) 00:23:05.35 ID:XHcM16Le0.net
後は魚雷の時限爆弾を解除すれば、東京湾の人々も、むつしお乗員も無事に助かる。
だが、時限爆弾にはパスワードによるロックがかかっていた。
当然パスワードを聞こうとするが「ここで教えるくらいなら最初からこんな事やるかよ!」
と言ってきた。どうやら自分でパスワードを当てて解除するしかないようだ。
料理係は自己顕示欲が強いから、パスワードは無意味な数列などではなく意味のある言葉のはず、
そう考えた青島はパスワード解除を始めた。

青島は以前に料理係と話した事を思い出していく。料理係と料理の話をした時に
「カレーライスのレシピは秘密です、例え拷問されても話しませんよ」
と言っていたのを思い出し『カレーライス』と入力したが、ハズレだった。
次に、料理係がアニメ『ピンクサファイア』が好きなのを思い出し
『ピンクサファイア』と入れるがこれもハズレ。
いよいよパスワードの手がかりもなくなってきて、艦内にも諦めムードが広がる。
「艦長、あなたと一緒にむつしおで仕事できて光栄でした」と言う副艦長。

だが、青島は料理係との話を深く思い出していき、パスワードの心当たりを思い出す。
「これならいけるかもしれないぞ!」
そう言いながら青島はとある女性の名前を入力すると、時限爆弾は解除された。
その女性は『ピンクサファイア』のキャラの声を担当している女性声優の名前。
料理係とピンクサファイアの話をした時に話題になった、
料理係が様付けで呼ぶ位に熱烈なファンな、声優の名前がパスワードだったのだ。

こうして料理係は捕らえられ、一人の犠牲も出ずに事件は解決した。
室井は命令に逆らったものの、何らかの処分を下されたりはしなかった。
青島は職権乱用の罪状で起訴されてしまったが、弁護士の手腕で無罪になった。

END


以上です。このゲームの途中で色んなミニゲームをプレイする事になりますが、
ゲームをまったくやらない人が「踊る大走査線が好きだから」とプレイする事も考えたせいか、
ミニゲームの内容はかなりヌルく、苦戦した時にはヒントももらえます。
中古価格は非常に安く500円を切る場合もあるので、
踊る大走査線のファンの方は、やってみてはいかがでしょうか?

140 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/07(水) 09:08:49.31 ID:VBuENKIo0.net
乙!

大捜査線ってゲームになってたのか
まあ考えてみればあんなに有名なんだから不思議じゃないな

141 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/07(水) 19:00:17.69 ID:MZ3LzEC20.net

結構ドラマの雰囲気あって面白そうだな
買ってみようかな

142 :季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:10:23.75 ID:x1uZKRSf0.net
人体パズルの作者さんが人体パズルよりも以前に、
同じくWOLF RPGエディターで作ったゲーム『季節の零れ目』行きます。


主人公の女子学生は、寒がりな友達、おしゃれ好きな友達、食いしん坊な友達と一緒に
電車に乗っている途中で眠り、変な夢を見た。
通路の途中に部屋が三つあり、それぞれの部屋に悩みを持っている者がいて、
それらの悩みを解決するべく行動するという内容なのだが…


『第一の部屋』
最初の部屋には、雪だるまがいた。雪だるまは
「僕は寒がりなんだ。暖かくしてくれないかな?」と言ってくる。
雪だるまを暖めるには、どうしたらいいのだろうか?

(悪い対処法)
通路の途中でマッチを拾い、雪だるまの近くに薪があるので火をつけてあげると、
雪だるまは最初は暖かくて嬉しかったようだが、そのうち火が強くなっていくと
「あついあついあついあつい!」と叫びながら溶けていってしまい、
最後には水溜りになってしまった。
もちろん話しかけても返事は無い…

(良い対処法)
通路の途中にベッド一式と熊のぬいぐるみがあったので、
かけ布団を取るか、熊のぬいぐるみから中身の綿を取って外側を取り、
それを雪だるまにかけてあげると、
「暖かくなったよ、ありがとう」とお礼を言ってくるのだった。


『第二の部屋』
第二の部屋には、おしゃれな服を着て綺麗な金髪をしたマネキンがいた。マネキンは
「私、もっとおしゃれになりたいの。どうしたらいいのかしら?」と言ってくる。
マネキンだから顔は目・鼻・口が無いのっぺらぼうだ。
顔があれば、もっとおしゃれになると思うのだが…

(悪い対処法)
すぐ側に顔の書かれたボールがあったので、これとマネキンの頭を入れ替えれば、
マネキンに顔が出来ると思ってマネキンの頭に向かってボールを蹴り飛ばす。
見事に命中して頭とボールが入れ替わったが、元あった頭は地面に落ちると
「痛い…」とつぶやき、それ以降話しかけても返事をしなくなった。
人間同様に頭部に知能があるとしたら、
頭部が外れた後の胴体がおしゃれになっても意味が無いのでは…

(良い対処法)
近くの通路に、簡単な論理パズル的な謎かけがあり、それに正解するとペンを拾える。
それを使ってマネキンに顔を書いてあげると
「おしゃれになれたわ、ありがとう」とお礼を言ってくるのだった。

143 :季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:11:07.84 ID:x1uZKRSf0.net
『第三の部屋』
第三の部屋には、大きな口が浮いていた。大きな口は
「ぼく、おなかが減ってるんだ。何か食べさせてよ」と言ってくる。
何を食べさせればいいのだろうか??

(悪い対処法)
近くの通路にりんごが落ちていたのでそれを食べさせてあげると、
食べ終わった後に「く、苦しい…」と言い、
青く変色してしまい、それ以降話しかけても返事してこなくなった。
りんごを拾った時に近くにあった張り紙に、
白雪姫がどうとか書いてあるのを読んだ時に毒を疑うべきだったのだ…

(良い対処法)
大きな口のいる部屋に機械があり、6桁の数字が入力できるようだ。
今までに簡単な数字のクイズが3問出題されていて答えは3つとも2桁なので、
それをつなぎ合わせて6桁にして入力すると、食事一式が出てくる。
それを食べさせてあげると「美味しかったよ、ありがとう」とお礼を言ってきた。


主人公は3つの部屋で何らかの対処をする、または素通りして先へ進んでいくと、
主人公は光に包まれていった。そして…

『バッドエンド』
(条件:3つの部屋全部で悪い対処をする)
目が覚めると、電車内は事故で大惨事になっていた。
そして友達三人は全員死んでしまった。
それも、寒がりな友達全身大やけどで、
おしゃれ好きな友達は顔をグチャグチャにされ、
食いしん坊な友達は胴体が潰されるという、
特徴の箇所に致命傷を負うという偶然にしては出来すぎている死因。
主人公は、夢の内容は誰にも言わないことにした。
口に出してしまったら、夢の中の行動のせいで友達が死んだと
認めてしまう事になってしまいそうだから…

『ノーマルエンド』
(条件:3つの部屋のうち1つまたは2つの部屋で良い対処をする)
目が覚めると、バッドエンド同様に電車内は大惨事になっており、
友達三人も同様の箇所に大怪我を負うが、
夢の中で良い対処をした相手に対応する友達だけは命を取り留めた。
主人公はバッドエンド同様に夢の事は心の中だけに留めるつもりだった。

144 :季節の零れ目:2014/05/10(土) 00:11:38.55 ID:x1uZKRSf0.net
『サッドエンド』
(条件:3つの部屋全てを素通りする、または夢の中でさらに『睡眠』を実行)
主人公は目を覚まさなかった。上記のエンド同様に事故が発生し、
友達のうち2人は死に、1人は体に機械を入れるような大手術を受けたものの生きていた。
そして主人公は、事故で頭を打ったのか、昏睡状態のままになってしまったのだ。
ベッドで眠り続ける主人公の所へ生き残った友達が面会に来て、
いくらか話しかけた後、「また来るよ」と言って帰っていった…

『グッドエンド』
(条件:3つの部屋全てで良い対処をする)
「おーい、起きろー」と声をかけられて目を覚ます主人公。
周囲には眠った時と同様に友達が三人いた。
「あんなに吹っ飛んでたが大丈夫か?」
と、友達たちは心配している。
どうやら、ちょっとした事故が起きて電車が揺れたものの、
大惨事には至らず、友達三人は無事なようだった。
「なんともないようだけど、一応病院で診てもらおうよ」
と言いながら携帯で周囲の病院を検索する友達たち。
誰も死ななかったので、夢の中で最善の行動を取ったことで
友達や他の乗客の命を救ったなどとは思いもよらない主人公は
「不思議な夢だった」と思うばかりであった。

『グッド?エンド』
(条件:グッドエンドの条件+熊のぬいぐるみから綿を出しておく)
グッドエンド同様に話が進んでいった後、4人は食事を取る。
その最中に友達たちが
「さっきの電車の揺れだけど、人身事故だったらしい。
電車に轢かれた人は内臓が全部出たらしいよ」
「食事の時にそんな話するなよー」
といった会話をする。
夢の中で雪だるまを暖めるために熊のぬいぐるみから綿を取ったとき、
近くにあった張り紙に「人の形をした物には人の魂が宿る」
みたいな事が書いてあったのを思い出し、複雑な気分になる主人公だった。


以上です。「上手に行動する事で登場人物の命を救う」
というアドベンチャーゲームにありがちな内容を
夢の中の不思議空間を使ってコンパクトにまとめたゲームとなってます。

145 :探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:14:59.81 ID:Iu+wXI0e0.net
RPGツクールVX・ACE ニコニコエディションで作られ
ニコニコ自作ゲームフェス2に応募されたゲーム、
『探偵・青ひげ』行きます。

ひげをはやしているものの青いわけではないのに、
なぜか青ひげと呼ばれている『探偵・青ひげ』。
彼の元に一人の老人がやってきた。
「やっとあなたを見つける事ができました。お願いです、孫の敵を取ってください!」
「死んだお孫さんの敵ですか…お孫さんは何歳でしたか?」
「まだ0歳にもなってません。孫は娘の体内で流産したんです。
流産させたのは娘とつきあっていたあの男、雅彦に違いない!
あいつは娘が妊娠したと知り、出産に反対してたのにしばらく後に出産に賛成した。
そしてその翌月に流産したんです。
病院で調べてもらいましたが、薬物などの反応は無く、孫を殺した方法が分からない。
確かに、体内の胎児を殺しても法律上は殺人にはならない。
でも、それでも、これは『殺し』なんだ。分かってくれるだろう?」
「とりあえず、娘さんや雅彦という男について教えて下さい」

「娘さんと雅彦は何処で知り合ったんですか?」
「救命講習です。娘は優しかったから、何かの際に人を助けられるようにと…」
「そこで他に誰と知り合ったか分かりますか?」
「そこで、雅彦の友達とも知り合ったと言ってました」
「雅彦についての情報を教えてください」
「あいつは女癖が悪いので有名だったようだ。一流大学の工学部卒らしい」
「なるほど、大体わかりました」

「それで、調査は何週間かかるかね?」
「2〜3日で十分です」
「そんなにすぐに分かるのかね!?」
「今の話で、容疑者がお孫さんを殺した方法は大体分かりました。
それを確認するために2〜3日かかります」

依頼者の老人が帰ったあと、青ひげは早速調査を開始する。
まずは雅彦の友達から話を聞く事にした。彼の働く食堂に助手と二人で行く青ひげ。
「いらっしゃいませ、何にしましょうか?」
「ビールと定食を。ところで、雅彦の友達って君かい?彼の紹介で来たんだ」
「ええ、そうですよ」
「雅彦も連れてきたかったんだが、最近金が無いから外食できないって言ってたな。
何にどれくらい使ったんだろうな?何か言ってなかったか?」
「最近、20万円使ったと言ってましたね。何に使ったかは知りませんけど」
そんな話をした後、雅彦の友達は注文を伝えるべく厨房に入っていった。
「青ひげ先生、彼からどんな話を聞くんですか?」
「いや、もう聞きたい事は聞いた。酒飲んで食事したら帰るぞ」
「あれだけでいいんですか!?」
その後2人は食事を終え、食堂を後にした。

146 :探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:16:14.86 ID:Iu+wXI0e0.net
次に、青ひげと助手は知り合いの病院に行く。受付で老婆が出迎えてくれた。
「青ひげ、相変わらずの商売をしているようだね」
「今日は聞きたい事がある。何の痕跡も残さず薬物で流産させる事は本当に不可能なのか?」
「そうだね…病院で堕胎させる時は強制的に陣痛を誘発させる薬を使うんだが、
そんな事をするんだ、副作用が強く、調べれば何らかの痕跡が見つかるのが当然だ。
薬物で流産させて何の痕跡も残さないなんて、不可能だね」
「そうか分かった、ありがとう」

事務所へ戻り考えをまとめる青ひげと助手。
「先生、これからどうするんですか?」
「もう調べる事は全部だ、真相が分かった」
「真相ですか?本当に雅彦が犯人なんですか?
依頼者が、孫が死んだ悲しみを雅彦にぶつけてるだけでは?」
「何言ってるんだ、これまでの情報で雅彦が犯人なのは分かるだろう」
「どうしてですか?」
「まったく、お前は何年俺の助手をしてるんだ。自分で考えろ、じゃないと成長しないぞ」
「ヒントを下さいよー」
「そうだな。ヒント1、雅彦と依頼者の娘は救命講習で知り合った。
ヒント2、薬物を使っての痕跡を残さない堕胎は不可能。
そしてヒント3、雅彦は最近20万円の金を使っている」
「うーん…」
そこへ、青ひげの部下の調査員が入ってきた。
「雅彦の家からコレを発見しました」
「やはり持っていたか。コレは簡単に捨てられる物ではないからな」
「それと、雅彦はロシアの会社に引き抜かれ、明日にはロシアへ行くようです」
「ならば今日中に雅彦を問い詰めなければな」
そういうと青ひげと助手は、雅彦の家から発見されたものを持ち、雅彦の家へ向かった。

「あなたが先ほど電話をくれた探偵・青ひげですか。
青ひげという名前は、昔に若い女を連れ込んで虐殺したというあの青ひげが由来なんですか?
だとしたら、一風変わった脅しだなあ」
と、軽口を叩く雅彦。
「俺がここを尋ねた理由は分かるか?」
「知らないと言いたいところですが、想像はつきますよ。彼女が流産した事でしょう?
でも、俺だって悲しいんだ!」
「しらばっくれるなよ、犯人がお前なのは分かっているんだ」
「俺が犯人だって?一応話を聞くよ。だが、話が的外れだったらすぐに話を打ち切るからな。
俺も明日からロシアに行くから忙しいんだ」
こうして、青ひげと雅彦の対決が始まった。

147 :探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:16:48.60 ID:Iu+wXI0e0.net
「お前は彼女と救命講習で知り合ったそうだな。
その救命講習で得た知識を使って彼女の胎内の子供を殺したんだろう!」
「救命講習の知識なんかでどうやって胎内の子供を殺すんだ?
心臓マッサージの要領で胎内の子供を圧迫して殺したとでも言う気か?
いいか、胎内の子供はな、羊水という水に守られているんだ。
人の力で強く押された位では流産しないよ」
「そうではない。お前は、AEDを使って電気を流し流産させたんだ!
水は電流を通す、羊水で守られていても関係ない」
「あのなあ、AEDというのは心電図で心臓が動いているのを確認しないと
電流が流れないようになっているんだぞ。胎内の子供を殺すのには使えないんだよ」
「普通のAEDならそうだろう。だが、改造されたAEDなら話は別だ。
お前は一流大学の工学部卒、そのように改造できたはずだ。
そんな方法は思いつきもしなかったとは言わせないぞ!」
「そんな事をした証拠はあるのかよ!」

そう言われた青ひげは、先ほど調査員から受け取ったモノ、
つまり雅彦が作った改造AEDを荷物から取り出す。
「これが証拠だ」
「それは!お前、なぜそれを!」
「ゴミとして捨ててあったのを拾ったんだよ」
「そんなわけないだろう!」
「俺が盗んだという証拠があるのか?」
「くっ…いや、でも、その改造AEDが俺の物だという証拠があるのかよ?
さっきは犯人呼ばわりされてついつい改造AEDが俺の物みたいに言ったけど、
本当はそれは俺の物じゃないぞ!」
「お前の友達から、最近20万円を使ったと聞いたぞ。
そしてAEDの値段も一個約20万円。一致してるじゃないか。
教えてもらおう、20万円の使い道を」
「いや、その、覚えてないんだ。
そ、そうだ、カードで20万円を支払ったんだ。
気軽に支払ったから、何を買ったかなんて覚えてないんだ」
「そうか!カードの支払いは記録が残り、調べれば買った物がわかるな」

それを聞き、雅彦はしらばっくれるのを諦めた。
多分、本当にカードで支払ったのだろう。だが雅彦は言う。
「探偵。お前、一つ間違っているよ。俺は殺したのは子供じゃない。胎児だ。
既に生まれた子供を殺したなら、そりゃ重罪に処される。
数年、十数年と刑務所行きだろうよ。
だが、胎児は殺した所でせいぜい執行猶予だ!
ちょっと怒られて、ちょっと謝れば済むんだよ!」
そう言い捨てるのを聞いた青ひげは、
助手に「帰るぞ」と一言言うと雅彦の部屋を出て行く。
背後から雅彦が「満足か探偵、俺に執行猶予をつけられてよ!」
と、あざ笑うのを聞きながら…

148 :探偵・青ひげ:2014/05/12(月) 00:18:02.26 ID:Iu+wXI0e0.net
しばらくの後、雅彦は、ロシアへ行くために行った空港にある店か
ロシアに行く前に最後に行きつけの店に行ったのかは分からないが、
結構大きな外食店で一人で食事をしていた。
「まさか探偵にバレちまうなんてな。しかし、訴えられた所で所詮は執行猶予。
それすらも、一旦ロシアに行ってしまえば無かった事にできる!」
と、余裕かましてる所に、青ひげと助手がやってくる。
「探偵、お前…?」
「雅彦、なんで俺が青ひげと呼ばれてるか分かるか?
昔に若い女を連れ込んで虐殺したというあの青ひげ、それが由来なんだよ」
そう言うと同時に、青ひげの背後から数人の屈強な男が来て雅彦を取り囲む。
「俺は以前から思ってたんだ。『探偵』と『復讐屋』、
このふたつを兼業したら儲からないかってな」

そう言うと、青ひげは背後の男に拷問器具を取り出させ、
それを使って雅彦を、凄まじい苦痛を与えながら傷つけていく。
血まみれになりながら、やめてくれと懇願する雅彦に、青ひげは言う。
「何を言っているんだ。お前は人を殺したんだ。
だから、お前も殺されて、初めて互角なんだよ」
そして再び拷問を始める青ひげ。
「助けを呼んでも人は来ないぞ。
人払いは完璧だ、俺達はプロの復讐屋だからな。
…分かったか?なぜ俺が青ひげと呼ばれるのか」

END


以上です。調査や推理の要所で二択問題に答えるという簡単なゲームですが、
そういったものでも気兼ねなく応募できるというのが
ニコニコ自作ゲームフェスの良い所なのでしょう。

149 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/17(土) 00:58:38.56 ID:shbKcr+j0.net
『スーパーロボット大戦Card Chronicle』(フィーチャーフォン/iOS/Android)
をリクエストします。よろしくお願いします。

150 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 09:41:57.53 ID:bJ/HWg610.net
影牢 〜ダークサイド プリンセス〜のストーリーが知りたいです。
よろしくお願いします。

151 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 14:22:36.03 ID:ebqmgJId0.net
ハードが不明だぞ兄弟

152 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/20(火) 15:38:47.24 ID:huMgY/2B0.net
PS3とVITA版あるはずだけど
同内容なのか不明
影牢は初代秀逸すぎてやってないや

153 :ゲーム好き名無しさん:2014/05/31(土) 06:24:12.97 ID:+HyFWgB80.net
まとめwikiのR-TYPE FINALの記事に追記された考察文があまりにもトンデモなんですが、
これ前の記事に戻して良いのかね……?

F-Bルートの、(厳密には同胞の機体もバイドに侵食され、バイド化していたともいえる)とか、
(地球がすでにバイドの手に落ちてしまったというIFストーリー?)とか全くソース無いし、
※追記 エンディングの解釈について以下の文章に至っては、もう何が何だか……

154 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/01(日) 12:40:18.23 ID:4m1BDMPP0.net
Wikipediaみたいに『要出典』でも付けとけばいいんじゃね?w

155 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:07:55.24 ID:L1n5RWyZ0.net
ここがこう間違っているって書けば、そのレスをそのまま追加していった方がいいと思うが
R=TYPE FINALに>>153を追加しようか?

156 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:14:33.40 ID:3TqeYUWM0.net
>>155
元のレスにそういう考察がついてたならともかく、Wikiに転載されてから追記されてるんだよなぁ。
こういう場合は投稿者が2chに書き込んだ通りに修正するのが筋じゃないだろうか。
(その考察文を書き込んだのが元の投稿者かもしれないが)

157 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 20:56:18.21 ID:3TqeYUWM0.net
とりあえずおかしい点を書き連ねてみた。


>(厳密には同胞の機体もバイドに侵食され、バイド化していたともいえる)
>(機体こそ原型をとどめているがすでにバイド化した)アローヘッドだった。
>(地球がすでにバイドの手に落ちてしまったというIFストーリー?)

F-Bの敵R戦闘機がバイド化しているという描写は無い。ボスのアローヘッドも同様。
バイド化した自機を、人類の操るR戦闘機が撃墜しに来たと考えるのが自然。


>(一説では根本的な原因=26世紀人の兵器開発→バイド誕生を阻止が目的とされるが
>ストーリーはTACTICSヘと続く?)

ゲーム中で目的について語られない。バイド誕生阻止云々は二次創作が元ネタで公式設定ではない。
R-TYPE TACTICSシリーズはパラレルワールドと公式に明言されており、関連性は不明。


>バイドコアを破壊し、異層次元の奥へと漂って行った機体は、いつしか異層次元から飛び出した。
>たどり着いたのは21世紀の地球。
>もちろんパイロットは死亡しており、機体も激しく損傷しているが、人類のR-計画はここから始まった……

そんな描写は無いし、R-TYPESなどで紹介されている公式設定とも大きく異なる。
大体、そういう設定なら劇中でもっと詳しい描写がされているはず。


>26世紀の地球人類のバイド開発を阻止するため、22世紀から時を超えて26世紀へ。
>しかし、地球規模の軍事プロジェクトを、個人(しかも400年も昔から来た)に止める術もなかった。
>やむを得ず、強硬手段に出るパイロット。バイドとの激戦をくぐり抜いたその機体は、26世紀においても驚異だった。
>その余りに苛烈な戦闘機を打ち破るため、26世紀の人類はバイドを起動してしまう。
>――こうして、全てが始まった。

>またF-Cの別の解釈。
>22世紀から26世紀へとたどり着いたが、その宇宙には地球が見当たらない。
>宇宙空間はもちろん、異層次元までの渡航を前提とした機体が、地球の位置を測り損ねるはずもない。
>地球も太陽系も失われた世界――
>26世紀の人類が、手に負えなくなったバイドを異層次元に封印し、それが22世紀に現れたことにより、タイムパラドクスが起こった。
>26世紀に存在したはずの地球の消滅。
>それは、即ち、22世紀の人類にとっては受け入れがたい未来を示していた――

F-Cについては設定、背景などは一切説明されず、「R戦闘機が戦いながら26世紀に向かった」事しか描写されない。
R戦闘機が未来で暴れたとか、タイムパラドックスで太陽系が消滅したとかいう情報は一切無い。
根拠の無い文章を書き連ねるのは「解釈」ではなく、ただの「妄想」でしかない。


ただでさえこのシリーズは二次創作やデマ、個人の妄想が「設定」として流布してる面があるので、
こういうデタラメな「解釈」は勘弁して欲しい。

158 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 21:38:54.48 ID:XTXq6RGJ0.net
ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ家庭版は保留中なのね・・・

159 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 22:01:57.49 ID:LHMxoQXr0.net
>>157
見てみたけど元がメチャクチャだな
随分前にやったから俺もあんまり覚えてないけどまとめwikiの物は明らかに変だ

160 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/03(火) 23:19:58.29 ID:L1n5RWyZ0.net
>>153>>157を追加したけど、元に戻せるなら戻した方がいいかもな

161 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/04(水) 19:06:40.58 ID:ccKVy4p00.net
●このスレの>>160までをWikiに収録
・以下を追加
「踊る大捜査線 THE GAME 潜水艦に潜入せよ!」
「季節の零れ目」「探偵・青ひげ」

●未解決一覧
・以下を追加
携帯アプリ「スーパーロボット大戦Card Chronicle」
ps3「影牢 〜ダークサイド プリンセス〜」

●書き込み途中
・以下を消去
「いけいけ!熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘」【2月】

162 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/11(水) 22:30:56.61 ID:RcALs0ow0.net
R-TYPE FINALの記事で気になったんだけど
シルエットミラージュの記事もかなりのでたらめが書いてある様な…
「主人公には悲しみの感情がインプットされてない」とか「体内の爆弾は取り除かれた」とか
そんな設定や描写は本編でも当時の攻略本にもない
別スレからの転載らしいけど原文がうろ覚えだったのを確認もしないで写したんだろうか

163 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/12(木) 05:16:08.03 ID:6rn53FT40.net
まとめwikiを読ませてもらったんだが、タイムトラベラーズの記事の要約のところに若干解釈の違いがありそうだったんで補足を投下(補足と言っても実質wikiの要約を詳細にした感じなのでかなりの長文になってしまったけど)。

・ロストホール事件
2031年、甲斐駿介と新道究悟は駿介の恋人である伏見雛(とカメラマンの蔵元)を取材のために招き、素粒子を過去に送るための実験を行うが失敗。
予想だにしない超エネルギー(クォンタムエネルギー)が発生し、実験装置が制御不能に陥ってしまう。
気絶した俊介の代わりに装置をシャットダウンしようとした雛は暴走するエネルギーに巻き込まれ、18年前にタイムスリップ。
この出来事により2031年と2013年が繋がり、タイムトラベル理論の実験中だった2013年の世界にクォンタムエネルギーが流れ込んでしまう(ロストホール事件)。
このことで、実験が失敗したから超エネルギーが発生した→超エネルギーが発生したから実験が失敗したというある種のタイムパラドックスが発生。
2031年以降のタイムラインは消失(と語られているが、実際には未来からの介入があるので、「2031年以降との時空間の繋がりがほぼ断絶した」といった方が正しいかも)、世界は2013年から2031年までの時間を繰り返しループすることになってしまった。

ロストホール事件により、クォンタムエネルギーと共に2013年に飛ばされた雛は、そこで5人の人間(子供時代の自分自身を含めたタイムトラベラーズ)を救い出すが、最後の1人である新道を助けた直後、落下してきた瓦礫の直撃を受け、植物状態に。
タイムトラベルした時点で駿介の子供を身籠っていた雛は、身元不明の女性として病院に収容され、意識を取り戻すことのないまま娘を出産し命を落とす。

・改変された世界
駿介は2013年に流れ込んできた暴走状態のクォンタムエネルギーを抑え込む過程で研究仲間を全て失った上、クォンタムエネルギーの利権を狙う人間たちに殺されかける。
全てを告発しようと、当時キャスターだった雛の父に真実を打ち明けるが、クォンタムエネルギーによって絶大な権力を手に入れていた電力会社などの圧力で握り潰されてしまった。
その後は荒んだ生活を送っていた駿介だったが、成長しキャスターとしてスラム街の取材に来た雛と恋に落ち、多少心の安定を取り戻す。
しかし、ロストホール事件によって世界がループしていることを知ってしまった駿介は、絶望からテロ組織のリーダー格・スケルトンとなり、テロ組織の「東京消滅」作戦を利用してクォンタムエネルギーの発生源である建物を占拠、世界を元に戻そうとする。
一方の新道もロストホール事件がきっかけで身を持ち崩し、自分を助けてくれた女性(未来の雛)の生んだ娘・みことを養いながらも詐欺師同然の生活を送っていた。

・世界の修正とその代償
ロストホール事件を阻止しない限り、2031年から先の未来へ到達することはできない。
駿介が絶望からテロ行為に走り多数の犠牲者を出し、新道が詐欺師同然に落ちぶれ、雛が駿介の子供を身籠ったまま2013年に飛ばされ命を落とすという悲劇も永遠に繰り返される。
しかし、ロストホール事件を阻止すれば雛は2031年に娘を出産することになり、「2013年に生まれ新道の娘として育ったみこと」は消滅してしまう。
雛と駿介はそれぞれ新道からみことの素性を知らされ、「今のみこと」を守るために世界の修正を諦める。
タイムトラベルを5回繰り返しようやくクォンタムエネルギーの発生源に辿り着いたみことの目の前で、雛はクォンタムエネルギーと共に2013年に飛び、駿介はそれを見届けた直後に突入してきた特殊部隊によって射殺されてしまう。
タイムトラベル装置の起動でその日の午前中に戻った「6回目」のみことは、駿介たちが歴史の修正を諦めた理由が分からず困惑するが、「本来の歴史のみこと(2031年に生まれ駿介と雛の娘として育ったみこと)」が派遣したアンドロイドによって、全ての真実を知らされる。
葛藤の末、みことは歴史を修正することを決意し、タイムトラベル装置である「母の形見の腕時計」を使って駿介が行おうとしていた歴史修正の操作を補完し、歴史を修正する。

・修正された未来
2031年、駿介と究悟は雛(とカメラマンの蔵元)を取材のために招き実験を行うが失敗。
予想だにしない超エネルギー(クォンタムエネルギー)が発生し、実験装置が制御不能に陥ってしまう。
しかしそのとき、雛が身に着けていた腕時計がわずかに光を発し、装置は安定を取り戻し実験は無事に成功した。
その後、雛は女の子を出産し、その子は「美命(みこと)」と名付けられた。

164 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/12(木) 05:16:45.90 ID:6rn53FT40.net
・余談(鶏と卵のパラドックス)
ちなみに、スタッフ曰く作中には2つの「ジン(出自がループしている、本来ありえないもの)」を意図的に登場させているらしい。
みことが歴史修正の際に使った「母の形見の腕時計(腕時計型タイムトラベル装置)」はその1つ。

ロストホール事件の起こった歴史(以下歴史B)で2013年に飛ばされた雛が着けており、「母の形見」としてみことに渡る
→歴史Bの2031年で、みことが歴史を修正した際、ロストホールの起こらなかった本来の歴史(以下歴史A)の2013年に飛ばされる
→歴史Aの2013年において、駿介が実験後の装置の中に落ちているのを拾い、恋人の雛の手に渡る(裏面に「ふしみひな」と書かれていたため)
→歴史Aの2049年時点では成長したみことが持っていたが、未来からやってきたアンドロイドの誘導でみことは歴史Bの2013年に渡り、気を失っている雛の腕に時計を着ける
→歴史Bで2013年に飛ばされた雛が…(以下ループ)

という形になっており、この腕時計がどうやって作られたのかは一切謎になっている。

ちなみに、歴史Aと歴史Bにループが発生しており、歴史Bが消滅してしまうと成り立たなくなっているため、wikiにある過去改変の解釈(一時的にパラレルワールドが存在することはあっても最終的な歴史は1つであり、正史から外れた世界はいずれ消滅する)には疑問符が付く。
歴史が改変された場合、複数の世界が並列する状態が続く(といっても歴史Bは2013年〜2031年しか存在しえないけど)と考えた方が自然かも。

165 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 14:45:22.38 ID:nhvbo8uu0.net
未解決にあるPS2のジェネレーションオブカオス3をいきます

166 :ジェネレーションオブカオス3:2014/06/15(日) 14:46:46.10 ID:nhvbo8uu0.net
封神暦125年
様々な民族が暮らすこの大陸は、ラディア王国の統治により長く平和な時が続いていた。
大神官デューロスは、自らを盟主とするゼノン教国を旗揚げしラディア王国に対して宣戦を布告した。
開戦当初こそ圧倒的戦力を有するラディアが優勢であったが、ゼノンを信仰する民衆によるゲリラ活動とそれに誘発された内乱によって
ラディアの勢力は分断弱体化し武力は低下の一途を辿った。
業を煮やしたラディア王国は残存する兵士をグルハム平原に集結。決戦を挑むが、勢いに乗るゼノン教国に大敗。
王自ら剣を振るう、壮絶な退却戦。本国に辿り着けた兵士は半分にも満たず、王もまた傷つき倒れた。
この歴史的な大敗により、ラディアの勢力はノルディック島に押し込められた。
暗い影が、ラディア王国を覆い尽くす……

Chapter.1・誕生!新たなる王
ラディア王国の若き王子アルフィルドは亡き戦友ジュネイの墓参りに訪れるが、帰途に黒装束の集団に襲われた。
程無くして戦友のウェレスが加勢し暗殺者達を退けたものの、その中の一人であるオニキスは情をかけて逃がしてしまった。
「ほどほどにな。過ぎたる優しさは時過ぎれば刃となり己へと突き刺さるだろう」
暗殺者達を退けた二人は、二年前の同日にゼノン教国との決戦に敗れ戦死したジュネイに改めて誓う。
「我らが亡き友、ジュネイに誓おう。我らの永遠なる友情と、祖国ラディアの勝利を。ラディアに栄光あれ!」
その日ウェレス宅に泊まったアルフィルドは深夜ティーファに外へ呼び出され、ウェレスが覗くなか大樹の下で告白されお守りを渡された。

翌朝、ウェレス宅に急報が入った。
「ゼノン教国が再び動き出しました!海王を名乗るバーゲムの部隊が我が城に向かっております」
「エルフィーズ王は病の床にあります。王子。この戦いは王に代わりあなたが指揮するのです」
ウェレスの父ログの言葉を受け、アルフィルドらは出陣しゼノン海王軍の先鋒隊を迎撃した。
(SLGパートへ)
「ゼノン本体の戦力はこんなものではない。おそらく、先の部隊は我々の力量を計るための単なるものさしに過ぎぬ」
先鋒隊を撃破したアルフィルドらのもとに、またも急報が届いた。
「エルフィーズ王の御容態が急変いたしました。大変、危険な状態とのことです……至急、城にお戻りください!」
急いで王都に帰還したアルフィルドとウェレスに、エルフィーズ王は王国を託して息を引き取った。
「アルフィルド、ウェレスよ……この国を、世界を頼むぞ……」

Chapter.2・英雄の帰参
ゼノン海王軍の本格的な攻撃も開始され、アルフィルドは大陸侵攻の決意を固める。
「兵を集めよ!これより我々は、大陸への侵攻を開始する!」
(SLGパートへ)
ゼノン海王軍を倒し大陸南部を制圧したアルフィルドのもとに、散り散りになっていたラディアの残党が合流を望んでいるという報せが入った。
「この者ラディアの民ならば知らぬ者はおりますまい。しかし、戦争末期には混乱の中で姿をくらました人物でもあります」
アルフィルドがウェレス達を伴って会見の場所であるグレリオ砦へと赴くと、果たしてそこにいたのはラディアの元師団長・レアであった。
「気に入らねえんだよ!本当に俺達が苦しかった時は雲隠れで、少し調子が良くなればまた仲間に入れてくださいだ?」
アルフィルドは復帰したいという彼女を歓迎したが、ウェレスは怒りを顕にして襲いかかった挙げ句返り討ちにあってしまう。

気を失ったウェレスは、奇妙な少年の出てくる夢の中でラディアの王子誕生の時を見ていた。
「間違いありませぬ……王子こそが、この大陸に伝わる力……その封印を解く鍵でございます。王子の力が他国に渡れば、この国は破滅へ
と向かうでしょう。王子が鍵成す者と判れば真っ先にその身が狙われます。私が、必ず王子を強き者に鍛えてみせましょう」
「この大陸にはね、すごい力が封印されているんだよ。その力の封印を解くことができるのが、封印の鍵である僕なんだ。ゼノン教国は恐
れているのさ。僕が封印を解いてしまったら、お終いだからね。ほら、今のが大陸に眠る力の鼓動……僕が来るのを、待っているのさ」
ウェレスは、思い出せずもその夢の少年に既視感を抱いていた。

167 :ジェネレーションオブカオス3:2014/06/15(日) 14:52:14.51 ID:nhvbo8uu0.net
砦の中で目を醒ましたウェレスに、父ログはレアの話を伝えた。
「レアはな、極秘の任務に就いていた。あるものを復活させるための調査に向かっていたのだ。ラディアを勝利に導く封印された力を」
「南東の島ゴア。その場所に、封印された力が眠っています」
「『光の獣、封印より解き放たれしとき大陸の邪悪、全てを焼き払わん……』光の獣を甦らせ、導いていた者こそが初代ラディア王であった」
「その力を手にすることができれば、ゼノン教国を説得し戦争を終結へと導くことができる」
アルフィルドらラディア軍は、島を確保するため大陸中部の制圧を開始する。
しかしこのことを知ったゼノン騎士団がラディアに先駆けてゴア島を奪取するために動き出しており、さらにはゼノン海王軍の敗北を聞き
反乱を起こす諸勢力も各地に興っていた。

Chapter.3・傷だらけの戦場
(SLGパートへ)
大陸中部を制圧したアルフィルド達は、ゴア島に近い魔法都市ジネバへと来ていた。
「魔法都市ジネバには、いまだ多くの敵兵が残っているとのことです」
魔法都市ジネバの城には海王軍の残党が入城しており、一方では騎士団の敗報を聞いたゼノン魔法師団のラシュトールが指揮を副官マード
ックに委せて何やら企んでいた。

Chapter.4・さらば友よ
「ここに残らせてください。私も、一緒に最後まで戦います」
「心配するな。役目を果たしたらオレもすぐにお前達の後を追う。そして……本国に帰ったら式をあげよう」
かつてアルフィルドを襲撃したオニキスは、傷ついた兵と伴っていた婚約者ミューリーを逃がしてアルフィルド達を待ち構えていた。

アルフィルド達は鍵を手に入れるため、まず地下牢の捕虜を救出した。
「私の名はハイド。受けた恩は忘れぬ。いずれ、また会うこともあるだろう」
城の最深部へと入り海王軍の残党を倒すと、追い詰められた兵士の一人は自爆して全員を道連れにせんとした。
アルフィルドは咄嗟にウェレスに庇われたが、その場に起き上がったのはアルフィルドとオニキスのみであった。
「封印を解く鍵となる特別な血族こそ、ラディア王家。鍵が失われれば封印が解かれることはなかろう。ラディアの血は絶やさねばならぬのだ。
貴様に倒されたあの日より、一から鍛え直した……死んでいった友の為に、守るべき人の為、この世界の為に……」
アルフィルドが辛くもオニキスとの一騎打ちを制した頃、気絶したウェレスはまたも以前と同じ夢を見ていた。
「お前は……オレの夢に出てくるお前は、誰なんだ?」
「ボクは、鍵だよ。早く、気付いて。ボクのことが分からないと、大変なことになっちゃうよ……」
ティーファの回復のおかげで目を覚ましたウェレスは、アルフィルドに夢のことを問いかけてみた。
「ウェレス……分かった、全てを話す時が来たようだ。実は……」
しかしそこで話は中断され、アルフィルドは歓迎するジネバの民衆に姿を見せるために行ってしまった。

一通り民衆の歓迎を受けたアルフィルド達が混雑を避けるために少数で城の裏門を出ると、そこには一人の美女が花を持ち立っていた。
「ラディアに殺されていった者の恨み、思い知れ……!」
ミューリーはすぐに斬られたが、心臓を一突きにされたアルフィルドは絶命した。

アルフィルドの死は混乱を避けるために伏せられ国王代行としてウェレスが全軍を指揮することになったが、皆の心は沈んだままであった。
「王の想いを活かすことこそが、今のお前の成すべきことであろう。ゴア島に渡り、封印された力を手に入れるのだ」
気を取り直したものの資料が戦火で焼失していたためゴア島へ渡ることができずにいたところに、地下牢で助けたハイドが現れた。
「私は約束を果たしに来た。命を助けてもらった恩を返そう」
ハイドの道案内のもと、ウェレス達はゴア島へと向かった。

168 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 14:58:51.10 ID:nhvbo8uu0.net
Chapter.5・時の封印
ウェレス達はゴア島に上陸しハイドがここだという場所に着いたが、そこには入り口らしきものはなかった。
「この場所に入り口があったはずなのだ。そして、その後すぐに神官のような者達に捕まったのだ。ゼノンの神官ではないようだった」
「なんだ……?体が、熱い……」
突然、ウェレスの体に反応するようにしてそこに地下への階段が現れた。

地下洞窟を進むと、その最深部にいた一人の神官が語りかけてきた。
「ここにある力は、我々とその祖先により封じられてきた。我々は拒む。破壊の力が世を再び混沌へと導くことを……」
「ここにある力をゼノン教国に渡すわけにはいかないのだ。ラディア王国が、ここにある力を管理する。力を悪用されないように」
「フフフ……鍵成す者だからと耳を傾けてみても所詮はその程度。時の流れとは恐ろしいものだな。この地に破滅の力を封印した者はラデ
ィア王家。しかし、その封印を解こうとする者もまたラディア王家。封印を解かせはせぬ。たとえ我が友アルオードの末裔であろうとも!」
襲い掛かってきた神官シナプスを倒すと、シナプスはまた語り始めた。
「かつて大陸は、絶え間ない争いが続いていた。私と我が友アルオードは争いを終わらせようと共に戦った。しかし、我らが用いたのは悪
しき力を利用することであった。悪しき力は、敵対する勢力を次々と焼き尽くし我らに勝利をもたらした。やがて我らは大陸の覇者となり
敵対する者もいなくなった。だが、悪しき力は焼き尽くす相手がいなくなると我らに牙をむいたのだ……我らの大地は次々と焼かれ、多く
の人々が命を失った。過ちに気付いた私とアルオードは悪しき力の封印を試みた。しかし、悪しき力を完全に消す程の力は我々には残され
ていなかった。アルオードは自らの血を用いて力の封印を行ったのだ……その時よりラディア王家に鍵成す者が誕生した。この地は、言わ
ば封印の錠。錠は鍵によって開かれやがて聖地で力は蘇る……そして今、鍵成す者が私の前に再び現れた」
「しかし、アルフィルドはもう……」
「何を言っている。お前こそが、鍵成す者。アルオードの血を引く運命の王子であろう!」
驚くウェレスの体が突如発光して宙に浮かび上がった。
「終わりだ……封印が解かれる……」

ウェレスは、また例の少年の夢を見ていた。
「命を狙われることを恐れた王は騎士ログに運命の王子を預けることにした。封印を解く力を持つ運命の王子は、ウェレス。君なんだ。」
「そんな……オレが……王家の人間……アルフィルドの、弟だなんて……そ、それじゃ……お前は、誰なんだ!」
「僕は、君さ。君と共にいつも歩んできた。でも、もうお別れだよ。私は、ゼノン!貴様の体に封印されし古の力!さあ、力を解放するのだ」
そこでウェレスは、なんとか意識を取り戻した。
「完全ではないとはいえ、既に封印は綻び力の解放が始まっている……力は徐々に高まりやがて意思を持つ。そして、その力を破壊へと用
いるのだ。かつて、我らもそうであった。アルオードと我ら法術師は、力を抑制し聖地オルフィスに封印した。そして、この地ゴアに封印
の錠を作った。私は、この地に残り封印の守護者となったのだ。残りの法術師たちは聖地オルフィスを見渡せる地に街を作り封印された力
の監視者となることとなった。そう……その封印された力の名は魔獣ゼノン。今あるゼノン教国は元は我らと共に戦った法術師たちの末裔。
やがて彼らの子孫は、永きに渡る時の流れで自らの宿命を忘れていった。それは、我が祖国ラディアも同じこと。いつしか魔獣ゼノンは聖
獣と仰がれその名を用いて国まで作られた。しかし、封印が解かれれば再び大陸は炎に包まれるだろう。お前の中に宿る、ゼノンの封印が……」
「そんなことはさせねえ!ゼノン教国を倒しその封印ってやつも抑えてみせる!」

169 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:18:32.85 ID:nhvbo8uu0.net
一方ゼノンの首都ゼノクスでは、ゼノン魔法師団のラシュトールが教皇デューロスに謁見していた。
「恐れていたことが、ついに起こりました。どうやら、時の封印が解かれたようです」
「そうですか……海王軍が敗れ騎士団も失われました。あの計画を急がねばならなくなりました。星落としの儀を急いで進めましょう」
「し、しかし……封印は解かれはしましたがまだ完全ではないようです。星落としの儀は我らの最後の手段。今しばらくはお待ちください。
私が残りの兵全てを差し向け、ラディア殲滅に務めましょう。そ、それでは……」
出ていったラシュトールは、外で待っていた副官マードックに命じた。
「はあ……はあ……あの魔力、気分が悪い。くそっ。星落としだと。星を大地に落とし封印された力にぶつけるなど……普通の考えではな
い……このままでは私の命までも危うくなる。残りの兵は全てお前が動かせ。引き続き我が軍の指揮を執るのだ」

Chapter.6・失われた安息の日々
ゼノン教国が力を失うのを見て、また様々な反抗勢力が興っていた。
(SLGパートへ)
ラディア軍はゼノン本国を除く大陸全てを制圧した。
「聖地ゼトは、元は我らラディア王国領であった。封神暦125年、ゼトを任せられていたラディア守護団の神官を務めていたデューロスは
ゼノン教国を創り我らラディア王国の統治を逃れようとした」
「報告します!ブラド洞窟がゼノン軍の捕虜収容所との情報を得ました!収容所では多くの兵士の処刑が決行されるとのことです!」
「救出部隊の指揮は、この私が執らせてもらおう」
レアは捕虜の救出のため、ブラド洞窟へと向かった。

Chapter.7・父と子
洞窟の奥には捕虜に剣を向けるゼノン兵とそれに対峙するゼノン騎士団の老騎士がいたが、その男の顔を見てレアは驚愕した。
「なんだお前ら、知り合いなのか。おい、爺さん。そこのラディアの剣士を斬りな!そしたらこいつらを放してやってもいいぜ!」
「レア、私と戦いなさい。お前を斬らねば、ここにいる者達が殺される」
「き、貴様!望むところだ!貴様だけは絶対に赦さぬ!」
人質なしでも斬りかかっていたであろうレアだが、力およばずその老騎士に敗れ膝を付いてしまった。
「どうした!?なぜ斬らぬ!?さあ、早く斬れ!」
「ばか者……自分の娘を斬れる父親がどこにいる……」
「なんて甘い野郎だ……部下の命を助けるためにラディア王国を裏切って我らの僕となっておきながら……」
「そ、そんな……私は貴様が……父上が我が軍を裏切ったと思い……今日まで憎み続けてきた……」
だが二人が動けなくなり絶体絶命となっているところに、背後からの銃弾がゼノン兵を仕留めた。
「オレは銃狼太ってんだ。ゼノンと戦う連中がいるってんで手土産に捕虜を救出しようと思ってな」
銃狼太のおかげで二人は窮地を脱し、レアの父ドライゲン候も軍に復帰した。

Chapter.8・甦る魂
「魔法師団が倒されるとはな……仕方がない、少し危険だが例の術を使うしかないな…………甦れ、悪しきゼノンの僕たちよ!」
ラシュトールが呪文を唱えると、大陸に二体の魔獣が率いる二つのゾンビ軍団と戦死したラディア軍人のゾンビ軍団が現れた。
「なんてことだ、腐ってやがる……やはり、まだ早すぎたか。まあいい」
「ナビスン、軍の指揮をたのみます。私は、星落としの儀の準備を進めます」
(SLGパートへ)
ゼノン教国の本体と魔獣らの軍団を滅ぼしたウェレスの元に、ラシュトールがやってきた。
「実は、我がゼノン教国のデューロス教皇。彼が企てている星落としの儀を阻止して頂きたくお願いに参りました。呪われた場所聖地オル
フィスに星を衝突させる禁断の法術です。封印された力が解放されあなた方ラディア軍に使われる前に……星を落とすつもりなのです。そ
んなことをすればこの大陸も大きな影響を受けましょう!我々ゼノン教国とラディア王国は憎しみ合いそして、争い続けてきました。しか
し、大陸を破壊してまでの勝利は望んでおりません。そんなことをして、何になりましょう……わ、私は一足先に本国に戻りあなた方をお
待ちしております。作戦の成功の暁には何卒……私への配慮をよろしくお願い致します」
ラシュトールのことは信用できなかったが、ともあれウェレス達は神都ゼノクスの宮殿へと向かった。

170 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:31:54.63 ID:nhvbo8uu0.net
Chapter.9・神都
ウェレスら四人は宮殿に突入し、すでにデューロスが儀式を始めている最上階へと辿り着いた。
「愚かな……封印は解かれつつあります。我々を倒しても同じことです。私は……ただ滅びの時を待つつもりはありません。星を落とし、
悪しき魂を消し去るのです……わずかな犠牲で済むのなら……消えるのです、悪しき力を甦らせる邪悪なる者よ……」
ウェレス達は激戦の末、デューロスを倒した。
「ラディア王国にこれほどの者がいるとは……分かりました。あなたに託しましょう。あなた達の力で、ゼノンを再び封印するのです」
「ああ。最初から、そのつもりだ」
だがウェレス達がその場を立ち去ろうとすると、隠れていたラシュトールが乱入しデューロスの体を貫いた。
「ラディアのバカ共に簡単に尻尾を振りやがって……最後に生き残るのはこのオレさまだ〜!」
限界を越えた強化魔法を使ったラシュトールはウェレス達にも襲い掛かってくるが、ウェレス達は辛くもそれを倒した。
「さあ、行くのです。次元の扉をあなた達に託しましょう。次元の扉はここより西に位置する聖地オルフィスにあります。その地に高くそ
びえるオルフィス塔に……ゼノンが封印されし禁断の地……」
傷ついたデューロスと倒れたラシュトールを置き、ウェレス達はゼノクスの西にあるオルフィス島へと向かった。

Chapter.10・光と影
聖地オルフィスの奥には法術師たちがおり、ウェレス達に古の伝説を語った。
「太古の昔、闇より生まれた魔と六人の神々との果てしない戦いが行われていた。魔は大陸に住まう多くの命を焼き尽くした。やがて六人
の神々は、一人の人間に六つの神々の力を与えた。人間は神々の騎士となりその力で魔を倒し、封印したのだ。闇より生まれし魔の力、そ
れが魔獣ゼノンなのだ。そして神々の騎士……それがラディア王家の祖なのだ」
そのさらに奥に『次元の扉』はあり、それをくぐった『永久の間』にゼノンはいた。
「我が名は、ゼノン。全てを創り、全てを滅ぼす万能成る無の力なり。我の封印を解きし鍵成す者よ。さあ、お前の願いを語るがよい。突
き付けられた現実の破壊か?お前を生み出した世界への復讐か?」
「オレの願いはただ一つ。お前をブッ潰すことだ!」
ウェレス達が激戦の末にゼノンを倒すと、ゼノンは魂のみとなりウェレスと道連れに異空間に逃げ込もうとした。
「鍵成す者よ、我はお前と共にあり。我の眠りし深く暗き場所にお前の魂も連れて行こう」
ゼノンに引き込まれ死を覚悟したウェレスだが、追ってきたレア・ハイド・ティーファに励まされて再びゼノンの魂と戦いこれを倒した。
だがそれでも異空間から出ることは叶わず四人がいよいよ死を覚悟した時、四人の体が不思議な光に包まれた。
「みなさん、魔法が届きましたよ。後は、ゆっくりと引き上げるだけです」
「さあ、ここからは大きな力が必要だ。皆の魔力を合わせるぞ」
「ラシュトール、あなたの力も必要です」
デューロス・ログ・ラシュトールや皆が魔力を外から送ったことで、ウェレス達は無事現世へと帰ることができた。

(以下ナレーション)
封神歴141年
ラディア王国とゼノン教国の間に終戦協定が結ばれた
これにより大陸全土に広がる戦火も次第に収まり時代は平和の世へと移り変わっていったのである

END

171 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/15(日) 15:46:36.95 ID:nhvbo8uu0.net
(本編ここまで。以下は条件を満たしていると行けるネバーランド大陸進出編)
「デューロス、これを見てほしい。この黒い塊こそがゼノン」
「古の者達の封印ではゼノンを抑えることがはできませんでしたが……ならば、今度はより強力な力で封印を行うのです。二度とゼノンが
復活せぬように……この島の遥か北東にネバーランドと呼ばれる大陸があると聞きます。その大陸には高くそびえる古の塔があると聞きます。
その塔に行けば、ゼノンに永遠の封印を施すことができましょう」
「その世界に渡り、古の塔とやらを探そう。そこで、ゼノンを封印する」
(SLGパートへ)
ウェレス達はスペクトラルタワーを見つけ出し、その最上階で大蛇丸と出会った。
「おっ?お前が手にしているのは?よくもまあ人間が手に入れられたもんだ」
「こいつを封印してくれないか?あんたなら出来ると聞いてここまでやってきた」
「いいだろう。そいつはオレが預かる。この塔に封印しておこう」
大蛇丸は悪戯に力試しを挑んできたが、ともあれゼノンの封印を約束してくれた。

(以下ナレーション)
その後
ウェレスがどうなったのかはわからない。
更なる冒険を求め世界を巡っているのであろうか……
あるいは……


これで終わりです
ちなみにスペクトラルタワーに上らず大陸を制圧すると、大戦は終わったけどあらためて塔を探そうというEDになります

172 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:36:20.54 ID:atpCchLv0.net
未解決リストの3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」
まとめてみたので投下します
要約が苦手なのでやや長いです


【登場人物】
◆時野若留(ときの・わかる)
主人公。時計屋の祖父と二人暮らしの高校一年生。分解と読書とオカルトが大好きな眼鏡っ娘。
時計修理用の工具が収められた、超高性能腕時計「クロノテクト」を常に身に着けている。
好奇心旺盛な性格で、ひとたび夢中になると周りが見えなくなる。
入学して以来、校内のあちこちで囁かれる噂「学園七不思議」の謎を追うのに夢中。

◆鍛冶野彦道(かじの・ひこみち)
若留の幼馴染で同級生。商店街のパチンコ屋の息子。
超常現象の類は全く信じていないが、賭け事に関するジンクスは別腹。10面ダイスをいつも持ち歩いている。
面倒くさがり屋の不良少年だが、暴走しがちな若留のストッパー役でもある。

◆須佐見秀ノ介(すさみ・しゅうのすけ)
若留と彦道のクラスにやってきた転入生。眼鏡2号。
落ち着いた雰囲気の少年だが、身体が弱いらしく授業も休みがち。
若留が追う「学園七不思議」について独自に調べている。

◆千波鏡華(ちなみ・きょうか)
若留のクラスメイト。黒髪ロング美少女。
控えめな性格で、ちょっと道に迷いやすい迷子体質。
鈴のついた髪留めを着けている。


【用語】
◆クロノテクト
若留が身に着けている腕時計。見た目は結構ごつい。
内部にはルーペ、精密ドライバー、オープナーナイフが四次元ポケットの如く収納されている。

◆私立逢魔学園高校(しりつ・おうまがくえんこうこう)
若留達が通う高校。なんと山の中にある。
裏山の方へ行くと旧校舎がまだほとんど当時のまま残されている。
今回の物語はこの旧校舎が舞台。

173 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:38:13.80 ID:atpCchLv0.net
◆Chapter1・開錠 -The beginning-
とある春の日の朝。ホームルームが始まる前の早い時間に、時野若留は学園七不思議のひとつ『開かずの間』の調査のた

めに旧校舎の図書室へ足を運んでいた。
図書室の奥まで行くと、噂通りドアノブも取っ手も無いドアに辿り着く。
若留は好奇心のままに扉付近を探索し、ついに鍵を見つけて扉を開ける事に成功する。

扉の奥は、カビ臭い書庫のような部屋だった。
埃が積もり、じめっとした空気に思わず顔をしかめる。光源は高窓から差し込む日の光のみで、部屋の奥までは見渡せな

い。
辺りを観察している途中、若留は何かに気づいて顔を輝かせる。机の上に、古びたからくり時計が置いてあったのだ。
オカルトと同様時計も大好きな若留は、嬉々として時計の観察を始めようとする。が、故障しているのか、ゼンマイを巻

いても動かない。
今度はこの場で時計を分解し始める若留。
得意げに腕に巻いている時計「クロノテクト」から次々と工具を出し、あっという間に修理してしまう。
組み立ててゼンマイを巻くと、からくりが動きだし、小窓がぱかっと開いた。
中から出てきた物をつまみ出すと、模様が描かれた小さな箱のような物だと分かる。
これは一体何だろうかと首をひねっていると、若留の耳に突如奇妙な音が聞こえた。
低く唸るような、呼吸のような奇妙な音。か細い小さな音だったが、あまりの不気味さに思わず身震いする。

ふと腕時計を見ると、もう8時を回っていた。
このままではホームルームに間に合わなくなってしまう。急いで部屋から出ようとした若留だったが、先程通った扉はビ

クともしない。
閉じ込められてしまったのだ。
血の気が引き、開かない扉から過去のトラウマが呼び起されそうになったところで、慌てて首を振る。
「冷静になれ、私!まずは助けを呼んで……」
しかし、携帯は何故か圏外。本校舎とは距離がある旧校舎、しかも図書室の奥という場所では、大声を出しても助けが来

る可能性は低い。
とにかく、今やれるだけの事はやらなければならない。気を取り直して部屋内の探索を始める。

しばしの探索のあと、なんとか扉を開けることに成功した若留。
ほっとして図書室から廊下へ出ると、誰かの気配と物音。
突然の気配に思わず図書室を振り向く。老朽化のためか、棚から本が崩れ落ちているのが見えた。物音はこれだったのだ

ろうか。
と、その時廊下側から声をかけられる。
そこにいたのはクラスメイトの千波鏡華だった。安堵する若留。
「心臓飛び出るかと思ったよ」
「それはこっちのセリフだよー」
「千波も探検しに来てたの?それとも迷子?」
などと会話しつつ、はっとして時計を見る。8時20分。このままだと遅刻だ。
予鈴の音をバックに、慌てて旧校舎を飛び出す若留と千波。

その背中をじっと見つめる人物がいた事に、若留は気づかなかった。

174 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:40:46.01 ID:atpCchLv0.net
メモ帳からコピペしたらチャプター1の改行おかしくなってしまった
申し訳ない


◆Chapter2・怪談 -Upstairs-
全力疾走の甲斐あって、なんとかホームルームに間に合った若留。
席につくと、後ろの席から声をかけられる。若留の幼馴染、鍛冶野彦道だ。
傍から見ればリア充爆発しろとでも言いたくなるようなやり取りの後、チャイムの音が鳴り、ホームルームが始まる。
担任が出欠を取る中、教室後方の扉が開き、須佐見秀ノ介が入ってきた。
遅刻してきた生徒に口を開きかけた教師だったが、それが須佐見だと分かると言葉を濁す。
須佐見は持病の療養のために都会からこちらへ越してきている。
そのため遅刻や早退の許可を取ってあるのだが、それ以前に理事長の孫という事もあり、教師側も強く出られない。
そんな事は全く気にせず、須佐見と仲良くしたい若留。反対に彦道は、そんな転校生が気に食わない様子だ。

ホームルームが終わり、若留は彦道に朝の出来事を話すが、テンションの高い若留に反して彦道は「立入禁止だろ」と呆れる。
普段は校則も守らない彦道だが、若留に対してはやけにうるさくなるのだ。
そんな彦道とは対照的に、須佐見はいつも物腰柔らかで優しい。
『開かずの間』の情報をくれたのも元は須佐見だったのだ。若留はお礼を言い、千波と一緒になって須佐見の情報収集能力を褒める。
元々、この町には昔から都市伝説等の伝承が異常な程多い。
学園の理事長の息子とあってか、須佐見は最近越してきたばかりにも関わらず、学園にまつわる怪談や噂を熟知している。
だからこそ若留は、『開かずの間』で聞いた妙な音について、須佐見に相談する事にした。
その話に思い当たる事があるのか、須佐見は黒い手帳を取り出し、それは七不思議の一つ『不気味な音』だろうと推察を述べる。
須佐見が言うには、この学園の七不思議は
・聞く者を冥界へ誘う『不気味な音』
・図書室の『開かずの間』
・存在しないはずの『幻の四階』
・気づくと一人増えている『6人の壁画』
・永遠に彷徨い続けている『旧校舎の少女』
この5つを基本に、残り2つは話によってよく入れ替わっているという。
「もしかしたらその壁画、見たことあるかも。前に迷った時に」と呟く千波。
『開かずの間』だけでなく、『幻の四階』や『6人の壁画』も実在するかもしれない。千波の言葉に、俄然テンションが上がる若留。
その時ふいに、若留は今朝手に入れた小さな箱の存在を思い出した。もしかしたら開けられるかもしれない。
箱に描かれた謎を解くと、からくりでも仕込んであったのか、中から小さなフクロウの形をした駒が出てきた。
須佐見はそれを見て、家の書斎の本に似た物を見たと言う。若留は駒と箱を須佐見に預け、調べてもらうように頼む。
須佐見は箱を受け取り、持っていた黒い手帳を閉じる。その時、手帳から一枚の写真が落ちた。
半分に折れた写真に、中学生くらいの女の子が写っている。
「須佐見君、これ落としたよ」
突如、まるで見られたくなかったかのように反射的にそれを奪い返す須佐見。
よほど大切な人の写真らしい。須佐見もはっとして謝ると、写真を手帳にしっかりと挟んだ。

放課後、若留は自宅の時計店に帰宅。カウンター横の椅子に座り、しばし店内の時計の音に耳を傾ける。
両親が事故で亡くなり、祖父に引き取られてから十年。それ以来ずっと若留は時計に囲まれて暮らしている。分解もその頃から大好きだった。
祖父と学校の事などを話しながら、若留は今日の出来事を思い出す。
須佐見が教えてくれた七不思議が気になる。旧校舎は三階建だ。『幻の四階』は本当にあるのだろうか。
それに、あの『開かずの間』に入った時、若留は違和感を感じていた。高窓から差し込むわずかな日光や、空気の感じ。
だがその日は結局違和感の正体に気づけなかった。

175 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:42:45.99 ID:atpCchLv0.net
その翌日。休日だが、若留は制服を着て再びあの旧校舎を訪れていた。結局気になって、また探索するつもりだった。
電気のスイッチや蛇口を触ると、何故か電気は通っているし、きれいな水が出るのも確認できた。
旧校舎は幾度にも渡って継ぎはぎのように改築を繰り返しているらしいが、一階はあまり改築されていないのか老朽化が激しい。
床を踏み抜かないように慎重に進もうと決意した時、低く唸る音が耳に届く。七不思議のひとつ『不気味な音』だ。
不快としか言いようのない不協和音に、若留の歩みが遅くなる。
その時、突然若留の肩に誰かの手が乗せられた。
驚いた拍子に床を踏み抜いてしまい、足を取られそうになったところで引き寄せられ、なんとか事なきを得る。
手の主は彦道だった。若留の祖父から、制服で出かけたと聞いて旧校舎だろうと踏んで来てくれたのだ。
おまけに千波まで着いてきている。
色々うるさく言われて止められると思ったが、どうやら彦道は若留の探索に協力してくれるらしい。
若留が、自分の手帳に校舎内の見取り図を描いていき、ひとまず二階を探索してみようと階段へ向かおうとした矢先。
木の軋むような――明らかに床を踏みしめる小さな音が聞こえる。
「私達以外にも誰かいる!」
正体を突き止めようと、若留は咄嗟に階段を駆け上る。人影が見えた。きっと、図書室で感じた人の気配とはあの人だろう。
階段を駆け上ると、二階に辿り着いた瞬間廊下の先で防火シャッターが下りた。
追い付いてきた彦道と千波に人影の事を話す若留。正体を確かめるためにも、周囲を探索して防火シャッターを開ける。
シャッターの向こう側には、廊下を曲がった先に鉄の壁があって進めなくなっている。
こんなに重い扉が閉じるような音は無かったし、他に道は無い。ここまでは一本道で、教室にも誰もいなかった。
仕方なく二階の見取り図を書き出す。ここは一階と比べると近代風の造りになっていて、床もしっかりしている。
人影に関してはひとまず置いておいて、三階へ向かう。

『幻の四階』の手がかりがないかと三階を捜索する若留だったが、いくら探しても上への階段など見つからない。
若留と千波が教室をくまなく探索するなか、彦道は手伝うわけでもなくただついてくるだけだ。
若留は気分を変えるために階段に座り込み、見取り図を見直す。すると突然、彦道が若留を呼んで廊下に連れ出す。
いぶかしがる若留を後目に、彦道はポケットからパチンコ玉を取り出すと床に置いた。みるみるうちに加速し、廊下の端まで勢いよく転がっていく。
どうやらこの校舎は一見同じ高さのように見えて、端と端でかなりズレがある構造になっているようだ。
ということは、上の階も存在しているはずだ。探索を続けていくうちに、ついに若留達は隠し階段を見つけた。
図書室で感じた光や空気の違和感は、図書室自体が半分地下にあったからだった。
隠し階段を上ると、七不思議通りの『幻の四階』と呼べるフロアがあった。
辺りを見渡すと、若留はそこに壁画を見つける。しかし七不思議通りの『6人』ではなく、5人しかいない壁画だった。
ひとまず壁画は置いておいて、その横にある扉を開ける。
扉の先はただの屋上だった。いつの間にかすっかり空は赤くなっている。遅くならない内に引き上げようと彦道が提案した時。
背後で扉の閉まる音がした。慌てて開けようにも、しっかりと鍵まで閉められてしまっている。
若留達はどうにか中に戻ろうと、屋上を探索する。
探索の途中、ボイラー室で若留が不用意にスイッチを触ってしまい、壊れたボイラーの騒音が鳴りだす。
止めるためには暗証番号が必要らしい。慌てる若留や千波とは反対に、彦道は冷静に10面ダイスを取り出し、振った。
そしてその出目を入力すると――あっさりと機械の騒音は止まる。
「運も実力のうちってやつだな」と涼しい顔の彦道に、「あんたのサイコロの方がよっぽど非科学的じゃないの」と突っ込む若留。
その後色々と探索をし、無事に非難口から校舎内に戻る事が出来た。
先程の場所まで戻ってくると、壁画がいつのまにか5人から6人に増えている。
はしゃいでいる若留に、扉を閉めた奴がまだいるかもしれないと警告する彦道。
だが時は既に遅かった。気体の吹き出すような音の後、鼻をつく匂いがする。急な吐き気と息苦しさに襲われ、若留達は倒れてしまう。
遠くなる意識の中、若留は誰かに見下ろされているのを感じ――そのまま気を失った。

176 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:46:08.37 ID:atpCchLv0.net
◆Chapter3・記憶 -Reminiscence-
雨が降り注ぐ中、小さな女の子が泣いていた。両親を呼びながら、膝を抱えて泣き続けている。
今にも消えてしまいそうな儚ささえ感じる少女の姿に、少年はどうすることもできない。
ただ、あの子の涙を止めたいがために、傘を投げだし、走り出す。

気が付くと、彦道は見知らぬ部屋にいた。
五感が戻ってきて、最初に感じたのは吐き気と異様な寒さ。頭も重く、息をするのもやっとだ。
それから自分の置かれた状況を確認し、絶句した。右足が結束バンドのような物で縛られ、配管に固定されている。
拘束具も配管も頑丈で、どんなに動かしても取れそうにない。
そこで、若留が近くにいない事にようやく気が付いた。一体どれ程の時間気を失っていたのか。若留は無事なのか。
とにかく何とかしてこの部屋から出なければならない。若留と出会った時の事を思い出して、彦道は逆に冷静さを取り戻す。
手の届く範囲で部屋内を探索し、時にはダイスと自分の強運に頼りながらも、なんとか拘束を解く事に成功する。

一方、若留の方も意識を取り戻す。見知らぬ部屋は荒れていて、窓には板が打ちつけられ、外の様子は分からない。
ガスの影響で体調も悪い。錯乱し、取り乱す若留。
両親が亡くなって一人ぼっちになった頃と同じくらいの不安感。ガスの後遺症もあってか、再度意識を失う。

夢の中。真っ暗な闇の中、若留は一人で泣いていた。
孤独と不安に押しつぶされて泣いていると、そこに光が差し込む。
誰かに名前を呼ばれる。この声は――

彦道の声で、若留は目を覚ました。
合流できた事でやっと若留は冷静さを取り戻し、部屋の探索を始める。
電子ロックで閉じられている扉を分解し、なんとか部屋を脱出した二人は、別の場所にいたらしい千波とも合流する。
窓の外を見ると、すっかり日が落ちてしまっていた。
彦道に指摘され、ここが旧校舎の二階だと気付く若留。見取り図を見ながら位置を確認している若留を後目に、彦道は階段へ向かう。
どうやらこんな目に会わせた人間に怒りを抱いているようだ。どんどん先に進んでいく。
隠し階段を上って再び四階へ行くと、例の壁画が再び5人になっていた。
パズルのように石版をスライドさせ、5人の人物像を6人に見えるように動かすと、壁画が動き出した。
古い校舎には似つかわしくない機械の仕掛けに、若留は呆気に取られる。
その扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえ、若留は固まった。
呆然とする若留をかばうようにして、彦道が警戒心も顕に彼の名を呼ぶ。
「やっぱりお前だったんだな――須佐見」
そこにいたのは、冷たい目をした若留達のクラスメイトだった。

177 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:47:46.21 ID:atpCchLv0.net
◆Chapter4・真相 -Deep level-
「なんだ、気づいてたんだ。鍛冶野君も人が悪いな」
余裕のある笑みで機械扉から出てくる須佐見。対する彦道は冷静だ。
人影の正体には、意識を失う直前に気づいたのだと言う。須佐見は鬱陶しそうに彦道を睨みつける。
その様子を見た若留は、あの穏やかなクラスメイトがこんなに冷たい態度を取っている事がまだ信じられずにいた。
「須佐見君も七不思議の事調べに来たんでしょう?」
わずかな希望にすがって質問するが、あっけなく否定される。
『開かずの間』から入手したフクロウの駒は、ここのマスターキーだと言う須佐見。
これが欲しくて、最初から若留を利用していたのだ。もちろん、持病でこちらに越してきたというのも嘘だった。
これ以上ついて来られるのも面倒だと、再びあのガスを撒こうとする須佐見。が、彦道は瞬時にその意図を見抜き、須佐見を蹴り飛ばした。更に数回殴る。須佐見自身が「成分もよく分かっていない」らしいガスを撒いて、一歩間違えたら死んでいたかもしれない。
心の底から須佐見を友人だと思っていた若留にそんな仕打ちをした事を、彦道は怒っているのだ。
争いの最中、見覚えのある写真が若留の足元に落ちる。
「それに触るな!」
怒りを顕にする須佐見。写真に映る少女は、どことなく須佐見と似ている。妹だろうか。
「もしかして、この子のためにこんな事を?」
問いかけると、図星だったらしい。須佐見は黙ってしまった。
大切な人のために何かしたいという思いはよく分かる。だから、こんな事はもうやめよう、と諭す若留。

幼い頃、大切な人――両親を目の前にして、何も出来なかった過去を思い出す。
歪んだ車のドアの向こうで、血まみれの両親が若留に逃げるようにと叫んでいる。
何をしても開かない扉は幼い若留にはどうしようもなくて、助けを呼ぼうと遠くまで走って、その後爆発音を聞いた。
長い間その過去を引きずっていたが、祖父や彦道に救われて気づいた。
「誰かを助けるために、誰かを犠牲にするのは間違っている」
道具のように利用された事実は勿論覆せないが、それでも教室で楽しそうに話していた表情が全部嘘だったなんて認めない、と若留は強い口調で言い切る。
こんな自分を許すつもりなのかと嘲笑う須佐見に、若留は笑顔を浮かべる。
「私は須佐見君のした事を許さないよ。須佐見君…ううん、秀ノ介君。これからも、私達は対等な友達だよ。友達だから、本気で怒ってるんだよ」
若留のまっすぐな言葉に、須佐見は写真の人物と若留を重ね合わせたようだった。

喧嘩も収まったところで、若留は須佐見の目的を聞き出す。
乗りかかった船とばかりに、須佐見の目的を手伝うつもりのようだ。理由を聞かれ、「その方が面白そうだから」と笑顔で答える若留に、二人は呆気にとられるしかない。
かくして、この場にいる全員で壁画の奥の小部屋――エレベーターへと向かうのだった。

地下に向かうエレベーターの中で、ここに来た目的を話しはじめる須佐見。
祖父の書斎で見つけたノートに、この町や学園について書き記されていた。
人口や歴史、言い伝えの数々。伝説を元に、この地で幾度も行われた様々な実験について。
もしこのノートに書かれている事が事実ならば、大切な人を助けられるかもしれない。
その話を聞いたあたりで、エレベーターが止まる。扉が開き、異様な物が目に入る。
大きく書かれた「4」の文字。そして頑丈で重厚な鉄の扉。
扉の向こうから聞こえてくる、七不思議の『不気味な音』
扉にはパズルや暗号が3つ仕掛けられている。皆で知恵を寄せ合いながら、暗号を解いていく。
全ての仕掛けを解き、ようやく扉が開いた。

178 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:49:05.75 ID:atpCchLv0.net
中には怪しげな実験器具や機械類、書類が散乱していて、奥には「繭」と書かれた巨大な卵のような白い機械が鎮座している。
触れてみると、まだその機械は動いているようでわずかに熱を帯びており、奇妙な音を発している。
七不思議の『不気味な音』の正体は、この機械が発生源だったらしい。
須佐見が傍のレバーを動かしてみるが、全く反応はない。これが須佐見の探している物かどうかも良く分からないらしく、ひとまず一行は部屋を探索する事に。
振り向いて入口の方を見ると、壁の一角に赤い字で「たすけて」といくつも殴り書きされている。
その足元には随分古びた学生鞄が落ちていた。若留達の学校の鞄だ。
中には可愛い日記帳が入っている。序盤は入学したばかりの女生徒の前向きな日記になっているが、後半からはこの部屋に迷い込んでしまったという記述になっている。
最後には「もっとみんなと遊びたかった」「たすけて」と締めくくられている。
これが七不思議の『旧校舎の少女』の噂の元になった生徒なのだろう。

落ちている研究レポートは、研究員による日誌のような形で遺されている。
・『繭』はあらゆる病を治す可能性のある機械である
・初めての動物実験に黒猫を使おうとしたが機械の数値が不安定になり、実験が一時中止となった
・実験の被検体は「どこにでもいるし、どこにもいない」存在になって今も彷徨い続けている。
・上位次元というものがあるとするならば、その存在を知覚できるかもしれない。
その後、上層部と連絡がつかなくなり、計画は凍結。
「第四区画」と呼ばれるこの研究所が封印される事になったようだ。

探索を進めて、ついに若留達は『繭』を開けて中を覗く。
しかし中は空っぽ。『不気味な音』も止まり、『繭』は完全に停止していた。
どうやらこれは須佐見の探していた物では無かったらしい。
無駄足だったようで、がっかりする一行。そろそろ本格的に帰らなければならない頃合いだろう。
引き返そうとしたが、扉が完全に閉まっていて、出られなくなってしまっていた。

何を試してもビクともしない扉を前に、みんな疲労していた。だが、諦めるわけにはいかない。
若留は少女の日記の存在を思い出し、ページを捲った。
迷い込んだ女の子は、この部屋のどこにもいない。だったら、きっとどこかから抜け出したのだ。
よく耳を澄ませると、わずかに聞こえる水の音。そこで若留は思い出す。
図書室のじめじめした空気。蛇口をひねるときれいな水が出てきた事から、旧校舎の下には地下水が流れていて、この研究所はそこから水を引いているのではないかと推理する。
もしかしたら地下水路があって、そこから出られるかもしれない。
再び部屋をくまなく探索し、マンホールを見つける一行。地下水路へと抜け、暗く長い水路をひたすらに歩く。
出てきた先は、あの『開かずの間』だった。外へと飛び出し、朝日を浴びながら一行は脱力してその場に仰向けになる。
あの不思議な場所から、生きて脱出できた解放感を噛みしめながら。

179 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:54:51.98 ID:atpCchLv0.net
◆ED後
月曜日の放課後。掃除当番の若留は、「おじいちゃんにげんこつもらった」と千波にしょんぼりとしながら報告していた。
あの事件以来、彦道は須佐見をあだ名で呼び始め、須佐見の方も彦道を呼び捨てにしている。
少しずつではあるが、若留も含めた三人の関係はいい方向に変化しつつある。
しかし若留は、七不思議の噂についてどうしても納得できない点があった。
七不思議のほとんどが説明のつく物であったが、『旧校舎の少女』だけは行方が分からないままだ。
何故あんな場所に少女は迷い込んだのか。その後脱出できたのか。
「千波はどう思う?」
「わかんない。でもきっと、どこかで笑ってるんじゃないかな」
千波の言葉を受けながら教室の窓から外を眺めていると、廊下から声が聞こえてくる。ゴミ捨てに行っていた男子二人が帰って来たらしい。
若留は二人に駆け寄り、他愛も無い談笑をしながら帰り支度を始める。

教室を出る際、少しの間ぼんやりする若留。が、彦道に呼ばれ、すぐに我に返って後を追う。須佐見は若留に尋ねる。
「他に誰かいたのかい?」
「ううん、なにか忘れ物ないかと思って」
 教室には若留以外誰もいなかったはずだ。何か本当に忘れたような気がした、と言えば、案外抜けているところがあるからと二人にからかわれる。
 夕焼けの中、あの事件以来互いが大切な友人となった三人は、仲良く並んで帰路についたのだった。


【まとめ】
好奇心旺盛で機械の分解が大好きな少女・若留は、転入生の須佐見に聞いた情報を元に学園の七不思議の謎を追いかける

幼馴染の彦道と共に協力しながら旧校舎を探索するが、旧校舎に隠された研究室が目的だった須佐見に何度か妨害を受ける。
最終的には須佐見とも和解し、共に地下の研究室を探る。が、須佐見の目的の物では無かったらしく、無駄足に終わる。
そこで閉じ込められるというアクシデントはあったものの、なんとか無事に脱出して、三人は友情を深めたのだった。

もう一人女の子がいたって? 最初からこの三人しかいませんでしたよ?
嘘だと思うならバックログで会話を確認してみるといいよ

180 :脱出アドベンチャー 旧校舎の少女:2014/06/21(土) 15:55:58.65 ID:atpCchLv0.net
以上で終わりです
研究所の謎については今回だけでは全貌は分かりません
現在シリーズは4つ出ていますが、恐らく次で全て明かされるかな?という感じです

普通の現代ミステリーかと思いきや、謎の組織や不思議な力が存在していたりして、全体的にだいぶオカルト寄り
ジュブナイルとか90年代の少女小説っぽい雰囲気が好きならオススメ

181 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/27(金) 09:02:51.33 ID:gW2Quk5I0.net


182 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:35:41.15 ID:Gz2mPse40.net
ガラケーのゲームサイト『オセロ・超ゲー』で配信された、
推理小説家の有栖川有栖が監修したという触れ込みの本格推理ゲーム、
『死を映す悪魔』行きます。
キャラ名やその他色々細かい部分は覚えてないので適当に表記しますがご容赦を。

主人公の女子学生は、モデルのバイトでCM撮影のためにテレビ局に行き、
そこでヒヨコの着ぐるみを目の前にして困惑していた。
「プリンのCMということで、プリンの材料は卵だからヒヨコの着ぐるみを着てもらおう!」
という発想で、撮影スタッフの一人が着ぐるみを着てもらうと言ってきたのだ。
正直言って、着ぐるみなんて着てCMで撮影されたりなんかしたくない主人公だったが、
バイトとはいえ仕事なので断れず、控え室に入り着ぐるみを着ることにした主人公。

着ぐるみを着終わって、これはこれで可愛いかな、なんてのんきに考えていると、
いきなり撮影現場からガシャーンと重いものが落ちる音が聞こえ、
次に撮影スタッフたちの悲鳴や怒声が聞こえてきた。
何事かと思い主人公が撮影現場へ行くと、女性スタッフが倒れていた。
そしてその側には天井に据え付けられている大きなライトが落ちていた。
どうやら、ライトが落ちてきて女性スタッフの頭に直撃したらしい。
女性スタッフはピクリとも動かず、既に死んでいるようだった。

主人公が人の死を目の前にして呆然としていたが、近くから聞こえた怒声で我に返った。
死んだ女性スタッフの夫でもある男性スタッフが、プロデューサーを怒鳴りつけていたのだ。
どうやら、プロデューサーが女性スタッフの死体を小型のビデオカメラで撮影していた事に
男性スタッフが怒っているようだ。
プロデューサーは最初は「警察が捜査する役に立つように撮影した」と言い訳をしていたが、
男性スタッフがさらに問い詰めると「マスコミとかに高く売れそうだから」と本音を言った。
「撮影したデータをすぐに消せ!分かったな!」と男性スタッフが怒鳴ると、
プロデューサーは怯えながら承諾し、逃げるように控え室へ去っていった。

そのうち警察が到着した。刑事は主人公を目にすると
「なんだねその格好は、ふざけてるのかね」と言ってくる。
主人公は着ぐるみを着たままだった事に気づき、慌てて控え室へ入り着替えた。
それから警察の捜査に協力したのだが、
その時に、例のビデオカメラから動画の入ったSDカードが抜かれていた事を知らされる。
そして、そのビデオカメラは控え室に置かれていたので
控え室に入った主人公にもカードを抜く事が可能だったという事で嫌疑をかけられてしまう。
主人公は身体検査を受けてSDカードなんて持っていない事を証明したが、
カードを抜き取る事が出来た他の人も全員SDカードを持っておらず、
SDカードを盗んだ疑いを完全に払拭できないまま帰宅した。

183 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:36:23.07 ID:Gz2mPse40.net
数日後、学校の授業が終わって帰宅しようとすると、
校門で刑事に声をかけられ、署まで来て欲しいと言われた。
事件で最初に会った時に、殺人現場で着ぐるみを着ていたとはいえ
頭ごなしに怒ってきた刑事に対して苦手意識を持つ主人公だったが
捜査に協力しないわけにはいかないと考え、同行することにした。

警察署の視聴覚室のような所に連れて来られて、
「ネット上にアップロードされた、とある動画が、
例のビデオカメラのデータを加工して作られたものらしいんだ。とりあえず見てくれ」
と刑事が言い、動画を再生した。

動画の冒頭に、『死の動画その1』というタイトルが出てきた。
そして次に、あのスタジオの天井に備え付けられている大きなライトが
レンチによって緩められていき天井の装置から完全に外される様子が映されていた。
レンチを持つ手は画面の外で見えない。
そこから、いきなり女性スタッフが頭から血を流して倒れている画面に切り替わった。
この部分が、例のSDカード内の動画から流用した部分なのだろう。
そして最後に「これで終わりではないぞ、覚悟しろ」という脅しめいた文章が出てきた。

再生を終えた刑事が「君がこの動画をアップロードしたんじゃないだろうね?」
と聞いてきたので、全力で首を横に振る主人公。
その後刑事は動画の心当たりを聞いてきたので、覚えはまったくないと答える主人公。
ちなみにネットにアップロードされた動画は、既に警察の要請に応じて消されたらしい。

警察から家に帰った後、主人公はこの事を兄に相談した。
兄は、それまでに主人公が得た情報を元に推理するのだが、
その時に主人公を容疑者の一人として考えた上で推理するので主人公が怒ると
「いや、真理というのは客観的に考えなければ分からないんだ」
と言うので、「これだから理系の兄は」と内心で毒付く主人公。

184 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:36:54.71 ID:Gz2mPse40.net
数日後、授業を終えて学校から出た主人公は、また刑事に署までの同行を求められた。
その時一緒にいた友達が、家まで早く帰りたいからパトカーに一緒に乗せて欲しいと求める。
刑事は渋ったが、捜査を協力してもらうためだと思ったのか許可し、主人公と友達を車に乗せる。
そして署に向かう途中、刑事は署から電話を受けた。
その電話の内容は『死の動画その2』がネットにアップロードされたというもの。
電話を終えた刑事は車を停車させると、ノートパソコンを使ってその動画を見る事にした。
主人公と友達も刑事に許可をもらい、一緒にその動画を見る。

その動画は、冒頭に『死の動画その2』と表示された後、
部屋の真ん中に水が入った大きな水槽が映し出されていた。
そこにいきなり、手足を縛られた人が投げ落とされた。
主人公はその人の顔を見て、あのプロデューサーだと気づく。
プロデューサーはしばらく窒息の苦しみでもがいていたが、
そのうち完全に溺れ、ぐったりとして動かなくった所で動画は終わった。

主人公はプロデューサーの住むマンションを知っていたので、
刑事にその場所を教えると、刑事は急いで車を向かわせた。
家へ到着し管理人に鍵を開けるように求め、部屋へと踏み込んだ刑事と主人公と友達。
部屋に入ると、目をカッと見開いたプロデューサーが水槽の中に漂っているを発見する。
プロデューサーと目が合ってしまい動揺しつつも助けようと近づこうとする主人公だが、
刑事がそれを止めた。早く助けなければと焦る主人公に刑事は言う。
「もう手遅れだ。彼の顔や体に模様が出てるだろう?
これは死斑といって、死後数時間経つと出る模様なんだ。
どうやらあの動画は随分前に撮影されたものらしい」
その後警察の鑑識等も来て捜査が始まり、主人公と友達は警察の事情聴取に応じた。

数日後、第一の事件の被害者の女性スタッフの夫である男性スタッフが主人公の家を訪れた。
妻の敵を討つべく、独自に調査をしているらしい。
男性スタッフが今までに得た情報をまとめたノートを見せると、
主人公の兄はそのノートを映させて欲しいと頼み、
男性スタッフはそれが真相を知る助けになるのならと同意した。
男性スタッフの書いたノートには事件関係者のアリバイや近況などが詳しく書かれていた。

さらに数日後、主人公が学校へ行くと、友達が登校していない事に気づく。
携帯に友達からのメールがあった。
「気がついた事があるから、もう一度あの場所へ行ってみる。
もしかしたら犯人がわかるかも!もし犯人が分かったら、今度食事をおごってね!」
という内容。

学校が終わってから友達からメールが無いか確認するが、メールは来ていなかった。
友達はどうしてるんだろうと思いながら帰宅すると、兄が血相を変えて話しかけてきた。
「ネットに『死の動画その3』が上がってるぞ!」
早速その動画を見てみると、人が倒れているだけの動画だった。
だがそれを見た主人公は、倒れている人が友達だと気づいてしまう。
この動画の場所はどこなのだろうかと考え、
友達のメールの「あの場所をもう一度調べてみる」という部分から、
友達と事件の唯一の接点の場所である、プロデューサーのマンション付近だと推測する。
主人公は警察にその事を伝えると、自分も兄の運転するバイクに二人乗りしてそこへ向かった。

185 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:37:34.74 ID:Gz2mPse40.net
必死になって探していると、パトカーが付近の公園に何台も止まっているのを見つけ、
主人公も公園に入ろうとするが、あの刑事がそれを止めた。
「もうあの子は死んでいた。それに既に警察によって遺体は運ばれた。もうここにはいない」

主人公はショックを受け帰宅後も呆然としたままで、なかなか寝付けなかった。
「何人も人を殺してそれを動画にしてネットに上げるなんて、犯人は『死を映す悪魔』だ!
あなたは誰なの?私は絶対に許さない!」

翌日、起床した主人公は兄にこう提案した。
「お兄ちゃん、友達は犯人や証拠に気づいたせいで殺されたんだと思う。
友達が事件の真相にたどり着けたなら私もたどり着けるはず!だから今日一日探偵をしてみたいの。
お兄ちゃんと手伝って、お願い!」
兄は「どうせ断っても一人でやるんだろう?付き合うよ。
だが危険な事はするなよ、何か分かったらすぐに俺に教えるんだぞ!」と言って承諾する。
2人はバイクに二人乗りして、3つの事件の現場に行ったり関係者へ事情聴取したり、
例のノートを読み返したりといった捜査を行った。

そして全ての捜査を終えた主人公は頭の中で考えをまとめると、兄にこう言った。
「分かったわ、全ての謎が!私に推理の天使が舞い降りてきたの!」
「お前は何を言っているんだ…」
「とにかく!犯人が分かったの!犯人は…」

ここでいったん場面が変わり、どこか分からない場所で主人公はプレイヤーに向かって
「さて、犯人は誰でしょうか?」と聞いてくる。
どうやらゲーム本編と切り離されたメタ空間なようだ。
ここで実際にプレイヤーは、犯人が誰かを選択肢の中から選ぶ事ができる。
いわゆる「名探偵諸君、ここまでの情報で真犯人や事件の真相は推理可能だ、さあ当ててみたまえ」
という、いわゆる『読者への挑戦状』なのだろう。
どの選択肢を選んでも「さて、合っているでしょうか?では続きを読んでみましょう」
と言って次へ進ませてくれるので、ここで詰まる心配は無い。

元のゲーム内に戻り、主人公と兄が乗ったバイクが犯人の元へと向かう。
そして犯人の居場所へ向かう道の最後の曲がり角を曲がろうとした時、
いきなりバイクが転倒し主人公と兄は道路へ投げ出された。
曲がり角に油が撒かれていたのだ。兄の運転技術のおかげで軽い怪我で済んだが、
場合によっては死んでいたかもしれない。

バイクが転倒した音を聞きつけて周囲の人々が見に来たのを見て、
主人公はその中の一人を指差して叫んだ。
「私たちを事故死させて、『死の動画その4』を撮影しようとしたのね!」
指差された女性は、プロデューサーとCM関係の仕事をしている女性の会社員。
主人公は、彼女が犯人だと言うのだ。犯人と呼ばれた女性はこう言った。
「いえ、近くで事故が起きたから見に来ただけよ。
どうしても私が犯人だというのなら、詳しい話は私の会社の事務所で聞こうかしら?」
犯人の誘いに乗る事を兄はためらっていたが、主人公は
「もうこの人は私たちに危害を加えるつもりは無いみたい、ついていこうよ」
と、誘いに乗る事にした。

186 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:38:26.23 ID:Gz2mPse40.net
事務所に着くと犯人は「私が犯人だという推理、聞かせてもらおうかしら」
と言ってくるので主人公は最初に『死の動画その2』で映されたプロデューサーの殺人動画の中で
犯人が犯したミスについて話す事にした。

「死の動画ではプロデューサーの顔が撮影したカメラの方を向いていたから顔が見えました。
そして私が刑事さんと一緒に部屋に踏み込んだ時は入ってすぐにプロデューサーの顔と目が合った、
つまり顔が入り口側に向いていました。
でも先ほど事件現場を調べている刑事さんに、
死の動画の撮影は入り口とは反対側の部屋の奥から撮影されていると教えてもらいました。
となると、撮影時には部屋の奥の方に頭が向いていたはずで、
もし死体がそのままなら私たちが駆けつけた時に
部屋に入ってすぐ見えるのは足元であって、顔が見えるはずがないんです。
あの水槽は人が入る程には大きいですが、
沈めた死体が勝手に回転して向きが変わるほどの幅はありません。
つまり、あの動画が撮影された後、死体が発見されるまでの間に
死体の向きが犯人によって入れ替えられていたんです!」

「私がなぜ、そんな事をしたというのかしら?」
「それはプロデューサーを二度殺したからです。
手足を縛って一旦突き落として溺れさせてその動画を撮影してから、人工呼吸などで息を吹き返させ、
それからもう一度水槽に入れて今度はホースで水を流し時間をかけて殺したんです」
「なぜ私はそんな残酷な殺し方をしたというの?」
「それはアリバイ作りのためです。ただ普通に水槽に入った死体が発見されただけでは、
ホースを使って時間をかけて殺す事で、死亡時刻に他の人と一緒にいたというアリバイを作ったという
アリバイ工作を見抜かれる可能性があります。
そこで直接突き落とした動画を死の動画としてネットに上げた上で蘇生させて改めて殺す事で
動画の通りに直接突き飛ばしてそのまま殺したと思わせて死亡時刻に犯人がそこにいたと思わせて、
ホースによる時間差殺人をカモフラージュしようとしたんです!」

「それは分かったわ。でも、それでなぜ私が犯人になるの?」
「まず、あなたのアリバイは、死亡時刻にはアリバイがあり、その少し前より以前はない。
つまり犯人のアリバイ工作に合致します。
それと、あなたは『死の動画その1』の犠牲者の女性スタッフの葬式の時に話をした時、
女性スタッフと一緒に勉強して色々資格を取ったといってましたが、
その時に挙げた資格の中にダイバーの資格もありましたね。
ダイバーの資格を持つなら、溺れた人を人工呼吸等で蘇生させるための技術も持っているはずです。
それになにより、先ほど私が事情聴取に来た時に
「プロデューサーの死体の死斑が出た顔を忘れられない」と言いましたよね?
でもそれは変なんです。死の動画では、溺れたばかりなので死斑は出ていませんでした。
そして刑事さんと私たちが部屋に踏み込んだ時には死斑は出てましたが、
その後死体はすぐに警察によって運ばれたんです。
だから、死斑の出た死体を目にする事が出来るのは、
警察の人と部屋に踏み込んだ私と友達、それ以外には犯人しかいないんです!」

187 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00:39:00.35 ID:Gz2mPse40.net
そこまで言うと、犯人は諦めて自白し、事件の全貌を語った。
動機は、横領の発覚を恐れての口封じ。
犯人とプロデューサーは以前から、CMの製作を実在しない会社に委託した事にして製作料を水増しさせ
今までに数億円もの金を横領していたのだが、それが発覚しそうになっていた。
そこで、共犯のプロデューサーを殺してしまえば彼一人に全ての罪を被せられると思ったのだ。

『死の動画その1』の女性スタッフが死んだ事件は、本当はただの事故で、犯人は関与していないが、
プロデューサーがその現場をビデオカメラで撮影してその動画データを持ち出したと聞いて、
その動画を故意の殺人と見せかけた上でネットに投稿してからプロデューサー殺しもネットに投稿する事で、
死の動画をネットに投稿する理由を自己顕示欲と見せかける事で
アリバイ工作をカモフラージュする事を思いついたのだ。
つまり、プロデューサーは自分勝手な行動のために、自分を殺すお膳立てをしてしまったわけだ。
(ちなみに身体検査をしても見つからなかった動画データの入ったSDカードは、
あの着ぐるみの中に隠して持ち出されたらしい。
事件の犯人を断定するための決定的証拠を探してたわけではないので、その程度の細工で持ち出せたのだろう)

そして『死の動画その3』の友達殺しは、友達が事件の真相に気づきそうだから殺したという。
マンションの付近を調査していた友達は犯人と会い、
犯人に自分の推理を話してしまったために、
そのうち自分が犯人だと気づかれると思い慌てて殺してしまい、
今までに作り上げた、自己顕示欲が強いという犯人像を崩さないために
『死の動画その3』をネットに投稿したのだ。

犯人が全てを話し終わったと同時に、主人公は体から力が抜けていくのを感じた。
先ほどのバイク事故のダメージは予想外に強かったらしい。
兄が慌てて呼ぶ声を聞きながら主人公は気を失った。

夢の中で主人公が光に向かって進んでいくと、そこに友達がいた。
「約束どおり今度食事をおごってね!」と言ってくる友達。
こんな事になってもそんな事を言うなんて、友達らしいなあ、と思っていると目が覚めた。

目が覚めると、兄が涙ぐみながら側に座っていた。
私を心配して泣いているのかと主人公がからかうと、
傷口が染みただけだと照れ隠しをする兄だった。

こうして『最初の』事件は解決した?『最初の』とはどういう事かって?
そう、数ヵ月後、主人公とその兄はさらなる事件に巻き込まれるのだった…

END


以上です。この推理ゲームは実際の推理小説のように、
『読者への挑戦状』より前の部分を読み込めば犯人が誰か絞り込めるようになっています。
このゲームが公開されてから少しの間は、自分の推理をサイトに投稿する事で
賞品を貰えたそうです。
ちなみに続編がありそうな終わり方ですが、2008年に作られたこのゲームの続編は、
2014年4月時点でもまだ作られていません。

188 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 19:01:18.71 ID:kg0Cb9XIO.net
乙です

189 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 21:31:05.87 ID:lmeIeG9p0.net
どなたかペルソナ4 マヨナカアリーナ家庭版 お願いします

190 :ゲーム好き名無しさん:2014/06/28(土) 22:14:09.41 ID:7BTyTZCM0.net
未解決一欄にあるフリーゲームの「霧雨が降る森」予約します。

191 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/01(火) 21:29:40.34 ID:2n0x1Zl20.net
●このスレの>>190までをWikiに収録
・以下を追加
PS2「ジェネレーションオブカオス3」
3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」
携帯「死を映す悪魔」

・以下を追記
3DS「タイムトラベラーズ」

●未解決一覧
・以下を消去
PS2「ジェネレーションオブカオス3」
3DS「脱出アドベンチャー 旧校舎の少女」

・以下を追加
連絡用掲示板から
PS2「許嫁」
PS「どきどきポヤッチオ」
DS「二ノ国 漆黒の魔導士」
PS3「二ノ国 白き聖灰の女王」

●執筆予告
・以下を追加
【7月】「霧雨が降る森」

192 :四次元の恋人:2014/07/02(水) 18:24:36.66 ID:iUgJHjB70.net
●四次元の恋人
フリーゲーム。上から見下ろしの探索型。フロアは全部で6つしかなく、ストーリーそのものは短い。
最初の彼女の立ち絵イラスト以外、任天堂のマザーの絵に似ている。


黒い長髪の和服姿の彼女。
彼女は主人公の男を、昔から愛している、だから知って欲しいと言う。
彼女の頭が二つに割れ、中から灰色の宇宙人のような人物が現れる。
愛しているから触れてほしい、自分の中に潜って欲しいと言う。
すると今度は灰色の宇宙人が二つに割れ、中から赤くトゲトゲした化け物が出てくる。
彼女は、この醜い存在を消さなければ一つになれないと、主人公にそれを消す様に頼む。

彼女の中に取り込まれる主人公。
彼女の中の世界は、全体的にジメっとしてキノコが生えている。
普通の家とキノコの家がある。どちらも鍵がかかって入れない。
中には和服の彼女、私服の彼女、フードを着こんだ彼女、頭だけの彼女、花のように生えた彼女。
他にもセーブできるキノコ、黄色いトカゲや、太陽のような顔、紫色の四角などがいる。
彼女たちとの会話でカードを手に入れる。カードは全部で七種類。
「賛成」「拒絶」「アイツさえ、いなければ」「花」「鍵」「浄化」「愛」。
彼女達の言葉にカードを使用して返答し、進めて行く。

和服の彼女は、このジメジメした世界を、赤い化け物が来る前の蝶や花の世界に戻したい。
私服の彼女から、この世界の人物は分裂と融合を繰り返しバランスを保っていたと聞く。赤い化け物を排除したい。
フードの彼女から、私達を導いてほしいと「賛成」と「拒絶」のカードを貰える。

花の彼女から、私を愛しているか問われる。「賛成」のカードを使うともっと奥まで見てほしいと「鍵」のカードを貰える。
逆に花の彼女を「拒絶」すると燃え上がる、そしてトカゲのような者達が次々に現れ昔話を聞ける。
父は科学者で転送装置の実験をしていた。実験は失敗し四次元が生まれ、彼女は巻き込まれた。
醜い姿となった彼女を父も母も拒絶した、化け物めとナイフで襲いかかり、切り刻んで燃えるゴミの日に捨てた。
あなたも私を捨てないで、一人ぼっちは嫌。そうなるぐらいならと、赤い化け物が現れる。
炎が燃え広がり、主人公に襲い掛かり、そのままゲームオーバー。

「鍵」のカードでキノコの家を開くと、でっかい彼女の頭がある。
彼女はネガティブでどんなカードを使用しても、悪い風にしかとらえない。ちなみに彼女こそ主人格である。

和服の彼女に「アイツさえ、いなければ」のカードを使用すると「浄化」のカードを貰える。
普通の家に「鍵」のカードで入ると、中には彼女の死体がある。窓を調べると、赤い化け物が隠れており、逃げて行く。
追いかけると、和服の彼女を襲っている。「浄化」のカードを使用すると化け物が苦しみながら消える。
すると和服の彼女は「醜い物が全て消えれば、世界は美しくなる」と理解し、キノコの家に行き、主人格の彼女を殺す。
世界は花と蝶で溢れ、そして主人公の男は一生一緒にいるために、手足を切り落とされてゲームオーバー。

193 :四次元の恋人:2014/07/02(水) 18:26:51.12 ID:iUgJHjB70.net
「鍵」のカードを和服か私服か花の彼女に使用する。すると彼女の内面の黒い世界へと入っていける。
愛するあなたと一緒にいたい、でも父や母のように捨てられるかもしれない。
ならばいっそ殺して、永遠に一緒にいよう。そう言って三人の彼女が主人公を取り囲む。
ここで「浄化」のカードを使用すると、苦しみながら三人の彼女は消滅する。
そこにフードの彼女が現れる。自分はやはり消えるしかなかった、自分の最後に付き合ってくれてありがとうと言った。
主人公は外の世界へと出される。しかし彼女は消滅する。ゲームオーバー。

彼女の黒い世界へと入り、主人公を殺して一生一緒にいようと言う、それを「賛成」する。
すると彼女たちは赤い化け物へと姿を変え、愛してるわと主人公に襲い掛かる。そこにフードの彼女が現れ助けてくれる。

フードの私は、皆、私の心だと言う。家族に捨てられた私はあなたにすがるしかなかった。
でもそれではいけない自立の心が必要。愛されるには愛する事を覚えないとならない。
彼女はバラバラになった私達を一つにしなければならないと言う。すると主人公は「愛」のカードを手に入れる。
普通の家へと行き、「鍵」で中に入り、彼女の姿態に話しかける。
赤い化け物は全てを消して、自分だけの世界を作ろうとしていると言われる。
窓を調べると赤い化け物がいて、逃げ出していく。追いかけると和服の彼女を襲っていた。
「愛」のカードを使用すると、さらに逃げて行く。そこら中に花のつぼみが生えて、蝶が飛んでいる。
赤い化け物を追いかけて話しかける。化物は「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りさらに去って行く。
また追いかけて話しかける。
「こんなことをするつもりじゃなかった、私はただ寂しかっただけ」
化け物も彼女の一部であり、それなのに私達からも拒絶された。
世界が変わったのも、こんな姿になったのも自分のせいじゃないのに、どうして全部、私のせいにするの?
だったらいっそ本当の化け物になろうと思った。でもますますみじめになるだけだった。
「ごめんなさい、私を許して、私を……ああああ」
そこに和服の彼女、さらに私服の彼女が現れる。彼女達は化け物に謝る。
彼女もまた自分の一部である事を思い出したと言う。花や蝶がまたさらに増える。

黒い画面になる。そこにフードの彼女がいた。
「私たちは、人間の心を、取り戻す事が出来たのよ」
「もう大丈夫。たとえ、この世界がどんな場所でも。私が何者であっても。生きていける」
「大切な事を、思い出す事ができたから。あなたももう、知っているはず」
「この世界で一番大事なもの。私達は、時々……忘れてしまうけれど、忘れてしまった人がいたら教えてあげて」
「何度でも、思い出す事ができるはずだから」

THE END

この終わりの画面を歩き回れる、彼女の中の彼女達がすべて集まっており話しかけられる。
話しかけるとどんどん人が増えて行き、最後辺り出てくる人に話しかけると、主人公も彼女の一部である事を教えられる。
主人格が世の中に絶望し、引き籠ってしまい、それぞれの性格が一個の人格として役割を演じるようになった。
つまり主人公は彼女の別人格であり、脳内彼氏であった。希望は得たから、また一人の彼女に戻れるだろう。

194 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/02(水) 18:29:08.35 ID:iUgJHjB70.net
結論を言えば、多重人格の精神を病んだ娘が自分を好きになるための自問自答の物語
転送実験の事故は、本当か作り話だったのかはわからない

195 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/10(木) 14:31:02.41 ID:3awG/bkX0.net
過疎ってんなー
未解決にあるPS2の「ザ・フィアー(the FEAR)」予約するよ
今月中には投下できる

196 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:27:40.02 ID:Z3nmHIOO0.net
それじゃ未解決にあるPS2の実写ホラーゲーム『the FEAR』いくよ
登場人物のうち出演者の5人は本人役として出演しているため演じる女優も同名です

カメラマン…………本名不詳。ゲームの主人公で常にカメラを構えている。
福井裕佳梨…………出演者。生まれながらに霊感が強い女の子。
野村恵理……………出演者。明るく活発。英語・ロシア語を解するため館内の本を訳してくれる。
金田美香……………出演者。なぜか常にセーラー服。
上原まゆみ…………出演者。常に美香にくっついている。よくインスタントカメラで写真を撮っている。
加藤夏希……………出演者。熱心なクリスチャン。
奥山秀明……………プロデューサー。途中で姿を消す。
松村たかし…………ディレクター。すぐに死体となって発見される。
岡本彩………………アシスタント・ディレクター。この人もわりとすぐに死体となって発見される。
三輪キリナ…………スタイリスト兼ヘアメイク。この人の死体を確認するかで話は分岐する。
丹一成………………サウンドマン。出演者とカメラマンを除けば最後まで生き残っている。
加納涼子……………出演者のマネージャー。何か隠しているような感じ。
樋口日出男…………美術担当。スキンヘッドのオカマ。かつて館にいたロシア大使ヒグチンスキーとの関係は不明。
老人…………………通常ルート終盤に登場するホームレス。

(序文)
関東地方にあるT県G郡の山奥に建つ洋館。
まわりには民家なども無く、何故この寂しい場所に建てられたのかは全くの謎。
建てられた時代は日露戦争前だとも更に昔のものとも言われているが、実は昭和後期のものともいわれている。
当然持ち主などは不明だが、この洋館が建っている山自体はD村が所有しているためロケ現場としての申し込みは役場で容易に可能である。
一時期は地元の心霊スポットとしても話題にはなったが、そのブームも去り今では誰も訪れることは無い。
ただし、日露戦争前に建てられたという噂が事実ならばこの洋館自体はロシアの公館として建てられたという話も真実かもしれない。
しかし過去そういったことを詳しく調べようとする者もおらず、全ては謎のままである。


バスの中で気分を悪くしていた裕佳梨は、館に足を踏み入れるなり何か恐ろしい物を見たかのように叫絶して倒れてしまった。
そんな裕佳梨を二階の寝室で休ませてホールに集まった僕らに、奥山さんはこの館で昔あった事件を話して聞かせた。
「この館は日露戦争前にロシアの公館として建てられたが、殺人事件が起き七人が死んだ。犠牲者の遺体はどれも、獰猛な獣かバケモ
ノにでも襲われたみたいで見る影もなかったという。そして犯人であるロシア大使自身も、死体で見つかった。といっても、見つかっ
たのは死体の一部だけで本当は死んでなかったという噂もある。その後この館は公爵夫妻やGHQと持ち主が色々変わったけども、
その度に忌わしい事件が起きてついには手放されたというわけだ」
「忌わしい事件って、どんな?」
「話によるとね、おぞましい姿をした地に飢えた異形のもの……ま、とにかく。そんないわく付きのこの館で、君達のような女の子た
ちが一晩過ごすと何が起こるか、というのが今回の主旨。何が起こるかは、僕もわかりません。ということで皆さん、よろしくお願いします!」
そこで一旦解散し、出演者の女の子たちはキリナさんとともにメイクのため二階の遊戯室に行った。

僕と丹さんが応接間で撮影の準備をしていると、松村さんがやってきた。
「監視カメラを設置して、リアルな恐怖の表情をあますことなく拾っちゃおうって企画なのよ〜!」
僕たちは、監視カメラを二階の遊戯室に設置することにした。

197 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:28:32.54 ID:Z3nmHIOO0.net
準備を終えた出演者の女の子を一通りカメラに収めた僕は、二階の裕佳梨のところにも行ってみた。
すると奇妙なことに、眠っているはずの裕佳梨をさしおいて後ろから本人の声が聞こえてきた。
慌てて振り向くと、そこには白く発光するもう一人の裕佳梨の姿があった。
「肉体の声じゃなくて、心の声で直接話しかけてるの。この屋敷、何か邪悪な力に覆われている。屋敷に着いた途端、それがわかったの。
いえ、見えたの。惨たらしく、人が殺されていく映像。過去のことかもしれないけど、これから起きる未来のことかもしれない。実は
私、未来に起きることを知る力も持っているのよ。でも、今私が動けないのはその能力とは関係ない。たぶん、邪悪な力のせいだと思う。
カメラさん、お願い。これからこの屋敷で起きようとしている恐ろしいことを、カメラさんの力で食い止めてほしいの。私の持ってい
る能力、予知夢をあなたのカメラのファインダーに写すから」
やがて発光する裕佳梨が消えて僕が呆然としているところに、一階から大きな物音がした。

部屋を出て一階に向かうと、今度は応接間から夏希と恵理の悲鳴が聞こえた。
「奥山さんが!奥山さんが死んじゃった!」
「今、二人で窓の外を眺めてたら……すごい音がして、血だらけの奥山さんが……」
窓の外にはなにもいなかったけど、酷い異臭がした。どうやら夏希と恵理は異様な怪物も見たらしい。
けどそれを確かめるために外に出ようとしたところで、大音響と共に屋敷の全ての窓と玄関が閉鎖されてしまった。
「まさか……閉じ込められた?」
「みんな……手分けして探してみましょうよ!」
出口を探していると、応接室の涼子さんが遊戯室のモニターを見ていた。
なんとそこに映っていたのは、ビリヤード台の影に蠢く得体の知れないものの姿とそれに気付かないキリナさん達だった。

すぐに僕が二階の遊戯室に向かうと、部屋には異臭が放たれキリナさんとまゆみと美香が倒れていた。
「何か変な音がすると思って振り返ったら、化け物みたいなのが襲ってきたの!」
「寝室は?!寝室の裕佳梨ちゃんは?!」
三人を彩さんに任せて裕佳梨の寝室に向かうと、そこには怯えてベッドの影に隠れる裕佳梨の姿があった。
「化け物!化け物よ!私、寝てるふりしてたの!化け物の息が私の首筋にかかったときは、もう駄目かと思った……」
どうやら裕佳梨の本体に危険が迫ると、カメラに憑依した力は使えなくなるらしい。
「裕佳梨ちゃんは僕が守るよ。こんなタチの悪い悪戯は……」
「これは悪戯なんかじゃないわ。死ぬのは奥山さんだけじゃないわ。他にも、もっと……とても恐しいことが起こるわ」
僕は部屋に鍵をかけて僕以外の人間を入れないよう裕佳梨に言い含めてから、寝室を出た。

寝室を出るとなぜかそれまでは行けなかった二階の奥に行けるようになっており、そこにあったもう一つの寝室で音楽室の鍵を見つけ
て一階に戻るとなぜか誰もいないはずの音楽室からトランペットの音が聴こえてきた。
そこで鍵を開けてみんなで音楽室に入ると、廃れきったその部屋の壁に血だらけの松村さんが血文字とともに磔になっていた。
『救済を得るために、罪を科すべし』
「まさかとは思うけど、以前ここであった事件と何か関係があるのかも……」
「これは、黙示録をなぞっているんだと思うの……ヨハネの黙示録。『私は、神の御前に立つ七人の天使を見た』。プロデューサーの死は、
第一の天使の行。ディレクターが磔にされているのは、第二の天使の行。もしかすると、犯人は過去の惨劇と黙示録に準えて七人の連
続殺人を計画しているのかもしれない」
夏希は二つの殺人の状況と黙示録について、解説してくれた。
「こんなことになってたなんて……ずっと隣の部屋にいたのに」
「この音楽室って、ずっと鍵がかかって入れなかったんですよね」
「人間にはね……ねえ、これどこかの部屋の鍵みたい」
皆がとりあえず音楽室を出て食堂に入ると、いきなり館全体が不気味な音とともに大きく揺れた。
しかし揺れが治まった後に応接室のモニターで二階を確認すると、なぜか遊戯室には誰もいなかった。.

198 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 14:29:54.86 ID:Z3nmHIOO0.net
応接室を出ると、キリナさんが階段を駆け下りてきた。
「また、また化け物が!それを、ADの彩ちゃんが一人で化け物にとびかかって……」
僕が二階に上がり先程の鍵を開けて図書室に入ると、美香はそこに隠れていた。
「遊戯室を出たら、化け物が襲ってきたの!ADさんが助けてくれてその隙に逃げたんだけど、すぐに化け物が追ってきてここに隠れてたの」
さらにもう一つの寝室に隠れていたまゆみも連れて彩さんを探していると、バスルームから大きな水音がした。
果たして慎重に入ったそこの浴槽の中にあったのは、彩さんのものと思われる下半身だけの体だった。
「じゃあADさん、私達を助けようとして……?ADさんごめんなさい、私達の代わりに……!」

僕らがとりあえず一階に戻ろうとすると、樋口さんが慌てて階段を駈け上がってきた。
「ディレクターさんの死体が無くなってるのよ」
音楽室に入ってみると、確かに松村さんの死体は消えていた。
大騒ぎの中さらに二階で見た彩さんの下半身のことを皆に伝えると、いつも冷静な涼子さんがなぜか取り乱し始めた。
「そ、そんなはずない!そんなはずない!見てくる!」
慌てて出ていった樋口さんと涼子さんに残された僕たちは、とりあえず音楽室を出た。
「ねえ……私、ティーバッグ持ってきたの。みんな、紅茶飲むでしょ?」
キリナさんと夏希が台所・丹さんが応接室に行く中、他の出演者は食堂に行き僕はまた二階を調べに向かった。

彩さんの下半身についていたバッグの中にあった鍵で一階のクロークに入ると、そこで何やら楽譜を見つけた。
そこでその楽譜を弾けるというキリナさんに音楽室のピアノで弾いてもらうと、ピアノの中から月の形のプレートが落ちてきた。
「そうか、こういう仕掛けだったんだ……」
キリナさんを台所に帰してそれを食堂にある太陽のプレートを持った像の片手に嵌めてみると、地下への隠し通路が開いた。
そこを下りている時にまたあの不気味な大震動が来たけど、肝心の地下室はなんらかの研究施設とみられるくらいで収穫は無かった。
しかし地下室の通路から出てきた途端、悲鳴とともに台所にいたはずの夏希が応接室に駆け込んでいた。
夏希は血塗れになっていたけどショックのためか何も言わず、仕方なく僕が様子を見に行くことになった。

(ここで台所に行ってキリナの死体を確認するか否かで終盤の展開が変わる。以下は確認した場合)
「キリナさんが死んでた。死体の上に、翼を広げた鷲の絵の描かれた旗が被さっていたんだ」
「また黙示録よ……!第四の天使……一羽の鷲が空中を飛び……」
発狂したように黙示録を唱える夏希を丹さんに任せ、僕はまた調査に向かった。
(キリナの死の部分はここまで。台所に行かず二階の浴室に直行すれば分岐フラグ)

二階を調べていると、浴室から怒る涼子さんが樋口さんと話す声が聞こえてきた。
「一体どうなってるの!?話違うじゃない!」
「いや、おかしいですよね……こんなんじゃなかったですよね……?」
「やられたのよ。何をしようとしてるかわからないけど、一杯喰わされたのよ」
驚いたことに、浴室に入ってみると浴槽から下半身の死体が消えていた。
「死体、ここにあったのよね?確かに血痕は残ってるわ。本物かどうかわからないけど」
たしかに涼子さんの言う通り、化け物のものと思われる触手の型の血痕だけは残っていた。
ともあれ夏希のことを告げると二人は慌てて応接室に向かったけど、応接室から夏希と出てきた涼子さんの様子は明らかに変だった。
「今一階のあちこちを見てきたんだけど、特に変わったところはなかったわ。が何を見て動転してるのかわかんないんだけど……AD
の死体も無かったわけだし。(夏希の)血は音楽室で付いたんじゃないの?とにかく、夏希を二階で休ませようと思って」
僕の抗議も聞かず、寮古さんは夏希と丹さんを連れて二階の遊戯室に行ってしまった。

しばらくして食堂で女の子たちの様子を見た後に僕も遊戯室に行ってみると、そこから悲鳴が聞こえてきた。
慌てて入った遊戯室で見たのは、血塗れで呻きながらそこで落ちてきたシャンデリアに潰され息絶えた松村さんの姿だった。
「第五の天使……第九章の一節……でも、松村さんは第二の天使の行で一度死んだものとして扱われているはず……」
夏希の呟きによるとこれもまた黙示録通りらしいけど、涼子さんはその矛盾に絶えられなくなったかのように口を開いた。

199 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:01:02.17 ID:Z3nmHIOO0.net
「ヤラセ!?」
「そう。音楽室で死体を見つけるところまでは計画通りだったの。それが、バスタブに彩さんの死体があるっていうじゃない?
私そんな話聞いてなかったから、なにがなんだかわけわからなくなっちゃって。私は、決まった話を持ち掛けられただけ。一応マネー
ジャーの許可もとらなくちゃマズいからって」
「奥山さんが主犯ってこと?」
「そう。それから松村さん・樋口さん・丹くんにも参加してもらったの」
「今までの死体は偽物だったってことですか?」
「そう。なんか、黙示録をもじった連続殺人事件にするとか言って……」
「私達を閉じ込めたのも?」
「そう。奥山さんの仕業。計画では、屋根裏部屋にいるはず。松村さんと二人で」
僕は遊戯室の松村さんの死体から鍵を取り、屋根裏部屋に向かった。

<条件を満たしていた場合
屋根裏部屋にあったのは、何やら怪しげな祭壇だった。
しかし僕が屋根裏部屋から出ようとすると、いきなり黒いローブに身を包んだ涼子さんが剣を向けて立ちはだかった。
「最初の館の主だったヒグチンスキー……そう、例の惨劇の張本人よ。彼は偶然に手に入れたネクロノミコンという本から大いなる古
き者の存在を知り、彼らとの接触を図った。かつてこの屋敷で行われた惨劇はそのための儀式。しかし儀式は失敗した。彼は途中で怖じ気づいて儀式を中断したからよ。私は儀式を完成させたいの!今回の企画を持ち込んだのも実は私。とにかく儀式はまだ途中。もっ
と血がいるの。生贄の血が……そう、もちろんあなたも勘定のうちよ!」
>涼子に刺し殺されるバッドエンド

屋根裏部屋にあった椅子に座っていたのは、なんと首を切り落とされた樋口さんの死体だった。
しかしそれを発見した直後、僕は背後から何者かに殴られ気を失った。

しばらくして目覚めると、屋根裏部屋から樋口さんの死体は消えていた。
けどそれより気掛かりだったのは、カメラから裕佳梨の気配が消えている上に寝室にもいないことだった。
「あれからまた震動が起こって……」
食堂にいた夏希と美香によると、まゆみと恵理が二階に逃げたらしい。
そこで再び二階に上り、図書室で黙示録を読んでいた二人と合流して調べているとはもう一つの寝室に隠れていた。
「気をつけて。まだ、悲劇は終わってないわ」
裕佳梨を寝室に寝せたところで水音がしたため隣の浴室にいくと、そこにあったのは口に鍵を挿した彩さんの上半身の死体だった。

鍵を開けて図書室の奥の書斎に入ると、そこには水槽に入れられた涼子さんのバラバラ死体があった。
「これが第六の殺人……てことは、あと一人死ななきゃこの連続殺人は終わらないってこと?!」
書斎を調べてみると『脳電気刺激による行動を制御できる低周波の有用性アシェンデンケミカル研究所・神経科学部門』なる古びた報
告書と
『小生ハ昨夜遂ニ屋敷ヲ徘徊セシ魔物ト遭遇ス。其ノ容貌甚ダ醜悪怪異ニシテ名状難シキ者ナリ……』と書いた未投函の手紙が見つかった。
「ねえ……何か変な匂いしない?」
すると天井から降ってきたようにあの怪物が部屋に現れ、僕たち三人は逃げる内にまたはぐれてしまった。

恵理とまゆみと再び合流してから食堂の二人のところに行くと、隠し通路からまたあの怪物が襲ってきた。
そこで僕たちは五人で二階の遊戯室へと逃げたけど、途中で合流した丹さんは意味深なことを呟いて何故か一人で出て行ってしまった。
「無事で良かったですね。じゃあ俺、何か飲み物持ってきますよ」
「一人で大丈夫?」
「平気です。それに……ちょっと気になることがありますから」
丹さんの様子が気になった僕は、四人を遊戯室に残して隠し通路に置いてあった鍵を使いリネン室へと入ってみた。
(キリナの死体を確認しているかどうかでここから物語が分岐)

200 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:01:49.52 ID:Z3nmHIOO0.net
リネン室にあったアンプルガンと鍵を取り車庫へと入ってみると、いきなり見知らぬ老人から声をかけられた。
「俺は見ての通り雨露しのぐためにここにいるんだよ。おめえらあれか?昨日来たテレビの連中か?」
館からの脱出法も知らないその老人は置いて車庫の通風口から出ようとするとそこは地下室に続いており、そこにあったレバーを下ろ
すと壁と思われていた地下室の扉が開いて奥に行けるようになった。
地下室の奥は大きな椅子といくつかの人骨があるなんらかの実験室のようであり、僕がなぜかそこにあったキリナさんの死体から鍵を
取って食糧庫を開けるとそこには奥山さんが隠れていた。

裕佳梨を除く全員が食堂に集まったところに、丹さんがあの化け物を抱えてきてどさりとテーブルに置いた。
「ああ、これ樋口に頼んで造ってもらったんだ。死体も全部、樋口に言って造ってもらったの。黙示録になぞって死体がどんどん出て
くるって趣向で行こうってことで……二つ目まではうまくいってたんだけど、急な番狂わせで俺達もびっくりしちゃってさあ。たぶん、
涼子か樋口の仕業だと思って様子を見てたんだよ」
「涼子さんは亡くなりました。松村さんもキリナさんも、樋口さんもです」
しかし奥山さんに説明する丹さんの様子は、だんだん変になってきた。
「奥山さん、お疲れ様でした!奥山さんの企画、全然面白くないんですもん。だから僕がちょっと、脚色しときました」
「ああ、お前がやってくれたのか。じゃあ、涼子は……」
「ですから、亡くなったんですってば。奥山さん、人間の恐怖をカメラに収めるのに作り物の死体見せてもだめですよ。やっぱ、本物
じゃなきゃ。本物志向の奥山さんがおかしいですよ。俺はね、あんな樋口さんが造った偽物の死体じゃ偽物の演出しかできないと思っ
たんですよ。だから皆さんに協力してもらって、死体は本物にしておきました。迫力あったでしょ!」
丹さんはそう言うと、トランシーバーのような機械を取り出してスイッチを弄った。
すると屋敷全体があの大震動に包まれるとともに、突然夏希の体が化け物のようになりその手で奥山さんを貫いた。
「このお嬢さん、簡単に暗示にかかりましたよ。思い込みが強いみたいで。このリモコンで低周波を起こすと暗示が発動する。優秀な
殺人ロボットのできあがり!さあ次は誰の番かな……夏希ちゃん、次の生贄です!」
丹がそう言ってリモコンで僕を指すと、夏希は僕の方に近付いてきた。
「どうです?いいクライマックスでしょ!楽しんでくださいね仕込み大変だったんですから!さようなら〜」
夏希の体から出る触手を避けるうちに、カメラから裕佳梨の叫び声が聞こえてきた。
「裕佳梨ちゃんをどうするつもりだ!」
しかしそれを気にする間もなく、なぜか夏希の体がいきなり元に戻った。
「私が……?私が、罪深きもの……?ごめんなさい、赦して……」
次の瞬間、夏希の体は発光し爆発。唖然とする僕らのいる食堂に、丹の声が響き渡った。
「あら、夏希ちゃん爆発しちゃいましたか。ミッションを一定時間の内に果たさなければ、爆発するんですよ!」
僕は三人を食堂に残し、丹とを追って地下室の奥へと向かった。

201 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:02:36.40 ID:Z3nmHIOO0.net
地下室の奥には機械椅子に縛られた裕佳梨と手錠をかけられた老人、それに機械を弄る丹の姿があった。
「いいところに来ましたねえ!この男に続いて、裕佳梨ちゃんもたった今天使になるところです!」
丹が機械のスイッチを入れると、機械椅子に電気が流れ裕佳梨は悶え苦しんだ。
「天使とはこのリモコンによって操作する低周波によってプロテクトを解いた時、『墮天使』つまり悪魔と化す人間のことです!今まさに、
裕佳梨ちゃんは天使になりました!これでこの屋敷にいる人間はあなたと私を除いて全て天使になったんです!」
「じゃあ他の女の子たちも……どうして、何のために!?」
「惨劇のエンディングはもっと絵的に派手にしないと!だって奥山さんのプランつまんないんだもん。せっかくの仕込みが台無しだよ!
俺前もってロケ班に来て色々提案したのに奥山さん無視するし。昨日だって徹夜してんだぜ!俺の気持ちがわからない奴なんて、みー
んな死んじゃっていいんですよ。みんなあれだけ我儘言って生きてんだ!もう死んだって悔いはないでしょ……本当のお楽しみ、あな
た自身の死はこれからです。どうぞ、至福のドラマをご堪能ください!」
丹がそこまで言ったとき突然後ろの老人が怪物になって手錠を千切り丹に襲い掛かり、僕はその隙に裕佳梨を助けた。
「私は大丈夫よ。ちょっと気分が悪いだけ」
いつの間には血塗れの丹は机に倒れており、怪物となった老人の姿はなくなっていた。
「何で計画通りに進まねえんだよ……俺の計画は、いつも完璧だ……ドラマをやめるわけにはいかないんだよ……僕がいなくなっても、
僕の天使達は悪魔になってもらわないと…………これから天使達一人ずつに、低周波を送ることにしました。低周波が聴こえれば……
みんな夏希と同じように悪魔になるんですつまり、時間内にミッションを遂行しなければ……」
僕は丹の手からリモコンを奪い取り、叩き壊した。
「もう遅いですよ……全部セットし終わりましたから」
僕は何も言わなくなった丹の体から鍵とメモを取って、裕佳梨には安全な車庫に行ってもらった。
直後に老人に襲われ食堂から逃げるまゆみ・美香・恵理を追って行くと、老人は二階の廊下で爆発しそこには車の鍵だけが残った。
「グランドフィナーレの始まりだぁ!丹一成プロデュース!最高の恐怖……夏希ちゃんのようにみんな、化け物になるんだ!ハハハ……」
どうやら、丹はまだ辛うじて生きているらしい。
丹のメモの通り書斎の奥でアンプルを手に入れた僕は、まゆみ・美香・恵理を助けるため彼女らを探した。
(怪物化した三人と裕佳梨を助けるか死なせてしまってから車庫の車で脱出。館は直後に丹が爆破する。誰を助けられたかでEDは変わる)

<裕佳梨のみ助けた場合
館を脱出した僕と裕佳梨は、燃える館を見つめていた。
「裕佳梨ちゃん、ありがとう。君の心が、僕の中にあったから僕は強くなれた」
「違う。あなたは元々、とても強い人よ。あなたの中にいて、あなたの心の強さを私も感じてた。あなたはその強さで私を守ってくれたの」
僕達は、キスを交わした。
>END

<美香のみ助けた場合
館を脱出した僕と美香は、燃える館を見つめていた。
「マスコミの取材、一杯くるかな……悲劇の生存者って、ワイドショーとかで……私、売り出すチャンスなのかな……月九も話題にな
って、視聴率上がるだろうな……どうして皆が死ななきゃいけなかったんだろう……どうして!?」
僕は、黙って美香を抱きしめた。
「私、強くならないと。皆の分も、強くならないと。私、やるよ。カメラさん見ててね。ほんとの女優になるから」
>END

202 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/14(月) 15:05:50.90 ID:Z3nmHIOO0.net
<恵理のみ助けた場合
館を脱出した僕と恵理は、燃える館を見つめていた。
「聖書にある言葉。『愚かなる者は、悪を成そう。戯れのごとくす』」
「人の命を弄びやがって……恵理ちゃんは、これからどうするつもり?」
「一晩で色々ありすぎたから、ワイドショーなんかの取材も来るだろうし。タレントとして売り出すチャンスになるかもしれないけど、
人の不幸を利用してるみたいでなんか嫌だな……」
「じゃあ、どうするの?」
「アメリカの大学にでも入ろうかな。でも、その前に……」
恵理は、僕の頬にキスをした。
「ありがとう。あなたがいてくれて、本当によかった」
>END

<まゆみのみ助けた場合
館を脱出した僕とまゆみが燃える館を見つめていると、まゆみは唐突に僕の写真を撮った。
「今の顔、すごくかっこよかった。この写真、大事にするね」
「僕がもっと、しっかりしてたら……みんなを救えたのに」
「そんなことないよ。カメラさんが頑張ってたのは、みんな知ってるよ……私は……美香さんともう一度、話したかったな」
僕は無言でまゆみを抱き寄せた。
>END

<全員を助けた場合
館を脱出した僕たち五人は、燃える館を見つめていた。
「あたしたち、生きて出てこれたのね」
「助かったんだ」
「何もかも燃ていく。清らかなものも。穢れたものも。炎が、燃やし尽くしていくわ」
「地獄の業火って、こういうのかしら」
「綺麗……」
僕は裕佳梨を抱き寄せた。
「これで全ては終わりだ。何もかも、燃えてなくなる」
>END


以上が正規の√です
ちなみに二人か三人のみ助けた場合はおおよそ全員助けた場合と同じような台詞になり、誰も助けられないと悔しさに涙しながら一人
で脱出し地面を叩きます
次回はキリナの死体を確認せずにリネン室まで進めた場合の√です

203 :機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:09:38.32 ID:nNxSLsmn0.net
未解決リストにあった機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081を書きます。
ただ、諸般の事情で今回はアバンタイトルとジオン編のみです。

204 :機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:12:20.03 ID:nNxSLsmn0.net
アバンタイトル

宇宙世紀0079/12/31
ジオン公国最後の戦略拠点、宇宙要塞ア・バオア・クーでは、一年戦争最後にして最大の戦いであるア・バオア・クー攻略戦が繰り広げられていた。

地球連邦軍パイロット、ユーグ・クーロは『ジム・コマンド』を駆って敵機の『ドム』、『ゲルググ』を立て続けに撃破する。
消耗した為に母艦へ戻り、補給を開始するユーグだが、そこにジオン軍のモビルアーマー『ビグロ』が強襲。
母艦の対空砲はビグロの機動力に翻弄され、モビルスーツ(以下MS)部隊は補給中で動けず、次々に餌食になっていく。
辛くもビグロ一機を撃破したユーグだが、母艦の爆発に巻き込まれて機体は大破、そして彼の所属部隊は全滅してしまった。
あまりの惨状に「「嘘だろ……」と絶句するユーグ。

一方、ジオン軍のパイロット、エリク・ブランケはジオン公国最後にして最強のモビルスーツ、『ジオング』を目撃する。
「足が無い」という異形の姿に驚愕しながらも「あれで正解なんだ……」と、ジオングの設計思想を看破するエリク。
彼の推察どおり、ジオング(とそれを駆るシャア・アズナブル)は圧倒的な性能で次々に敵艦、敵MSを撃破していく。
エリク自身もジオン側最新鋭量産機である『ゲルググ』で奮闘していたが、敵の『ガンキャノン』203号機の攻撃に苦戦する。
更に連邦の白いヤツと畏怖される『RX-78-2 ガンダム』が襲来、ゲルググは為す術もなく無力化され、援護に入ったクリスト機の『ザクU』も大破。
ジオングの援護で助けられたエリクは、ガンダムと搭乗者(アムロ・レイ)の圧倒的な力に戦慄しつつ、クリストの救助に移る。

しばらく後、戦闘の大勢は地球連邦軍側の勝利という形で決しつつあった。
損耗しきったゲルググ(とクリスト機のザクU)と共に母艦へ戻ったエリクに対して敗北したとは言えず、
かといって補給すればエリクが再出撃し、無駄死にしてしまうと危惧した部下達は、「通信が繋がらない」などと嘘を吐いて時間稼ぎを試みる。

機を降りたエリクは、太陽に照らされる地球を眺めながら、
「水天の涙作戦は実行されたんだろうか……地球が憎くて落とすんじゃない、分かってくれ……」などと、誰にともなく呟くのだった。

205 :機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:14:29.17 ID:nNxSLsmn0.net
ジオン編

一年戦争終結から約一年後、ジオン残党軍特殊部隊『インビジブルナイツ』はアラビア半島北部で連邦軍の補給部隊を強襲していた。
インビジブルナイツ隊長のエリクが『ザクT』で暴れまわる中、油断しきっていた連邦軍は為す術も無く全滅。
その隙に部下のアイロス、フリッツの二名がMS及び物資の奪取に成功する。

インビジブルナイツは一年戦争終結直前に『水天の涙』と呼ばれる作戦に参加していた。
それは『月面のマスドライバー(電磁射出装置)で質量弾(隕石)を射出、連邦軍の地上拠点を壊滅させる』
というものだったが、一年戦争の終結によって作戦は中断していた。
ジオン残党となったエリクはジオン軍人としての誇りと、連邦軍に潜入して工作員として活動する幼馴染タチアナ・デーアへの思いから作戦再開を誓う。
質量弾攻撃が成功すれば、残党軍に継戦能力がある事を示威し、連邦政府を脅迫してジオン残党による自治を認めさせる事が可能になるはずだった。

幼い頃、タチアナから「かつて人は流れ星に願いを懸けた」と聞かされた思い出から、水天の涙作戦に強い思い入れを抱いていたエリク。
タチアナの実兄でエリクの兄代わりでもあるクリスト・デーア整備長(ア・バオア・クー戦で重傷を負ったため、パイロットから整備兵に転向した)は、
「タチアナは水天の涙作戦の実行などではなく、戦争の無い世界を望んでいる」と知っていながらも、それをエリクに指摘することは出来なかった。

インビジブルナイツは元ジオン基地であるオデッサ基地を強襲し、連邦軍に鹵獲されていた高性能ジオン製MS『イフリート・ナハト』を奪回する。
しかし、奪回作戦中に現れた連邦軍新設部隊『ファントムスイープ隊』には、MSパイロットとなったタチアナ = シェリー・アリスンが所属していた。
また、ファントムスイープ隊の隊長、ユーグの搭乗する機体は手ごわく、インビジブルナイツは苦戦を強いられながらも脱出する。

その後、残党を率いるオットー大佐の下で各地を転戦していたインビジブルナイツだが、密林地帯基地での戦闘でファントムスイープ隊と再会する。
乱戦の最中、タチアナ機の放ったビームがフリッツ機を直撃してしまう。部下にして幼馴染でもあったフリッツがタチアナに殺された事実に苦悩するエリクだが、
「今一番辛いのはフリッツを殺してしまったタチアナだ」というクリストの言葉を聞き、作戦決行への決意をより強固にする。

幾度かの陽動作戦を経て、遂に水天の涙作戦が実行に移される。攻撃目標であるオーガスタ基地のレーダー施設を無力化する任務に付くインビジブルナイツ。
タイムリミット直前に攻撃不可能な位置に存在するレーダー施設が発見されるが、それはオットー大佐が搭乗した『ガウ級攻撃空母』の特攻により破壊される。
多くの犠牲を払い、ようやく水天の涙は地球に落下するかに思われた。しかし、予定時刻になっても質量弾が降ってこない。
月面でマスドライバー奪取を担当していた部隊が全滅していた為である。

206 :機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:16:01.35 ID:nNxSLsmn0.net
オットー大佐は作戦失敗に備え、アデン基地の宇宙港からインビジブルナイツを月面へと向かわせる手はずを整えていた。
だが拠点狙撃用のデータが失われており、質量弾攻撃で連邦軍に戦略的被害を与えることは不可能になった。
もはや連邦脅迫という目的は達成できず、水天の涙作戦は無意味な作戦と化してしまったが、
インビジブルナイツの一同は、フリッツやオットー大佐、そして多くの戦友達の死を無駄にしたくない一心で作戦続行を決意する。

アデン基地に到着し、HLV(物資輸送用のシャトル)で宇宙を目指すインビジブルナイツだが、基地の周囲を連邦軍の大部隊が包囲していた。
時間稼ぎのため、イフリート・ナハトで出撃するクリスト(イフリート・ナハトは宇宙で運用できない為、基地に放棄されていた)
ファントムスイープ隊隊長機『ジーライン』に特攻するクリストだが、突如飛び出してきたジム・コマンドに阻止される。
そのジム・コマンドにはタチアナが搭乗していた。通信によって兄妹は互いの存在を悟るが、そのままアデン基地の自爆に巻き込まれてしまう。
兄と姉のような存在を同時に喪い、愕然とするエリク。

HLVは発進に成功。月に向かうインビジブルナイツは、ジオン残党組織デラーズ・フリートから連絡を受ける。
『星の屑作戦』を控えた彼らは援軍こそ出せないものの、ガンダムに匹敵する性能を持つMS『高機動型ゲルググ』を支給してくれた。
また、同艦隊のエースパイロット、アナベル・ガトー少佐からも「幸運を祈る」とのメッセージが届けられた。
(オペレーターが「メッセージが届いた」と報告するだけで、ムービーやボイスは無い)

月面の残党組織と合流したインビジブルナイツはマスドライバー奪取作戦を実行する。
作戦は順調に進んでいたが、ファントムスイープ隊の『重装フルアーマーガンダム7号機』によって友軍母艦であるムサイ軽巡洋艦が撃沈されてしまう。
インビジブルナイツは単独でのマスドライバー奪取に成功するが、質量弾発射直前にファントムスイープ隊の襲撃を受ける。
防衛戦の末、何とか敵隊長機であるフルアーマーガンダム7号機を撤退させ、隊員機のジーラインを全滅させるインビジブルナイツ。

しかし、ガンダム7号機が単機で再度襲撃を仕掛けてきたうえ、後方からは連邦の大部隊が接近していた。
大部隊の到着は質量弾発射に間に合わないが、ガンダムと交戦すれば撤退が遅れ、インビジブルナイツ全員が包囲殲滅される。
隊の一同は「徹底抗戦を訴えるが、エリクは「お前たちは生きろ。そしてこの戦いの意味を見届けてほしい」と語り、
部隊を撤退させ、自らもゲルググ単機でガンダムに立ち向かう。
マスドライバー施設の内部でガンダムと対峙し、搭乗者のユーグと初めて会話するエリク。

エリク「オデッサで会った時から、お前とはこうなる運命だったようだな」
ユーグ「この戦闘は無意味だ!これ以上、悲しみを増やすな。戦争は終わったんだぞ!!」
エリク「それで人の心が解放されるものか。勝った者には分からない……負けた者の痛みなど」
ユーグ「命の散る悲しみなら知っている!」
エリク「それで十分だ。お前……名は?」
ユーグ「ユーグ・クーロだ」
エリク「短い付き合いになるが覚えておけ、エリク・ブランケの名を……さぁ、始めよう!」

二人は撃ち合い、斬り合いながら、タチアナ=シェリーへの想いを吐露する。
タチアナや戦友達との約束を果たさなければならないと語るエリク。シェリーは作り物の流れ星による虐殺など望んでいなかったと語るユーグ。
同じ女性を知る二人の男は、決して分かりあうことはなかった。

ユーグ「あと一歩が……!」
傷ついたガンダム7号機は火花を散らしながら、その機能を停止する。

ゲルググの掌に乗り、マスドライバーの発射を見守るエリク。
「作り物だとしても、願いの一つくらい……叶えてみせろ!」
水天の涙は地球へと放たれ、遂にインビジブルナイツの作戦目的は達成された。

同時に連邦軍の大部隊がその場に降下してきた。数え切れないほどの敵機を前に、エリクは不敵な笑みを浮かべるのだった。 (完)

207 :機動戦士ガンダム戦記:2014/07/14(月) 22:19:11.31 ID:nNxSLsmn0.net
なお、漫画版だとガンダム七号機がゲルググに勝利。
質量弾は発射されてしまうが、直前にガンダム7号機がマスドライバーにビームサーベルを突き刺していた為、
軌道が逸れて地表には落着せず、重力に砕かれた無数の破片が流星群=水天の涙として降り注いだという事になっています。

ゲルググを撃墜されて投降したエリクは、ジオン共和国(残党軍とは別系統のジオン系組織)の裁判で極刑を言い渡されている。
一方、シェリー・アリスン=タチアナ・デーアはクリストの機転で命を救われており、
連邦軍准将の計らいで「ジオンのスパイ、シェリー・アリスンは死んだ」という扱いで解放された模様。

208 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/15(火) 13:08:33.59 ID:kMSHrjbS0.net
リネン室にあった鍵を取り車庫へと入ってみると、そこには丹さんと倒れているキリナさんの姿があった。
「誤解しないでください。彼女、生きてたんだ。車庫に入ったら彼女が倒れてて……とにかく、食堂に運んで手当てしましょう」
キリナさんを食堂に運ぶと、やがて彼女は意識を取り戻した。
「一体、何があったんだ?いや、誰が……」
「夏希ちゃんが……」
「夏希ちゃんなら無事だよ。それより、君を殺そうとした犯人は!?」
「だから、夏希ちゃんが……私が台所にいたら、夏希ちゃんが突然おかしくなっちゃって……そしたら、四人の悪魔が……夏希ちゃん
の他に、恵理ちゃん・まゆみちゃん、美香ちゃんが凄い目で私を取り囲んで……」
その時カメラに異変が起こり、裕佳梨の危機を報せた。
「畜生!あいつら!キリナ、ここで待っててくれ!」
丹さんは怒りのあまり、食堂を飛び出していった。
「彼女たち、自分達のことを黙示録の天使と言っていたわ。でも彼女たちだけで、こんなひどいことできるはずが……」
丹さんを追って二階に行くと、瀕死の丹さんが遊戯室から出てきた。
「カメラさんか……もう駄目だ!キリナを……よろしくな」
丹さんは、そのまま息絶えた。

屋根裏部屋に縛られていた裕佳梨を助けようとすると、そこに夏希・恵理・まゆみ・美香の四人が現れた。
「みんなお願い、正気に戻って……」
「何それ。私達は元から正気よ」
「崇高な目的のために、頑張ってるの」

僕と裕佳梨は音楽室で縛られ、その周りを四人が囲み呪文を唱えていた。
「真理は、全て闇より出ずる。大いなる存在が黙示録の封印を解き、暗黒の地平を切り拓く。人の血がかの者の血となり、人の肉が
かの者の肉となる。新たなる契約が、我らとかの者との間になされる」
ローブを纏って現れたのは、なんと奥山さんだった。
「新たなる黙示録の織天使よ。古の黙示録に記された、七人の天使の血が枯れ果てる時が来た。最後の天使の血を、今こそ流し尽くすのだ!」
奥山さんが空に向かって叫ぶと、雷雲が現れその隙間からあの怪物の巨大な触手が降りてきた。
さらに何本もの触手の中心には、おぞましい巨大な化け物の頭部と思われる部分があった。
「この者たちが最後の天使。今こそ契約が成就する時……見よ!新たなる時代が今訪れる」
奥山さんがそう言って自らの手を大きく切り裂くと、流血は空の化け物の元へと登っていった。
しかしなぜかそのその流血は化け物を避け、化け物も拒否するような姿勢を取っていた。
「なぜだ!?なぜあの方はこの血に降臨されない!?黙示録の七天使を捧げようとしているのに!」
「あんたたち!いい加減になさい!馬鹿げた茶番劇はお終いよ!」
音楽室に入ってきたのは、瀕死のキリナさんだった。
「キリナ!なぜお前が……七人の天使の血が流れ命の火が消えぬ限り、あの方は降臨されない!」
四人がキリナさんに止めを刺そうとした時、巨大な化け物の触手が奥山さんを捕えた。
「な、なぜですか!私は、貴方の第一の使徒なのに……!」
奥山さんが殺されると、キリナさんは持っていた大火炎瓶に火を点け化け物に投げつけた。
そしてそれが爆発し辺りが火の海となった隙にキリナさんは僕らを解き、僕らは床の大穴に飛び込んで館から脱出した。

僕達三人は、四人の出演者と化け物ともども燃え盛る館を後にして森を歩いていた。
「あれって、あの闇の中で見たものって一体……」
「人間には、開けてはならない秘密の扉があるということさ」

END

209 :ザ・フィアー(the FEAR):2014/07/15(火) 13:09:52.52 ID:kMSHrjbS0.net
これでザ・フィアーは終わりです
ちなみに進め方によっては最初の彩の下半身を見つけるところでドッキリになるバッドエンドなんかもあります
あと丹が出演者たちを操っていたカラクリはかつてこの館で実験されていた『人に特殊な薬を飲ませさらに特定の周波を頭に流すと狂
暴になる』てな感じの研究であり館の随所にその名残を見ることができます
さらにかつてこの館で撮影された特別番組のスタッフの中に丹の親族らしき人物の名前があるためそれを通じて丹はこの研究のこと
を知ったと思われます

210 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/16(水) 04:01:57.27 ID:bW6lf0yl0.net
おつおつ

211 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/20(日) 08:29:19.37 ID:Dla0buI4O
Vitaの忍道2やってみたんだけど、既出の3つのエンディング以外に楓生存endなんて無かった。

212 :ふしぎの海のナディア(メガドライブ):2014/07/21(月) 16:31:03.77 ID:Rh2wtZXp0.net
第6章前編

?「ナディア‥‥ナディア‥‥」
ナディア「誰‥‥私を呼ぶのは‥‥‥‥もう、放っておいて‥‥。‥‥ジャン‥‥ごめんね‥‥‥‥私のせいで、こんなに辛い思いさせて‥‥ごめんね‥‥‥‥ごめんね‥‥。」
?「ナディア‥‥ナディア‥‥」
ナディア「お願い‥‥誰だか知らないけど、私に構わないで‥‥。」
?「そうはいかぬ。」
ナディア「‥‥何故‥‥?」
?「それは、そなたが私の正当なる継承者だからだ。」
ナディア「‥‥え?それじゃ−−」
?「そうだ。私は、そなた達がブルーウォーターと呼ぶ者だ。」
ナディア「ブルーウォーター‥‥貴方は、一体何なの?」
?「古代アトランティスの守護者であり、アトランティス人の意識の集合体だ。全てのアトラスの民の魂は、我と共にあり、大きな力を蓄えてきた。」
ナディア「‥‥その力のせいで、たくさんの人が死んだわ‥‥。」
?「そうだ。」
ナディア「貴方なんか、いらない!どうして、私を助けたの‥‥‥‥私はあのままジャンと一緒に死にたかったのに‥‥。」
?「ナディア‥‥」

213 :ゲーム好き名無しさん:2014/07/27(日) 13:38:02.97 ID:Y/NkWHil0.net
お疲れ様です!

214 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/03(日) 15:47:08.42 ID:v8Qq7Deuh
エピソード2のストーリーを投下します。
それに合わせてwikiのエピソード1の話も一部、修正します。
事前に言っておきますがエピソード1の話を知らないと解りません。
エピソード1の話はwiki参照。

215 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/03(日) 15:49:12.22 ID:v8Qq7Deuh
1章
・プレイヤーキャラクター(以降、PCと略称)はショップエリアでシオンと会う。
彼女がPCに新しいマターボードを渡そうとすると、一人のニューマンの男が姿を現した。
彼はシオンがマターボードを渡しているPCを除いて認識されない筈のシオンを認識して語りかける。
(その姿はシオンのストーカーにしか見えない。
そして、事情を知らない人が傍からその光景を見れば完全に危ない人である)
オラクルの研究部である虚空機関の長ルーサーはシオンに言いたい事を言って去って行った。
シオンはルーサーの存在こそがPCに全てを託す(マターボードを使わせている)理由だと言う。
ショップエリアの3階からクーナとカスラがその光景を見ていた。
二人はシオンの存在を認識出来ないのでルーサーがPCに接触してきたと勘違いする。
カスラによると、ダークファルスの復活によるアークスの信用失墜と
ハドレッドの離反で自分達のしてきた事が外部に洩れた事により、
目論見にズレが目立ち、苛立ったので姿を現したらしい。
どうやら、二人はルーサーを憎悪しているようだった。
(普通なら、初登場の時点でルーサーは物語的に道化である事が確定する程の小物振りを晒している事になるのだが・・・)

・新しい惑星が発見され、オラクルはその惑星をウォパルと命名する。
発見された理由はウォパルからアークスへ向けての救難信号が発信されていたからだそうだ。
これを受けたアークスは何故かダークファルス(以降、DFと略称)と同レベルの案件として全員に探査命令を下す。
ウォパルに降り立つと、そこには青い空と海、そして白い砂浜が眩しい海岸があった。
それを知ったオラクルの人間の中にはウォパルの海岸にリゾートを造ろうと考え、
建設予定地にいる原生生物を一掃するよう依頼する者まで現れた。
だが、ウォパルには既にダーカーが姿を見せており、ウォパルの原生生物もアークスに襲い掛かってくる。
ウォパルの原生生物が襲ってくる理由を多くのアークス達は他の惑星の生物と同じく、
ダーカーに侵食されて彼らの尖兵にされていると考えていた。

・ジグに例の武器の正体はクラリッサだったと話すと、ジグは耳を疑う。
彼によると、クラリッサは三英雄の一人が持っていたワンオフモデルの武器であり、
それにしてはスペックが低すぎると言う。
10年前の事件が原因で紛失し、その部品が3つの惑星に流れ着いたのだろうか?
(ジグにクラリッサの事を伝えるのが遅すぎる気がする)

・PCがウォパルで救難信号の発信源について調査していると、
一人でダーカーを殲滅している同期のアークスを見つける。
彼は殆ど休まずにダーカーと戦っていたらしく、少々、足元がおぼつかない。
心配になったPCは声を掛ける。
だが、声を掛けられた同期のテオドールは心配無用とばかりにダーカー狩りを続ける。

216 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 15:50:44.22 ID:v8Qq7Deuh
・引き続きPCが救難信号の発信源について調査していると、エコーと再会する。
彼女はゼノの代わりになると意気込んでいた。
調査を続けようとした二人に一人の原住民が声を掛けてきた。
流暢にオラクルの言葉を話す原住民カブラカンは行方不明になった親友を探しているようだ。
PCとエコーは彼の親友を探すのを手伝う事にした。
人探しをしていると凶暴な原生生物の巣窟付近でカブラカンの親友カマロッツを発見する。
だが、そこに凶暴化した大型の原生生物が襲い掛かってきた。
PCとエコーは原生生物を迎撃する。
凶暴化した大型の原生生物を倒すが戦いの内容は、エコーがPCの足を引っ張る。という散々なものだった。
うなだれるエコーにカブラカンは励ますように一緒に親友を探してくれた事に対して礼を言う。
その後、砂浜に落ちているアークスの通信機を見つける。
どうやら、これが救難信号の発信源のようだ。
何故、アークスの通信機が落ちていたのだろうか?
そういえば、カブラカンは流暢にオラクルの言葉を話していた。
PCは新しい疑念を抱きながら通信機を回収してエコーと共に帰還していった。
(EP1の頃から思っていたが、無限の冒険というキャッチコピーを掲げ、
広大な宇宙を舞台にしている筈なのに世界が狭く感じられる……)

・PCは気になる事があるのでウォパルを探索していると、テオドールと再会する。
彼に誘われる形で辺り一帯のダーカーの駆除を手伝う。
二人は一帯のダーカーを道端のゴミ拾いでもするかのように、容易く片付けてしまう。
一区切りがついたので一息ついていると、テオドールはダーカー殲滅に拘る理由を語り始める。
(エピソード1の7章の時に)アークスシップがダーカーに襲撃された際、ダーカーに殺された親友の仇を討つ為らしい。
ちなみに、その親友はアークスの職員になったばかりで、アークスの職員になれた事を喜んでいたそうだ。
そこにルーサーが姿を現す。
ルーサーはテオドールの才能に興味を示し、君が憎む敵を殺し尽くせる程の力が欲しくは無いか?と彼を誘う。
PCはテオドールを引き留めようとする。
だが、ダーカーを滅ぼす為の力を渇望するテオドールはルーサーの誘いに応じる。

217 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 15:55:48.12 ID:v8Qq7Deuh
2章
・ショップエリアでシオンと会い、彼女が新しいマターボードを渡そうとするところにマトイが姿を現す。
彼女もシオンの存在を認識できるらしい。
シオンはマトイに自分を信じてくれるよう頼む。
マトイはPCがシオンの事を信じているので自分も彼女を信じるそうだ。
(EP1で「必要だから」とマターボードで起こされたDFの復活および襲撃による百万人以上もの人々の死亡などを考えれば、
PCは疑いの目を向けているのが自然であり、シオンを信用に足る人物と判断するには無理がある。
プレイヤーに自由意志など存在せず、PCがシオンを信じていると勝手に決め付けられる。
ただし、「PCがシオンに操られている」のであれば問題は無い……。)

・PCが探索していると、クーナと再会する。
彼女は自身がオラクルの支配者達に不信感を募らせているのを見抜かれ、
更に彼らが忠実で優秀な手駒を手に入れたらしく、今はアイドルとしての活動に専念させられているようだ。
そして、クーナによるとオラクルやアークスの上層部は自分達の顔に泥を塗ったPCの事を目障りに思っているらしい。

・龍族の聖地とされる龍祭壇を探索していると、コ・レラ(コレラ菌では無い)やアキと会う。
コ・レラの話によると龍祭壇は肉体を失った龍族の魂が還る神聖な場所だと言う。
そして、魂が無事なら龍族は龍祭壇で新しい肉体を得て転生する事が出来るそうだ。
だが、ダーカーに侵食されると魂まで汚染されて転生できなくなってしまうらしい。

・PCがアキと共に龍祭壇を探索しようとしていると、コ・レラから援軍要請とロ・カミツの捜索を依頼される。
今、龍祭壇はダーカーの襲撃を受けており、その所為でロ・カミツが行方不明になってしまったそうだ。
二人は急いで現地へ向かう。
その途中でクーナと会う。彼女は別の理由で龍祭壇を訪れていたのだが、話を聞いてPC達に同行する事にした。
道中でアキは自分の過去を語り始める。
アキは昔、虚空機関に所属していて龍族の研究をしていた。その研究がオラクルの発展に繋がると信じて。
だが、虚空機関は彼女の研究成果を悪用して造龍の製作等を行った。
アキはルーサー達に自身の研究成果を悪用した理由を説明するよう求めたが答えては貰えず、逃げ出す形で虚空機関を抜けた。
ちなみに助手のライトは自分を監視する為に送り込まれた虚空機関の手下だそうだ。
一通りダーカーを片付けたところでロ・カミツを発見する。どうやら、無事なようだ。
龍族の長の姿を確認したクーナは造龍のハドレッドは転生できるのか、あるいは既に転生しているかを尋ねる。
造龍は転生出来ないとロ・カミツはハッキリと答えるが、造龍の最期は安らかなものだっただろうと言う。
今回の目的を達成した3人は帰還していった。

・PCが探索していると、サラと再会する。
彼女は、知り合いがPCと会いたいから龍祭壇に来て欲しいとだけ言って姿を消す。
・龍祭壇でサラと合流し、彼女の案内に従って進むと奥でロ・カミツと一人の少年が待っていた。
少年はシオンの弟シャオと名乗り、話を始める。
今、オラクルはルーサーによって、宇宙の星々を生きる者達にとってダーカーに勝るとも劣らない害悪と化している。
なので、癌細胞を排除してオラクルを正しい状態に戻したい。その為に協力して欲しいと言うのだ。
まず、シャオは信用を得る為に協力関係の証としてPCに何かを施し、
段取りはつけるのでマターボードを使って【巨躯】が復活した直後までタイムスリップして欲しい。と言う。
あの時の結末を少しだけ変える為に。

218 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 15:56:35.58 ID:v8Qq7Deuh
・【巨躯】が復活した時間の遺跡を訪れたPCをサラが出迎える。
そこに六芒均衡の一人であるマリアが姿を見せるが、
彼女はオラクルの支配者達と三英雄がDFを倒したと偽った頃からオラクルの支配者達に内心、反発していたらしく、
サラから聞いていた話が決定打となり、彼らを見限ってこちら側につく事にしたようだ。
マリアは戦技大会で(サラと組んだ時)主催者の一人であるクラリスクレイスを呼び出して大会を妨害していたので
PCは彼女を信用してみる事にした。
マリアはPCとサラにDFが復活したタイミングで何をするつもりなのかを尋ねる。
サラは「ダークファルスと交戦しているアークス(ゼノ)の救出」と答える。
彼女によるとDF【巨躯】の復活はルーサーを表舞台に引きずり出すのに必要な事だそうだ。
DF【巨躯】が復活したのは、ゲッテムハルトにダークファルスがナベリウスの遺跡に封印されている事と
PC達に修復させたクラリッサが封印の鍵である事実などを吹き込んでそそのかしたからだ。
そう、DFの復活はオラクルの支配者達とアークス上層部に対する不信感を民衆に植え付け、ルーサーを表舞台に引っ張り出そうとするシオンの意思によるものだ。
無論、【巨躯】には派手に暴れて貰う必要がある。
【巨躯】による犠牲者が多ければ多い程、ルーサーはDF封印の真相を隠蔽できなくなるからだ。
そしてゼノは、今の状態では無力だが、自分達が干渉すれば今の状況を覆せるほどの力を持つ特別な存在になるのだと言う。
ゼノを探し、遂に満身創痍のゼノと【巨躯】を見つけた。
【巨躯】がゼノにトドメを刺そうとしたところに3人は割って入り、【巨躯】と対決する。
戦いの末に【巨躯】を後一歩のところまで追いつめる。
追い詰められた【巨躯】は自身の身体が再生しないどころか、力が失われていくのに気づく。
どうやら、PCに施されたシャオの協力関係の証にはダークファルスの再生能力等を無効化する力があるようだ。
マリアは【巨躯】にトドメを刺そうとするが、突如現れた【仮面】によって弾かれる。
目的を達成した3人はゼノを連れて撤退する。
その後、ダークファルス【巨躯】はシオン達の計画通り、オラクル船団を襲撃して百万人以上もの死者を出す。
(この時点でシオンは極悪人ではないかと疑い始める人が大半を占めているだろう。
中にはシオンの正体はダークファルスではないかと疑う人も居るだろう。
ちなみに筆者は5章冒頭まで、話が進んでいく毎にその疑いを更に深めていきました。
しかし、信じられない事にストーリー上、シオンは「目的の為なら全生物を根絶やしにする事も厭わないド外道」ではなく、
「疑いの余地無く無条件に信じられる善人」である……。)
助けられたゼノは自分の無力さを痛感させられ、打ちひしがれていた。
そんな彼にマリアは自分の元で鍛え直す事を提案する。
提案を受け入れたゼノはエコーの為に自分が生きている事は黙って欲しいと頼む。
その方がエコーにとって良い薬になるだろうと(上から目線の)発言をする。
現代に帰還すると、現代のサラが通信で出迎える。
彼女が預かったシャオからの伝言によると、目論見は成功したそうだ。
ルーサーはゼノが救出された事に気づいていないので、
ゼノはマリアの修行によって強力な切り札になる。
(ルーサーの小物振りが更に際立つ)
サラは協力してくれた事に対して感謝の言葉を述べる。

219 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 15:57:47.03 ID:v8Qq7Deuh
3章
・リリーパの採掘場跡を探索しているとフーリエやリリーパ族と再会する。
リリーパ族はPCとフーリエの事を信頼してくれているようだ。
フーリエは逃走生活を続けるロジオに頼まれてリリーパについて調査しているようだ。
リリーパは最近までリリーパ族が発見されなかった程、不自然に調査が進んでいなかった。
故にリリーパを本格的に調査する事にしたらしい。

・リリーパの採掘場跡を探索していると、知り合いのアークス達が声を掛けてきた。
彼女らによると採掘場跡は新種のダーカーと未確認の機甲種が闊歩しているので
警戒区域に指定されているのだと言う。
にも関わらず、積極的に採掘場跡を探索するPCの姿を見て、その事を知っているか心配になったので確かめに来たそうだ。
PCはリリーパの採掘場跡が警戒区域になっている事を知らなかった。
不手際?嫌がらせ?知り合いはその場で思いついた可能性を口に出す。

・探索していると、ライトと再会する。
彼によると、ルーサーはアキの研究に対して利用価値が無いと判断しているようだった。
だが、ライト自身は彼女の研究に対して、何か価値があるのではないかと考えていた。

・オラクルの内部監査等が極めて甘く、そのおかげでオラクル上層部と虚空機関が好き勝手やっている事が判明する。
その事実に民衆の不満が更に高まっているのは勿論、一部のアークス達も上層部と虚空機関を批判しているようだが
彼らは全く意に介さず、更に大多数のアークス達が
「正義や悪の定義は人によって違うのだから善悪を理由に批判する方がオカシイ」
と民衆や一部のアークス達を嘲笑する始末だった。

探索していると、ヒューイと会う。
彼はクラリスクレイスを探しているようだ。
ヒューイによると現在、六芒均衡の奇数番(レギアス、カスラ、クラリスクレイスの3名)
に待機勧告がでているそうだ。
だが、クラリスクレイスは待機勧告を無視して出掛けてしまったらしい。
ヒューイはクラリスクレイスについて話を始める。
彼女は優れた天賦の才を持っており、あっという間に六芒均衡の一人になった。
無論、尋常ではない力を最初から持っている彼女の事を多くの人間が恐れている。
しかし、彼女は六芒均衡である前に、まだ幼い無知で無垢な子供だ。
何が正しくて、何が間違っているか、その判断すら危うく、振り回されてしまうほどに。
ヒューイはクラリスクレイスの行く末を案じる。
(EP1では一部、割愛してしまったがクラリスクレイスは人の上に立つ者として
「能力とは天賦のもの」「努力で伸びる能力など、たかが知れている」
と平気で発言する程、傲慢な性格であり、
どこからどう見ても自身の才能を鼻にかける傲慢な糞ガキでしかないが
信じられない事にストーリー上、皆から無条件に愛される無垢なヒロインである…。)

220 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 16:06:14.83 ID:v8Qq7Deuh
・PCはフーリエに誘われて共にリリーパ採掘場跡を探索する事にした。
リリーパは最近までリリーパ族が発見されなかった程、不自然に調査が進んでいない。
故にリリーパもナベリウスの時と同じく、オラクルの支配者達にとって都合の悪い事実が隠されている可能性がある。
PCがフーリエの誘いに応じたのは、その可能性について調べる為だった。
おそらく、ナベリウスの謎が明らかになってもロジオが逃走生活を続けているのは、リリーパについて彼も自分と同じ結論に達しており、
リリーパに都合の悪い事実が隠されていれば、それも明らかにするつもりなのだろう。
探索していると警らしていたマリアと会う。
40年前、三英雄と共にDFと戦った人物が自分達の前に現れた事に感激するフーリエ。
そんな彼女にマリアは話を始める。
英雄というのは基本的に、健気な理由で頑張って死んだ者が後の人々によって偶像化されたものだ。
故に英雄は憧れるものじゃないと断言する。
マリアと合流して採掘場跡の奥へと進んでいくと、ダークファルス【若人】と遭遇する。
彼女は何かを探しているようだった。
PC達は【若人】と対峙する。
だが、そこに大型の機甲種が乱入してきた。
大型機甲種はPC達と【若人】の双方に攻撃を仕掛けてきた。
侵略者に立ち向かう機甲種を見て【若人】は彼らから見たらアークスもダーカーと同じ敵でしかないと言う。
【若人】は大型機甲種の相手をPC達に押し付けて姿を消す。
3人は大型機甲種を返り討ちにした。
フーリエは【若人】の話に戸惑い、マリアとPCに自分達はダーカーと違うのか同じなのかを問う。
探索を終えて帰還する際にマリアは【若人】の発言に対して否定も肯定もせず、
ただ二人に自分の意思で自分の信じる道を模索して進むよう諭す。
(ちなみに、本来この場面は年長者が若者を諭すものの筈だが、
この時、マリアは「アタシのポリシーは気に入らないものをぶっ飛ばす事。」と子供染みた発言をする)

・PCがリリーパに降り立つと積極的に探索するアフィンの姿を見つける。
気になったので彼に声を掛けて合流する。
アフィンは戦技大会の時のDF(【若人】)を探しているようだ。
ダーカーを駆除しながら【若人】を探す道中、アフィンは話を始める。
10年前の事件で行方不明になった姉の手がかりを得ようと、事件について調べようとしたが
事件に関する情報は全て機密として扱われており、姉の行方の手掛かりを何一つ得る事が出来なかったそうだ。
話を終えたところで、苛立っている【若人】を見つける。
アフィンは【若人】に今の依り代は10年前から使っているのか尋ねる。
【若人】がそうだと答えると、アフィンは姉の行方について解答を得る。
実は【若人】が10年前にアークスを襲撃して甚大な被害をもたらしたDFで、
当時の六芒均衡の一人と相打ちになって肉体を失い、
その場を凌ぐ為にアフィンの姉ユクリータを適当に選んで新しい依り代にしたのだ。
アフィンの話を聞いた【若人】は依り代であるユクリータの抵抗を受けて頭痛に見舞われる。
ユクリータは元々、ただの一般人なので【若人】は不完全な状態だ。
おそらく、復活した直後の【巨躯】よりも弱いだろう。
【若人】を倒す千載一遇のチャンス。
だが、そこに新種のダーカーが二人の前に立ちはだかる。
その際の【若人】の発言によると、彼女の眷属では無いようだ。
二人は新種のダーカーを倒すが、戦っている間に【若人】に逃げられてしまう。
入れ物なら一般人の姉より良い肉体がアークスにいくらでも居た筈だ。なのに、なんで姉が!?
アフィンはやり場の無い憤りを覚える。
(まったくだよ。それとユクリータが粗悪な入れ物なら、10年の間にもっとマシな依り代に取り換えていると思うのだが…。)
若人を見失った二人は帰還する事にした。

221 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 16:07:39.09 ID:v8Qq7Deuh
閑話(仮称)
(判明する事実などからして本編としか思えないが、ストーリークエスト等にある話では無く、無視する事も出来る為、閑話とします)
・ある日、PCはアリスというニューマンらしき女性と会う。
彼女は、ある理由でアークスについて調べており、その協力を依頼される。
その際の口振りからして既にアリスはPCの事を知っているようだ。
依頼を受けて、異種族間の恋愛意識やダーカー以外の生物と戦う事についてどう思っている等について調べてまわる事になった。
まず、異種族間の恋愛意識については、ほぼ全ての人間が異種族間の恋愛意識に抵抗が無いという結果が出た。
その結果にアリスはある種の不気味さを感じる。
何故かというと、前にもオラクルにおける異種族間の恋愛意識について調べたのだが、
結果は今回の調査と同じだった。
その時は対象に偏りがあったと考えていたのだが、そうでは無いようだ。
種族別の偏見や差別が無いのは良い事なのだろうが、ここまでくると気味が悪い。
次にダーカー以外の生物と戦う事についてどう思っているかの聞き込み等を行う。
大多数のアークス達は、
ダーカー以外で自分達に襲い掛かるのはダーカーに侵食されて凶暴化した生物
あるいは元から凶暴でコミュニケーションの余地が最初から無い生物と断言する。
それにダーカーの影響を受けていない生物に正当な理由無く危害を加える事は禁止されている。
故に自分達は侵略者などでは無く、自分達は正しいと豪語する。
だが、PCとアリスには彼らの発言が詭弁にしか聞こえなかった。
その後もアリスからの依頼をPCはこなしていく。
依頼を一通り終えた時、アリスはPCに調査を手伝ってくれたお礼として、報酬とは別に話を始める。
アリスの正体はオラクルの人間では無く、オラクルが見つけていない文明から派遣された諜報員の一人だ。
その文明はオラクルを危険視しており、オラクルの実態を把握する為に自分達を派遣した。
今も仲間達がオラクル内部やウォパル等でオラクルの実態を把握するべく調査していると言う。
とはいえ、既にオラクルの支配者達は自分達の存在に気づいており、
更に自分達がオラクルと戦争したら自分達に勝ち目は無いとの事。
そして、アリスは、これまでの調査で浮かび上がった事実を告げる。
オラクルは、表向きはダーカー根絶を掲げているが実際は根絶する気など毛頭無い。
自らの侵略および略奪行為を正当化するのに必要不可欠な存在だからだ。
そう、オラクルはダーカー駆除と惑星調査を大義名分にして「惑星侵略の尖兵」であるアークスを送り込んでいる。
ダーカー根絶の為でもなければ正義の為でもない、私利私欲の為にだ。
無論、アリスらはこの事実を自分達の本国に報告するつもりだ。
とはいっても、オラクルと敵対すれば確実に負ける為、彼らはオラクルとは極力関わらないと決定を下すだろう。
この話を信じるか信じないかは貴方次第だとアリスは言う。

222 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/03(日) 16:10:30.70 ID:v8Qq7Deuh
外伝
・PCがいつものようにキャンプシップに乗って探索に出かけようとすると、
突如、キャンプシップごと何処かに転移させられてしまう。
気がつくと、ダーカーの巣窟(ダーカーによって作り変えられた旧アークスシップ)の中に居た。
辺りを見渡すとメルフォンシーナの姿を見つけ、彼女と合流する。
彼女も連れてこられたそうだ。
だが、【巨躯】を探していたメルフォンシーナは都合が良いと【巨躯】を探し始める。
PCはダーカーの巣窟から脱出する方法を探す為に同行する。
敵地のド真ん中である以上、下手に動かず、救難信号を発信して他のアークスに救援に来てもらう事も考えたが
リリーパの採掘場跡が警戒区域になっている情報が自分にだけ伝えられなかった事を考慮すると
仮に救難信号を発信しても自分達の事を快く思わないオラクル上層部とアークス上層部が救難信号を握り潰すだろう。
故に自力で脱出するしかないと結論付け、各個撃破されないよう彼女と力を合わせて脱出する方法を探す為に同行する事にした。
ダーカーの巣窟ではダーカーとダーカーによって作られたアークスのクローンが襲い掛かってくる。
クローン達の中にメルフォンシーナのクローンがおり、話を始める。
10年前、ダークファルス【若人】がオラクルを襲撃した時、
姉のようになりたくてメルフォンシーナが出てきたばかりにゲッテムハルトは狂った。
彼女自身が姉に代わりたかったというのが動機だ。
彼女がクローンを倒し、引き続き脱出する方法を探す。
その最中にまたしてもメルフォンシーナのクローンが現れる。
彼女が出てきたばかりに、彼女を守る為にゲッテムハルトの目の前で彼女の姉はダークファルス【若人】に殺された。
それ以来、ゲッテムハルトは彼女を彼女の姉の名前で呼ぶようになった。
クローンを倒して移動すると、クローン製造機を見上げる【巨躯】を見つける。
【巨躯】は優秀なアークスを拉致し、そのアークスのクローンを量産して戦わせる
という【巨躯】以外の誰かが考えた作戦が気に入らないようだ。
PCと【巨躯】が対決する。
二人の戦いにメルフォンシーナ改めメルランディアが割って入り、
【巨躯】にゲッテムハルト様を返せと迫るが一蹴されてしまう。
【巨躯】は興を削がれたと言って戦いを止め、二人をダーカーの巣窟から解放する。
アークスシップに帰還する際、PCとメルランディアは今回の件について二人だけの秘密にし、誰にも口外しない事にした。
(一応、メルランディアはDFの封印解除の実行犯という死刑あるいは終身刑になってもいいくらいの重罪人になっている筈なので、
ロジオと同じく逃走生活をしていないと不味いと思うのだが・・・
仮にDF【巨躯】復活の原因が不明という事にされていても
オラクル上層部はカスラを通じてメルランディアがDFの封印解除の実行犯という事実を把握しているので、
オラクル船団には居られなくなる筈である。)


続く
(続きは後日、投稿します。)

223 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/04(月) 17:18:35.34 ID:bMHmJxEz0.net
リクエストさせていただきます
PCE SUPER CD-ROM2の「とらべらーず! 伝説をぶっとばせ」をどなたかお願いします

224 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/07(木) 18:49:35.80 ID:77Gj/5k30.net
WIKIのメトロイドプライム(ゲームキューブ)の項目読んだら
作品の概要レベルで殆ど物語に触れてないしwikipediaの方がストーリーに詳しいのではって感じだったが放ったらかしでいいのかな
ここで聞いてよかったかわからんけど既出だったり空気読んでなかったらごめんね

225 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/07(木) 23:58:14.37 ID:GBafi+xu0.net
物足りないなら書き足しても良いのよ

他の個人サイトとかのコピーとかじゃなきゃとりあえずどんなものでも良い
無論、出来の良し悪しでリテイクを求める依頼が出ることもあるのだが

226 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/08(金) 08:07:33.78 ID:zKt72TFS5
最終幕配信記念ってことでシェルノサージュ行こうかな。予約

227 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/08(金) 09:01:03.18 ID:IxitxXq00.net
足りないと思うならやっちゃっていいぜ

書きかけになってるFalloutのいろいろの続きまだかな・・・

228 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/08(金) 22:37:17.84 ID:h/aJkWxk0.net
書いてる途中でもしやと思ってググったら、エンディング以外の全セリフをかきだしたサイトがあった
皆もここでお願いする前に、一度はググってみるのをお勧めする

229 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/08(金) 23:16:39.14 ID:h/aJkWxk0.net
●このスレの までをWikiに収録
・以下を追加
「四次元の恋人」「ザ・フィアー(the FEAR)」
「機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081」

●未解決一覧
・以下を消去
「四次元の恋人」「ザ・フィアー(the FEAR)」

・以下を追加
PCE SUPER CD-ROM2「とらべらーず! 伝説をぶっとばせ」
連絡用掲示板から
PSP「your diary+」
PS2「ぴゅあぴゅあ 耳としっぽのものがたり」
Xbox 360「ドリームクラブ」

●執筆予告
・以下を消去
【6月】「霧雨が降る森」

230 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/08(金) 23:58:31.09 ID:FuKnffoci.net
最終幕配信記念ってことでシェルノサージュ予約。

231 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:19:22.49 ID:lmaOYdCNG
続きを書きます。


4章
・シオンとルーサーが話をしていた。
シオンの行動をルーサーは無駄と言う。
民衆の不信感を煽るシオンの策略など、自分にとって退屈凌ぎにしかならない。
何よりシオン自身が自分の手中にある。
故に全て無駄であり、大人しく自分と一つになった方が楽だと断言する。
それからPCに好きにして構わないと言う。
イレギュラーはあった方が刺激的で面白いからだそうだ。
そして、ルーサーは姿を消す。
シオンによるとルーサーは物事の過程を楽しもうとする点を除けば既に人間では無いらしい。
彼女は新しいマターボードをPCに渡して姿を消す。

・ウォパルの海底に降り立つと、不思議な施設が幾つも視界に入る。
現在、謎の施設について調査中だが施設を破壊する者が居るらしく、調査は進んでいないようだ。
そこでウォパルの海底を探索しているとカスラと再会する。
彼はPCに、海底には深入りするな。と脅迫するフリをして遠回しに
ウォパルの海底にはオラクルの支配者達の不正に関わる何かが隠されている事を教える。

・海底を探索しているとサラと再会する。
彼女の話によると海底の施設にはルーサーの所業に関する何かが隠されているのだと言う。
とにかく、二人で海底を詳しく調べる事にした。
調査の途中でカブラカンと再会し、彼にまだ破壊されていない施設の場所を教えて貰う。
流暢にオラクルの言葉を話すカブラカンと奥地の施設にあったデータを見てPCとサラは一つの結論に達する。
かつてウォパルはオラクルに侵略された事があり、制圧完了後はルーサーが統括する虚空機関の実験場になった。
施設については元々、存在していたものを改造したようだ。
そこではダーカーと原生生物を合成するなどの様々な実験が行われていたのだろう。
つまり、これまでウォパルの原生生物と思われていた生物は
虚空機関によって生み出された生物が野生化したものだ。
カブラカン達についてもほぼ同じだろう。
そして、ウォパルでやりたい事は全てやり終えたので惑星ごと放棄したらしい。
更に調べると、かつてDF【巨躯】がナベリウスの環境を変えたように
ダーカーの因子を利用して惑星を改造する実験をしていた事まで判明する。
要するにウォパルの正体はオラクルに侵略された惑星の成れの果てだったのだ。
そこに突如、虚空機関によって生み出された生物が姿を現し、襲い掛かってくるが改造された生物を返り討ちにする。
データを回収した直後、PCとサラは気配に気づいて物陰に隠れる。
姿を現したのは、ルーサーとテオドールだった。
だが、テオドールの姿は前回会った時から別人と思える程に変化していた。
施設にいた改造生物が既に倒されているのを見つけたルーサーは
施設にあるデータが何者かに盗まれている可能性に気づくが大して気に病む事も無く、テオドールに施設を破壊させる。
元々、ここを訪れたのは改造したテオドールの試運転の為であり、今更、過去のデータが盗まれたところで何の問題もない。
テオドールはその事に対して疑問に思うが、シオンやマリア達にとって、もう全てが手遅れだとルーサーは言う。
ルーサーはテオドールを引き連れて去って行った。
施設を破壊する際にテオドールが放ったテクニックの威力を目の当りにしたサラはルーサーが強力な手駒を新しく手に入れた事を知る。
ちなみにサラによると、ルーサーの手下の中でもあれ程のテクニックが使えるのはクラリスクレイスだけだったそうだ。
とにかく、二人はルーサー達が気づいていない内に海底の施設にあったデータをシャオの元へ転送する。

232 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:20:45.67 ID:lmaOYdCNG
・ライトと再会する。
彼によると、虚空機関の目的はオラクル船団の為に様々な生命の進化などを研究する事。
そして、その研究成果はオラクル船団繁栄の為に使われる。
とは言っても、それは表向きの目的。
詳細は解らないが、本当は全知へ至る為の研究をしているそうだ。
その為には一切の手段を選ばず、自分達以外の犠牲も顧みない。
ここでいう自分達というのはオラクル船団ではなく、オラクルの支配者達と虚空機関の事だ。
無論、この話は機密だが何故、話したのかというと、
ライトは自分達のしている事が正しいか否か分からなくなってきたからだと言う。
目的はどうあれ、虚空機関の研究成果がオラクル船団繁栄に大きく貢献しているのは事実であり、
虚空機関の研究無くして今のオラクルの繁栄はなかっただろう。
だが、それは無数の屍とおびただしい量の血によって築かれたものだ。
その現状が正しいのか間違っているのかが分からない、と彼は言う。

・ダーカー狩りをしていると、カスラが声を掛けてきた。
彼はPCの事を高く評価し、オラクルの支配者達や六芒の一人であるクラリスクレイスから
敵視されてなければ次代の六芒均衡の一人になっていたかもしれないと言う。
PCはダークファルス【巨躯】の件と戦技大会の件から六芒均衡に対して疑念を抱いている事をカスラに伝え、その存在意義を問う。
カスラはPCの置かれている状況等を考慮した結果、真実を語る事にした。
六芒均衡(特に奇数番)の存在意義はオラクルの支配者達がいる旗艦マザーシップを守る事。
彼らは自分達とマザーシップが無事なら、たとえオラクル船団そのものが壊滅したとしても再建可能だと思っている。
更にカスラは話を続ける。
オラクルの支配者達にとってアークスは惑星侵略の尖兵。
ダーカーは自分達の侵略および略奪行為を正当化するのに利用している存在。
そして、幹部クラス未満のアークスや一般市民は文字通り消耗品としか思っていない。
自分やマリアは内心、オラクルの支配者達に反発しているが自分は時が来るまで忠犬を装うつもりなので、
いざという時はマリアを信じて欲しいと言って話を切り上げ、早々に立ち去っていった。

・エコーに海底を一緒に探索するよう誘われる。
現地でエコーとカブラカンの2人と合流する。
3人で海底を探索する途中、エコーが海底施設についてカブラカンに幾つか質問するが
カブラカンは施設について全く解らないそうだ。
探索を続けていると、ダーカーに侵食された改造生物が襲い掛かってきた。
PCとエコーは迎撃するが戦いの途中で、どこからともなく放たれたテクニックによって改造生物が一撃で倒される。
テクニックを放ったのはテオドールだった。
そして、テオドールに倒された改造生物を失敗作と吐き捨て、ルーサーが姿を現す。
彼によると、テオドールに与えた力の試運転の最中にPC達と偶然、鉢合せしただけらしい。
シオンはもう終わりだとルーサーは言う。
シオンがPCに協力を依頼する以前から既に大勢は決しているからだ。
それからエコーに提案する。
君が望むならテオドールのように力を与えよう。それで自分の守りたいものを守ればいいと。
エコーは現在の能力こそ低いが、
今抱えている喪失感と絶望で牙を研げば大きく化けるかもしれないと言う。
だが、エコーは人の心の隙に付け込むルーサーを最低の人間と評して彼の誘いを蹴る。
返答を聞いたルーサーは好きにすればいいと言ってテオドールを連れて帰って行った。

233 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:21:57.45 ID:lmaOYdCNG
5章
・PCはシオンの元に足を運ぶ。
シオンは昔話を始める。
かつて人間だった頃のルーサー達にシオンは面白半分で知識等を与えたらしい。
それはシオンからすれば些細なモノであったが彼らはそれを消化して独自の発展を遂げた。
それを面白がったシオンはルーサー達に更なる知識等を与え続けた。
しかし、人は怠惰な生き物だ。
結果、彼らは野心に目覚めて我先にと自分の英知と力を手に入れようとするようになった。
今思えば、この結果は必然だったのだろうとシオンは言う。

・メルランディアと再会する。
彼女はクラリッサを探しているようだが遺跡でDF巨躯が復活して以降、何処に行ってしまったらしい。
クラリッサを持っていたメルランディアによるとアレは正しい持ち主が扱わなければいけない物のようだ。

・PCはテオドールが(エピソード1の7章で)アークスシップがダーカーに襲撃された事件の真相を調べている事を知り合いのアークスから聞く。
そこでPCは、その事件についてクーナに尋ねるが、
彼女によるとその事件に関する情報はレギアスによって隠蔽されているらしく、
特に事件当時の居住区に関する情報は自分の権限では全く確かめられないそうだ。
それを聞いたPCはテオドールの親友の仇はダーカーではなく、オラクルに居るのでないかと疑い、
事件の真相を知る為にマターボードで事件当時へと跳ぶ。

・ダーカーに襲撃されている事件当時のアークスシップに到着すると、
PCのサポートパートナーに憑依したシャオと会う。
PCとシャオは事件に関する情報が隠蔽された居住区の方へと向かう。
すると、ダーカーに囲まれて孤立しているウルクを見つける。
すかさず、PCはダーカーを片付けてウルクを助ける。
ウルクはPCに礼を言い、帰還しようとするがシャオに引き留められる。
彼によると、ウルクは既に死んだ事になっているらしい。
試しにPCがウルクの生死について問い合わせてみるとウルクは死亡者扱いになっていた。
PC達が助けなかったら彼女はダーカーに殺されているか、
無事、帰還しても虚空機関の人間に捕えられて最終的には実験動物にでもされて殺されていたのだろう。
それを聞いたウルクはショックを受けるが、直ぐに立ち直ってアークスひいてはオラクルを正す事を決意する。
(このウルクの立ち直りの速さは人によってはギャグにしか見えないだろう)
アークスシップに潜入していたサラと合流し、ウルクをシャオとサラに預けてPCは現代に帰還する。

・現代に帰還してマトイと話をしているとシオンが姿を現す。
彼女はPCとマトイの二人に
自分はオラクルの中枢であるマザーシップ中枢部で最後の仕上げに取り掛かると告げ、姿を消す。
二人はマザーシップへ向かう事にした。

234 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:23:38.53 ID:lmaOYdCNG
・マザーシップに辿り着いた二人はシャオの案内に従って進む。
その頃、マザーシップ中枢部ではルーサーを筆頭に虚空機関幹部が一同に集結し、
シオンを乗っ取る準備を整える。
だが、ルーサーは用済みとばかりに彼らを抹殺してしまう。
一方、各アークスシップでは敵がマザーシップに侵入したという報せを受けて大騒ぎになっていた。
各アークスシップに居るアークス達にレギアスが状況説明等を始める。
マザーシップに侵入したのはPCで、PCの正体はオラクルに敵意を持つ外部の組織のスパイであり、
オラクルに組織の工作員を手引きして諜報活動を行っていた。
更にその組織はPCとダークファルス【若人】を介してダーカーと結託しており、
彼らの求めに応じてナベリウスに封印されていたダークファルス【巨躯】を復活させるなど、宇宙に災いをもたらしている。
目的については不明だがダーカーと結託して災厄を撒き散らしている以上、
宇宙の星々を生きる者達にとって善からぬ事を企てているのは間違いない。
これらの理由でPCとPCの所属している組織をオラクルの敵と断定し、彼らの殲滅を宣言。
敵の工作員であるPCの抹殺を命令する。
フーリエを始め、アークスの中でPCの事をよく知る者達はレギアスの話に疑問を感じる。
しかし、そんな彼らにレギアスは絶対令(と書いてアビスと読む)を発動させて操り人形にしてしまう。
(読みとされるアビス(abyss)という英単語に命令といった意味は一切ない。
というか、そんなものがあるならルーサー達は最初からPCにアビスを使用して
シオンの目論見やマターボードについて聞き出すべきだったのでは?
まあ、2章で指摘した問題も含め、
「シオンがマターボードを通じてアビスよりも強力な洗脳をPCに施して操っている」のであれば問題は無いけどさ……。)
そして、洗脳されたアークス達をマザーシップに送り込む。
引き続きマザーシップ内を進んでいたPCとマトイに、洗脳された知り合いのアークス達が襲い掛かってくる。
マトイは説得を試みるが洗脳された彼らは、ただ命令に従ってPC達を殺す事しか考えられなくなっていた。
やむを得ず、彼らと戦う事になる。
洗脳されているだけの知り合い達を殺すわけにもいかず、PCとマトイは攻めあぐねていた。
だが、不意に知り合いのアークス達が正気を取り戻す。
それを喜ぶのも束の間、突如としてダーカーの大軍がオラクルを襲撃してきた。
アークスシップのみならずマザーシップも攻撃に晒される。
洗脳されていたアークス達は率先してダーカーの相手を引き受け、PC達を先に進ませる。
二人はダーカーを片付けながら更に進み、マリアと合流する。
しかし、そこにヒューイが姿を現す。
PCとマトイは身構えるが、彼に交戦の意思は無いらしい。
無論、ヒューイもオラクルの実態を知りながらも黙認し、ルーサーを始めとするオラクルの支配者達に従ってきた。
だが、心の底から自分達以外を消耗品か玩具としか思わない彼らには、もう従えないそうだ。

235 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:24:27.32 ID:lmaOYdCNG
マリアとヒューイを加えて、ある程度進んだところでレギアス、カスラ、クラリスクレイスの3人がPC達を出迎える。
彼らとの戦いはほぼ互角で、ある種の膠着状態になる。
戦いの最中、あるデータがオラクル中を拡散する。
オラクルの支配者達による情報統制、
オラクルの実態やアークスの正体、
虚空機関が行っていた非人道的な研究の数々だ。
情報を流しているのはクーナとカスラだった。
カスラ達によって絶対令が解除された事もあってオラクル中に大きな波紋が広がる。
更に、記憶の一部を取り戻したマトイが失われた筈のクラリッサを呼び出す。
クラリスクレイスはマトイが呼び出したクラリッサを紛い物と嘲笑い、自分の持っているクラリッサこそが本物だと豪語する。
しかし、力を取り戻したマトイにクラリスクレイスは圧倒される。
追い詰められるレギアス達に突然、戦況を見かねたルーサーから援軍を送った旨のメッセージが送られてきた。
PC達の前に姿を現したのは、クラリッサの模倣品を装備した大人数のクラリスクレイスのクローンだった。
クラリスクレイスは自分のクローンが作られていた事を知らなかったらしく、戸惑う。
彼女は自分とクラリッサの模倣品を作っていたのかと通信でルーサーに尋ね、
クラリッサの模倣品の一つが敵の手に渡っている事を非難する。
モニター越しでマトイが持つクラリッサと醜態を晒すクラリスクレイスを見てルーサーは、
マトイの持っているクラリッサこそが10年前に失われた本物で
クラリスクレイスの持っているクラリッサは自分が作ったデッドコピー品のクラリッサIIだと断言する。
話を聞いて激しく動揺するクラリスクレイスに、自分とシオンの逢瀬を邪魔するな、と言って一方的に通信を切ってしまう。
ルーサーの命令を受けたクラリスクレイスのクローン達はPC達のみならず、クラリスクレイスも攻撃してきた。
自分が見捨てられた事を悟り、錯乱するクラリスクレイス。
そんな彼女をヒューイが気絶させる。
見捨てられたクラリスクレイスを見てレギアスもルーサーに従う事を止め、PC達の側に降る。
PC達の中でPCとマトイの二人がクローン軍団の包囲網を突破し、先に進む。
マザーシップ中枢へと続く部屋でテオドールが待ち構えていた。
戦いながらテオドールはルーサーと約束したと言う。
自分が与えられた力でルーサーにとって邪魔なモノを全て排除すれば、
ルーサーが彼自身の知識と力の全てをもってウルクを生き返らせる事を約束した、と。
PCはウルクが死んだとされる事件の真相を伝えようとするがテオドールは聞く耳を持たない。
止むを得ず、テオドールと戦い、彼を打ち負かす。
テオドールはなおも足掻こうとするが、そこにウルクが現れる。
彼女の呼びかけによってテオドールは戦意を喪失する。
あとからやって来たサラにテオドールとウルクの事を任せてPC達はマザーシップ中枢へと進む。
マザーシップの中枢部ではルーサーと彼に囚われたシオンが居た。
ルーサーはシオンと一つになって彼女を乗っ取る事で全知へ至れると言う。
冥土の土産とでも言いたげ様子でルーサーはシオンの正体について話を始める。
昔、海だけの惑星があった。
その惑星はいつしか意思と知能を持つようになり、過去から今までを森羅万象を演算し、全てを知った。
後に惑星シオンと自分達は出会い、交流した。
シオンのもたらしたものに自分達は驚き、それがシオンの好奇心を刺激した。
そこでシオンは自分達に頼んで惑星自体を包み込む外装を作り、動けるようにした。
それが今、マザーシップと呼ばれる巨大な移動惑星だ。
ちなみにシオンと交流していた自分の仲間達は、
各々の目的の為にシオンを乗っ取ろうとしたが逆に取り込まれてしまったそうだ。
そして、これまでの研究は、かつての仲間達の轍を踏むこと無くシオンと一体化して乗っ取り、
シオンの持つ英知と力を手に入れる為のモノだ。

236 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:25:14.59 ID:lmaOYdCNG
話は終わりとばかりにルーサーはマザーシップと全アークスシップの環境設定を書き換えてPC達のみならず、
用済みになった全てのオラクルの人間を抹殺しようとする。
全シップ内の重力設定を書き換えられ、地面に叩きつけられるPC達。
そして、ルーサーはシオンと一体化して彼女の英知と力を手に入れ、歓喜する。
しかし突然、マザーシップと全アークスシップの環境が元通りになり、
更にルーサーの中からシオンの英知と力が抜け落ちていく。
本来、有り得ない筈の出来事にルーサーは困惑する。
その頃、オラクル船団の目の前にマザーシップがもう1隻出現する。
もう一隻のマザーシップはシャオだ。
彼はシオンから彼女自身の英知と力、そしてオラクル船団の全管制等を譲渡されたのだ。
それからシオンはPCとマトイに伝える。
自分の英知と力、そしてオラクル船団の全管制等がシャオに移行した今、
自分ごとルーサーを倒せば自分とルーサー達による悲劇は清算されると。
出し抜かれたルーサーは怒り狂い、DF【敗者】としての本性を現す。
(2章を見る限り、当初はルーサーをダークファルス以上の巨悪として描くつもりだったと思われる。
しかし、1章の初登場時から既にルーサーはあちこちで小物振りを指摘されており、
3章と4章が配信されるまでかなりの月日が空いていた表向きの理由はHDDバーストの影響だそうだが、
実際は小物臭が拭えなくなってしまったルーサーの正体を急遽、DFに変更した影響と考えられる。)
DF【敗者】の力の前にPCとマトイは追い詰められる。
絶体絶命と思いきや、(主役は俺様だと言わんばかりに)ゼノが【敗者】の攻撃を弾き、二人を助ける。
どうやら、マリアの元での修行を終えたらしい。
更にクーナが加勢に来てくれた。
4人でDF【敗者】に立ち向かう。
戦いは熾烈を極めたがPC達はDF【敗者】との戦いに勝利する。
戦いに敗れた【敗者】はマザーシップから逃走しようとするが、レギアスに阻まれる。
戦う力が残っていない【敗者】はレギアスに取引を持ち掛ける。
今後も自分に協力するならレギアスとって、かけがえのない仲間にして三英雄の一人アルマを蘇らせると。
だが、レギアスはこれを一蹴し、【敗者】にトドメを刺す。
これで終わったと、レギアスの元にやって来てサラとマリアは言う。
(話の流れからして、PCとマトイがケリをつけるべきだと思うんだが……。)
その時、二人一組の少年少女が姿を現す。
彼らダークファルス【双子】は【敗者】の事を「猿真似の敗者」と嘲笑い、その死体を足蹴にする。
それから何かを思いついた【双子】は【敗者】の死体を捕食して【敗者】の模倣体を作り出し、共に襲い掛かる。
レギアス達は応戦するも、【双子】の力の前に苦戦を強いられる。
そこにPCが救援に駆けつけて【敗者】の複製を倒し、その隙にレギアス達と共にマザーシップから撤退する。
残されたダークファルス【双子】はマザーシップを侵食してダーカーの前線基地に作り変えてしまう。
侵食されたマザーシップを放棄し、オラクル船団は現宙域から離脱する。

237 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/10(日) 14:26:13.73 ID:lmaOYdCNG
続く(続きは後日、書きます)。

238 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/11(月) 09:34:32.50 ID:Qfb9h1pD0.net
いつも更新乙!
このスレはあなたに支えられてるな

239 :パンドラの塔:2014/08/11(月) 22:40:16.97 ID:gUCxKIBV0.net
まとめwikiのパンドラの塔が中途半端に終わっているので、簡単に
ただクリアしたのがだいぶ前なので、記憶が曖昧、色々と間違っていると思う
2011年発売のwiiのアクションロールプレイングゲーム。ゼルダの伝説みたいなシステム

●パンドラの塔 君の元へ帰るまで
金髪の主人公エンデはアテナイ国の兵士。
アテナイ国とエリュシオン国との戦争中に怪我を負うが、その時にエリュシオンの女性であるセレスに介抱される。
エンデはセレスに感謝しつつ帰国。後に戦争は一時停戦。

その二年後くらい、セレスはエリュシオンの国教であるエオス教の歌姫に選ばれる。
収穫祭の当日。たくさんの人にまぎれ、フードを被ったエンデもまたセレスのその姿を見物に来た。
収穫祭会場、大勢の観客の前の高い場所で歌うセレス。
ところがその背中に獣の呪いの紋章が浮かび上がり、突然セレスは化け物となり、人々の元に突っ込んできた。
パニックを起こす人々。逃げまどう中、エンデはセレスが落ちてきた場所に走る。
人間の姿に戻ったセレスが倒れていた。
そこに呪術などに詳しいドヴェルグ族の老婆グライアイがいた。
セレスに獣の呪いがかかっている事を伝え、もし解きたいなら十三訃塔と呼ばれる場所に行かなければならないと言う。
エンデは軍の追跡を振り切り、セレスを連れてグライアイの言った通り十三訃塔へと向かった。

50年前、エリュシオンが神殿だった場所を改造し、軍事施設として生物兵器の開発を行った場所。
その時生まれた化け物によって、飛んでもなく長く、また底の見えない巨大な向かい合う崖が生まれた。
その場所に二つの崖に挟まれて鎖で繋がれて空中に浮かぶ十三の塔。その近くにある監視塔にエンデ達は辿り着く。

グライアイ曰く、セレスは獣の呪いに掛っており、このままでは完全な化け物となる。
ここにある十三の塔にいる主と呼ばれる魔物を殺し、その肉を食べる事でセレスの呪いは解かれる。
また塔にはたくさんの下僕という魔者達がおり、そいつらからも肉をとって食べさせれば一時的に呪いは後退する。
グライアイからオレイカルコスの鎖を貰う、この鎖は伸縮自在で敵を縛ったり引きちぎったり弱点を攻撃したりできる。
他にも高い所を登ったり、レバーを引いたり、とにかく塔の攻略のために必要。
力を失っているが、十三訃塔の主を倒すたびにその力を取り戻し強力になる。鎖と剣でエンデは戦う。

エンデ達は監視塔を拠点にする。セレスとグライアイはこの場所で待つ。
塔攻略にはタイムリミットがあり、時間が立つたびにセレスがどんどん化け物になって行く。
時間が過ぎてもゲームオーバーにはならないものの、ほぼ怪物と化したセレスに会える。
この制限時間は好感度に直結し、化け物になると好感度はどんどん下がる。
最終的にこの好感度がマルチエンディングの結果となる。エンディングは五段階。

塔を攻略しつつ、魔物を倒し肉を奪って帰り、セレスに肉を食べさせる。
肉食を禁じられたエオス教で、しかも魔物の肉は結構グロテスク、セレスは嫌々ながら食べる。
しかし食べるとどんどん慣れてきて、むしろ後半は食べたがる。
主の肉を食べるたびに少しずつ、誰かの記憶がセレスの頭をよぎる。

240 :パンドラの塔:2014/08/11(月) 22:42:42.15 ID:gUCxKIBV0.net
記憶の内容はちょっとずつだが、まとめると。
かつて中の良い夫婦がいた。夫婦には子供がいた。子供はいつも馬のおもちゃを大事にしていた。
戦争中であり食べ物も満足に手に入らない、夫婦は自分達の食を抜いても子供には食べさせた。それぐらい大事だった。
ある時、軍事パレード見に行ったのだが、親が目を離したすきに子供がパレードの列に入ってしまう。
子供は踏みつぶされ、パレード中は入る事はできず、子供の死体はぐちゃぐちゃになった。
それ以来、妻は心を病む。死んだ子供のために料理を毎日作った。
夫は妻に自分がいるからと説得し、妻は立ちなおる。夫のために、また新しい子供が欲しいと神に願った。
しかし食糧が足りないゆえの栄養不足か、なかなか赤子ができない。
徐々に妻は心をまた病んでいき、戦争そのものを憎み始め、エオス教にのめり込む。
そして夫が止める言葉も聞かず、0号と呼ばれる生物兵器の素材として自分の身を提供した。
その後、兵器となった妻が目を開けた時に見た遠くの映像は、夫が別の女性と赤ん坊を抱く姿だった。

全ての主の肉を食べさせると、セレスは女性型の黒い化け物となる。
ここで好感度が低いと軍隊が来てエンデが捕まったり、セレスが完全に化け物と化したりバッドエンド。

セレスは塔の頂上へ。化け物の名前は0号、セレスの頭によぎっていた記憶の中の妻であった。
戦争を終わらせる最強の生物兵器になるためには、愛し合う男女の命が必要だった。
そして全ての主の肉を食べた時に、最強の生物兵器となる。しかし50年前の儀式で失敗し、眠りについていた。
エンデはその妻のかつて夫だった者の子孫であった。夫の子孫が愛した女に取りつく事、それが獣の呪い。
0号の願いは今度こそ儀式を成功させ、その力で持って戦争を終結させる事。
そのために愛し合う男女、かつての夫の子孫であるエンデと自分がとりついたセレスの命が必要だった。
最後の戦い、0号は今までの主の全ての攻撃を行う。

倒すとエンデの名前を叫びつつ消滅。セレスが解放される。
ここで好感度が二番か三番だと、セレスの中から魔物が完全に消えない。
セレスは力を完全に取り戻したオレイカルコスの鎖を使って、二つの崖をひっ付け自分もろとも塔を封印する。
好感度が二番目だと、エンデも一緒に封印される。

最高の好感度だと、セレスが完全に解放される。
引き離された0号が大きな化け物となって二人に迫る。エンデとセレスは長い階段を走って逃げる。
一番下についた時に、化け物は飛びかかりセレスを捕まえる。エンデは鎖でセレスを助け、0号はそのまま崖底に落ちる。
グライアイが二人に立ち去るように言い、鎖の力を使い向かい合う崖をひっ付けて、塔を封印した。
崖底では0号が倒れ、その手には馬のおもちゃがあった。

その後、グライアイから手紙が王に届けられた。
国王は軍部が独断で裏で色々と実験や戦争を続けるための工作をしていた事を知り、軍部を処罰。そのまま戦争は終結した。
王は調査を続けるが、十三訃塔は崖もろとも姿を完全に消していた。
そして調査の中で、エンデが0号の元となった妻の子孫である事が判明した。
50年前、夫は愛する妻のために、共に0号になる事を受け入れた。
しかし儀式は失敗。大地をえぐり巨大な崖を生み出す。生き延びた夫は子も妻も失ったとうなだれる。
そこに儀式を行っていたドヴェルグ族が現れた、その手には赤ん坊がいた。それは魔物と化した妻から出てきた。
妻は妊娠していた、自分が妊娠している事も分からないほど心が病んでいたのであった。
夫はドヴェルグ族の者から金色の髪の赤ん坊を受け取り、立派に育ててやると泣いた。

草原で寄り添うエンデとセレス。「想いは繋がっていたのね」と妻の声が聞こえた。

終わり。

241 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/11(月) 22:49:36.98 ID:gUCxKIBV0.net
記憶があいまいで申し訳ない。あと読み直してミス、塔攻略中いつでも監視塔に戻れます

242 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/12(火) 00:24:44.09 ID:XLNxaoUf0.net
間違えもう一つ、タイムリミット過ぎたらゲームオーバーだった

243 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/12(火) 00:53:48.92 ID:G+0/noo90.net
乙です!

244 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/12(火) 22:51:52.99 ID:ekx9aT0s0.net
パンドラ乙です。
最期は全員がハッピーエンドっぽく〆てて良かった。

245 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/13(水) 17:51:44.96 ID:poj8pYPG0.net

女社長が「能登に強引に生肉食べさせて嘔吐させたいんです!唾液で唇が光る!」と任天堂にプレゼンして予算取ってきて作った狂気の産物と聞いたけど、ストーリーは普通ね

246 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/15(金) 17:40:38.45 ID:J5qFybn8f
続きを書きます。

247 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/15(金) 17:42:46.66 ID:J5qFybn8f
6章
・新たな道を歩む為、オラクル船団は事件の後処理と復興に乗り出す。
まず、失ったマザーシップの代わりとなる旗艦についてはマザーシップU(シャオ)に決定した。
更にルーサーを始めとする幹部達を失った虚空機関は事実上、崩壊。
船団のトップにはマザーシップUであるシャオが就任した。
(ちなみにルーサーを打倒したのはゼノという事になっているらしく、六芒均衡の空いていた席はゼノが埋める事になりました。
PCはルーサー打倒に貢献しただけだとさ。)
次にオラクルの支配者達の中でルーサーと深く関わっていた者達は逮捕され、
彼らによって今まで隠蔽されていた情報が次々と公開されていった。
その中には現在のオラクルの起源に関する情報もあった。
元々、オラクルはシオン達がダーカーと戦う為に作った人工生命体なのだという。
本来ならダーカーの神である【深遠なる闇】を倒すまで、人形としてシオン達に酷使される運命にあったのだ。
シャオによると詳細は解らないが、その情報の真偽を知る鍵はマトイと10年前の事件にあるという。
情報の真偽を確かめる為にPCはシャオの協力を得て、10年前にタイムスリップする。

・10年前に来たPCは突然、10年前のマトイに襲われる。
だが、マトイが持つクラリッサから発せられるシオンの声がPCへの攻撃を中止するよう彼女に命令する。
命令を受けたマトイは攻撃を止める。
シャオによると、マトイこそが10年前にダークファルス【若人】と相打ちになったとされる六芒均衡の一人だそうだ。
そして、今回はオラクルの起源に関する情報の真偽を知る為に来たので下手に歴史を変えないよう言われる。
これ以降、PCとマトイは行く先々で鉢合わせし、交流を重ねていく。
その際、彼女は、自分の目的はダーカーを喰らい尽くして皆を守る事だと語る。

・リリーパでPCとマトイ、DF【若人】と彼女の眷属達が対峙する。
眷属を倒された【若人】は自ら戦うとするが、マトイは自分とクラリッサの力によって【若人】の力の大半をリリーパに封じ込める。
そして、力を失って弱った【若人】にトドメを刺そうとするが、後一歩の所で逃げられてしまう。
辛うじて逃げた【若人】の前にルーサーが姿を現す。
醜態を晒したのみならず力を失った【若人】を彼はウジ虫と嘲笑し、オラクル掌握の為の下調べとして情報収集に協力するよう強要する。

248 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/15(金) 17:43:25.54 ID:J5qFybn8f
・ルーサーの手引きによって【若人】とダーカーの大群がオラクルを襲撃する。
駆けつけたマトイが【若人】と交戦する。
その際、ダーカーに襲われてダーカーの細胞に侵食されかけている少女を助ける為、少女にクラリッサを一時的に譲渡して逃がす。
マトイと【若人】がいるアークスシップに来たPCは回復した少女からクラリッサを返して貰い、
クラリッサ(シオン)の命令を受けてマトイの元へと向かう。
その後、少女サラはルーサーに保護される。
一方、クラリッサを持たないマトイと力を失った【若人】の戦いは続いていたが
そこに突如、(PCに成りすました)【仮面】が乱入して【若人】を叩きのめし、マトイに致命傷を負わせる。
そのショックでマトイは自分のダーカーと戦う理由が何者かによって植え付けられたものだと知ってしまう。
そこにPCが駆けつけ、【仮面】と対峙する。
【仮面】は、彼女(マトイ)は死ぬべきだと言う。
シャオによると、どうやら【仮面】はPCと同じく時間跳躍して来たらしい。
PCと【仮面】が戦っている間、マトイは自分が何者かによってダーカーを滅ぼす為だけに作られた人形だと気づき、絶望する。
絶望したマトイはダーカーへと変異を始める。
それを見たクラリッサ(シオン)はマトイを処分しようとする。
マトイがダーカーになればダークファルス以上の脅威になるからだ。
クラリッサ(シオン)がマトイを処分しようとする際の凄まじい力によって
PCが元の時間軸に戻れなくなる事を危惧したシャオは強制的にPCを現代に帰還させる。

・現代に帰還したPCをシャオが出迎える。
10年前の事件の詳細を把握した彼の話によると、オラクルの人間達はシオン達によってダーカーを滅ぼす為に作られた人形であり、
その中でもマトイはシオンの特注品らしい。
それと処分される筈だったマトイが現代に来てしまったのはPCの帰還に巻き込まれたからだ。
現代に来たマトイの記憶が無いのは、マトイが転移しようとする際に彼女を処分出来なくなったシオンが
マトイに関する情報を極力、ルーサーに渡さない為に彼女の記憶を消去しようとした結果だと言う。
マトイは(シオンのエゴの犠牲者だ。それに)今は落ち着いている。
だが、放置すれば何時またダークファルスよりも強力なダーカーになってしまうか分からない。
PCとシャオはマトイの今後の処遇について苦悩する。
そんな二人に記憶を失ったままのマトイが声を掛けてきた。

249 :ファンタシースターオンライン2 エピソード2:2014/08/15(金) 17:44:39.29 ID:J5qFybn8f
以上です。
EP1の時ほどではありませんが、未完のぶつ切りで終わります。
以下補足。

マターボード
明言されていませんが作中の描写を見る限り、以下の機能があると思われます。
現在と過去を往復。(PCが行使)
他の並行世界から都合の良い事象を切り取り、不要な事象を他の並行世界に捨てる。(シオンのちにシャオが遠隔操作で行使)

三英雄について
今作ではDF【巨躯】を打倒(実際には封印)した3人の英雄で六芒均衡の前身。
構成はルーサー(の入れ物になった人物)、レギアス、アルマ(未登場)の3人。
現時点で存命しているのはレギアス一人です。

250 :刻命館:2014/08/16(土) 00:29:41.59 ID:kB+8oygq0.net
刻命館はとても詳しく書かれているけど、ラストがちょっとあっさりめに書かれていたので、
再プレイしたついでに需要を無視して加筆。

選択肢とプレイ内容で6つのエンディングがある
8話のフィアナ姫の生死
26話 魔神を復活させる or 魔神を封印する
27話 魔神を復活させる or 魔神を封印する

便宜上、ENDに番号つけます。
第8話   第26話 第27話
生死不問 復活  復活   END1
生死不問 封印  復活   END2
生存    復活  封印   END3
生存    封印  封印   END4
死亡    復活  封印   END5
死亡    封印  封印   END6

フィアナ姫生存ルートしかやってないのでEND5,6は書けません。よかったらどなたかお願いします。
またwikiに第8話の生存バージョンが無かったので書きます。

■第8話 転生(フィアナ姫生存版)
館に来たフィアナ姫に部屋を与え、休息させる主人公。そんな2人にザムールから刺客が送られる。
風雷のウィズとあだ名される強力な魔法使いだ。
ウィズは館を訪れ主人公と相対する。しかしウィズは主人公の罠に捕らえられ、殺されてしまう。
主人公はフィアナ姫の様子を見に部屋に向かうが、部屋はもぬけの殻だった。
主人公が館を探すと、玄関ホールにたたずむフィアナ姫がいた。
フィアナ姫は全てを見てしまい、自分が愛した心優しい主人公がいなくなってしまったと告げ、館を去ってしまう。

251 :刻命館:2014/08/16(土) 00:35:15.21 ID:kB+8oygq0.net
■第26話 最後の鍵
主人公はユリアスの助言に従い6勇者に会いに過去の館へ行く。
魔神封印から20年後、6勇者の生き残りは主人公と同じ名を持つ主人公の祖先
ただ一人となっていた。彼は館に留まり、封印を見守っていた。
祖先は主人公に何のようだと問い、選択肢が発生する。

魔神を復活させる or 魔神を封印する

・魔神を封印する
祖先は言う。
「魔神の力は何者も太刀打ちできない、ゆえに封印するしかないが、そのためには魔導器を持ち去ればよい。
 だが魔神も復活のために使い魔を放つ。その使い魔を倒せば封印は完成する。
 私が持つ勇者の剣は魔の者を一撃で屠るが、これは渡せない。代わりにこの結界を渡そう。」
主人公は祖先から暗黒結界陣をもらい元の時代に戻る。

・魔神を復活させる
祖先は復活を阻止するために襲い掛かってくるが、主人公は返り討ちにする。
主人公は祖先の持っていた魔神封印の秘伝書から暗黒結界陣を覚え元の時代に戻る。


■第27話 絶望の結末
元の時代に戻ると、倒したはずのザムールが現れる。あれくらいではわしは倒せんと哄笑し、使い魔アスタルテと共に
襲い掛かってくる。だがアスタルテはザムールを襲い、殺してしまう。
アスタルテは言う。
「あなたの役目はおわり。
 ザムールの記憶こそ私が作ったもの。しかしご主人様は、自分の意思でここまで来たのです。決してザムールに
 踊らされたわけではありませんよ。さあ、魔神を復活させましょう。」

選択肢が発生。魔神を復活させる or 魔神を封印する

252 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/16(土) 00:40:00.24 ID:kB+8oygq0.net
■END1
・魔神を復活させる(26話復活)
主人公はアスタルテと祭壇へ向かう。
アスタルテ「最後の魔導器は貴様自身だ。その勇者の血を引く体を魔神に捧げ私の中で永遠に生き続けるのだ。」

かくて魔神は復活した。魔神の炎は世界を焼き尽くし、消し去った。最後は自らをも焼き尽くし、世界は永遠の闇に沈んだ。

■END2
・魔神を復活させる(26話封印)
主人公はアスタルテと祭壇へ向かう。
しかし突如、後を付けて来ていた主人公の祖先が勇者の剣でアスタルテを一刀両断する。
「こんなこともあるかと後を付けてきて良かった。魔神の復活などさせない。」
祖先は主人公に襲いかかってくるが、主人公はそれを撃退。
しかし祖先は最後の力を振り絞り祭壇への道を破壊し、魔神の復活を阻止する。

その後も館には魔物が住むと噂された。刻命館には生きる目的を失った闇の男が一人、訪れた者の魂を奪い続ける。

■END3
・魔神を封印する(26話復活)
アスタルテ「分からずやめ!素直に従っておれば苦しまずにすんだものを!冥土の土産に教えてやる。
       貴様の体こそ最後の魔導器なのだ。封印の勇者の血を引く勇者の体がな!さあその体を魔神に
       捧げよ。そして魔神の中で永遠に行き続けるのだ!」
アスタルテは襲い掛かってくるが、主人公は祖先から得た暗黒結界陣で魔神の使い魔アスタルテを倒すことに成功する。
アスタルテ「そんな…勇者の剣も無しに…剣を使わぬゼメキアの王子だからお前を選んだというのに。」
館に魔神の断末魔の叫びが響き、魔神は完全に封印された。

祭壇への扉は封印された。
主人公は館を出るために玄関ホールへ向かう
そこにはフィアナがいた。
フィアナ「終わったのですね。しかしそのために多くの命が失われました。一緒に参りましょう、永遠の償いの旅へ。
     フィアナは…フィアナは、あなたを愛しています!」
その声と共にフィアナは主人公の胸にナイフもろとも飛び込む。
自ら魔神を封印した館の主はその力も失い、たやすく命を落とした。そしてフィアナ姫もすぐに主人公の後を追った。

■END4
・魔神を封印する(26話封印)
アスタルテを倒し、魔神を完全に封印するまでEND3と同じ。

フィアナ「魔神は完全に封印されました。しかし失われた命はあまりにも多い。苦しんでいる多くの人を救う旅にでましょう。
     それがつぐないになるのです。もちろん私も一緒に参ります。」
主人公とフィアナは償いの旅に出た。その後の二人のゆくえを知るものはいない。

253 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/16(土) 00:42:32.81 ID:kB+8oygq0.net
END5,6は上記の通り書いてませんが、刻命館、以上です。

254 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/16(土) 01:55:59.30 ID:gMy2FrgW0.net
刻命館とか懐かしいな

255 :刻命館:2014/08/17(日) 00:42:00.85 ID:Zp/0tvAN0.net
刻命館書いたものですが、END5,6のあらすじは
■END5 刻命館を去り、一人で償いの旅に出る
■END6 過去に戻り、祖先の後を継ぎ、魔神復活の封印を守る
だそうです。

256 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/17(日) 01:09:43.88 ID:MDkjNFIx0.net
乙です

257 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/18(月) 23:42:38.01 ID:YGg+8o6w0.net
戦国無双2with猛将伝 HD Versionを全クリアしたので、30武将全て書きたいけど、たぶんくっそ長くなる

258 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/20(水) 20:44:29.39 ID:Zwg+2vud0.net
良かったらSeventh Blood Vampireの
続きを書きたいんだが・・・いいかな(´・ω・`)?

259 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/20(水) 21:13:47.70 ID:7gz7Jtxa0.net
どうぞどうぞ!
途中までしかないストーリーの続きを書くのも大歓迎です

260 :怪鳥:2014/08/22(金) 23:41:35.89 ID:IuI55CC+0.net
第五回・3分ゲームコンテストの優勝作品である
RPGツクール2000製の短編アドベンチャー、『怪鳥』行きます。

主人公は気が付くと、何人かの人が集まっている洞窟の中にいた。
その人たちに話を聞くと、ここは人をさらって食べる『怪鳥』の巣で、
ここにさらわれた人はそのうち怪鳥によって食べられてしまうらしい。
主人公は以前から大きな鳥が人をさらうという噂を聞いていたが、
その噂が本当である事を身をもって知ってしまったわけだ。
そんな話をしているうちに怪鳥が洞窟へ戻ってきて、
洞窟に以前からいた老人を貪り食ってしまう。
そのうち他の人も、そして自分も同じ運命を辿る事になるだろう。
しかし、怪鳥が外へ人をさらいに行っている隙に脱出しようとしても
怪鳥に感づかれて食べられてしまうというのだ。
主人公はなんとか助かろうと知恵を絞った。そして…

(生還END1・自分だけ助かる)
洞窟の中の人たちと仲良くなっていった主人公は、
みんなの力を合わせて怪鳥を倒そうと提案し、みんなそれに賛同した。
そして全員が怪鳥に挑みかかるのを確認した主人公は、
洞窟の人たちの中にいた女の子の手を引くと洞窟から脱出する、
主人公は最初から、他の人を囮にして自分と女の子だけ助かるつもりだったのだ。

しかし、脱出して少しすると怪鳥が追いかけてきた。
囮にした他の人は案外早く殺されてしまったらしい。
主人公と女の子は懸命に走るが空を飛ぶ怪鳥の早さにはかなわず追いつかれそうになる。
そこで主人公は…女の子を転ばせた。
そして、女の子が「助けて、助けて!」と叫ぶのを尻目に自分だけ逃げ続ける。
怪鳥は、女の子を食べるのに忙しかったのか、それ以上主人公を追いかけてこなかった。

こうして、怪鳥から逃げ切った主人公は故郷へ帰ることができた。
その後も世界各地で怪鳥が人をさらったという話は聞いたが、
自身は二度と怪鳥に関わる事はなく、逃げるために他人を犠牲にした事を知られる事もなく、
無事に一生を過ごしたという。

261 :怪鳥:2014/08/22(金) 23:42:06.31 ID:IuI55CC+0.net
(生還END2・怪鳥を倒す)
洞窟のみんなと話し合っているうちに、怪鳥がまた一人の人間をさらってきた。
その男は貴族風の服を着て、立派な剣を持っていた。
彼は「私が怪鳥を退治してやろう!」と意気込んでいた。
だが自信過剰なだけで、本当に怪鳥を倒せるかというと非常に怪しい。
一方で、先ほどから洞窟にいるモヒカンの男は腕っ節が立ち、
彼が武器を持てば本当に怪鳥を倒せそうだった。
だが貴族風の男に「モヒカン男に剣を渡してくれ」と言っても聞かないだろう。
(というかゲームシステム上そのような行動ができない)

そこで、モヒカン男に剣を渡すために、主人公は非情な手段に出た。
貴族風の男が自信過剰なのを見抜いた主人公は、
その手で怪鳥を倒して英雄にならないかと炊きつけたのだ。
貴族風の男はその話に簡単にのり、剣で怪鳥に切りつけたものの、
その攻撃は怪鳥の皮膚を軽く切り裂いただけで終わり、
貴族風の男は怪鳥の反撃にあい、あっさりと死に、食べられた。
思ったとおり、怪鳥は貴族風の男が持っていた剣をそのまま放っておいた。

貴族風の男が残していった剣を拾いモヒカン男に渡すと、
主人公は今度は、みんなの力を合わせて怪鳥を倒そうと提案し、
洞窟のみんなはそれに賛同し、怪鳥に挑みかかった。
そして主人公や他の人が怪鳥の気を引いている隙に
モヒカン男が剣で渾身の突きを繰り出すと、怪鳥の心臓に突き刺さり、見事怪鳥を仕留めた。

こうして怪鳥を倒すことに成功した主人公達は互いに称えあうと、
それぞれの故郷に帰っていった。
そしてその後、怪鳥の噂を聞く事は二度となかったという。


以上です。自分が助かるために他人を犠牲にする必要があるというダークさもありますが、
怪鳥にさらわれたという特殊なシチュエーションはオンリーワン的な魅力を持っています。

262 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/24(日) 21:39:50.04 ID:sy/44hJG0.net
戦国無双2with猛将伝 HD Version
真面目に書くとすごく長くなるので、それぞれの武将のストーリーの要点だけ書く

263 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/24(日) 21:42:16.13 ID:sy/44hJG0.net
●真田幸村
仕えていた武田信玄が死に、継いだ武田勝頼も織田の鉄砲隊の前に敗北。幸村も死にそうになるが、前田慶次に助けられる。
自身の生きる道を失った幸村。後に出会った直江兼続と石田三成と義を交わし、二人との友情は貫こうと心に誓う。
しかし三成は関ヶ原の戦いによって三成は敗北、処刑。兼続も上杉家存続のために、徳川の下についた。
友情も義も失った幸村。大坂の陣で仕えていた豊臣秀頼を守り、徳川軍の武将達を次々と倒す。
幸村に倒された兼続は、殺してくれと言った。しかし幸村は許し、共に生きようと槍を掲げる。
その時、幸村は分かった。自分は昔から何も失ってなどいない、信じるもののために戦う、それこそが本当に大切だと。
家康を倒し、退避する徳川軍を追撃を行う豊臣軍。大阪城に幸村と慶次が残り、一騎打ちをする。
慶次に勝ち、礼を言う幸村。慶次は笑いながら去って行った。

外伝はもし、関ヶ原の戦いに幸村が間に合ったら。徳川を撃退し、三成は皆の勝利だと言う。

●前田慶次
豊臣秀吉が信長を継ぎ、天下を手にしようとしていた。残っているのは北条氏のみ。
日本中の武将を集めた物量作戦。前田慶次もその一人として槍を振るった。北条は倒れ、秀吉が天下を取った。
しかし秀吉は病死し、家康がまた天下を取らんと動く。秀吉の武将を焚きつけ、内乱を起こさせた。
慶次は自らの判断で、幸村・兼続と共に夜の京から三成を助ける。「義に敗北は無い」兼続を面白いと、慶次は仕える。
兼続と共に上杉家に仕える慶次。兼続は慶次を友と呼ぶようになり、信頼するようになる。
天下を取らんとする徳川の不義を憎み上杉家の兼続は挙兵し、三成と共に家康を挟み撃ちにする作戦に出る。
兼続は勝つ物の、三成は家康との関ヶ原の合戦に敗北する。絶望する兼続にやる事があると慶次は肩に手を置いた。
撤退した兼続達。家康に降参しようと兼続は一人、腹を切ろうとしていた。
その刃物を止め殴り飛ばす慶次。三成が処刑された事、三成は処刑前に柿を勧められたが、身体に障ると断った事を話す。
三成は最後まで兼続らと語った理想を諦めていなかった、だったらあんたにはまだやる事があるんじゃないかと慶次は言う。
立ち直った兼続は、兵たちと共に江戸城に向かい馬を走らせる。そこに幸村も合流する。
まだ三成の志は死んでいない。慶次も兼続達の義と友情に感じ入り、協力する。
占拠した江戸城を拠点に、戻ってきた家康達を倒した。
「これで戦も終わりかぁ」「まだだ、天下に義を敷く戦いはこれからだ」「ははっ、望むところだ」
兼続と共に馬をかける慶次。鉄砲隊の群に突撃し、敵を撃破していく。
「これなら天下統一もそう遠くは無いな」「根っからの戦さ人だな。もし世が泰平になったら、どうする?」
「何も変わらないさ、俺は俺の生きたいように生きるだけだ」

外伝は天正御前試合。秀吉と家康は天下一の武将は誰かと論じる。次々と出る武将を倒すと、最後に忠勝と一騎打ち。
倒すと忠勝から無双の武将だと讃えられる。「天下御免、前田慶次の大傾奇、これにて終幕!」

264 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/24(日) 21:43:06.96 ID:sy/44hJG0.net
ごめん、やっぱりもっと短くしてくる
続く

265 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/25(月) 21:18:31.77 ID:xwLY/0KD0.net
●織田信長
桶狭間において今川を討ち、天下にその名を轟かせた織田信長。
さらには武田を倒し、毛利水軍を討ち、天下を盤石の物とする。
ところが部下の明智光秀が謀反。天下泰平を望む光秀にとって信長の冷酷なやり方は、望むべきものではなかった。
燃える本能寺で、信長と光秀が一騎打ち。激しい剣劇、距離をとり光秀が鞘に刀を納め、居合抜きの構え。
そして二人は互いに走り、剣を振るった。だが光秀は鞘から刀を抜かず、ただ信長に斬られる。
倒れた光秀を抱え、どうして抜かなかったのかを問う信長。
光秀は天下泰平を望み、それが出来るほど強い信長についた。しかし信長のやり方は自分には受け入れられなかった。
だがいつからか織田信長がどんな天下を作るのか、それを見たいと望んでいる自分もいた。
事切れる光秀、信長は俯き、一粒の涙を流した。

外伝は信長天下統一戦。徳川家康が謀反を起こし反信長連合を作る。徳川臣下の他に島津や伊達、兼続などが登場。
信長は部下の秀吉と柴田勝家に、倒した敵に止めを刺さないように言う。途中で明智臣下が手助けに来るのを受け入れた。
謀反者を殺さないという命令に殿が変わってしまったと驚く勝家。何にも変わってないさと笑う秀吉。
家康を倒す。家康は裏切りの咎は負う殺せと言ったが、信長は剣を引く。
光秀の命を背負った今、これ以上は背負わぬと言い、笑いながら去って行った。

●明智光秀
今川を打ち破った織田を見た光秀は、あの男こそこの戦乱の世に泰平を導ける者だと察する。
だが、見せしめとして自分に反抗した雑賀の農民達を皆殺しにするなど、そのやり方を受け入れられなかった。
ついに自ら天下を取り泰平に導こうと決意し、織田信長のいる本能寺を夜襲。
最後に一騎打ちとなり、信長を跪かせる。近寄り刀を振りあげる、だが光秀に振りおろす事は出来ない。
光秀も地面に跪く。天下泰平を望み信長についた、しかし信長のやり方は受け入れられなかった。
だがいつしか信長と言う人間に魅せられ、信長の作る天下を見てみたいと思うようになっていた。
自分に信長は殺せない。信長は光秀の元による。その時、故郷の仇打ちに来た雑賀孫市の銃弾が、信長を撃った。
「信長も、明智光秀の天下を見てみたいものだ」そう言って、倒れた。
仇打ちに来た秀吉との山崎の戦い。孫市もその配下にいた。
信長を撃った俺に何かないのかと言う孫市に、そんな瑣末な事は関係無いと倒す。
秀吉を打ち破ると、秀吉も天下の事を任せたと言って死ぬ。

外伝は、光秀天下統一戦。家康が徳川臣下に伊達、さらに幸村・兼続・慶次、そして柴田勝家などを率いて戦い倒す
天下を手に入れた光秀。泰平となった世の中を城から見ていると、後ろで信長も見ていた。振り向くと誰もいなかった。

●上杉謙信
軍神と呼ばれた上杉謙信は、武田信玄を宿敵と呼び、何度も戦う。
また織田信長との戦いで、信長を討ち倒した。
関ヶ原で信玄との最後の戦い、死闘の末倒す。捕えた信玄に、共に天下統一でもしないかと持ちかけた。

外伝は九州征伐。島津を筆頭に、元織田信長臣下などを次々と倒す。

266 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/25(月) 21:19:30.91 ID:xwLY/0KD0.net
●お市
信長の妹のお市は、同盟のため浅井長政の妻となる。政略結婚だったが、いつも一緒にいようと誓い心から愛し合っていた。
浅井と同盟である朝倉へ侵攻しない事が条件だったが、信長は約束を破り朝倉へ攻める。
朝倉との義か義兄弟としての義か、悩んだ末に長政は織田軍を強襲。金ヶ崎で信長を追いつめるも、わざと逃がした。
その後、何度も織田と戦う事になるが、徐々に追い詰められる。長政はお市を信長の元に帰した。
これも戦国の世の定めだと平気な顔をするお市。そして小谷城で、織田軍にいたお市は長政を討った。
平気なんて嘘と、長政の死体の側で泣き続けるお市。かつて長政から飾られた藤の花が、その身を包んだ。

外伝は賤ヶ岳の変。濃姫が開催した天下一の女性を決める戦い。ねねや阿国、再登場する濃姫を倒す。


●雑賀孫市
豊臣秀吉の友人でもある銃使いの孫市。風来坊であり、敵の女性も口説くナンパな性格の傭兵。
秀吉に雇われ、共に浅井を撃破する。その後、今度は織田軍と敵対する水軍に雇われる。
秀吉に悪いなと言いつつ、織田軍を撃破。秀吉は孫市の身を案じて倒そうとするが返り討ちにする。
故郷の雑賀の元に戻った孫市。そこで見た者は徹底的に焼き打ちされた故郷だった。
秀吉が孫市の元に来て謝罪、信長は天下の見せしめが必要だった。そして孫市のいた雑賀が目を付けられた。
笑えないと秀吉に銃を向ける孫市。その後、生き残りと共に何とか脱出する。
仇打ちの為、本能寺へと向かい、謀反を起こした光秀と戦っていた信長の背中を撃つ。
本能寺を去った孫市が見た者は、信長がいなくなった事で再び乱れた世の中、盗賊が人々を襲っていたので倒す。
さらに信長を慕っていた濃姫や蘭丸が仇打ちに現れ、なんとか撃退。追っ手から逃げ回る。
霧が深く自分が今どこにいるかも分からない。故郷を焼き魔王と呼ばれた信長を討てば、世の中は良くなると思っていた。
しかし実際に見せられたのは、またも乱れた世の中と、さらに信長にもまた慕う者がいたという事実。
孫市を惑わし遊ぶ風魔小太郎を撃退。ふらふらとなり倒れた孫市の元に秀吉が現れる。仇打ちでも勝手にしろと孫市は気絶。
どこかの小屋で介抱された孫市に、秀吉から天下を取るために手伝ってほしいと頼まれる。
自分のせいで世が乱れたと渋る孫市だったが、だからこそ皆が笑って暮らせる世を作らないとならないと、説得された。
明智光秀との戦い。乱世が終わったら女でもナンパしながら暮らすかと、以前の調子に戻る孫市。
そして光秀を倒す。悪いが俺にも信じるものが出来たと光秀の死体に行った時、背中を敵兵に撃たれた。
合戦もほぼ終わり、一人陣内で報告を待つ秀吉。そこに孫市がふらふらと現れ、倒れる。
抱き起こす秀吉。「俺は死ぬのが怖い、皆死ぬのが怖い、死ぬのが怖いから戦っている、こんな乱世を終わらせてくれ」
「ああ、皆が笑って暮らせる世の中をつくってやる、だから約束しろ、それを見届けるまで死ぬな孫市!」
孫市は笑みを浮かべ、目を閉じた。泣きながら孫市の名を叫ぶ秀吉。俺は笑っている、だからお前も笑えと孫市は思う。

外伝は三方ヶ原決戦。重体であったものの奇跡的に一命を取り留めた孫市は、秀吉が天下を取った後に放浪の旅にでる。
しかし秀吉は病死。その後、孫市は伊達正宗と会い、天下が欲しいのではなく天下を創りたいと語る、その夢に魅せられる。
そして徳川が豊臣を滅ぼしたあとに、伊達は謀反を起こし孫市は徳川を討った。


●武田信玄
織田との長篠の決戦前、武田信玄は病死。それを聞いた織田の間者はすぐに伝達。
「な〜んちゃって」立ち上がる信玄。信玄が死んだと聞いた織田は、全兵力で潰しにかかってくるであろう。
確実に織田・徳川を潰しておきたい信玄は、死んだふりをする事でそれを誘ったのであった。
そして長篠の戦い、鉄砲隊が配置されている事を知った信玄は騎馬隊を停止させる。そして雨が降ると同時に、突撃。
雨で鉄砲が使えない織田軍、そして信長を討つことに成功した。
何度目かの上杉謙信との戦い。激しい戦略の末に、ついに謙信を倒した。
捕縛した謙信に共に天下に王道を敷こうと誘い、謙信は了承した。

外伝は九州征伐。島津を筆頭に、織田家臣などが現れ倒す。

267 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/25(月) 21:21:35.42 ID:xwLY/0KD0.net
●伊達正宗
ほぼ天下を手に入れた秀吉の北条攻めの前、伊達正宗が訪れる。
たくさんの各地の武将が並ぶ陣内を堂々と歩き、そして秀吉の下に跪いた。「遅参の段、ごめんあれ」
正宗の首筋に秀吉の刀が突きつけられた。驚き、汗をかく正宗。
良く見ればそれは秀吉の扇子だった。扇子でぽんと正宗の首を叩く。「もう少し遅くば、ここが飛んでおったぞ」
今度は深々と土下座し、降参の構えをする正宗。秀吉は天下統一の総仕上げじゃと言った。
後に秀吉は病死、家康に天下は傾く。正宗は自らの家の利益のため、すぐさま徳川についた。
関ヶ原の戦いにおいて、西軍の三成を東軍の家康が撃破。正宗は三成についた上杉の兼続の掃討に当たる。
「理のために尻尾を振る不義の山犬めが!」と兼続は正宗を罵倒する。「義、義とうるさいやつらが」
「理想の為、益を捨てるとは、民や家臣が哀れだ!」そう言い、正宗は撤退する前田慶次と兼続を討った。
戦闘中は兼続を罵倒していた正宗だったが、その死体に対しては「……貴様は真の武士であった」と讃えた。
後、徳川は完全に天下を手に入れるため豊臣秀頼のいる大阪城を責める。
秀吉の友人だった孫市が城の前で立ちふさがる。「ダチの残した誰もが笑って暮らせる世、壊させはしない」
「馬鹿め! 豊臣の世はとっくに破たんしておるわ! わしの下に来い、代わりにその世をくれてやる!」
「お前にその力があるのか?」「証明してくれるわ!」孫市を倒すと認め、配下となる。
その後、真田幸村が単独で家康に突撃。たくさんの兵を前になぎ倒しながら突き進んでくる、正宗が倒す。
雨の中、合戦を思い出す正宗。「やつらに、わしはどう見えていた?」
全方向を敵に囲まれ、それでも諦めず槍を振りまわしながら、突撃してくる幸村。
疲労からふらつきながらも、その目は最後まで武士であった。「やつらは武士であった、それに比べてわしは?」
雨の中を刀を振りまわす正宗。「雨よ、もっと降れ! 竜がもっと高く飛ぶために!」
そして全軍に命令、狙うは徳川家康の首。家康もまた、飼い犬ではなく竜が戻ってくるのを感じ迎え討つ。
三方ヶ原で家康を倒す。わしが天下人だと叫ぶ正宗。その場で後ろに倒れる。
歩み寄ってきた孫市にこれから忙しくなると告げる。ただ今はこの気持を味わいたいと、雨が止み晴れ渡った空を見続けた。

外伝はもし関ヶ原の戦いに正宗が参加したら。徳川側の兵が実質増えたと言うのに、これといった行動を起こさない三成。
裏切る予定だった小早川も動かない。そして敵援軍に軍を出さなかったはずの豊臣方が現れ、徳川家臣以外が一成に裏切る。
たくさんの敵武将。正宗はなんとか討ち倒し、退けた。

●濃姫
織田信長の妻、濃姫。信長の戦いについて回り、敵を倒していく。
本能寺において明智光秀が謀反。濃姫は光秀を討つ。
燃えさかる本能寺。「ついてくるか?」と聞く信長に、濃姫は「地獄までも」と答え、二人は夜の京を後にした。

外伝は賤ヶ岳の変。天下一美女大会。

●服部半蔵
徳川家康の家臣、忍びである半蔵。ただ主のために影となり、敵を葬る。
いくつもの合戦で活躍する。天下の覇者となった織田信長が光秀の謀反にあい討ち死に、仇を秀吉が討つ。
秀吉と家康の間で天下を分けた戦いとなり、半蔵は秀吉を殺し徳川は天下を得た。

外伝は上田城攻略戦。徳川は北条と同盟する、これに反発した真田が徳川と敵対し合戦となり倒す。

268 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/25(月) 21:22:10.32 ID:xwLY/0KD0.net
●豊臣秀吉
織田信長の家臣、秀吉。明智光秀が謀反を起こし信長を殺すと、戻り光秀と戦い「あんたの思い、背負う」と倒した。
その後、信長を誰が次ぐかで柴田勝家と反発し合戦となる。秀吉は皆が笑って暮らせる世のために戦う。
勝家の妻となったお市は「そんな理想はありえない」と拒絶。秀吉は勝家を討ち、あんたの思いも背負うと信長を継ぐ。
これに次に反発したのは徳川家康、どちらが勝ってもより良い世を作らんと対峙しこれも倒し配下にする。
その後、九州の立花に協力し島津を倒し、総力を持って北条の小田原城を攻略した。
天下を手にした秀吉。桜舞う大阪城で花見をしながら、部下や妻のねねと共に酒を飲み、笑いあった。

外伝は関ヶ原の戦い。「自分が死んだらどうなるのか?」天下を手に入れた秀吉は疑問に思い、さっそく死んだふりをした。
結果、世は東西に乱れて関ヶ原で大きな合戦が起こる。秀吉は戦いを止めるために西軍の三成の下に、三成は秀吉に呆れる。
三成が嫌いで徳川についた加藤らは秀吉に倒され、三成が悪いんじゃと言い訳。戦を起こした事を反省しろと秀吉は叱る。
西軍だったはずの島津・立花が死んだふりをしていた秀吉にキレて、敵にまわる。
全ての武将を撤退させ、最後に家康と対峙。「あんたまだ天下を諦めてなかったか」「天下を諦めた事など一度もないわ!」
家康も撤退させ、自分が死んでも平和な世の中にするにはどうすればいいかと、秀吉は悩んだ。

●本多忠勝
徳川家康の臣下であり、最強と呼ばれた武将、本多忠勝。いくつもの合戦を家康と共に切り抜ける。
そして関ヶ原の戦いで石田三成を討ち、徳川の天下となる。
彼は泰平の世にこれは必要ないと、相棒である大槍・蜻蛉斬りを地面に突き刺し、別れを告げた。

外伝は天正御前試合。様々な武将を倒し、最後の前田慶次を倒し、最強の武将である事を示した。

●稲姫
本多忠勝の娘であり、徳川家康の養女の稲姫。徳川家臣として様々な戦いに当たる。
関ヶ原の戦い、そして大坂の陣を経て徳川の天下となる。
「これで太平の世が来るのですね」家康に訪ねる。「我が宝は良き家臣、わしは家臣に恵まれた者よ」と笑う家康。
稲姫は海の空に向かって矢を放った。

外伝は沼田城防衛戦。真田家が最後に孫の顔を見たいと訪ねてきたが、これが城を奪うための謀略と見破り撃退した。

●徳川家康
織田の同盟である徳川の家康は、共に浅井・朝倉と戦う。浅井よりも兵が多い織田、対して倍は兵のある朝倉に当たる徳川。
不満を言う忠勝に「今は耐えねばならぬ」と家康。しかし耐えた先に何があるのかと自問した。勝利するも先が見えない。
後に武田軍が徳川の地に踏み込む、最強と呼ばれた武田軍に家康は震えたが、武田はそのまま徳川を無視して織田領へ。
そのあり方に憤る徳川。しかし追いかければ背後を取る形になる上、陣を構えにくい三方ヶ原、勝機である追撃する。
だがそれを見越していた武田は待ちかまえていた。虚を突かれ次々とやられる徳川の兵。
このまま華々しく討ち死にすると覚悟した家康だったが、犬死には最も唾棄すべきものなりと忠勝が一括。撤退させる。
家臣たちが家康を逃すために壁となり、また自分が家康だと叫び敵をひきつける。家康は撤退に成功する。
しかし大事な兵たちがたくさん死んでしまった。落ち込み嘆く家康たが、彼等の為にも天下泰平を成し遂げると心に誓う。
後に信長が謀反にあい討ち死に。織田家を軽んじたと秀吉と天下を争う。
勝利するも、秀吉は織田側と和睦を結び徳川は戦う理由を無くし、結局、秀吉の配下となる。
北条討伐などに参加し、秀吉の配下として活躍し筆頭になる。秀吉が病死すると、石田三成と争い関ヶ原の戦いへ。
敵はこちらを上回り、多数の強力な武将がいる。それでもこんな苦難は何度も乗り越えたと、家康は笑う。
三成を倒し、後に大阪城の豊臣を攻め滅ぼした。
夕日の江戸城から平和な世を見る家康。この平和は二百年は続くだろうと、その先はその時代の者が背負うだろうと言った。

外伝は上杉征伐。今だ徳川の世に歯向かう者を倒す。

269 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/25(月) 21:24:13.58 ID:xwLY/0KD0.net
●石田三成
理論派である三成は、かつて主君である秀吉に天下を取る理由を聞いた。秀吉は皆が笑って暮らせる世を作る為だと言った。
秀吉の下で光秀、勝家、家康を倒していく三成。ほぼ天下を手中に収める秀吉。
北条攻めの陣内で兼続と話す。「このままいけば天下は手に入るだろうが、その先が見えない」
「数で天下を取ろうとするから、その先が無い」「では何が必要だ」
「義、ではないでしょうか?」途中で同じく陣にいた幸村が口をはさんだ。義とは何だと訪ねる三成。
義とは心の中にある大事な物を守ろうとする事だと、兼続は地面に大一大万大吉と書く。
これの意味は、一人が皆のため皆が一人のために尽くせば全ての人が幸せになれると言う。信じられんと告げる三成。
では試してみるかと、三成・兼続・幸村はそれぞれの武器を重ね交え、友情を誓う。
合戦中、義や友情の為と叫ぶ兼続と幸村に恥ずかしい奴らめと三成は呆れる。その後、大一大万大吉を三成は旗印にした。
秀吉が死に、徳川が天下を治めんと動く。三成は配下と共に、戦いを決意する。関ヶ原の戦いで三成の西軍は勝利を収める。
家康を倒し多くの兵達の前で言う。これは皆の勝利である、数や理の力ではない、皆の心の義の勝利だと。
大一大万大吉、俺の力を皆のために使おう。だから皆の力を俺に結集してくれ。槍を振りあげ勝ちどきをあげる兵士たち。
三成が去る時、らしくない事を言う様になったと兼続。こう言う事も必要だと、そう思うようになっただけだと去る三成。
その背中を見て、兼続と幸村は笑った。

外伝は江戸の陣。撤退する徳川を追撃し、ついに江戸城に追い詰め対峙する。
「三成殿、なぜわからん。義では人の世は治められん」「世を治めるのは義ではない、一人一人の心の絆だ」
家康を倒し、天下を統一した。


●浅井長政
同盟の為に織田信長の妹・お市と結婚した長政。政略結婚だったが、長政とお市は深く愛し合っていた。
しかし同盟の約束だった、浅井と同盟の朝倉を織田は攻めないという条件が破られる。
古くからの盟友朝倉家との義理か、義兄弟としての義理か。悩んだ浅井は朝倉につき信長を撃退した。
その後、何度も織田と戦うこととなる。戦うたびにお市を裏切っている事に悩んだ。
お市に織田家に帰る用に伝えるが、お市は長政と共に戦う事を望んだ。
そして小谷城で信長を討った。長政はお市に不義を詫び、立ち去る様に言う。いなくなるお市。
しかしすぐに戻ってきて、藤の花を長政に渡す。長政は兄信長の代わりに天下を統一し泰平に導く事を約束した。
後に織田の臣下や、このままでは天下を取られると思い裏切った朝倉などを倒し、長政は天下統一を成し遂げる。
しかし心のどこかでは、お市の気持ちを裏切った事を悔んでいた。
ふと気付くと、城の中ではなく夜の森の陣の中。そこは最初に織田と戦った金ヶ崎であった。
実は今までの戦いは全て夢。浅井は今から織田を朝倉と共に挟撃する所であった。
金ヶ崎の戦い、信長を逃すために次々と織田臣下が襲ってくるが長政は撃退していく。
そして長政は信長を討ち倒す。「義に落ち、信長を討つか」「いえ、朝倉への義はここまでです」
長政は槍を下ろし信長に謝罪、そしてこれからは織田の一武将として戦う事を宣言する。
今更、攻めてきた朝倉軍を、長政は信長を守りながら単独で全滅させた。
これでよかったのと訪ねるお市に、それがしは何よりもお市への愛が大事なのだと告げ、抱きしめた。

外伝は関ヶ原決戦。信長は自身は京で待ち、東の守りを長政に任せ、西に秀吉・勝家ら家臣を送り天下統一を目指す。
そこに信長を打倒せんと武田信玄・上杉謙信、更に伊達や北条などが組んだ連合軍が東より現れる。
それに一人、長政が槍を持って立ちふさがる。「もう信は揺るがず、今のそれがしは強いぞ!」
「信長に義はなし」と言う兼続を「義兄上がそうなったら、それがしが道を正す」と討ち。
「信じるもののために戦う」と言う幸村を「自分の愛する心の方が強い」と討ち。
「軍略では我に及ばず」と言う謙信を「軍略では天下は統一できない」と討ち。
「王道こそ天下に必要」と言う信玄を「王道でも覇道でもなく、人の道こそが真に必要」と討った。
長政と兄・信長が共に戦う姿に「これが私が望んでいたもの」とお市は喜ぶ。「この勝利、全てお市の為に!」

270 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/25(月) 21:26:17.93 ID:xwLY/0KD0.net
他の武将と重なる部分は出来るだけ削って行く、続きはそのうち

271 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/26(火) 12:58:54.36 ID:m3lSiNOJ0.net
おつでーす

272 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/26(火) 22:40:52.08 ID:1CDRR48h0.net
面白いIfルートだなあ
おつです

273 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/26(火) 23:22:24.96 ID:YT8zjIWQ0.net
おつにございます

274 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/27(水) 02:00:41.93 ID:I0hfwTtO0.net
>>269の続き

●島左近
筒井家の軍略家、島左近。信長を討った光秀から筒井に助力要請があるが、左近はこれを拒否し秀吉につく。
左近の読み通り秀吉が勝利し、筒井は光秀との共倒れを逃れた。
その後、左近は主の不義に怒り、筒井からの一万五千石を蹴り一介の浪人となる。様々な大名から仕官要請が来るが蹴る。
芸者遊びをしている所に石田三成が現れる、一万五千以下では誰にも変われる気はないと言うと三成は二万石を提示。
情報収集を怠らない島左近は三成の禄が四万石だと知っており、つまりその半分で主と部下が同禄になる。
それほどまでに俺の腕が欲しいのかと聞くと、欲しいのは不義に怒るその志であり、欲しいのは部下ではなく同志だと三成。
島左近はその場で頭を下げ、「殿と呼ばせて頂く」と三成の配下となった。
左近は秀吉の配下の三成の部下として、島津や北条攻めに参加。
そして秀吉が死に、三成と家康が対立、東西に分かれた関ヶ原の戦いへ。地の利も数も有利、問題は家康がそれを承知な事。
左近が人の和において負けている事を指摘すると徳川にあるのは利のみで、兼続・幸村との作戦はうまく行くと言う。
それも家康を揺さぶれるとは思えない絵に描いた餅。三成は左近の言葉に俯き、「俺は……勝ちたいのだ……」と言った。
左近は三成の肩を叩き、その天下餅をこの左近がついてやりましょうと剣を構えた。
その後、家康を倒した三成達。活躍した左近には石を加増すると言う三成に、他の者を取り立ててほしいと辞退する。
自分が三成に買ったのは禄ではなく、三成の不義を憎む心だと言い、馬を走らせる。三成は左近を同志と呼んだ。

外伝は三方ヶ原の戦い。武田に軍略を習うために仕えていたころ、家康を追いつめた。

●島津義弘
九州を制圧せんとする島津。しかしそこに天下を統一しようと手を伸ばしてきた秀吉の軍が現る。
秀吉の軍の兵数に対し、この戦いに勝ち目はないと察した島津は、有利に降伏するため戦う。
立花家の怨敵と対峙する立花ァ千代、そして手を組んだ秀吉の両者を撃退。その後、島津は降伏した。
秀吉の北条攻めなどに手を貸す義弘。後に秀吉は病死し、家康と三成が対立する。
危険だと兄弟が止めるのも聞かず、自分は武士であり戦場こそが生きる場所だと島津義弘は三成の西軍につく事を決める。
単独でつくことにしていたのだが、兄弟や兵もついてくる。自分たちも武士であると。
意見の相違から島津はその場に留まり、動かなかった。西軍は裏切りの続出で総崩れ、ほぼ壊滅。
地獄のあり様ですという部下の言葉に、地獄は鬼の物、この鬼島津の場所だと言い、「チェストォー!」と義弘は叫んだ。
すると島津の者達が次々と叫び、島津が動く。ちりぢりとなった西軍の者達を助けて回る。
助けた武将達を中央に集め、援軍などで全方位を囲む徳川の軍に対し、魚鱗の陣形にて突っ切り徳川本拠地へ。家康を撃退。
撤退し、江戸城に籠る家康達。周囲を囲む三成ひきいる西軍。
ここで島津は造反。三成達を裏切り討ち、次に江戸城へと入り徳川の者たちも倒し、最後に現れたァ千代と一騎打ちで倒す。
有力武将を全て倒し、西軍に入った当初からの目的だった天下を手に入れた義弘。
島津の天下で平和になった人々を見て突然「チェストォー!」と義弘は叫ぶ。驚く兄弟と町の人々。
「嫉妬だ」と島津。どうやら戦のない天下は義弘にとってつまらないものであり、笑顔で暮らす人々がうらやましいようだ。

外伝は関ヶ原の戦い。ここでも敗北必死の西軍だが、幸村が単独手助けに来て盛り返す。伊達が敵の援軍として現れる。
幸村の行動を義弘は讃え、今は天下を取る事を諦めた。

275 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/27(水) 02:01:52.91 ID:I0hfwTtO0.net
●立花ァ千代
九州において、島津と戦うために秀吉と組んだァ千代。島津は立花家にとって仇であった。
「戦場に復讐心を持ってくるな、つまらん」と言う島津。倒し、秀吉は九州を自分の物とした。
秀吉配下として北条攻めなどに参加するァ千代。後に秀吉が病死し、天下は西の石田三成と東の徳川家康で戦いとなる。
西軍に参加するァ千代。作戦の相違で動かない島津を挑発して動かし、そして東軍の家康を撃退した。
その後、突如反転し大阪城へと急ぐ島津義弘。島津はどさくさにまぎれ大阪城の豊臣秀頼を手にし、天下を取ろうとした。
家康の追撃を止め、島津を追う西軍。そして山崎で捕え、ァ千代は義弘を倒す。
倒れる義弘、側に立つ三成やァ千代。このたびの行動は全て自分の独断で責任は自分にあると、島津の他の者を庇う義弘。
島津家を守ろうとする義弘に、ァ千代は敗者は全てを奪われるのが当然とその懇願を斬って捨てる。
その言葉に憤る島津兄弟、周りの兵士に取り押さえられる。
しかし立花は違うとァ千代は続け、島津の存続は約束すると告げる。安心したように義弘は息を引き取った。

外伝は江戸の陣。江戸城にいる家康を西軍で攻め、倒し戦乱に終止符を打った。

●直江兼続
上杉の兵である兼続は、上杉謙信の病死後、上杉家の存続のために秀吉についた。
北条攻めの時に三成・幸村とともに義と友情を誓う。
秀吉の病死後、三成と家康が対立。兼続は三成につくが、三成の西軍は敗北。兼続は伊達を撃退し、撤退。
自ら腹を切り家康に降伏しようとするが、前田慶次に殴られて止められる。三成の志は死んでないと諭される。
幸村・慶次と共に江戸城を攻め、徳川家康を倒す。
大一大万大吉の旗印の前に立つ兼続・幸村・慶次。ここに三成はいない、だが自分達の心の中に志は生きている。
そして人々に義を伝えれば、その人達の心にも三成が生きることになると兼続は進む。

外伝は上杉征伐。直江兼続が家康に対して直江状を送り上杉軍を挙兵。それに対し、家康は徳川軍を侵攻させる。
これに石田三成は西軍をひきいて挟撃する作戦。だがこの目論見は見抜かれ、徳川軍は反転し西軍へと向かう。
上杉軍には伊達軍をあて、徳川軍は関ヶ原に向かい三成と戦うという考えであった。
ところが兼続は伊達軍を無視、少数で徳川を追い川中島で追いつく。驚いた家康は迎え撃つ。
兼続には上杉軍と慶次に真田も加勢するが、徳川軍は大軍でさらに伊達までも後ろから現れる。
しかし兼続は家康を倒す事に成功。この吉報を三成にすぐに届け、義の世を作ろうと喜んだ。

276 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/27(水) 02:02:23.78 ID:I0hfwTtO0.net
●ねね
秀吉の妻で忍びのねね。秀吉の戦いについていき、秀吉の敵を討つ。
秀吉の部下の加藤・福島はねねを母のように慕うが、三成はねねが苦手だった。
ねねは光秀、勝家、家康、北条などを倒し秀吉のために尽くした。
北条攻めの際に、秀吉は大阪城に手紙を書く。内容はねねの身を案じたもの。
だからねねではなく淀君を送ってくれという内容。淀といちゃつくことを楽しみにする秀吉だが、すでにねねは陣にいた。
戦場では常にねねへの愛を口にする秀吉だが、お前様は私がいないと駄目だねという発言にはさすがに黙った。
天下を統一した後、桜の木の下でねねは秀吉とその子飼の部下の三成・加藤・福島らがねねが作ったご飯を食べる。
何でも食べられるようになったが、やはりねねのご飯が一番だと言う秀吉に、でも浮気は駄目よとねねは言った。
驚いた秀吉がご飯を吹きだし、目の前の三成がご飯まみれになる、それを見て大笑いする加藤と福島。
ねねは、今が秀吉が求めた皆が笑える世の中だと思った。

外伝は関ヶ原乱入。秀吉が病死し、天下は三成の西軍と秀吉の東軍に分かれる。関ヶ原で相対する両軍。
ねねはせっかく秀吉が乱世を終わらせたのにと怒り、戦いを止めるために関ヶ原に乱入する。
気弱で、西軍を裏切る予定だった小早川だが、ねねが現れると自分は叔母上の味方だと言い、両軍に立ち向かう。
また阿国も乱暴でかわいいねねを気に入り、味方する。
三成と対立し東軍についた加藤・福島を喧嘩しないと力ずくで説教。大砲を止め、中央の武将達を暴力と言う説教をする。
ァ千代を立花家を取りつぶしたりしないと力ずくで帰らせ、天下は分けるものではなく皆の者と島津を黙らせる。
小早川に裏切るか死かと訪ねる半蔵、しかし叔母上の味方だと断固拒否。ねねが言う事を聞くだけじゃ駄目と半蔵も説教。
頭がいいんだから、三成を止めなさいと左近を力ずくで説教。
ここは危険だから離れなさいと殊勝な態度の家康に、騙されるかと力ずくで説教。そして三成との戦いになる。
「普通に邪魔です! 帰ってください」「あんた義で世の中をつくるんじゃないの、口だけの子はお説教だよ!」
そして力ずくで三成を説教した。「結局は力ずくなんですね……」こうして関ヶ原は終了した。
「ようやく終わったね、この子たちは本当に世話をかけるんだから」
全ての武将を集めて、地面に座らせねねは説教を始める。「皆が仲良くしないと、皆が笑って暮らせる世が作れないでしょ」
「三成、人の話を聞くと気はちゃんと相手の目を見るよう言ったでしょ? いくつになったの?」
「怒られた」「こら、正則」「で、でもねね様、三成が……」「言い訳しない!」
「おねね様には敵いませんなあ」家康は大きな声で笑った。ねねは秀吉がいない事で、少し悲しそうな顔をした。

●風魔小太郎
徳川と武田との戦いである三方ヶ原に登場した、北条の忍びである風魔小太郎。
小太郎は武田を討ち徳川も倒す、そして家康とその配下を生かす代わりに、自分の手駒にした。
その後、各地で戦わせる。時々、服部半蔵が命を狙うが返り討ち、そして秀吉も討った。
小太郎がいる限り安心だと笑う北条の者達、彼らに見切りをつけ徳川軍と共に北条を討ち倒す。
そして座興だと、天下統一に乗り出し島津と豊臣の残党を倒した。
天下を統一した小太郎、跪く家康。この国において自分は無双であったと、家康を蹴り飛ばした。
半蔵が小太郎を殺そうとするが簡単にひねりあげ、家康に投げつける。
そして遊びに付き合った礼だと、小太郎は家康に日本をあげる。
代わりに小太郎の存在を消した嘘の史実を創りあげろと言った。
そうして風魔小太郎は闇に戻る、もし闇の世界が欲しければ実力で奪い取って見せよと言い、消えさった。

外伝は小田原城防衛戦。北条の配下として、秀吉から北条を守る。

277 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/27(水) 02:04:32.98 ID:I0hfwTtO0.net
●宮本武蔵
関ヶ原の戦いに乱入し、生き延びた剣豪、宮本武蔵。
ある場所であった人斬り佐々木小次郎に、剣は人を殺すための者でしょと言われ、悩む。
剣は本当に人を殺すためだけの物なのか? 人を活かすための剣を模索する武蔵。
後に巌流島で小次郎と決闘し討つ。
大阪城の戦い、武蔵は秀頼を守り、家康を討った。
残る家康家臣を討つため、秀頼と幸村と共に江戸城へ赴く武蔵。
しかし江戸城内は静か、武蔵と幸村は内部を調べ始める。
すると天主には兼続がいた。友を失い、義を失い、友を裏切り、もはや自分には何も無いと言う兼続。
せめて上杉家には最後まで尽くそうと、江戸城の門を閉じ自分ごと武蔵達を焼き打ちにする。
外で待っていた秀頼を上杉と伊達、そして徳川秀忠などの武将達が攻める。
兼続を討った武蔵達。事切れる前に謝罪する兼続に、幸村は許し、どんな形でも友であったと言った。
内部にいる武将を全て倒し江戸城を脱出。秀頼を襲う上杉・伊達を倒す。秀忠は倒れる前に、父達の思いを秀頼に託す。
秀頼は自分はずっと一人だと思っていた、しかし武蔵のように自分を助けてくれる人がいるのだと礼を言う。
武蔵もまた自分は一人で戦っていたと思っていたが、周りに活かされてきた事を理解した。
最後に風魔小太郎が襲い掛かる。武蔵が撃退すると、これから泰平の時代にどう生きるつもりだと説いてきた。
その時は別の道を探すと、剣を振りかざす。消える小太郎、武蔵は背を向け去って行った。

外伝は天正御前試合。模擬試合中の秀吉・家康の武将達に乱入し、全員倒す。最後に小次郎を倒す。
「おめでとう武蔵、人を活かす剣、見つかると良いね。最強の君ならきっと見つかるよ」
「見えた! 見えたぜ小次郎! 人を活かす剣、微かだが確かに」

●前田利家
織田の臣下である利家。織田の領地に織田軍の十倍もの兵数を誇る今川が押し寄せていた。それに挑む信長。
叔父である柴田勝家に納得できないと責める。「どうやって戦えばいい!? 策は!? 何か聞いてねえのかよオジキ!」
「賢ら顔で語るな!」利家を一括する勝家。「利家……わぬしは何者ぞ?」
「俺は……武士だ」「なら納得など無用。わしらの魂は……すでに戦場ぞ」
戦の準備に立ち去る柴田。「わかったぜ、オジキ。鬼柴田が軍の魂、見せつけてやろうじゃねえか」叫ぶ利家。
織田軍は今川を打ち破る。その時に秀吉に気に入られ、利家は秀吉と共に戦場に出るようになり、出世していく。
しかし柴田はそのことを褒めてはくれない。
そして四国征伐に出た時、秀吉と利家の下に信長が明智に討たれたとの知らせが入る。
早く戻ろうと言う利家に、四国を征伐してからだと言う秀吉。
信長様が死んだ以上、この時代の先を見続けないとならない。秀吉は信長を継ぐと言った。
利家は仁義を張って生きてきただけ、秀吉の言う事はわからない納得できないと言う。
すると利家は秀吉にぶん殴られ蹴飛ばされる。首を掴まれて睨まれる、これからの事を目をそらすな。
四国を征伐、大返しに明智を討った秀吉。
勝家と秀吉が後の事で決裂する。利家は勝家の家に出向き、勝家につくと言うが、勝家はそれを許さない。
開かない門をたたき続ける利家。勝家は利家の子供時代の事を思い出し手を伸ばすが、その手をすぐに下ろした。
賤ヶ岳の戦い、利家は勝家を撃退する。
勝家は撤退し、居城へ。城に閉じこもり自ら火を放つ。燃えさかる城を見上げる利家。
近くにいた秀吉を泣きながら何度も殴りつける。もう目は逸らさない、昔には戻れない。
お前は俺の信長様のオジキの思いも全部背負って天下を作っていくのだろう、それを支えてやる。
それに巻き込まれた弱い奴を守るのが俺の仁義。これはやりきれない。納得できない俺の思いだと殴り叫んだ。

外伝は天正御前試合。信長の配下を倒していき、信長に認められる。新しく作られた組織の信長側近になる。

278 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/27(水) 02:05:08.00 ID:I0hfwTtO0.net
続く、あと五人

279 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/29(金) 05:37:28.62 ID:UN/VxEHT0.net
wikiの未解決んとこに幻想水滸伝カードストーリーってあるけど
これ必要?
幻想水滸伝2の短縮版ストーリーなんだけど

280 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/29(金) 08:22:17.05 ID:/X62HjXB0.net
そういうの未解決にいくつかあるな
スパロボOGなんてもう1も2も外伝も書いてあるのにな

281 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/29(金) 17:08:41.99 ID:JOCKfhKH0.net
そう思うなら、編集するか編集しやすいように指摘すれば良いだけ

282 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/29(金) 18:19:39.32 ID:oANxAj4y0.net
>>277の続き、これで最後

●長宗我部元親
織田信長が死に、その後を秀吉が継ぐ。秀吉は天下統一のため、大軍を用いて四国を攻める。
四国を統一した元親。この戦いに勝ち目はないと理解しておりながらも、反抗する。
時代の流れに人は逆らえない、だからこそ逆らい凄絶に歯形を残す、それが人としての元親の矜持だった。
左近に、大将が前で戦っていたら、勝利の女神に嫌われると忠告される。
家康に、なぜ貴様ほどの男が風下に立つ?と聞くと、逆に何故、この島で満足しているのかと言われる。
風下もいずれ風上になる、自分の器を考えろと忠告される。
秀吉を倒すと、悪い様にはせんから部下になれと勧誘される。
ここで秀吉を殺しても次の誰かが攻めてくる。だがそれ以上に元親は秀吉、ひいては島の外に興味を持ち始めた。
九州征伐に手を貸す元親。しかし途中で、息子である信親が元親をかばって死ぬ。
元親は怒りを義弘にぶつける。「戦とばくちは失うものだ、嫌なら去れ」と切って捨てる。
倒すと仇を討てと義弘は言ってくるが、ここで怒りに囚われる器なら信親が庇う価値もない男になると刺さなかった。
その後も秀吉の部下として北条攻めに参加。秀吉が病死した後は、三成と共に戦う。
関ヶ原での戦い、秀吉の時代を維持しようとす三成の西軍、新たな時代を築こうとする家康の東軍。
左近にどうしてこちらについたと問われ「傲慢で嫉妬深い勝利の女神が好きになれなかったから」と答える。
そういう女ほど口説きがいがあると左近は返事をした。
三成に家康を憎むかと聞く、憎いと言う三成に憎むなと元親は言った。
家康の時代を築こうとする思いは本物であり、それを背負う気持ちが大事だと元親は言う。わかっていると三成は返事した。
元親は戦いの中、これが時代を築く事かと全ての者に感謝した。死んだ秀吉に言う、お前が育てた者がここにあると。
家康とは付き合いのあった元親は、やはり殺したくないと家康に降参するように進言する。しかし家康は折れない。
倒れた家康は言う、良き者を理は支えてくれない、ただ信じて未来に進めと。
死んだ家康を椅子に座らせ、自分が時代を変えてしまったと元親は想う。
ただ死んでいった者たちの想いは決して忘れない凄絶に覚えている、次の時代に続けていくと誓う。

外伝は信長四国征伐。四国を統一した元親に信長軍が攻めてくるのでこれを撃退。自分を意志し続けると決意した。

●今川義元
一人で蹴鞠をする義元は、やはり皆で蹴鞠をしたいと旅に出る。
武田・上杉の川中島の戦い。浅井・織田の小谷城防衛戦。秀吉・島津の九州征伐。
様々な合戦に顔を出し活躍する義元だったが、誰も蹴鞠を一緒にしてくれなかった。
時は流れ、家康の東軍と三成の西軍に分かれ関ヶ原の戦いとなる。かつて今川の人質だった家康につく。
そして石田三成と戦う。
「不義の輩めが、まだ勝負はついておらぬぞ!」
「……三成殿は十年前の小田原の戦のこと、覚えておるかの? まろが蹴鞠ろうと言ったのに、三成殿は無視したの」
「まさか……それを根に持って……」
「根に持ってはおらぬの。ただ覚えておるの」
三成を倒す。
「討ちとったの、これでようやく皆で蹴鞠ができるの。…思えば、ここまで長い旅だったの」
その時にいた武将が並び、義元を先頭に一人一人蹴鞠をする。不貞腐れながらも三成も蹴鞠をする。
「…これでは、ひとりでやってもかわりないのではないか?」
「皆で蹴鞠ると愉しいの」

外伝は桶狭間の戦い。モブではない武将が義元だけの今川軍と、名武将だらけの織田軍。雨の中で突然の奇襲に会う。
織田武将が前から後ろから中央から、次々と攻めてくる。そのたびあっちに行ったりこっちに行ったり、撃退する義元。
さらに徳川軍まで裏切り、強力な家康配下もほぼ単独で倒していく。最後に織田信長を討つ。
大損害を受け、もう上洛はできない。しかし皆のおかげで織田軍を撃退できたと、今川義元はねぎらった。

283 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/29(金) 18:20:36.09 ID:oANxAj4y0.net
●ガラシャ
明智光秀の娘ガラシャは一人、旅に出ていた。山の中、山賊に襲われるが雑賀孫市に助けられる。
挫いた足を布でまき、ここは戦場になるから逃げろと言う孫市。
世地を知るために武者修行をしていたガラシャは物知りな孫市についていくことにした。姉川の戦いを乗り越える。
次は秀吉に頼まれ、戦国最強の武田と戦わないとならない。危険だから去れと孫市に言われる。
なぜ危険だとわかっていて戦うのかと聞くと、秀吉はダチだからと答える。
「ならわらわも孫市のダチじゃ」と言い、もし孫市が危険な目に遭ったら助けると言った。そしてその逆も助けてくれると。
根負けした孫市はガラシャがついてくるのを受け入れる。二人は拳を合わせて助け合う事を約束した。
武田と戦い、家康の逃走を助けたガラシャと孫市。次に孫市が傭兵として雇われたのは毛利水軍、ガラシャもついていく。
織田相手に奮闘し、撃退する孫市。途中でガラシャは父である明智光秀に会い、倒す。
孫市に明智の姫である事がばれる、嫌われると思っていたガラシャだったが、ダチはそんなこと気にしないと言ってくれた。
濃姫と戦うとき、ガラシャに孫市は良い人かと聞く。ダチじゃと答えると、それは女として一番駄目な言葉だと言った。
故郷の雑賀に里帰りする孫市についていくガラシャ。信長は雑賀を、天下への見せしめとして殲滅していた。
秀吉に銃を向け、信長への復讐を誓う孫市。ガラシャは生き残りの里の住民の逃亡を手助けする。
孫市は信長の陣地へ潜入するが、敗北。光秀がガラシャと戦い、あの男は死んだと言った。信じないガラシャは光秀を撃退。
その後、単独で信長を撃退する。しかし孫市を探すが何処にもいなかった。
年月は流れ、ガラシャは細川忠興と政略結婚。信長は本能寺で討たれ、さらに光秀は秀吉に討たれる。そして秀吉は病死。
無表情になったガラシャ。天下は三成と家康の争いとなる。家康側の忠興の人質として、三成はガラシャを捉えようとした。
ガラシャは兵に囲まれるも微動だにしない。そこに孫市が登場し、ガラシャを助ける。ガラシャに表情が戻り、孫市と呼ぶ。
たくさんの三成の兵に囲まれた京の都。細川の部下が襲われているので助けて回る。
助けられた武将は夫である忠興が、もし敵に捕らえられそうならガラシャを殺せと命じられている事を話す。
そして、ここは良いから遠くに逃げてくださいと進言。しかしガラシャは共に戦い生き残ろうと武将達に命じた。
光秀や左近などが登場、もしここでガラシャが死ぬようなことになれば西軍の名誉にかかわると、捕縛を急ぐ。
ガラシャは孫市と共に戦い、西軍を倒した。孫市はガラシャにこれで自由だと言った。
ガラシャは屋敷に戻る。そこが自分の戦場なんだと、権力の渦の中へと行く。
もし孫市が死にそうな時は助けに行くと約束し、ガラシャと孫市は拳を合わせた。

外伝は賤ヶ岳の変乱入。天下一美女大会へと挑戦するガラシャと孫市。倒した美女たちを次々と砦に閉じ込めて行く孫市。
ガラシャは孫市が自分を利用していたのだと怒り、女武将を皆助け出し、孫市をリンチで倒す。
倒れた孫市はガラシャに、その前向きな気持ちが大事だと教えた。

284 :戦国無双2with猛将伝 HD Version:2014/08/29(金) 18:21:10.90 ID:oANxAj4y0.net
●佐々木小次郎
小次郎は人を憐れんでいた。弱者は奪われ、奪う者もまた他者から奪わなければ生きていけない弱者。
そんなに苦しいなら皆殺してやると、佐々木小次郎は海賊たちを斬って行く。途中、宮本武蔵が加勢してくれた。
海賊を片づけた小次郎は武蔵に斬りかかる斬ってあげなければならない人ではない、斬る価値のある人間だと。
そんなの悲しすぎるだろうと剣を打ち合い、突きつける武蔵。そのまま殺して良いと言う小次郎。
だって剣は人を殺すためのもの、武蔵だって殺すために腕を磨いたのだろうと言うと、違うと武蔵は怒鳴る。
今は分からせる事は出来ない、だが必ず人を活かすための剣を見せると言い、武蔵は去る。また斬り合おうと小次郎は言う。
関ヶ原の戦いを越え、京都での動乱。武蔵に斬り勝つ小次郎。
武蔵は止めの一撃を避け、小次郎に時間をくれと言う。その時に人を活かす剣を見せると良い、小次郎も承諾。
そして巌流島の戦いで、小次郎は敗北する。
家康が豊臣の世を終わらさんと大阪城を攻める。武蔵が豊臣側についたと聞いた小次郎は再戦のため徳川につく。
そして豊臣方の武将を全て倒す。「これでおしまい? そんなまだまだ斬ってあげないといけない人はたくさんいるのに!」
「ねえ、僕はどうすればいいの、答えてよ。武蔵でてきてよ、僕と斬りあおうよ」
すると宮本武蔵が登場する。
「慈・悲・喜・捨、四つの心。俺がここにいるのも捨の心がねえからだな。まだ小次郎に、剣の心を伝えられてねえのも……」
「武蔵…待っててくれたんだね」
「てめえが悲しくて、ほっとけられねえんだよ! 小次郎…最後の勝負だ!」
戦い、そして小次郎は武蔵を斬った。
倒れた武蔵に高笑いしながら近づく小次郎。
「武蔵、とうとう君に最高の死をあげられたね! ねえ、武蔵! ……武蔵?」
倒れた武蔵の近くに跪き、体に触れる。刀をおいて悲しい顔をする小次郎。
「武蔵…いなくなった…の? ああ、これが……」

外伝は天正御前試合。信長と家康の模擬戦に武蔵と共に勝手に参入し武将達を倒し、最後に武蔵を倒す。

●柴田勝家
織田家臣として戦い続ける柴田勝家。いくつもの合戦で勲功をあげる。
しかし、織田信長は本能寺の変にて撃ち死に。そして勝家と秀吉との間で対立が起こる。
前田利家は勝家の下につくと言うが、勝家はそれを拒否する。
時代が信長に死を与えた、次に自分を選ぶならそれを受け入れるまで。
そして賤ヶ岳の戦いで、自分の折れぬ心を見せつけ次々と秀吉の軍を倒す。
相手の援軍が来る。他の武将に礼を言って降伏するように促し、自分は居城へと戻り、そして城に火をつけた。
「利家、良く見ておけ! 武士が死に様を! そして知れ! わぬしが親父が背負って来た時代の重みを!」
天主から観る勝家。もっとたくさん教えてくれと見上げ叫ぶ利家。その足元に持っていた槍を投げつけた。
「ならば…わぬしに教える事はもうない。築け、わぬしらが時代を! そして時代の重みを総身で受け止めろ!」
城の中に入る勝家。親父と叫ぶ利家。
「大殿! 我らが息子たちの時代! 高みより見物いたさん!」
燃えさかる城の中、座り酒を飲む勝家。向かいには信長の幻影があり、勝家は笑った。

外伝は本能寺の変。予感がして単独で急ぎ戻った勝家が、明智光秀を討って信長を守った。

285 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/29(金) 18:24:34.14 ID:oANxAj4y0.net
終わり
後、蘭丸と阿国は隠しキャラでストーリーとかはない

286 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/29(金) 23:22:59.24 ID:ytUfRXFo0.net
おお、お疲れ様です。流石に量が膨大ですなぁ
麻呂な今川義元とサイコパスな佐々木小次郎がいつ見ても酷いw

287 :Seventh Blood Vampire:2014/08/30(土) 12:46:19.04 ID:e5F9eBYV0.net
どうも、遅ればせながら236です
拙い文章力ですが、頑張って書いていきたいと思います。
それでは、wikiに載ってる第二夜の終盤から・・・。


――――どこからか聞こえる自分を呼ぶ声に、うなされ絶叫するレナ。
その時、誰かに肩を掴まれ目覚めると、そこは自分の部屋。そして傍らには母の姿があった。
今までの出来事を話し、リズを助けて欲しいと母に訴えるが、「夢を見たのね。」と笑って相手にして貰えない。
なおも訴えるレナに、母はなんと今朝リズに会ったと話す。
なんでも、友達と泊りがけのハイキングに行くと言っていたらしい。・・・・行方不明のはずのマシューも一緒に。
その話に、今までの出来事は本当に夢だったのかと自信を無くすレナ。
そんな姿を見て母は、「アーウィンが帰ってきたらちゃんと聞いておくから」とレナをなだめる。
姿が見えなくても、呼べばいつでも来てくれたアーウィン。だが、最近はよく外出してしまう。
今日も、母にお使いを頼まれて家に居ないらしく、母も今夜は大事な仕事が大詰めで、また帰れないと言う。
レナの家には父親がおらず、母が家計を支えている。
最近は仕事もどんどん忙しくなっている様子で、レナは母がこっそりと辛そうにしている所も、何回か見かけたことがあった。
本当は行かないで欲しい。だけどわがままなんて言えないと自分の感情を押し殺すレナ。
「この仕事が成功したら、もっと一緒に居られるようになるから」と母はレナを抱きしめてくれる。
そして、今日も熱があるから、お薬を飲んでそろそろ寝なさいと母は促すが、寝ればまた悪夢に捕まってしまうとレナはぐずる。
「寝れば、悪いことなんてみんな忘れてしまうから大丈夫」と話す母の声を聞きながら
心からそうであるよう願いながら、レナは眠りに就いたのだった・・・・。

288 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/30(土) 12:47:01.63 ID:e5F9eBYV0.net
とりあえずここまで。
こんな感じで大丈夫ですか?

289 :デストロイ オール ヒューマンズ!:2014/08/30(土) 20:57:29.77 ID:CKXj6KPN0.net
未解決一覧の「デストロイ オール ヒューマンズ!」を簡単に
TPSアドベンチャー。日本では残虐なために販売を認められていなかったが、バカゲーにする事で販売可能に。
やたら特撮っぽかったり宇宙人が関西弁だったり改変。とにかくパロ・ギャグ調。ガメラ映画のPVとか見れる。
死ぬたびにクリプトの名前の数字が一つずつ上がるが、最初は137。
続編が4まで出ているが、それらは日本未発売。


主人公達はフュロン星人という宇宙人であり、未開の惑星である地球で人間からエンドルフィンを採取していた。
エンドルフィンは、宇宙ではお金のような扱いである。
アメリカで宇宙ロケットの発射を行った所、円盤が飛んできて直撃し爆発する。
落下した円盤から宇宙人が出てきて、捕獲した。
主人公クリプト137は上司からの命令で、地球で捕獲された兄クリプト136を救助にいく。

「クリプト大地に立つ!」
アメリカの牧場に円盤を着陸、牛を人だと思ったクリプトは考えを読み取ったりサイコキネシスで吹き飛ばしたりする。
そこに牧場主が現れ銃で攻撃してくるので倒す。そしてエンドルフィンを抽出する。
さらに奥さんが現れ、近所に助けを求める。銃をもった男達が現れ、倒していく。
警察が現れてUFOを発見。まだまだ人間が向かってくる事を知った137はUFOに乗り込む。
UFOの熱戦砲で、奥さんなどが逃げ込んだ建物などを破壊していく。
さらに軍隊が現れ、戦車が砲撃してくる。正当防衛は宇宙法で認められているので、殲滅して去る。
その後現場を確認した黒いスーツの男達が、自分達の計画を隠すため、大統領や世間には嘘の情報を流し事実を隠ぺいした。

「人間標本5、6人」
祭りをやっている、夜のロックウェルに着陸。情報収集のために人間のリーダーを捕獲することにしたい。
人間に変身し、人の思考をスキャンしリーダーを探していく。観衆の少ない演説している市長を思考をスキャン。
誰も聞いてないし、早くミス・ロックウェル会いたい。他の男達もミス・ロックウェルの事を考えている。
上司はミス・ロックウェルこそがリーダーだと言う、クリプトはミス・ロックウェルを洗脳してUFOに走らせる。
捕獲を成功させるもばれて軍隊がくるので、UFOに乗って殲滅させた。
後に大竜巻が会場を吹き飛ばしたと、嘘のニュースが流れた。

「無闇に光る牛」
夜のロックウェルに緑色に光る牛が登場。スキャンすると科学者が改造しているようだ。
下手なDNA改造はエンドルフィンを低下させる、低能な猿である地球人には100年早い技術と倒して止める。
ところがその場面を市長に見られる。逃げた市長は警察署に行き警察署長に保護を求める。
大騒ぎになると思ったクリプトは所長に変身し、町の人々を集める。
この頃、変な事がたくさん起こるとクレームをつける人々。
市長に変身したクリプトは、牛は盗まれない為の改造、もうすぐここに高速道路が通る。
様々な事が起こるが我々こそ誇るべきアメリカ人である。などと色々と口車に乗せて、切り抜けた。
クリプトは上司の命令で、もっと人の多い隣町サンタモデスタに移動した。

「超兵器プール1号」
サンタモデスタでは市長がプールパーティーを開催し、たくさんの人が踊っていた。
思考を読むと、「こんな騒ぎをしてたら宇宙人も逃げだすだろう」と考えていた。
これは宇宙人を追い出すための儀式で、そのうち生贄まで出しかねないと、邪魔をした。
後のニュースではパーティーに出た人々が熱中し過ぎて、警察まで襲いだしたと虚報を流した。

290 :デストロイ オール ヒューマンズ!:2014/08/30(土) 20:58:38.40 ID:CKXj6KPN0.net
「笑われた街」
家の裏で黒いスーツの男達が会話をしているのを、盗み聞きする。
彼等はマジェスティックという組織であり、30分後に放送する番組で人々をサブリミナル映像で洗脳しようとしていた。
このままでは支持者が増え、共産主義と戦争して人が減ってしまう。上司から言われ車ごと破壊する。
車からケースを発見。受け取るためにいたスリーピー・アーネストを倒し、車を破壊して資料を焼いた。
上司の考えで逆に放送を乗っ取って人々を洗脳しようと言った。
母船から直接電波を流すから、家のアンテナを改造しておくように言われ、10本のアンテナを変形させる。
家のアンテナで受信、世界に向けて発信しようとするが、電波が強すぎて周囲の人間が苦しみだし血を吹きだしてはじける。
これは想定外ですとクリプトは逃げるように走り去った。後のニュースでは、電気が暴発したと流れた。

「回収総進撃!」
前回の放送は事故。とりあえず町に戻り犠牲者のエンドルフィン回収や情報収集を行う。
今回は町中にこちらの兵器を無効化する電波を流すEMP、さらに変装を解除する装置を持つマジェスティック等が登場。
そこら中に警備の人間だらけ、とりあえずエンドルフィンを回収した。

「宇宙から来た食いしん坊」
マジェスティックが明らかに文明の進んだ武器などを使用している。その事に疑いを持つ上司は、調査をさせる。
全米であるお菓子が大ブーム。一度食べたら病みつきになる。
人をスキャンしていくと、「アメリカ万歳!」を繰り返すだけ、販売者などをスキャンするとどうやら洗脳ドラッグらしい。
食べた者は思考を停止し、共産主義を憎み、マジェスティックに忠誠を誓う。この薬はフュロン星にある劇薬。
とりあえず生産工場であるレストランをUFOで破壊。そこら中にミサイル発射台があるので残らず破壊。
マジェスティックの男達が、資料も礼の宇宙人から奪った薬も全てなくなったので、別の手を使おうと話しあっていた。
少佐が早く大統領を操り人形にしろと、急いでいると言った。
マジェスティックの使用している道具は、クリプト136から奪ったものではないかと考え、一人攫う。
捕獲し136がどこにいるか聞きだすため尋問。何を言っても話さないのでキレて痛めつける。
落ち着きを取り戻し、文化人らしく頭を改造。ロックウェルになにかあるといい、そのまま倒れた。
政府職員が行方不明、共産主義者による誘拐かと虚報。

「青月(ブルームーン)を見るな!」
ロックウェルに戻ると、ドライブシアターで洗脳映画を流していた。
周りのマジェスティックを撃破し、落ちていた元々のフィルムと取り換える。
マジェスティックが続々現れフィルムを戻そうとするので、残らず倒す。ガメラが滞りなく放映された。
主役が宇宙人の着ぐるみを着て挨拶にまわると、虚報。

「爆破っ子」
ロックウェルに秘密基地がある。新武器イオンランチャーで町中を爆破し、マジェスティックをおびき寄せる。
戦車を粉砕して回ると、マジェスティックがたくさん出てくるので虐殺する。最後はUFOに乗り、基地を徹底的に破壊。
モーテルが突然崩壊、共産主義者による手抜き工事かと虚報。

「懐柔電波(前編)」
マジェスティックの世論操作はうまくいっており、このままいけばアメリカが戦争をすることになる。
こちらも世論操作をしようとラジオを使おうと上司が提案。アメリカで人気のバート・ホワイザーを利用しようと考える。
しかしマジェスティックがすでにホワイザーを誘拐し、利用しようとしていた。
宇宙船から降りた所でアダムスキー信者の変人とたまたま出会った。ホワイザーの居場所を知っていると案内される。
警官と砲台だらけで護衛されたホワイザーの隠れ家、案内されながらホワイザーのコックに出会う。
コックを洗脳、案内させバリアを解除させる。海岸の洞窟にいたホワイザーを洗脳し、UFOに走らせる。
パート・ホワイザーの番組は明日で終わるとニュース。

291 :デストロイ オール ヒューマンズ!:2014/08/30(土) 21:05:42.09 ID:CKXj6KPN0.net
「懐柔電波(後篇)」
UFO内で催眠術で操作し、放送局へと向かわせた。アームキスト将軍ひきいるたくさんの軍人が攻め込んでくる。
放送局が共産主義に乗っ取られたと完全破壊を指令。電波塔と放送局を単独で守らないとならない。
ラジオからCMを何度も何度もまたぎながら、マジェスティックについて放送した。戦車を破壊してまわる。
すると人型ロボットが登場、全て破壊。ホワイザーはフュロン星人こそ友人だとラジオで言った。
ホワイザー、ストレスによるノイローゼで意味不明な言動を繰り返し緊急入院と、虚報。

「兄、覚えていますか?」
センサーにフュロン星人の反応があった。周囲は荒野だが、軍事基地やらがある。
探索するとマジェスティックや軍人が警備している所に、UFOの破片が落ちているので拾って回る。
変身して軍事基地に侵入。クリプト136の居場所を見つけて、研究所に潜入した。
解剖されたクリプト136を発見。136と壊れたUFOを破壊し、マジェスティックの殲滅を決意し脱出。

「その名は136」
そして手に入れた資料を調査した後、再度訪れる。今度は基地の完全な破壊。
プラズマを使用した兵器によりUFOは近づけない。単独で進入し、超能力者を倒し、兵器を破壊。
その後、UFOに乗って基地を徹底的に破壊した。ニュースでは暴徒によって破壊されたと虚報。

「盗まれたウルトラボム」
エリア42についたアームキスト将軍。三度の飯より戦争が好きと言う将軍だが、しかし彼だけを消しても意味は無い。
新たな基地についたクリプトは兵士を操り、原爆を乗せたトラックを基地内に走らせる。
異変に気付いた兵士たちからトラックを守る。そして基地内で起動させ、基地を吹き飛ばした。
生き残った将軍は少佐の護衛のためにヘリで移動。その後ろをUFOがついていった。

「秒殺都市」
サンタモデスタ全体がマジェスティックの基地だった。新しい武器の量子分解砲で破壊していく。
破壊しつくす。ニュースで共産主義者が暴動を起こし、町を火の海にしたと報じられる。

「島を見た」
マジェスティックの基地である孤島に向かうクリプト。しかし相手の兵器プラズナーに撃墜される。
ビームの檻に閉じ込められたクリプト。外にいる科学者を洗脳して動かし、檻を開ける。
敵をサイコキネシスで倒しながら、銃を回収。島中をUFOを駆け回り取り戻す。島を徹底的に破壊した。
ニュースでは煙草の火の不始末により、島が全焼したと虚報。

「怪しい軍人」
アームキストがいるホワイトハウスへと向かった。たくさんの軍隊とマジェスティックが守っている。
出てきた人をスキャン。国防省にいるアームキストにこれから会いに行こうとしていたのでついていく。
少佐とアームキストが言い争いをしている、少佐は大統領から全ての軍隊の権限を得たと言った。
マジェスティックが全てを得た、今までと同じとクリプト。UFOが発見されたと上司から伝えられ、戻る。
ニュースで国防相に侵入者が、ソ連のスパイかと虚報。

292 :デストロイ オール ヒューマンズ!:2014/08/30(土) 21:06:25.03 ID:CKXj6KPN0.net
「ばけてくれ」
アームキストが軍幹部を集めて、秘密の会議を行おうとしていた。アームキストの車を尾行する。
幹部に化けて会議に潜入。アームキストは今までの事がソ連の共産主義者によるもので、モスクワを攻撃しようと言った。
戦争で人が減ると困るので、反対意見を出して幹部連中を帰らせた。
怒るアームキスト、するとクリプトの正体を現す。そのまま近距離で撃つが共産主義者めと言い放ち、逃げる。
他の兵と戦っていると、ミサイルやビームを搭載した人型兵器。顔だけアームキストが出している。
倒したアームキストに、争いの無意味さと愛し合う事の大切さを説いた後に、撃ち殺した。ボケのタイミングを間違えた。
ニュースで命を張ってアームキストが共産主義者のクーデターを止めたと虚報。

「撃つな! クリプト」
ホワイトハウスの守りが強くなる。大統領こそが最もこの国のトップでマジェスティックのボスではないかと考える。
死んだ兄の仇……ではなく、大統領とすり替わるために狙う。
今日は大統領のパレード、車が走り出したので民間人に化けて追跡。スキャンしようとする。
だがそれはマジェスティックの罠で、変身が解ける。大量の兵士が登場。さらにホワイトハウスで演説しようとする。
どうやら今までの問題を口実に、ソ連と戦争しようとしているらしい。時間内に戻り、大統領を撃つ。
今度はUFOが攻撃されている事がわかる、時間内に戻り敵を撃破。
ニュースで大統領が共産主義に襲われて、現在は入院中と虚報。

「宇宙人 投票に現る」
戦争をする法律が、投票で決められそうな状況。クリプトは力ずくで投票に来た議員を虐殺して妨害した。
新聞で大虐殺、共産主義者を大統領が非難と虚報。

「プラズナーNO.7」
上司がこれが最終面だから、UFOで破壊しつくして来いと言われる。
その前にUFOを撃墜するプラズナーの破壊、それをコントロールしている人を洗脳、暴走させて破壊する。
各地で変電所が爆発と虚報。

「どつきあい宇宙(そら)」
国会議事堂に向かうクリプト。例のマジェスティックのボスであるガスマスクをつけた少佐が登場。
おそらく大統領に化けるためにクリプトはここに来るだろうと、待っていたようだ。
クリプトの事はすべて兄から聞きだしたと、エロ本の隠し場所や小学校五年生までおねしょしていた事を口にする。
怒ったクリプトが飛びかかるとマスクが外れる、少佐は女だった。ユーザーへのサービスだと言うが、萌えがない。
そしてマジェスティックが誇る最終兵器が議事堂の裏手から登場、見上げるほど巨大な人型ロボ「ロボ大統領」だった。
ミサイルやビームを放つロボ大統領を、UFOに乗って戦う。相手の攻撃を避けつつ攻撃する。大統領以外も攻撃してくる。
ホワイトハウス付近を逃げ回りながら攻撃してくるロボ大統領、それを倒す。
ラスボスを倒して一安心するクリプト。安心するな真のラスボスはあの女だと上司が通信。
そこに通信が割り込んでくる。敗北宣言をし、停戦交渉をするから国防省に来いと上から目線。
とりあえず言われた通りいくと、少佐が両手に銃を持って向かいうってきた。
周りに次々とマジェスティックのロボットや超能力者が出てくる。少佐はとても固く、しかも何度もほぼ全回復する。
倒すと少佐は倒れる。側に近寄るクリプト。
今まで人間は愛だの心だのと理由で争い、戦争をしてきた。だがクリプト達が来た以上、もうそれが起こる事は無い。
なぜなら人間は、フュロン星人達にとって、大事な「財産やからな」。

293 :デストロイ オール ヒューマンズ!:2014/08/30(土) 21:07:24.65 ID:CKXj6KPN0.net
大統領が白黒テレビで、アメリカ国民に演説。
共産主義者、UFOだのと噂されるが、本当は政府の一組織であるマジェスティックの仕業だったと言った。
マジェスティックは倒されたが、食事に混ぜた薬品やテレビからのマインドコントロールを行い人々の心は汚染済み。
そのため様々な場所に検査装置を置き、国民全てを汚染されていないか検査すると大統領は言う。
検査装置は安全、なぜなら大統領自身も家族と共に検査済み。私を信じて検査を受けてください。
何処かの街で、軍隊に守られた検査装置の前にたくさんの人が並ぶ。装置を疑う人がいたが、後ろの人にせかされ入った。
大統領がカメラの前から離れ、鏡の前に立つ。するとクリプトの姿に戻る。検査装置はエンドルフィン抽出装置だった。
こうしてクリプト達は銀河一の金持ちになりました。

終わり

294 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/30(土) 21:09:01.54 ID:CKXj6KPN0.net
ちょうど4レスで終わらせるつもりだったが失敗した

295 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/30(土) 21:20:48.66 ID:9Upb6P690.net
乙です
ブラックだなあ・・・

296 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/30(土) 22:43:57.78 ID:la+ljgjF0.net
>>257
短縮版だといってもナナミやキバが死ななかったり、ルカがラスボスだったりと
本編とは異なる展開がある

297 :ゲーム好き名無しさん:2014/08/31(日) 20:11:47.52 ID:3br8cqqS0.net
すいません >>283の23行目
光秀や左近 → 三成や左近
でした。修正お願いします

298 :がんばれギンくん:2014/08/31(日) 22:04:31.38 ID:711dcIPP0.net
突然ですが未解決リストにあったアーケードの「がんばれギンくん」のあらすじと
ついでにこのゲームを語る上で欠かせないミニゲームの紹介いきます

登場人物
ギン(1P、よい人)、ハム(2P、よいカエル)、ガツガツ(ワルモノ)

ミニゲーム(全16種類)
・大砲でドン
「ひろみ」が「GO」と言ったらボタンを押して大砲をぶっ放す
違う言葉で撃ったり相手より遅いとミス

・ふとうでしとう
チキン型バイクでチキンレース
ストップゾーンに止まれればクリア

・ユキヤマン
ゲレンデを滑走してゴールを目指す
途中で雪ダルマを作っているクマに当たるとミス

・オレとジャンプとメタンガス
レバーを回転させてスピードを上げ、肥溜めの手前でジャンプ
失敗すれば当然肥溜めに落ちる

・赤ちゃん危機一髪
ガツガツが海の上でガラガラを鳴らして8人の赤ちゃんを海に落とそうとするので
こっちも赤ちゃんの前へ行ってガラガラを鳴らして呼び戻す

・しかってしかばね
12体の踊るゾンビのうち動きが違うゾンビを叩く
間違えると食われてミスになる

・ベルギー消防団
爆弾の導火線に付けられた火をおしっこで消す
ボタンを押してから小便小僧に変身するまで一定のタイムラグがある

・泣いてないよフラメンコ
頭上から踏みつけてくる巨大ハイヒールに踏まれないよう下からミサイルを撃ち込む
ヒールの土踏まず部分はセーフだが時間のロスになる

・ロケットずし
高速で流れてくる寿司から表示されているのと同じ寿司を取る
違う寿司を取ると激辛ワサビ入りでミス

・くまちゃんムチの味
玉乗りしていて落ちそうなくまをムチで叩いて元に戻す
黄色くなっているのが落ちそうな合図

299 :がんばれギンくん:2014/08/31(日) 22:05:44.41 ID:711dcIPP0.net
・ゲッターギン
打ち上げられて落下しているロボットの首を操作して
レーダーを頼りに地上でウロウロしている胴体と合体させる

・カレーの王様
宙に浮くカレーの王様の周りを自分も浮いて周回する
周りにいる鳥に当たるとミス

・だるまさんのふんどし
ボタン連打でいわゆる「だるまさんがころんだ」を行う
言葉を言っていない時にボタンを押すとミス

・ラッコさん部隊
海に浮かぶ子供ラッコに息を吹いて親ラッコの元まで届ける
動くメーターをタイミング良く止めて強い息を吹きかける

・牛と赤マント
突っ込んでくる牛に当たらないよう体の向きを左右で決めて
「オーレ」の掛け声と共にボタンを押せばクリア

・つりばか必死
レバーを回してリールを巻き、引かれたらボタン連打で引き返す
時間内に釣り上げられればクリア

※選んだ選択肢のオチはかんたんコースはラウンドクリア後、他のコースは選択後すぐに出ます
(かんたんコース以外のラウンドクリアデモはどれも「やったぜ」程度の1枚絵です)

かんたんコース(4ラウンド)
げきとうTV Theつらい
ガツガツが司会のテレビ番組
ステージ開始前に賞品を選び、クリアすればそれがもらえるのだが…

ラウンド1
・24kのネックレス→重さ24キロのネックレス
・ミンクのコート→パンク(ロッカー)のコント

ラウンド2
・広尾の億ション→不良の奥さん
・ニューヨークの古ビル→ニューヨーク在住の老人、ビルさん

ラウンド3
リタイヤ続出のため賞品をグレードアップして海外ツアーに!
・ラスベガス→予算の都合で「ますべガス」というガス会社のツアー
・霧のイギリス・ロンドン→危ないのでキリギリス(が)どんどん(寄ってくる?)ツアー

ラウンド4
・すばらしいもの→そばらしいもの
・とんでもないもの→うどんでもないもの

300 :がんばれギンくん:2014/08/31(日) 22:07:44.72 ID:711dcIPP0.net
(エンディング)
数年後
トレーニングを積み重ねたギンとハムは、すくすくと育っていった…
おおきくなれよー
(ガツガツを踏み潰そうとする程に大きくなった2人)

ふつうコース(6ラウンド)
どんまい学園(涙もの)

ラウンド1
1時間目は数学のテスト
カンニングしようと相談していたギンとハムだがガツ先生に見つかって
「何の相談をしていたガツ?」
・じ、人生について→ウソをついてもダメガツ!おしおきするガツ!
・カンニングについて→バカにするのもいい加減にするガツ!

ラウンド2
2時間目は体育
体育倉庫でサボっているところに先生が来て
「そこにいるのは誰ガツ!?」
・みなみはるおでございます→ふざけるんじゃないガツ!
・ギンとハムでーす→はいはい おしおき、おしおき

ラウンド3
腹が減ったのでさっき見つけたおにぎりを早弁するがやっぱり見つかり
「何を食べているガツ?」
・ふ、ふってまへん→先生はウソがきらいガツ!おしおきが足りないガツ!
・落ちてたおにぎりでーす→それはオレの弁当ガツ!ゆるさんガツ!

ラウンド4
給食の時間
嫌いなニンジンをガツ先生の器に入れようと相談する2人の背後にガツ先生が
「おれはニンジンはきらいガツ!」
・好ききらいはいけません→それはお前たちガツ いたずらは許さんガツ
・どこまでもじゃまなやつ→好ききらいはいかんガツ!鍛え直してやるガツ!

ラウンド5
掃除の時間
2人がほうきでチャンバラをしていたらガラス窓を割ってしまった
「割ったのは誰ガツ?」
ほうきくんです→つまんないこと言ってるとおしおきガツ!
ぼっくたっちでーす→はい、またおしおき

301 :がんばれギンくん:2014/08/31(日) 22:09:10.00 ID:711dcIPP0.net
ラウンド6
放課後
卓球部をサボってエロ本を読もうとしたところをガツ先生に見つかって
「何してるガツ!」
・すぶり1万回!→とっくにうそはばれてるガツ!特訓してやるガツ!
・エロ本読んでまーす!→それはオレのエロ本ガツ!許さんガツ!

(エンディング)
50年後
とあるバー「イドの中」
(ハムがバーテンをしているカウンターで、ギンとガツが飲んでいる)

お互い、あの頃は若かったですねェ…?
先生、先生…?
なんだい、もう寝ちまったんですかい

きついコース(8ラウンド)
緊急出動!ぶらり旅(スパイもの)

ラウンド1
(上司らしき人物がギンとハムに向かって話している)
「君たちの任務はモニモニ国の軍事機密を手に入れる事だ
しかし今の君たちではあまりにも不安なので…
ガツガツ教官に再訓練を頼んでおいたよ」
教官「モチロンやるよな!」
・よ、よろこんでやりまーす→とっとと訓練室に行くガツ!
・ぜったいイヤ→(青筋立てて)やるよな!

ラウンド2
(モニモニ国へ向かう飛行機内で)
他の国へ美味い物を食べに行こうかと相談していると後ろから教官が
「オレはモニモニ国のエビがいいガツ!」
・エビはさいこうっすよね!→お調子者は機内で再特訓ガツ!
・オレきらい!→オレが特訓で直してやるガツ!

ラウンド3
(仕事をせずにバカンスを満喫する2人)
ギン「バカンスって大切だよな!」
教官「今のお前たちに仕事とバカンスどっちが大事ガツ?」
・仕事であります→とっとと任務に入れないやつは再特訓ガツ!
・ち、ちょっとバカンス→それじゃ仕事の大切さを教えてやるガツ!

ラウンド4
(敵の基地に潜入して)
あいつを捕まえて指令室の場所を聞き出すんだ!
捕まった男「俺は手助けに来ただけガツ!お前らどういうつもりガツ!」
・蚊が止まっていたんです→つまんないこと言うやつはこの場で再特訓ガツ!
・てき兵とまちがえました→オレの顔も分からないのは情けないから再特訓ガツ!

302 :がんばれギンくん:2014/08/31(日) 22:11:13.93 ID:711dcIPP0.net
ラウンド5
(指令室に忍び込み、金庫を開けると中には教官が)
教官「これは指令室の貯金箱ガツ!指令室は隣の部屋ガツ!」
・ねー、なにしてるんスか?→おどかそうとしただけガツ!恥ずかしいから再特訓ガツ!
・しってたなら教えてよー!→こんな初歩的なミスをするやつらは再特訓ガツ!

ラウンド6
(金庫内から「ひみつ」を見つけ出したが警報ブザーが鳴り
逃げようとする2人の前に教官が)
教官「オレがどうしてここにいると思うガツ?」
・本当は敵のスパイだから→心配で付いてきたオレを疑うやつはおしおきガツ!
・あわてて逃げ出したから→はい正解。分かってるなら再特訓の始まりガツ!

ラウンド7
(三人で車に乗って国外逃亡を図るが国境の検問で変装用のつけヒゲが取れてしまい)
警備員「あなたスパイですね?」
・いえ、オッパイです→言い訳が下手すぎるガツ!逃げながら再特訓ガツ!
・やっぱ、わかりますー?ここまで来てバレるようなやつは初めてガツ!再特訓ガツ!

ラウンド8
上司「ま、何はともあれ任務成功おめでとう お祝いにみんなで食事に行こう ガツガツくんも一緒にね」
教官「そんなにうれしいガツ?」
・なみだがでるほど→じゃ、食後の運動で泣いてみるガツ
・あんたがいなけりゃ!→血を吐くまで特訓してやるガツ

(エンディング)
厳しい指令にもめげず、2人は無事任務を終えた。
そして、
これからもさらに厳しい指令が待ち受けている。
だが、・・・
(「スパイ号」と書かれたロケットに乗って手を振る2人)
本物のスパイになるためにスッパイは許されない。
負けるなギン
眠るなハム
これからもがんばってねー

※各コースともルート選択による途中分岐やエンディングの変化は無いようです

303 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/01(月) 02:15:30.29 ID:R/idh0mK0
>298
お疲れさまです

PS4、PS3の「METAL GEAR SOLID X GROUND ZEROES」についてどなたか教えて下さい

304 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/01(月) 03:16:57.80 ID:R/idh0mK0
>303
誤爆しました 締めます

305 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/01(月) 19:10:44.04 ID:oeFlVHq80.net
●このスレの>>302までをWikiに収録
・以下を追加
「戦国無双2with猛将伝 HD Version」
「怪鳥」
「デストロイ オール ヒューマンズ!」
「がんばれギンくん」

・以下を追記
「パンドラの塔 君のもとへ帰るまで」
「刻命館」
「Seventh Blood Vampire」

●未解決一覧
・以下を消去
「デストロイ オール ヒューマンズ!」
「がんばれギンくん」

・以下を追加
連絡用掲示板から
PSP「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」
PSP「僕は友達が少ない ぽーたぶる」

●書き込み途中
・以下を追加
【8月】Seventh Blood Vampire

●執筆予告
・以下を追加
【8月】シェルノサージュ

306 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/02(火) 21:18:06.07 ID:ZsJT7rKhO.net
乙です

307 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/03(水) 12:59:55.77 ID:WV/m2V720.net
みなさん乙です

308 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/08(月) 15:41:43.27 ID:eZ3amaMW0.net
ストーリー教えてください

Mobage『 theresia 』
DS『 theresia-dear Emily- 』

どちらもほぼ一緒で、名作だと聞いたのですが怖そうなのでプレイするのを躊躇しています。
宜しくお願いします。

309 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/10(水) 15:04:34.27 ID:tRK9JVix0.net
迷宮入りのプラネットライカ予約させてください
まとまったら投下します

310 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/10(水) 15:06:33.34 ID:tRK9JVix0.net
迷宮入りのプラネットライカ予約させてください
まとまったら投下します

311 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/14(日) 20:31:25.60 ID:G/fo2FYo0.net
>>162を見てWikiの「シルエットミラージュ」を読みに行ってみましたが、
確かにストーリーに嘘が書かれているようです
せっかくなのでしっかり書いてみたいと思います。予約させてください。

312 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 21:54:44.17 ID:PuJS6uz/0.net
未解決にあったGBCの「METAL GEAR Ghost Babel」を投下させていただきます。
ただでさえ本編が長い上にスペシャルモードとおまけドラマまであるので相当な量になりますが……


まず前提として、この作品はメタルギアシリーズの一作ですが『メタルギアソリッド』シリーズとは話が繋がらない
パラレル設定となっています。
時系列としては、MG1→MG2→MGS1→MGS2……となる本編シリーズに対し、ゴーストバベル系統は
MG1→MGGB(本作)→AC!D1→AC!D2 という風に話が続きます。
設定的にも色々と違っているため「ここんところはおかしいじゃないか」みたいなのがあるかもしれませんが、ご了承ください。

■主な登場人物
ソリッド・スネーク:主人公。7年前に単独でOUTER HEAVENを陥落させた『伝説の英雄』だが、
3年前にFOX HOUNDを除隊し現在はアラスカで隠遁生活を送っている。
ロイ・キャンベル:スネークのかつての上官。2年前にFOX HOUNDを除隊していたが、今回の作戦のために呼び戻された。無線サポート要員。
メイ・リン:まだ学生だが、今回スネークが使う新型レーダーと無線システムの開発者である才媛。
データセーブは彼女が担当し、世界の偉人たちの名言を教えてくれる。無線サポート要員。
ブライアン・マクブライド:CIAアフリカ工作部アフリカ局の情報官。ジンドラの風土や情勢などに詳しい。
今回の作戦の実質的な立案者でもある。無線サポート要員。
ウィーゼル:本名はロナルト・レンセンブリンク。スネークに匹敵すると言われる、世界でも有数の傭兵。
傭兵世界の事情や武器などに詳しい。皮肉屋で、マクブライドとは特にそりが合わない。無線サポート要員。
クリス・ジェンナー:デルタフォース隊員。25歳。大人の女性ではあるが、時々子供っぽいところもある。

スティーブ・ガードナー:大統領補佐官。今回の作戦の総責任者。
ジョン・パーカー:陸軍参謀長。

313 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 21:57:07.54 ID:PuJS6uz/0.net
◆OP

7年前、OUTER HEAVENをたった一人で陥落させ『伝説の英雄』となったソリッド・スネークは
3年前にFOX HOUND部隊を退役し、アラスカで隠遁生活を送っていた。
そんな彼の元へ元上官のロイ・キャンベル大佐が訪れ、ある任務を依頼した。
数日前、メタルギアを運んでいたアメリカ軍の輸送機が消息を絶った。
スネークが7年前に破壊したメタルギアのデータは政府によって秘かに回収され、開発は続行されていたのだ。
政府の捜索により、メタルギアを奪ったのは中央アフリカの小国ジンドラの反政府組織
「ジンドラ解放戦線(Gindra Liberation Front)」、通称ジレフだと判明。
ジレフはジンドラ国内の少数民族による分離独立を目的とした武装集団で、
カリスマ的指導者である『将軍』ことアウグスティン・アグアボンによって率いられている。
彼らは山岳部に難攻不落の武装要塞「ガルエード」を築き、ジンドラ政府軍やPKF(国連平和維持軍)もうかつに手を出せない。
ジレフはメタルギアで核攻撃を仕掛けると脅しをかけ、独立を勝ち取るつもりなのだ。

今回のスネークの任務は、ジレフの本拠地である武装要塞ガルエードに潜入して捕らわれた技術者を救出し、
メタルギアを破壊すること。
一度は断ったスネークだったが、ガルエードがかつてのOUTER HEAVENを再建したものだと知り、承諾した。
作戦の総責任者は国家安全保障担当の大統領補佐官、スティーブ・ガードナー。アメリカ政府のNo.2である。
また、今回の作戦は先行してガルエードに潜入した陸軍の特殊部隊デルタフォースと協力して行うことになる。
発案者は陸軍参謀長ジョン・パーカー。
元々は陸軍の主導で開発されていたメタルギアを何としても自分たちの手で取り戻したいという思惑であろう。
加えて、スネークを無線でサポートする人員が4人。
レーダーと無線の開発者であるメイ・リン。CIA工作員のブライアン・マクブライド。一流の傭兵ウィーゼル。
そして、ロイ・キャンベル元大佐。本来は彼もスネークと同様FOX HOUNDを除隊していたはずの人間である。

◆STAGE 1〜2

夜明け近く、スネークはガルエードから南に3キロ地点のジャングルに上空からパラシュートで降下した。
ジャングルを抜けてガルエードの前に到達した頃、キャンベルから先行していたデルタフォースが全滅したという連絡が入った。
ジレフは超一流の傭兵を軍事顧問として雇い入れているらしい。その辺りの情報はウィーゼルが詳しいようだ。

ガルエードの敷地内に入り建物への侵入路を探していると、デルタフォースの唯一の生き残りである
クリス・ジェンナー軍曹から連絡が入った。
デルタフォースは敵の待ち伏せに遭い、例の傭兵達によって彼女以外の隊員は全滅してしまったらしい。
待ち伏せされていたということは、どこからか作戦の情報が漏れていたのだろうか。
スネークはジェンナー軍曹にガルエードから脱出を勧めるが、彼女は仲間の敵を討つためにここに残ることを望んだ。
現地に協力者が居れば任務もやりやすくなるかもしれないと、スネークは渋々ながら了承し、
ついでに彼女を「クリス」と呼ぶことを認めさせた。
建物内部で合流することを約束し、それまでクリスは敵兵に変装して情報を集めることにした。
スネークはクリスの助言に従い、排水路からガルエード内部への侵入に成功した。

314 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 22:00:11.23 ID:PuJS6uz/0.net
◆STAGE 3〜4

スネークは建物内でクリスと合流を果たし、彼女が集めた情報を聞き出した。
メタルギア開発者はチーフであるジェイムズ・ハークス博士一人だけが残されている。
『ジミー・ウィザード』という異名を持つ、ロボット・エンジニア業界では名の知れた天才なのだとか。
彼は今、スネーク達が居る建物の北に位置する兵舎に捕らわれている。
また、ジレフが軍事顧問として雇い入れた4人の傭兵についての情報も得ていた。
巨大なブーメランを扱うスラッシャー・ホーク。夜間戦闘を得意とするマリオネット・アウル。
火炎放射器で全てを焼き払うパイロ・バイソン。そしてリーダーのブラックアーツ・ヴァイパー。
ヴァイパーとはすなわち毒蛇という意味である。

短時間でこれだけの情報を集められたクリスの能力にスネークは感心するが、彼女は浮かない顔をしていた。
この国の人のためになる、正しいことだと信じてこの任務に参加したが、ジレフの兵士たちと話している内に
その気持ちが揺らいできたようだ。
スネークに励まされてひとまず立ち直ったようではあるが、それでもまだどこか危うさを感じさせた。
ともあれ、スネークはまず捕らわれたハークス博士を救出するため兵舎を目指すことにした。
クリスは妙に兵士の出入りが多い発電所の様子が気になったため、そちらを調査することになった。

兵舎に近づいてきたあたりで、巨大なブーメランを持った筋骨隆々の男が現れた。
デルタフォースを殲滅した傭兵の一人、スラッシャー・ホークだ。
彼らの部隊はブラック・チェンバーというらしく、『将軍』の理想などには興味はないが
なぜかFOX HOUNDやスネークに強い憎悪と対抗意識を抱いているようだ。

スネークは巨大なブーメランを回避しつつ、ホークを倒した。
瀕死のホークは己の身の上を語った。
ホークはオーストラリアのアボリジニの部族出身。
元々捨て子だったが、彼を拾った両親は周囲の反対を押し切って育ててくれた。
だが、いつまでたっても仲間とは認めてもらえず、両親が死ぬとホークは部族から追放されてしまった。
そんな彼を仲間として迎え入れてくれたのがブラック・チェンバーだったらしい。
復讐はヴァイパーが必ず果たしてくれる、俺たちの怒りと悲しみを思い知れ。
そんなことを言い残し、ホークは息絶えた。

315 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 22:04:22.48 ID:PuJS6uz/0.net
◆STAGE 5〜6

スラッシャー・ホークを倒したスネークはハークス博士が捕らわれている兵舎へと潜入。
ダンボールを被って荷物のふりをして、ハークス博士の捕らわれた牢へと辿り着くことに成功した。
ジミーことハークス博士は、ふてぶてしい面構えをした肥満体の18歳の少年だった。
16歳にしてCMU(カーネギー・メロン大学)で博士号を取得した天才児だが、性格には色々と難がある模様。
ジミーによれば、メタルギアは兵舎よりさらに北に位置する地下基地にあり、
今は組み立ても終わって電装系の最終調整を行っているようだ。
さらに、核弾頭もメタルギアと共に輸送されていた物があり、調整さえ終わればいつでも撃てる状態だという。
そもそも何故核弾頭を持ち出せたのかと言うと、それはパーカー陸軍参謀長、すなわち陸軍のトップが肩入れしているため。
お蔭で予算も使い放題で、開発はかなりのペースで進んだのだとか。
そこまでして彼らが進めていた計画の名は、『プロジェクト・バベル』。
分かっているのはメタルギアがその要であることだけで、それ以外の詳細は不明。
ただ、ジミーにとっては自分の力を活かせる場所があればそれでいいらしく、それで多くの人間が死ぬことになっても
それは使う者の問題であって、自分やメタルギアには関係ないと言い切った。

そんな時、突然兵舎が停電し周囲は真っ暗になった。
メタルギアはレールガンで核弾頭を発射することができるが、その際には多量の電力を消費する。
この停電は、要塞の全ての電力を使いレールガンを充電しているために起こったものだという。
充電完了までに要する時間はあと30分。あと30分で核が発射されてしまう。
スネークはジミーのことを発電所に居るクリスに連絡し、ジミーの保護を任せた。
やはり発電所は先ほどからフル稼働状態になっているようだ。
自身はメタルギアを破壊するため、一路メタルギアのある地下基地へと向かった。
兵舎内は真っ暗闇だが、赤外線ゴーグルを装備すれば視界は確保された。

そうこうしている間に、クリスからジミーを保護したという連絡が入った。
ジミーの生意気な態度に苦労しているようだが、結構仲良くやっているようだ。

兵舎の出口に近づいてきた辺りで、一人の細身の青年が現れた。
スラッシャー・ホークと同じブラック・チェンバーの一員、マリオネット・アウルだ。
彼はフクロウ並に夜目が利くらしく、暗闇の中でゴーグル無しでもスネークの顔がはっきり見えるらしい。
アウルは二体の人形を操り変幻自在の攻撃を繰り出すが、スネークは本体の位置を的確に見極め、彼を倒した。
ホークと同じように、アウルも語り始めた。
アウルが12歳の時、親しかったローラという女性が殺人鬼によって惨殺された。
その死体を発見したときに精神を病み、いつしか彼自身も殺人鬼となった。
そして、FBIによって追い詰められていた彼をヴァイパーが仲間に引き入れたという。
ブラック・チェンバーの任務は彼の狂気を満たすにはもってこいであり、アウルは優秀な暗殺者となった。
だが2年前、FOX HOUNDの卑劣な裏切りによって彼の狂気は復讐へと塗り替えられたという。
話を呑み込めないスネークだが、アウルは質問に答えず話を逸らした。
ヴァイパーはあの地獄で左腕を失ったが、普段は義手を着けようとしない。
失くした腕を見るたびに死んでいった仲間と『アノニマス』への復讐を思い出すことが出来るからだ。
奴の狂気は自分以上だ、だからこそ信じられる、とアウルは笑う。
『アノニマス』というのもスネークにとっては聞き覚えのない名前だった。
アウルは最期に死んだローラの幻を見たようだが、なぜか絶望に目を見開き、そのまま動かなくなった。
何を見たのかは知りようもないが、天国へは行けなかったようだ。

316 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 22:06:48.61 ID:PuJS6uz/0.net
◆STAGE 7〜8(前半)

スネークはマリオネット・アウルを倒し、兵舎の北へと抜けた。
地下基地へと急ぐが、そこに戦闘ヘリに乗ったヴァイパーが現れた。
そして、そうこうしている間にメタルギアが核を発射してしまった。
ヴァイパーはここで戦うつもりはないらしく、スネークへの宣戦布告を行い去っていった。
ヴァイパーの意図は不明だが、とにかく今からでもメタルギアを破壊しなければ。
しかし、基地手前の野砲陣地が凄まじい勢いで砲撃を始めた。これでは近づきようがない。
悔しさに震えつつも、ここはひとまず撤退するしかなかった。

野砲の射程外まで逃れたスネークに、キャンベルから無線連絡が入った。
メタルギアが発射した弾頭がアメリカ本土に着弾した。だが、被害はゼロ。
発射されたのは模擬弾頭で、着弾地点もネバダの核実験場。完全な無人地区だ。
また、模擬弾の発射直後にジレフからアメリカ大統領に対して声明映像が送られていた。
その映像はキャンベルからスネークにも転送された。

映像にはジレフの総司令官『将軍』と、その隣に副官らしき女性が映っていた。
『将軍』はPKFのジンドラからの即時撤退と、彼らの独立を認めることを要求し、
3時間以内に受け入れられなければ今度こそ核を発射すると宣告した。
当然、アメリカ政府は要求を呑まないだろう。
だが、今のままではメタルギアに近づくことすらできない。
そこで、スネークはクリスに連絡してみることにした。
今彼女と一緒に居るジミーはメタルギアの開発チーフだ。核攻撃を止める何らかの手立てを知っているかもしれない。
ジミーの話はこうだ。レールガンは大量の電力を消費する。ならば、発電所を破壊してその元を断てばいい。
「ああ。だけどメタルギアは……」
ジミーがさらに何かを言いかけたその時、突然の銃撃音により通信は途絶した。
敵に襲われたのだろうか。
助けに行きたいのはやまやまだが、今は発電所を破壊するのが最優先。
だが、彼らを見捨てるつもりもない。発電所を破壊してから、必ず助け出してみせる。
そう宣言し、発電所地下のメイン・タービンを目指すのだった。

発電所内を探索していると、クリスから無線連絡が入った。
やはり敵に襲われていたようで、クリスは敵の隙を突いてなんとか逃げられたが、ジミーは捕まってしまったようだ。
だが、敵はまだメタルギアを動かさなければならない以上、今はまだジミーを殺しはしないはず。
スネークはジミーを必ず助けると約束した。
とはいえ、その前にまず発電所を破壊しなければならない。
自分より先に発電所に潜入していたクリスの助言はきっと役に立つだろう。

317 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/14(日) 22:09:49.52 ID:PuJS6uz/0.net
◆STAGE 8(後半)

探索の最中、広々とした倉庫らしき部屋に入ると突然火炎放射器による攻撃を受けた。
三人目のブラック・チェンバー隊員、パイロ・バイソンだ。
「俺達がお前の影の中で生きるのは今日で終わりだ。
 お前は知るまい、お前が英雄として脚光を浴びる代償に流れた血の数々を……」
彼はスネークを『英雄』ではなく『罪人』だと断じ、有無を言わさず襲いかかってきた。

バイソンの持つ火炎放射器、燃料タンク、特殊ボディスーツは全て合わせて150キロを超える。
彼は異常なまでの怪力により、この重装備でありながら機敏な身のこなしで攻撃を仕掛けてきた。
だが、倉庫内には盾となるコンテナが多く積まれている。スネークはコンテナに身を隠しつつ隙を突き、バイソンを倒した。

スネークは動けなくなったバイソンに歩み寄り、尋ねた。
己が『罪人』だということは言われるまでもなく自覚しているが、影とは一体どういうことなのか。
バイソンは話し始めた。
7年前、スネークはOUTER HEAVENでメタルギアを破壊し、FOX HOUNDの名は世界に轟いた。
その結果各国の情報機関によって動きを見張られ、もはや本当の隠密行動はできなくなってしまった。
そこで結成されたのが組織されたのがブラック・チェンバーだった。
彼らはそれまでFOX HOUNDが行っていた極秘任務……外国の反米的指導者の暗殺、反政府活動を行う国内民間人の始末、
アメリカの国益を損なう紛争や内戦への干渉などといった、表沙汰にできない汚れ仕事をこなし続けた。
『伝説の英雄』ともてはやされるスネークの影で、延々と。
スネーク自身は『英雄』と呼ばれようと望んだことなど一度もない。そう言うと、バイソンは激昂した。
お前は英雄になりたいんだ、だから困難な任務に加わり、自分のできる唯一のことである人殺しを繰り返すんだ、と。
さらにバイソンは言う。スネークが味方だと思っている者の中に自分たちの仲間がいる。
ブラック・チェンバーの生き残りは4人ではなく5人。
これはスネークとFOX HOUND、そして『アノニマス』への仕組まれた復讐であると。
スネークが狼狽する姿を見て、バイソンは満足げに笑う。
そして彼は後のことをヴァイパーに託し、自分自身に火を放って笑いながら燃え尽きた。

バイソンを倒したものの、彼の言葉はスネーク達に大きな衝撃を与えていた。
キャンベルやマクブライド、ウィーゼル達の間にも不穏な空気が流れ始めるが、
とにかく今はメタルギアを止めることを考えなければならない。


とりあえず今日はここまでにします。
全13ステージなので折り返し地点は越えたはずですが、後半はさらに長くなりそうです。

318 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/14(日) 22:21:05.06 ID:es2F5pjz0.net
スマホアプリの「オズの国の歩き方」を依頼します
どなたかよろしくお願いします。

319 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/15(月) 08:09:26.00 ID:LyDK+rwG0.net
ゴーストバベルの人乙です。昔やったことあるけど結構忘れてるな。

ゲーム自体も面白かったが、おまけの
「連続無線ドラマ アイデアスパイ2.5(ツーハン)」
が面白かった記憶がある

320 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:10:58.14 ID:WELX4Ftk0.net
ゴーストバベルの続き行きます。


◆STAGE 9

スネークは発電所地下のメイン・タービンが見える位置にまで辿り着いた。
だが、メイン・タービンの周囲には電流トラップが仕掛けられており、近づけそうにない。
そこで作戦を変更し、建物の構造的に弱い部分にC4爆弾を仕掛け、発電所そのものを破壊することにした。
全ての爆弾をセットし終え発電所から脱出しようとした矢先、キャンベルからメタルギアが再び地上に現れたと連絡が入った。
脱出を待っている余裕はない。スネークは躊躇わず起爆スイッチを押し、発電所が完全に崩壊する前に命からがら脱出したのだった。

※補足。この辺りでクリスに連絡するとスネークの過去話を聞ける。
 OUTER HEAVENで殺したBIG BOSSは自分の実の父親だった、それなのに自分は英雄と呼ばれて喜んでいた。
 そんな自分が許せない、自分は生きていてはいけない人間なのかもしれない……という話。
 その時のクリスの台詞が以下の通り。
 「……許してあげるから。私があなたを許してあげるから」
 「だから死なないで……一緒に……アメリカに帰ろう?」
 重要な場面なんですが、流れ的に入れる場所が無かったのでこういう形で放り込みました。

321 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:15:11.71 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 10(前半)

発電所の破壊に成功し、これで敵は核を撃つことが出来なくなった。
マクブライドによれば、アフリカのある友好国から発進したF-22がジンドラ領内に侵入し、
巡航ミサイルで野砲陣地を破壊してくれるそうだ。
これで地下基地に潜入し、メタルギアを破壊することが出来る。

その時、再びジレフからアメリカ宛に映像が届いた。
『将軍』は平然としたもので、レールガンが使えなくても核は撃てると言ってのけた。
次のタイムリミットは1時間。それまでに要求が受け入れられない場合、ただちにアメリカ本土への核攻撃を行うと言った。
レールガンが使えなくても核が撃てるとはどういうことなのか。
メタルギアは陸軍が極秘に開発していたものであり、CIAにも詳細な情報はないようだ。

スネークが崩壊した発電所から離れると、そこには捕まっていたはずのジミーの姿があった。
ジミーは手錠を掛けられているが、怪我はないようだ。
一緒に捕まっていた兵士によって助けられ、先の爆発のどさくさに紛れて逃げ出せたらしい。
だがその兵士、デルタフォースのスミス少尉はジミーをかばって敵に撃たれ既に命を落としてしまった。
クリス以外にデルタフォースの生き残りがいたのかとスネークは訝しむが、ジミーがスミス少尉に聞いたところによると
デルタフォースが全滅したときクリスは居なかったらしい。一体どういうことなのだろう。
ジミーは以前とは別人のように憔悴しきっている。
彼以外のメタルギア開発スタッフは既に全員殺されており、さらに間近で人の死を目の当たりにしたことで
彼の心境に大きな変化を与えたらしい。
ジミーは国に帰ってやり直し、今度は人のために働いて償うことにしたようだ。
彼にはまだ聞かなければならないことがある。メタルギアの、レールガンを使わずに核を撃つ方法とは何なのか。
だが、ジミーがそれを答えようとしたとき、突然彼に掛けられた手錠が爆発した。
帰りたいよ……そう言い残し、ジミーは事切れた。

ウィーゼルの推測によると、手錠に爆弾を仕掛けたのはおそらくヴァイパーだ。
ブービートラップや爆弾は彼の十八番である。おそらく手錠にマイクが仕掛けてあり、今の会話も聞いていたに違いない。
つまり、わざとスネークの目の前でジミーを殺したのだ。
怒りに震えるスネークに対し、マクブライドが唐突に言った。
バイソンの言っていた5人目のブラック・チェンバー隊員とはクリス・ジェンナーのことではないか、と。
情報の漏洩、待ち伏せ、そして今回のジミーの一件……彼女が敵のスパイだとすれば、全てに説明がつく。
そんな馬鹿な、とスネークはクリスに連絡しようとするが、何故か応答は無い。
動揺を隠せないスネークだったが、そうこうしてもいられない。まだ任務は終わっていないのだから。

その時、スネークの頭上をF-22から発射されたミサイルが通り抜けていった。
攻撃は成功。ミサイルによって野砲陣地は完全に沈黙した。これで地下基地に近づくことができるだろう。
スネークは破壊された野砲の脇を抜け、地下基地の目前にまで辿り着いた。
そこで見たものは、一機の戦闘ヘリに軍服姿の女性が乗り込み、飛び立つところだった。
今のはまさかクリス……? 後ろ姿しか見えなかったが、背格好は似ているように見えた。

322 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:19:24.82 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 10(後半)

だが考えている余裕はない。戦闘ヘリ、ハボックはそのままスネークに襲い掛かってきた。
ハボックは機銃やロケットランチャーでスネークを追い詰める。
本来ならばとても生身で太刀打ちできるような相手ではないが、幸いなことにここには身を隠せるような障害物が多い。
スネークは岩陰に身を隠しつつ、グレネードやニキータミサイルで隙を突き、ハボックを撃墜した。

ハボックの墜落した場所には、脱出したらしき女性兵士がうずくまっていた。
映像で『将軍』の隣にいた女性副官、ソフィー・エンドラムだった。クリスではなかったのだ。
ソフィーはスネークに銃を突きつけている。状況はこちらが圧倒的に不利。
ソフィーは語る。彼女達はブラック・チェンバーの目的がFOX HOUNDとアメリカへの復讐であることを知っており、
その上で利用しているのだという。『正義』と『理想』のために。
アメリカに都合のいい『正義』や『秩序』の名のもとに、ジンドラはずっと先進国の繁栄のための踏み台にされてきた。
経済的に搾取され、今もPKFが彼らの独立を邪魔している。
今こそ先進国の影響力を排して、本当の独立を勝ちとる時なのだ。

だがスネークは、それはあくまで『将軍』の理想であってソフィー自身の理想ではないことを見抜いた。
その時、ソフィーの背後でヘリの残骸が爆発し、形勢は逆転。逆にソフィーが銃を突きつけられる立場となった。
スネークがソフィーの嘘を見抜いたのには理由があった。
彼女の瞳には一つのことを信じてそれに殉じる者の強さがなく、むしろ何かにすがりつこうとあがいているように見えたのだ。
ソフィーはそれを否定しなかった。
スネークは弾が切れたと言い、彼女を殺さずそのまま立ち去った。
その背中に向かってソフィーが声を掛けた。
クリスは生きており、ヴァイパーの捕虜になっていると。
メタルギアはもう目の前だ。

323 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:22:58.75 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 11

スネークは地下基地に侵入し、メタルギアがある地下100階へと辿り着いた。
だが、その前にブラック・チェンバーのリーダー、ブラックアーツ・ヴァイパーが立ちふさがった。
そこには拘束されたクリスの姿もある。
バイソン達からFOX HOUNDとブラック・チェンバーの関係を教えられたスネークだったが、まだ腑に落ちないことがあった。
2年前に何があったのか、復讐とは一体何のことなのか。
ヴァイパーは答えた。全てを知り、その罪の重さでスネーク達が確実に地獄に行けるように。

2年前、ブラック・チェンバーはある極秘任務を下された。それはメタルギアの奪回。
メタルギアの開発は数年前から行われており、当時はCIAの指揮下にあった。
そのメタルギアが南米のテロリスト集団によって奪われた。
事態は極秘を要し、ブラック・チェンバーがその奪回に当たることとなった。
彼らは多くの犠牲を払いつつもメタルギアの破壊に成功した。
だが政府は、メタルギア開発の事実、ブラック・チェンバーの存在、何より彼らが行ってきた裏の仕事の数々が明るみに出ることを恐れた。
そして、多くの仲間を失い傷だらけで帰国した彼らは政府の差し向けた刺客、FOX HOUNDによる襲撃を受けた。
罠に嵌められたブラック・チェンバーの隊員たちは丸腰のまま無残に殺されていった。
彼らの抹殺を指令した人物の正体はいまだ不明。
どの記録にも本名は記されず、ただ『アノニマス(匿名)』と呼ばれていた。
生き残った彼らは復讐を誓い、そしてこの地を選んだ。
OUTER HEAVEN、メタルギア、『プロジェクト・バベル』……皆、ここから始まった。
これは計画された復讐なのだ。

そして、ヴァイパーとの戦いが始まった。
ブラックアーツ・ヴァイパーはソリッド・スネークやウィーゼルと並び、現代最高の傭兵に数えられる男。
彼が戦場に現れると何故か敵が次々と爆死していき、周囲の者には何が起こったかさえ分からない。
そこから「ブラックアーツ(黒魔術)」というあだ名が付いた。
その正体は、巧妙に仕掛けられたワイヤーや地雷などのトラップ。全ての魔術にはタネがあるのだ。
それさえわかれば戦いようもある。
スネークはトラップを掻い潜り、なんとかヴァイパーを打ち倒した。

だが、ヴァイパーはただで死なず、倒れる間際に部屋中に仕掛けた全ての爆弾を起爆させた。
爆発の中、スネークはクリスの拘束を解き何とか部屋の外へと脱出するのだった。

324 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:31:08.05 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 12(前半)

ヴァイパーを倒し、クリスと再会したスネーク。
だが、クリスは謝らなければならないことがあるという。
デルタフォースが全滅したとき、クリスはパーカー陸軍参謀長から与えられた任務を遂行するために部隊から離れていた
その任務とは、『プロジェクト・バベル』とOUTER HEAVENに関するデータの消去、そして『将軍』の暗殺。
データだけではなく、それを知る『将軍』自身も逮捕されて口を割ったり可能性がある。
それは決して明るみに出てはいけない事実なのだ。

話を聞き終えたスネークは、自身がメタルギアを破壊する間に脱出用の足を確保するようクリスに頼んだ。
クリスは驚いた。自分のことをまだ信用してくれるのか。
確かにクリスは本当のことを話してはくれなかった。だがそれでも信じたいから信じる。他に理由は必要ない。
スネークは力強く言い切った。

そしてついに、スネークはメタルギア・ガンダーの元へと辿り着いた。そこには『将軍』の姿もある。
「結局、負け犬は負け犬ということか。勝者とは最後に生き残った者のことだ。
 そしてそれはお前でもブラック・チェンバーでもアメリカでもない。この俺だ。
 俺は全てを利用する。パーカーもブラック・チェンバーも……」
『将軍』の口から出た思わぬ名前に訝しむスネーク。
彼はスネークもクリスと同じようにOUTER HEAVENと『プロジェクト・バベル』、
ジレフとアメリカの関係を揉み消すために送り込まれたのだと思ったようだ。
話が呑み込めないスネークに対し、『将軍』はお前が勝てば全てを教えてやると言い、メタルギアに乗り込み襲いかかってきた。

メタルギアは究極の殺人兵器であり、まともに戦っては勝機はない。
まずは足を止めなければ。巨大な敵と戦うにはまず足を奪うのが定石。
スネークは迫り来るメタルギアから逃げつつ、その足元に地雷を仕掛け着実にダメージを与え続けた。
そして、地上へと向かうエレベーターへと辿り着いたところでついにメタルギアが倒れた。
だが、動きは止まっても搭載された多くの武装はまだ生きている。
闇雲に攻撃したところでメタルギアの厚い装甲を破ることはできない。装甲の弱い、武装部分を的確に狙うしかない。
前部機銃、上部砲口、後部ミサイルランチャー、火炎放射器……
武装の一つ一つを着実に潰すことでダメージを蓄積させ、スネークはついにメタルギアを完全に沈黙させた。

325 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:34:53.24 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 12(後半)

破壊されたメタルギアのコクピットから投げ出された『将軍』は、約束通り全てを話し始めた。
OUTER HEAVEN、メタルギア、『プロジェクト・バベル』、ジレフとアメリカ……その因縁を。

OUTER HEAVENはそもそも、非公式の軍事力として反米勢力を叩くためにアメリカ政府の援助によって作られた傭兵派遣会社だった。
責任者は当時のCIA副長官。
だが、現地司令官であったBIG BOSSはアメリカ政府の予想を超えて暴走し、スネークによってOUTER HEAVNは陥落した。
米政府はOUTER HEAVENへの関与を隠蔽するためのカムフラージュとして、
スネークとFOX HOUNDを『英雄』として飾り立て、各国の情報機関に差し出した。
それが、ソリッド・スネークが『英雄』として祭り上げられた本当の理由。
そしてジレフとアメリカの関係。
OUTER HEAVENが潰えた後もアメリカとの関係は切れず、『プロジェクト・バベル』の一部として引き継がれた。
アメリカのジレフへの援助作戦、その現地責任者が『将軍』ことアウグスティン・エグアボンだった。
目的はアフリカの反米勢力の力を削ぐこと。
ジンドラで少数民族のアイデンティティを煽り、計算された民族紛争を起こす。
周りの国も巻き込んで国際的な政情不安を作り出し、組織的な団結を挫く。
紛争収拾のために米軍中心のPKFが居座れば、周辺国への恫喝を利かせることも出来る。
冷戦後の混沌が支配する世界の中で『新しい世界秩序』を築き上げるための手立ての一つ……
制御可能な、まがい物の混沌(バベル)を作り出し、それを利用してアメリカが世界的な覇権を打ち立てていくための算段……
それが『プロジェクト・バベル』の正体だった。
最高責任者はジョン・パーカー陸軍参謀長。
『将軍』が協力する見返りは莫大な報酬と身の安全。

『将軍』は懐から一枚のデータディスクを取り出した。
それこそが、パーカーがクリスを利用して闇に葬ろうとしていたもの。
そこには『将軍』が語った話の詳細や、明確な金の流れも含めた全てが収められている。
アメリカ政府の上層部を吹き飛ばす、いわば爆弾だ。
スネークはディスクを受け取った。

『将軍』の部下たちは皆、彼の掲げた『理想』を信じて戦っている。
だが『将軍』は、ジレフの部下たちを騙していたわけではなかった。
彼ははじめからパーカーの部下になる気はなく、援助だけを利用して、アメリカを出し抜いて自分の国を作るつもりだったのだ。
「裏側がどうであろうと、それを人が信じるのであれば関係ない。
 ……俺はただ、事実を連中が望むように飾ってやっただけだ」
そんなもので作った国に何の価値があるのか。スネークがそう言うと、『将軍』は笑って言い返した。
「世界は全てお前の言う『そんなもの』で出来ているんじゃないか?
 皆、気づかないふりをしているだけだ。『正義』も『理想』も所詮、誰かの思惑に過ぎない」
そして『将軍』は息絶えた。

326 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:41:46.37 ID:WELX4Ftk0.net
◆STAGE 13

これで全てが終わった。
スネークが『将軍』の亡骸に背を向けたその時、何者かがメタルギアの上に降り立った。
それは……ブラックアーツ・ヴァイパー。彼は死んではいなかったのだ。
彼は『将軍』とスネークの話を全て聞いており、そのお蔭で『アノニマス』の正体が掴めたという。
メタルギアを奪ったのも、このOUTER HEAVENにスネークとキャンベルを来させたのも、全ては『アノニマス』を燻り出すための計略。
2年前ブラック・チェンバーが壊滅させられた時、FOX HOUNDの指揮を直接執っていたのがロイ・キャンベルだったのだ。
因縁のメタルギアを奪い、キャンベルとスネークを巻き込めば必ず『アノニマス』は姿を現すはず。
だが、キャンベルの招集もスネークの派遣も政府と軍が決めたこと。ブラック・チェンバーがどうやって介入したのか……?

その時、無線機の音が鳴り響いた。
無線機の向こうで、5人目のブラック・チェンバーが正体を現した。それは、CIA工作員のマクブライド。
2年前を生き延びた彼は顔、名前、経歴、全てを変えてアメリカ政府に潜り込み、情報を集め続けた。
全ては復讐のため、今この時のためだったのだ。
通信が途切れた。

「貴様らが忘れても、知らないふりをしても、俺たちの地獄はまだ続いている。
 『アノニマス』だけではない。貴様ら全員をこの苦しみに叩き落とさない限り、終わることはない!」
そう言うとヴァイパーはメタルギアを操作した。核攻撃の準備だ。
メタルギアは破壊したはず。だがメタルギアはただの核搭載歩行戦車ではなかった。
このメタルギアの本質は、核ミサイルを搭載した七基の攻撃衛星をリアルタイム・データリンクで制御する統合核攻撃システム。
弾道ミサイルを使わず、世界中のあらゆる地点を標的にできる宇宙からの核攻撃。迎撃も不可能。
レールガンはただのオプションに過ぎなかったのだ。
復讐のために何百万もの無実の人間を犠牲にしようというのか。
だがヴァイパーは笑う。
あてがわれた『正義』と『秩序』に盲目的に従い、その裏でどんな犠牲が払われているのか見ようともしない人々も
『アノニマス』と同罪。いや、彼らのその愚かさこそが『アノニマス』を生み出すのだと。
「虐殺された仲間たちのために、俺は核を撃つ。だがそれで終わりではない。これは『アノニマス』への宣戦布告だ!!」
メタルギアとスネーク達を乗せたエレベーターが動き始めた。
このままメタルギアが地上に出れば、アンテナから信号が送信され七基の攻撃衛星が核を発射してしまう。
地上まであと90秒。それまでにヴァイパーを倒し、信号の送信を止めなければ。

「最後の戦いだ! 来い!!」
だが、ヴァイパーは閃光でスネークの目をくらました。
「卑怯だと思うか? 俺は復讐を遂げるためには手段を選ばん」
彼は真っ向からの戦いを避け、逃げに徹した。
「俺は負けん! 死んでいった仲間たちのために!!」
スネークが接近すると、ヴァイパーは義手から衝撃波を放ち、すぐさま距離を離した。
「俺は必ず復讐を遂げる! 這ってでもな! それだけのために生きてきたんだ!」

そして……勝ったのはスネークだった。

327 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:47:25.97 ID:WELX4Ftk0.net
◆ED(前半)

スネークによって装置は解除され、これで核は撃てなくなった。
その直後、エレベーターが地上に到達した。
「スネーク……貴様は……何故戦える? ……なぜ生きていける……?
 何のために……誰のために……何を信じて……?
 …………
 ……すまない……みんな……」
ヴァイパーは息絶えた。

地上にはソフィーが居た。
彼女は全ての話を聞いていた。『将軍』のことも、アメリカとジレフの関係も。だが、彼女はここに残るという。
『将軍』の掲げた『理想』は確かに作り物だったかもしれないが、決してむなしいものではなかった。
ジレフにはそれを信じる兵士たちがまだ大勢いる。
ソフィーは彼らをまとめ上げ、今度こそ本当の『理想』で自分たちの国を作っていきたいのだという。
彼女は強い。きっとうまくやるだろう。

そこに、ジープを見つけてきたクリスがやってきた。
乗って脱出しようとしたところで、キャンベルから無線連絡が入った。
マクブライドはウィーゼルによって射殺され、キャンベル達は皆無事のようだ。
キャンベルは、ブラック・チェンバーのことを隠していたことを謝罪した。
彼が2年前にブラック・チェンバーを全滅させた作戦の指揮を執っていたのは事実。
ある国から上陸したテロリスト部隊と聞かされ、闇夜の戦闘で相手が味方だったなどとは分からず、
事実を知らされたのは全てが終わった後だったという。
もし自分がそのことに気づいていれば、彼らを助けることも出来たかもしれない……彼はずっとそれを悔いて生きてきた。
だが、今回のメタルギア強奪事件が起こった時、今作戦の最高責任者である大統領補佐官スティーブ・ガードナーがキャンベルを呼び、
過去を清算するという名目に加え、作戦に加わらなければ2年前の件を公表すると脅迫した。
ご丁寧に、キャンベルが同士討ちを仕掛けたという証拠までも用意されていたという。
ガードナーがどこでこの話を知ったのかは定かではないが、元CIA長官である彼ならどこで嗅ぎつけていても不思議ではない。

その時、スネークの脳裏に引っ掛かるものがあった。7年前、OUTER HEAVEN当時のCIA副長官は……?
「その通り。ガードナーだ」
口を挟んだのはウィーゼルだった。彼は話を続ける。
OUTER HEAVENを組織し、メタルギアを開発させたのはガードナーだった。
メタルギアが以前CIAの元で開発されていたという話はヴァイパーも言っていた。
スネークが破壊したメタルギアをOUTER HEAVENから引き上げ、開発を続行させたのもガードナーだ。
つまり、『プロジェクト・バベル』の本当の生みの親はパーカーではなくガードナーだった。
だが、2年前メタルギアがテロリストによって強奪され、その責任を取らされてメタルギアの管轄と
『プロジェクト・バベル』の主導権は陸軍のトップであるパーカーの手に移った。
そして、ガードナーは口封じのためにブラック・チェンバーを始末させた。
すなわち、『アノニマス』の正体はスティーブ・ガードナーだったのだ。
そして、それを知るウィーゼルは、ガードナーに直接雇われた人間だった。
さらには、ガードナーは初めからマクブライドの正体も知っていた。
そもそもメタルギアの情報をマクブライド=ブラック・チェンバーに流したのもガードナー自身。
ジレフがメタルギアを手に入れて暴走すれば、ジレフに肩入れしていたパーカーは責任を問われ、
メタルギアと『プロジェクト・バベル』はガードナーの手に戻る。そういう目論見だ。
ブラック・チェンバーがジレフと合流するように仕向けたのも、おそらくは……
この事件は全て、ガードナーが仕組んだものだったのだ。

328 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:50:26.79 ID:WELX4Ftk0.net
◆ED(後半)

そして、ウィーゼルがガードナーに雇われているのならば、彼にはまだ仕事が残っている。
作戦成功後、事情を知るスネーク達を抹殺するという仕事が。
ソリッド・スネークとまともに戦えるのはウィーゼルだけ。それが、彼ほどの傭兵が作戦に直接参加しなかった本当の理由だった。
「……と、言いたいところなんだが、悪いことに俺はあんたたちが気に入っちまった。
 戦場にはふさわしくない、甘っちょろいところが、特にな」
彼はキャンベルたちを逃がしてくれるようだ。
任務を放棄したとなれば、彼自身も危険に晒されるかもしれない。
だが、彼も一流の傭兵として身の処し方は心得ている。心配は無用だろう。

大佐たちの無事を伝え、スネークとクリスを乗せたジープは走り出した。
クリスは語り出す。自分の周りには信じられるものは何もなかった。
だから軍に入ったと。確かに軍は『正義』と『任務』を与えてくれた。
だが、信じるものは他に頼るのではなく、自分で考えて自分で見つけるものだと気づいた。
これから自分でそれを探し、きっと見つけてみせる、と。
そして、出来ることならスネークと二人で……
それはスネークにとっても悪くない提案だった。
スネークは過去に決着をつけるためにこのOUTER HEAVENに来た。……そう思っていた。
本当は自身の死を望んでいた。全ての決着がついたとき、誰かが自分を殺してくれればいいと、そう思っていた。
だが、今は違う。今は、生きていきたいと思っている。
自分を認め、自分を許すこと。それを教えてくれたのはクリスだった。
もがいても、苦しんでも、人生には生きる価値がある。スネークはクリスによって救われたのだ。

スネークには心に決めたことがあった。
アメリカに戻る。戻れば、敵はスネークを見逃しはしないだろう。待っているのはおそらくFOX HOUNDだ。
だが、戻って確かめなければならないことがある。
「俺たちはなぜ戦わなければならなかったのか、俺たちがしたことは何だったのか。
 『ソリッド・スネーク』とは何者だったのか」
人の想いと命を裏で操り、弄んだ幽霊たちに会いそれを確かめる。
奴らに全てを告白させる。奴らが巡らした陰謀の一つ一つを、奴らが私欲のために犠牲にした者たちの名前を、全て。
「奴らの……そして俺の犠牲になった連中のために出来るのはそれだけだ」
それを果たさなければ、自分を許すことも何かを見つけることも出来ない。
だが、決して死にに行く訳ではない。目的を果たしたら、必ずクリスの元へ帰る。

「……待っていて、くれるか……?」

「……

 …………うん!」


METALGEAR Ghost Babel END

329 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/15(月) 21:53:02.34 ID:WELX4Ftk0.net
本編は以上です。
時系列ではPSPの『AC!D』がこの作品の延長線上にありますが、ストーリー的には直接的な関連は無いようです。
クリスやウィーゼルやガードナーなんかがこの後どうなったのかは不明。スネークが生き延びたのは間違いないですが。
『ソリッド』シリーズとの大きな違いは「BIG BOSSとスネークが実の親子(リキッドやソリダスは存在しない?)」
「ザンジバーランド騒乱(MG2)が起こっていない(グレイ・フォックスも生存?)」といったところです。
また、本作でメイ・リンとのセーブ会話と無線ドラマで名前だけ出てくるコペルソーン博士はAC!D2に登場します。
それと、本筋に直接関わらないせいでメイ・リンの名前が最初の一回しか出ませんでしたが、ちゃんと最初から最後まで居ます。

SPECIALモードと無線ドラマは明日以降にします。

330 :ATHENA〜Awakening from the ordinary life〜:2014/09/15(月) 22:25:07.29 ID:82R7tBUY0.net
◆OP
西暦2000年。今から10年前にシベリア山中で発見された謎のミイラ。
表向きは電子工学のパイオニアでありながらその実、
禁断の研究に手を染めるWADエンタープライズの目的とは?
親友、理香の探し物を手伝ううちに未知なる能力に目覚めたアテナは、
この日を境に戦いの渦中へと引き込まれていく。
突然迫り来る不気味な影に、アテナの運命は…。

◆第1章
麻宮アテナの日常は突然の終わりを告げようとしていた。
自分に秘められた未知なる力が目覚めることに、驚き戸惑うアテナ。
そして彼女の様子を陰ながら伺う謎の存在。
自らの日常生活が変貌し始めたことにアテナはまだ気づいていない。

331 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 14:11:48.10 ID:4obJ5kkN0.net
メタルギアお疲れ様です
こんな外伝があったとは

332 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:25:13.27 ID:088uup9x0.net
ゴーストバベルの続き行きます。

■SPECIALモードについて。
本編クリア後にプレイできる、様々な条件を付けたミッションをクリアしていくモード。
ただのおまけではなく、これにも独自のストーリーがついています。
流石に全部書くと多いので、重要っぽい部分だけを抜粋します。

主人公は「No.4」と名乗る謎の人物の指令を受け、ガルエードにおけるソリッド・スネークの戦いを
追体験する一種のVR訓練を受けることになる。
ただ後追いするだけでなく、様々な条件を加えることでソリッド・スネークを超える戦士を作るのが目的のようだ。
ミッションを幾つかクリアするごとに本編で明かされなかった裏話を教えてもらえる。

・パーカーが本当に恐れていたのはガードナーに『プロジェクト・バベル』とメタルギアを奪われること。
 そのためガードナー子飼いのスネークが到着する前に事態を収拾しようとしたが、ガードナーは
 マクブライドを通じてブラック・チェンバーにその情報を流し、デルタフォースを待ち伏せさせてパーカーの目論見を挫いた。
 結局はガードナーの方が一枚上手だった。

・ガードナーはFOX HOUNDを使ってブラック・チェンバーを始末させたが、
 同時にヴァイパーなどの中核メンバーは逃がすように手配させていた。
 メタルギアと『プロジェクト・バベル』をパーカーの手から奪い返す時の手駒にしようという目論見であり、実際そうなった。

・『将軍』は元々OUTER HEAVENの傭兵で、当時はBIG BOSSに相当心酔していたようだ。
 OUTER HEAVENが無くなった後は世界をさまよって、後に自分自身がBIG BOSSとなるために帰ってきた。
 わざわざOUTER HEAVENをガルエードとして再生させたのも、思い入れによるものだと思われる。

・BIG BOSSははじめから己の息子と生死を賭けた戦いをするためにスネークをOUTER HEAVENに呼び寄せた。
 スネークがそのことを知っていたかは定かではないが、とにかくスネークは自分の父親を殺した。
No.4「それが『彼』の強さであり、弱さでもある。
   ……そしてそれこそ、君が果たせなかったことだ……」

333 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:27:57.01 ID:088uup9x0.net
・メタルギアが模擬弾頭を発射した直後にクリスとジミーが敵の奇襲を受けたのは、ジミーの服に発信器が仕掛けられていたから。
 ただ、クリスを取り逃したのは誤算だったらしい。
 それはヴァイパーの予想以上にクリスが兵士として手強かったということであり、
 『プロジェクト・バベル』の証拠隠滅役にクリスを選んだパーカーの目は正しかったということ。

・キャンベルが作戦に参加した理由の一つとして、陸軍に居る姪のメリルが人質にされていたから、というのもある。

・No.4「君にも我々にも時間が無い。それは君もよく分かっているはずだ。
    例の計画は急がれなければならない」

・発電所爆破後、クリスを捕らえたのはヴァイパー自身。前回は逃げられたため、彼自身が出向いた。
 クリスにこだわったのは、スネークを確実に誘い出すためのエサが欲しかったから。

・F-22の巡航ミサイル攻撃の手回しがやけに良かったのは、作戦開始と同時に空軍を待機させていたから。
 作戦が失敗したらスネークもろともガルエードを吹き飛ばすため、核弾頭装備の巡航ミサイルも用意していた。

・メタルギアの開発はOUTER HEAVENで始まった。
 責任者は当時CIA副長官だったガードナーだったが、あらゆる地表から核攻撃を可能にする二足歩行戦車という
 アイデア自体はBIG BOSSから出たもの。
 当時は技術的に不可能だったが、レールガンによる見えない核弾頭のアイデアも既にBIG BOSSによって盛り込まれていたようだ。
 いわばメタルギアはBIG BOSSの亡霊といったところだ。スネークがメタルギアの破壊にこだわるのもそれが理由だと思われる。
No.4「彼にとってはまさに『呪われた過去』だ。
   我々にとっては福音……もしくは祝福といったところだがな」

・ブラック・チェンバーの設立にはパーカーが深く関わっている。
 パーカーはテロリストに奪われたメタルギアをブラック・チェンバーを使って奪回し、その功績を盾に
 『プロジェクト・バベル』とメタルギアに関する全権を要求した。
 ガードナーは全てを明け渡す代償として、パーカーにブラック・チェンバーを差し出すことを求めた。
 パーカーはそれに応じ、ガードナーがブラック・チェンバーを始末するのを黙って見ていた。

・パーカーとガードナーの確執は『プロジェクト・バベル』が発足するずっと前、パーカーが陸軍大佐で
 ガードナーがCIAの部長だったころにさかのぼる。
 当時持ち上がった政府要人の暗殺とある国のスパイを巡る疑惑にパーカーの娘の名前が挙がっていた。
 本来CIAの管轄外であるこの件にガードナーは首を突っ込んで執拗に捜査を行い、結局事件はパーカーの娘の自殺で幕を閉じた。
 それ以来二人は政治、軍事、あらゆる問題でぶつかってきた。
 ガードナーはメタルギアとブラック・チェンバーを使って今度こそパーカーに引導を渡すつもりだったようだ。

・No.4「訓練はすべて終了だ。よくやってくれた。
    君の戦闘能力は今、確実に『ガルエード戦役』当時のソリッド・スネークを超えている。
    君の出番はすぐに来る。
    今はゆっくり休んでくれ……ジャック」


以上です。
結局主人公の正体も、No.4の正体も、彼らの言う計画についてもまったく分からないまま終わります。
最後の「ジャックの出番がもうすぐ来る」というのは「ジャック(=雷電)が主役のMGS2がもうすぐ発売されますよ」という
メタ的な解釈もできますが、それで正しいのかどうかは自信ありません。設定繋がってないし。

334 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:35:11.94 ID:088uup9x0.net
つづけて、おまけドラマも行きます。


連続無線ドラマ「アイデアスパイ2.5(ツー・ハン)」
メタルギア ゴーストバベルの2週目以降のプレイで周波数140.07に連絡すると聞けるミニドラマ。
本編が1ステージ進むごとに更新されて、全13ステージなのでこちらも全13話。

◆主な登場人物
『2.5(ツー・ハン)』:主人公。タイトルの通り、通信販売で手に入れたアイデア商品を駆使して戦う極秘スパイ。
『714(ナイス)』:ツー・ハンのことを「ツー」と呼ぶ彼の仲間。無線機越しに彼をサポートする。
『今すぐ・コール』:ツー・ハンのかつての恋人(?)。彼に恨みを抱いているようだ。

■OP
ニューヨーク。
人々の欲望渦巻くこの大都会では今日も誰かが何かを買い、売り、そして捨て、平和に暮らしている。
だが、そんな平和の裏側で、粗悪な商品を売りつけ私腹を肥やす悪の組織、
『J・E(ジャンカー・エクスペンシブ)』が暗躍していた。
汚れなき市民を巧みに欺き、ガラクタ(ジャンク)を高値で売りつける『J・E』の野望を打ち砕くべく、FBIは極秘に対抗チームを結成。
悪の通信販売企業『J・E』から市民を守るべく誕生した極秘スパイ、その名も『2.5(ツー・ハン)』。

■第1回
ツー・ハンは『J・E』の幹部の乗るリムジンを追跡していた。
<通信機にペッタリ貼るだけであーら不思議、ノイズがスッキリ消える>『ノイズシャット』のお蔭で
仲間の714(ナイス)との通信状況も良好。
このまま行けば直に製造工場まで辿り着けるだろう。
そこは<寝ているだけであなたもアクションスターのような逞しい肉体に>魅惑のスタイルを作り出す『ビルダー・ベッド』の極秘製造工場。
そのベッドには足と枠しか無く、頭とカカトで体を支えて寝るという代物だ。
売る方も売る方だが、買う方も買う方である……と思ったが、どうやら714はおまけのクマちゃん抱き枕に釣られて買ってしまったらしい。
……とか何とか言っている間に、リムジンが止まった。工場に着いたのだろうか。
気をつけろ、と助言する714に対してツー・ハンは「奴らは絶対にこの車を攻撃することはできない」と自信満々。
なぜなら、ツー・ハンはあらかじめ車の窓に<子どもが乗ってますシール>を貼っておいたのだ。
建物に入っていく『J・E』幹部の後を慎重に追うツー・ハン。だがその時突如鳴り響く警報音。
ビー!ビー!ビー!
『ママが来たセンサー』だ!
逃げるべきか? だがもう遅い。ツー・ハンは敢えて工場への侵入という道を選ぶのだった。
果たしてツー・ハンは敵の警備から逃れ、工場へと侵入することが出来るのか!?
危うし、ツー・ハン!

つづく

335 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:38:33.26 ID:088uup9x0.net
■第2回
ふう、危ないところだった。
警報から逃れた過程を完全スルーして工場の敷地内への侵入を果たしたツー・ハン。
どういうことだと追及する714に「過ぎたことを気にするな、そんなことだからクマちゃん抱き枕に騙されるんだ」と逆切れで返すツー・ハン。
そんな彼は通販で失敗したことは一度もないと断言する。
では、去年の冬に買った『あたたかシューズ』はどうなのか。
<ポカポカしたままおでかけ>と言いつつコンセントを差している間しか暖かくならないインチキ商品。
だが、ツー・ハンは今まさにそれを履いているという。
南極でペンギンに育てられた(自己申告)彼はどんな寒さにも耐えられる強い体を持っている。
『あたたかシューズ』をコンセントに繋がなくともただの靴として履ければ冬は越せるのだ。
「じゃあ普通の靴を買えばいいんじゃないのか!?」
「うるさい! 人の過去を詮索するな!」
結局逆切れするツー・ハンであった。
その時である。
「そこに居るのは誰!?」
女の声だ! 一体何者なのか!? 危うし、ツー・ハン!

つづく

■第3回
謎の女はアイデアスパイ訓練学校で一緒だった『今すぐ・コール』だった。
久しぶりの再会だと近づくツー・ハンだったが、コールは彼を拒絶した。
彼女はツー・ハンに強い恨みを抱いているのだ。二人の過去とは……
ツー・ハンはかつて、コールのクレジットカードでアイデア商品を山ほど買い込んだ。
そして期待外れだった商品をコールの家に山ほど送りつけた。
君なら喜ぶと思った、などと言い訳するツー・ハンだったが、
『象もしまえる収納ボックス』(ただ象よりデカいだけ)などをもらって誰が喜ぶというのか。
コールはツー・ハンとの過去に決着をつけるため、工場の従業員に成りすましてずっと待っていたのだ。
ということは、工場には詳しいのだろう。
「愛しているんだ、コール」
「……えっ?」
「俺に協力してくれ」
「……ダメ」
あっという間に揺らぐコール。もうひと押しだ。だがその時!
ガガガガガガガガ!
二人を狙う突然の機関銃! 武装警備兵だ!
未だツー・ハンを許せないコールだったが、このままでは二人とも殺されてしまう。ここは一時休戦とするしかない。
コールの案内により、工場内部への侵入を果たすツー・ハンであった。
だが、内部にはさらなる危険が待ち受けているだろう。

つづく

336 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:41:23.50 ID:088uup9x0.net
■第4回
コールの案内により工場へと潜入したツー・ハン。
この工場に一体何の用があるのかとコールに尋ねられるが、極秘任務の内容はコール相手と言えど話すことはできない。
ならばと質問を変えるコール。昔、なぜ私にあんなものを買ってくれたのか、と。あんなものとは?
「忘れたの? 『お色気ヒモ……」
「話す。極秘任務について話す」
即座に折れるツー・ハン。任務の内容は以下の通り。
近頃、この工場に『J・E』の幹部が頻繁に訪れている。
たかが『ビルダーベッド』の工場に幹部連中が出入りするのはあまりにも不自然。
おそらく『ビルダーベッド』はカムフラージュであり、もっと重要な何かを行っているに違いない。
「ハッハッハ。よく調べたな!」
突然響く謎の声。
「ようこそ、我が『J・E』のインチキ商品製造工場へ」
自分でインチキって言ってるがそれはさておき、ここから先は関係者以外立ち入り禁止。部外者の侵入を許すわけにはいかないのだ。
シャキーン!
謎の男が構えたのは『J・E』が開発した対人用孫の手『孫いらず』。
自分以外の人の背中も掻けるように改良された孫の手。それなら手で普通に掻けばいいだけではないのか。
だが、それはただの『孫いらず』ではない。
シャキシャキーン! 柄が伸びた!
そう、これは遠距離背中用対人孫の手『孫いらず・のびーる』。かゆいところに手が届くまさに究極の孫の手だ!
「普通に手で掻けばいいじゃない!」
「うるさい。くらえ!」
コールが危ない! ……だが!
「……何? なぜお前らの背中が掻けない!?」
ツー・ハン達は仰向けに寝転がっていた。これではいかに『孫いらず・のびーる』と言えど背中を掻くことが出来ない!
「……僕の負けだ。行け……」
咄嗟の機転により窮地を脱した二人。
先を急ごう。ツー・ハンはコールに幹部が出入りしている場所へと案内してもらうのだった。

つづく

337 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 22:43:57.40 ID:088uup9x0.net
■第5回
コールの案内により、幹部たちの通る謎の出入り口へと到達したツー・ハン。
扉をくぐるとそこは新商品の研究所のようで、多くの設計図がある。
『おでかけ炊飯器』『ワンちゃん腕時計』『真っ黒カメラ』『朝だけハンガー』……『J・E』のインチキ人気商品のオンパレードだ。
だが、今さら幹部たちが騒ぐような代物ではない。……その中に、見慣れない名前を発見した。
『家庭用人間型ロボット・ギジンさん』。名前を聞く限りではまともそうだ。
人間型ロボットなどと、いつの間にそんな技術を手に入れたのか……いや、どうせインチキだろう。
だが714はそうとも言い切れないという。もしかすると、今までいい加減な商品を売りさばいていたのは
この人間型ロボットの研究資金を集めるためだったのかもしれない。
さらに、このギジンさんは頭金無し、月々9.75ドルの36回払い。クマちゃん抱き枕よりも安い!
……しかし、ツー・ハンはどうにも疑念を捨てきれない。奴らの商売にしてはお買い得すぎる。
何か裏があるに違いない。やはりここは単なるインチキ商品製造工場ではなさそうだ。
設計図があるということは、この工場のどこかでギジンさんを作っている可能性も高い。あるいは既に完成しているか……
探らねばなるまい。
「行くぞ、コール」
「待って。私はあなたの仲間じゃないのよ!」
「愛してるんだ、コール」
「……えっ?」
愛は全ては超えるのだ。釈然としないものを感じつつもついつい乗ってしまうコールであった。
潜入調査を続行するため、研究室を出ようとするツー・ハンだったが、異変に気づく。扉が開かない!
一体何が起こったのか!?

つづく

■第6回
いくら引いても扉は開かない。押して開ける扉だったり、横に引く扉だったり、というオチでもないようだ。
その時、何か妙な……モーターが動くような音が聞こえた。
ゴウン、ゴウン、ゴウン……ガタン! ……ガガン、ガガン、ガガン
左右の壁が迫ってきた!
このままでは<これでスッキリ リサイクル、どんな空き缶もラクラク潰せて場所を取らない『ペタンコカンカン』>で潰された空き缶のようにペチャンコになってしまう。
<おふとん潰して押入れ広々『ペッタンコおふとん収納袋』>で潰された布団のようにペチャンコになる前に何とかしなければ!
だがツー・ハンは、こんなこともあろうかと<お庭のサイズに合わせて伸び縮み>『ニョキニョキ物干し竿』を持ってきていた。
これで壁につっかえ棒をすれば……ああ、お部屋のサイズに合わせて縮んでいく!
それならば、とツー・ハンが取り出したのは『ワニさんドアストッパー』。これで……どうにもならない!
ガガン、ガガン、ガガン……
このままではコールのプロポーションも崩れてしまうだろう。まぁ、良いダイエットになるかもしれないが。
「ペラペラに潰れた君も魅力的さ」
「ツー・ハン……」
「愛してるんだ、コール」
そうこうしている間も壁は止まらない。
ガガン、ガガン、ガガン……ゴーン!
「ツー! 応答しろ! ツーー!」
714の悲痛な叫び声だけが響いた。

つづく

338 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 22:58:10.20 ID:088uup9x0.net
■第7回
「ふう、危ないところだった」
ツー・ハンは無事だった。コールも。一体どうやって?
……どうやら二人はいつの間にか寝てしまっていたらしく、夢の中で壁に潰されるところで目が覚めた。
うなされて寝言を言っていたかもしれないが、と。
何故二人で同じ夢を見ていたのか? ……通信ケーブルを繋いだまま寝たからだろう。
壁が迫る音? ……まぁ、夢のすることだし。
さっさと先を急ごうとするツー・ハンだったが、714は納得できんとなおも食い下がる。
「なんだしつこいな! そんなしつこい口は
 <しつこい汚れもスッキリ落とす 街角のアンケートでも46%の奥様が
  洗濯物が真っ白になったと答えていますでお馴染みの『ジャブジャブクリーン』>で洗ってやるぞ!」
対するツー・ハンはいつも通りの逆切れである。
その時、コールが謎の拒絶反応を起こした。『ジャブジャブクリーン』には良い思い出が無いという。
「ある、夏の日だったわ……」
「何の話だ、いきなり」
その頃、コールは毎日の海通いで真っ黒に日焼けしており、その内焼けすぎて肌がヒリヒリしてきたという。
で、『ジャブジャブクリーン』なら肌も白くなるかと思って風呂にたっぷり入れ、肩までしっかり浸かったと。
で、熱い方が効くかと思ってこれでもかと熱いお湯に入ったものだから、体中を火傷してしまったと。
ただでさえ日焼けでヒリヒリしていたものだから全身が燃えるように熱くなり……それ以来、『ジャブジャブクリーン』の名を聞くだけで怖くなってしまうのだそうな。
『ジャブジャブクリーン』は特に関係ない話であった。
が、人にこの話を聞いてもらえてコールは気が楽になったらしい。
「私……誰かにこの話を聞いてもらいたかっただけなのかもしれない…… さ、先を急ぎましょう、ツー・ハン」
何の話だったのかはさっぱり分からないが、先を急がなければならないのは確かだ。
何しろこれでもう3話も研究室から動いていないのだから。一方714は……
「うわ、壁が迫ってくる! 助けてくれ、ツー!」
コールの話が長すぎたため、今度はこちらが夢の中であった。

つづく

■第8回
工場の端ににある、一般従業員は使用禁止のエレベーターへと辿り着いた二人。
もしかするとギジンさんの工場に繋がっているのかもしれない。
だがこのエレベーターは定員一名。ここはひとまずコールを先に行かせ、下で落ち合うことにした。
エレベーターが降りた後、714は言う。彼女は元々ツー・ハンを恨んでいた。裏切る可能性もあるのではないか?
だがツー・ハンは、二人で通信販売カタログを赤丸チェックした仲である彼女を信じている。
どういう仲だかよく分からんが、ともかく油断は禁物ということだ。そうこうしている間にエレベーターが戻ってきた。
……エレベーターの移動はずいぶん長い。一体どこまで下るのか。
耳がツーンと痛くなってきたらつばを飲み込むと少しは楽になる。714の知恵袋だ。
どんな面白アイデアよりも役立つ男、それが714。
エレベーターが止まった先、そこはガランとした広い倉庫であった。
そこで異変に気づく。コールが居ない。一体なぜ? まさか……
だがそんな時、突然の轟音が彼の思考を中断させた。
ガガガガガガガ!
すわ、機関銃か!? 幸い当たりはしなかったが、敵の姿は見えない。
「そこまでだ、ツー・ハン!」
謎の声、そしてさらなる攻撃! 危うし、ツーハン!

つづく

339 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 23:00:03.10 ID:088uup9x0.net
■第9回
突然の奇襲攻撃! ……だが、妙だ。どこにも当たった様子がない。
謎の声の主が笑う。
「どうだ? ツーハン! 我が『J・E』が作り出した『モグラくん』の轟音は!?」
<プロ顔負け! テクニック無しで誰にでも手軽に岩盤が掘れる家庭用掘削機>『モグラくん』の出した音であった。まったく紛らわしい。
そもそも一般家庭で掘削機を使う機会があるのだろうか。
だがこれで終わりではない。
ボーン! ボボーン! 今度は一体何が!?
<驚異の新発見!! カラスは風船の割れる音が嫌い!?
 通常の約3倍も割れやすく、さらに割れるときの音を5倍もアップさせたカラス追い払い用ゴム風船『ブーン・バルーン』 Dr.コペルソーンも大推薦!!>
……であった。
何という強引なアイデア。そもそもコペルソーンって誰だ? 一体何を根拠に3倍だの5倍だのと言い切れるのか? というかカラスって本当に……突っ込みきれない!
このままでは埒があかない。だが敵の位置が見えなければ反撃もできない。
そこでツー・ハンは閃いた。
セロハンを丸めて両手のひらで転がすと、まるで炎が燃えているように聞こえる。この音が相手の耳に届けば……
チリチリチリチリ……
「うわっ!? なんだ、火事か!? くそ、ツー・ハン! この勝負はお預けだ!」
まんまと騙されたらしく、敵は一目散に逃げていった。
何とか窮地を脱したところで、コールのことを思い出した。彼女はどこへ!?
……と思ったら、すぐそこに居た。
エレベーターに乗っていたら耳がツーンと痛くなったので、その辺で休んでいたらしい。
そういう時はつばを飲み込むと良い。
さあ、先を急ごう。

つづく

340 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 23:01:56.73 ID:088uup9x0.net
■第10回
倉庫内を探す二人。だが見つからない。
彼らが今探しているのはギジンさん……ではなく、先ほどの戦闘で落としてしまったコンタクトレンズだった。
コンタクトと言っても視力矯正用のものではない。ツー・ハンの視力は両目とも3.0だ。
落としたのはおしゃれ用のカラーコンタクトレンズだ。高かった。
「任務中にそんなものを付けるな!」
「714、スパイにオシャレする資格はないというのか!?」
キュラキュラキュラ……
二人が言い争っていると、謎のキャタピラ音が近づいてきた。
戦車だ! しかも車体がピカピカ光っている! まぶしい!
操縦士が自慢げに笑う。
<一塗りするだけでどんな汚れもサヨウナラ! あなたの車をピカピカに輝かせるカー・ワックス>『フラッシュ・ザ・カー』の威力だ!
なぜ戦車をピカピカにする必要が!? 商品自体はまともそうだが用途が間違っている!
「愛車を綺麗にしてやりたいという気持ちが分からんか!? 戦車だってオシャレしたいのだ!」
「甘えるな! 極限下で戦う男がオシャレに気を配るな!!」
自分のことは全力で棚に上げるツー・ハンであった。
操縦士は逆上し、ツー・ハンのカラーコンタクトを戦車で踏みつぶそうとする!
ああ、このままでは支払いがまだ16回も残っているコンタクトレンズが!
「品物を失ったあと支払いを続けるむなしさを思い知るがいい、ツー・ハン!!
 そう、あれはもう5年も前のことだ……」
なにやら急に語り始めた。
彼はこの戦車の中でどうしても音楽が聴きたくなり、2975ドルもするカーオーディオを購入した。スピーカーが10個も付いている。
だが、いざ取り付けると走行音がうるさすぎて音楽が全く聞こえてこない。
それで、アンプの音量を最大にしたら……ボン!!と音を立てて全10個のスピーカーが一気に火を噴いた。
それ以来そのオーディオが音楽を奏でることはなかった。あと78回の支払いを残したまま!
「この気持ち、貴様も思い知るのだ、ツー・ハン!」
「やめろおおおー!!!」
危うし、コンタクトレンズ!

つづく

341 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 23:07:23.66 ID:088uup9x0.net
■第11回
ツー・ハンの落としたコンタクトレンズにどんどん近づいてくる!
そしてついに、キャタピラがコンタクトレンズを……踏んだ、その時!
ドカーン!! 突然床が爆発し、戦車はその下へ落ちていった。一体何が!?
実はツー・ハンが落としたのはオシャレ用カラーコンタクトレンズ型超小型爆弾。そう、全ては敵を欺くための作戦だったのだ!
よくもまぁ、そんな危ない物を目に入れていたものである。
……さて、戦車が開けた穴の下にはまだ何か部屋があるようだ。
そこには膨大な数のダンボール箱が並んでいる。軽く見積もっても5000個はあるだろう。
もしや、この中に『家庭用人間型ロボット・ギジンさん』が? 既に生産も終わり、出荷状態にあるというのか?
二人は<業界騒然! あのリンカーンも愛用していた強力洗濯ヒモ>『ストロンゲスト』を伝って下に降りた。
一体何の業界なのか。リンカーンと洗濯ヒモに何の関係が。……細かいことはさておき、とにかく下に降りたのだ。
ダンボールを調べてみると……中はカラだった。どれもこれも、中身の入っていない空箱だ!
その時、一体何度目になるのか謎の怪しげな声が!
「よくここまで来たな、ツー・ハン!」
一体何者なのか!?

つづく

■第12回
声の主は、ツー・ハンがこのインチキ商品製造工場まで追跡してきた『J・E』最高幹部『頭金・ゼロ』だった。
果たしてギジンさんはどこに?
頭金・ゼロは答える。まだ製造は始まっていない。だが部品は君の周りに山ほど積み上がっている、と。
まさか、このダンボール箱自体がギジンさんの部品だというのか。
その時コールが気付いた。ダンボール箱の側面に……顔が描いてある!!
頭金・ゼロはならばこれも見せてやろう、と満足げに笑う。そこへ現れたのはギジンさん試作1号機だ。
「ガッシャン、ガッシャン…… ハロー、コンニチワ、ボク、ギジンサン」
その正体は……ただ人間がダンボール箱を被っただけ!! 一体何のためにこんなものを売ろうと!?
「ピッ、ポッ、パッ、ポッ、ピッ。 アー、モシモシ、『J・E』サンカネ?」
何か喋ってる。電話を掛けている……のだろうか?
「オタクノ『ビルダー・ベッド』ヲ10個、注文スルヨ。スグ、送ッテクレタマエ、ガチャ」
そう、ギジンさんは各家庭に潜り込むとその家から『J・E』に大量の商品注文を行う。
これでもう、いちいち注文を待たなくても確実に商品が売れるというわけなのだ!!
なんという卑劣! っていうかどうひいき目に見てもうまくいくとは思えん!!
それでも頭金・ゼロはひるまない。これで結局一台しか売れなかった『ビルダー・ベッド』の売り上げが何万倍にも膨れ上がる。
どうやら、クマちゃん抱き枕に釣られたのは全世界で714一人だったらしい。
何にせよ、これで『J・E』の企みは全て分かった。後は残った一つのカラーコンタクトレンズ型超小型爆弾で工場を爆破するのみ。
「さらばだ! 『頭金・ゼロ』そして『ギジンさん』!!」
「やめろおー!!」
「ヤ、ヤメロー!!」
ドッカーーーーーン!!!
ゴゴゴゴゴゴゴ……
凄まじい爆発に地下工場が震える。完全に崩れ落ちる前にコールと共に脱出しなければ。
戦車の時と破壊力に差がありすぎて不自然だが、今はとにかく急がねば!
だが、地上へと繋がるエレベーターは定員一名。
地上まで二往復している時間はない!! どうする、ツーハン!?

最終回につづく

342 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/16(火) 23:11:30.11 ID:088uup9x0.net
■最終回
迷っている時間はない。ツー・ハンはコール一人をエレベーターに押し込んだ。
「コール、買いすぎには注意するんだぞ……」
上昇するエレベーターの中、コールは一人涙に濡れる。
「うう……ツー・ハン……」
ゴゴゴゴゴゴゴ……ドッカーーーーーン!!!
地下工場が爆発し、コールを乗せたエレベーターは地上に到達した。
そしてそこには……なぜかツー・ハンが居た。
コールの乗っていたエレベーターシャフトに足が引っ掛かり、そのまま地上まで連れて行かれたらしい。
今度は喜びの涙にむせび、スス汚れにも構わずツー・ハンへと抱きつくコール。
「……待て。定員一名のエレベーターなら、そのシャフトにもう一人乗っていてもやっぱり定員オーバーなんじゃないのか?」
714が鋭く突っ込んだ。
「714、俺は今回の任務で一つ学んだ」
「いや、私の質問に答えろよ」
「市民を騙して粗悪なガラクタを高値で売りつけるのはもちろん許せない罪だ。
 だが、市民たちももっと粗悪かどうかを見極める目を養っていかなければならない。
 いつかきっと、我々を必要とせずに、市民が自分たちの足で歩けるようになる日が来る。
 俺はそれを信じたい」
それっぽい話でまとめに入るツー・ハン。
今回の件のどこにそんな教訓があったのかはサッパリだが、コールも同意見だった。
二人は714を無視し、これからどうするかなどを語り始めている。
「私の家で通販カタログの赤丸チェックをしない?」
「それでじっくり二人で住む家の家具でも探そうか」
「えっ……?」
……などとイチャつきつつ二人は去っていき、714は一人放置された。

「ちょっと待て、納得いかんぞツー!」

「ツー・ハン!」

「アイデアスパイ、ツー・ハァァァァァァン!!!」

 THE END


以上、これにてゴーストバベルはすべて終了です。
不慣れなもので、だいぶ冗長になってしまいましたが……
ちなみに、ツーハンの脚本は後に『ANUBIS』の監督を務める村田周陽氏で、後にラジオドラマにもなったようです。

343 :METAL GEAR Ghost Babel:2014/09/16(火) 23:12:55.69 ID:088uup9x0.net
……あ、後半コテ付けるの忘れてた。ま、まぁ、IDで分かるよね。

344 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/19(金) 10:45:48.42 ID:nUN7tMOd0.net
ちょっと待て、>>342おツー!

345 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/20(土) 00:11:39.48 ID:EYVqogWQ0.net
乙です
GBのオマケとは思えんボリュームね

346 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/22(月) 07:55:01.16 ID:lBWXibhB0.net
PSO2のストーリー書いてあったけど、なんか微妙に間違ってたな

347 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/22(月) 09:10:19.54 ID:AFsjRckt0.net
間違ってると思えばここで書けばいいさ

348 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/22(月) 09:10:57.97 ID:n+g4d+6p0.net
wikiの方に自分で未完とわかるやつの後ろには(未完)ってつけといた

349 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/26(金) 13:46:08.21 ID:PJGjBJahO.net
PlayStation Vitaの「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」をお願いします

350 :ゲーム好き名無しさん:2014/09/30(火) 12:30:30.93 ID:A2mdB9t80.net
同人ゲームの霧雨が降る森予約します。

351 :sage:2014/10/01(水) 00:15:53.43 ID:bYjXLcBx0.net
PSvitaの「フリーダムウォーズ」をお願いします

352 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/02(木) 21:07:03.14 ID:z/QoDHF50.net
GBAの『メトロイドフュージョン』行きます。

時系列は メトロイド(ゼロミッション)→プライムシリーズ3作→2→スーパー→Other M→フュージョン となっており、
今のところ発売されている作品の内では最も新しい時代となる。

■登場人物
サムス・アラン:主人公。幾度となく宇宙の危機を救った賞金稼ぎ。スーツの中身は金髪の美女だが、本人は女扱いされるのを好まない。
今作ではXの侵食とメトロイドワクチンによってパワードスーツが軽量薄手の「フュージョンスーツ」に変化している。
アダム:銀河連邦から提供された新型シップの人工知能。「アダム」という名前はサムスが心の中で勝手につけたもの。

エテコーン&ダチョラ:惑星ゼーベスの原住生物。猿のような動物がエテコーンで、ダチョウのような動物がダチョラ。
見かけによらず知能は高く、『スーパーメトロイド』ではサムスを助けたこともある。

ベビーメトロイド:惑星SR388でサムスと出会い、生まれて初めて見た彼女を親と認識した幼体メトロイド。
『スーパーメトロイド』で敵の攻撃からサムスをかばって死亡した。

----

サムス・アランは「BIOLOGIC宇宙生物研究所(B.S.L)」の依頼を受け、惑星SR388に居た。
メトロイドが絶滅した後のSR388を調査する一団を護衛するためだ。
そこで発見した原住生物に襲われるが、危なげなく撃退した。
……と思われた矢先、その生物は突然アメーバのような不定形へと変化し、サムスに食らいついた。
この時は特に体に異常もなかったのだが、調査を終え帰還しようとシップを発進させたとき突然サムスは意識を失ってしまう。
シップはコントロールを失い、そのままアステロイドベルトに突っ込んでしまった。

幸い、激突寸前に脱出ポッドが自動的に射出されたものの、彼女の肉体はアメーバのような寄生生物「X」にパワードスーツもろとも侵食されていた。
バイオ素材で作られたパワードスーツは装着時に肉体と完全に一体化するため、意識のない彼女から無理やり脱がすことはできない。
Xに蝕まれたスーツの大部分は身につけたまま切除されたが、神経中枢の奥深くにまで達したXを取り除く術はなく、生存は絶望的と思われた。
だが、唯一の治療法が見つかった。
Xを除去するワクチンがメトロイドの細胞から作り出すことに成功したのだ。
銀河連邦によって保管されていたベビーメトロイドの細胞から作られたワクチンを投与するとXはみるみる駆逐され、サムスは一命を取り留めた。
彼女が意識を取り戻したとき、その姿は大きく変化していた。
ベビーによって再び命を救われた。サムスはその事実を噛み締めるのだった。

それから程なくして、サムスは惑星SR388の衛星軌道上にあるBIOLOGIC宇宙生物研究所、通称B.S.Lへと向かっていた。
調査隊がSR388で捕獲した生物は、サムスの治療中に全てB.S.Lへと運び込まれていた。
やがて意識を取り戻したサムスは、B.S.Lで起きた原因不明の爆発事故のことを知らされた。
彼女の今回の任務は、その状況調査である。
B.S.Lにおけるサムスの行動は全て今サムスの乗っているスターシップのAIが管理する。
連邦はこのAIの指示に従うことを条件で、新しいスターシップを提供したのだ。
他人に行動を指示されるのを好まないサムスであったが、司令官の下での任務はこれで二度目である。
AIの無愛想な声は、かつて共に戦ったその司令官を連想させた。
アダム・マルコビッチ。冷徹なまでに任務に忠実な彼の判断は常に素早く、正確だった。
だが、ややデリカシーに乏しく時折サムスのことを「レディー」と呼び、神経を逆なですることもあった。
「異論はないな? レディー」それが彼の決まり文句だった。
サムスは大いなる敬意とささやかな皮肉を込め、このAIのことを心の中で「アダム」と呼ぶことに決めた。

353 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/02(木) 21:10:20.22 ID:z/QoDHF50.net
サムスは爆発事故の原因を探るため、現場である特別保管庫へと向かった。
そこに居たのはSR388の原住生物。だが、サムスが攻撃を加えると生物はXへと姿を変えた。
調査隊が捕獲したのは、SR388の生物に擬態したXだったのだ。
先の爆発によってXはカプセルから逃げ出し、恐らくもはやB.S.L全体にまで広がってしまったに違いない。
ゲル状の生命体「X」は他の生物の体内に侵入し、寄生して増殖。その生物に大きなダメージを与え、最終的には死亡させる。
そしてその際に得たDNA情報などを元に擬態し、外見のみならず知識や能力までも完全にコピーすることが出来る。
きわめて凶悪な生命体だが、対抗手段も存在する。メトロイドだ。
メトロイドは元々Xに対抗するために作られた人造生物だったのだ。
メトロイドワクチンを投与されたサムスはその体質を変化させ、決してXに寄生されない肉体を手に入れた。
それどころか、擬態していない本来の姿のXなら触れるだけでその身に吸収することすらできるようになった。
かつてはメトロイドによってXの活動は最小限に抑えられていた。だが、メトロイドはもういない。
今や、サムス・アランだけがXに対抗できる存在なのだ。
今のサムスはパワードスーツの大部分を切除された影響により、その能力は本来の10%ほどにまで落ちている。
だが、Xを吸収すればそれらの失った能力を取り戻すことも可能だろう。

B.S.L内は既にXの巣窟となっており、生存者と思われたのもXによる擬態であった。
サムスは時に連邦から送られてきたデータにより、時にはXの集合体を自身に取り込むことによって
次第にかつての力を取り戻していった。

だが、サムスの敵はただのXだけではなかった。
切除されたサムスのパワードスーツに取り付いていたXは、全盛期のサムスと同等の力を持つ「SA-X」となっていた。
爆発事故の原因もこのSA-Xだったのだ。
SA-Xは己を脅かす可能性のあるサムスを執拗に狙い続けた。
現状のサムスではSA-X相手に勝ち目はない。運悪く遭遇してしまった際にはひたすら逃げるしか手はなかった。

結局、生存者は飼育エリアに隔離されていた猿のような生き物と、ダチョウのような生き物のみであった。
彼らはエテコーンとダチョラ。かつて惑星ゼーベスでサムスを手助けしてくれた生き物だ。
彼らの方もサムスのことを覚えていたようで、助けてくれた礼を言うようにちょこんと頭を下げ、サムスのシップへと向かっていった。

探索の最中、サムスはどのセクターにも属さない謎のエリアへと迷い込んでしまった。
そこには無数の培養槽があり、全滅したはずのメトロイドが育成されていた。
これは一体……サムスが訝しむ間もなく、突然現れたSA-Xが培養槽に向けてビームを乱射した。
SA-Xはサムスには目もくれず、天敵であるメトロイドを狂ったように攻撃し続ける。
その直後、異常事態を感知したシステムによって極秘セクターは切り離され、自爆装置が作動した。

354 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/02(木) 21:14:27.40 ID:z/QoDHF50.net
サムスは辛うじて切り離される前に脱出し、アダムを問い詰めた。
このB.S.Lは元々、メトロイドを兵器として利用するための研究施設だったのだ。
研究を積み重ねた結果、メトロイドを幼体から一足飛びに最終形態のオメガにまで成長させることも可能となっていた。
だが、その研究成果はたった今宇宙の藻屑と消えた。一体のSA-Xを道連れに……
……一体の。そう、Xは分裂によって増殖する。B.S.Lには現時点で確認されているだけでも10体以上のSA-Xが存在するのだ。

そして、メトロイドを失った連邦は新たな決断を下した。
Xを兵器として利用しようというのだ。
なんて馬鹿なことを。X、とりわけSA-Xの恐ろしさはサムス自身が一番よく知っている。
奴らはとても人間たちの手に収まるような存在ではない。
連邦軍は到着後まもなく壊滅し、Xによる連邦軍のコピーが誕生する。
そして奴らとSA-Xは獲物を求め、銀河連邦を地獄と化す。やがてその被害は全宇宙に及ぶことになるだろう。

そのような事態は何としても阻止しなければ。
サムスはB.S.Lを自爆させ、自分もろともXを葬り去ることを決意した。
だが、連邦軍の行動の妨げになると判断されたサムスはアダムによってナビゲーションルームに閉じ込められてしまった。
「連邦軍は、絶対に立ち入らせてはならない。
 それを許せばどうなるか、分かるだろう、アダム!」
アダム。思わず口走ってしまった、かつての仲間の名前。
「行くべき者が行き、残るべき者が残る」。かつてアダム・マルコビッチはそう言って自らの命を犠牲にし、サムスを助けた。
今回は自分自身が「行く者」となる番。サムスはそう考えた。

だが、アダムはそんなサムスを愚かだと断じた。
たとえ今B.S.Lを自爆させたとしても、惑星SR388に居る無数のXはそのまま残る。
つまり何の解決にもならず、今回の連邦の計画にとって邪魔なサムス・アランという勇敢な戦士が消えるだけ。
そんな簡単なことにも気づかず、無駄に命を捨てるというのか。
「アダムは、残るべき者の判断を誤ったようだな」
全くの正論に言葉を失うサムス。アダムは続ける。
「……このステーションをSR388に衝突させれば、Xの根絶は可能だろう」
「?…………」
「今すぐ推進エンジンを起動し、SR388へ向かえば連邦軍は追いつけまい。
 サムス、最終ミッションだ。君はコントロールブリッジへ向かい、目的地を惑星SR388にセットせよ。
 そして激突までの間にシップに戻り、脱出するのだ。速やかに行動し、必ず生還せよ。これは命令だ!
 異論は無いな? レディー」

355 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/02(木) 21:16:36.97 ID:z/QoDHF50.net
サムスはアダムの指令に従いコントロールブリッジに向かうが、その目の前でSA-Xの襲撃を受ける。
今のサムスはSA-Xの能力に限りなく近づいている。
戦いは熾烈を極めたが、最終的にはサムスが打ち勝った。
だが、不定形の姿へと戻ったSA-Xはサムスに取り込まれる寸前にどこかへと逃げ去っていった。
SA-Xのことは気にかかるが、今はコントロールブリッジへ行くことが先決だ。
サムスは推進システムを操作し、B.S.Lの軌道をSR388へと向けた。後はシップに戻り脱出するだけだ。

だが発着場にシップの姿は無く、付近は生々しく傷つき破壊されていた。
そこにあったのは見覚えのある生物の殻……メトロイドの殻だ。
そして突如、オメガメトロイドがサムスへと襲い掛かった。
極秘セクターが切り離された時全滅したと思われたメトロイドだったが、秘かに逃げ延びた個体もいたのだ。
ここに来るまでの過程で脱皮を繰り返し、ついには最終形態のオメガにも至っていたとは。
人工的に育成されたメトロイドはかつてサムスが戦ったものとは違う特性を持っているのか、その強固な外殻にはミサイルも通用しない。
ならば打つ手はアイスビームしかない……だが、冷気に弱いメトロイドの特性を持つ今のサムスはアイスビームの能力を未だ取り戻せていないのだ。
オメガメトロイドの鋭い爪が容赦なくサムスを襲う。絶体絶命だ。
だがそこへ、先ほど取り逃がした不定形Xが現れた。
XはSA-Xの姿へと戻り、オメガメトロイドへとアイスビーム攻撃を仕掛けた。効いている。
だが、先のサムスとの戦いで多くの力を失っていたのか、オメガメトロイドの一撃で再び不定形に戻されてしまった。
サムスを救おうとしたのか、それとも単に天敵であるメトロイドを倒したかっただけなのか、それは知る由もない。
だが、いずれにしてもこれは千載一遇のチャンスだ。
サムスはSA-Xを吸収し、ついにアイスビームの能力を取り戻した。
弱点である腹部に向けてアイスビームを撃ち込み、サムスはオメガメトロイドの撃破に成功する。
そこへ、シップが戻ってきた。サムスはシップへ乗り込み即座に発進させた。
シップが離れてからほどなくしてB.S.Lは惑星SR388に衝突、SR388はこの宇宙から消滅した。

356 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/02(木) 21:18:06.52 ID:z/QoDHF50.net
サムスはシップの操縦席で思いに耽る。
優秀な司令官であったアダム・マルコビッチの頭脳は、その豊富な経験と的確な判断力を買われ、
彼の死後も連邦軍のために任務を遂行していた。
サムスはこの時初めて知ったが、優秀な科学者や軍人の頭脳がコンピュータに反映されるのは、
今日ではさして珍しいことではないようだ。
サムスはアダムとの奇妙な再会によって、全銀河に及んだであろう最悪の事態を回避できたことを痛感していた。
だが、銀河連邦は二人の判断をどう受け止めるだろうか。
自らの危険な過ちを一切省みることもなく、二人の責任を追及しようとばかりするのだろうか。
そんなサムスの懸念に、アダムはこう答えた。
「大丈夫だ。役人連中にも話の判る人間は必ずいる」
その言葉を聞き、サムスは思った。
人にはそれぞれ立場や事情がある。そのしがらみによる過ちを繰り返しながら、
人の心は最終的に正しい答えを見出すに違いない。そう信じてみよう。
アダム自らがそのことを教えてくれたばかりではないか、と……

その時、ふとサムスの脳裏にある疑問が浮かんだ。
このシップはマニュアル操作でなければ起動させることはできない。
だが、オメガメトロイドが現れる前にこのシップは自力で発進していた。
アダムは一体どんなマジックを使ったのだろうか。

「何を考えているんだ? レディー。
 ……シップを起動させた方法を知りたいのか。簡単なことだ、よく考えてみたまえ。
 彼らが、手を貸してくれたのだ」

そこには、寄り添って眠るエテコーンとダチョラの姿があった。

 THE END


以上です。
メトロイドシリーズでは珍しいストーリー重視の作品です。
ゲーム開始時にテキストを「大人向き(漢字有り)」と「子供向き(漢字無し)」から選べますが、話の内容自体は変わりません。
ちなみに、アダムと協力して戦った任務については後に発売された『メトロイド Other M』参照。

357 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/03(金) 05:04:16.96 ID:keUQJzUa0.net
おお懐かしい!
唯一やったメトロイドシリーズだわ
乙でした

358 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/03(金) 15:23:39.53 ID:sJTH/Ejt0.net
おつ(子供向き)

359 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/04(土) 16:20:32.53 ID:DgkMVpy+0.net
●このスレの>>358までをWikiに収録
・以下を追加
「METAL GEAR Ghost Babel」
「ATHENA〜Awakening from the ordinary life〜」
「メトロイドフュージョン」

・以下を追記
PSVita「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」
PSvita「フリーダムウォーズ」


●未解決一覧
・以下を消去
「METAL GEAR Ghost Babel」

・以下を追加
アプリ「オズの国の歩き方」

連絡用掲示板から
PS3「水月 弐」
PS2「3LDK〜幸せになろうよ〜」
PS2「White Princess the second〜やっぱり一途にいってもそうじゃなくてもOKなご都合主義学園恋愛アドベンチャー!!〜 」
Xbox 360「ドリームクラブ ZERO」(他のキャラ(魅杏は掲載済みなので)のルート)

●書き込み途中
・以下を追加
「ATHENA〜Awakening from the ordinary life〜」【9月】

●執筆予告
・以下を追加
「プラネットライカ」【9月】
「霧雨の降る森」【9月】

・以下を消去
「シェルノサージュ」【8月】

メタルギアとか、タイトル一覧で何順にすればいいのか悩む

360 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/04(土) 16:25:43.85 ID:DgkMVpy+0.net
すいません、間違えました
PSVita「絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode」
PSvita「フリーダムウォーズ」
上の二つは未解決一覧に追加です

361 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/04(土) 17:22:04.76 ID:cDeRQ9G70.net
探偵 神宮寺三郎インセクトブラックのストーリーわかる方お願いしたいのですが

362 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/04(土) 18:06:19.30 ID:WJL6PPeP0.net
ハード出そうぜ!

363 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/04(土) 18:32:22.61 ID:WGqjCkr40.net
それたしかPS2
俺やったけどストーリークソすぎて覚えてないぞ…
もう売っちまったし

364 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/05(日) 12:22:18.84 ID:Qkg9R2jg0.net
まとめ乙です

365 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/10(金) 05:05:05.35 ID:ums8ZxLjO.net
Vitaの絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
クリア後の葉隠小説をお願いします

366 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/11(土) 01:08:39.89 ID:bNrEcD7W0.net
絶対絶望少女を予約します。

367 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/12(日) 08:43:16.08 ID:Ba7+kgMT0.net
まとめ乙!

368 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/12(日) 14:33:48.16 ID:aIru8sgH0.net
PSPの『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY-』買ったから一応予約しとく。
wikiに無かったし。 前作は未所持だけど。

369 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/12(日) 16:20:46.10 ID:tB7U3kEt0.net
英雄伝説空の軌跡の一作目なさげ?

370 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/12(日) 17:32:55.26 ID:XEU5b19d0.net
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/557.html

371 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/12(日) 19:01:54.18 ID:tB7U3kEt0.net
thx

372 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/13(月) 15:22:11.11 ID:1VRKUFuK0.net
デビチルのメシアライザーって誰か解説した?
いなければ自分が書こうと思ってるんだが

373 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/13(月) 22:17:54.65 ID:rAEyRLIg0.net
PS3のハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。をお願いします

374 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:50:32.70 ID:UziV38KC0.net
●ドラゴンズクラウン
横移動のアクションRPG。選べるキャラはファイター、アマゾン、エルフ、ドワーフ、ウィザード、ソーサレス。

・チュートリアル
盗賊である相棒のロニと共に、酒場で酒を飲みながら今日の稼ぎを上機嫌で話す。
思い出話として、ロニと出会った時の事を思い出す。右も左もわからなかった駆け出しの冒険者の話。
遺跡を進んでいると開かない扉。「その扉、開けてやろうか?」と現れたのが盗賊のロニ。
素人丸出しの君が扱いやすそうだと思い、声をかけたと言う。この時から共に旅をしている。
ロニは戦闘力は全く期待できないが、鍵開けの腕前は頼りになる。

ハイドランドにある酒場、竜の天国亭を出る。この国には数ある冒険者の一人として、遺跡に向かうために訪れた。
遺跡に向かう冒険者はたくさんいるが、帰ってくるのは一握り、遺骨を埋葬できたらまだ良い方である。
この国にある冒険者ギルドに向かう。ギルドで登録しておけば情報収集や、能力をあげる事が出来る様になる。

冒険者ギルドには、騎士鎧を着たギルド長サミュエル・ジョセフが立っていた。
サミュエルにギルド登録を希望するが、こちらの武器が消耗しているのを見て、修理して来いと拒否された。
この近くにある魔女モルガン・リズリーが営む魔法道具屋へと向かい、金を払って武器を修理してもらう。
モルガンは魔法によって新品同様にしてくれる。魔法道具屋ではアイテム鑑定や売買が可能。
冒険者ギルドに行き、今度こそ登録しようとすると、サミュエルが腕前を見たいと一つの仕事を依頼してきた。
神殿の遺跡に行きローランという戦士の手伝いをする、言われた通り引き受けることにした。
この国では町外れに遺跡があり、そこには瞬間移動が可能なゲートがある。それを使用して古代神殿の遺跡に向かった。

古代神殿の遺跡。エリシア文明が栄えた頃に作られ、古のドラゴンが一夜にして滅ぼした伝説のある神殿。
途中にあった鳥籠に囚われたフェアリーを見つけ、鳥籠を壊して逃がしてやった。
バーバリアンの勇士ローランを見つけた。彼は行方不明者の探索をしている、手分けをして探す事にした。
先に進むと冒険者の遺骨と思われる物を発見、おそらく行方不明者の者だろうと回収する。
水辺を進むと大きな鳥の巣があり、そこにはここのボス、上半身が女性・下半身が巨鳥のハーピーがいた。
倒したあと、他にもこういった巣があるのを見て、他のハーピーに出くわす前に先を急ぎ遺跡をあとにした。

仕事を達成し報告のためギルドに向かう。するとサミュエルはもう一仕事、依頼してきた。
拾って来た遺骨は蘇生が出来るかもしれない、町の一角にある女神アルテナを奉るカナン寺院へと向かった。
寺院に行き僧侶に会う、僧侶たちの祈りがまだ死ぬべきでない命を復活させる事があるらしい。
「新たな脈動を与え」「渇きを満たし」「さまよう魂を導いて」「死を巻き戻し」「目覚めさせたまえ」
横になっていた骨は天使達によって血肉を得る。助けてくれたことを感謝し、冒険に連れていけるようになった。
これから遺骨などを拾った時は蘇生して、最大四人までパーティーを組める。またここには壊れた女神像がある。
依頼を達成しギルドに向かう、褒賞として1000ゴールド貰う。これでギルドの一員として認めて貰った。
現在、ギルドは人手不足。ドラゴンズクラウンの噂が流れてから、依頼がたくさんきて滞っているらしい。
国王と騎士団がドラゴンズクラウンを探しに行ったまま行方不明、ギルドメンバーの大半が探索にかり出ている。
ドラゴンズクラウン、ドラゴンを操ると言われる伝説の王冠。ただ存在するかどうかも疑わしい。
サミュエルは次の仕事を依頼してきた、この国の宰相からの依頼で、城に行き直接聞いてほしいと言う事だ。
今の権力者に少し興味が湧き、会いに行くことにした。

ハイドランド城、兵士に連れられ謁見の間へと行く。そこにはビビアン王女とグスタフ宰相が待っていた。
無表情で口を開かない王女、代わりにグスタフがよくしゃべる。他言無用と念押ししたうえで依頼をしてきた。
国王の王笏が盗まれた、宝物庫から盗まれた所は目撃されており、犯人はトムティットと言う名前の盗賊である。
王笏を取り返すのが依頼であり、国のために秘密裏に遂行してほしいと頼まれる。ロニが盗賊の間では有名な男だと言う。
今は廃墟の旧王都を根城にしていると、そっと教えてくれた。そこに向かう事にする。

375 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:52:17.28 ID:UziV38KC0.net
かつて帝国に攻め込まれ滅んだ旧王都。今ではワイバーンやドラゴンが住みつく危険な場所と化している。
中に入って少し進むとすぐにトムティットが見つかった。ロニが労いながら話を聞くと、得意げに盗んだ話を始める。
王笏を盗んだのも自分だと自慢した、それは何処にあるかを尋ねると、こちらの目的を察したか一目散に逃げ出した。
追いかけ続けると、ここのボス:ワイバーンの住処にたどり着く。火を噴き、飛びまわり、仲間を呼ぶ小竜。
倒した後、腰を抜かしていたトムティットを取り押さえる。観念してトムティットは王笏を差し出し、受け取った。

ハイドランドへと戻り王笏を届けに城に向かう。するとそこにいたのは宰相ではなく、鎧を着た男だった。
こちらが王笏を持っている事を何故か知っており、渡すように言ってくる。渡さないでいると背後を兵士に囲まれた。
ここで争いにならないように渡すを選ぶと、地下牢に閉じ込められゲームオーバー。一戦交える覚悟で渡さないを選ぶ。
すると宰相が王女を連れて戻ってくる、兵士たちは下げられ男は何事もなかったように去って行った。
宰相が言うには、鎧の男は国王の弟ディーンであり、国王不在の今のうちに王家を乗っ取ろうと画策しているらしい。
王笏は王位継承のための宝の一つ、ディーンが盗賊に頼み盗ませたのだ。王笏を宰相に渡し、それを王女が受け取った。

城を出ると、以前、鳥籠を壊して助けてやった妖精が飛んでくる。手の平サイズの少女の妖精である。
どこかに案内している様なので着いて行く。モルガンの魔法道具屋の横にある登り階段、ツタの張った古い塔に案内された。
内部は研究室になっている、ホコリがつもっており大分使われていない。積まれた書類に、ルカインと書かれていた。
置いてあった手紙からこの部屋の主であるルカインは、地下迷宮に棲む魔法使いの友人のウォレスに会いに行ったらしい。
妖精は身振り手振りで彼を見つけてほしいと頼んでくる、その依頼を受諾した。ゲートへと向かう。

ウォレスの地下迷宮。魔法使いが一夜にして作り出した迷宮で、様々な罠が張り巡らされている。
進むと突然、一匹の喋る鼠が手の平に飛び乗った。小さな杖と帽子をかぶったそいつは、魔法使いの弟子だと言う。
その鼠マイキーは師匠のウォレスが不在の間に、他の魔法使いに研究室が襲撃を受けているので助けてほしいと言った。
ルカインについて尋ねると、地下迷宮に行ったまま分からないと答えた。ルカインを探す為に、研究室へと向かう。
研究室にいたエビルウィザードを蹴散らす。その先の通路を進むと、大量のキノコが辺りを埋め尽くしていた。
研究室が悪用されたので生態系が狂っているらしい。菌糸が辺りに撒かれた通路、襲い来る歩くキノコを倒す。
キノコの上を進むと、巨大な昆虫ボス:ドゥームビートルが登場。
さらに幼虫が落ちてきてさなぎを作る。羽化する前に倒さないとまたドゥームビートルが現れる。
さなぎを処理しつつ、ドゥームビートルを倒した。ルカインと思われる遺骨を発見、持ちかえる。

妖精の元に骨を持って行く。妖精は悲しむというより、何かを伝えようと騒ぎ塔の外へ出る。
着いて行くとカナン寺院。随分、日が経っていたのでダメでもともとと蘇生を試みる。すると成功し、ルカインは生き返る。
魔法使いの服装をした老人ルカインは何度も礼を言うと、古い塔に来てほしいと言った。
古い塔の研究室にルカインが待っていた。蘇生の後遺症のためか、何のためにウォレスを訪ねたのかは思い出せないと言う。
ルカインはルーンの魔法を研究していると言う。これからはここで魔法の道具を格安で売ってくれるらしい。
ウォレスについて聞くと、偉大なる賢者であり、過去には一つ目巨人達を地下に封じ込め世界を救った。
魔法使いの弟子の育成にも熱心で、国王に相談役でもあった。ルカインは何かを思い出しそうになったが、思い出せない。
ルーンについて聞くと、ルーン魔法は3文字からなる魔法で、壁に刻まれた文字をタッチして使うと言う。
妖精の名前はティキ。ルーン研究のための友人だと言う。警戒心の強い妖精でありながら、森を抜けだした変わり者。
好奇心の強いティキは、助けてくれた君を気に入り、着いて行く気らしい、隠された物を見つける能力がある。

376 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:53:44.05 ID:UziV38KC0.net
冒険者ギルドに行くと、城からこちらに書簡が届いていた。「速やかに王城に出頭せよ」。おそらく宰相からの物だろう。
城を訪ねると待っていたのは、ディーン侯爵だった。宰相側の自分の排除の為かと身構える、出口は兵士に塞がれた。
個人的な依頼だと穏やかな口調で言うディーン、断ることはできそうにない雰囲気。
依頼は国境付近にあるビルバロン地下要塞への斥候。オーク軍の侵攻を阻止するための物だったが、今はオークが占拠。
その敵勢力下へ潜入し、部隊配置や侵攻ルートを調べてくる事だった。危険だがやむを得ず引き受けた。

渓谷に築かれたビルバロン地下要塞。ここを奪い返すため、今もまだ国王軍の攻撃は続いている。
次々と現れるたくさんのゴブリンとオークの群を倒しつつ、調べつつ進む。階段を下りて地下下水道を見つけた。
脱出しようと進むと、奥にはボス:ミノタウロスがいた。暴れ者で手に負えなく、オーク達によってここに幽閉されていた。
倒すと吹っ飛んだ斧が、ミノタウロスに刺さり死ぬ。汚水に浸りながら、要塞からの脱出に成功。偵察はうまくいった。
手に入れた財宝の中に、英雄の名剣が手に入った。

城に戻った君は、ディーン侯爵にもっていた全ての情報を明かした、うっかり財宝の剣の事もしゃべってしまう。
名剣を献上する羽目になったが、彼の機嫌は良くなった。どうやら彼は君が仕事を放棄して逃げ出すと思っていたらしい。
君を信用し、ディーン侯爵は城で起こっている事を話し始めた。
国王が行方不明になってから、宰相は王女を味方につけ、北部のボルガ国の大公マクネイルを王にと画策している。
マクネイルは国王と血のつながりがあり王位継承権を持つ、さらに野心家で事あるごとにこの国を奪おうとしていた。
国内の貴族などを先導し内乱を起こさせようとなど、常に簒奪の手を考えている。
ディーンは金を払いトムティットに王笏を盗ませて、それを妨害しようとしていたと言う。
そこにたくさんの兵士をともなった宰相と王女が現れる。どうやら自分は見張られていたらしい。
宰相と侯爵はしばらく睨みあい、そしてディーンは去って行った。宰相はこれ以上かかわるなと君に言う。
そして王女は、いつも通りうつろな視線を君に向けていた。

冒険者ギルドに報告に行くと、ギルド長サミュエルはおらず代わりにローランがいた。どうやらどこかに出かけたようだ。
ローランにサミュエルを探してほしいと頼まれる。探してカナン寺院に行くと、サミュエルが壊れた女神像に祈っていた。
未だに行方の知らない国王、神頼みすらなさねばならない状況だった。君が手伝いを申し出ると、首を横に振る。
代わりにとカナン寺院から受けた依頼を君に頼んだ。村娘が何人も行方不明になる事件が起こっているらしい。
地下墓地に関係があると、捜索を依頼。君は引き受ける。
カナン寺院を出ると道端にみすぼらしい老人がしゃがれた声で君に話しかけた。しかし何を言っているのかわからない。
哀れに思い1ゴールド渡すと、マジノグスナイドラシンと呪文のような事を口にした。意志疎通できそうにないと離れた。

辺境の地下墓地へと辿り着いた君。骨と棺、スケルトンだらけの墓所を進む。
進むと亡霊の騎士が姿を現す、騎士は君達と戦う気はないようだ。ぼそぼそと何かをしゃべり始めた。
「……自ら命を断てば……もはや生贄には出来まい……」。もっとはっきりと聞こうと近づくと、巻物を手渡された。
亡霊の騎士はそのまま消えてしまった。
墓所の先は死者の城と呼ばれる場所に登る、近くの村で娘が消えると死者の城に招かれたと言われるらしい。
廃城を進むと各部屋に囚われていた娘がいたので助けて行く。同行する彼女らを守らなければならない。
最後の部屋でボス:ヴァンパイアが登場。女性の姿をしているが手足を蝙蝠に変え、飛びまわる。
複数登場し、同行している村娘たちが噛まれるとヴァンパイアになるので、守りながら倒す。
攫われた娘がヴァンパイアになりヴァンパイアを増やす、これが最後のヴァンパイアであって欲しいと祈りながら城を去る。

村娘失踪事件の報告をサミュエルに行う。巻物の事が気になった君は、亡霊騎士の事を話し血だらけの巻き物を渡す。
専門家に依頼し調べた結果、王が王女にあてた手紙だと判明した。内容はドラゴンズクラウンを手に入れたと書かれていた。
そして亡霊騎士の鎧姿が、国王の姿に似ている事から、その亡霊騎士が国王であり、すでに命を落としていたと考えられた。
国王が死んだ事が分かれば騒動になる、とりあえず王城に報告し、それまで内密にするように命じられた。

377 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:54:48.80 ID:UziV38KC0.net
ギルドから出ると、突然、衛兵達に身に覚えのない罪で捕えられ城の牢屋に閉じ込められてしまった。
国王の死を知った自分に対する仕打ちだと考える。そして今の自分には何もできない。
数日が過ぎた頃、ディーン侯爵が牢屋を開けて入ってきて手枷を外してくれた。
どうやらディーンに味方すると疑われる者は、宰相によって投獄されているようだ。
宰相グスタフは隣国ボルガと通じ、魔法の首飾りで王女を操って国を乗っ取ろうとしていた。
ディーンがビビアン王女を保護、兵を挙げて宰相に証拠を突きつけると、宰相は財宝を積めるだけ積んで船に乗って逃げた。
牢獄から出された君。正気を取り戻した王女は君に謝罪する。ディーンは王女が人質で手を出せなかった。
このまま国王を継ぐのに正当なのは、ディーンだろう。だが王位を継ぐための宝珠を宰相が持ち逃げしたらしい。
王位継承権を持つ大公マクネイルが宝珠を手にすれば、内乱になる。だが未だにその様子はなく、さらに宰相は行方不明。
ビビアン王女は君に宝珠の捜索を頼む。君は快く引き受けた。
グスタフの船は追手を振り切るため、海賊のいる領域を突っ切ったらしい。もしかしたら海賊に襲われたのかもしれない。

海賊の隠れ家、幽霊船の入江。この入江は船が難破する事が多く、船乗り達はあまり来ない。
浅瀬を進むと人魚が現れる。好奇心の旺盛な人魚は色々と君に話しかけてきた。
幸運にも宰相が乗った船が海賊に襲われた話を聞ける、宝珠があるであろう海賊の隠れ家へと向かった。
人魚の話ではここは海賊たちの交易拠点である、また隠れ家にいる海賊は魔法のランプと言う珍しい宝を持っているらしい。
奥に行くとボス:パイレーツが登場、たくさんの海賊が次々と上から下りてくる。
魔法のランプを使ってくるパイレーツがおり、魔人ジニーが現れ竜巻や光球などで攻撃してくる。
奪ってこちらが使うと、逆にそれらの攻撃を使える。パイレーツを倒しつくすと、ランプはどこかに飛んで行った。
宝珠を手に入れた君は、ハイドランドへと戻った。

宝珠を持って行くとほとんど諦めていた王女と侯爵は驚く、この功績により君はかなり株をあげた。
これで王位継承問題は解決。近く前王の葬儀を行い、ディーンが王位の座に就くことになるであろう。
しかしディーンは物憂げな顔だった、国を取り巻く問題は山積み。国の西からはオークの一族が、地下要塞を占拠。
北のボルガ王国は和平条約を結んでいるが、国王は野心家でいつ攻めてくるかわからない。
さらに国内には魔術教団モルネオンと呼ばれる、邪悪な魔術師たちが国家を転覆せんと暗躍している。
なぜ前王がドラゴンズクラウンを求めたか、君はよく理解した。「やはりあれがなければ……」ディーンは呟いた。

君は次の依頼を求めて、冒険者ギルドへと赴く。依頼書を見て行くと、ルカインからの依頼を見つけた。
ルーン魔法に関する事が書かれているが、詳しい事はわからないのでこれを引き受けルカインの元へと行く。
ルカインの元に行くと、依頼を話し始めた。エリシア文明の聖域と呼ばれる場所があるが、そこが悪魔によって汚染。
浄化のための僧侶が派遣、だが神殿を守るゴーレムが邪悪に蝕ばまれ近寄れない。そこで教皇庁からルカインに依頼が来た。
ゴーレムはルーン魔法で動いているので、ルカインのルーン魔法でもう一体ゴーレムを動かしぶつけるという。
君への依頼は、ルカインの代わりに赴きルーン魔法を使ってゴーレムを動かすというものである。
ルーンとは妖精や精霊が書いた文字。色々な場所の壁に刻まれているので、スクリーンをタッチし3文字を組み合わせる。
すると様々な効果が起こる、それがルーン魔法。ただしルーンは妖精か精霊がいないと発動しない。
ルーンの石を渡される。これとゴーレムの足元に刻まれた二文字とを合わせれば、彫像は動きだす。

忘れられた聖域の塔はかつて、神々の元へ行くために建造されたが、その思い上がりが神の怒りにふれ、破壊されたと言う。
先に進むと、浄化のため僧院から遣わされた女僧侶が見つかる。悪魔との戦いに傷つき、動けない状態だった。
浄化のためには彼女が持つ聖印を祭壇に持って行かなければならない。脚の動かない彼女の代わりに、向かう事にする。
3文字をなぞり、ルーン魔法を使用、彫像が動き出す。悪魔たちが邪魔しようと迫ってきたので倒して行く。
奥にいたボス:ゴーレム。彫像同士がゆっくりと斬り合う。その一撃は強力で、巻き込まれると死に兼ねない。
他の雑魚モンスターを倒しながら、自分達のゴーレムが相手を倒すのを待った。
倒したあと、掲げられていたまがまがしい石板を外し、聖印を代わりに掲げる。すると塔は浄化された。

378 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:57:41.13 ID:UziV38KC0.net
ルカインに依頼の解決を報告。ルーンの石はうまく活用してほしいとそのまま渡される。
聖域から持ち帰った禍々しい石板をルカインに渡した、悪魔の古代文字はルカインにも解読は難しいようだ。
調べると内容は契約、文章の中に悪魔の王マジノ・グスナ・イドラ・シンの名前。君はその名前をどこかで聞いた気がする。

かつてカナン寺院の前で会ったみすぼらしい老人に会う。石板を見せて話を聞こうとすると、老人は呪文を唱えた。
すると石版はさらさらと砂になって崩れる。老人は礼を言うと、はっきりした口調で話し始めた。
「我らはドラゴンズクラウンとよばれるエリシアの王冠を手に入れた、しかし冠にはドラゴンを支配する力などなかった」
「それらの伝説はエリシア王の勇敢さを伝える誇張であった。遺跡に眠っていた冠は単に王位を示す飾りにすぎなかった」
「だが私は諦めなかった…ならば魔法で伝説と同じ力をその冠に与えようとしたのだ。それからはその使命に取りつかれた」
「真のドラゴンズクラウンを作るために、忌まわしい闇組織とも手を結んだ。悪魔の王と契約し魂さえも切り売りした」
「それも終わりだ。石版さえなければ王冠の力は消え失せる。私を利用した教団の連中に、もはや古の竜を操る術は無い」
老人は最後に、自分が魔法使いウォレスだと告げると、次の瞬間には空気に溶けるように消えてしまった。

ルカインに一部始終を全て話した。ルカインは失われていた記憶を全て思い出した。
ルカインを殺害したのはウォレス、ルカインの黒色のルーンストーンを奪うために迷宮に呼び出したのだ。
空間転移のゲートを作りだすための特別なルーンで、太古の妖精が作り出した特別な物だった。
ウォレスは教団に利用され、かつて女神によって封じられた古のドラゴンの眠る幻の大地へのゲートを開こうとした。
伝説と同じようにドラゴンズクラウンで、古のドラゴンを支配しようと教団は企んだのであろう。
もしドラゴンズクラウンが闇組織の手に落ちたのなら、地からの有無に関係なくその風聞だけでも脅威となる。
ルカインはもし王冠があるとすれば、魔法使いの塔だと示唆した。
魔法使いの塔は魔術教団に占拠される前、そこは様々な研究がされており、ルーンの研究や、ウォレスの研究室もあった。
君は王冠を手に入れるため、魔法使いの塔へと向かった。

かつては魔法使いたちの憧れであり、今では王国に対する反乱分子の根城となった魔法使いの塔。塔を登って行く。
先に進むと部屋の片隅に、鎖で繋がれた半裸の女性がいた。よく見ると人間ではなく、攫われてきた精霊だった。
闇組織の魔術師たちは、ルーン魔法に必要な精霊や妖精を手当たり次第に捕えてきているようだ。
解放した精霊に話を聞く、ルーン魔法のゲートは幾度ともなく開かれ、すでに幻の大地へと魔術師たちは入り込んでいる。
そして、彼等は古のドラゴンを目覚めさせてしまった事を、精霊は震えながら話した。
この塔を支配する闇組織の幹部の元へと向かった。エレベーターで下り、溶岩地帯へと進む。道は溶岩で途切れていた。
ルーン文字を組み合わせ、空飛ぶ魔法のじゅうたんを召喚。溶岩の上を進むと、溶岩が生き物の様に追いかけてきた。
なんとか避けて、最後の場所に行く魔術教団モルネオンの幹部ボス:ウォーロックが登場。
様々な属性の魔法を使用。最後には高威力の高等魔法を放ってくる。倒すがドラゴンズクラウンは見つからなかった。
ボスの亡骸から黒色のルーンストーンを見つけた、しかし三つのうち一つが砕かれてしまっていた。

町に戻った君は、ルカインに黒色のルーンストーンを返した。一つ砕かれていたが、これで誰も幻の大地には行けない。
ルカインにドラゴンズクラウンが無かった事と、精霊から古のドラゴンが目を覚ましたと聞いた事を伝えた。
古のドラゴンについては伝承がいくつかあるが、実像は分からない。詳しい専門家に聞く方がいいとルカインは言う。
古い知人に古のドラゴンについて研究している魔法使いがいる。今は迷いの森で隠れて生活している。
かつて意見の相違で対立した事があり、ルカインは彼に嫌われていると言う。君はルカインに代わり、彼に会いに行く。
彼は前王に恩義があり、国からの要請であれば力を貸すに違いない。ルカインは城に手紙を書いた。
国に協力してもらう手紙をディーン国王に渡しに行き、隠者に協力を要請してもらう。

379 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 12:59:14.23 ID:UziV38KC0.net
城に行きディーン王に謁見を求めた。しかしそこにいたのは不安そうな顔をしたビビアン王女だった。
即位をしたすぐ後にディーン王は数人のお供だけを連れて城を出て、戻ってこないそうだ。
きっと考えあっての行動だ、不安もあるが君は心配し過ぎないようにと、泣く王女を慰めた。
王女は魔法使いの隠者への書状を、王の代理として書いてくれた。

ゲートを使用し迷いの森へ行こうとしたが、なぜかギルドからの指示で封鎖されていた。
ギルドに戻りサミュエルに話を聞くと、突然ゲートが不安定になり、何処に飛ぶかわからなくなったので封鎖したと言う。
そもそも町はずれにゲートが現れたのは、闇の魔術師たちが幻の大地に行くために開けていた影響。
黒色のルーンストーンが壊れたため、ゲートが不安定になったと考えられる。
迷いの森に行くには馬屋で旅費を払って行くか、運任せにゲートを用いるか、どちらかの手段しかない。
これからは馬屋かゲートかを選んで、ダンジョンに向かう。

迷いの森、似たような道ばかりが続く場所で、この道を迷わず行けるのは隠者のみだと言われている。
先に進むと岩の上に迷いの森の隠者らしき男がいた。名乗ろうとした所「面倒はご免だ」と彼が先に叫んだ。
王国からの書状を差しだすと、怪訝な顔で読み始める。内容を見ると「古のドラゴンが蘇るはずが無い」と笑った。
封印の地に化石となって眠っている、そこに行く事も起こす事も出来はしないと言い切る。
そして古のドラゴンについて書かれたボロボロの書物を何冊か投げ渡すと、帰るべき道を指さした。
隠者が指示した通り、船に乗って水路を行く道を選ぶ。渦潮を避けつつ波に乗って行く。
すると進んだ道に異次元生物ボス:ゲイザーが立ちふさがる。安全どころか、危険な道だった。

書物を持ってルカインの元へと行き、古のドラゴンについて調べる。難解な内容だったが、ルカインが詳しく解説する。
幻の大地とは、古のドラゴンがエリシアの城砦とともに封じられた広大な土地。何者もその場所には立ち入られない。
古のドラゴンは、神々と共に生まれた不死の竜。女神は、このドラゴンを化石の姿に変え、土の中で永遠に眠らせた。
エリシア王家の血を引く在位の王が生贄になる時、女神の魔法は解け、古のドラゴンは再び蘇る。
亡霊となった前王が「生贄にはならない」という言葉、王は生贄になる前に自害し、古のドラゴンの復活を阻止したのだ。
嫌な予感がした。ディーン国王の存在が気になり、すぐに城へと向かう。

城の謁見の間にはビビアン王女だけ、彼女は君が来るのを待っていた。そして一通の手紙を見せた。
ディーンの私室から見つかった王女宛の手紙。内容はドラゴンズクラウンのために、魔術教団モルネオンと交渉する。
教団の様々な屈辱的要求を飲まねばならないと言う事、そして切迫した王国の情勢について書かれていた。
悪い予感は当たった。彼は幻の大地に行き、魔術教団はディーンを生贄に、古のドラゴンを眠りから覚ました。
だが幻の大地との道はディーンが行った後にルーンの石を壊して、閉ざした。このまま放置しても大丈夫ではないか?
ルカインの塔に戻って訪ねる。残念だがと前置きし、研究書にドラゴンが力を取り戻せば、ルーン魔法すら使うと。
つまり古のドラゴンが力を完全に取り戻すと、自らゲートを開き、封印から抜け出せるのだ。
力を取り戻す前に、古のドラゴンを倒さねばならない。だが例え軍隊でも傷一つつけられない相手。
ルカインは研究書に書かれていたタリスマンを探すように言った。
タリスマンとはかつてエリシア王がアルテナ神から授かった9の珠で、古のドラゴンから不死身の力を奪う事が出来る。
9のタリスマンは各地に隠され、それぞれの試練を乗り越えた勇者にしか手に入らない。
君はこれから各地に赴き、タリスマンを集める。今までクリアしたダンジョンのBルートに行けるようになる。

城はオーク軍の侵攻と、王位継承問題で揺れていた。
ビビアン王女を王位に据えるか、隣国のマクネイル大公にゆだねるか。大公派の勢力のが強い様に見える。
王女は毅然としながらも、内心は不安に揺れているのは誰の目にも明らかだった。
王女は君を見ると心からの笑みを見せる。君は王女の手を握り、安心させた。

380 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 13:02:20.90 ID:UziV38KC0.net
タリスマンの一つを求めて、古代神殿の遺跡へ。中を進むとローランに会う。
彼から情報をもらい、タリスマンがあると思われるメデューサがいると言う神殿地区へ行く。
奥に行くと髪の毛と胴体が蛇の、大きな体を持つ女ボス:メデューサが登場、彼女の瞳から放たれた光は石化させる。
倒すとメデューサは石になりバラバラになった。緑のタリスマンを手に入れた。

ウォレスの地下迷宮、弟子の鼠のマイキーから話を聞き、研究室から持ち出された牢獄の鍵のため地下迷宮の奥へ向かう。
地下に潜って一番奥。踏みつぶされた魔術師の側にサイクロプスの鍵が落ちていた。
サイクロプスの牢から二匹のサイクロプスが出てきた、早く鍵穴に鍵を差して扉を閉じないとさらに出てくる。
鍵をかけても内側からこじ開けようとするので、その手を攻撃して防がなければならない。
外にいるのを倒して、再びサイクロプスの牢屋に鍵をかけると、水のタリスマンが手に入る。

ビルバロン地下要塞。通路を通っていると台所に出た、新兵の振りをして料理中のホブゴブリンに要塞の正門の場所を聞く。
両軍の砲弾が飛び交う道を突っ切り、悪名高き鋼鉄の扉のボス:ガーゴイルゲートが登場。
とてつもなく頑丈で、ゴブリンやオークが多数出てくるうえに、上から砲弾が降ってくる。
王国兵たちも手助けしてくれる。特に大砲を準備してくれるので、それに砲弾を入れて松明で火をつけると門に大ダメージ。
扉を破壊すると王国兵が称賛してくれる。砦を奪還するまで続くが、自分達の手助けはここまでだ。橙のタリスマン入手。

迷いの森を進むと、隠者が岩の上に立っていた。隠者は君達に勇気はあるかと尋ねた。
森を抜ける道は二つあり、一つは危険を避ける臆病者の道、もう一つは怪獣に挑む英雄の道。
その怪獣は一撃で首をはね北のボルガ国の騎士の多くが犠牲になったと言う。タリスマンの為に怪獣の道へ行く。
洞窟を進むとたくさんの骨が落ちている、さらに棲むとたくさんの騎士の死体が山積みになっている。
そしてそこにいたのは一見普通の兎ボス:キラーラビット、小さい体ながら巨大な口を晒し連続噛みつきしてくる。
さらに回転して竜巻を起こしたりする。倒すと隠者の声が聞こえる「栄光はお前たちの物だ」。黒のタリスマン入手。

死者の城の地下墓所を進む。亡霊の騎士が、死神が来ると呟いた。彼の跡を追うが、霧のように消える。
その道を進んで現れたのは大きな鎌を持った空飛ぶ巨大な骸骨ボス:レイス、一切の攻撃が通用しない。
逃げながら女神アルテナの像に火をつける。すると夢幻の心臓がレイスの身体に現れる。
像が壊されると次の像の下に逃げながら、心臓を攻撃して倒す。黄のタリスマンを手に入れた。

幽霊船の入江を進む。以前あった人魚にまた会った。彼女はクラーケンに追われてこの浅瀬に迷い込んだらしい。
まだ付近にクラーケンがいるようだ。彼女に最後に見た場所を聞き、退治に向かう。
座礁した船に乗り込むと、動き出した。さらに船の左右から大きなクラーケンの足が現れる。
叩きつけてきたり、マストに絡みついてへし折ろうとしたする。大砲に玉を入れて松明で着火し、砲撃して撃退。
傷ついたクラーケンは浅瀬に逃げ出し、追いかける。洞窟の奥に巨大な蛸のボス:クラーケンがいた。
クラーケンは洞窟の鍾乳石に足を巻きつけて、洞窟を崩そうとしている。その前に倒す、赤のタリスマン入手。

魔法使いの塔。塔を登り、途中で捕まった精霊を解放して、話を聞く。魔術師たちが怪物同士の合成を行っているらしい。
エレベーターに乗って上に行く。途中で魔法の絨毯をルーン魔法で出しさらに上に、絨毯を焼いてくるデーモン達を倒す。
最後の巨大なビーカーの置かれた実験室の部屋へ、魔術師たちは慌てて逃げ出したようだ。
制御を失ったビーカーの中身が暴走、部屋一杯の巨大な怪物、獅子の頭と山羊の頭と蛇の頭を持ったボス:キマイラ登場。
蛇が毒を吐き、山羊が魔法を唱え、獅子が火を噴き、獣の大きな腕が叩きつけてくる。すると床がきしみ崩落、下の階へ。
何度も下の階に落ちつつ、体を折り曲げたままのキマイラと戦い倒す。白のタリスマンを手に入れた。

381 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 13:03:42.27 ID:UziV38KC0.net
忘れられた聖域。途中にいた女僧侶の騎士に話を聞く。誰かが魔界から悪魔の王を呼び出す儀式を行ったらしい。
君は儀式の現場に行き、直接止めることにした。通路を行くと地震が起こっている、魔界へ干渉したからの様だ。
大きな魔法陣があり触れると、魔界に飛ばされる。先に進むと巨大な木々で縛られた悪魔の王が、解放されようとしている。
動けない王を他の雑魚を倒しつつ攻撃し続ける。悪魔の王は呪いの言葉を吐きつつ、封印の中に沈んでいった。
聖域に戻る。先に進むと魔界から追手が現れる、上位悪魔のボス:アークデーモン。魔法を放ち巨体で殴りつけてくる。
アークデーモンを倒す。救済者として寺院で名を残す、青のタリスマンを入手。

旧王都の廃墟。ここを隠れ家にしているトムティットに会う、ここの財宝の間にレッドドラゴンが巣食う事を聞く。
盗賊が震えながら教えてくれた道を聞きそこに行く、たくさんの宝の中で巨大なボス:レッドドラゴンが眠っている。
攻撃して起こすと火を噴き暴れる。この狭い部屋では不利だと右の扉から逃げる、逃げる途中で大盾を拾う。
レッドドラゴンは逃げながら時折、炎のブレスを吐く。ブレスは大盾でガードできる。
最強と謡われるレッドドラゴンを倒す。紫のタリスマンを手に入れた。

全てのタリスマンを手に入れた。あとは古のドラゴンが力を取り戻す前に幻の大地に行くだけだ。
ルカインは手を尽くしていたが、壊れたルーンを直す事は出来ない。これでは幻の大地に行けない。
大昔、大精霊が刻んだと言うそのルーンの文字。どこかの壁で見たような気がする君。
それはゲートの壁に刻まれていた文字、それを使用すると空間が幻の大地へとつながる。その道を進む。

ここは幻の大地、女神アルテナの力が及ばない場所。つまり死ねば復活することは無い。
画面よりもでかい巨大な竜。ボス:エンシャントドラゴンが飛んでくる。
様々な属性の魔法を使い、スケルトンを呼び出し、さらに離れた所から放つ灼熱のブレスは岩に隠れないとならない。
倒すと、古のドラゴンは雲を割って墜落し、大地を揺らした。封印された時と同じ状態になり元の姿に戻る。
そのまま石となり眠りについた。伝説の神話の竜を打ち倒したのだ。

化石となった古のドラゴンの傍らに、ドラゴンズクラウンが落ちていた。
この王冠が全ての元凶であり、またこれからの希望でもある。
悪魔の力も消えさった今、これは支配の力など無いただの王冠だ。
だがこのエリシアの王冠がおおいなる意義を持つ事を君は理解していた。

君は跪ずいて、新たな女王ビビアンにドラゴンズクラウンを献上した。
エリシア王の冠は、その血を受け継ぐ彼女の頭上にふさわしいものだ。
王笏と宝珠、それに加え伝説のエリシアの王冠が揃った今、もはや何者も彼女の王位継承に異議は唱えられまい。
そして、この王国の平和を脅かす全ての勢力にとって、ドラゴンズクラウンは畏怖の対象となって立ちはだかる。
ドラゴンズクラウンに伝説の力は無い、だが王国には古のドラゴンを物ともしない者がいる。
敵にとって恐ろしいのは、どちらも同じ事だ。女王は心から感謝と敬意を表し、勇者を王城に迎えたいと申し出た。
自由でいたい君は臣下など勤まるはずはないと丁寧に辞退する。しかし、いついかなる時も女王のために働こうと誓った。
彼女はそれに応え、位に関係なく生涯友人であることを約束した。
一つの偉業を成し遂げ、英雄となった君は多くの兵士に敬礼されながら王城を後に大門を抜けた。
後に女王の統治するハイドランドは領土を取り戻し、強国として栄えたと後世に伝えられる。君の名もまた伝説となった。
ドラゴンズクラウンにまつわる物語は、これでひとまず幕を閉じる。
……だが、これが長い英雄譚の始まりに過ぎないことを、今の君自身知る由もない。

382 :ドラゴンズクラウン:2014/10/15(水) 13:06:23.72 ID:UziV38KC0.net
エピローグ、各プレイヤーキャラの一枚絵とその後。
・ファイター
当時は知る者は少なかったが、後に王国が発表した伝記によって英雄である事がわかる。
その後も各地で偉業を成し遂げる。冒険の節目には必ず竜の天国亭を訪れていた。
その時に酒場で語った天空の城の話や、世界を滅ぼしかねない指輪の話など、様々な物語は今も伝説として語り継がれる。
70歳を越えたころに海に出たまま行方不明になる。それから半世紀を過ぎた今も、君が戻ってくると信じる人達がいる。

・アマゾン
女性だけが住むアマゾン族。彼女は旅馬車がオークに襲われ、一人だけ生き残った赤ん坊だった。
それをアマゾンの者が見つけ育てた。その事実を知った君は自身のルーツを探すため、少しの手がかりからこの国に来た。
しかし全く自分のルーツは見つからず諦めかけた頃、ドラゴンズクラウンの事件に巻き込まれた。
古のドラゴンを退治し凱旋する君、たくさんの人々が歓迎する中、その中にいた貴族の老夫婦が驚く。
その英雄が辺境で死んだ息子にそっくりな事に。近く、自分の孫である事を知ることになるだろう。

・ドワーフ
ドワーフはその昔、地下に広大な王国を作りあげていた。だが古のドラゴンによって攻め滅ぼされた。
古のドラゴンを倒した君はかつての同族たちから「誇り高き復讐せし者」と呼ばれる。
いつの間にかたくさんのドワーフが君の周りに集まる、酒を飲みかたらいあう君達。
彼等は今は伝説となったドワーフ王国について夢見た。その夢はいずれ現実となる、君は後に数々の伝説を成し得るのだ。

・エルフ
他者を忌み嫌い、森の奥底でひっそりと暮らすエルフ。君はそんなエルフでありながら、強い好奇心を持ち森を飛び出した。
久々に里帰りした君。人間やドワーフと友人である君は同胞から嫌われるだろうと、覚悟していた。
だが待っていたのは皆からの祝福と歓待だった。
エルフの預言で古のドラゴンが復活するのはわかっていた、そしてエルフが立ち向かわなければないとも預言されていた。
戦わなければならないというエルフの王の悩みを、君は解決してしまっていたのだった。

・ソーサレス
女神を上回るドラゴンすら打倒した魔女。君は貴族たちから、その魔法で欲望を叶えて貰いたいともてはやされる。
君はそんな彼らと付き合い、占いや薬売りなどをして贅沢な暮しをする。その行動を堕落だと批判する者もいた。
だが実はそうではない、君は貴族達を言葉巧みに操り国を良い方向に持っていったのであった。
君はそんな生活に飽きて、そろそろ竜の天国亭でエールを飲みたいと思っている。君を満たすのは贅沢より、冒険の様だ。

・ウィザード
まだ駆け出しの魔法使いだったころの君は、禁忌の魔法に手を出した。
死の淵に立たされていた妹を生かすため、その魔法を使う。その結果、妹から苦痛は取り除かれた。
だが二度と目覚める事は無かった、妹は生きる事も死ぬ事もない眠り続ける体になってしまったのだ。
そして君は妹を救うための手立てを探し、世界中を旅した。今では高名な魔法使いとなった。
君は妹の眠る家に戻ると、古のドラゴンから得た血から作った薬を眠る彼女に飲ませる。彼女を救うために。

スタッフロール。Thank You for playing

カナン寺院で壊れた三つの石像のうち、アルテナの女神の石像が直っている。
女神像に触れると、古のドラゴンを倒れた事で力が戻り、身体が元に戻ったのだと言う。
だが他にも古のドラゴンがおり、それらを倒して残り三女神のうち二人を戻さなければならない。
そうすれば封印は完全となり、古のドラゴンは幻の大地から出ることはできなくなる。
あれから長い時間が過ぎている、古のドラゴンはさらに力をつけているだろう。
一応、終わり。

383 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/15(水) 13:13:29.18 ID:UziV38KC0.net
終わりって書いたけど、俺これから先やってないから実は知らないだけです、すみません

384 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/15(水) 15:20:24.29 ID:dFwzOtav0.net
スタッフロールの先にまだ何かあるの?
二週目とか?

385 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/15(水) 17:34:11.87 ID:5EvJaJNw0.net
乙です!

386 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/18(土) 13:38:48.55 ID:PjsTI2CA0.net
>>384
詳しくは知らないけれど、今までのダンジョンをランダムで連続で攻略していくモードがあるはず
実はここからがこのゲームの本番で、武具も凄い物が手に入るが敵もどんどん強くなっていく
メインストーリーは終わりっぽいが、まだ三女神のイベントが何かあるはず

387 :ゲーム好き名無しさん:2014/10/18(土) 22:49:00.93 ID:2gQx+lRN0.net
>>372
まとめに載ってないから多分書いてない
デビチル懐かしいな、楽しみにしてる

388 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:08:58.66 ID:Bx6o7gZK0.net
みなさん、5年ぶりです。まとめにある「モノアイガンダムズ」を書いた者です。
あれから5年も経った後になって今頃ZZルート等未完のストーリーが書きあがりましたので、カキコいたします。
相変わらず行間を読みまくった長ったらしいものですが、お付き合いいただけたら幸いです。
なお、以前書いたZルートとまったく同じところとか、原作丸コピの展開の大半は割愛しますので、あしからず。

ZZ編

アクシズからの使者から分岐します。(平成組はGと∀が参戦)
Zルートとまったく同じところとか、原作丸コピの展開とかは割愛します。

ティターンズはその戦力の多くを叩かれたものの、シロッコらは悠々と逃走。
沈み行くドゴス・ギアに一人残されたバスクはシロッコへの憎悪の叫びと共に散った。
また、ネオ・ジオンも戦力を温存したまま後退。
そして衛星軌道上から地球への降下を行う模様らしい。
クワトロはその狙いは、ダカールへ降下し、連邦議会を一挙に制圧することだと看破した。
即座に追撃し、大気圏突入前に補足し、その隙をつくことに。
一方、サダラーンで合流した少年、ジュドーも、自分を連れて行ってくれと頼んできた。
彼は元々シャングリラでグレミーに連れ去られた妹・リィナを取り戻すためにサダラーンに侵入していたのだった。
彼のニュータイプの素養を見たクワトロの推薦で、ジュドーはパイロットとして採用されることに。
 一方、降下作戦を前にした部下たちへのアジ演説を終えたハマーンの下に、グレミーがある報告をもたらしていた。
地球で、「ミリシャ」なる組織の勢力が活発化しているというものだ。
弱小勢力とはいえ、エゥーゴと手を組まれると厄介だということで、ハマーンはグレミーに対処を命じた。
そしてハマーンは最後にグレミーに言った。我々を結びつけるザビ家の血の繋がり、くれぐれも忘れぬように、と。
ハマーンは自分の出生に気づいたのか、という懸念がにわかに浮上したグレミーであるが、とりあえずは
連れ去ったジュドーの妹・リィナの相手が忙しい模様であった。
 そしてフロスト兄弟。彼らの見るところ、シロッコはやがてティターンズを掌握するだろうが、
今回の件でティターンズの優位は消え去った。残るはネオ・ジオンだが、そちらにはアインに任せておけばいいとのこと。

プルとアクシズと:
ブライトはネオ・ジオン艦隊が大気圏突入するスキを突いて攻撃をかける作戦を立てた。
第一目標は敵旗艦サダラーンの破壊だが、それが困難な場合は降下軌道を狂わせダカールへの進軍を遅らせるという
二段構えの作戦だ。かつてブライトがシャアにやられた奇襲攻撃の再現というわけであり、そのことをさりげなく
アピールするブライトに、微妙に気まずい思いをさせられるクワトロであった。
 作戦に先立って、アーガマには新たなモビルスーツが届いた。カミーユが設計したというZガンダムである。
まだカミーユが地球に降りてもいないうちからもう完成とは、いくらなんでも早すぎであり、
(原作だと大気圏突入の際に使用したフライングアーマーから着想を得て設計し、地球から宇宙に戻ってからようやく登場)
さっそくカミーユに教えてビックリさせてやるか!!とほくそ笑むアストナージであったが……
「……なにぃっ!?Zガンダムが無いだってぇ!?」
 と自分がビックリすることに。
 テスト飛行だと言って持ち出していった大胆な犯人は15〜6歳の少年。そう、ジュドーである。
リィナを救出すべくサダラーン目指して一直線のジュドーだが、さすがにZで乗り込むわけにはいかないので、近くの暗礁に
機体を隠し、単身またサダラーンに侵入することに。ブライトも敵艦にジュドーがいる確率は高いが、
今更作戦を中止するわけにはいかないと、予定通り攻撃をかける。

389 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:10:56.15 ID:Bx6o7gZK0.net
ネオ・ジオン側ではそれに対し、マシュマーが迎撃の指揮を申し出て、ハマーンのサダラーンはいち早く後退した。
侵入したジュドーにとっては僥倖である。が、そこへ現れたのは、みんな大好きエルピー・プル。
お兄ちゃん遊んでよぉ〜とつきまとわれながらもリィナを見つけたジュドーだが、
プルがその子連れ出したらいなくなっちゃうんでしょ!あたしなんてどうでもいいって思ってるんだとゴネだして本作3度目のプチ修羅場に。
そこに現れある意味ジュドーを救ったのは、ニュータイプの共鳴によりジュドーの侵入を感じ取ったハマーン。
ハマーンは、同じニュータイプ同士なら敵対する理由は無い、私と共に来るのだ、と意識下の会話でジュドーを誘い、
それを受け入れかけたジュドーであったが、正気に戻したのはやはりお兄ちゃんと呼びかけるリィナの声であった。
アンタは俺の敵だよ!とハマーンを跳ね除けたジュドーに対し、ハマーンはリィナを人質に取りなおも来るように命じるも、
リィナは私に構わず逃げて!と必死に呼びかけ、ジュドーは断腸の思いでリィナに背を向け、逃走した。
 艦内で追い詰められたジュドーだが、それを救ったのは、ジュドーはその時知る由もなかったが、これまたなぜかこっそり侵入していた
一年戦争の英雄アムロ・レイ。彼の助けもあってサダラーンを脱出し、戦線に復帰したジュドーだが、今度はプルがキュベレイで
追いかけてきた。原作どおり嫌いだーっ!!とファンネルの猛攻をかけるプルをなんとか説得し、お持ち帰り成功!やったね!!
そんなジュドーのドタバタ劇をよそに、エゥーゴとネオ・ジオンの熾烈な攻防が大気圏で続くが、そこへ思いがけずティターンズの部隊と共にアインが現れた。
どうやらグレミーが招いたらしい。本来の目的である「ミリシャ」はまだ来ておらず、早過ぎたかな、というアインだが、
グレミーは、情報は流してある。じきに来るはずだと答えた。
部隊全体の指揮官であるジャマイカンは、グレミーとアインのやりとりに、これはどういうことだ!なぜ敵軍と通信などかわしている!
とカンカンであったが、アインは涼しい顔で答えた。
「なぜって?そんなの簡単なことじゃないですか……それはつまり……こういうことですから!!」
そしてアインはシステム・セイレーネをジャマイカンの艦に向けて作動させた。ジャマイカンはたちどころに狂気に飲まれ、
狂った笑みをあげつつ手近な機体に向けて砲撃を食らわせ、撃墜した。更にサイコウェーブの影響は他の兵士にも拡大し、
殺戮の狂気に飲まれたティターンズ兵はたちどころにそっくりアインの手駒と化した。
凄まじい勢いでおそいかかるティターンズ兵に対し、クワトロはもう1隻の戦艦が後から出現してから敵が異常をきたしたことから、
元凶がそこにあるとみて、集中砲火をかけるように指示を飛ばした。見抜かれたと悟ったアインは、させじとサイコウエーブをエゥーゴ
側にも向けてきた。たちまち皆も同じくその影響で行動不能に陥ってしまった……そう、シグとミアンを除いて。
「アインーっ!!貴様ぁっ!!」
 仇敵を前に怒りを露にするシグだが、正直戦闘不能になっていないだけでぎりぎりの状態だ。余裕綽々の態度で自ら止めを刺さんと
するアインだが、そこにようやくグエン率いる「ミリシャ」が現れた。
 本来狙っていた獲物に対し、待ってましたとばかりにアインはサイコウエーブを向けるように指示を飛ばした。だが、その刹那…
「……させません!!ハリー!」
 号令一下、電光石火のゴールドスモーの一撃がコントロール艦に炸裂した。慌てて艦を後退させるアイン。
ムーンレィスがミリシャに協力しているという、予想だにしていなかった事態により、アインの目論見は土壇場で覆された。

390 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:12:41.31 ID:Bx6o7gZK0.net
 システムの影響が消えさったことにより、復活したシグは勇んでアインに立ち向かう。
コントロール艦不在によりファーブニルのサポートを失ったアインは押し込まれ、あえなく後退した。
(この後、「ファーブニル」についてシグとミアンでZ編のホンコンと同様のやりとりが)
 ちなみに、システムの影響が消えたことで、ジャマイカンも一応正気にかえったが…

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぞ!

ワシは アインが裏切ったんじゃないかと思って取り押さえようと思ったら
 いつのまにか皆いなくなっていてワシの艦だけ見たこと無い連中に取り囲まれておった

な… 何を言っているのか(ry」
 という具合にポルナレフ状態のまま直後に爆死するのであった…
かくして危機を脱したエウーゴは、ミリシャと合流を果たした。共にティターンズと戦う関係にあるエウーゴに対し、同盟を申し出てきた
グエンに対し、クワトロはムーンレィスが同行している理由を尋ねた。月で孤立した生活を送っているはずの彼らがなぜ
ミリシャに協力しているのか。
その答えは、先ほどハリーに指示を飛ばした張本人、月の女王ディアナ・ソレルその人である。
ディアナは、かつて同胞の一人がジオンに流出させた自分達の技術、「システム・セイレーネ」を追っているのだ。
一年戦争はジオンがこれを実用化させる前に集結したものの、その技術はアインとフロスト兄弟の手によりティターンズ、
そしてネオ・ジオンに売り渡された。システムを用いて地球圏に混乱をもたらそうとする彼らの目論見を阻止すべく、
ムーンレィスはミリシャに協力を求め、ミリシャは更にエウーゴに協力を求めていると言うわけだ。
ブライトらはその申し出を受け、ここに3派の同盟が成立した。ティターンズに幽閉されていたアムロが反ティターンズ派の手を借りて脱出し、
今回無事にZガンダムと共に復帰戦を飾ったこともあり、一挙に戦力を充実させるエウーゴであった。
 一方、土壇場で作戦が破れ、ミリシャを倒せなかったグレミーだが、さほど落ち込んでいる様子はなかった。もともとミリシャの件は
アインをネオ・ジオンに迎え入れる口実のようなもので、本来の目的が果たせた以上、必要以上にミリシャにこだわることもない。
  一方、大気圏突入を果たしたエウーゴは、即座にダカールへと向かうネオ・ジオンの追撃に向かっていた

391 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:13:20.61 ID:Bx6o7gZK0.net
システム・セイレーネの完成を急ぐようにアインに指示するグレミーだが、実は地球にはもうひとつ切り札があることに
気づいているのではないかと危惧していた。その切り札とは…。

次はEX STAGEガンダムX起動でZ√と共通なので割愛

落ちてきた空:
グレミーはプルツーを新たに目覚めさせたのだが、その目的は、地球に降下したデビルガンダムを手に入れるためというものだった。
ダカールへ向かうエゥーゴの元へもアフリカ方面で所属不明の巨大なガンダムタイプ(笑)のモビルスーツが出現したという
情報がもたらされていた。
 と、サハラ砂漠を通過中、眼下で激しい戦いが行われているのが発見された。戦っているのは、ドモンと東方不敗。
砂漠に穿たれた巨大なクレーターの側で攻防を繰り広げる彼らだが、クレーターの中心に、今話題の巨大なガンダム(笑)こと
デビルガンダムが出現し、同時に大量のデスアーミーが出現し、包囲されたドモンは窮地に陥る。
 だがそこへブライト達が到着した。これは渡りに船とばかりにレインはデビルガンダム打倒の協力をブライトに依頼し、
戦闘開始。
 ドモンのゴッドフィンガーと師匠のダークネスフィンガーが火花を散らす攻防が続く中、突然プルがイヤなものが来ると言い出した。
そう、デビルガンダム捕獲のためにやってきたグレミーの部隊だ。アーガマを叩くべく、こちらも悪魔のガンダムこと
サイコガンダムMKUで出撃してきたのは、プルツー。
 ここでプル@キュベレイMKUとプルツーを戦わせると原作どおり特攻してお亡くなりになっちゃうけど、とりあえずララァと違って
強制イベントじゃないんでスルーします。
 また、このルートではシーマ様もティターンズではなくネオ・ジオン入りしている。おそらくアインに引き抜かれたのであろう。
新たな敵の到来により三つ巴の壮絶な乱戦となった戦いであるが、なんとかデビルガンダムに集中砲火を浴びせ、沈黙させることに
成功。
とどめをさそうとするドモンだが、突如謎の攻撃を受けて動けなくされてしまう。これはサイコウエーブ…そう、アインの仕業だ。
グレミーの指示によりデビルガンダムを奪わんとするアインだが、咄嗟にレインが割り込んでそれを阻止しようとした。
予想外の乱入に動揺するアインだったが、結局レイン共々デビルガンダムを奪い、去っていった。
デビルガンダム、そしてレインもネオ・ジオンの手に落ちてしまうという、結果としては最悪のものとなってしまった。
 デビルガンダムを奪ったグレミー達は、北上を止め、アフリカ中部に留まっているようだ。ダカールのハマーンと合流するのではなく、
その周辺の旧ジオン軍の施設にデビルガンダムを持ち込むのだろうというのがクワトロの読みだが、となると今後の方針が
難しくなってくる。ハマーンとデビルガンダム、両方を追う余裕はない。結局、当初の予定通りダカールへ向かうほうに方針は定まりつつ
あった。
 だが、当然と言うかドモンは自分一人でレインを救いに飛び出そうとしていた。その前に立ちはだかったのは、シグ。
しかし、シグはドモンに対し、自分もついていくと申し出た。なぜオレを助ける、というドモンに、昔のことを思い出したからだと
シグは答えた。一年戦争でかけがえのない女性を失ったことがある自分だがらこそ、レインを助けに行くというドモンを放っていけない
のだと。かくして、2人の漢は(無断で)出撃していくのであった……
 さて、こちらはグレミー陣営。デビルガンダムを解析したところ、先の戦闘で一度は沈黙するほどのダメージを負わされ、
特に中枢部の破損が激しく、このままでは戦力として運用するのは難しいという残念な結果が出た。
 だが、アインは良い方法があると言った。デビルガンダムはコアに人間を取り込むことで能力を発揮するという特性があることが
判明した。ただし普通の人間では駄目。能力の高い人間。それも女性のほうがいいとのこと。
 まさかプルツーをコアによこせというのかと動揺するグレミーだが、アインは確かにプルツーなら良いコアになるが、
彼女の戦闘力を使い潰してしまうのはもったいない。それよりもっと適格な人間がいると言った。
そう、使い潰してもまったく懐の痛まない女性が、先程思いがけず手に入ったじゃないか……

392 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:14:52.14 ID:Bx6o7gZK0.net
石破天驚拳!決闘マスターアジア:
シグとドモンは目当ての旧ジオン軍鉱山基地に辿り着き、二手に分かれてレインを捜索することに。そこでシグは思いがけず、セラと再会を果たした。
(この後のやり取りはZルートのキリマンジャロでのセラとアインとの再会と同じ。コピペ臭いので「なぜ『ティターンズの』研究所に
セラの記録があるんだ!?」とシグが珍発言する羽目になってるが)
こちらでは、もはやこれまでというところでデビルガンダムの暴走が発生し、その隙をついてシグは逃走した。
デビルガンダムのほうがどうみても大変なのに、そちらは部下に丸投げしてシグを追うアイン。ここに再びシスクードとデスパーダの
戦いが始まった。切り札・オフェンスモードの封印を解き、アインを撃退したシグだったが、今度はセラがシグの前にたちはだかる、
 一方、ドモンの前には東方不敗が現れ、こちらも激しい一騎打ちが繰り広げられることに。だが、その戦いの最中デビルガンダムが
ついに地上に現れた。基地内で戦っていたドモンと東方不敗は通路が塞がれて生き埋めになったが、ここで東方不敗は一時休戦し、
共にデビルガンダムを取り押さえるぞとドモンに言い放った。だが道は崩れてふさがっている。どうする?
そう、今こそ、かつて一度だけ師匠がドモンの前で放った流派東方不敗最終奥義の出番である。
その名は…石破! 天驚拳っ!!
 地上へ飛び出したドモンと東方不敗の師弟コンビが復活、更に、このままデビルガンダムを放って置けばアフリカ大陸が滅びかねん
ということで、シグに敗れたアインに代わり、シャギア・フロストも東方不敗の説得により手を貸すことに同意した。
加えて、シャギアの命により、セラも一時的にこちらの味方となった。
 この統一感のない面々でしばらくデスアーミー軍団と戦いを繰り広げていると(というか景気良く最終奥義をクリティカル付きで乱発する
師匠の暴れっぷりを他の4人が眺めているだけなんだが)、意外にもアーガマがやってきた。ダカールへ向かったものと思っていたシグは
仰天するが、ブライトはダカールへは確かに向かうがデビルガンダムを放置するとは誰も言っていない、とツンデレ発言。
 エゥーゴの到来を見たシャギアは、セラとアインを連れてオルバと共にさっさと逃走。必死にセラを呼び止めるシグであったが、
セラはこれ以上マスターの手をわずらわせるようなことがあるなら、私はあなたを排除します、と冷たく答えるだけであった。
思いもよらぬ展開を前にして、ミアンもショックな様子だった。
 そしてこっちにも動揺を隠せない男が。レインがデビルガンダムのコアにされているのを目の当たりにしたドモンだ。
レインと戦わねばならないのか、と思い悩むドモンは、心してかからねばこちらがやられるぞ、という師匠の言葉にも生返事を返すだけだった。
土壇場でレインを手にかけるなどオレにはできない!と泣き言を言うドモンに対し…
「このっ!バカ弟子がぁぁっ!!戦う前からあきらめてどうする!!キサマもいっぱしの拳士ならば、『己の拳にかけて助け出す』……
 ……それくらいの気概を持たぬか!!」
 師の渾身の叱咤激励がドモンを覚醒させた。闘気をみなぎらせ、ついに最終奥義石破天驚拳を放つドモン。見事にデビルガンダムに炸裂したものの、
惜しくも倒すには至らず、逃げられてしまった。
 そして東方不敗は、流派東方不敗奥義、石破天驚拳。たしかに伝授したぞ、と去っていった。
 
 デビルガンダムが暴走の挙句行方不明になったという報告を受けたグレミーはもちろん怒り心頭であったが、アインの代理としてグレミーの元を
訪れたシャギアは心配は要らないと言った。テストは良好、そしてデビルガンダムはこちらの望み通りの場所に現れると。なぜならば、先程エゥーゴとの
戦いで傷を負ったデビルガンダムはその回復のためのエサを求め、人やモビルスーツの豊富に集まる場所へ引き寄せられる。そう、例えば……
「……ダカールか!!」
 グレミーも納得が言った。つまり、結局は紆余曲折あったものの、当初の目論見通りの結果がもたらされるということだ。
…機は熟した。グレミーは、ラカン・ダカランとシーマ・ガラハウを呼ぶよう指示した。ついに動く時が来たのだ。

393 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:20:55.06 ID:Bx6o7gZK0.net
 一方、ダカールに向けて再出発しようとしているブライトたちの下に、ウォン・リーが増援を引き連れてやってきた。デビルガンダムの件で時間を取ったことが
むしろ幸いし、ダカール決戦に先駆けて新造艦ネェル・アーガマとZZガンダムを引き渡すことができたのだ。
かくして、決戦のお膳立ては整った。それぞれ様々な思惑を抱える中、ついにダカールの攻防が幕を開け……いや、まだもうひとり
ここに加わろうとする者があった。ギム・ギンガナムだ。グレミーが動くとの報告をフロスト兄弟経由で知ったギンガナムは、
さらなる戦局の混沌を喜びつつ、ついに自分も出陣すると宣言し、ここに新たな戦争の火種が火を吹こうとしていた。

ダカールの灯火:
 いよいよエゥーゴはダカール議会を占拠したネオ・ジオン軍に攻撃をかける。デビルガンダム出現の可能性も充分ありうるが、ひとまずそれも折りこみつつ
戦うしかない。
 迎え撃つネオ・ジオン側では、今回はグレミーも出陣し、右翼の指揮を執ることに。
ダカールにはリィナもグレミーに連れられて来ていた。ネオ・ジオンに露骨に媚を売る議員たちに嫌悪感を抱いていたリィナは、
戦闘が始まった途端慌てて逃げようとする彼らに、アナタたちはそれでも連邦の議員なんですか!?みっともなくうろたえて恥ずかしいとは思わないんですか!?
と、堂々たる態度で彼らを叱咤してみせた。その気配をニュータイプの勘で察知したジュドーは、単身ZZで飛び出し、議会に潜入していった。
ここから先の展開はZZ原作とまったく同じで、ハマーンと対峙→ジュドーをかばってリィナが撃たれる→怒りのオーラでハマーンを退け、
リィナを近くの小屋で休ませると、順調に(鬱展開フラグ)イベントを消化していくジュドー。
そしてこれまた原作どおり墜落した敵機が小屋の上に……というのは幸い起こらなかったが、その代わりデビルガンダムが出現して小屋を踏み潰したぁーー!!

怒り狂ってデビルガンダムに突っ込んでいくジュドーだが、その前にフロスト兄弟が立ちふさがった。そうこうするうちにデビルガンダムはダカール市内に
乱入し、戦場は大混乱に陥った。そこのタイミングを見計らってついにグレミーはハマーンを討つべく造反の牙をむいた。すべては彼らの予定通り。
だが、それにリィナが巻き込まれたとあって、ジュドーはまさに俺の怒りが有頂天。
「許せないんだよっ!オマエらー!!」
 凄まじいオーラを放つジュドーに脅威を感じたフロスト兄弟は、慌ててメガソニック砲を放つも、ZZの放つオーラにあっさり弾き返され、逆にフルパワーの
ハイメガキャノンを撃ち返されて2人とも大ダメージを受け、ほうほうの体で逃げていった。
 一方、こちらはドモン・カッシュ。今度こそレインを助けるべくデビルガンダムの懐に飛び込むも、意識を取り戻したレインの答えは「来ないで」
というものだった(なんでそうなるのかはGガンのシナリオを削りすぎて意味不明になってしまってるが)。
どうすればいいんだと、また泣き言を言うドモンに対し、今度は不在の師匠に代わって吼える男がいた。
「……バカやろうっ!オマエがそんなていたらくでどうする!!彼女を助けるんだろう!?1度や2度拒まれたくらいであきらめるんじゃない!!」
 シグ・ウェドナーであった。それでもまだ「しかしっ…」とか煮え切らないドモンに対し、
(顔キズとかこういう似たもの同士な一面があるので自分、シグの脳内キャストは関さんです。)
「彼女が手の届かないところへ行ってからじゃ遅いんだ!!あきらめるな!何度でもぶつかって行け!!」
 そんなシグに更に続く者が。
「……迷ってちゃだめ!レインさんのこと……好きなんでしょう?」
 ミアンだった。うなずくドモンに対し、
「そのことを彼女に伝えてあげなきゃ!今からでも遅くないわ!アナタの本当の気持ちをレインさんにぶつけるのよ!!」
 と言う具合に、そもそも出てこないアレンビーの代打で切り札のアドバイスを送るミアン。

394 :モノアイガンダムズ:2014/10/19(日) 20:22:23.75 ID:Bx6o7gZK0.net
「さあ、行け……ドモン・カッシュ」
 最後に一押し、シグに背中を押され、ドモンは決断した。かくしてダカールの戦場の中心で、お前が好きだぁぁぁ!!と愛を叫ぶドモンであった。
その魔法の言葉により、レインはドモンの下へと戻り、後はデビルガンダムに止めを刺すだけ。
もちろん仕上げはドモンとレインの石破ラブラブ天驚拳である。
 デビルガンダム騒動が一段落した後で、ガラにもなく、説教なんかしちまったな……とこぼすシグに対し、シグが他の人のことであんなに
ムキになるなんて、意外だな、と言うミアン。後悔しなくてすんで良かったな、というシグが言うように、自分と同じ思いをドモンにさせたくないという
シグの望みはとりあえず叶えられたのだ。だが、ミアンは先程シグの言っていた「手の届かないところ」という言い方に、シグはもうセラのことを本当に
諦めてしまったのかと心配するのだった。まだセラは生きているのに、諦めるなとドモンには言ったというのに。
 かくして、デビルガンダムは倒れ、ダカールの三つ巴の戦闘はエゥーゴの勝利に終わった。先程までネオ・ジオンに擦り寄っていたのに
あっさりエゥーゴに乗り換える議員たちに不満をたらすジュドーに対し、ロランは妹さんがあんなことになって落ち込んでたりしないんですか?
と心配するが、ジュドーは「また離れ離れになっちまったな」と答えた。この戦いが終わればまた会えるような気がするんだ、だから
俺は自分にできることをして少しでも早く戦いを終わらせると語るジュドーは、強い態度とも、現実から目を背けているとも、どちらでもとれるような
態度のため、ロランもどう答えてよいものか困るのであった。
 ダカールとZZといえば、ここでもう一人出てくる妹が。セイラ・マスである。ア・バオア・クー以来の兄キャスバルとの再会を果たしたセイラは、これから
兄の手伝いをさせてくれと新たに仲間になってくれた。
 激闘の続いた地球での戦いもこのダカールでの勝利で一段落した。サイド3に展開するネオ・ジオン軍、そしてグレミー軍の戦力は互角。
ネオ・ジオンが2つに割れたチャンスに乗じ一気に殲滅すべく、エゥーゴは宇宙行きを決断した。
ところがその矢先、ドモンがゴッドガンダム共々姿を消すと言う事件が発生。心当たりはないのかと聞かれたレインだが、喧嘩でもしにいったのかねえ?
というトーレスの言葉でふと思い当たることがあった。おそらく東方不敗との決着をつけにいったのだろう。ブライトは、手を貸すのは野暮だと、
静かにドモンの帰りを待つことにした。

東方不敗暁に死す:
ドモンと師匠の最後の戦い。原作とまったく同じで、スパロボとかGジェネでも散々再現された、
見よ!東方は赤く燃えているーーっ!!の展開なんで説明は割愛。これにてGガン、完!!

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