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キングコング西野公論 506
- 796 :西野ブログ 2024年2月6日(2/4) (ワッチョイ 45f0-HxQs [220.146.178.191]):2024/02/06(火) 11:46:15.17 ID:fgsXv/t50.net
- (>>795続き)
このアニメーション映画祭は「長編部門」と「短編部門」があるわけですけども、
「長編部門」ができたのは実は最近の話で、もとは「短編」だけだったんです。
これには理由はありまして…、皆さんは「短編アニメーション」にお金を払った経験って、
ほとんど無いと思うのですが、それが現実で、短編アニメーションは言ってしまったら「商売にならない」んです。
「マーケットがない」という言い方をしたりしますが…
ですが、「商売にならない(マーケットに乗りにくい)芸術が世の中から消えていいのか?」という問題がありまして、
「いやいや、商業アニメもあっていいけど、アートアニメもあっていいじゃん。
それはそれで、1つの文化として、守っていこうよ。評価していこうよ」
みたいな感じになって、「短編アニメーションにスポットを当てる映画祭」が誕生したわけです。
「長編部門」は、その後にできたので、『アヌシー国際映画祭』の長編部門って、
「マーケットにのりにくい作品にスポットをあてよう」みたいな文脈を薄らと引き継いでいて、
なので、『ディズニーアニメ』とかがあまりノミネートされないんです。
■インパクトの最大化に必要な「認知されている」ということ
ちなみに、世界最古・世界最大の『アヌシー国際映画祭』の長編部門でグランプリに輝いだ歴代作品は、
2023年は『Chiken for Linda!』、2022年は『プチ・ニコラ』、2021年は『FLEE』なんですけども…
これ、全部知らなくないですか? 世界一に輝いているのに。
ここから分かるとおり、商業アニメーションが選ばれにくい傾向にあります。
でも、それで言えば、「カンヌ映画祭」でグランプリに輝くような作品も、似たような傾向はあって、
「商業的成功」とは別のところにある。
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