【悲報】小説家になろう、事業売却疑惑

この名無しがすごい！

代表取締役の変更が行われた
創業メンバー兼代表取締役である梅崎氏、平井氏から経営陣から姿を消す

代わりに就任した青山氏、塩川氏はこれまで名前の全く出なかった人物
つまり完全に外部の人間である可能性が高い
「小説家になろう」といえば、過去は角川の買収を跳ね除けたことは記憶に新しい
ビジネスに毒されない創作の場を守ろうという姿勢が高く評価された
サイト運営自体の経営の知見のなさは度々指摘されていたが、だからこその自由な場としてこれまでは多くの作者・読者から愛されてきた
部外のビジネス畑の人間が参入してきたことがどういった変革を齎すのかは不安点も多い

「小説家になろう」の二十周年イベントにて、今後、作者のＰＶ収益化が検討されるといった話が具体的に出てきた
ロイヤリティ制度を組むことで作者のモチベーションを強化しようという働きだ
ただ、カクヨムでもせいぜい１ＰＶにつき0.06円であり、現在の「小説家になろう」は収益ＰＶ対応を行っていないため、表示ＰＶは話別ではなく関連ページを全て含む形になっている
カクヨムのような作品でリターンを取る戦略も現状では難しいため、高く見積もって現在のＰＶの0.02倍が限界だと予測できる
これは多くの作者にとって夢のある数字にはならない
また、ランキングの大幅変更だが、こちらは作者・読者共に不満の声が大きい
そしてこれは新体制の産物であった可能性が高い

「小説家になろう」は二十周年イベントにて過去の振り返りを行ったが、「君の膵臓を食べたいの映画化」や、「女優が小説家になろうを利用して話題になったこと」を強く取り上げた
一般カルチャーへの進出を強く意識していることは想像に難くない
運営がある程度操作できる指標の曖昧な注目度ランキングを実験的に採用したこともその一環であろう

「小説家になろう」は人の意志の強く介在しない、機械的に面白い作品を発掘、新たな才能を見つける場として、良くも悪くも機能してきた
それがライトノベル新人賞よりも大きな結果を出してきた最大の要因であることは再三議論され尽くしてきたことである
今後ビジネス畑の人間に都合のいい介入を受けることは、必ずしも利用者の利益になるとは限らない