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どこに投下するでもない文章を投下するスレ

1 :この名無しがすごい!:2019/02/25(月) 17:05:17.65 ID:RdwqWdt3.net
どこかに投下するつもりは無いけど、かといって投下する場所もなければ、スレを立ててまで見せたいものでもない。
端末の記憶領域の中に眠るそんな文章、ありませんか?
そういうことです
↓ではどうぞ↓

2 :この名無しがすごい!:2019/02/26(火) 19:49:21.61 ID:kDvfVvHh.net
(そんなものは)無いです。

3 :俺は天才だ:2019/02/26(火) 20:05:13.18 ID:zz/YpKGV.net
 俺は天才だ。説明の必要はない。
 その事実を突き詰めていくと、
「宇宙の全てはうんこである」
 という事実に行き着く。

 考えても見給え。人類が存在しなかった時も、十億年ほどうんこは存在していた。
 いや、うんこをしない生き物もいる。とにかく。うんこもそれ以外のものも似たようなものじゃないか。
 では果たして、生命が存在しない三十六億年はどうだったのか。
答えは簡単である。原子でできているのであるから、基本的に各々の存在に差異はないと俺、もとい小生は考える。
 あなたの憧れるあの人もうんこと大差はない。
 石だって名前を「うんこ」にすればうんこなのだ。そういうことだ。
 ではもっとうんこに近づく方法を考えよう。
 それは毎日欠かさずうんこを食べることだ。
 うんこを食べれば消化され、身体の幾ばくかの割合がうんこになるのである。
 そうなってしまったら、もう取り返しがつかない。どんなに努力しても、もううんこそのものと言っていい。
 さあみんなでうんこを食べよう。

 俺がなぜ天才かと言うと、うんこを食べればうんこに近づくという明快な、しかし気づきにくい真実に到達するほどの知能を備えているからだ。
 勿論俺は、毎日うんこを食べている。欠かさず食べている。だからこそ俺は天才なのだ。
覚醒剤も欠かさず服用している。そうすれば体中のどの部分も例外なくうんこ色に染まり、神々しく輝き出す。これを
「うんこ覚醒」
 という。ウンコー!
 小生のうんこ覚醒理論を披瀝したい所だが、生憎あと少しでこの話を終えなければならない。高尚な文章であるから読み手の疲れ、精神的負担もかなりのものであろう。

 なお天才とキチガイというのは両立する。ウンコー!
 終わり。傑作が出来たよ波平ー! 今はドラえもんより波平の時代。
 あれ? スベってる? 俺がスベるということはない。
 しかし、今一度スベリまくるー!

4 : :2019/02/26(火) 23:24:06.65 ID:3imQ5Vt7.net
 朝の早くからけたたましく鳴く鳥の声。厳しい目覚ましにたまらず目を開けました。小鳥のさえずりが流れ込む窓は陽の光を迎えています。
 私は暖かく心地のよい毛布を押しのけ、二度寝の魅力も振り切り、寝台から降りることにします。
「ん〜……っ」
 立ち上がった私はひとつおおきな伸びをして、まだ眠気の晴れない頭で着替えることにしました。
 やわらかくなった寝間着を脱いで寝台へと放り投げ、ベッドサイドの机に置かれた服を手に取ります。
 一見するとおしゃれに見えるそれは、スカートとブラウスとローブとを一体化させたワンピースのような服。
 近くに店を持つ仕立て屋さんの手によるもので、これは面倒な着替えを上からずぼっと着るだけで終わらせられるという、優れものです。
 肌の触れる内側は暖かくてやわらかい生地で出来ていて、外側はすべすべで丈夫な生地で作られているため、ある程度の運動にも耐えうるという、やはり優れた服です。
 お手軽に着替えを終えた私は、部屋の隅の大きなカバンとその傍らにある三角帽子を拾い上げます。
 ……さすがに被りはしませんよ? お家の中ですから。
 この黒の帽子も私のお気に入りで、とんがりの下部分にぐるっと巻かれたオレンジのリボンがチャームポイントです。
 つばの裏側には帽子の穴をまたいで二ヶ所を繋ぐ紐がありますが、これを取り付けたのは何を隠そうこの私。
 帽子を脱がなければいけない場面の大半では、脱ぐと手持ちがかさばってしまいます。非常に邪魔です。ですので私自ら手を加え、こうして首にかけておけるよう取り付けました。
 最後に部屋の隅に立てかけられた大きなカバンを拾い上げ、私は部屋を後にします。どこまでも木造で、風通しのよい廊下へ出ると、食欲をそそるいい香りが向こうの方から漂ってきます。
 きっと一階では彼女が朝食の用意をしているのでしょう。半ばその匂いにつられる形で私は階下へと向かいました。
 二階から降りた先はすぐにリビング兼ダイニング。リビングというのは居間のことで、居間というのは私が知る限り家の中でもっともくつろぐことのできる部屋を指すはずなのですが。
 じゅうじゅう、ずしゃっずしゃっ、どったんばったん。
 階段から左側に見える広めの厨房から次から次へとそんな慌ただしい物音が聞こえてきます。相変わらずのことですが、実に落ち着きません。
 戦闘でもしているのでしょうか? 調理場は戦場という言葉があるとおり、あるいはそうなのかもしれません。
 しかし、あれこそが我が家の料理人、彼女の平常運転なのです。出てくる料理は決まってまとも……いや、とても美味しいので、私が口を出すことも無いでしょう。
 ぐっちゃぐっちゃ、ずばばばん、どっかーん。
 ……今は……今はまだ、謎ということにしておきましょうか。世の中知らない方がいいということはたくさんあります。
 それから私は彼女の邪魔をしないよう、居間中央のテーブルをぐるりと回って厨房の反対側へ。さらに部屋の右奥の、テラスの入口となっている窓の前で日光浴をしていました。
 テラスの向こう側には庭が、そして庭と外を仕切る柵の、そのさらに向こうには街の景色が見えます。
 視界の手前には庭があり、そこには謎の植物や謎でない植物が生えています。はてさて我が家の庭にはいったい何が生えているのでしょうか。
 得体の知れない我が家の庭を観察していると、あれだけ騒がしかったキッチンの物音が止みました。
 そしてすこししてから背後から声をかけられます。
「あ、アティアおはよう」
 女の子の声。振り返るまでもありません。ですが一応振り返っておきます。
「おはようございます、ミアナ……ふぁ」
「ふふっ、そんなところで置物みたいに……今日もまた一段と眠そうね」
 私を置き物呼ばわりする彼女。名前はミアナ・リウェノン。
 びっくりどっきり料理人もとい、我が家のもうひとりの住民です。

5 : :2019/03/01(金) 18:38:09.63 ID:zeZYpyfI.net
 目の前には紺のフォークドレスに身を包んだ少女。背格好は私ほどで、ぱっちりとした翡翠のような目とあどけない顔立ちは年相応のもの。
 厨房は暑かったのでしょうか。肩下に切りそろえられた、色を染める前の真白い絹糸のような髪はぺったりと頬に張り付いていました。
「寝癖すごいわよ? ……って服もシワだらけじゃない」
「私は気にしないので大丈夫ですよ」
「私は気になるの。朝食の用意が済むまでに直してなさいよ、今日も出かけるんでしょ?」
 そう言うとミアナは朝食の支度に戻ります。
「……はーい」
 戻っていく彼女の背中に返事はしておきました。この服の替えはカバンの中にありますが、少し変わったカバンなので探すのがやや面倒です。シワが取れるまで脱いで待つという手もありますが、それには少々寒い思いをしなければなりません。
 どうしましょうか。
「あ」
 思いつきました。妙案です。
 私はふたたび二階へ向かうことにしました。

-

 机の上にはペンと、数ヶ所印のついた大きな地図。地図はこの街のものです。
 地図の中心に街がある一方で、我が家はそこから特に意味もなく丘を挟んだ左上にあります。それ以外は山、そして山。
 山の一部をくり抜いてできたようなこのあたりは、頂上のある左上に行くほど高くなり、同様にして人の侵入を拒むように木々が増えます。
 昨日……いえ一昨日、用事で頂上まで登りましたが、私が登ることはきっと二度と無いでしょう。そのためのバツ印です。
 視界の隅ではミアナが配膳をしています。そして私の分の料理を机に置き終えたかと思うと、トレーの底で私の頭を軽く叩いてきました。
「いたっ。……えっ、な、なんで叩かれたんですか私」
「そっちこそどうして私の服を着てるのよ。頭もそのままだし」
 前の席へ歩きながら彼女は問うてきます。
 私が今着ているのはさきほどの黒とオレンジの服ではなく、ミアナの服です。ベージュのインナー、黒のスカートと濃い赤のシャツを彼女の部屋から拝借しました。
 背は彼女の方が少し大きいので、油断しているとずるずるになってしまいます。
「ああ、これはですね。誰もいないとはいえ、私も下着姿で家を歩き回るのには抵抗がありますし……」
「あの服の替えいっぱいあったでしょ? どうして私のなのよ」
「カバンの中を探すよりかは早いかなーと。もちろん出かける時までにはちゃんと返しますから」
「あぁ、アレね……。まあ私は、別にいいけど」
 カバン内部の惨事は察してもらえたようです。
 しかし別にいい、という割にはなんだか落ち着かない様子。私はともかく、彼女もまだ料理に手をつけていません。
 それに心なしかこちらを見ているような……いないような?
「どうしました? 私の顔に何かついてます?」
「食べてもないのに何が顔につくのよ」
 言われてみれば確かに。しかし未だに視線を感じます。
 あ、もしかして。
「……下着は私のものですからね?」
 服を軽く引っ張りながらそう言ってみると。
「あ、当たり前でしょ!」
 あ、当たってたみたいです。
「やだなあ、人の服を勝手に借りる私でもさすがにそんなことまではできませんよ」
「あー、もう! わかった、わかったから早く食べなさいよ!」
「はーい」
 言い終わるとミアナが逃げるように料理に手をつけ始めたので、私もいただくことにしました。

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