ドストエフスキーPart53

1 ：吾輩は名無しである：2022/05/31(火) 01:29:38.75 ID:60i/Vccs.net

前スレ
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1605648248/l50

217 ：吾輩は名無しである：2023/06/20(火) 07:25:51.28 ID:t4JUkYik.net

イワンが自ら作った『大審問官』という詩を披露する前に
虐待を受け惨殺された子供達の事例を弟に散々語り聞かせ神の救済を拒絶していることを考えると
この詩の主要な題材はパンと自由の問題かも知らんが主題はイエスが何もしないことつまり神による人類の救済への疑義もしくは否定ではないか

218 ：吾輩は名無しである：2023/06/20(火) 07:34:08.90 ID:MySVvh8s.net

当たり前じゃん。神の否定だよ

219 ：吾輩は名無しである：2023/06/21(水) 05:44:12.74 ID:F/Lxh+bb.net

一神教の世界で神を否定するという事は当然に無神論であり
一神教の世界観を根底から突き崩す恐ろしい危険思想だと当時は（今も？）見なされる
初詣を毎年欠かさず葬式に行けばお坊さんのお経を手を合わせて聞く日本人でも「オレは無神論」と平然と言うからこの点に関してはピンときづらい

220 ：吾輩は名無しである：2023/06/21(水) 10:26:02.08 ID:0J8pGJ7E.net

ドストエフスキーはロシア正教を人類救済のために重要とみた立場だったが、
無神論者イワンを深く描けている
また、反革命の保守主義者だったが、『悪霊』の革命家たちをよく描けている
こういう所が大作家の証しだ

221 ：吾輩は名無しである：2023/06/21(水) 21:30:13.79 ID:F/Lxh+bb.net

しかし時はドストエフスキーの愛した母なるロシアに味方せず
作家の宿敵ともいうべきチェルヌイシェフスキーの『何をなすべきか』を愛読した革命家レーニンによって
皇帝一家は惨殺されロシア正教含め信教の自由は弾圧されロシアは収容所群島と化すことになるから恐ろしい

222 ：吾輩は名無しである：2023/06/23(金) 12:35:07.09 ID:qWMluEQg.net

>>189〜192までの流れが参考になる。

223 ：吾輩は名無しである：2023/06/23(金) 13:55:45.89 ID:P5ctsA3v.net

ムイシュキンは公爵なのに年金とかもらっていなかったのか？

224 ：吾輩は名無しである：2023/06/23(金) 22:54:58.86 ID:rKumWic/.net

貴族に年金なんかあるのか？
土地と農奴を持ってれば農場経営で稼げるんだろうが

225 ：吾輩は名無しである：2023/06/24(土) 20:59:39.83 ID:1kS5dmvq.net

ドストエフスキー時代の１ルーブルってどれくらいですか？
自分は1000円くらい？と思っているのだが、そうすると「白痴」でナスターシャが燃え盛る暖炉に10万ルーブルぶち込んだシーンでは約１億円放り込んだということに

226 ：吾輩は名無しである：2023/06/25(日) 05:46:18.76 ID:p2GSLAgW.net

ネットで見ると１ルーブル＝1000円くらいと考えるのが妥当のようですね

227 ：吾輩は名無しである：2023/06/25(日) 09:25:57.59 ID:iV3HR3Lj.net

カラマーゾフはたしかに良作だと思うけど
集大成感が出てるのがなんかイマイチ

228 ：吾輩は名無しである：2023/06/25(日) 09:26:44.57 ID:iV3HR3Lj.net

地下室の手記、罪と罰、白痴くらいまでが好き

229 ：吾輩は名無しである：2023/06/25(日) 10:02:24.94 ID:R5aBcC+t.net

経済的基盤のない公爵もいた
『戦争と平和』『アンナカレーニナ』を読んだことないのかよオッサンｗ

230 ：吾輩は名無しである：2023/06/25(日) 10:59:51.63 ID:p2GSLAgW.net

>>229
貴族の年金の有無を語れよ

231 ：吾輩は名無しである：2023/07/01(土) 23:33:34.95 ID:AD0mLo/4.net

カラマーゾフの兄弟を3回目少しずつ読んでる
やはりこれがいちばんかな

232 ：吾輩は名無しである：2023/07/01(土) 23:43:44.29 ID:mJvkXzMH.net

貴族は広大な領地を持ってるだろうが、ロシアには生産性の殆ど無い土地が多いわな。

233 ：吾輩は名無しである：2023/07/02(日) 20:46:55.54 ID:5RET0ch8.net

古本屋でたまたま見つけた「永遠の良人」を読んだ
さすがドストエフスキーだけあってストーリー展開は面白いけど、有名長編と比べると
さすがに深く考え込ませるようなテーマは感じなかった

あと初めて米川訳の作品だったんだが、めっちゃ好きって感じでもないかな
『ばーか野郎！』とか砕けた表現が多くて読みやすいといえばそうかもだが、
俺は工藤訳とか原訳の方がしっくりくる

234 ：吾輩は名無しである：2023/07/03(月) 00:12:10.56 ID:HO+tlKvy.net

カラマーゾフの兄弟のすごさってなに？

235 ：吾輩は名無しである：2023/07/03(月) 17:49:30.06 ID:qPEkEuzL.net

京大全員変態なところだろ

おやぢは阿漕な守銭奴で淫乱

236 ：吾輩は名無しである：2023/07/04(火) 09:12:52.39 ID:ca31U9gq.net

罪と罰文庫一番装丁かっこよかったから角川の米川訳買った

237 ：吾輩は名無しである：2023/07/04(火) 10:32:59.35 ID:Ww01t3Rs.net

角川の米川訳は研磨本ばっかりで萎える

238 ：吾輩は名無しである：2023/07/04(火) 13:14:38.56 ID:8GXR7TNG.net

ドストエフスキーは罪と罰と地下室だけよんどけば事足りそう

239 ：吾輩は名無しである：2023/07/05(水) 07:35:40.07 ID:r+U434p+.net

角川文庫の『罪と罰』表紙がかっこよくて訳文も読みやすいと
今の読者から好評のようだ
米川正夫訳は文体はリズムがあって読みやすい
あとは難解な漢語（例：輸贏）を分かりやすい現代語に変えるだけだが、
この文庫では息子がそのへんを改訳しているらしい
自分が数十年前買った新潮文庫の米川訳は息子のよる改訳はない

240 ：吾輩は名無しである：2023/07/05(水) 08:57:57.57 ID:Ik4oqMOC.net

白痴もそれなりに無駄なエピソードあるが
カラマーゾフの兄弟は一冊分ほどどうでもいいエピソード入ってる
削って上下巻で良かった感じ
ページ数でお金稼いでたから仕方ないか

241 ：吾輩は名無しである：2023/07/05(水) 13:30:07.99 ID:95e11wo5.net

だぢづでドスト

242 ：吾輩は名無しである：2023/07/05(水) 20:06:19.41 ID:diI/1jZE.net

カラマーゾフの兄弟も歪だよな

243 ：吾輩は名無しである：2023/07/05(水) 23:02:01.15 ID:9J2jakna.net

かきくけカラマ

244 ：吾輩は名無しである：2023/07/07(金) 23:56:44.16 ID:DfyaPyux.net

歪に作ってあるんで
カラマーゾフの四人兄弟の母親は三人いる

245 ：吾輩は名無しである：2023/07/09(日) 12:39:16.78 ID:+IKvCHjC.net

フョードルも実際に自分で森を見ずに商人に売っちゃう所とか、
サラリーマン地主っぽい。
8000ルーブリくらいでしょ？大した森じゃないよ
イワンは理系だから、イワンが石油会社に勤めるほうが儲かるよ

246 ：吾輩は名無しである：2023/07/16(日) 20:45:09.81 ID:8dxkpQj/.net

俺は最初カラマーゾフ読んだ時フョードルが嫌いだったが、年を取るにつれてフョードルに愛着が湧いてきた

247 ：吾輩は名無しである：2023/07/16(日) 23:53:42.55 ID:+C2Lg6xf.net

ミーチャなんぞ怖くないぞ。儂の足でぐしゃりと油虫のように踏みつぶしてやるわ
ぐしゃりとな

248 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 00:43:28.13 ID:AfOWwQX3.net

アリョーシャはスメルジャコフを切って捨てるところがまだまだなんだよ

249 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 08:47:02.91 ID:oecGtsWR.net

スメルジャコフは異母兄弟じゃないだろ
誰が父親なのかは不明
いくら変態因業おやぢでも悪臭のする基地外オンナにチンポを挿入しないわｗ

250 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 10:02:57.93 ID:FRdr24pL.net

じゃフョードルが「女であるだけで十分さ。女であれさえすれば悪臭基地外だって抱けるぞ」ってのは
ただのはったりだった可能性もあるのか

251 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 14:06:41.82 ID:RLcNXJz8.net

いやスメルジャコフはフョードルの子だろ。父親殺しの話なんだから

252 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 14:44:21.83 ID:AfOWwQX3.net

スメルジャーシチャヤでもイケるところがフョードルの真骨頂だしな

253 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 16:18:47.15 ID:qVNhzfFo.net

子どもは父親が誰かわからないものだろ
母親は産んでくれたのだから確実だろが

254 ：吾輩は名無しである：2023/07/17(月) 16:22:33.94 ID:qVNhzfFo.net

周りの者たちはミーチャが犯人だと思っている
それを捉えて「父親殺し」と言っている

255 ：吾輩は名無しである：2023/07/18(火) 05:29:02.49 ID:rglxBGUs.net

ドヤ顔で断言する珍説

256 ：吾輩は名無しである：2023/07/18(火) 18:38:45.89 ID:J0C07bWS.net

ゾシマ長老も若い頃(士官時代)はワルだった。
絶対に逆らえない従卒を理由なくボコボコにしてみたり、下手したら士官仲間で
ひどかったかもしれないと若き日の話で自ら語っている。

257 ：吾輩は名無しである：2023/07/22(土) 22:10:16.59 ID:VzokBSGb.net

単なる好みの問題だがラスコーリニコフのある種のカッコ良さに対してアリョーシャのダサさは何なんだと思ってたが
アリョーシャは愚かなほど誠実つまり大いなる愚か者なんだな
ドストエフスキーはわざとアリョーシャを無能な者として描きその愚かさと表裏の誠意を表彰した

258 ：吾輩は名無しである：2023/07/23(日) 00:18:42.21 ID:ediZonoe.net

悪霊こそ男たちの熱き魂のほとばしり
腑抜けた萌えキャラなど出てこない
カラマの大審問官みたいにミーハーも寄ってこない
純度はこっちのほうが高い
男は殺し合い女はレイプされ殺される
それがいい

259 ：吾輩は名無しである：2023/07/23(日) 12:52:22.45 ID:Yqp+M6HZ.net

罪と罰のソーニャの容姿は「とても美人とは言えない」って表現されてたな
でも瞳に魅力があると描かれていた

260 ：吾輩は名無しである：2023/07/23(日) 13:22:26.98 ID:ediZonoe.net

>>248
別に切って捨ててはいない
バラムのロバの場面は思想談議でスメ個人への攻撃ではない
（その後もスメやスメ女には丁寧に接してる）
スメが殺したのは事実でそれを直観して指摘しただけ

スメとアリョーシャが絶縁体だったのは、
新約のユダと同じでスメ側の問題

261 ：吾輩は名無しである：2023/07/26(水) 20:29:59.69 ID:wyBDY2DJ.net

スメルジャコフ　イン　ティーンスピリット

262 ：吾輩は名無しである：2023/07/29(土) 00:59:51.12 ID:L2jI6+fG.net

そんな名前つけられたら世間を恨むわな。。

263 ：吾輩は名無しである：2023/07/29(土) 17:56:08.36 ID:f2dtG9iC.net

日本人で言えば「臭男(くさお)」みたいな感じか

264 ：吾輩は名無しである：2023/08/08(火) 16:06:15.30 ID:FI9IDM3b.net

スメは金を持ち逃げできた。
しかしそうしなかった。
誰にも罪を着せぬため進んで命を断つ、
という表現は、スメのぎりぎりの表現。
真実は告げたが、赦しは求めなかった。

イワンもそうだか、もう求められなかったんだな。

265 ：吾輩は名無しである：2023/08/08(火) 21:16:12.08 ID:Hxxhooy3.net

謎解きシリーズは江川卓のは面白かったけど
よりによって一番大好きな悪霊の謎解きが亀山ではなあ…

悪霊を熱く拳で語り合いたいものだが、内容知ってる人いる？

266 ：吾輩は名無しである：2023/08/08(火) 21:24:23.66 ID:Hxxhooy3.net

まあ、悪霊は何度も読んで頭に入ってるからいいや
白痴と未成年を片付けよう
自転車と同じで、事件がなくてゆっくり進む小説ほど難しい