うたう！大龍宮城

名無しより愛をこめて

第21話「アワビ」　脚本：浦沢義雄　監督：村山新治

龍宮城を崩壊させた株式会社丸藤商事のオフィスでは、社員達が木箱を開けていた。中から原始人が現れて、社員達を襲う
乙姫は、恐怖の原始人の正体は商事会社に恨みを持つ龍宮城の魚や貝の中の一人ではないかと疑う。乙姫は調査の必要を感じる
今日サッカー大会のレギュラーの発表があるので、タローは早めに登校する。放課後、タローは落ち込んで走って帰る
タローは帰宅。乙姫はテレビを見ていて、ブラジルから来日中のプロサッカーチームの中に龍宮城出身のアワビがいると言う
タローは土下座してアワビに会わせてくれるように頼む。サッカーの代表選手に漏れたので、アワビにコーチをしてもらって代表の座を
亀山は「メソメソ」を歌いながら、タクシーでアワビを浦島家に連れてくる。乙姫とタローは、アワビにコーチをお願いする
アワビはタローのコーチをする。タローをアワビに任せて、乙姫は恐怖の原始人の調査をしにＯＬに変装して丸藤商事に行く
若いＯＬしか恐怖の原始人に襲われていない。それも襲われた箇所は頭。乙姫は丸藤商事を後にして推理する。ブレスレットが鳴る
恐怖の原始人が現れて乙姫を襲う。乙姫は逃げるが、追いつめられて頭突きを食らって気絶する
浦島家では、鯨大王と珊瑚女王が「哀しみと空き缶」（２番？）を歌いながら乙姫を看病する。乙姫は気がつく。亀山が乙姫を運んで来てくれた

亀山は自販機でジュースを買って飲んでたら、乙姫が倒れていたので運んだ。恐怖の原始人は、乙姫のブレスレットが反応した途端に襲ってきた
だから恐怖の原始人の正体は、龍宮城の魚介類。タローが帰宅して、ヘディングを披露する
乙姫は、恐怖の原始人の頭突きがサッカーのヘディングに似ていると気付く。アワビは２時間前に帰ったので、乙姫を襲うこともできる
タローはもう少し練習をしに行く。乙姫は鯨大王と珊瑚女王にアワビのことを聞く。アワビには恋人のトコブシがいた
しかし龍宮城の崩壊が、愛する２人を引き離した。アワビは海岸に打ち上げられた。アワビは来る日も来る日も恋人を捜した
そして一年、恋人は別のアワビと結婚して荒川区の南千住に住んでいた。赤ん坊もいた。アワビは鳥居に八つ当たりする
そのおかげでアワビはキックとヘディングが上手くなり、ブラジルに渡ってプロのサッカー選手になった。乙姫は話を聞くと、いなくなっていた
アワビは恐怖の原始人になって、丸藤商事のＯＬを襲う。乙姫が「美しい心（アワビ）」を歌いながら現れる
乙姫はマントを飛ばして恐怖の原始人を包む。マントも乙姫も消える。サッカーボールが飛んできたので、恐怖の原始人はヘディングをする
そのヘディングはアワビにしかできない。乙姫は愚かな真似を止めるように言うが、アワビは恋人を失った悲しみが分かるかと乙姫を襲う
乙姫は玉手箱の笛を吹く。巨大なフライパンが現れて、アワビの頭を叩く。アワビは気絶する。乙姫はアワビの左の中指に指輪をはめる
アワビは気づく。乙姫は恋人のことを忘れるように言う。そしてアワビを慕う者がいることを忘れてはいけない、と言う
タローがサッカーの練習をしていた。アワビと乙姫はそれを見る。キヨシ達３人が来て、タローがレギュラーになったことを知らせる
レギュラーの一人が突然盲腸になったから。タローはキヨシ達と練習する。アワビは去って行った。タロー達は練習を続ける