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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373

161 :本当にあった怖い名無し:2022/12/10(土) 16:08:36.61 ID:zOonvkiq0.net
怖くないけど、小6の夏休みに行ったばあちゃん家の話

その日の夜、両親と祖父母は近所の人の家へ飲みに行って不在だった。
俺と妹(小5)と下戸の叔母だけ家に残っていて、妹は風呂に入り俺と叔母はリビングでテレビを見ていた。
叔母とテレビの感想を言い合ってたら突然妹がタオルだけ巻いてリビングにやってきて、「なんか、お風呂に誰かいるかも...?」と困惑した様子で伝えてきた。
その言葉に叔母も俺もぎょっとしたが、妹に連れられて風呂場に行くとどう見ても誰もいない。
浴室のドアも全開で中は全て見渡せる状態だった。
「違う、閉めるといるから怖いから開けてる」
妹がそう言いながらドアを閉めると、曇りガラス越しにたしかに人っぽいものが見えた。
身長は高く、黒い短髪で全裸なのか体部分は真っ白だ。
ポーズは真横を向いているような感じで、ぴくりとも動かなかった。
なんとなく今思い出すとミケランジェロのダビデ像を横から見たようなポージングだった気がする。(手はどっちも下がってたけど)
俺は半信半疑ながら“人っぽいもの”がわかったが、叔母は「えーわかんない」とか言いながらずっと頭を傾げていた。
(浴室は壁の上半分が濃い青で下が白く、頭部分の黒い所が濃い青と見分けにくいのと、縦長のガラスがあるので体の白い部分がそのガラスに見える)
俺はじっくり見る程人間にしか見えなくなってきて、何度もドアを開けたり閉めたりするうちに確信に変わった。誰かいる。
叔母に説明するために俺は一度ドアを開け、()に書いたような説明をしたあと、再びドアを閉めて「ほら、これは鏡じゃなくて体で、ここが頭!」と指差した。
その瞬間、頭の部分がカクっと頷くような感じに揺れた。
それを見て叔母も合点がいったのか、「あっ......」と大きい声で呟くと、しばらく凝視したあと俺と妹の手を引いて風呂場から出ていった。
リビングで、叔母は「怖いからみんなが帰ってきたら見に行こ」と言うと、妹と手を繋いで無言でテレビを見ていた。
その後母と祖母だけ早めに帰ってきたのでみんなで風呂場を見にいったが、あの人っぽいものは居なくなってた。
見た瞬間より唯一の大人である叔母がかなり怯えてたのを見て俺もすごく怖くなり、しばらくトラウマだった思い出。

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