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乞食と図書館・24

180 :無名草子さん:2019/08/11(日) 13:16:12.77 .net
豊かな香りで愛されるトリュフの森に、異変が起こっている。
英ケンブリッジ大学の研究者、ウルフ・ビュンテン氏は、トリュフが年々見つけにくくなっているという話をスペインのトリュフ生産者たちから聞いた。
トリュフは木の根の奥深くで見つかるキノコの仲間。
生産者たちによれば、産地の木が弱っている、あるいは地域的に何らかの変化が起こっているのではないかという。
ビュンテン氏はイタリアやフランスのトリュフ産地でも聞き取り調査をしたが、状況はどこも似通っていた。

気候学者のビュンテン氏は、こうも広い地域にわたって同じ話を聞き続ける中で、ある考えに至った。
これらはすべて、背景に気候パターンがあるのかもしれない。
そして、気候変動が問題を悪化させているのかもしれない。

詳細をはっきりさせるのに数年かかったが、ビュンテン氏ら研究チームは、このほど両者の関係を突き止めた。
トリュフの生産は、夏の雨量に対して非常に敏感だったのだ。
研究結果は7月、学術誌「Environmental Research Letters」に掲載された。

そして地中海西部では、夏の降雨パターンが過去40年で変化している。
夏は渇水がひどく、気温は上昇している。その結果、トリュフが生きるのに必要な、繊細な自然の仕組みに大きなストレスがかかるようになった。

「これほど広範囲にわたって同時に起こっているパターンを見れば、普通は気候が要因です」とビュンテン氏。

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