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大山、中原、羽生、藤井←1番人外なのは誰?

263 :名無し名人:2020/06/30(火) 14:33:27.17 ID:u8zfYykV.net
木村名人がどれほど強かったは今のようにタイトル獲得数では比較できない
しかし、名人になってからの10年間で、平手での負けは1局のみという戦歴が凄い
40年の現役生活で公式局1300局を越え、しかも勝率8割を下らなかったともいわれる
戦前、名人戦で木村に屈した花田長太郎は木村将棋を評して、「私の考へ及ばない手まで彼は読んでゐる」と完敗を認めるしかなかった
木村は14歳11ヶ月で四段、20歳で七段になった
その年の9月に八段の昇段点を獲得したが、まだ年が若すぎるという理由で七段に留まった
翌年、再び昇段点を確保して八段になっている
加藤一二三の最年少八段の18歳3ヶ月、谷川の19歳11ヶ月には及ばないが、前例のない若い八段だった
以上、『日本将棋大系15巻』から引用したが、もちろん、当時の棋士のレベルが低かったというようなことはない
段級は江戸時代から継承されてきているもので、むしろ今より厳しいといってよい

江戸時代の名人の中でも特に強いといわれるのが、七世名人の三代伊藤宗看と九世名人の六代大橋宗英で、これに幕末の「棋聖」天野宗歩を入れて江戸の3強と称されている
三代宗看は現代でも名作と謳われる詰将棋作品集『将棋無双』が有名だが、指し将棋のほうも強く「鬼宗看」と恐れられた。その棋譜は第十五世名人大山の解説よって再評価されてもいる
六代宗英も「名人中の名人」「近代将棋の祖」と言われるほどで、後世に大きな影響をもたらしたとされている
伊藤印達という12歳にして伊藤家の代表となった、今の藤井七段のような天才少年もいた
大橋家代表の宗銀(16歳)と次期名人の座を賭けて足かけ3年で57局対局し角落ちの差まで指し込んだが、惜しむことに15歳で他界している
この印達の弟が伊藤宗看と伊藤看寿だ
彼らの二百年後の天才少年が木村であり、大山であると理解すれば、技術だけでは及ばないトンでもない才能というものが歴然と存在するようだ

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