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第一次世界大戦について語るスレ 7

831 :名無し三等兵:2021/05/11(火) 13:57:08.85
二十八サンチ砲の活躍

二〇三高地の戦いを含む旅順攻囲戦では最終的に18門が投入され(徒歩砲兵(重砲兵)により運用)、延べ16,940発を発射した。
砲床には本来のコンクリートに代えて木材を用い、旅順攻略において3週間かかるといわれた砲床構築を徒歩砲兵は9日で完成させ、6門にてロシア軍陣地に大打撃を与えた。
本砲用の砲弾はあらかじめ要塞用に整備されていたため、開戦後の増産を待つ必要もなく、このことも迅速な野戦投入の一因となった。
さらに観測点となる高地の奪取後は旅順湾内に停泊するロシア海軍旅順艦隊(第1太平洋艦隊)に対し砲撃を行った。
実際の砲撃では砲弾は艦船の艦底をほとんど貫通できず、水中弾が与えた損傷程度の限定的な効力にとどまった。
旅順艦隊側の艦船の着底も、自ら被害を抑えるために、弾薬を陸揚げしたうえで注水・着底させたたものだった。
ただし当時は旅順艦隊をほぼ殲滅することに成功し、のちの日本海海戦における海軍の勝利に大きく寄与したとされた。
旅順降伏後の二十八糎榴弾砲は、元来は要塞砲でありながら、日露戦争の陸戦における最終決戦(会戦)である奉天会戦にも引き続き投入され活躍している。

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