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バビロン 第11章

542 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2020/01/29(水) 04:12:04 ID:uhmij3Yf.net
録画した最終回今見終わった
物語っていうのは作り手の能力を上回れないっていうジレンマがどうしてもつきまとうな
特にこの手の「究極の真理」を描こうとすると尚更如実に作り手の能力の限界が暴露される
一定の「次も見たい」という引きはあったけどやっぱり結末は難しかったろうな
正義と悪ではなく善と悪という対立軸にしたのも一種の苦肉の策と言えるだろう

我々の存在が素粒子の集合体である以上、素粒子から引き継がれるさまざまな縛りの上でしか成り立ちえない
果たして素粒子に善悪という概念が存在しうるのだろうか?
もちろんそんなものはない
それは多くの動物にもない
あるのは脳を発達させた人にしかない
なので結局のところ「善悪」とは人の脳内にのみ存在する概念

脳内には人類において一定の共通項ももちろんあるけど価値観は人それぞれ
つまりは相対的
善悪も相対的なものであるのでこの物語のように「絶対の一」を提示した瞬間に「そうかな?」という揺り戻しが出てくるのは当然
そうやって常に揺れ続けるのが正常、何故ならばすべての価値観も相対的だから

もちろんこの手のテーマは議論のネタやきっかけにはなるけれど、突き詰めると「先人が決めた善悪の価値観をみんなでなんとなく守って来ていて、それは時代とともに少しずつ変わっていく」というふわっとしたものにしかなりえない

なので日本人的には「人に迷惑をかけないようにすると気楽に生きていけるよ」という表現にまとめておくのが良い感じかと思う
これには善も悪も含まれていてテンションも低めで柔軟性もある
それでも尚「それじゃはっきりわからない、もっとはっきりさせろ!」という人は出てくるからもちろん完璧ではないけどね

そういう極論を求めるような完璧主義者には「絶対がないから結論は出ないんですよ」って伝え続けるしかないだろう(´・ω・`)

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