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ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Part536

674 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で :2019/06/22(土) 09:20:17.93 ID:esz5eXq/0.net
>>655
5部ラストはユング心理学がモチーフになっている。
アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」同様、
ユング心理学における"影"という概念を知らない人間には
表層だけしか見えず、作者がこの戦いを通じて何を描きたいのか
よく理解できないようになっている。

ユング心理学の"影"については
日本人として初めてユング研究所にてユング派分析家の資格を取得し
後に京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、
文化庁長官になった河合隼雄氏が、たくさん著書を遺しているから
それを読めばわかり易い。

この"影"の概念とその超克を知らない限り、
なぜ矢を取ろうとすると自分のスタンドが自分に向かってきたのか、
なぜチャリオッツレクイエムの影の位置が各自の視点で違うのか、
頭の後ろの光球の正体とは何か、
なぜジョルノがあのような超越的な力を得たのか、
なぜ無意識下ですべてが0に戻るのか…
なども本質を理解できないようになっている。
説明するのがめんどくさいんで省くが。

6部ラストは手塚治虫の『プライムローズ』ラストを元ネタに
ニーチェの永劫回帰と旧天国に代わる新しい天国への到達、
超人思想をプッチの行動原理に置き換えて絡めて作られたもので、
ニーチェについて知らないとやはり理解できないようになっているが
これについても以前長く説明したんで省く。

ともかくユングとニーチェの著書を読んどけばいい
そうすれば荒木がこの作品を通じて何を描きたかったかわかるようになる

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