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デスマーチからはじまる異世界狂想曲 10曲目【ワッチョイ】

242 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で :2018/02/16(金) 06:57:38.34 ID:6X+rWtJjM.net
ある日、悲劇が起きました。
 暴れん坊の魔族が、よりにもよって眠っている竜神と竜族たちに手を出してしまったのです。心地よい眠りを邪魔された竜たちの怒りは激しく、魔族たちは竜の息で一人残らず焼かれてしまったのです。
 そして、困った事に、その時に他の種族も一緒に焼かれてしまいました。

 魔神も竜神様に追いかけられたのですが、逃げ足の速い魔神は100年の間逃げ続け、ついに竜神様も飽きて竜の谷へと帰ってしまったのです。

 神様達はやりすぎだと、竜神様に意見しに行ったのですが、竜神様は寝惚けていて、尻尾の一振りで神様達を山の彼方へ放逐してしまったのです。

 こんな事があったので、魔族は竜族に近寄らず、こっそりと他の種族を相手に弱いものいじめをするようになったのです。

 一番弱くて苛められていた人族が、幼い女神様に魔族と戦える力が欲しいと願いました。

 幼い女神様は、とても困りました。
 なぜなら、幼い女神様には戦う力などなかったからです。困った女神様は他の神様に相談しましたが、皆首を振ってうんうん唸るばかりで何もしてくれません。

 幼い女神様は、一番強い竜神様に相談に行きました。もちろん、竜族の力は借りられません。そんな事をしたら暴れる魔族より大きい被害が出てしまうのです。

 竜神様は、初めは渋っていましたが、幼い女神様が持ってきた人族の遊び道具やお酒を気に入って、一つの魔法を教えてくれたのです。

 それは勇者召喚の魔法。

 希望の魔法だったのです。

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