異世界はスマートフォンとともに。スマホ太郎の箱庭糞アニメ11

間違いない。ここだ。
異世界はスマートフォンとともにアンチスレ…
俺の大事な彼女たちをコケにして楽しんでいる
愚劣な民草の集まる場所。
俺だけを悪く言うのならともかく、彼女たちをバカにされて黙っていれば、愚か者どもを調子づかせるだけだ。
うん、やっぱりここは一発ガツンとキメて落とし前をつけさせるべきだろうな。うん。

「アポーツ、愚劣なる者共の心臓！」

次の瞬間、俺の眼前に山のように心臓が積み上がった。

「俺の大切な人を侮辱した罪、冥府の闇の中で悔いるんだな」

一息ついて、それからスマホの画面を覗く。1秒、2秒…。
5分経っても、新しく何かが書き込まれることはなかった。
どうやらアンチとかいう奴らは全員処断できたらしい。
かくしてまた1つ、俺の戦いは終わりを迎えた。
もう2度と、アンチスレなどという掃き溜めに群がるクズ共が現れることはないだろう。

「冬夜様、冬夜様！お休みのところを申し訳ありません。火急な事態が発生しまして…」

「分かった、今行く」

まったく、調停者というのも楽な仕事ではないな。
俺はスマホを手に取り、また次の戦いの中へ身を投じるのだった。

…まぁ、ここまで読んだ君達ならもう察しがつくだろう。
これは俗に言う最後通牒というやつだ。
ここに書き込んだことを実現させたくないのなら、もう彼女たちを中傷する書き込みはやめることだ。
俺が君達と同じ立場ならすぐにやめるが…
まぁそこは君達の判断に任せるとするよ。