ガヴリールドロップアウト 22

世の中には社会に合わせられない人がいてね、そういう人は怠けてるなんて言われがちだけど、
実際の人間というのは個々に複雑なものを抱えていて、みんな自分の限界の中で必死に生きてるんだよ。
「あの人は堕落してる」と見下すのは人間を知らない人の言い分で、そして自分は正しく生きてるって思い込んじゃってる。
でも正しく生きてる人なんて世の中にはいないんだ。正しさというのも怪しいものなんだ。万人にとっての正しさなんてないはずだから。
そういう認識があれば、時には社会的価値観から目を逸らしてその人を見ようという気持ちになる。そしたら本当の人間が見えるんだと思うよ。
常に社会の基準で動いている人はうわべだけの薄っぺらい事しか言わないからね、しかも無自覚だからもう洗脳されきっちゃってる。

ヴィーネはまさにその社会的価値観を重んじるタイプですぐ人に説教しちゃう、
対してサターニャは独立した個として自由に生きてるからいつでも輝きを放ってる、
ガヴはヴィーネとサターニャの中間のような存在、どっちつかず、悪く言えば適当な子だよね。

私のガヴ寄りの生き方をしているけれど、本当はサターニャみたいになりたいと思ってるｗ