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魔法少女育成計画 9人目

342 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/ (ワッチョイ 4085-K3Kh):2016/10/26(水) 19:51:02.74 ID:ImGNOuGL0.net
――いつから『ルーラ』が死んだと錯覚していた?
ピーキーエンジェルズの片割れ、ユナエルは困惑していた。
目の前に、先刻手にかけたはずのルーラが立っているからだ。

「なんで・・・生きてんのよ」
体の自由は既にルーラの魔法により奪われている。
ようやく搾り出した疑問の言葉は、自覚できるほど恐怖にふるえていた。

「なんでって、分からないの?バカなの?」
罵倒。
ルーラは王笏をユナエルにつきつけながら、得意気に語り始める。
曰く、ルーラの魔法は相手を従える力であること。 それは対象の了承なしに、行動、理念、記憶すらも操作可能であるということ。
そして……
「無能にも分かるように言ってあげる。  "私は『ミナエル』じゃない。"」

瞬間、ユナエルの体から、嫌な汗が噴き出した。
『ルーラ』が『ミナエル』じゃない?何を言っているのだろう?
それは当然の話のはずだ。なのに、どす黒い焦燥感が全身をつつんでいく。

「ああ、これでも分からないバカだったんだ? じゃぁもっと直接的に言ってあげる」
ルーラはいっそう邪悪に微笑むと、ユナエルの耳に口元を寄せて囁いた

「アンタが殺したのは、『ミナエル』。 
 "『ルーラ』と『ミナエル』をとりちがえろ"
 スイムの裏切りを直前で察知した私は、そういう風に命令した。アンタ達全員にね」

「そして、アンタ達の力を借りて『ミナエル』を殺して、キャンディを奪った
 楽だったわよ?全員射程距離内にいたんだもの。
 ・・・ホント、バカじゃないの?」

ここまで妄想した

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