無彩限のファントム・ワールド17

6話は一歩間違えば久瑠美が発狂しちゃうと思いながら見ればスリリングな話だよ
天才数学者ナッシュは実際に一歩間違ったおかげで「南極大陸の皇帝」を自称するようになった
久瑠美の場合は無意識の暴走というイニシエーションの試練に失敗したら
「クマ王国のお姫様」を自称する娘になっちゃうところだったんだよ（たぶん）
天才の近親者に統合失調者が多いというのは通説だけれど
俺はそうじゃなくて実は天才と呼ばれている人達は
普通の人が踏みとどまれずに発狂してしまうところを
超強力な理性と鋼のごとき意志で踏みとどまって
無意識の嵐を何とか制御できている人なんじゃないかと思うんだわ
つまりその人並外れて強大な無意識の諸力の制御に成功した人が天才（才人）で
失敗してしまった人がいわゆる統合失調症者なんじゃないかと
ニュートンとかもあれ被害妄想の塊でかなり統合失調症入ってる
ちょっと踏みとどまれてない部分ある
久瑠美も無意識が暴走して作り出したサーモン王子のような人格にストーキングされてて
あれ悪化したら不快な言葉の幻聴に付きまとわれてる人とおんなじ状態になるから
そういう観点で見たら全然ほのぼのした話じゃないから
でもシャーマンと呼ばれる人達は皆この試練？を乗り越えていっぱしの
部族間で尊敬される賢者になってるんだよな
「成長か発狂か」
どこの地域でも必ず100人に1人の割合でいると言われている
シャーマン的（統合失調症的）な人間のジュブナイルはマジ半端ねーわ