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GATEはアニメ化という門を開けるべきではなかった糞アニメ33

761 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2016/02/19(金) 07:39:48.10 ID:85jcg5zJ.net
皇帝ってどうしようもないフルボッコで負けたくせに策士ヅラできる理由が分からんわ
ゾルザルはテューレに洗脳されて自衛隊に決戦を挑んだって話になってるけど
そりゃまともな脳みそ持ってりゃ、あんな条件を飲めるわけねーだろ



 ゾルザルの吐き出した罵倒に、皇帝は「権勢とはそういうものだ」と言い聞かした。
 追従、おべっかと、至尊の座に座れば誰も彼もが本心をおし隠して耳心地の良いこと
しか言わなくなる。
それに馴れてしまってもいけないが、全てを拒否してもいけない。
権力を持つということは、難しいことなのだ。
 全て受け容れることと、全てを拒否することは方向性こそ違うが、
自分の考えを持たないという意味で、結局の所同じ。
何でもかんでも賛成する大政翼賛と、何でもかんでも批判する反権力の姿勢は、違うように見えるが、
実は政治に対して無責任という点に置いて全く同じ態度なのである。
故にどちらも信用してはいけない、等々。
 これらは、モルトなりにする息子に対しての帝王教育だった。
だがゾルザルの耳に入っても、彼の胸中に何かを刻むことはなかったようである。
「それぐらい承知しております」という言葉と共に、
ゾルザルは席をあとにすると会場の若い軍人達の群れに歩み寄り、
彼らと肩を抱くようにして親しげに言葉をかわしはじめたのである。
「若い軍人連中と、度々会合の場を設けているようだが……」
 皇帝の独り言にも似た呟きに答える者がいる。
皇帝の斜め後方に控えていた内務相のマルクス伯であった。
「はい。殿下に置かれましては、軍部との結びつきをとても重視されているようです。
 時折あのようにして、親しげに言葉を交わしておられるとの報告が入っております」
「己の統治に自信が欠ける者は、軍事力に頼ろうとする」
「ですが、政権を確固たるものとするために軍権を掌握する。これは間違っているとは申せません。
 殿下が、殿下のお考えで動かれることは頼もしいことでありましょう」
「それが、あやつの頭部より自然に湧いて出たものならな」
「と、申しますと」
 マルクス伯の問いに皇帝は、僅かに口元を歪めただけで答えようとはしなかった。

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