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昭和元禄落語心中 6席目
- 750 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/ (ワッチョイ 8a2b-MKVc):2016/03/01(火) 01:16:22.59 ID:4D8028Z50.net
- >>741
>努力しないでも出来てしまう真の天才の助六
落語に「フラ」という言葉がある。
コレは本人が生来持っている可笑しさや陽気さ、
面白みをさす言葉であり、天才というより天性の資質である。
助六には、ルーズであるが、本人の楽天的な性格からか
その場をパッと明るくする「華」がある。
冒頭、刑務所から現代の八雲(菊比古)の元に直行するような
短絡で脳天気な与太郎に八雲(菊比古)はソレを見たのである。
助六や与太郎にあって菊比古に無いもの。それは「フラ」であり、
天性の資質ではあるが、天才とは別のものである。
一方、助六や与太郎に無くて菊比古にある「華」は、色街に生まれ
女たちに囲まれて育った観察力や本人の容姿から来る色気であり、
踊りや立ち居振る舞いの表現力である。
助六がこの点に早く気づいたのは寄せ場の天狗連の先代助六の
落語をたくさん見て育ち、アノ時点では菊比古より落語を知っていたから
菊比古にたくさんの適切なアドバイスが出来たのである。
つまり、助六は天才ではなく、天性のフラを持ち合わせ、
落語をよく理解していたのである。
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