無彩限のファントム・ワールド　5

2巻あらすじ

――彼の新たなる世界のあらんことを
死闘の末、晴彦は人類消滅を目論んだ人造ファントム・瑠波に敗北する。
その結果、世界の人口の三分の二が消滅し、凶悪なファントムが地上に蹂躙した。
かつての平穏な日々はそこには無く、人々は地下都市へと逃げこみ、
不安と恐怖の中生活をしていた。

その全ての責任は自分にあると、自信を責める晴彦の前に現れたのは、
『アンデッド・ドーター』の異名を持つ少女・常羽りーら。
彼女の底抜けな明るさと、舞、玲奈、小糸たちの励ましに、
晴彦は徐々に元気を取り戻していく。

だがそんな温かなひとときに終わりを告げるように警報音が鳴り響いた。
晴彦たちは否応なく戦いに巻き込まれ、仲間が傷つき倒れていく。

「『悪魔』に魂を売ってでも……全てのファントムを殲滅してやる」
晴彦は漆黒の復讐心に飲み込まれていく。――。

エロス（愛）とタナトス（死）――二極の欲動が導きだす学園ファンタジー第二幕。
開幕

無彩限のファントム・ワールド 5

無彩限のファントム・ワールド　5