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対魔導学園35試験小隊1
- 220 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2015/10/08(木) 02:39:09.61 ID:JPcT4DVc0.net
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惜しい作品
投稿者 さくらくん 投稿日 2013/2/14
形式: 文庫
全体的に作り込みが甘く、展開も急に感じる。作品の雰囲気は好みのため非常に惜しいと感じた。
本格バトルファンタジーを味わえる作品では無く、サクサクと雰囲気を味わいたい人向け。良くも悪くも「ラノベ」である。
まず世界観がよく分からない。魔法が衰退し科学技術が発達した社会の様だが、魔女がちょっとテロを起こしただけで大慌て。
かつての大戦で人口が10分の1になったそんな世の中でよく今まで社会が成り立っていたものである。加えてこの作品内での魔法や魔力とは何か。
何ができて何ができないのか、なぜ使える人間と使えない人間がいるのかが全く示されていない。
そもそも少年少女に拳銃持たせる位なら軍隊強化すれば良さそうなものである。異世界・ファンタジーものでこうした疑問が解消されないのでは高評価は付けられない。
主人公たちは魔女と戦う異端審問官の見習いで、彼らは魔女に対抗するため銃を手に戦う。しかし、主人公だけは刀しか使えない。
「剣は時代遅れ」と嘲笑される中、ヒロインは拳銃と格闘術で殴り込みをかけ拳銃装備の男7人を瞬殺する。これなら戦い方次第で刀だけでも十分戦えそうである。
ラストバトルでは敵の「英雄召喚」なる魔法でアーサー王が召喚されるが、アーサー王である理由は特にない。
そして主人公が「契約」を結べばいきなり互角以上の戦いが繰り広げられる。結局英雄召喚とは何だったのか。こんなにすぐやられる英雄を召喚して
敵は何かできると思ったのだろうか。
メインヒロイン桜花との接近も急。がむしゃらに戦いを続けてきた彼女の凄絶な過去を、1巻中盤でアッサリと晒すのは急ぎすぎと感じた。
以上が特に気になった点。登場するキャラクターは個性があり好感が持てるため、作品を嫌いになった訳ではない。作家さんが成長することを期待。
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