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六花の勇者 20
- 919 :◇ファイナルアンサー ◆FQ0FGVLrOo @\(^o^)/:2015/09/20(日) 19:33:51.33 ID:ABjdBfK70.net
- とはいえ、深層心理のメンテナンス作業は誰にでも可能であり、難しくはない。
それは夜見る夢の形で、誰もが毎日体験・観察している現象だ。
覚醒した状態で空想の翼を広げて物語を紡ぐ場合も、
夜見る夢と同じように、下手な理屈などイラナイのだが、
往々にして、変な知恵が入って、紡がれる作品のイメージ運動が歪むことがある。
作品を売りたいから、こういうキャラを登場させよう、
ここでこのキャラを殺せば、トラウマを植え付けて、読者の心を弄べる。
といった不自然な知恵=【悪知】が働いて、
深層心理が心を浄化しようと紡ぐ夢の流れを無理解に捩じ曲げてしまうと、
受け手の精神を浄化するどころか、汚染する作品にもなりかねない。
過剰な暴力を表現する作品の多くが、この病んだ状態に陥って、
有害な精神文化の形成という社会問題を産み出している。
『六花の勇者』という作品もまた、そのような危うさを抱えてはいるが、
最終的には、一輪の聖者の清き心の継承を求める旅を行い、
凶魔を生み出す元凶となっている『劣者排除の社会心理』と対峙し、
「必ず最後に愛は勝つ」ことを信じる世界最強の男の【折れない心】が、
問題を解決するという、一つの不動の信念が示されている。
原作者が不自然な【悪知】に囚われることなく、
自信の深層心理の働きと、それを表出するクリエーターとしての能力を信じて夢を紡げば、
必ず『劣者排除の社会心理』の悪夢を打ち破る指針を示す不朽の名作が創作できるだろう。
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