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がっこうぐらし!34日目

738 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2015/08/19(水) 22:36:13.48 ID:sxg3i9Ok0.net
アニメ版の向かう先というか意図するところについてここ数週間いろいろ考えてみたが、
なんかおぼろげなラインがちらっと脳裏をかすめたので書いておく
うまく関連付けて説明できないので箇条書きにしておく

・アニメ版のゆきと視聴者の間には、幾重にも重ねられた狂気フィルターによって隔絶がある
 原作では曖昧な状態(もしや正気の部分を残してるのではと感じさせる状態)を保つことで読者がゆきの心情を推し量る余地を広く構えていたが、
 アニメ版ではゆきが一貫して空想と狂気のフィールドに身をおいていることで、これが阻害されている

・その一方、アニメ版特有の演出としてこのフィルターを除去するイベントが挿入されている
 (アニメ一話のどんでん返しは単に原作一話の再構成としか思っていなかったが、めぐねえイベントによって、これが連続性のある表現的演出だと示唆された)

・これらは、「ゆきの正気な部分」を視聴者に体験させる装置なんじゃないか?
 ゆきが目を逸らしている現実と空想のチグハグさを描写されると、「違う、そうじゃない」と思ったり、
 めぐねえの真実が暴かれたときは、まだその現実を認めていないゆきに代わって、視聴者が彼女の死を受け止めて悼んでいる

・ということは、アニメ版における原作の差異は、この類の反応を引き起こすことに収束するのではと思う
 つまり、ゆきの「正気」である視聴者と、「狂気」であるアニメ版ゆきの精神的な接近を段階的に行おうとするのが、
 アニメ版の演出意図ではないかと考える

・最終的にアニメ版ゆきと視聴者を隔てるフィルターがすべて取り払われたとき、
 ゆきの見ているものと視聴者の見ているものが一致し、本当の意味でゆきに感情移入できるようになるという仕掛け

・この考えを前提にすると、太郎丸の今後の処遇も想像がつく
 もはや薄皮一枚となったゆきの狂気フィルターを突き破る最後のトリガーとして、ゆきに「逃れがたい現実」を突きつける役目なのでは
 端的にいうとゆきの目の前でゾンビに殺される

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