やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 奉仕部135日目

756 ：風の谷の名無しさん＠実況は実況板で＠＼(^o^)／：2015/06/21(日) 01:04:45.87 ID:SVc3Sbe30.net

結衣と陽乃お姉ちゃんの初対面
陽乃「あ、比企谷くんだー。なんだー、やっぱ一緒に遊んでたのか。
んー？デートか？デートだな、このこのっ！羨ましい！青春っ！」
八幡「またそのパターンかよ……。違うつってんじゃないですか」

うりうりーっと肘で俺をつ突いてきて邪魔臭いことこの上ない。
迷惑そうな顔をして見せても引かないどころかエスカレートしてもうほとんど身体が密着している。
鬱陶しくて柔らかいし邪魔でいい匂いがするので正直ちょっとウザい。

結衣「あ、あの！ヒッキー嫌がってますから」

ぐいっと由比ヶ浜が俺の腕を引っ張って陽乃さんから離した。すると、陽乃さんの動きがぴたりと止まる。
陽乃さんは不思議そうに由比ヶ浜を流し見る。だが、鋭い視線が一瞬混じったのを俺は見逃さなかった。
穏やかな微笑みを浮かべ、陽乃さんは由比ヶ浜に向き直る。

陽乃「えーっと、新キャラだねー。あなたは……、比企谷くんの彼女？」
結衣「ち、違います！ぜ、全然そんな！」
陽乃「なんだ、よかったー。雪乃ちゃんの邪魔する子だったらどうしようって考えちゃった。
わたしは雪ノ下陽乃。雪乃ちゃんのお姉ちゃんです」
結衣「あ、ご丁寧にどうも……。ゆきのんの友達の由比ヶ浜結衣です」
陽乃「友達、ねぇ……」

にこにことした表情と裏腹に、その声音だけがいやに冷たかった。

陽乃「そっか、雪乃ちゃんにもちゃんと友達がいるんだね。よかった、安心したよ」

言葉も口調も柔らかいのに、触れると中から棘が出てきそうな雰囲気だ。

陽乃「あ、でも、比企谷くんに手を出しちゃだめだよ。それは雪乃ちゃんのだから」