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魔法科高校の劣等生は2クール放送して他作品が出る芽を潰す糞アニメ89
- 729 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2014/06/30(月) 05:42:45.66 ID:qOIdaaS00.net
- >>725
いや意外と善戦するよ、wwさんが本気で勝つために雫に必殺技教えてるから
ただね
「雫には悪いことをしたな」
「えっ?」
何の事だが分からない、という表情で、雫は達也の顔を見返した。
「勝敗はともかく、本来ならもっと拮抗した試合になったはずなんだが……俺の判断が甘かった。
たった二週間で『フォノン・メーザー』をものにするのは、流石に無理があったと思う」
「あっ、そのこと……ううん、達也さんは全然悪くないよ。
そもそもアレがなかったら、反撃の手段すらなかったんだし」
達也が何について謝っているのかを理解して、雫は勢い良く|頭《かぶり》を振った。
「マスターできなかったのは私の所為。
私の方こそゴメンナサイ。アレを使いこなせていれば、もっと良い試合が出来たのに……
深雪にも、歯応えが無い相手で申し訳無かったって思ってる」
「そんなことないわ。
本当にビックリしたのよ、あの時は……
いきなりあんな高等魔法が、複数CADの同時操作なんていうオマケ付きで出て来るんだもの」
雫に向かって笑顔で首を(横に)振って見せた深雪は、そのあと冗談っぽく、達也を睨みつけた。
「お兄様、あれは本気で、わたしを負かすおつもりでしたね?」
何とも答え難い質問で、達也もすぐには回答できなかった。
「…………俺は二人のどちらにも、最善を尽くしただけだよ」
結局、そういう建前論しか捻り出せなかったが。
建前と言っても決して嘘はついていない、とは分かっている。
分かってはいるが、深雪にとってそれは、本音の部分で満足できる答えではなかった。
「もう……この人は妹が可愛くないのかしら」
「手を抜いたりしたらそれこそ本気で怒るだろうに」
友人に対して兄のことを愚痴るという、世間的には当たり前でも深雪の場合極めて珍しい姿は、反論した達也ばかりでなく、ほのかと雫の笑いも誘った。
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