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魔法科高校の劣等生は尊師AGEの過程にしかすぎない糞アニメ78
- 815 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2014/06/20(金) 22:43:56.80 ID:OrrZgm0z0.net
- >>729
「来たか」
入室と共に敬礼した達也にぞんざいな答礼を返し、風間は彼に座るよう指示した。達也は作戦室の隅の椅子に腰を下ろした。
達也が最後、ではなかった。僅かに遅れて、柳と山中が顔を見せる。
見覚えのない士官は、この要塞のスタッフだろう、と達也は思った。
「予想通り、」
全員が揃った、と見るや、何の前置きもなく風間が喋り出した。
達也たちは慣れていたが、要塞のスタッフは戸惑いを隠せぬ様子だった。
「敵海軍が出撃準備に入っている。この映像を見てくれ」
壁一面を使った大型ディスプレイに、衛星から撮ったと思しき写真が表示された。
そこには十隻近くの大型艦船とその倍に上る駆逐艦・水雷艇の艦隊が出港準備に取り掛かっている様子が写っている。
「今から五分前の写真だ。このまま推移すれば、敵は遅くとも二時間後に出港するだろう。
動員規模から見て一時的な攻撃ではなく、北部九州、山陰、北陸のいずれかの地域を占領する意図があると思われる」
「本格的に戦争を始めるつもりでしょうか」
風間の言葉に、若い少尉から質問が飛んだ。年齢的に見て、最近この要塞に配属されたのだろう。
「彼らは三年前からずっと戦争中のつもりなのだろうな」
皮肉に答えたのは風間ではなく柳。質問をした少尉は、羞恥に顔を赤らめて引き下がった。
「申し訳ない。どうも我が隊の者は礼儀に疎いようだ」
一旦相手の面子を立て、
「だが結論は、柳大尉が述べたとおりだ。我が国と中華連合の間では、講和条約どころか休戦協定も結ばれていない」
風間が再度釘を刺す。会議室の雰囲気が一気に引き締まった。
「既に動員を完了している敵艦隊に対し、残念ながら我が海軍は昨日より動員を開始したところだ。
現状では敵の海上兵力に、陸と空の兵力で対抗するしかない」
空気が重量を増した。
「苦戦は免れないだろう」
発言を求める者は、誰もいなかった。
「そこで、この現状を打開する為、我が独立魔装大隊は戦略魔法兵器を投入する。
本件は既に統合幕僚会議の認可を受けている作戦である」
要塞のスタッフが期待と疑念の混ざった視線を風間へ向けた。
統幕――制服組の一存で戦略攻撃が可能とか、文民統制はどこへ行った?
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