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魔法科高校の劣等生は視聴者が呼吸止素(コキュートス)な糞アニメ42
- 45 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2014/05/23(金) 00:38:52.72 ID:aQYHejq/0.net
- >>28
原作での表現は輪をかけてヤバイ(キモウト視点)
そこには軍服をだらしなく着崩した、黒い肌の大男がいた。
――レフト・ブラッド(取り残された血統)。
二十年戦争の激化により、沖縄に駐留していたアメリカ軍(当時はまだUSA)がハワイへ引き上げた際、取り残された子供たち。
その大半は親に捨てられたのではなく父親が戦死した為だけど、彼らの多くは米軍基地を引き継いだ国防軍の施設に引き取られて育ち、そのまま軍人になった、そうだ。
彼らは勇猛な兵士として国境防衛の一端を立派に担い、その子供たちも軍人になった者が多い。
しかし当の子供たち、つまり第二世代は素行が良くない者も多いから気をつけるべし、というのが沖縄観光に関するプライベート・サイトに共通して掲載されている注意書きだ。
大男の後ろには、同じように軍服を着崩した同じくらいの体格の青年が二人、ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべている。
反射的な怒りは、生理的な恐怖に席を譲っていた。
いざとなったら魔法を使う、という当然の対処法すら思いつかないほど心が竦んでいた。
――視界が、兄の背中に塞がれるまでは。
少年の、華奢な背中。
それでもわたしより、広い背中。
わたしはいつの間にか、兄の背後に庇われていた。
「あぁ? ガキに用は無いぜ?」
こちらを見下しきった嘲笑で、大男が兄の顔を覗き込む。
兄は、何も答えない。
「ビビッて声も出せねえのか?」
「ハッ、チキン野郎が。カッコつけてんじゃねえよ!」
後ろの二人が兄に対して嗤い、凄む。
怒りが心の中に蘇った。
さっきよりずっと、明瞭な形で。
わたしは、CADを持って来るべきだった、と悔やんだ。
補助具無しでは、加減が上手くできない。こんな相手でも、大怪我をさせてしまうのは、色々な意味で拙い。
CADが手許にあれば、こんなヤツらに好き勝手を言わせたりしないのに!
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