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魔法科高校の劣等生はラノベの最終兵器()な糞アニメ37
- 498 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2014/05/20(火) 01:35:34.25 ID:Hvk21GCg0.net
- ラノベ原作と同じかは知らんけどWEB版乗せとくぞ
「……生徒たちの間に、差別の意識が存在するのは否定しません。但しそれは、固定化された優越感であり劣等感です。
特権階級が、自らの持つ特権を侵食されることを恐れる、防衛本能から生まれ、制度化される差別とは性質が違います。
ブルームとウィード、学校も生徒会も風紀委員も禁止している言葉ですが、残念ながら、多くの生徒がこの言葉を使用しています。
しかし、一科生が自らをブルームと称し、二科生をウィードと呼んで見下した態度を取る、それだけが問題なのではありません。
二科生の間にも、自らをウィードと蔑み、諦めと共に受容する。そんな悲しむべき風潮が、確かに存在します」
幾つか野次が飛んだが、表立った反論は無かった。
反論は既に、尽きていた。
「この意識の壁こそが問題なのです。
第一科と第二科の区別は、学校の制度として厳然と存在するものですが、これは全国的な指導教員の不足を反映した、すぐには解決し難い背景によるものです。
全員に不十分な指導を与えるか、それとも半数の生徒に十分な指導を与えるか。
当校では、後者の方法が採用されています。
そこに差別は、確かに存在します。
そして私たちには、どうすることも出来ません。
当校で学ぶにあたり、当校の生徒に受け入れるべく強制されているルールですから。
しかしそれ以外の点では、制度としての差別はありません。
もしかしたら意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、第一科と第二科のカリキュラムは全く同一です。
進捗速度に差が生じることはあっても、講義や実習は同じものが採用されています」
それは、達也にとっても深雪にとっても意外なことだった。
思わず「へえ……」と呟いた達也に、深雪が無言の賛同を示す。
それを見た鈴音が、口元を綻ばせた。
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