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魔法科高校の劣等生はラノベの最終兵器()な糞アニメ37
- 205 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で@\(^o^)/:2014/05/20(火) 00:19:20.55 ID:elhVM3W+0.net
- >>194
マジやで
銃撃の音が途切れた。
そして、キャスト・ジャミングのサイオン波が弱まった。
チャンスだわ……!
この不安定さから見て、アンティナイトを使用しているのは魔法演算領域を持たない非魔法師。
少しくらいサイオンの保有量が多いからって、それを制御することも出来ない一般人の使うキャスト・ジャミングで、このわたしを、四葉の次期当主候補を、何時までも止められると思ったら大間違いよ!
CADは使わない。起動する時間が勿体ない。
ならば、使用する魔法はあれしかない。
わたしがお母様から受け継いだ精神干渉魔法。
お母様の魔法、精神構造干渉とは違うけれど、お母様と同じ、相手の精神に作用する魔法。
それは、相手の精神を凍りつかせる魔法。
無関係の人を巻き込まないように、アンティナイトをはめた、アイツだけを狙って――
わたしは、精神凍結魔法「コキュートス」を発動した。
キャスト・ジャミングが止む。
相手が「静止」したのが分かる。
人間を「止めて」しまったのは、これが三人目。
殺した訳ではないけれど、融けることのない凍結は、再び動き出すことのない静止は、死と同じ。
わたしは罪悪感に耐える為、奥歯をギュッと噛み締めた。
その所為で、貴重な時間が無為に流れた。
それは、わたしの甘さ。
だからこれは、当然の報い。
相手は一人じゃなかったのに。
銃口はこちらへ向けられていたのに。
相手が引き金を引くのと、桜井さんの魔法が発動したのは、同時だった。
桜井さんの編み上げた魔法式は効果を現す前に霧散した。
マシンガンの一掃射が、わたしと、お母様と、桜井さんの身体に穴を穿った。
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