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【堀内重人】鉄道界の特徴ある人 第10話【鳥塚亮】

1 :名無しでGO!:2019/04/24(水) 09:09:46.53 ID:hvGIzer30.net
自称 運輸評論家 堀内重人氏
前 いすみ鉄道社長 鳥塚亮氏
自称 交通コンサルタント 阿部等氏
上岡直見、大塚良治等、交通権学会の会員など
その他、鉄道界の特徴ある方々の言動について語るスレの第9話です

前スレ
【堀内重人】鉄道界の特徴ある人 第8話【阿部等】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/train/1535865771/
【堀内重人】鉄道界の特徴ある人 第9話【鳥塚亮】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/train/1547994037/

それ以前のスレ
第7話 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/train/1527564829/
第6話 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/train/1518834877/
第5話 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/train/1512387116/
第4話 http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/train/1505541960/
第3話 http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/train/1499563313/
第2話 http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/train/1491260576/
第1話 http://echo.2ch.net/test/read.cgi/train/1487815139/

195 :名無しでGO!:2019/05/18(土) 00:41:51.44 ID:UjV2ntK30.net
これからのグリーン車サービス
                                                                                       堀内重人

 国鉄の分割民営化以来,JR各社ごとに独自の車両を登場させているが,その中でもきわめつけはグリーン車ではなかろうか.グリーン車は1969年の等級
制の廃止により誕生した名称で,当初は庶民にとって高嶺の花というイメージが強かったが,「フルムーン」や「ナイスミディ」といったグリーン車企画切符の
登場によりある程度は庶民的となった感もある.近年,日本人の生活水準の向上にともなって飛行機や長距離バスがデラックス化し,鉄道側もこれに対抗
して普通車のグレードアップが進んでグリーン車と普通車の格差が小さくなってきており,今後,グリーン車のより一層のデラックス化に期待したい.
 グリーン車は特別料金を払って普通車にないプラスアルファの対価を得る車両であるから,居住性がすぐれているのは当然のことで,このほかキメこまかい
サービスが要求される.具体的に車両面では在来線は1列−2列の3列配置が多くなり横幅も広くなっている.列車によってはテレビやラジオのついている
ものもあるが,フットレストは昔のものにくらべ退化したものが多い.座席を立派にするのはよいがフットレストも座席の一部であり,客がつねに使用する部分
なのでもう少し使い勝手のよい,例えば85系DCのようなものを,照明については間接照明を取り入れ,落ち着きのある豪華な車両空間を演出したい.車両
以外では,みどりの窓口にグリーン車専用の発券コーナーを設置したい.窓口ではこのごろホテルの宿泊券や食事券,定期券などが買えるようになり便利
になった反面,待たされるといったマイナス面も生じている.専用の窓口とともに専用の待合室がほしいところだ.JALではスーパーシート客専用の待合室を
設けているのに対して,鉄道側はホームに待合室がなかったり,あっても一般客と共通だったりでスーパーシートのそれには遠くおよばない.

196 :名無しでGO!:2019/05/18(土) 00:42:19.37 ID:UjV2ntK30.net
>>195の続き)
 料金面では,キメこまかく弾力的に.現在,グリーン料金は100kmまで1,220円,200kmまで2,620円,400kmまで3,920円,600kmまで5,050円というように
ずいぶん粗で,現在の状況に見合うものではない.今日の特急の多くは運転距離が100kmから200km程度,乗車時間にしても1時間半から2時間である.
そのような列車で100kmを越えたとたんに2,620円に跳ね上がっては利用しづらい.もう少しこまかく,150kmまでと300kmまでの料金を新設してほしいものだ.
 国民のデラックス指向が強まっているのにグリーン車の客が減るのは,車内のアコモデーションが十数年前からほとんど進歩しなかったこと,利用しやすい
料金体制でなかったことが原因である.グリーン車が今後も快適な旅の象徴としてありつづけるには,客がなっとくする車両やサービスを提供してゆかなけれ
ばならない.そのためには今日以上に高級感や充実感,やすらぎ感,満足感といったものを加味していかなければならないだろう.        (八王子市)

〜 鉄道ジャーナル No.274(1989年8月号) pp.155 読者論壇より 〜

197 :名無しでGO!:2019/05/18(土) 07:38:47.04 ID:hcUIRGAG0.net
>>195-196の30年後

https://www.facebook.com/shigeto.horiuchi.3/posts/1497711777026389
堀内 重人
5月15日 23:53

少し遅くなりましたが、5/10はグリーン車誕生から50年を経過した日です。
 グリーン車は、従来の旧1等車を「グリーン車」というようになりましたが、これは等級制が廃止されたため、運賃や特急料金などは、グリーン車を利用しようが、普通車を利用しようが同じになりました。
 別途に「距離に応じたグリーン料金」という考え方が入りましたが、旧1等車時代よりも、割安になったことは確かです。
 ただ今から50年前は、今日のように高速道路も整備されておらず、かつ自家用車の保有率も高くない上、航空機も大衆化しておらず、新幹線も東海道だけしかありませんでした。
 今日では、800kmを超えるグリーン料金が未だ、残っていますが、実態に合っていないと思います。そのような列車は、東海道・山陽新幹線だけであり、東京〜博多間では、グリーン車を利用するよりも、航空機を利用することが、一般化しています。
 反対に、走行距離が200km未満の在来線特急が、主流になっています。
 そうなると現在のグリーン料金(Aグリーン料金)は、距離的に見て、割高であるだけでなく、料金の上がり方なども、「粗い」と言わざるを得ません。
 在来線のグリーン車に関しては、JR九州の料金体制が妥当ですが、JR九州はグリーン料金を値下げすると同時に、サービスや設備もレベルを下げてしまいました。
(続く)

198 :名無しでGO!:2019/05/18(土) 07:40:08.70 ID:hcUIRGAG0.net
 私個人的には、料金制度は100km、150km、200km、250km、300km、そして300km以上で良いと思います。
 これにより、もう少しはグリーン車が利用しやすくなるでしょう。その代わり、企画切符などは整理しても良いと思います。
 JR東日本やJR東海では、在来線のグリーン車は2-2の横4列が主流になっていますが、エリアが異なるとは言え、
近鉄が来年から名阪甲特急に導入する新型車のレギュラーシートは、シートピッチが1,160mmで、2-2の横4列シートが採用されるなど、JR東日本の在来線グリーン車並みになります。
 JR東日本などは、グリーン車の需要が多いという事情はあるでしょうが、もう一両車両を増結するなど、グリーン車に関しては、1-2の横3列化を進める必要はありますね。
 その点で言えば、西武鉄道は新車を導入してシートピッチを拡大した場合、編成を増強するなどして、座席定員を担保しています。
 JR東日本なども、この考え方を見習って欲しいですね。
 これからも快適な座席サービスとして、グリーン車は有り続けて欲しいと思います。

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