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真夏の夜の淫夢★1692

175 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2024/04/16(火) 20:42:21.25 ID:発信元:2001:268:9964:b64:*.net
しかし、こっくりんぐさんはサングラスの奥で目を曇らせ、差し出された10円玉を弾き飛ばした。
「最初に最低限プレイ料金と指名料」
冷たい対応にひろし達の顔は青ざめていく「10円じゃ、足りないんですか?」
ひろし達の絶望を見ながらこっくりんぐさんは大笑いし始めた。
「馬鹿じゃね?10円でプレイできる霊なんてどこにもいねえんだよ!」
こっくりんぐさんは床に転がる10円玉を足で吹き飛ばすと、そのまま教室を出ていった。
ひろしは必死に全財産を探した。ロッカーの隙間に滑り込んだ10円を求めて必死に腕を出した。
やっとの事でかき集めた3000円は、ひろしの目に酷く薄汚れて見えた。
誰もいない教室で、ひろしは一人涙を流した。

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