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【庵野秀明】シン・仮面ライダー Part.29

546 :名無しより愛をこめて (ワッチョイ f105-RykB [106.178.176.91]):2023/04/22(土) 13:57:12.24 ID:9TS/zzmv0.net
>>532
NHKのドキュメントを観てもわかるけど、最初のアクション監督との打ち合わせで庵野監督はちゃんとオーダーの内容を伝えているんだよね。

庵野監督「大野剣友会は同じ殴りをひたすら続ける。同じ技をずっと応酬する……つまり仮面ライダーの魅力は「戦闘の段取り」を飛ばしたこと。それによって全然つながっていないアクションになるんだけど、でもそれがカッコイイと……。だからオリジナルを踏襲しつつ、バージョンアップしたい。今まで見た事がないライダーは見つけておきたい」
と、庵野監督の言葉。

たぶん、これを聞き逃しちゃったんだろうね。
打ち合わせのあとのアクション監督さんは、「初代ライダーの立ち回りでいいと言われるかと思った。割と自分で作れそうなので楽しみが増えた」と言ってしまい、庵野監督の話とのズレを若干感じさせる。

本当はそうしたコミュニケーション不足を解消するなら、もっと突っ込んで聞くべきだった。
例えば初代ライダーを見直して、「戦闘の段取りを飛ばしたのって、どういう事ですか? つまり、こういう事ですか?」と聞きに行くとか。
それで庵野監督が「僕にもわからない」と言いだしたら、「私はもっとわかりません……困ったなぁ」と言い返して、困ったフリをする。そうすれば助け船として何かヒントをくれるだろうから、それをまた研究したり分析したりして報告する。そうやって解釈の違いを埋めていく……。
こういう準備期間を作れば、アクションの表現はもっと上のステージに行けただろうし、殺陣のほとんどがCGに変わることも少なくなったんじゃないかと思う。
まっ、職場でのコミュニケーション不足による失敗は、よくある話だけどね……(苦笑)。

でも、そんな最悪の状態でありながらも編集の魔力によって「及第点」に何とか乗せてきた庵野監督の力量は凄いと言わざるを得ないね。
 

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