うたう！大龍宮城

名無しより愛をこめて

第8話「タイ」　脚本：浦沢義雄　監督：坂本太郎

乙姫は龍宮城の移転通知をプリントゴッコする。鯨大王、珊瑚女王が現れて「シーラカンスは昔」を歌う。鯨大王は切手を貼って移転通知を出すように言う
２人はデパートに買い物に出かける。乙姫は龍宮城の乙姫になったことを後悔して、家出をしたタイの姉がいてくれたらいいのにと思う
タローが学校から帰ると、郵便受けに手紙が入っていた。乙姫がつまんなさそうにしていたので、タローは学校で習った詩を読んで慰める。そして手紙を渡す
手紙にはタイの居所が書いてあった。乙姫とタローは亀山タクシーで向かう。タイは龍宮城を捨ててサーファーと駆け落ちをした
崩壊した龍宮城を立て直すには、タイの協力が必要と乙姫は考える。乙姫は正装に着替える。乙姫、タロー、亀山は山中を歩く
カラスが鳴いて不気味なので「ログマイタコタ」を歌いながら歩く。亀山、タローの頭にヤシの実？がぶつかり、２人は気絶して倒れる
タイが乙姫を呼んだと思ったら、タイではなく人相の悪い男だった。乙姫は逃げて、人相の悪い男は追う。乙姫は崖に追いつめられる
人相の悪い男が飛びかかってくるが、乙姫が身をすくめると人相の悪い男は崖下に転落する。物音がしたので、乙姫は逃げる。追ってきたのはタイだった

タイはこの辺に人相の悪い人はいないと言う。タイは自分の家に案内する。サーファーは農村で生まれ育った。タイは乙姫をもてなす
サーファーは東京へ出稼ぎ。心と心が結ばれているので、タイは寂しくない。タイは「ラブ・ラブ・ラブ」を歌う
タイが言うには、サーファーはタイが龍宮城のタイであることを知らない。タイは赤ちゃんを産みたいが、人間の赤ちゃんを産めない。タイは龍宮城に戻る気はない
タイは農村で暮らすうちに、人間の体になった。ブレスレットも「人間」と反応する。タイは赤ちゃんが産めると、サーファーの写真を見ながら言う
乙姫は人相の悪い男がサーファーだと気づく。乙姫はタイの家を後にして、気絶しているサーファーの所に行く
どうして自分を襲ったのか、玉手箱の笛を吹いて真相を暴く。サーファーは乙姫を消してタイを龍宮城の主にして、龍宮城の財産を頂こうとしていた
新小岩の飲み屋（トリスバーKING）のカウンターで、ウツボとナマコが喋っていたので、サーファーはタイが龍宮城のタイであることを知った
働きに行った東京の汚い海が、サーファーの心を汚くした。サーファーはサーフィンを利用してピザの宅配をしていた。サーファーも汚れた海の犠牲者
乙姫は玉手箱の笛で、サーファーの汚れた心を綺麗に洗濯する。サーファーは正気に戻って、自宅に帰りタイ（タイコ）の名前を呼ぶ
乙姫はタイが幸せになるように、中国の偉いお百姓さんが作った詩を贈る。乙姫はさようならを言って帰る。乙姫は「メソメソ」を歌う
タロー、亀山が合流して一緒に歌う。浦島家では買い物から帰った珊瑚女王、鯨大王が、移転通知の葉書に切手を貼っていた