英霊対英雄　仮面ライダー大戦feat.Fateオールスター

1 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 17:23:25.78 ID:fJRva6RBH

Fateシリーズと仮面ライダーのドンパチの小説を投稿して行きます。
どこに立てたらいいかよく分からなかったんで取り敢えず特撮掲示板に。
生暖かく見守ってください。
こんな感じかな？

2 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 17:39:43.75 ID:fJRva6RBH

しまったsageてなかった。>>1です。
以下テンプレ？
1.作者（俺）は仮面ライダーもFateシリーズも大好きです。
2.しかし作者は仮面ライダーは全作品全話見てる訳ではなく、Fateもアニメしか見てません。
3.人によっては作者は両シリーズにおいて「にわか」かも知れません。
4.だからこそ、どちらの作品にも肩入れせず小説を書けるのではと自己肯定しました。
5.という訳で今春放映された『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の２次コラボ小説です。
>>1の通り『Fate/stay night』『fate/Zero』に出てくる英霊達と、『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダー鎧武』までの15作品に出てくる英雄（ヒーロー）が戦います。
6.結末はまだ決めてません。
7.不定期連載です。できれば週一で行きたいです。
8.荒らし、全くスレに関係ない書き込み等はスルーでお願いします。
9.既にわかってますが作者（俺）はスレ立て、小説投稿に関しては素人です。その辺、どうかご容赦ください。
10.おっぱい！おっぱい！



次スレは>>980が立てて下さい。アレなら俺が立てます。

3 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 17:53:53.59 ID:fJRva6RBH

軽く解説。
Fateシリーズ・・・元々は18禁のPCノベルファンタジーゲーム。後にアニメ化、劇場アニメ化、コンシューマ版発売、漫画化、小説化と、あとやってないの実写版だけじゃね？ってくらいメディアミックスされてる人気シリーズ。
　　　　　　　　　内容はとある街で現代に生きる魔術師達が歴史上のビックネーム、英霊を召喚、契約し、『聖杯』を巡って戦うという・・・・・・
　　　　　　　　　こら！龍騎じゃありません！おそらくモチーフは魔界転生です！ドリフターズ？逆だよヒラコーがfate描きてーつったんだよ！

仮面ライダー・・・掲示板的に説明不要だがみんな大好きバイクに乗って変身するヒーロー。元々は改造人間だったが、
　　　　　　　　　現在は『一定条件を満たした生身の人間が、アイテムを用いてパワードスーツ装着した戦士』みたいな状態に落ち着いている。
　　　　　　　　　2000年に放送開始した『仮面ライダークウガ』から続く作品シリーズを俗に『平成（仮面）ライダー』と呼ぶが、最近公式になった。

4 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 18:03:14.49 ID:fJRva6RBH

解説続き。

≪Fate用語≫
サーヴァント・・・魔術師が現代に憑代使って召喚した英霊。『聖杯戦争』のルールにより７つの役割に収まる。
７人全員が固有アイテム『宝具』を１つ以上持ち、それを使った必殺技的なものを持つ。

マスター・・・呼んだ側。大体魔術師と呼ばれる特定技能ないし素養を持った人々で、呼べれば別にどんな人でもおｋっぽい。
ルール上こちらには『令呪』という絶対命令権があり、３回使用可能。これは同時にマスターの資格そのものとも言える。

5 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 18:13:01.90 ID:fJRva6RBH

≪仮面ライダー用語≫

『仮面ライダー』・・・仮面を被り、バイクに跨り、人々の自由のために戦う戦士。
作品ごとに自らをそう呼ばない場合も多い。言ったとしても『ライダー』まで。
例えば『仮面ライダー龍騎』というタイトルでも作品内では自分の戦士としての肩書は『ライダー』で、
しかし映画によっては『仮面ライダー』として戦う、といった感じ。

フォームチェンジ・・・変身した仮面ライダーが戦闘スタイルの変化や能力増強の為にまさに『形態変化』すること。
全く別のライダーに変身し直すわけではない。ほぼそんな感じの人もいるけど。

6 ：名無しより愛をこめて：2014/07/09(水) 18:14:37.43 ID:fJRva6RBH

今日はこんな感じです。
ではでは。

７/16 宣戦布告ッ!!

7 ：あへぇ ◆WhtDTkXoGE：2014/07/09(水) 18:16:12.88 ID:fJRva6RBH

テスト

8 ：名無しより愛をこめて：2014/07/11(金) 13:28:26.61 ID:my45wKaJm

投稿無しで１週間放置はよくないかな

9 ：あへぇ ◆WhtDTkXoGE：2014/07/16(水) 10:18:36.13 ID:21qTJRf6s

はいじゃあ開始。
大体１０００字ごとで。

10 ：プロローグ：2014/07/16(水) 10:20:48.76 ID:21qTJRf6s

願う事と求める事の違いを説明するのは意外と難しい。
願う事は「そうあって欲しい」と祈る事か。
求める事は「それが欲しい」と手を伸ばす事か。
手に入らないから願うのか。願いとは叶えられない事を求める事なのか。

求めるという事は戦うという事だ。
人は皆同じで、人は皆求めるからだ。
願うだけでは手に入らないと、だから人は求めて戦う。
しかし願ったものが、求めたものが、戦いそのものだったなら。

願いを求めて戦うのか。
願い求められ戦うのか。
ジレンマは終わらない――――――――。



プロローグ


・・・・
ぐるぐると、
・・・・
ゆらゆらと、
夜空は絶え間なく揺らいでいた。
その下、冬木市の広い街並みを、油と火薬の混じった空気が重く静かに、煙のように渦巻いて充満する。それは嗅いだ者の腹の底に得体の知れない危機感を抱かせる、張り詰めた空気だった。
喧騒と爆炎がないだけで、その空気は戦場に似ていた。しかし、冬木市の中央を流れる河川を挟んで東側、新都と呼ばれる近代的なビル群や建物は、人影こそなかったが一軒とて崩壊したりはせず、
当たり前のように立ち並び、平穏な世界を（姿形だけでも）証明していた。

そこに向かって、燃え盛る流星が夜空に赤い線を引いた。

１秒と立たず街で一番高いセンタービルにコンクリートと窓ガラスの花火が咲き、最上階付近に燃える砲弾が突撃した。ズドンッ!!という軽い地響きのような音が半径500Mに響き渡る。
シェルターでもなく横よりも縦の長さが大きいビルでは衝撃を殺せず、「流星」はぶつかっただけでなく当たり前のようにビル内部を駆け抜けた。テーブル本棚ソファ椅子食器、果ては壁も床もダイニングもありとあらゆる物体を破壊、爆砕、撒き散らす。
部屋を２つブチ抜くと、突き当たりの壁に体当たりして大きなクレーターを作って、やっと「流星」は停止した。
突撃から停止までの狂騒が終わり、室内はシンと静まり返る。部屋の住人はいないらしく、明かりもない。常軌を逸した訪問を受けた無音の部屋で、ただ壁の破片がカランと、小さな音を立てて落ちた。
そして――――――、
――――――――ノソリ・・・。
停止した筈の「隕石」が、ゆっくりと････････････『立ち上がった』。
それは、隕石でも氷の塊でも不定形の地球外生命体でもなく、人型の何かだった。
先ほど突き抜けた向かいの部屋。そこからの照明の光を受け、暗闇の中輝く、銀色の鎧。宇宙服にも見えるが、それにしては下半身は細く、動きやすそうに出来ている。
硬く、無骨に、しかし機動性を兼ね備え。戦闘用だと言わんばかりに。
丸いヘルメットには小さな２本角。横に出っ張った肩当て。蛇腹のように構成された腕部装甲。
それはまるで、鋼の蛹、または銀色の幼虫････････････を模した姿の、戦士だった。
事実、戦士が腰に巻く機械的なベルトの中央スロット。
そこには、真っ赤なカブトムシに似た機械が装着されていた―――――。