平井和正★９

名無しは無慈悲な夜の女王

>>182
あなたの視点が平井に寄り過ぎなんじゃないかと思うがな。

幻魔大戦シリーズ公称2000万部の内訳はよく分からんが、
少しお高い新書版、導入部は派手だったが内容は発散する「真」より、
作者曰く空前の文庫書下ろしで若い衆の懐にも優しく、
作者の異様な宗教ベクトル感覚が読者を捉えた「無印」が
相当部数には貢献したんじゃないかな。

角川春樹は当時のラジオ放送で「平井さんは僕をモデルに幻魔大戦を書いたんですよ」と言い放ってたぞ。
さすがにそれは言い過ぎだろうが、角川の頭の中ではそうなってたということだ。

角川は平井と出会う前から神道系の神秘思想を持っていて、平井と関係ないその手のサークルも主催していたとか。
平井のエッセイでも、平井の憑霊現象とやらを払うため、念を込めたという日本刀を持参する話がある。
その手の祈祷は平井の仕込じゃなかろうて。
なんでもかんでも平井センセが起源と言うのは、一次資料が無い限り信じがたいな。