■■安部首相は辞任しなさい■■

豊かになる道筋が見えなくなった中国

極めつけは、おなじみ「腐敗」の蔓延。昔から腐敗はあり、中国社会の腐敗はある種手数料のようなもので、身近な話だ。
それが今になって人々の批判が高まり、政権が本気で腐敗退治に取り組まざるを得なくなったのは、
人々が自らの努力で豊かになる道筋が見えなくなってきたからである。
かつて中国の人々は腐敗すらうまく利用して自らの活路を切り開いた。
今はもうそんな時代ではない。権力者と独占資本が結びついて権益を固め、腐敗のケタが違う。
普通の人々の手の届く話ではなくなった。だから取り締まって見せるしかなくなったのだ。

　「カネの切れ目が縁の切れ目」という言葉がある。
「カネ」とは「経済成長して豊かになること」と考えれば、いま中国社会はこの「切れ目」に差しかかった。
政権が人々に「カネ」を与え続けられなくなったとき、何が起きるのか、容易ならざる事態に陥るであろう。
そのプロセスは始まっているのかもしれない。
昨今の中国の権力者たちのいささか常軌を逸した発言や行動を見るにつけ、そんなことを思わざるを得ない。
https://www.blwisdom.com/strategy/series/china/item/9629-60/9629-60.html?start=2