東北新幹線 part126

189 ：名無し野電車区：2024/03/28(木) 21:48:08.98 ID:t6d06BWS.net

震度6強じゃ40トン超える車両も脱線するってことか

横揺れでロッキング脱線か　安全委、新幹線脱線で報告書
2024年3月28日 14:12
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE269J30W4A320C2000000/

2022年3月に震度6強を観測した福島県沖地震で東北新幹線が脱線した事故を巡り、運輸安全委員会は28日、報告書を公表した。
地震で停車した車体が激しく横揺れし、車輪が浮き上がってレールを乗り越える「ロッキング脱線」が起きたとみられると分析。
JR東日本などに脱線・逸脱防止策を求めた。

事故は22年3月16日午後11時37分ごろ、宮城県白石市の福島―白石蔵王間で発生した。同34分ごろに震度5弱の地震があり、
17両編成の東京発仙台行きの列車で
緊急ブレーキが作動し停止した。直後に震度6強の地震が起こった際、16両が脱線。乗客6人が負傷し、運行の全面再開に約1カ月を要した。

震度6強の直前に起こった地震で早期に列車を止めるシステムが作動し、脱線時に列車が完全に停止した。
横転を防ぐため車輪に取り付けていた「逸脱防止ガイド」と呼ぶ装置などが機能し、報告書は「被害拡大を防止できた」と評価した。

報告書によると車輪周辺の車軸は17両で68軸あり、そのうち60軸が脱線した。強い揺れで車体が激しく動いたことで
車輪と台車をつなぐバネの空気が抜け「脱線を助長した」と指摘した。60軸のうち10軸はレールを乗り越え、大きく脱線する「逸脱」だったとした。

安全委によると、地震による新幹線脱線事故は今回を含め4件ある。04年の新潟県中越地震で上越新幹線が軌道から大きく逸脱した事故を機に、
JR各社は逸脱防止ガイドなど、脱線を一定範囲に収める装置や緊急停止システムの導入を進めてきた。

報告書は「逸脱を極力させない有効な対策の実施が望ましい」と指摘し、具体的な対策として車両や高架橋など構造物の改良による振動抑制策を挙げた。
安全委幹部は「大きな地震が起こった際に新幹線の脱線や逸脱を完全に防ぐことは難しいが、可能な限りの対策を尽くすべきだ」と話している。