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【整備新幹線】九州新幹線長崎ルート 89

161 :名無し野電車区:2020/08/14(金) 23:43:42.20 ID:YnTmEbWo.net
>>159
三線軌条にすれば、狭軌車両と標準軌車両の車両中心がずれます。狭軌1067mm、標準軌1435mmですので、18.4cmずれることになります。これは無視できるような数値ではありません。

秋田新幹線/奥羽本線の三線軌条区間では、神宮寺駅と刈和野駅に三線軌条に面したホームがあります。ホームは共用レール側に設置されています。
狭軌車両は共用レール側に18.4cmはみ出すので、それに合わせてあるのです。標準軌車両が停車すると車両とホームとのギャップが通常より18.4cm広くなってしまいますが、この区間を走る標準軌車両は、新幹線と田沢湖線の回送列車だけ、つまり、すべて通過列車なので問題はありません。

現在、狭軌・標準軌の双方に営業列車が走っている区間はここだけですが、かつては、箱根登山鉄道の小田原〜箱根湯本間も三線軌条で、途中の箱根板橋・風祭・入生田には三線軌条に面したホームがありました。
箱根登山鉄道の三線軌条は、北側(下り方面に向かって右側)が共用レール・南側が2本レールでした。なので、箱根登山鉄道の標準軌車両は南に、小田急の狭軌車両は北に車両中心がずれることになります。しかし、都合のよいことに箱根登山の車両と小田急の車両は車体の幅が違います。小田急の車両の方が約30cm広いのです。車両中心が同じであれば小田急の方が片側に付き15cm幅広のところ、車両中心が18.4cmずれるわけですから、南側は車両側面の位置がほぼ揃います。なので、三線軌条に面して南側にあるホームについては、特に問題はありません。また、幅広の小田急の車両はどちら側のホームでもギャップは生じません。
問題は北側にあるホームです。もともと幅広の小田急の車両がぶつからない位置にホームを設置せねばならない上、さらに箱根登山の車両が18.4cmもホームとは反対側にずれるわけですから、箱根登山の車両が停車した場合のギャップは30cm以上になります。
この問題をどう解決したのかというと、どうにもしていません。「足元にご注意ください」です。対面式ホームである入生田駅の上り線、当時は島式ホームだった風祭駅の下り線がこういう状態でした。しかし、小田原の通勤圏で降車客の多い箱根板橋駅(島式ホーム)ではそういうわけにはいかず、下り線に箱根登山の車両が入る時は、ギャップができる島式ホームは使わず、南側にホームを増設してそちらを使っていました。

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