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西神を「神戸の文化拠点」に　文化・芸術ホール新設
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201803/0011074695.shtml

西神中央エリアを神戸の「西の文化拠点」にしようと、神戸市は、市営地下鉄西神・山手線西神中央駅の西側に、文化・芸術公演のためのホールを新設する。
現在は西区民センター内にある図書館も規模を拡大し、新ホールと同じ敷地に移転する。
西神地域のまち開きから３６年。
市は同駅周辺で西区役所の移転新築も既に発表しているほか、近隣の商業施設のリニューアルも検討しており、“オールドタウン化”が指摘されるニュータウンのにぎわいづくりにつなげる。
文化・芸術ホール新築を予定している場所は、西区美賀多台１の市有地約１・２ヘクタール。
周囲には集合住宅が広がる。
新ホールは音響設備などを充実させ、プロの劇団、楽団などの公演を呼び込めるようにする。
規模は、既存の西区民センター内のホール（４８０席）と同規模を想定する。
また現在、市立西図書館は同駅前の区民センター１階にあるが、区民１人当たりの蔵書数が０・４冊と他の区に比べ少ないという。
小さい閲覧スペースも課題で、移転に合わせ規模、機能を充実させる。
市は２０１８年度、ホールと図書館の具体的な機能や建物のデザインなどについて、民間事業者から提案を募る方針。
敷地が広大なため、残ったスペースの活用方法も考えてもらう。
いずれも完成時期は未定。
西神ニュータウンは１９８２年に入居が始まった。
同年には垂水区から分区して西区が誕生。西神南、学園都市を合わせたニュータウン人口は約１０万人に上る。
ただ近接する明石市でも駅前再開発や図書館整備が進んでおり、神戸市は施設を充実させ、西神の都市ブランド向上を目指す。
市は駅東側や同区狩場台などの商業施設のリニューアルも検討するといい、「新しい住民を呼び込みたい」とする。