怪談師を語るスレ　八十六人目

774 ：本当にあった怖い名無し ：2024/03/14(木) 11:28:03.23 ID:WZHskWYn0.net

>>766
根人的ランク：２位
竹書房：『実話怪談本』の黒木あるじ？だったかな？違うかも
タイトルは確か『回廊』
医者の屋敷で２Fが真ん中空部屋で周囲をロの字に囲んだ回廊構造になｔってて
医者故の職権乱用で鉄道事故や自殺の遺体解剖時に無断で故人の「脳」を
回収して収集して自宅の回廊構造の部屋にコレクションしてる
そういう構造の所為か多数の脳（死んでる）の構造の所為か
回廊のまわりの廊下に頻繁に「幽霊」が出没
屋敷の植え込みが突然枯れたり怪異続出...て話

ロシアの天才昆虫学者ヴィクトル・S・グレベニコフ教授が
巨大な空になった蜂の巣から「空洞構造効果」を発見し論文発表しても学会から無視され
「反重力装置」開発したように。もしかしたら人間の「脳」の構造自体（脳神経細胞内の
マイクロチューブル）に量子力学的に別次元にアクセス可能にする秘密があるんじゃないか..
さらに人間の『記憶』そのものが脳の中ではなく「記憶した次元」に繋がってて
そこから都度「記憶」を引き出している可能性...
.等々。と想像するとワクワクがとまらない

根人的ランク：１位
『キリキザワイの怪』琉球奇譚/小原猛
前半は沖縄怪談でムナクソ系怪談だったりして
後半から恒川光太郎:の「夜市」みたいなファンタジー要素出てきて
冷静に考えるとよくある戦後不思議話ではあるが
ラストは「そんなん泣いてまうやろーッ！」展開の生き別れ家族再会
の希望のある不思議感動話で〆
お前らこんな話（人の不幸：ヒトコワ系）読んで面白がりたいんだろう？
的な前半（たしかに前半はやや平山夢明風）から始まって
恒川光太郎:風幻想ファンタジー要素を軽油して戦後感動話で〆
読後感最高！構成の上手さに号泣必須！
怪談ジャンキーの爛れた心が洗い流される