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【悪魔と】BUCK-TICKとオカルト【フロイト】

230 :本当にあった怖い名無し:2024/01/26(金) 05:21:31.72 ID:runVFZCf0.net
あっちゃんの日から半月ぐらい経った頃、1番かわいがってもらってた母方の叔父が亡くなった。実母とは諸事情で縁を絶つ事にしたから顔を合わせたくなくて葬儀には出なかった。叔父の余命は夏から宣告されてたからまだ意識があるうちに1人で会いに行って実母から幼い私を守ってくれた事、まだまだこれからも守っててもらわなきゃ困るんだからいなくならないで欲しいって事とありがとうを自分の言葉でいっぱい伝えたい気持ちを聞いてもらえた。生きてる人間の見栄でもある葬儀には出ずとも弔う事はできると思ったし、正直あっちゃんと重ねてしまいそうで、叔父とはいえ人が荼毘に付されるのを見たくなかった。
それからしばらく経って、夜も明けそうな時間まで寝付けなかったある夜、夢枕に人が立った。実際には足元なんだけど、まだ日も出てないし部屋は真っ暗で何も見えないはずなのに頭が光ってて体のシルエットも見えた。すぐ消えたけど叔父さんだと思った。昔からハゲ気味だったのが夏に会って久しぶりに見たら立派にハゲてた。「シャンプーと洗顔料はどの辺りで使い分けてるの?」って余命宣告されてたけど気になって聞いてしまった。「やかましいわ!ほっとけあほんだら!」って元気な頃と変わらない返しをされて境い目をどこにしたのか教えてくれなかったけど抗がん剤のせいじゃない事も判明した。だから頭の光を警告灯みたいに代用した叔父さんがお葬式に行かなかったのを怒ってるんだろうなって思って四十九日終わったらすぐお墓参りに行くつもりでいた。

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