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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?368

1 :本当にあった怖い名無し:2022/04/14(木) 23:16:50.24 ID:rrzdPa9B0.net
貴方が聞いた・体験した怖い話や、2ちゃん・5ちゃんの色んなスレから拾ってきた死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみませんか?
・ジャンルや、事実の有無は問いません。
・創作も歓迎です(創作と宣言すると興ざめてしまう方もいますのでご注意ください)
・要は最高に怖ければいいんです。
初めてきた方は必ず>>2のテンプレを読んでから投稿しましょう

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379 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 22:58:08 ID:1EMC2nlh0.net
日常生活の中のちょっとした出来事。それにほんの少しだけ深入りしたせいで、怖い目に遭ってしまう。
 これはそういうお話である。

 Gさんが仕事の都合で引っ越し、マンション暮らしをはじめて1年経った頃のことだ。 
「彼女もいない一人暮らしでしたけど、その分かなり気楽ではありましたね」

 平和だし、騒音もなく、迷惑な近隣住民もいない。いい環境だな、と感じていた。
 街での生活にも慣れてきたなと思った1年目のあるとき、妙なことが起きた。
「オルゴールがね、聞こえてきたんですよ。どこからか…………」

 最初に聞いたのは──いや、実はもっと前から流れていたのかもしれないので、正確には「気づいた」だが──Gさんが夜、寝ようとしていた時だったそうだ。
 エアコンが苦手なので窓を開けて、ベッドに横たわっていた。
 風に乗ってかすかに、かすかにそれは聞こえてきたという。
 テテ テンテンテン…… という柔らかな響きで、すぐにオルゴールだとわかった。
 マンションの隣室や上下の階ではない。外のどこかからである。 
 彼は高層階ではなく低い階に住んでいた。なんとなく、この部屋から少し距離がある場所のように感じる。
 あぁ、誰かオルゴールを鳴らしてる。夜だけど、誰かヒーリング目的で聞いてるのだろうか。はてこれは、何の曲かな…………
 曲は、数秒聞いていてすぐわかった。ディズニーの「It's a small world」、「小さな世界」というやつだ。

 
 世界中どこだって 笑いあり涙あり みんなそれぞれ助け合う 小さな世界……
 (訳:若谷和子)
 うろおぼえだけど、確かこんな感じの歌詞だったっけ。
 そんなことを考えているうちに1番の終わり、「世界はまるい ただひとつ……」まで曲が進み、オルゴールの音色は止んだ。
 ……ネジを回すやつでもフタを開けるやつでも、普通はネジが終わるまで鳴ってるもんだけどなぁ。
 1回だけ聞いて満足して、フタを閉めたのかな。でもオルゴールを1回こっきり聞いて満足、って、あんまりイメージできないけど……
 しっくりこない気もしたが、単なる日常生活のひとコマでしかない。
 特に気にも止めず眠りについて、記憶の底に埋もれてしまったという。

380 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 22:58:59 ID:1EMC2nlh0.net
それから1週間も経たないうちだった。
 夜中に目が覚めた。
 部屋の中も、例によって少し開けてある窓の外も真っ暗だ。深夜の2時か3時かと思われた。
 どうしてこんな時間に、理由もなく目が覚めたのかな。
 そう思う間もなく、外からまた テテ テンテンテン…… と、「小さな世界」の音色が耳に届いた。
 あぁ、また誰かがオルゴールを鳴らしてる。Gさんはベッドの上で考えた。
 こないだは気づかなかったけど、これ、生音だなぁ。スマホとかスピーカーじゃなくて、オルゴール本体からしてるやつだぞ。
 俺が目覚めたのを見計らったように鳴るなんて、おかしなこともあるもんだなぁ……
 寝起きの夢見心地のままトロトロと考えているうちに、ふとわけもなく、こう思ったという。
 …………これって、どこから聞こえてくるんだろう?
 マンションの敷地内、じゃないなぁ。目の前の道路……でもなさそうだ。もうちょっと遠いな。
 でもそんなには離れてないぞ。そうだなぁ、道路を渡って、公園があって。
 そうそう、ちょうど公園の、真ん中あたりから聞こえてくる、って距離感だな。
 うん、これは公園の中で鳴らしてるんだ…… でもこんな夜中に、公園の中でオルゴール…………

 こんな考えを巡らせているうちに、オルゴールはまた「世界はまるい ただひとつ……」まで鳴り終わって、ぱったりと静かになった。


 突然だった。
 Gさんの部屋のクローゼットの中から テテ テンテンテン…… とオルゴールが鳴りはじめた。
「それがね、上から布をかぶせたような、にぶくて、くぐもった音で……」
 もちろん彼の部屋にはオルゴールなどない。そういう音源もない。そもそもクローゼットの中に音楽を流すようなものは何も入れていない。 
 びくっ、として掛け布団をつかんだが、冷静に耳をすませた。これは、隣の部屋から聞こえてきてるんじゃないか? 
 十秒ほど息を詰めて確かめた。だがやはり、「小さな世界」は自分の部屋のクローゼットから聞こえてくる。間違いなく。
 電気をつければよかったものの、判断力が鈍っていた。それに窓から月明かりが入ってきていた。

381 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 22:59:22 ID:1EMC2nlh0.net
ゆっくりと、寝床から降りて、クローゼットに近づいていく。
 この中に、何が入っているのか……いや、何も入っていないことを確認しなければ、怖くて寝つけない。
 放っておいてまた鳴り出したら怖い。
 今度は聞こえ方が違っていたりしたら、と想像するともっと怖い。
 足音を殺しながら移動しているうちに、オルゴールはまたもや「ただひとつ……」までを鳴らし終えた。
 部屋の中が死んだように静かになった。
 Gさんはクローゼットの、観音開きの扉の取っ手を両手で掴んだ。
 それから一気にグイッ、と開けた。


 女が立っていた。
 掛けてある洋服をかき分けるようにして、女の後ろ姿があった。 
「えっ」
 Gさんが言葉を失っていると、女はくるり、とこちらを向いた。 
 女はひどくのっぺりとした、無個性な顔立ちだった。街ですれ違ってもすぐ忘れてしまうようなタイプだった。
 なんの表情も浮かんでいない顔だった。死んだ魚のような目がGさんを見つめている。
 女と目が合ったような気がした。
 すると、特徴のない目と鼻の下にあった口が、いきなりパカッと大きく開いた。

「せかぁいーじゅーうぅー どこだぁーあってー
 わらいぃーあーりぃー なみぃだーあーりぃー」

 女は、「小さな世界」を大声で歌いはじめた。
 腰を抜かしそうになってよろめいたGさんを尻目に、女は無表情のまま口を大きく開けて歌い続ける。

「みぃんなーそぉれぞーれ たぁすぅーけあうー
 ちいさぁなぁー せぇーかぁーいぃーーーー」

 Gさんは扉を閉める余裕もなく、クローゼットの前から逃げた。
 なんなんだ。誰なんだこの女は。
 どうして俺の部屋にいるんだ。 
 混乱する彼のすぐそば、クローゼットの奥から女の歌声は続いている。

382 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 22:59:53 ID:1EMC2nlh0.net
「せぇーーかいーーはーーー せーーーーまいーーーー 
 せぇーーかいーーはーーー おぉーーーなじぃーーーー」


 Gさんは寝巻きのまま玄関に走った。スマホも財布も持たなかった。家の鍵だけを握って部屋を飛び出た。


「せぇーーかいーーーはーーー まぁーーるいーーーー…………」


 廊下を走り外階段を駆け下りて1階まで行き外に出て、道を走った。
 

 自動販売機がいくつも並ぶ道端で、Gさんはようやく立ち止まった。目がちらつくような強い明かりが、今はありがたかった。
「…………はぁ……っ? …………ええっ…………? なんで…………? ……なにあれ……? ちょっと…………マジで…………」
 飲み物の見本が並ぶあたりに手を置いて息を切らせながら、彼はかすれた声で途切れ途切れに言い続けた。混乱しきっていた。
 自分の住んでいた部屋が事故物件だなんて聞いていないし、不審な出来事だってなかった。近所で事件や事故も起きてない。
 祟られるようなことをした記憶もゼロだ。いつもの日常だ。あのオルゴールの音色以外は…………
 越してきてまだ1年である。職場に友人知人はいたが、深夜に転がりこめるような間柄ではまだない。 
 財布もスマホも置いてきてしまったので彼は仕方なく、自動販売機周辺の明るい道端で、夜が白むのを待った。
 オルゴールや歌声が聞こえてきたり、女の姿が現れるのではないかとビクビクして過ごした。
 人生でいちばん長い夜だったかもしれない、という。
「明け方、もう大丈夫だろうと思って部屋に戻りました。もしかしたらほら、夢だったかもしれませんし……」
 部屋は、逃げ出してきた時から変化していなかった。クローゼットも開いたままだった。
 少なくとも自分がここを開けたことは、動かしようのない事実であった。
 夜明けの朝日が窓から射し込む中、彼はそっと、クローゼットを覗いた。
 そこには誰もいなかった。
 服も荷物も、一切乱れていなかった。
 Gさんは寝不足と精神的疲労を抱えたまま、その日は仕事に行ったのだという。

383 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 23:00:47 ID:1EMC2nlh0.net
「そこのマンションって、管理人さんが常駐してないんですね。で、週2くらいで管理人の関係者のおばあさんが、掃除に来るんです」
 数日後の朝、そのおばあさんに行き会った。
 この間のあれについて尋ねてみたい、とGさんは思った。しかし、「部屋に女の幽霊が出て歌を歌った」などと言って信じてもらえるはずもない。
 おはようございます、と挨拶してから、おもむろにこう言ってみた。
「あのぅ、この辺で、夜なんですけどね」
「はいはい」おばあさんは愛想よく返事をする。
「なんだろうなぁ、オルゴール? の音がしてくるんですよね」
「あぁー、それねぇ。オルゴールの曲ね。あなたも聞いたのね?」
「あっ、以前からそうなんですか?」
「そうそう、いつからなのかはわかんないんだけど」
 おばあさんはいつものほのぼのした口調で答える。

384 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 23:01:27 ID:1EMC2nlh0.net
「あれねぇ、季節とか時期によって曲が変わるんだよねぇ」
「えっ? ……あぁ、そうなんですね…………」
 曲が変化すると聞いて少し驚いたが、どうにかごまかした。
「いや、真夜中に聞こえてきたもんで、あれって何なのかな、って思いまして」
「あー気にしなくてもいいから。『なんかオルゴール鳴ってるなー』って思ってればすぐ止むから。すぐ止んだでしょう?」 
「そうですね、1番っていうか、一回鳴ったら終わりましたね」
「うんうん、うるさくないでしょ全然。ちょっと聞こえるだけね」 
「えぇ。えぇ。かすかに聞こえるだけなので、耳障りではないんですけど」
「あれ、どこからかなって思わなきゃいいから」
「…………どこから?」
「これ、どこからかなー、って思うと、よくないからね」
「…………あのつまり、どこから聞こえてくるのか、って考えると…………」
「あーもうダメダメ、それ考えちゃうとダメ。場所、気にしちゃダメ」
「……………………」
「あとは大丈夫だから。なんともないやつだから。ね!」
 そういうことは早く言ってほしかった、とGさんは哀しく思ったそうである。

「…………それからねぇ」
 これで終わりかと思いきや、彼はまだ話を続けた。
「後で気づいて、いちばん怖かったことがあるんですよ」
 彼の部屋のクローゼットは、真ん中に上下を分ける仕切り板が一枚入っている。

385 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 23:01:46 ID:1EMC2nlh0.net
上にはスーツや私服を掛けて、下段には衣装ケースや雑貨を詰め込んでいるというのだが。
「歌ってた女はね、最初俺、『クローゼットの中に立ってた』って思ったんですよ。
 でも無理なんですよね。下段には荷物があるし、仕切り板があるんですもん。
 だから……あの時は瞬間的に『女が立ってる』って判断したんですけど、
 もしかしたらあの女って、仕切り板から上の、上半身しかなかったんじゃないか、って…………」
 暗いクローゼットの中にいた女の特徴のない顔は思い出せるのに、体がどうなっていたのかは思い出せない。
 Gさんは、それがとても怖いんです、と語るのだった。
 彼はまだ、そこに住んでいる。 
 夏や冬はもちろん、春でも秋でも、夜になったら窓をピッタリ閉めるようにしている。
 オルゴールの音色が、できるだけ聞こえないようにしているのだそうである。

386 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 23:19:15 ID:ee2iKwfK0.net
俺はいつもそれが狙いだ。
捨てられている六尺の、できるだけ汚れてる奴を10数本ほど、
こっそりさらって家に持ち帰る。
そして、深夜、俺一人の祭が始まる。
俺はもう一度汚れた六尺のみ身に付け、部屋中にかっさらってきた六尺をばら撒き、
ウォーッと叫びながら、六尺の海の中を転げ回る。
汚れた六尺は、雄の臭いがムンムン強烈で、俺の性感を刺激する。
前袋の中のマラは、もうすでに痛いほど勃起している。
六尺の中に顔を埋める。臭ぇ。
汗臭、アンモニア臭や、股ぐら独特の酸っぱい臭を、胸一杯に吸い込む。溜まんねえ。
臭ぇぜ、ワッショイ! 雄野郎ワッショイ!と叫びながら、前袋ごとマラを扱く。
嗅ぎ比べ、一番雄臭がキツイやつを主食に選ぶ。
その六尺には、我慢汁の染みまでくっきりとあり、ツーンと臭って臭って堪らない。
その六尺を締めてた奴は、祭で一番威勢が良かった、五分刈りで髭の、40代の、
ガチムチ野郎だろうと、勝手に想像して、鼻と口に一番臭い部分を押し当て、
思いきり嗅ぎながら、ガチムチ野郎臭ぇぜ!俺が行かせてやるぜ!と絶叫し、
マラをいっそう激しく扱く。
他の六尺は、ミイラのように頭や身体に巻き付け、
ガチムチ野郎の六尺を口に銜えながら、ウオッ!ウオッ!と唸りながらマラを扱きまくる。
そろそろ限界だ。
俺は前袋からマラを引き出し、ガチムチ野郎の六尺の中に、思いっきり種付けする。
どうだ!気持良いか!俺も良いぜ!と叫びながら発射し続ける。
本当にガチムチ野郎を犯してる気分で、ムチャクチャ気持ち良い。
ガチムチ野郎の六尺は、俺の雄汁でベトベトに汚される。
ガチムチ野郎、貴様はもう俺のもんだぜ!
俺の祭が済んだあと、他の六尺とまとめて、ビニール袋に入れ押し入れにしまい込む。
また来年、祭で六尺を手に入れるまで、オカズに使う。
押し入れにはそんなビニール袋がいくつも仕舞ってあるんだぜ。

387 :本当にあった怖い名無し:2022/04/25(月) 23:23:31 ID:ewZM3zEy0.net
お見事
プロの文章って感じ

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