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後味の悪い話 その183
- 560 :本当にあった怖い名無し:2021/04/22(木) 16:44:35.95 ID:Xxqg5JXm0.net
- 自分が過去にした経験
十代の頃にゲームセンターに入り浸っていたんだが、そこで小汚ない格好の謎のオッサンをよく見かけた
そのオッサンは駅前や図書館や公園でよく見かけるホームレスに似た風貌と言うか雰囲気を醸し出していた(ただ、体臭は感じなかった)
ゲーセンにいるのにゲームをするわけでもなく、いつも休憩スペースみたいな所の椅子に座ってボーッと何処かを眺めていた
俺はそのオッサンのことを「ホームレスなのかな?」と勝手に思っていた
そしてある日俺は唐揚げを買って来てゲーセンの中でムシャムシャ食べていたんだが、そした
らオッサンの視線に気付いたんよ
オッサンは俺の食べてる唐揚げをガン見してて、俺がその視線に気付いてるのに俺の存在はガン無視して食い入るように唐揚げを見つめていた
俺は居心地が悪くなったから唐揚げを持ってトイレに避難したんだけど
そこで冷静に考えると「自分のさっきの行動は、物凄く感じが悪いのではないか?」と思えてきて、ばつが悪くて罪悪感がわいてきて、惨めな気持ちになってきて
それで焦燥感にもかられてきから、意を決してオッサンの所に行って唐揚げを差し出して「食べますか?」って聞いたんだよ
そしたらオッサンは無表情で首を横に降って「ううん、いらない」って……。なんか凄く普通のリアクションだった
俺はさらに惨めな気持ちになって、もう何が正しいのか、何が間違ってるのからなくなった
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